カテゴリー: アンソニー・デビッドソン

  • アンソニー・デビッドソン、レーシングドライバー引退を表明

    アンソニー・デビッドソン、レーシングドライバー引退を表明

    元F1ドライバーのアンソニー・デビッドソンは、来週末のFIA世界耐久選手権(WEC)を最後にレーシングドライバーとしてのキャリアを終了することを発表した。

    バーレーン6時間レースのLMP2クラスにジョタ・レーイング(Jota Racing)から参戦して表彰台を獲得した翌日、アンソニー・デビッドソンは「残りあと1戦。それが僕がプロのレーシングドライバーとしての最後のレースになると決めた」とツイートした。

    「信じられないような旅であり、忘れられない旅だった。その途中で関与してくれたすべての人々に感謝するす」

    8歳でカートレースを始めた英国出身のアンソニー・デビッドソン(42歳)は、1999年の英国フォーミュラフォード・ウィンターシリーズ・チャンピオンシップと翌年のフォーミュラ・フォード・フェスティバル・ワールドカップで優勝し、早い段階で成功を収めた。

    ヨーロッパピアンF3カップシリーズを制し、2001年の英国F3チャンピオンシップで準優勝したアンドニー・デビッドソンは、ラッキーストライクBARホンダでテストドライバーの役割を果たし、F1に進んだ。

    そして、2002年のF1ハンガリーGPでマークウェバーとともにミナルディでF1デビューを果たし、同じ年にF1ベルギーGPにも参加。しかし、2005年のF1マレーシアGPで病気で欠場した佐藤琢磨の代役として参戦するまで長い間待たされた。

    そして、2007年にスーパーアグリとついにフルシーズンでF1参戦。2008年にはさらに4戦を戦ったが、スーパーアグリは撤退。通算24戦のグランプリに出場した。

    その後、2009年にチャンピオンシップを獲得したブラウンGPでリザーブドライバーに就任。それ以来、アンソニー・デビッドソンはプジョーとトヨタでWECに参戦し、耐久レースで成功を収めた。また、メルセデスF1チームのリードシミュレータードライバーの1人も務めた。

    2014年にはトヨタでWECドライバーズチャンピオンを獲得し、ル・マン24時間レースでは2位表彰台を2回獲得したが、2017年にフェルナンド・アロンソの加入によって、トヨタのLMP1のシートを失った。

    昨年夏、アンソニー・デビッドソンは、トヨタとの新契約にサインした後、40歳となる2019年シーズンの終わりに引退を検討していたと語った。

    「その契約にサインしたとき、トヨタとル・マン制覇を目指すのはあと3年だと思った」とアンソニー・デビッドソンは語った。

    「間違いなく、その時点で引退すると考えていた」

    だが、その後、LMP2に戻り、レースへの愛情が活性化したとアンソニー・デビッドソンは語った。

    「あらゆるプレッシャーが伴うメーカーでレースをするよりもはるかに楽しかった」とアンソニー・デビッドソンは語る。

    「ある意味、トヨタではレースへの愛情を完全に失っていたので、再びレースに恋をする必要があった」

    今シーズン、アンソニー・デビッドソンは、ロベルト・ゴンザレスとアントニオ・フェリックス・ダ・コスタとともに、ジョタ・スポーツからWECのLMP2クラスに参戦し、現在クラス3位につけている。

    ドライバーとしての活動と並行して、アンソニー・デビッドソンは、コメンテーターおよび評論家としても活躍している。

  • アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    アンソニー・デビッドソン、ル・マン後にドラゴンスピードからWECに参戦

    トヨタLMP1チームのリザーブドライバーを務めるアンドニー・デビッドソンが、ル・マン24時間レース後の2018/2019シーズンのWECにドラゴンスピードから参戦することが発表された。

    2014年にトヨタでWECチャンピオンを獲得したアンドニー・デビッドソン(38歳)だが、今期フェルナンド・アロンソが加入したことでテスト兼リザーブドライバーに降格していた。

    アンドニー・デビッドソンは、8月のシルバーストンから残りのWECスーパーシーズンをドラゴンスピードのLMP2 オレカ・ギブソン07でレースに参戦することが決まった。

    アンソニー・デビッドソンは、元F1ドライバーのパストール・マルドナド、そして、シルバーに類別されるロベルト・ゴンザレスともにドラゴンスピードのマシンを走らせる。

    アンソニー・デビッドソンが加入する前の開幕戦スパとル・マン24時間レースに関しては、ナタナエル・ベルトンがドライバーを務める。

    先月、アンソニー・デビッドソンは6月のル・マン24時間レースを含めたトヨタでの役割に集中し、“トヨタを出来る限り速く、信頼性があり、乗りやすいクルマにすることに”集中したいと語っていた。

    トヨタは、アンドニー・デビッドソンのドラゴンスピードからの参戦にあたり、「アンドニー・デビdッドソンにとって良いニュースです。彼は異なるカラーでレースをすることになりますが、彼は今後も我々のチームの重要な一員です」と述べた。

  • 【WEC】 アンソニー・デビッドソン、アロンソの加入でリザーブに降格

    【WEC】 アンソニー・デビッドソン、アロンソの加入でリザーブに降格

    フェルナンド・アロンソのトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing)加入により、これまでレースドライバーを務めてきたアンソニー・デビッドソンはリザーブ兼開発ドライバーの座に降格することになった。

    元スーパーアグリのF1ドライバーだったアンドニー・デビッドソンは、トヨタがFIA 世界耐久選手権に復帰した2013年にル・マン24時間レースでドライバーを務め、2013年からフルタイムで参戦。2014年にはセバスチャン・ブエミとともにドライバーズチャンピオンに輝いた。

    しかし、2018/19シーズンにフェルナンド・アロンソが加入したことにより、アンドニー・デビッドソンはシートを明け渡すことになった。

    フェルナンド・アロンソは、TS050ハイブリッドの#8号車をセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とともに走らせることになり、#7号車は引き続き、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスが走らせる。

    TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表を務める村田久武は「耐久レースではチームの総合力が重要ですが、なかでも今シーズンのドライバーに関してはレベルの高い強力なラインナップとなりました」とコメント。

    「この2018-19 WECは最大目標であるル・マン24時間レースが2回ある、特別なシーズンになります。新加入のフェルナンドはWECではルーキーになりますが、長年に渡るトップレベルでの活躍は周知のことであり、必ずチームに貢献してくれるものと信じています。チーム全員が彼とレースが出来ることを喜んでいます」

    「一方、これまで様々な厳しい状況で活躍してくれたアンソニーには心から感謝の意を申し上げたいと思っています。彼は引き続きチームのメンバーとして、重要な役割をお願いするので、今シーズンも忙しい日々を送ることになります」

    アンソニー・デビッドソンは、2017年に5勝を挙げている。だが、メキシコで不本意なパフォーマンスの後、“個人的な理由”でオースティンのレースを欠場していた。

    トヨタは、フェルナンド・アロンソの出場レースについて「F1と日程が重ならない全ての2018-19 シーズンのWEC全戦に参戦する予定」としており、リザーブドライバーとして、アンドニー・デビッドソンは、フェルナンド・アロンソがF1アメリカGPのために欠場する富士6時間レースで代役を務めることになることは間違いないと考えられている。

    FIA 世界耐久選手権は、今年“スーパーシーズン”として2018年に5戦、2019年に3戦の計8戦を予定。ル・マン24時間レースが2回行われる。

    関連:【WEC】 トヨタ、フェルナンド・アロンソを8号車のドライバーに起用

  • トヨタ、アンソニー・デビッドソンのメキシコ6時間レースを欠場を発表

    トヨタ、アンソニー・デビッドソンのメキシコ6時間レースを欠場を発表

    トヨタは、アンソニー・デビッドソンがWEC 第5戦 メキシコ6時間レースを欠場することを発表した。

    アンソニー・デビッドソンは、先月マニクールで行われたテストセッションで肋骨を負傷。回復具合を評価するためにエルマノス・ロドリゲス・サーキットでの午前中の走行テストセッションで数周走ったが、今週末のイベントには参加しないと共同で決定した。

    アンソニー・デビッドソンは、9月17日のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースへ向けて回復に努める。オースティンの高い気温は、各マシンに3名のドライバーが揃うことが重要となる。

    #5 TS050 HYBRIDは、セバスチャン・ブエミと中嶋一貴の二人だけでメキシコ6時間レースを戦う。

    アンソニー・デビッドソン
    「ここに来て、レースが出来ないのは残念だけど、正しい決断だ。午前中、クルマのなかで快適ではなかったし、リスクを冒しても意味はない。特に次はオースティンだからね。ここは2人のドライバーでレースをするのは問題ないけど、オースティンは高い気温によってそれは不可能だ。残りの週末は欲求不満な観客になるけど、セブとカズキが良い仕事をしてくれることはわかっている」

  • アンソニー・デビッドソン Q&A (トヨタ・レーシング)

    アンソニー・デビッドソン Q&A (トヨタ・レーシング)

    アンソニー・デビッドソンが、2013年仕様TS030 HYBRIDでの初の公式テストを前に、そして4月14日に迫ったWEC開幕戦シルバーストンへ向けて、今の心境を語った。

    昨年のル・マン24時間レースでのアクシデントから、体調は回復したか?
    非常に良い状態で、準備も万全。体調はこれまでにないほど良好だ。回復期には懸命なリハビリを続けてきたが、ずっとピーク時のコンディションに戻れると信じていた。

    一切の問題なくTS030 HYBRIDのテストに参加出来たことは嬉しい。また、デイトナ24時間レースに参戦し、十分に回復していることを確認出来た。療法士には多大なる感謝の意を表したい。彼女のサポートと励ましが大きな助けになった。

    来るシーズンの目標は?
    大きな目標はル・マン24時間レースでの初優勝だ。今年は私にとって、ル・マンに参戦し始めて10年目という節目の年であり、多くの経験を積んで来て、勝つ準備も出来たと感じている。ワークスチーム、それもトヨタのようなWECでの勝利経験を持つチームに加わっているということもあり、目標の設定はたやすい。私は勝つために来ている。

    チームとTS030 HYBRIDは昨年からどれほど進化したか?
    昨年のル・マン24時間レースから長い時間が経ったように感じるが、私はチームの近くにいて、WECのシーズンを追っていたので、TS030 HYBRIDがどれだけ速かったかはわかっている。昨年TMG(トヨタ・モータースポーツ有限会社:ドイツ)のシミュレータでの作業でアップデートされた空力パッケージをテストし、その数週間後にル・マン以来となる実車をドライブした。確かにエンジニアは大変だったと思う。1年前と比べるとチームもTS030 HYBRIDも進歩し、レースのプレッシャーから良い影響を得たと思う。

    関連:トヨタ、2013年型TS030 HYBRIDを発表

  • アンソニー・デビッドソン Q&A:ル・マン24時間レースの事故について

    アンソニー・デビッドソン Q&A:ル・マン24時間レースの事故について

    アンソニー・デビッドソンが、ル・マン24時間レースでの大クラッシュ、そして現在の体調について語った。

    トヨタ TS030 HYBRID#8をドライブしていたアンソニー・デビッドソンは、ミュルサンヌストレートの終わりのコーナー進入でフェラーリ 458と接触。マシンは宙を舞って1回転し、タイヤバリアに激しく衝突した。

    負傷は全治3ヶ月と診断され、デビッドソンは回復プログラムを開始するために水曜日まで入院する。

    アンソニー・デビッドソン

    気分はいかがですか?
    良くなっていると感じているよ。それは確かだ。背中の中央部がちょっと痛む。本当に痛いのはそこだけなので幸運だった。

    診察はどのようなものでしたか?
    基本的に脊柱が2本折れている。T11とT12がね。医師は全地3ヵ月だと言っているけど、それは平均的な人のもので、プロのスポーツ選手やアスリートのものではない。その評価は完全に骨が、以前と同じくらい強い、健康な状態に戻るためのものだ。3週間くらいで痛みが引いて、完全に動けるようになるそうだ。

    事故の原因は?
    コーナーのエイペックス後にほぼ完全にマシンを追い抜いていた。プロドライバーのステッカーが貼ってあるシボレーとフェラーリを追い抜いた。彼らは戦っていたし、前のフェラーリも彼らのグループの一員でプロだと思っていた。マシンはずっと左にいたので、プロドライバーの行為だと思っていた。マシンの真後ろについて初めてアマチュアのステッカーが貼ってあることに気付いた。でも、心配はしていなかった。完全に筋道の通った動きだと感じていたし、彼は左側に留まるだろうと思っていた。彼はそうしているようだったしね。コーナーのエイペックスについてブレーキを踏み始め、ほぼコーナーを発ちあがったところで、左リアが接触したのを感じた。

    その後どうなったか話していただけますか?
    最初、マシンがスピンして左に回転し、そのあと飛び上がってひっくり返った。その時点で、制御不能な飛行機に乗っているような感じだった。バリアがどれくらい近いかわかっていたし、あのスピードではすぐにそこに行くだろうとわかった。事故のその部分ではかなり硬直していた。地面に着地して、マシンの4輪がついたときに、途方もない衝撃を感じた。まだ目を閉じて、ホイールから手を離して不時着時の姿勢をとっていた。コンマ数秒後、バニアに衝突した。

    マシンが止まったときはどうでしたか?
    目を開き、痛みはあったけど、僕はまだここにいるんだと理解した。感覚があったし、足も動かすことができた。全てが動いていた。マシンに留まっていなければならないのはわかっていたけど、最初は完全にパニックになってしまい、閉所恐怖症になって、マシンから降りなければならなかった。本当に奇妙だった。痛みがあったので、ドアを開けて、慎重に外に出た。楽にして横にならなければならなかったし、最も近い場所はマシンの横だった。そのあと医者がやってきた。

    すでにチームはお見舞いにきましたか?
    全てのドライバーが来てくれたよ。ステファンとセバスチャンは昨晩来てくれたし、7号車のみんなも今朝来てくれた。去年のチームメイトであるセバスチャン・ブルデーがメディカルセンタに来てくれたのは感激だった。お馴染みのフレンドリーな顔を見たときは嬉しかったね。今朝、全てのチームが僕がどんな感じかをチェックするために来てくれたよ。

    TS030 HYBRIDのレースデビューについての印象は?
    チームが訪問したとき、僕たち全員がお互いにパフォーマンスに対して称賛していた。何よりも、僕たちはマシンのスピードを示したかった。今週、多くのことをチェックする必要があるし、速さもそのひとつだ。予選セッションもアウディ勢に割って入り素晴らしかったし、レースでも、7号車のニコがリードし、素晴らしいペースを示すことができた。ファンにとっても本当に良かったと思う。

  • アンソニー・デビッドソン、脊椎の一部損傷で全治3ヶ月

    アンソニー・デビッドソン、脊椎の一部損傷で全治3ヶ月

    アンソニー・デビッドソンは、ル・マン24時間レースでのクラッシュにより、脊椎に全治3ヶ月の怪我を負った。

    トヨタ TS030 HYBRID#8をドライブしていたアンソニー・デビッドソンは、ミュルサンヌの進入でフェラーリ 458と接触。マシンは宙を舞って1回転し、タイヤバリアに激しく衝突した。

    アンソニー・デビッドソンは自力で車両から脱出したが、受けた衝撃と、背中の痛みを訴えメディカルセンターへ向かい、脊椎の一部損傷が認められたため、病院に移動した。

    負傷は全治3ヶ月と診断され、月曜日まで病院で療養することとなる。

    木下美明 (トヨタ・レーシング チーム代表)
    「今この瞬間の我々の気持ちは、悲しいの一言に尽きる。ただ、素晴らしいチームメイトであり、チームに力を与えてくれたアンソニー・デビッドソンが無事だったことだけは良かった。我々は、彼の一刻も早い回復を願っており、彼を勇気づけられるようなリザルトを#7で残せなかったことは、残念だ」

    アレックス・ブルツ
    「レースは残念な結果に終わったが、アンソニー・デビッドソンが無事だったのは嬉しい。それこそが最も重要なことだ」

    ニコラス・ラピエール
    「アンソニー・デビッドソンについては私もチームメイト同様に、彼が一日も早く回復することを願っている」

    中嶋一貴
    「アンソニー・デビッドソンの怪我のことを聞くのは非常に辛い。チームの皆と同様、彼が一刻も早く回復することを願っている」

    ステファン・サラザン
    「まず、アンソニー・デビッドソンがあのようなアクシデントから脱出出来たことに安堵しており、彼の一日も早い回復を願っている」

    セバスチャン・ブエミ
    「アンソニー・デビッドソンが、一刻も早く復帰することを願い、これからもさらに頑張る」

  • セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マン24時間レースに参戦

    セバスチャン・ブエミ、トヨタからル・マン24時間レースに参戦

    トヨタは、ル・マン24時間レースに参戦する2台目のドライバーにセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、そして石浦宏明を起用することを発表した。

    2012年のFIA世界耐久選手権(WEC)にTOYOTA TS030 HYBRIDでシリーズエントリーするトヨタは、シリーズ第3戦ル・マン24時間レースには2台体制で参戦し、カーナンバー7の1台目のレースドライバーにはアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴の3名で参戦することを発表していた。

    アンソニー・デビッドソンはル・マン24時間レースでは昨年の4位入賞を含む参戦経験を持ち、セブリング12時間レース及びスパ・フランコルシャン6時間レースでも勝利を飾っている。その貴重な経験をル・マン24時間レース参戦へ向けてチームにもたらすことが期待される。

    石浦宏明は日本のSUPER GTシリーズで活躍する、有望なドライバーの一人。石浦は昨年ニュルブルクリンク24時間レースに参加し、ヨーロッパでの耐久レースも経験している。

    セバスチャン・ブエミは主にフォーミュラカーで経験を積んできている若手ドライバー。現在もF1のレッドブル・レーシングでサードドライバーの任についているが、TS030 HYBRIDで耐久レースにデビューすることとなる。

    来る5月5日(土)に開催されるFIA-WEC第2戦スパ・フランコルシャン6時間レースには、チームのレギュラードライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエールと中嶋一貴の3名がTS030 HYBRIDで出場する。また、アンドレア・カルダレッリがチームのジュニア・ドライバーに決定している。

    木下美明
    「チーム2台目のTS030 HYBRIDは、エキサイティングなドライバーラインナップとなった。アンソニー・デビッドソン、石浦宏明、セバスチャン・ブエミの3名は才能と知性を併せ持ち、既にモータースポーツの世界で好結果を重ねてきている。彼らがトヨタ・レーシングに大きく貢献してくれることを確信している。我々は、ドライバーを速さや安定性だけでなく、チームの一員としての能力も考慮して選んだ。この3名は我々のプロジェクトに好適なドライバーであり、彼らをチームに迎えられて本当に嬉しい。レギュラードライバーであるアレックス・ブルツ、ニコラス・ラピエール、中嶋一貴の3名と共に、トヨタ・レーシングがル・マン24時間レースで活躍できる強いチームにしてくれるメンバーだと信じている」

    アンソニー・デビッドソン
    「トヨタ・レーシングの一員となって、今年のル・マン24時間レースに再び参戦することになり、本当に嬉しい。ル・マン24時間レースを戦うことは常に大変エキサイティングなことだが、トヨタ・レーシングのようなチームに加わって、ハイブリッド・レーシングカーで出場するということで更に特別な思いだ。TS030 HYBRIDとその技術についてはこれまで色々なことを耳にしてきたが、私のキャリアで初めてとなるハイブリッドカーを実際にドライブするのを楽しみにしている。今年はチームにとって学習の年だということはわかっているが、トヨタ・レーシングは高いポテンシャルを秘めており、今年のル・マン24時間レースでもそれを示せればと思っている」

    石浦宏明
    「私のレース人生における目標の一つである、ル・マン24時間レースに挑戦できるというのは非常に大きなチャンスだ。私はここ数年間、耐久レースで多くの経験を積んできており、このカテゴリーでの戦い方は得意としているが、ル・マン24時間レースのスケールやスピードはさらに上のレベルだろう。TS030 HYBRIDについてはロールアウトの際に既に体験済みであり、事実、一番最初にドライブしたのは私だ。外見からの好印象だけでなく、可能性の高さも感じられ、開発に貢献できるのを待ち望んでいる。何よりも、ル・マン24時間レースに参加できることが楽しみで仕方なく、待ちきれない」

    セバスチャン・ブエミ
    「トヨタ・レーシングのドライバーとして、モータースポーツにおける世界最大のイベントの一つであるル・マン24時間レースに参戦できることを誇らしく思う。特に、トヨタのドライバーとしてル・マンに参加するというのは私にとって特別なことだ。40年以上前から私の祖父はトヨタのディーラーを経営しており、私は基本的にトヨタというブランドと共に育ってきた。また、将来を見据えた先進技術に注力しているトヨタのハイブリッドカーをドライブ出来るということにも興奮している。私はこれまでに初代と第2世代のプリウスでハイブリッドカーを運転したことがあるが、TS030 HYBRIDは更に進化しており、レースを戦うのを心待ちにしている。LMP1車両はハイレベルなレーシングカーだし、プロフェッショナルな環境でのレースは私にとって非常に有意義な経験となるだろう」

  • アンソニー・デビッドソン 「2011年のF1規約はドライバーにとって困難」

    アンソニー・デビッドソン 「2011年のF1規約はドライバーにとって困難」

    アンソニー・デビッドソンは、2011年の新しいF1規約、特に可変リアウイングやKERSによって、F1ドライバーがコックピット内のコントコールを理解することがより困難になるだろうと語る。

    メルセデスGPのシミュレーターのテストに参加したアンソニー・デビッドソンは、F1ドライバーは2011年に操作しなければならないボタンの多さに苦労するだろうと述べた。

    「ドライバーにとって理解するのは難しくなるだろうし、マシンの中では片手運転が多くなるだろう」とアンソニー・デビッドソンはオートスポーツ国際ショーでコメント。

    「昨年、Fダクトによってドライバーがダクトを塞ぐためにホイールから手を話すのを見たよね。今後は(可変リアウイングによって)同じようなことをするためにステアリングホイールやマシンのどこかにスイッチやボタンが付くことになる」

    「(プラクティスや予選では)望めばほぼどこでもそれを使うことができるようになるし、ストレートで15km/hを得られるようになる。なのでスピードに大きな相違が出てくるだろうね」

    ドライバーは、可変リアウイングやKERSの操作に気を使わなければならないだけでなく、ブレーキバランスやディファレンシャルのセッティングといった通常の微調整も行わなければならない。

    フェルナンド・アロンソは、新しい規約がレースに役立ってくれるだろうことには満足しているが、たくさんのボタンを押すことの複雑さを懸念しているとWrooomで述べていた。

    「うまく働くと思っている。唯一の困難は、ステアリングホイールのボタンだろう。決定やボタンに反応しなければならない時間がとても短くなるけど、マシンを走らせなければならないからね」

    「ウェットレースで視界が乏しい場合、そのようなことをチェックする必要がある。F1のイノベーションや新しいことはいつだって歓迎だ。それらもF1のひとつだ。全てが去年のままだったら、困難や問題になるだろう。言ったように、変化はすべてF1スポーツ、F1ショーを改善してくれるはずだ。現時点で試してはいないけど、僕たちはオープンでポジティブでいる必要があると思う」

    アンソニー・デビッドソンは、コックピットでやらなければならないことが増えたことによって、全開で運転するよりも冷静でインテリジェンスに対処できるドライバーがより大きな利益を得ることになると語る。

    「より能力があるドライバーが有利になると言える。早く走れるだけでなく、マシンで作動させるあらゆる装置を考えられるドライバーがね」

    「去年(ヴィタリー)ペトロフは、シンガポールのようなトラックではFダクトを走らせなかった。あまりに大変だったからね。シミュレーターにより多くの時間を費せて、よりキャパシティがあり、サーキットやクルマにリラックスできるドライバーが大きなアドバンテージを得るだろう」

    マクラーレンのテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットもアンドニー・デビッドソンの意見に同意。2010年、Fダクトだけでもドライバーがコックピット内でやらなければならないことはとても多くなったと指摘した。

    「あなたが初めてシミュレーターを試したら、KERSボタンを押して、ウイングボタンを押して、ギアを変えられず、リミッターに当たり、コースオフしてしまうだろう」とゲイリー・パフェットはオートスポーツ国際ショーで述べた。

    「それら全てをしようとして、全てを行う時間がなくて、クラッシュしてしまうだろう。とても難しいよ」

    「それに加えて、調整しなければならないブレーキバランスやスイッチがある。去年、フェルナンド(アロンソ)がFダクトを操作しようとして手放し運転しているのを見たよね。今年は去年よりさらに難しくなりそうだよ。それはFダクトを禁止することで彼らが逃れたかったことでもあるんだけどね」

  • アンソニー・デビッドソン、プジョーからル・マンに参戦

    アンソニー・デビッドソン、プジョーからル・マンに参戦

    アンソニー・デビッドソンが、プジョーからル・マンに参戦することが決定した。

    元スーパアグリのドライバーであるアンソニー・デビッドソンは、同じく元F1ドライバーのアレクサンダー・ヴルツ、フェラーリのテストドライバーであるマルク・ジェネとプジョーをドライブする。

    プジョーは、昨シーズンに1993以来となるタイトルを獲得した。

    2008年シーズン序盤にスーパーアグリの撤退によりF1から遠ざかっていたアンソニー・デビッドソンは、昨年アストンマーチンからル・マンにスポット参戦し、LMP1クラスで総合13位を獲得している。