カテゴリー: エステバン・オコン

  • エステバン・オコン F1ハンガリーGP予選「自分の走りには満足してる」

    エステバン・オコン F1ハンガリーGP予選「自分の走りには満足してる」

    エステバン・オコンは、2025年F1ハンガリーGP予選で厳しい結果に終わった。

    セッション後には無線で「これが限界だった」と語っており、週末全体を通して苦戦していたことを認めた。それでも自らのラップには手応えを感じており、課題の原因を突き止めて修正したいと語っている。

    Q:チームラジオでも「これが最大限だった」と話していたようですが、どれほどパフォーマンスを引き出すのが難しかったのでしょうか?

    エステバン・オコン:正直ガッカリなセッションだった。特にあのラップのあとにはもっと期待してたからね。

    なぜこうなったのかは、しっかり調査する必要があると思ってる。スパでは良いパフォーマンスが出ていたのに、ここでは週末を通して急に苦しんでる感じなんだ。

    特にP1のあとからは、まともなパフォーマンスを出すのにすごく苦労していた。そうなるべきではなかったんだけど。

    それでも僕自身の走りには満足してるし、ラップにも納得してる。この予選で起きていた問題をきちんと理解して、解決できるように取り組まないとね。

    エステバン・オコン ハースF1チーム

    Q:セッション間で多くの変更を加えて対応してきたように見えましたが、予選前にも調整は加えましたか?

    エステバン・オコン:いや、クルマに対しては正しいアプローチを取れていたと思ってる。
    走るたびに改善はしていたし、サーキットに合わせて進歩はしていたよ。

    でも、それだけじゃ説明しきれない何かがあった気がするんだ。

  • エステバン・オコン F1ベルギーGP決勝「2つの判断ミスがすべてを台無しに」

    エステバン・オコン F1ベルギーGP決勝「2つの判断ミスがすべてを台無しに」

    エステバン・オコンにとって、2025年F1ベルギーGP決勝はレース展開と戦略が噛み合わない苦しい一戦となった。

    マシンのペース自体には手応えがあったものの、チームは2つの戦略ミスを犯し、流れを大きく失ってしまったとオコンは振り返る。

    まず、スリックタイヤへの交換が2周遅れたこと、そして新品タイヤを温存していたにもかかわらず、使い古しのセットで残りの85%を走行した判断について「パフォーマンスを自ら捨てたようなもの」と指摘。チーム全体での見直しを求めるとともに、次戦へ向けた立て直しの必要性を強調した。

    Q:エステバン、今日は全体的にうまくいかない展開でしたね。ポジション取りも戦略も、かみ合っていなかった印象です。

    エステバン・オコン: そうだね、今日は正直、完全に間違った判断の連続だったと思う。チームとしてすべてを見直す必要がある。

    クルマのペースは悪くなかったんだ。ドライになってからは特に、ちゃんとスピードがあることが見えていたしね。でも、2つ大きなミスがあった。ひとつは、スリックに替えるタイミングが遅すぎたこと。あともうひとつは、新品タイヤが準備されていたのに、それを使わずにユーズドのセットで85%も走ったことだよ。これは完全にパフォーマンスを失う選択だった。

    エステバン・オコン(ハースF1チーム) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ「85%を古いタイヤで走った」と戦略ミスに悔しさをにじませたオコン

    Q:なぜそんな選択を?新品があったにもかかわらずユーズドを選んだ理由は?

    エステバン・オコン: それはチームとして検証していくつもりだし、正直、僕たちにとっても驚きだった部分はある。

    本当に理由を突き詰めないといけないし、何がどうしてそうなったのか、ちゃんと確認する必要があるね。

  • ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チームは、2025年F1第13戦ベルギーGPスプリント予選で今季最良のパフォーマンスを発揮し、両ドライバーがそろってSQ3に進出。これは今季初めてのことであり、アップグレードの効果をようやく結果に結びつけた形となった。

    シルバーストンでは苦しんだものの、スパではマシンが見違えるように変化。予選ではトウ(スリップストリーム)を活用しながら連携プレーを見せ、エステバン・オコンが“ベスト・オブ・ザ・レスト”の5番手、オリバー・ベアマンが7番手と絶好のグリッドを獲得した。

    「素晴らしかったよ。すごくハッピーだ」とエステバン・オコンはコメント。

    「チーム全員におめでとうを言いたい。シルバーストンでは何が悪かったのかを探るのに2週間かけてきたけど、アップグレード自体は正しい方向だったのに、マシンがすごく難しかった。でも今日、僕らはクルマを変身させることができたし、フィーリングはとても良かったよ」

    「そして、今季初めて2台そろってSQ3に進めたのも最高の気分だ。もちろんこれはスプリント予選だから、気を引き締めて明日も同じことをやらなきゃいけないけどね」

    チーム代表の小松礼雄も、オコンのパフォーマンスとチーム全体の立て直しを高く評価した。

    「シルバーストンの日曜日を経て、我々としては何らかの反応が必要でしたし、クルマに力があるのは分かっていたので、今日はとても良い1日になりました」

    「しっかりと集中して、チーム全体で協力して取り組むことが大事でしたし、それをしっかり実行できたと思っています。フリー走行1回目の準備も非常にうまくいきましたし、スプリント予選に向けて必要な調整もきっちりできました」

    「全員の努力の賜物であり、クリーンな金曜日になったと思います。スプリント週末はどこも難しいですが、特にスパはなおさらです。その中で今日のような結果を出せたことを本当に誇りに思いますし、あとはP5とP7をしっかりポイントに変えていくことが重要ですね」

    ハースF1チーム ベルギーグランプリ

    オリバー・ベアマンもまた、予選での連携と自身の成長に手応えを感じていた。

    「プラクティスではミディアムとソフトか、ハードとソフトのどちらを使うか選択肢があったけど、僕はミディアムを選んだ。その方が予選の準備として自分にとって扱いやすいと感じたからね」とベアマンはコメント。

    「ソフトでちゃんとしたラップをまとめることはできなかったけど、クルマには確実に速さがあると感じていたんだ。今日はその感触どおりだったし、本当に嬉しいよ」

    「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、2台そろってSQ3に進めたんだ。エステバンも素晴らしい走りだったし、最高の気分だよ」

    「シルバーストンで新しいアップグレードを持ち込んでQ3に進出できたし、今回もまたペースが良いと感じている。この流れをしっかり維持していきたいね」

    小松代表もベアマンの成長と安定感に好印象を持っている様子で、ハースにとって今季のターニングポイントとなる週末になりそうだ。

  • エステバン・オコン「人生ずっと戦いだった」 F1までの過酷な道のりと夢の続き

    エステバン・オコン「人生ずっと戦いだった」 F1までの過酷な道のりと夢の続き

    エステバン・オコンのF1までの道のりは、困難と犠牲に満ちた物語だ。

    裕福な家庭に育ったわけでも、潤沢な資金援助を受けたわけでもなかった。代わりに彼を支えたのは、努力と才能、そして家族による並外れた献身だった。オコンの家族は自宅と仕事を手放して彼のカートキャリアを支え、ヨーロッパ各地をキャラバンで転戦しながら生活を続けた。

    その才能はやがて注目を集め、ロータスのジュニアチームに引き抜かれた後、メルセデスと契約。ヨーロッパF3とGP3シリーズでのタイトル獲得が、F1への扉を開いた。

    先日のイギリスGPでCrash.netの単独インタビューに応じたオコンは、自身の育ちやF1までの険しい道のりが、今の自分を形作ったと語った。

    「簡単な道のりではなかったのは確かだ」と、2021年のハンガリーGPウィナーは振り返る。「俺の人生はずっと厳しかった。犠牲、我慢、快適さなんてなかった。贅沢もない。ただひたすら厳しい道だった」

    「でも、少しでも“甘さ”を感じられたとき、それがどれだけ特別なことか実感できる。その感覚をずっと大事にしてる。地に足をつけることが一番大切だ。自分がどこから来たのかを忘れないこと」

    「目標はタイトルを争って、レースに勝つこと。すでに1勝してF1にたどり着いた。夢の2つは叶えた。残る最大の夢はチャンピオンになること。それが今後のゴールで、成し遂げるべきことだ」

    エステバン・オコン F1オコンは2021年ハンガリーGPでのサプライズ勝利を挙げた

    家族への恩返し
    今やオコンは、かつて夢見た場所に到達した。その事実は、彼自身だけでなく、すべてを捧げた家族にとっても大きな意味を持つ。

    ブダペストで初優勝を飾ったときに乗っていたA521アルピーヌは、現在、ノルマンディーの父親のガレージに誇らしげに飾られている。

    「長い間、ストレスはかなりのものだった」と28歳のオコンは明かす。「しかも、それはスポーツのことじゃなくて、他の理由でだ」

    「でも今は誇りに思ってる。両親には家があって、父にはかつてのようなガレージがある。もう車を修理して生活する必要はない。今は俺のマシンを扱ってくれてる──それが本来あるべき姿だ。ずっと夢見てきたことだよ」

    「だから、今はもう俺次第なんだ。あのプレッシャーはなくなった。状況は整った。あとはレースに集中して、夢の実現に向けて突き進むだけ。今年は勝てないだろうけど、すべてを正しくこなせば、きっといつかチャンスは巡ってくると信じてる」

    「俺たちはずっとそうやってレースしてきた」
    コース上では、オコンはタフで妥協のないスタイルを貫いてきた。肘を張るようなアグレッシブな走りは、チームメイトとの接触や他ドライバーとの摩擦も生んできたが、それこそが彼の中に根付いている闘争心の表れだ。

    「人生で何ひとつ簡単に手に入ったものなんてなかった。全部、戦って勝ち取ってきた」と彼は語る。「だからレースでも、同じ土俵に立ってる以上は全力で戦う。でも、俺よりハードに戦う奴もいるってことも分かってる」

    「俺はマックス(フェルスタッペン)やシャルル(ルクレール)と一緒に育ってきたけど、当時のルールは“アウト側に出たら砂利行き”だった。だから抵抗すれば押し出されて『さようなら』ってわけさ」

    「俺たちの世代はずっとそんなレースをしてきた。だからそれが自然なんだ。この世代は違った見方をするのかもしれないけど、俺たちはマックスとも、ずっとそうやって走ってきた」

    「ホイール・トゥ・ホイールでぶつかり合う──それが楽しい。だからレースが好きなんだよ」

    エステバン・オコン ハースF1チームオコンには、タフなライバルとしての評判がある

    成功しても「変わらない」ことの大切さ
    華やかなF1の世界に足を踏み入れた今も、オコンの人柄は変わらない。傲慢さや自己顕示欲とは無縁の、謙虚で丁寧な話しぶりが印象的だ。

    「ちょっと成功しただけで態度が変わる人って、本当に嫌なんだ」と彼は語る。「そういうのは最悪だと思ってる」

    「だから友達にはずっと言ってるんだ。もし俺が変なこと言ったり、変わっちまったと思ったら、遠慮なく平手打ちしてくれって」

    そう言って笑いながら、「まだ頬っぺたは大丈夫だからね」と冗談めかして付け加えた。

  • エステバン・オコン ハースF1での適応と女性エンジニアとの絆を語る

    エステバン・オコン ハースF1での適応と女性エンジニアとの絆を語る

    エステバン・オコンが、新しいレースエンジニアとの絆、ハースF1チームでの生活への適応について語った。

    F1ドライバーの週末において最も重要な影響を与える要素のひとつが、レースエンジニアの役割だ。アルピーヌでの4年間を終えたオコンは、2025年からハースF1チームに加入し、新しいレースエンジニアとの関係を構築している。

    オコンは現在、ローラ・ミューラーと組んでおり、彼女は今季開幕時点でF1初の女性レースエンジニアとなった。彼女の昇進は、F1がよりインクルーシブな方向へと着実に進んでいることを象徴している。

    シーズンの折り返しを迎え、オコンはこの歴史的なパートナーシップを楽しんでいる。

    「僕たちは完全に噛み合ってるよ」とオコンはシルバーストンで語った。「ローラは本当に一生懸命働いてる。僕も彼女と一緒に、週末を最適化できるようにすごく頑張ってるんだ」

    「彼女と働くのは本当に素晴らしいし、僕のガレージ側ではローラが多くの人を率いている。F2から来た若いパフォーマンスエンジニアのサシャ(フーケ)や、長年この場にいる経験豊富なマイク(ドーキンス)もいる。彼はマッピングなどを担当していて、全体の補完という意味でも素晴らしい存在なんだ」

    「もちろん、常に改善の余地はある。でも、これまでマシンにチャンスがある時にその機会をちゃんとものにしてきた。僕たちがいかにうまくやれているかを見てもらえれば、それは明らかだと思うよ」

    ミューラーの芯の強さと勤勉さは、オコンにとって理想的なパートナーとなっている。

    「彼女は時間を気にせず働いているんだ」とオコンは説明した。「彼女はすごく細かい部分にまで目を向けるし、それは僕も同じ。僕は些細なことに対しても厳しくなることがあるし、何度も確認するタイプなんだ」

    「誰かを信頼してないわけじゃない。単に、自分自身でなぜその判断をしたのかを理解したいだけなんだ。お互いに隠し事はない。無理だと思えば、そうだと言い合う」

    「ローラが僕に『ここを改善できる』と言ってくれれば、僕も彼女に『ここを変えた方がいい』と伝える。それでいいんだよ。そこにジャッジなんてない。僕たちは同じボートに乗ってるし、前に進む必要がある」

    「すごく強くて良い関係だよ。ただ、シーズンは長いから、1年を通してお互いをケアしないといけない。健康を保って、高いエネルギーを維持することがとても大事なんだ」

    「たとえばオーストリアでは僕があまり体調が良くなかったし、今はローラが少し調子を崩してるみたいなんだ。だから、ちゃんとビタミンを摂って、週末を乗り切れるようにしたよ」

    「こういうダブルヘッダーでは、多くの人と接するから、こういうことも起こり得る。1度だけ良いパフォーマンスを出すのは簡単だけど、それを24回続けるのは本当に大変なんだ。それこそが重要なことだよ」

    エステバン・オコン ハースF1チーム

    新天地での生活、マシン、エンジンへの適応
    ハースのテクニカルチームと新しい関係を築くとともに、オコンは新しい環境にも順応している。アメリカのチームに加入して半年あまりだが、すでに居心地の良さを感じているという。

    「調子はいいよ」とオコンは語った。「僕たちにとって重要なことにまだ取り組んでいるけど、毎週末マシンのことを学んでいるし、走るたびに細かい部分を改善していて、チームとの連携もすごくうまくいってる」

    「僕はチーム全体の考え方やモチベーションにすごく共感してる。レースに関してとてもストレートなんだ。考えることは一つだけ。マシンからもっとパフォーマンスを引き出すこと、問題を解決すること、そして状況に対応することだよ」

    「これはすべてのチームにあるものじゃない。言えるけどね。ここでは、政治的なことよりも実際のレースが重視されている。それが最優先であるべきだし、それが実現してるのが嬉しいよ」

    オコンはまた、ハースのVF-25にも順応する必要があった。最近のアップデートによって、シーズン序盤の苦労はある程度解消されている。

    「どこに問題があるかを見極めてきたし、今回の新しいアップデートが、シーズン序盤に僕が見つけた開発の方向性に沿っていることを願ってる」

    「今まで取り組んできたことが、これから僕たちの助けになるはずだと思ってる。今回のアップデートが効果を発揮するかどうかを見るのが楽しみだよ」

    今季はオコンを含めて、冬の移籍によってチームを変えたドライバーが何人かいる。

    表面的には順調に見えるオコンだが、決して簡単ではなかったと語る。彼は現在ドライバーズランキング10位で、ハースの29ポイント中23ポイントを稼いでいる。

    「簡単だったわけじゃないよ。このチームに来てから、新しく学ばなければならないことがたくさんあった」と彼は言う。「でも、僕たちは本当に良い仕事をしてきた。早い段階で全てのシナリオや大きな問題を洗い出して、それから細かいことに取り組んできた」

    「今もまだ難しいと感じているのは、このマシンが僕の開発によるものではないこと。だから、いくつかの部分では今も満足できないところがあるんだ」

    「だけど今は、それを改善する方向へと進んでくれそうなパッケージがある。チームはそれにしっかり反応してくれてるよ」

    さらに、オコンはフェラーリのパワーユニットへの適応も求められた。彼はこれまでメルセデスとルノーのエンジンを使用してきた。

    「全体的には、みんな同じツールを持ってるけど、それをどう整理するかが違うだけなんだ」と、パワーユニットへの対応について尋ねられたオコンは答えた。

    「いくつかはすごくいい部分もあるし、すごく違う部分もある。でも、僕にとっては大きな前進だった。僕はこのパワーユニットで走るのがすごく楽しい。これは大きなステップアップだし、もっと柔軟性がある」

    「他のものを批判するつもりはないよ。それは僕のやり方じゃない。でも、チームに加わってすぐに、とても満足できる部分が見つかったし、扱いやすいものだと感じたんだ」

  • ハースF1両ドライバー トヨタGTレーシングコンセプトを絶賛「驚きの連続」

    ハースF1両ドライバー トヨタGTレーシングコンセプトを絶賛「驚きの連続」

    ハースF1の新人ドライバー、オリバー・ベアマンは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでトヨタの新型GT3マシン「GTレーシングコンセプト」を走らせた際、「グッドウッドの丘が生きているようだった」と語った。

    このイベントでは、トヨタの次世代GT3マシンがカモフラージュ仕様で初の一般公開。ベアマンに加え、チームメイトのエステバン・オコンも有名なヒルクライムコースでこのマシンをドライブする機会を得た。

    市販予定のトヨタGTコンセプトの標準仕様も同様に走行しており、これは将来的にトヨタのフラッグシップモデルとして展開される見通しだ。

    ベアマンは昨年仕様のハースVF-24もグッドウッドでドライブしているが、今回は短くテクニカルなレイアウトにGT3マシンがより適しているとし、その性能の一端を披露することができたと述べた。

    「正直、すごく楽しかった。昨日は市販モデルをドライブしたけど、GTの方が確実に速いね。でも両方とも、それぞれの良さがあるんだ」

    「このコースにはGTの方が合っている。F1カーではパワーがありすぎるし、リアタイヤのグリップも足りなくて本気では攻められない」

    「でもGTカーならコースがまるで生きているように感じられて、本当に楽しかった。グッドウッドでここまで攻めたのは初めてだったけど、心から楽しめたよ」

    ハース F1 トヨタ

    同じくトヨタGTコンセプトのロードカーおよびレース仕様をドライブしたオコンも、今回の体験を高く評価した。これはハースとトヨタの新たな技術提携の一環として実現したものだ。

    GTレーシングコンセプトは、2017年からレースで使用されてきたレクサスRC F GT3の後継モデルとして開発されている。

    「本当に楽しかったよ。素晴らしいクルマだった」とオコン。

    「昨日はレースカーを、今日はオリバーと交代して市販車を運転したんだ。今朝は昨日よりちょっと快適だったね」

    「とにかく速くて、信じられないくらい性能が高い。こんなモンスターを僕たちに任せてくれたトヨタには本当に感謝してるよ。毎回トヨタの人たちに会うたびに驚かされる。そして今日はまだ続きがあるんだ」

  • ハースF1代表小松礼雄 ベアマンとオコンが同士討ちも「責任は問わない」

    ハースF1代表小松礼雄 ベアマンとオコンが同士討ちも「責任は問わない」

    ハースのF1チーム代表である小松礼雄は、F1イギリスGP終盤に発生したオリバー・ベアマンとエステバン・オコンの接触について、どちらのドライバーにも非はないとの見解を示した。

    カンナポリスを拠点とするハースは、シルバーストンでの週末を苦しい展開で終え、コンストラクターズランキングでも9位へと後退。新型アップグレードを投入したものの、VF-25のポテンシャルを引き出すことはできなかった。

    予選ではベアマンがQ3進出を果たしたが、FP3での赤旗無視による10グリッド降格ペナルティにより18番グリッドからスタート。オコンは15番グリッドからの出走となった。

    迎えた決勝はウェットからドライへと変化する難しいコンディション。44周目のブルックランズで両者は接触し、シンクロしたようなスピンを披露。そのままポイント圏外でレースを終えることとなった。

    レース後、小松はメディアに対し「我々のドライバー同士が接触するのは、最も起こしてはならないことだ」と語りつつも、「両者のオンボード映像を確認し、話も聞いたが、私の見解ではレーシングインシデントだ」として、責任は問わなかった。

    さらに小松は、今回の接触が発生した根本的な原因は「チームとしての週末運営の失敗」にあるとし、自身とチームに責任があると認めた。

    「今日は本当にひどいレースだった。我々はもっと良い仕事をしないといけない」

    「予選14位と18位という位置から無理に結果を狙いに行った時点で、すでに問題だった。クルマの実力に見合った結果を出すためには、週末を通してクリーンな運営を徹底しなければならない」

    「今回、オコンを先にピットに入れたのは正しい判断だった。だがオリバーはその直前に高速コーナーでコースオフし、その結果としてピットアウト後の隊列が逆転した」

    「オリバーのタイヤは温まっていて、オコンの方は冷えていたから、当然ながらオーバーテイクを狙ったが、そもそも我々はそんな状況に置かれてはならなかった。起きるべきことではなかった」

    エステバン・オコン ハースF1チーム オリバー・ベアマン

    オコンとベアマンも週末の“混乱”を回顧
    レース後、オコンは新型VF-25に対して違和感を抱えたままの週末だったと語り、チームとして多くの課題があると指摘した。

    「本当にフラストレーションの溜まるレースだった。見直すべき点があまりにも多すぎる。マシンは終始ドライブが難しかったし、全力でコースにとどまることだけに集中していた。楽しめるようなレースではなかった」

    一方、母国レースでペースを感じていたというベアマンは、オコンとの接触を含めて「混乱の多い週末だった」と振り返る。

    「正直、あの場面は非常に接近していた。チームと一緒に見直す必要があると思う」

    「とにかく混乱していた。僕のタイヤは非常に温まっていて、他のドライバーたちはまだかなり冷えていた。だからあの時点では大きなグリップ差があったけど……やっぱり全体としてめちゃくちゃな状況だった」

  • エステバン・オコン F1オーストリアGP挽回10位「意味のある1ポイント」

    エステバン・オコン F1オーストリアGP挽回10位「意味のある1ポイント」

    エステバン・オコンは、F1オーストリアGPで17番手スタートから見事にポジションを挽回し、10位でフィニッシュ。今季中団争いが激化する中、ハースに貴重な1ポイントをもたらした。

    週末の予選では苦戦を強いられたが、レースでは鋭いスタートを決め、戦略とペースを武器に徐々に順位を回復。ミディアム→ハードという2ストップ戦略のもと、終盤にはザウバーやレーシングブルズ勢と接戦を繰り広げながら、安定した走りでトップ10圏内に食い込んだ。

    「予選の位置から見れば、今日は素晴らしいリカバリーだったと思う。1ポイントだけど、こういう中団の争いでは本当に意味のある結果になる」とオコンは語る。「今日のマシンはとても安定していて、信頼性も高かった。チームの皆に感謝したい。終盤はかなりハードな戦いになったけど、僕はこういうレースが好きだ。ちょっと厳しすぎた場面もあったかもしれないけど、ポイントを獲れたことは評価すべきだと思う」

    エステバン・オコン ハースF1チーム オーストリアグランプリ

    チーム代表の小松礼雄は「エステバンの最初と2スティント目の走りは本当に良かったです。ピットストップのタイミングがもう少し遅ければ、ワンストップという選択肢もあったと思いますし、それは少し悔しいところです」と述べ、「競争相手の何チームかが今回自分たちより多くポイントを獲得しているので、シルバーストンでは少しでも取り返せるよう準備を進めていきたいです」と語った。

    予選Q1敗退からの1ポイント獲得は、ハースにとって価値ある結果だ。次戦はF1イギリスGP。アップデートが予定されているなか、中団チーム同士の争いにおいて、オコンの経験と堅実さはチームの武器となりそうだ。

  • エステバン・オコン 古巣アルピーヌF1チームの不振に「決して喜びはない」

    エステバン・オコン 古巣アルピーヌF1チームの不振に「決して喜びはない」

    ハースF1のエステバン・オコンは、2024年末にアルピーヌとの関係が悪化して別れたにもかかわらず、現在そのチームが苦戦していることに対して「個人的な満足感など一切ない」と明言している。

    オコンがルノー系のアルピーヌに加入したのは2020年。その関係は順調なスタートを切り、2021年のハンガリーGPではF1初勝利を挙げるなど大きな成果も残した。この勝利を挙げたマシンは、今でも彼の自宅に保管されており、フランスチームと過ごした栄光の日々を思い出させる記念品となっている。

    しかし、その関係に亀裂が入ったのは昨シーズン後半。特にモナコGPで当時のチームメイト、ピエール・ガスリーとの接触事故が決定的となり、シーズン終了後の決別が現実味を帯び始めた。

    2024年7月には、オコンが2025年にハースへ移籍することが正式に発表された。そしてそのわずか数ヶ月後、アルピーヌはシーズン最終戦アブダビGPでオコンの起用を見送り、代わりにオコンはヤス・マリーナでのポストシーズンテストに新チームのハースから参加するという異例の展開となった。

    一方で、2025年のF1シーズンにおいてアルピーヌはコンストラクターズランキング最下位に低迷している。開幕からわずか6戦でジャック・ドゥーハンをフランコ・コラピントに交代させるなど、ドライバーラインアップにも混乱が見られた。

    それとは対照的に、オコンの加入したハースは着実にポイントを重ね、現在はランキング6位につけている。

    「アルピーヌの苦境を見ても笑顔にはならない」
    こうした対照的な状況にもかかわらず、オコンはモントリオールでRacingNews365に対し、古巣の不振を見て満足しているわけではないと断言した。

    「誰かが苦しんでいるのを見て笑顔になることはない」
    「僕にとって、ここ(ハース)に来たいという気持ちはずっと明確だった」

    「決断を下したときから、それははっきりしていた。チームと僕とでは目指すものが違っていたし、新しいチャレンジが必要だった。だって、僕たちは一緒に前進できないと分かっていたから。たくさんのことで意見が合わなかったんだ」

    アルピーヌの今季成績については、場所によっては競争力を見せていたとした上で、F1の不確実性を指摘した。

    「たとえばバーレーンとか、いくつかのサーキットでは彼らは速かった。彼らもまた、自分たちの状況に取り組んでいるところだと思う」

    「1レースで差を取り戻すこともできる。だから、今は最下位でも、それが最終的な順位になるとは限らない」

    エステバン・オコン ハースF1チーム アルピーヌF1チーム

    過去への敬意と未来への集中
    現在はハースでの新たな挑戦に全力を注いでいるオコンだが、アルピーヌ時代を振り返る視線にはバランスが感じられる。

    「僕たちは全チームに注意を払いつつ、自分たちができるベストを尽くす必要がある。でも、ここでは確かに気分がいい」

    「さっきも言ったように、アルピーヌは僕の心の中で特別な場所であり続ける。自宅にある勝利を挙げたクルマ、そして一緒に成し遂げたこと。それでも間違いなく、キャリア後期の部分は忘れるつもりだ」

    オコンにとって、アルピーヌでの章はすでに閉じられている――そしてその別れは波乱を含んでいたかもしれないが、今彼の視線はハースでの新たな成功に向けられている。そこには、古巣の凋落を喜ぶような気配は一切ない。

  • “フェルスタッペン世代”オコン 「僕だけ勝てるF1マシンに乗ったことがない」

    “フェルスタッペン世代”オコン 「僕だけ勝てるF1マシンに乗ったことがない」

    ハースF1に所属するエステバン・オコンは、同世代のF1ライバルたちが少なくとも一度は「勝てるマシン」に乗る機会を得てきたのに対し、自分にはそのチャンスが訪れていないという不満を語った。

    2025年にハースへ移籍したオコンは、それ以前の5年間をルノーおよびアルピーヌで過ごし、2021年のハンガリーGPでは波乱の展開の中で幸運な初優勝を果たしたものの、それ以外の3度の表彰台も含めて、常にミッドフィールドでの戦いを強いられてきた。

    2016年にF1デビューを果たしたオコンは、マックス・フェルスタッペンやカルロス・サインツらと同じ“黄金世代”の一員だが、これまでのキャリアにおける立ち位置には大きな差がある。特にフェルスタッペンは、すでに4度の世界タイトルを獲得し、常に勝利を争うポジションにいる。

    RacingNews365の独占インタビューで、オコンはこう語った。

    「正直に言って、フラストレーションはある。同世代の他のドライバーたちは、誰もが一度は“勝てるマシン”に乗るチャンスを得てきた」

    「シーズンを通して勝てるマシンという意味ではないが、少なくとも予選Q3の常連で、トップ5が狙えるようなクルマには乗っていた。僕はおそらく、そういうマシンに一度も乗ったことがない唯一のドライバーだ」

    「でも、自分自身を常に問い直し、工場、シミュレーター、エンジニアと連携して努力し、トラック上でも結果を出す――そういう姿勢を貫いていれば、いつかそのチャンスは訪れると信じている」

    エステバン・オコン ハースF1チームハースF1チームは、今週末のF1カナダGPで、チームのF1通算200戦目を迎えるにあたり、2016年の初参戦時に使用していたカラーリングを復刻する。

    またオコンは、F1での成功が遅咲きだった元王者ジェンソン・バトンを引き合いに出し、自身の状況を重ねた。

    「他のドライバーたちもそうだった。ジェンソンはいい例だ。彼も最初はミッドフィールドを転々として、初優勝が2006年。チャンスを掴んだのは2009年のブラウンだけだった」

    「カルロス(・サインツ)もそうだ。若い頃は難しい時期もあったが、フェラーリでそのチャンスを得た」

    「僕だって、いつかは来ると信じている。そうでなければ、こんなに必死に努力していない」

    「ミッドフィールドで戦うのも意味はあるが、僕の本当の目標は勝利、ポールポジション、そしてチャンピオンシップを争うことだ。少なくとも一度はチャンピオン争いをしたいと思っている」

    「とはいえ、今の僕らはまだそこに到達していない。まずは、毎レースで確実にポイントを取ることに集中する必要がある」