投稿者: dbcheck

  • フェラーリF1 ディーノ・ベガノビッチをバルセロナのFP1に起用

    フェラーリF1 ディーノ・ベガノビッチをバルセロナのFP1に起用

    フェラーリは今週末のF1スペインGPで、ルイス・ハミルトンに代わって育成ドライバーのディーノ・ベガノビッチをフリー走行1回目(FP1)に起用する。

    FIAのレギュレーションでは、各チームはシーズン中にレギュラードライバーのマシンをルーキードライバーへ開放する義務があり、フェラーリはそのプログラムの一環としてベガノビッチに走行機会を与えることを決定した。

    フェラーリ育成ドライバーに再びチャンス
    フェラーリ・ドライバー・アカデミー所属のディーノ・ベガノビッチは、近年チームが将来を期待する若手ドライバーのひとりだ。

    ベガノビッチは昨年のバーレーンGPとオーストリアGPでもFP1に参加しており、今回が3度目のF1公式セッション出走となる。

    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは現役ドライバーたちの走行データが豊富に蓄積されているため、多くのチームがルーキー起用の場として選択している。

    ベガノビッチ「昨年の経験を生かしたい」
    ベガノビッチはフェラーリからの発表で、再び赤いマシンをドライブできることへの喜びを語った。

    「赤いレーシングスーツを着て再びマシンに乗り込み、エンジニアやメカニックと一緒に仕事をするのは特別な経験だ。バルセロナが本当に楽しみだ」

    「昨年のFP1には素晴らしい思い出があるし、その経験を生かして今回はさらに良い仕事をしたい」

    「レギュレーション変更もあって、このクルマは僕にとってまだ非常に新しい存在だ。そのため、できるだけ早くペースに慣れることが最優先になる」

    「チームが求める仕事をし、有益なフィードバックを提供しながら、できる限りクルマに適応することが目標だ」

    「それができればチーム全体にとって有意義なセッションになるし、僕自身にとっても素晴らしい時間になると思う」

    ハミルトンはモナコ表彰台後の週末へ
    ハミルトンは前戦モナコGPで今季初表彰台を獲得しており、好調な流れでスペインGP週末を迎える。

    FP1を欠場するものの、残るセッションには通常どおり参加する予定であり、フェラーリはベガノビッチの走行で得られるデータを週末のセットアップ作業に活用する考えだ。

    【関連】
    ・F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

  • ジャック・ヴィルヌーヴ支援のクロアチアF1開催構想が前進

    ジャック・ヴィルヌーヴ支援のクロアチアF1開催構想が前進

    クロアチアで計画されている新サーキット「クロアチア・リンク」が、将来的なF1開催を目指すプロジェクトとして大きな前進を遂げた。

    クロアチア南西部のスルニ近郊に建設が予定されている同サーキットは、環境面で重要なハードルをクリア。クロアチア環境保護・グリーントランスフォーメーション省は、この計画について全面的な環境影響評価(EIA)は不要との判断を示した。

    ただし、既存の環境保護規則や関連法令の順守は引き続き求められる。

    この決定は、長期的なF1開催を視野に入れるプロジェクトにとって重要な節目となった。

    50ヘクタール規模の大型プロジェクト
    ドイツのAuto Motor und Sportによると、クロアチア・リンクは約50ヘクタールの敷地を活用したモータースポーツおよびレジャー複合施設として計画されている。

    このプロジェクトで特に注目を集めているのが、1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴの存在だ。ヴィルヌーヴはアドバイザーとして計画に参加しており、その関与によって国際的な注目度も高まっている。

    また、この計画はすでにクロアチア当局から国家戦略投資プロジェクトとして認定されており、政府レベルの支援も受けている。

    2027年末の完成を目指す
    プロジェクト推進派は、このサーキットが地域経済の新たな成長エンジンになると期待している。

    首都ザグレブと国際空港から車で約75分という立地も強みのひとつであり、将来的な国際イベント開催に必要なアクセス面の条件も備えていると考えられている。

    現在の計画では、クロアチア・リンクは2027年末までの完成を目標としている。

    F1カレンダー入りを実現するまでにはまだ多くの課題が残されているが、今回の環境面での前進によって、クロアチア初のF1開催構想は現実味を増しつつある。

  • アストンマーティンF1 夏に大規模アップグレード投入へ シャシー再設計も示唆

    アストンマーティンF1 夏に大規模アップグレード投入へ シャシー再設計も示唆

    アストンマーティンF1は、苦戦が続くAMR26の巻き返しに向けて、夏の時期に大規模なアップグレードを投入する計画を進めている。エイドリアン・ニューウェイはモナコGPで、夏休み前後に大きな改良パッケージを導入する方針を明らかにした。

    さらにチームアンバサダーのペドロ・デ・ラ・ロサは、問題はホンダ製パワーユニットだけではなく車体全体に及んでいると説明。高速・低速コーナーの双方で課題を抱えているとして、シャシーの再設計が必要との認識を示した。

    ニューウェイが大型アップグレード計画を明言
    モナコGPは、エイドリアン・ニューウェイにとってメルボルン以来初めてのレース週末登場となった。アストンマーティンの低迷が続く中で不在を巡る憶測も広がっていたが、ニューウェイはチームの開発状況について口を開いた。

    「私はただ、クルマの改善と、夏休み直前にはおそらく準備できるアップグレードに取り組んでいただけだ」とニューウェイは語った。

    この発言は、アストンマーティンとホンダがシーズン中盤に向けて大規模な改良を準備しているとの見方を裏付けるものだ。ホンダ・レーシングの折原慎太郎も最近、ADUOによる救済措置を活用したパワーユニット改良が夏頃に投入される可能性を示唆していた。

    デ・ラ・ロサ「全ての領域を改善しなければならない」
    ペドロ・デ・ラ・ロサは、バルセロナのF1ファンビレッジで、チーム全体が厳しい状況に直面していることを認めた。

    「我々はチームとして本当に大きく苦しんでいる。ドライバーだけでなく、メカニックもエンジニアもそうだ」

    「でも我々は全力で取り組んでいるし、この状況はそれほど長く続かない」

    「夏から多くの変更を導入していく予定だ」

    デ・ラ・ロサによれば、問題はホンダ製パワーユニットだけではないという。

    「すべての領域で改善する必要がある」

    「ある程度の結果を出すことが期待されていたが、そうはならなかった。今は本当にすべてを改善しなければならない」

    「エンジンだけではない。我々のクルマは高速コーナーでも低速コーナーでも挙動が悪い。特に異常なことではなく、シャシーを再設計しなければならないということだ」

    段階的改良ではなく一括投入を選択
    ニューウェイは、アストンマーティンが他チームのように小規模なアップデートを重ねるのではなく、大きな改良をまとめて投入する方針を採った理由についても説明した。

    「フェルナンド・アロンソとランス・ストロールにとっては、当然ながら長く厳しい道のりだ」

    「メルボルンの後、細切れのアップデートを行うのではなく、システムを整え、より慎重にリサーチを進めるために時間をかける決断をした」

    「メルボルンにクルマを間に合わせるため、すべてが非常に慌ただしかった。だから我々は短期的な痛みは受け入れよう、そして投入する時にはしっかりした前進を果たそうと考えた」

    スペイン人ジャーナリストのヘスス・バルセイロは、AMR26を「ニューウェイの経歴における汚点」と表現。さらに、2003年に実戦投入されなかったマクラーレンMP4-18になぞらえて厳しく評価している。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソは慎重姿勢を崩さず
    一方で、フェルナンド・アロンソはアップグレードへの期待が先行する状況に冷静な姿勢を示した。

    「良い仕事をしているという安心感はある。たとえそれがまだ目に見えていなくてもだ。でも目に見えるまでは、話さない方がいい」

    「開発計画は明確だ。夏、あるいは夏休み中だ。ただ、それが休みの前なのか後なのかは分からない」

    「重要な改善がたくさんある。でも、それを最大限に活かし、冷静でいなければならない」

    デ・ラ・ロサは、ホンダについても前向きな評価を与えている。

    「我々はホンダの取り組み方、そして振動問題への対処にとても満足している。結局のところ、これはF1であり、物理の問題だ。我々はもっと多くのグリップとパワーを期待している」

    「複雑なことではない。ただ、それを実現するのが難しいのだ」

    【関連】
    ・アストンマーティンF1 AMR26Bを7月投入へ 2秒短縮で中団復帰を目指す

  • アルピーヌF1の長期参戦をルノーCEOが明言 「勝利のためなら感情論は不要」

    アルピーヌF1の長期参戦をルノーCEOが明言 「勝利のためなら感情論は不要」

    ルノーCEOのフランソワ・プロボストは、アルピーヌF1の将来を巡る憶測が続くなか、ルノーが今後も長期にわたってF1に参戦し続ける方針を明言した。

    メルセデスとの資本提携交渉の破談や、中国の自動車大手BYDによる関与の噂などが浮上するなかでも、プロボストはF1をルノーの重要な戦略資産と位置付けている。

    ルノーCEOが長期参戦を約束
    フランソワ・プロボストは、ルノーおよびアルピーヌF1が今後も長期にわたってF1に参戦し続けると断言し、チームへの強いコミットメントを示した。

    RTBFのインタビューでプロボストは「私たちはF1に長く参戦し続ける」と語った。

    さらにF1について、「8億人から10億人がフォローする世界で最も人気のあるスポーツだ」と強調し、ルノーにとって重要な活動であるとの認識を示した。

    アルピーヌを巡る憶測が続く
    アルピーヌF1を巡っては、オトロ・キャピタルが保有する24%の株式に関する交渉がメルセデスとの間で破談となったほか、中国の自動車大手BYDの名前も将来的なF1プロジェクトとの関連で報じられている。

    また、チームの所有体制や将来について様々な憶測が飛び交っている状況だ。

    一方でチームは2025年にコンストラクターズランキング最下位に沈み、2026年からは自社パワーユニット計画を終了してメルセデス製パワーユニットを使用する決断を下した。

    再建への手応えを強調
    プロボストは、自身がルノーCEOに就任した際にチームの安定化を最優先課題として掲げたと説明した。

    「私が就任したとき、チームには安定を求めた。そしてすべてが徐々に正しい方向へ進み始めている」

    「新しいダイナミクスを感じている」

    また、ドライバー体制についても高く評価した。

    「ピエール・ガスリーは実績あるドライバーで、2028年まで契約している。一方でフランコ・コラピントも非常に順調に成長している」

    さらに、再建の中心人物となっているフラビオ・ブリアトーレにも賛辞を送った。

    「私は彼と非常に良好な関係を築いている」

    「彼は2年前、チームにとって最も厳しい時期に戻ってきてくれた。状況を立て直し、すべてがうまく機能している」

    勝利を最優先するルノーの姿勢
    プロボストは、2027年から開始されるグッチとのタイトルスポンサー契約についても歓迎した。

    「これは素晴らしいニュースだ」

    「高級ブランドがF1チームのメインスポンサーになるのは初めてのことだ」

    そして、ルノーが自社パワーユニット開発を終了し、メルセデスのカスタマーチームとなる決断についても正当性を主張した。

    「ルノーは40年以上にわたってF1の歴史の一部だった」

    「だが何よりも私はパフォーマンスを求めている。だから勝ちたい」

    この発言は、ルノーが伝統や感情論よりも競争力と結果を優先しながら、アルピーヌF1の再建を進めていく方針を明確に示すものとなった。

  • ホンダF1 2027年PU規則変更への反対を否定 V8回帰議論にも前向き

    ホンダF1 2027年PU規則変更への反対を否定 V8回帰議論にも前向き

    ホンダは、F1が検討を進める2027年以降のパワーユニット(PU)規則見直しに反対しているとの報道を否定した。また、将来的なV8エンジン回帰の議論についても、詳細な提案を確認した上で協議に応じる姿勢を示した。

    2026年から導入された新世代PUは電動出力の比率が大幅に高められているが、ドライバーやチームからはエネルギーマネジメントへの依存度が高すぎるとの懸念が上がっている。

    一部ではホンダが規則変更に消極的だと報じられていたが、ホンダ・レーシング(HRC)の渡辺康治社長はその見方を明確に否定した。

    2027年規則変更への反対報道を否定
    渡辺康治は、F1の魅力や安全性を高めるための取り組みには前向きな立場だと説明した。

    「私たちにとって最も重要なのは安全性であり、F1がファンにとって魅力的なものであり続けることです。そのため、現在の状況を改善するための取り組みには前向きです」

    「2027年規則の改訂に反対しているという報道もありましたが、それは事実ではありません。私たちはFIAの決定を尊重しています」

    FIAは新世代PUの基本理念を維持しながら、レースの質を向上させるための提案をメーカー各社に提示する見通しとなっている。

    ホンダは提案内容を精査へ
    現時点でホンダはFIAから正式な提案を受け取っておらず、内容を確認した上で評価する考えだ。

    「まだFIAの提案を見ていませんので、受け取った段階で検討します」

    「急速な変化や予測不可能な状況に対応することはF1の本質の一部であり、それこそが挑戦する価値のある理由です」

    「そうした環境の中で技術を磨くことは、創業以来のホンダの理念でもあります。私たちはそこにF1参戦の価値を見出しています」

    ホンダは2026年からアストンマーティンのワークスパートナーとしてF1に本格復帰しており、技術開発の場としてF1を引き続き重視している姿勢を強調した。

    ホンダF1(ホンダ・レーシング)

    V8エンジン回帰にも協議姿勢
    近年はFIAのモハメド・ビン・スライエム会長を中心に、持続可能燃料を使用するV8エンジンへの将来的な回帰案も議論されている。

    すでにフォード、ゼネラルモーターズ、レッドブル・フォード、メルセデスなどが検討に前向きな姿勢を示しているが、ホンダも同様に議論に参加する意向を明らかにした。

    「内燃エンジンが12気筒であろうと、10気筒、8気筒、6気筒であろうと、F1は常に最先端技術の競争であるべきだと考えています」

    「V8エンジンについては、まだ詳細な提案を受け取っていないため具体的なコメントはできませんが、議論には前向きです」

    「私たちはF1とFIAがこのスポーツにとって正しい判断を下すと信じています」

    「ファンにとってレースをより魅力的なものにする発展であれば、私たちは支持します」

    2027年の規則見直しと将来的なエンジンフォーミュラの方向性を巡る議論が本格化する中、ホンダは柔軟な姿勢を示しながらも、F1の技術的価値と競技性の両立を重視する考えを鮮明にしている。

  • F1 2027年からPU規則改定で合意 内燃エンジン比率を段階的に拡大

    F1 2027年からPU規則改定で合意 内燃エンジン比率を段階的に拡大

    FIA、FOM、F1チーム、そしてパワーユニットメーカーは、2027年および2028年に向けたパワーユニット規則の見直しで合意に達した。新世代パワーユニットの基本方針は維持しつつ、内燃エンジン比率を高めることで、近年課題として指摘されてきた過度なエネルギーマネジメントを緩和する狙いがある。

    今回の変更案は、各メーカーやチームの利害が交錯する中でまとめられた妥協案であり、2026年から導入された新規則の運用を通じて明らかになった課題への対応策となる。

    今後は6月23日に開催されるFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)で正式承認が行われる予定だ。

    2027年から段階的に内燃エンジン比率を拡大
    今回の合意では、一度に大幅な変更を加えるのではなく、数年をかけてパワーバランスを調整していく方針が採用された。

    2027年からは燃料流量を5%引き上げることで、内燃エンジン出力は400kWから420kWへ増加する。一方で、電動モーター(MGU-K)の最大出力は350kWから300kWへ引き下げられる。

    ただし、オーバーテイクモードについては現行の350kWを維持し、追い抜き時のパフォーマンス低下は避けられる。また、エネルギー回生能力は250kWから375kWへ大幅に拡大される。

    これにより、現在53%対47%となっている内燃エンジンと電動出力の比率は、2027年に58%対42%へ移行することになる。

    2028年には60対40の比率へ
    さらに2028年には追加の変更が予定されている。

    燃料流量は現行比で13%増加し、内燃エンジン出力は450kWへ到達する見込みだ。エネルギー回生能力も400kWまで引き上げられ、最終的に内燃エンジン60%、電動40%という長期目標のパワーバランスが実現される。

    段階的な導入としたことで、各メーカーは開発計画や予算を調整する時間を確保でき、大規模な規則変更による混乱も回避できる。

    メーカー間の意見対立を経て妥協案に到達
    今回の合意に至るまでには数か月にわたる協議が行われた。

    一部メーカーは内燃エンジン出力の引き上げをより早い段階で実施することを望んでいた一方、別のメーカーは開発コストや短期間での対応の難しさを理由に慎重な姿勢を示していた。

    最終的には性能向上とコスト管理の双方を考慮した妥協案として、段階的な移行プランが採用された。

    FIAは声明で次のように説明している。

    「2026年のF1レギュレーションはFIA、FOM、チーム、自動車メーカー、パワーユニットメーカーが緊密に協力して策定された。今回の修正もその協力関係の延長線上にあり、関係者全員が運用上の課題に対処するために共同でフレームワークを改善したものだ」

    またFIAは、規則変更への対応を支援するため、メーカー向けの財務規則についても柔軟性を持たせる改定を盛り込んだことを明らかにした。

    エネルギーマネジメント負担の軽減が狙い
    今回の見直しの背景には、2026年規則下で顕在化した運用面の課題がある。

    新世代パワーユニットはレース展開の多様化に貢献した一方で、ドライバーからは予選や決勝で求められるエネルギーマネジメントの負担が大きすぎるとの声が相次いでいた。

    また、特定の状況下で発生する大きな速度差についても懸念が示されていた。

    そのためF1関係者は、レギュレーションを全面的に作り直すのではなく、段階的な改善によってパフォーマンスとレース品質を維持しながら問題解決を図る道を選択した。

    世界モータースポーツ評議会で承認されれば、今回の改定はF1ハイブリッド時代の次なる方向性を決定づける重要な転換点となる。

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    ・F1 2027年からPU規則改定で合意 内燃エンジン比率を段階的に拡大

  • レーシングブルズF1 バルセロナGPで特別カラーリング披露 W杯開幕を記念

    レーシングブルズF1 バルセロナGPで特別カラーリング披露 W杯開幕を記念

    レーシングブルズは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPで使用する特別カラーリングを発表した。

    サッカー文化から着想を得た大胆なデザインがVCARB 03に施され、FIFAワールドカップ開幕を祝うとともに、サッカーへの情熱で知られるバルセロナの街へのオマージュも込められている。

    今回の特別仕様はマシンだけでなく、チームウエアにも同じコンセプトが反映される。さらに「VCARB FC」と名付けられた専用エンブレムも制作され、チェッカーフラッグと3つの星を組み合わせることで、2026年ワールドカップの開催国であるメキシコ、カナダ、アメリカを表現している。

    サッカー文化とF1を融合した特別プロジェクト
    レーシングブルズによる今回のプロジェクトは、「サッカー文化のビジュアル言語」をテーマに掲げている。世界的な人気を誇るF1とサッカーの共通点に着目し、両競技のファンコミュニティが持つ情熱や創造性、アイデンティティをデザインに落とし込んだ。

    特別カラーリングはバルセロナGPの週末を通して使用され、ファンはコース上で新たな装いのVCARB 03を見ることになる。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    若手クリエイターも制作に参加
    今回のキャンペーンには、レーシングブルズのクリエイタープラットフォームから選ばれた3人の若手クリエイターも参加した。

    ファッションデザイナーのハッティ・クロウザー、グラフィックデザイナーのフローレンス・バーンズ、フォトグラファーのエズラ・アレクサンダーが制作に携わり、F1の枠を超えた新たな表現に挑戦している。

    CEO「両スポーツのエネルギーを祝福する」
    レーシングブルズのCEOを務める ピーター・バイエル は、今回の取り組みについて次のように語った。

    「F1とサッカーはどちらも世界的なスポーツであり、非常に情熱的なコミュニティを持っている。そこには共通のアイデンティティや創造性、文化が存在する」

    「VCARB FCでは、その交差点を祝福し、両スポーツのエネルギーを結び付けている」

    「また、このようなキャンペーンを通じて新しい才能に活躍の場を提供できることを誇りに思う。新鮮な視点がF1の世界の可能性をさらに広げてくれる」

  • アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アルボン ウィリアムズF1最多出走記録を更新 マンセル仕様ヘルメット着用

    アレクサンダー・アルボンは、今週末のF1バルセロナ・カタルーニャGPでウィリアムズでの出走数が96戦に到達し、ナイジェル・マンセルが持っていたチーム最多出走記録を更新する。

    その節目を記念し、アルボンはマンセルの1992年F1ワールドチャンピオン獲得時のヘルメットをモチーフにした特別仕様のヘルメットを着用。ウィリアムズの歴史に新たな1ページを刻む週末となる。

    マンセルの記録を更新へ
    アルボンは2022年にウィリアムズへ加入して以来、チーム再建の中心的存在として活躍してきた。

    2026年モナコGPでマンセルと並ぶ通算95戦目を記録し、今週末のスペインGP決勝では96戦目を迎えて単独トップに立つ。

    これまでウィリアムズで複数回の5位入賞を記録しており、チームがグリッド後方から中団上位争いへと復活する過程で大きな役割を果たしてきた。

    1992年王者マンセルへのオマージュ
    今回使用される特別ヘルメットは、マンセルが1992年にワールドチャンピオンを獲得した際の象徴的なデザインを現代風に再現したものだ。

    アルボンは今回の記録について次のように語った。

    「この歴史あるチームで、スポーツ界の真の偉人のひとりよりも多くレースを戦ったと考えるのは信じられない気持ちだ」

    「ナイジェル・マンセルは子どもの頃から憧れの存在だった。真のファイターであり、ウィリアムズにとってもF1全体にとってもレジェンドだ。この達成は単なる数字以上の意味がある」

    「この5シーズンのすべてのグランプリには、グローブのチーム全員の努力が詰まっている。良い時も悪い時も、すべてのレースがウィリアムズの歩みに貢献してきた」

    「ナイジェルやデイモン・ヒル、ラルフ・シューマッハのような伝説的ドライバーたちと名前を並べられることは本当に光栄だ」

    ボウルズ代表も称賛
    ウィリアムズ代表のジェームス・ボウルズは、アルボンの功績を高く評価した。

    「このような記録は偶然に生まれるものではない。長年にわたる努力と信頼、そして双方の信念の結果だ」

    「私はアレックスと、彼がこのチームで成し遂げてきたすべてを非常に誇りに思っている。彼はウィリアムズの歴史に名を刻むにふさわしい存在だ」

    マンセルからの祝福
    記録を明け渡すことになるマンセルも、アルボンへ祝福のメッセージを送った。

    「アレックスがこの節目に到達するのを見られて本当にうれしい。これは特別な達成であり、彼にふさわしいものだ」

    「この5シーズンで彼がウィリアムズに示してきた献身は、ドライバーとしても人としても素晴らしいものだ」

    「そしてアレックスだけではない。チーム全体が正しい方向へ進んでいる。彼がこれからもウィリアムズで数多くのレースを戦うことに疑いはない」

    「僕の勝利記録についても、何が起こるか分からない」

    アレクサンダー・アルボンとナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・レーシング)

    ウィリアムズ最多出走ランキング
    1.アレクサンダー・アルボン:95戦(継続中)
    2.ナイジェル・マンセル:95戦
    3.ラルフ・シューマッハ:94戦
    4.リカルド・パトレーゼ:81戦
    5.フェリペ・マッサ:78戦
    6.バルテリ・ボッタス:77戦
    7.ニコ・ロズベルグ:70戦
    8.ファン・パブロ・モントーヤ:68戦
    9.デイモン・ヒル:65戦
    10.ケケ・ロズベルグ:62戦

    アルボンは夏休み前最後のレースとなるハンガリーGPで、ウィリアムズでの通算100戦出走にも到達する見込みだ。F1史上でも単一チームで100戦以上を記録したドライバーは30人未満しか存在していない。

  • F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

    F1バルセロナ・カタルーニャGP テレビ放送時間・配信日程

    2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPのスケジュールとテレビ放送時間・配信日程。6月12日(金)から走行がスタートし、予選は6月13日(土)、決勝は6月14日(日)に行われる。

    舞台となるのは、スペイン・カタルーニャ州モントメロに位置する「サーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャ」。1991年の開業以来、F1を代表する常設サーキットのひとつとして知られ、多くのチームが開発やセットアップの基準とする重要なコースである。

    F1は同サーキットとの契約を延長し、少なくとも2032年まで開催を継続することを発表した。今季から大会名称は「バルセロナ=カタルーニャ・グランプリ」となり、スペインGPの名称は9月に開催されるマドリード大会へ引き継がれる。

    全長4.657kmのコースは14のコーナーで構成され、高速コーナーと低速コーナー、長いストレートを兼ね備えたバランスの良いレイアウトが特徴だ。特にターン3や最終セクターは空力性能とタイヤ性能が試される区間として知られ、マシンの総合力を測るサーキットとして長年評価されてきた。

    2026年シーズンは1月に同地でプレシーズンテストが実施されており、各チームにとっては約半年ぶりの再訪となる。開幕前テストとの比較が可能なことから、新パーツやアップグレードの効果を判断するうえでも重要な週末となる。

    1992年のバルセロナ五輪に向けた都市開発計画の一環として建設されたこのサーキットは、多くの名勝負の舞台となってきた。2016年にはマックス・フェルスタッペンがF1初優勝を達成し、2025年大会ではオスカー・ピアストリが優勝。ランド・ノリスとのマクラーレン1-2フィニッシュを達成している。

    近年は施設の近代化も進められており、9〜11コーナーやメインストレートを見渡せる新たなホスピタリティ施設「サーキット・ルーフトップ」の建設や、サーキット全域へのソーラーパネル設置など大規模な投資が行われている。2025年大会には30万人以上の観客が来場し、スペインを代表するスポーツイベントとして高い人気を維持している。

    2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP スケジュール
    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:30~21:30(現地時間:13:30~14:30)
    フリー走行2:24:00~25:00(現地時間:17:00~18:00)
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:30~20:30(現地時間:12:30~13:30)
    予選:23:00~24:00(現地時間:16:00~17:00)
    ■ 6月14日(日)
    決勝:22:00~(現地時間:15:00~)

    フジテレビNEXT 放送スケジュール(生放送)
    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:20~22:10
    解説:浜島裕英・松田次生/実況:大村晟
    フリー走行2:23:50~25:40
    解説:浜島裕英・松田次生/実況:大村晟
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:20~21:10
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟
    予選:22:50~27:00
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟
    ■ 6月14日(日)
    決勝:21:20~27:00
    解説:浜島裕英・川井一仁/実況:大村晟

    FOD 配信スケジュール
    FODでは2026年F1第7戦バルセロナ・カタルーニャGPをライブ配信。さらにフリー走行1回目、フリー走行2回目、フリー走行3回目は無料配信の対象となっている。

    ■ 6月12日(金)
    フリー走行1:20:20~
    無料配信
    フリー走行2:23:50~
    無料配信
    ■ 6月13日(土)
    フリー走行3:19:20~
    無料配信
    予選:22:50~

    ■ 6月14日(日)
    決勝:21:20~

    サーキット情報
    FORMULA 1 MSC CRUISES GRAN PREMIO DE BARCELONA-CATALUNYA 2026
    2026年F1 バルセロナ・カタルーニャグランプリ
    サーキット名: カタルーニャ・サーキット
    コース全長: 4.657km
    周回数:66
    レースディスタンス:307.236㎞
    ラップレコード:1:15.743 / オスカー・ピアストリ(2025年)

  • フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソは、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、自身がスペイン国内のF1人気拡大に果たした役割と、その重圧について率直に語った。アロンソは、自身の成績がファンの週末の気分を左右するほどの存在になったことに誇りを感じる一方で、大きな責任も背負っていると明かした。

    現在ではスペインで高い人気を誇るF1だが、アロンソがキャリアをスタートさせた当時は状況が大きく異なっていたという。

    カート時代にはF1参戦は現実味のない夢であり、自身や家族は将来的に地域レベルのモータースポーツ活動やメカニックとしての道を想像していたと振り返った。

    憧れだったカルロス・サインツと運命的な出会い
    アロンソは幼少期に大きな影響を受けた存在として、ラリー世界選手権(WRC)で活躍したカルロス・サインツの名前を挙げた。

    当時、スペイン人ドライバーは非常に少なく、サインツは国内モータースポーツ界最大のスターだった。アロンソは地元で開催されたイベントでサインツのコ・ドライバー役を務めた経験を振り返り、「スペインで最も重要なモータースポーツ選手と一緒に座れた特別な瞬間だった」と語った。

    また、国際的な憧れの存在としてはアイルトン・セナを挙げる一方、スペイン国内ではサインツこそが最大のインスピレーションだったと説明した。

    F1を身近なスポーツに変えた存在
    アロンソは、自身の活躍によってスペインにおけるF1人気が劇的に変化したことも振り返った。

    デビュー当時は国内での注目度が低く、家族はドイツのテレビ局を通じてレースを視聴していたという。しかし好成績を残し始めると、国全体がF1に関心を持つようになり、短期間で大きな変化が起きたと語った。

    さらに、ペドロ・デ・ラ・ロサやマルク・ジェネの存在も大きかったと明かした。自身が下位カテゴリーで戦っていた頃、知っているスペイン人ドライバーがF1で活躍する姿を見たことで、「F1は特別なエリートだけの世界ではない」と感じられるようになったという。

    『アロンソマニア』が生んだ責任感
    アロンソは、スペイン国内で絶大な人気を集めるようになったことで感じているプレッシャーについても率直に語った。

    「国中の人たちがF1そのもの以上に僕を追いかけているように感じるし、僕の結果次第でその人たちの午後が良いものになるかどうかが決まることもある」

    そう語ったアロンソは、サッカーファンが競技そのものよりも応援するクラブの結果を重視する感覚に近いと説明した。

    2006年スペインGPで感じた最大の重圧
    アロンソは、自身初の母国優勝となった2006年スペインGPを特に印象深いレースとして挙げた。

    予選でポールポジションを獲得したものの、当時は決勝スタート時の燃料搭載量で予選を戦うレギュレーションだったため、実際には優勝を保証する内容ではなかったという。

    しかし国内では優勝確実との期待が高まり、アロンソは「勝てなかったら国全体を失望させてしまうのではないか」と不安を抱えながら一夜を過ごしたと明かした。

    結果的には決勝日に気温が変化し、チームのタイヤに有利な状況となったことで優勝を達成。「大きな安堵だった」と振り返った。

    今も忘れられないファンの支え
    アロンソは最後に、長年にわたって応援を続けてくれたファンへの感謝を語った。

    20代前半の頃には、故郷アストゥリアスをはじめ、マドリードやバレンシアなど各地から大勢のファンがバスを連ねてバルセロナへ駆けつけていたという。

    「そんなことが起こるとはまったく予想していなかった」

    アロンソはそう振り返り、多くのファンから受けた支援が今も特別な思い出として残っていると語った。