カテゴリー: F1中国GP

  • アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台がリタイアに終わった2026年F1中国GPで、アストンマーティンに対するファンの不満がさらに強まっている。決勝後には、アロンソの車載映像がSNS上で拡散され、その内容が大きな波紋を呼んだ。

    キミ・アントネッリがF1初優勝を飾った一方で、アストンマーティンのAMR26は再び深刻な問題を露呈した。

    土曜のスプリントでは2台とも完走したものの、決勝フルディスタンスを走り切るには至らず、ホンダのパワーユニットをめぐる問題は依然として続いているとみられている。

    アロンソの車載映像にファンが怒り
    ランス・ストロールは9周目にリタイアし、このレース唯一のセーフティカーの原因となった。一方のアロンソは、それより3倍以上の周回を走行したが、結局32周目にマシンを止めた。今季のアストンマーティンにとって、またしても実戦の形を借りたテストのような一戦となった。

    その後、アロンソがホンダのパワーユニット由来とされる振動で手にかかる負担を和らげようとしている様子を映した映像がSNSで拡散されたことで、ファンの怒りは一気に高まった。先週、エイドリアン・ニューウェイが、問題のあるパワーユニットへの長時間の曝露は恒久的な神経損傷につながる可能性があると示唆していたこともあり、反発はさらに強まった。


    ドライバーの健康を懸念する声
    SNSでは、アロンソの健康状態を心配する声が相次いだ。

    「ニューウェイが話していた恒久的な神経損傷が起きていないことを願う」

    また別のファンは、AMR26の問題点を皮肉交じりにこう並べた。

    「遅い、信頼性がない、安全でもない、ドライバーの健康にも悪い。素晴らしい仕事だ」

    ドライバーの健康を危険にさらしているのではないかという批判も目立った。

    「ドライバーの健康をもてあそんでいる。これは受け入れられない」

    さらに、アロンソがストレートで手を休めようとしていた場面に注目した声もあった。

    「かわいそうなフェルナンドだ。リタイア前の最後の数周、マシンの振動を避けるためにストレートで手を休めようとしていたのが見えた」

    期待外れに終わったAMR26
    2026年マシンの中でも高い注目を集めていたAMR26だが、決勝フルディスタンスに耐えられない状態が続いている。そうした状況に対し、ファンからは厳しい声が上がった。

    「どうしてここまで重大な失策を犯したんだ? 受け入れられない」

    また、アロンソへの同情も広がっている。

    「このマシンは本当に気の毒だ。アロンソがかわいそうだ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソ「週末で一番ひどい振動だった」
    アストンマーティンがレース後に発表したリリースの中で、アロンソは上海での苦しい状況を次のように振り返った。

    「スタートは今回も楽しかったし、そこでP10まで上がれたので、そこは僕たちのマシンの強みのようだ」

    「ただ、20周目あたりから振動のレベルに苦しみ始めたし、その時点ですでに1周遅れになっていたので、最終的にはマシンをリタイアさせることにした」

    「今日の振動は、この週末のどの日よりもひどく感じられたので、なぜそうなったのかを調べる必要がある。すべてを解決するには、まだ時間が必要なのは明らかだけど、2週間後の日本でまた挑む」

    次戦の日本GPは、ホンダにとってひとつの焦点となる週末になる。鈴鹿を特別な舞台と位置づける日本のファンの前で、再び厳しいパフォーマンスを見せるようなことになれば、その失望を隠すのは難しくなりそうだ。

  • オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ F1中国GP欠場で自虐「2戦続けてテレビ観戦は久々」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPで電気系トラブルによりスタートできず、開幕2戦連続のDNSという厳しいシーズン序盤を迎えることになった。中国GPでは5番手グリッドを獲得していたものの、決勝はグリッド上でマシンに問題が発生し、そのままガレージへ押し戻された。

    開幕戦オーストラリアGPでは偵察ラップ中のクラッシュでスタートできず、中国GPではパワーユニット関連の電気系トラブルで欠場。

    土曜のスプリントで6位に入り3ポイントを獲得したとはいえ、グランプリ本戦ではまだ1周も走れていない状況だ。

    チームメイトのランド・ノリスも同じ中国GPでDNSとなったが、マクラーレンによれば両車の不具合は別々の問題だった。

    2戦連続DNSに見舞われたピアストリ
    ピアストリは、中国GP決勝前の状況について、グリッドに向かうまでは問題がなかったと説明した。

    「グリッドに向かうまでは大丈夫だった」とピアストリはメディアに語った。

    「パワーユニットの電気系の問題だったと思う。ランドと同じ系統だったと思うけど、同じ電気系トラブルではなかった」

    「だから、もちろん残念だ」

    中国GPでは、マクラーレン勢2台に加えてガブリエル・ボルトレト、アレクサンダー・アルボンもスタートできなかった。マクラーレンの2台はともにパワーユニットに関連する電気系トラブルで、アルボンは油圧漏れ、ボルトレトは技術的問題とだけ説明されている。

    「2戦続けてテレビで見るのは久々」
    オーストラリアGPに続くDNSとなったことで、タイトル争いも期待されていたピアストリにとって、これ以上ないほど厳しいスタートとなった。

    「2戦続けてグランプリをテレビで見るなんて久々だ」とピアストリは冗談めかして語った。

    「先週はかなりきつかった。こういうことはレースでは時々起きるものだし、特に新しいレギュレーションの始まりには起こりやすい」

    「たぶん、すごく驚くようなことではない。ただ、それが2台ともに起きたのは残念だ」

    マクラーレンは、ノリスのマシンについては決勝へ向けた準備の中でエンジン始動時に問題を確認。一方のピアストリ車は偵察ラップを終えてグリッドに並んだ後で別の電気系トラブルが判明し、MCL40はそのままガレージへ戻された。マクラーレンとカスタマーエンジン供給元のメルセデスHPPは、いずれのマシンも決勝スタートに間に合わせることができなかった。

    複雑化した2026年F1パワーユニットへの見解
    中国GPでは、マクラーレンの2台だけでなく、アストンマーティン勢のリタイアやマックス・フェルスタッペンの戦列離脱もあり、2026年F1の新しいパワーユニット規則の複雑さに改めて注目が集まった。ピアストリは、その背景にある制御の難しさにも言及している。

    「とにかくものすごく複雑なんだと思う」とピアストリは語った。

    「パワーユニットには本当にたくさんのルールがあって、ひとつ変えると、別の場所でまったく意図しない結果が出ることがある」

    「それに、こういうサーキットはすごく回生量が多い。だから、スーパークリッピングやリフト・アンド・コーストが必要になるような問題はあまり出ないけど、一方で、どこでも好きなだけ回生できるわけではなくて、ドライバーとしてできることが何もない別の問題が出てくる」

    「だから、僕たちは学んでいる最中なんだと思う。難しいのは、たとえ何か違うことをしたいと分かっていても、それがプログラムされていなかったり、コード変更が必要だったりして、何もできないことがあることだ。すごく複雑なんだ」

    新レギュレーション元年の2026年F1は、開幕から信頼性面の課題が各陣営にのしかかっている。ピアストリにとっては2戦連続DNSという最悪の出足になったが、中国GPで示した冷静な受け止め方からは、長いシーズンを見据えて現実を受け入れながら前に進もうとする姿勢もうかがえる。

  • F1中国GP接触事故 コラピント陣営が訴え「オコンへの死の脅迫をやめて」

    F1中国GP接触事故 コラピント陣営が訴え「オコンへの死の脅迫をやめて」

    フランコ・コラピントを支援するマネジメント会社が、2026年F1中国GPでの接触事故を受け、エステバン・オコンに対する「死の脅迫」をやめるようファンに緊急の呼びかけを行った。

    上海での決勝では、ピットアウト直後のコラピントとオコンがターン2で接触。両者はスピンを喫し、オコンにはスチュワードから10秒ペナルティが科された。コラピントは10位でポイントを獲得した一方、オコンはトップから1周遅れの14位に終わった。

    ターン2で接触 オコンは責任を認める
    コラピントは32周目にこのレース唯一のピットストップを行い、ハードタイヤからミディアムタイヤへ交換した。

    しかし、ピットレーンからコースへ復帰した直後、ピットストップ前から争っていたエステバン・オコンと再び並ぶ形になった。

    そのまま2台はターン2へ進入し、オコンがコラピントのイン側に飛び込もうとした際にアルピーヌのマシンへ接触。結果として2台ともスピンを喫した。

    オコンはこの件の責任を受け入れ、スチュワードから10秒ペナルティを科された。そのペナルティは2度目のピットストップで消化した。


    コラピント陣営がSNSで異例の呼びかけ
    レース後まもなく、フランコ・コラピントの関係者が所属するブレット・スポーツ・マネジメントは、ソーシャルメディアを通じてファンに向けたメッセージを発信した。

    「どうかエステバン、彼の家族、そしてハースF1チームに対して、憎悪や死の脅迫を送らないでほしい」

    「それでクラッシュがなかったことになるわけではないし、フランコのファン全体の印象を悪くするだけだ。前向きで敬意ある応援を続けてくれてありがとう」

    コラピントは10位入賞 オコンは14位
    この接触がありながらも、フランコ・コラピントは10位でフィニッシュし、2024年アメリカGP以来となるポイント獲得を記録した。

    一方のエステバン・オコンは14位に終わり、トップからは1周遅れという厳しい結果になった。

  • キミ・アントネッリ 中国GPでのF1初優勝 表彰式で“ライコネン”と紹介の珍事

    キミ・アントネッリ 中国GPでのF1初優勝 表彰式で“ライコネン”と紹介の珍事

    アンドレア・キミ・アントネッリが2026年F1中国GPを制した。しかし、上海の表彰式では思わぬハプニングが起きた。

    優勝を果たしたアントネッリは、ポディウムに上がる場面で2007年F1ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンとして紹介される珍事に見舞われた。

    表彰式で起きた思わぬ言い間違い
    中国GPを制したキミ・アントネッリは、チームメイトのジョージ・ラッセル、そしてフェラーリで初のグランプリ表彰台を獲得したルイス・ハミルトンを抑えてトップチェッカーを受けた。

    この勝利により、アントネッリはF1グランプリ優勝者として史上2番目の若さを記録した。また、イタリア人ドライバーの優勝は、ジャンカルロ・フィジケラがマレーシアGPを制して以来、19年と361日ぶりとなった。さらに、中国GPはF1世界選手権の通算1151戦目であり、アントネッリは通算116人目のグランプリウイナーとなった。

    “キミ・ライコネン”が突然登場
    だが、ポディウムではベテランアナウンサーのボブ・コンスタンデュロスが一瞬の言い間違いを犯し、アントネッリを「キミ・ライコネン」と紹介した。

    思わぬ名前を呼ばれる形となったが、その場面は中国GPの表彰式を象徴するユーモラスな一幕となった。


    もし本当にライコネンが勝っていたなら
    ちなみに、アントネッリは19歳6か月19日で史上2番目の若さでの優勝者となった一方で、もしライコネンが2026年中国GPを勝っていたとすれば、46歳4か月27日で史上3番目の高齢優勝者になっていた計算になる。

    その場合、記録上で上回るのは53歳22日で優勝したルイジ・ファジオーリ、そして46歳9か月3日で勝利したファン・マヌエル・ファンジオのみだった。

  • アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1中国GPで走行中にステアリングから手を離す様子を捉えた動画がSNSで拡散し、大きな注目を集めている。極端な振動によってマシンの操作が困難になったとみられ、レース中の異例のシーンとして波紋を広げている。

    実際、アストンマーティンのAMR26は深刻な振動問題を抱えており、フェルナンド・アロンソは手足の感覚を失うほどの振動に苦しみ、32周目にリタイア。

    チームメイトのランス・ストロールもバッテリートラブルでレースを終え、アストンマーティン・ホンダF1は中国GPで2台とも完走できない結果に終わった。

    レース序盤、フェルナンド・アロンソは好スタートを決めて1周目に11番手まで浮上した。しかしその後はペースが上がらず順位を落とし、最終的にはキャデラック勢にも抜かれて最後尾まで後退する苦しい展開となった。

    フェルナンド・アロンソはレース後、現在のF1のパワーユニット特性にも言及した。

    「4台がスタートできなかった。これはおそらく最悪のショーだと思う」

    「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。最初の1周はバッテリーが満タンで皆同じ条件だからクルマはよく加速する。でもその後は“バッテリー世界選手権”になる。そして僕たちはそこでは他より強くない」


    振動でハンドルから手を離すほどの状況
    今回のレースで大きな話題となったのが、フェルナンド・アロンソの振動トラブルだ。車内の振動があまりにも激しく、ドライバーがステアリングから手を離す様子が映った動画がSNSで拡散された。

    フェルナンド・アロンソはレース中盤から身体の感覚を失い始めていたという。

    「今日は振動レベルがかなり高かった」

    「20周目くらいから手と足の感覚を感じるのがかなり難しくなっていた。すでに1周遅れで最後尾だったし、走り続ける意味はあまりなかった」

    振動を抑えるためにエンジン回転数を下げるなどの対策も試したが、レースでは高回転を使わなければエネルギー回収やオーバーテイクが難しく、状況はさらに厳しくなったという。

    また、現時点でアストンマーティンのAMR26は33周以上の連続走行を達成できていない。今回の中国GPでもフェルナンド・アロンソが33周を走ったのが最長であり、その直後にリタイアを余儀なくされた。

    こうした振動問題については、開幕戦後から懸念が指摘されていた。エイドリアン・ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがアストンマーティンのマシンを運転することで、恒久的な神経損傷の危険にさらされる可能性があると公に警告していた。

    ただしホンダ側は、その懸念を裏付ける数値データは確認されていないとしていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダも信頼性不足を認める
    ホンダ・レーシング(HRC)のF1プロジェクトでチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、中国GPの結果について次のように説明した。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。
    一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした」

    折原はまた、振動問題が依然としてドライバーの快適性に影響していると認めた。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります」

    ストロールのリタイアについても原因調査が進められている。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRC Sakuraと連携し、根本原因の調査を進めています」

    アストンマーティンとホンダにとって、鈴鹿で開催される日本GPは大きな試金石となる。振動問題と信頼性を解決できなければ、2026年シーズン序盤の苦戦はさらに深刻なものになりかねない。

  • マクラーレンF1 中国GPダブルDNSの原因 別々の電気系トラブルが同時発生

    マクラーレンF1 中国GPダブルDNSの原因 別々の電気系トラブルが同時発生

    2026年F1第2戦中国GPで、マクラーレンはランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台を決勝スタート前に撤退させるという異例の事態に見舞われた。

    上海インターナショナル・サーキットのグリッドでは、ピアストリが5番手、ノリスが6番手からスタートする予定だったが、両車ともパワーユニットの電気系トラブルが発覚し、レースに参加できなかった。

    チームによると、2件のトラブルは互いに関連のない別々の問題だったという。

    まずランド・ノリスのマシンでは、レース前の「通常の準備作業」の段階で電気系の問題が発覚。ガレージから出る前の段階で不具合が確認され、メルセデスHPPと協力して修復を試みたものの解決できず、ノリスはグリッドに向かうことすらできなかった。

    一方のオスカー・ピアストリはグリッドに並んだものの、そこで別の電気系トラブルが判明。問題を解決できなかったためマシンはガレージへ戻され、決勝への参加は不可能となった。

    マクラーレン 中国GP

    ステラ「両方のPUで別々の電気系トラブルが発生」
    マクラーレンF1チーム代表アンドレア・ステラは、今回の異例のDNSについて次のように説明した。

    「我々はレースをするためにここに来ている。しかし今日は両方のパワーユニットに別々の電気系トラブルが発生したため、レースをする状況にすらなかった。チーム、ドライバー、技術パートナー、商業パートナー、そしてファンにとっても非常に苛立たしく、失望する結果だ」

    「土曜日の予選からレース前のガレージでの始動まで、状況は何も変わっていなかった。しかしランドのマシンをガレージから出そうと準備していた際に、パワーユニットの電気系トラブルが発見された」

    「我々はメルセデスHPPとともに修復を試みたが解決できず、彼にとってキャリア初となるグランプリ欠場という結果になった」

    「その後、グリッド上でオスカーのパワーユニットにも別の電気系トラブルが見つかり、解決できなかったためガレージへ戻す必要があった」

    「両方のパワーユニットで同時に別々の電気系トラブルが発生したように見える。極めて不運な偶然だったが、その結果として今日はどちらのマシンもレースをスタートさせることができなかった」

    今回の撤退は、マクラーレンが決勝スタート前に2台ともレースを断念するケースとしては20年以上ぶりの出来事となった。チームは今後、メルセデスHPPと共同で原因の詳細な調査を進めるとしている。

  • マックス・フェルスタッペン 今のF1を酷評「好きな人はレースを分かってない」

    マックス・フェルスタッペン 今のF1を酷評「好きな人はレースを分かってない」

    マックス・フェルスタッペンが2026年F1中国GPの決勝後、今季導入された新レギュレーションを強く批判した。内燃エンジンと電動出力がほぼ50対50となる新しいパワーユニット規則やシャシー規定の大幅変更について、現役ドライバーの中でも最も強い不満を示している。

    フェルスタッペンはすでにプレシーズンテストの段階から「強化版フォーミュラEのようだ」と語るなど懐疑的な姿勢を示してきたが、中国GPではERS冷却トラブルによるリタイアを喫したこともあり、レース後にはさらに踏み込んだ批判を展開した。

    フェルスタッペン「これはマリオカートのようだ」
    マックス・フェルスタッペンは新レギュレーションによって生まれたレース展開について、次のように語った。

    「ひどいよ。正直言って、これを好きだと言う人がいるなら、その人はレースというものを分かっていない」

    「まったく楽しくない。マリオカートをやっているみたいだ。これはレースじゃない」

    「ストレートでブーストして前に出るけど、次のストレートではバッテリーがなくなって相手がブーストして抜き返してくる。僕にとっては冗談みたいなものだ」

    「今のF1はメルセデスが圧倒している」
    フェルスタッペンはまた、2026年シーズン序盤の勢力図にも言及した。

    開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPの両方でメルセデスがワンツーフィニッシュを記録しており、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルが主導権を握っている状況だ。

    フェルスタッペンはこう語った。

    「結局勝っているのはキミとジョージだけだ。だから接戦という感じでもない。彼らは他のチームより何マイルも先にいる」

    「フェラーリはスタートが良くて一時的に前に出ることもあるけど、数周すれば状況は整理される。でもこれはレースとは関係ない」

    「僕が勝っていたとしても同じことを言うよ。僕はレースそのものの質を大事にしているからだ」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション フォーミュラ1カー

    「このレギュレーションはF1を壊す可能性がある」
    フェルスタッペンはさらに、このレギュレーションが将来的にF1そのものに悪影響を与える可能性があると警告した。

    「このままでは、いずれこのスポーツを壊してしまうと思う。最終的には自分たちに跳ね返ってくる」

    「もちろん、僕たちはF1側とも話をしている。ドライバーの多くが同じ意見を持っていると思う」

    「勝っているチームは『今のままでいい』と言うだろう。優位性があるなら、それを手放したくないのは当然だからね」

    「でも多くのドライバーに聞けば、これは僕たちが望んでいるものではない。ファンの多くも同じだと思う」

    「できれば、できるだけ早くこの状況を変えたい」

    フェルスタッペンは最後に、レギュレーション変更には政治的な駆け引きが伴うとも指摘した。

    「これは政治なんだ。今アドバンテージを持っている人たちは、それを失いたくない」

    「でもスポーツ全体という視点で見れば、今の形は良くないと思う」

  • アストンマーティンF1 中国GPもWリタイア ホンダ「完走には信頼性が不十分」

    アストンマーティンF1 中国GPもWリタイア ホンダ「完走には信頼性が不十分」

    2026年F1第2戦中国GPが上海インターナショナル・サーキットで開催され、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールの2台ともにリタイアという厳しい結果に終わった。

    ホンダのF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎は、信頼性改善の兆しは見られたとしながらも、フルレースディスタンスを戦い抜くにはまだ課題が残っていると認めた。

    折原伸太郎「信頼性は改善傾向だが、まだフルレースには不十分」
    ホンダF1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は次のように語った。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。」

    「一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした。」

    振動問題は改善傾向 日本GPに向けて課題
    また折原は、今季序盤から指摘されている振動の問題についても言及した。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります。」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールのリタイア原因を調査中
    ランス・ストロールのリタイアについては、現在も原因調査が続いているという。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRCさくらの施設と連携し、根本原因の調査を進めています。」

    2026年F1新レギュレーションの難しさ
    折原は、2026年レギュレーションの難しさを認めながらも、それを言い訳にはできないと強調した。

    「本日のレースでは複数のDNFやDNSが発生しており、2026年のレギュレーションが決して簡単ではないことを示しています。しかし、それが我々の信頼性やパフォーマンスに対する言い訳になることはありません。」

    「今後も改善に向けて全力で取り組んでいきます。まだ多くの課題を抱えていますが、その一つひとつに確実に向き合い、解決していくことが最優先事項です。」

  • 2026年F1中国GP 決勝 ハイライト動画 アントネッリ涙の初F1優勝

    2026年F1中国GP 決勝 ハイライト動画 アントネッリ涙の初F1優勝

    2026年F1中国GP決勝は、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがF1初優勝を飾る歴史的なレースとなった。史上最年少ポールシッターとしてスタートした19歳のルーキーは、序盤に一度ルイス・ハミルトンに首位を奪われながらも、すぐに逆転。その後は安定したレース運びでトップを守り切り、F1史上2番目の若さでグランプリウイナーとなった。

    2位にはチームメイトのジョージ・ラッセルが入り、メルセデスはワンツーフィニッシュを達成。ラッセルはセーフティカー後のリスタートで一時フェラーリ勢の後ろに下がったが、レース中盤にシャルル・ルクレールとハミルトンを攻略して順位を回復した。ドライバーズランキング首位のラッセルにとっても重要なポイント獲得となった。

    フェラーリではルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが表彰台をかけて激しいチーム内バトルを展開。2台は複数のコーナーで並走するなど見応えのある攻防を繰り広げ、最終的にハミルトンが3位を獲得してフェラーリ加入後初のグランプリ表彰台を手にした。ルクレールは4位でフィニッシュした。

    一方、レース前から波乱も多かった。マクラーレンはランド・ノリスとオスカー・ピアストリが電気系トラブルでスタートできず、アストンマーティンもランス・ストロールとフェルナンド・アロンソがリタイア。さらにマックス・フェルスタッペンも終盤にトラブルでリタイアするなど、上海では多くのドラマが生まれる一戦となった。

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  • ランド・ノリス マクラーレンF1中国GP DNS「始動すらできなかった」

    ランド・ノリス マクラーレンF1中国GP DNS「始動すらできなかった」

    ランド・ノリス(マクラーレンF1)は2026年F1中国GPでスタートを切ることができず、自身のF1キャリアで初めてDNSを喫した。ノリスは、決勝前にマシンのトラブルを知らされていたことを明かし、その問題が最終的に出走不能につながったと説明した。

    この日はオスカー・ピアストリもDNSとなり、マクラーレンF1は2台そろってグリッドに並べなかった。

    マクラーレンの2台がレース前にグリッドから姿を消したのは、1983年モナコGPで予選通過を逃して以来の事態となった。チームはその後、両車がそれぞれ異なる電気系トラブルに見舞われたと認めている。

    ノリスが明かしたパワーユニット関連の電気系トラブル
    ランド・ノリスは、自身のマシンに起きていた問題について、決勝前の限られた時間の中で把握したと語った。

    「正直、それがどれくらい前から起きていたのかは分からない」とノリスは語った。

    「こういう時は、チームに作業を任せた方がいいこともある。でも、僕がそのことを知ったのは、ガレージを出る予定のたぶん20分くらい前だったと思う。ただ、チームはその少し前からすでに作業していたはずだ」

    「パワーユニットに関係する電気系の問題だった。それで、エンジンを始動することすらできなかった。だから残念だよ。F1で初めてのDNSになってしまって悲しいし、さらに悪いのは、オスカーも一緒にDNSになってしまったことだ。僕たちにとってはベストな一日ではなかった」

    「自分の仕事ができなかったのが悔しい」
    ノリスは、自身が走れなかったことだけでなく、準備を続けてきたチーム全体にとっても大きな痛手だったと受け止めている。

    「ただただ失望している。それだけだ。今日は自分の仕事をしに行くことができなかった。そのことに失望しているし、チーム全体のことを思うと悔しい」

    「僕だけじゃない。メカニックもそうだし、みんながすごく多くの作業を積み重ねてきた。これは複雑な機械なんだ」

    「新しいものがたくさんあるし、当然ながら、まだ時々は新しい問題も見つかる。だからガレージにいる全員が、今日はマシンをコースに送り出せなかったことを悔しく思っているし、それを解決するために懸命に取り組むはずだ」

    赤旗の可能性にも備えて待機
    ノリスは、完全に望みが消えるまでガレージに残り、レースに加われる可能性を探っていたことも明かした。

    「赤旗か何かが出て、運がこちらに向く可能性に備えて、最初の数周は僕たちも待っていた」とノリスは語った。

    「何か魔法みたいに起きて急に直るようなことがあれば、すぐ出られるようにしておきたかった。でも今日はそうはならなかった」

    中国GPを終えた時点で、前年王者のノリスはドライバーズランキング6番手につけている。ただ、ランキング首位ジョージ・ラッセルとの差はすでに36ポイントとなっている。