カテゴリー: F1中国GP

  • レーシングブルズF1 ローソン7位入賞も戦略明暗「実行は完璧だった」

    レーシングブルズF1 ローソン7位入賞も戦略明暗「実行は完璧だった」

    レーシングブルズは2026年F1第2戦中国GPで、リアム・ローソンが7位、アービッド・リンドブラッドが12位でフィニッシュした。

    ローソンはミディアムタイヤ、リンドブラッドはハードタイヤでスタート。序盤はローソンが好調だったが、セーフティカー直前のピットインが不運となった。それでも中団でのバトルを制し、ポイント圏内に復帰した。

    一方のリンドブラッドはセーフティカー中もステイアウトして順位を上げ、ハードでのロングスティントを選択したが、2度目のセーフティカーは出ず、ピットイン後にポジションを落とし、自身のスピンもあってポイントには届かなかった。

    パーメイン「実行は完璧だった」
    チーム代表のアラン・パーメインは、厳しい条件下での結果を評価した。

    「明らかに十分な速さがなかった週末で合計8ポイントを持ち帰れたのは、チームにとって素晴らしい結果だ。非常によく実行されたレースだった」とパーメインはコメント。

    「リアムはセーフティカーの1周前にピットインしたことで不運だったが、素晴らしいレースを見せた。一時はプレッシャーを受ける場面もあったが、ミスなく走り切り、確かな結果を持ち帰った」

    「アービッドにとっては厳しい週末だった。ハードタイヤスタートのドライバーにとってはセーフティカーのタイミングが悪く、レースに影響した。それでも学びは続いている。新しいサーキットでのスプリント週末は常に難しいものだし、特にプラクティスで十分な走行ができなかったことも影響した」

    「ここからは短いインターバルでヨーロッパに戻り、その後日本へ向かう。前の2戦とは大きく異なる特性を持つサーキットでの戦いを楽しみにしている」

    ローソン「本当に楽しいレースだった」
    7位でフィニッシュしたリアム・ローソンは、レースを振り返った。

    「今日の結果には本当に満足している。正直ここまでの結果は予想していなかったが、終盤のペースはとても良かった」とローソンはコメント。

    「セーフティカーのタイミングは良くなかったし、その時はレースが終わったと思ったが、その後はとても楽しいレースになった。いくつかオーバーテイクも決めることができたし、P7でフィニッシュできたのはうれしい」

    「戦略面でもチームは素晴らしい仕事をしてくれたし、週末を通してすべてを正しく実行できた。今回の結果はチームの実行力の高さを示している」

    「来週、そして今後のレースに向けてもう少しスピードを見つけていきたいし、さらに上位で戦えるようにしていきたい」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    リンドブラッド「学びの多い週末だった」
    12位でフィニッシュしたアービッド・リンドブラッドは、週末を振り返った。

    「簡単な週末ではなかった。スタートは良く、レースもセーフティカーまでは順調だったが、タイミングが良くなかった」とリンドブラッドはコメント。

    「ミディアムタイヤに交換するには早すぎたため、ハードでステイアウトするしかなかった。メルボルンとは異なる週末だったし、新しいサーキットでのスプリントイベントということもあり、プラクティスでの走行も限られていた」

    「学びは多く、日本に向けて改善できる点もある。チームとともに見直し、次に活かしていきたい」

    レーシングブルズはローソンの入賞で結果を残した一方、リンドブラッドは戦略と展開に苦しんだ。チームはこの週末のデータをもとに、日本GPでのさらなる改善を目指す。

  • アウディF1 ヒュルケンベルグ完走 ボルトレトDNS「迅速に対処する」

    アウディF1 ヒュルケンベルグ完走 ボルトレトDNS「迅速に対処する」

    アウディは2026年F1第2戦中国GPで、ニコ・ヒュルケンベルグが11位でフィニッシュ。ガブリエル・ボルトレトはテクニカルトラブルによりスタートできずDNSとなった。

    これでアウディは開幕2戦連続で1台のみの出走となった。ヒュルケンベルグはハードタイヤでスタートし、レース中の混乱を避けながら走行。終盤にはフランコ・コラピントとの差が大きく、ポイント争いには届かなかったものの、完走してチームに貴重なデータを持ち帰った。

    ウィートリー「チームとして理解しなければならない問題」
    チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、ボルトレトのDNSを含めた週末の課題を振り返った。

    「まずエマ・フェルバーマイヤーにお祝いを伝えたい。彼女は今週末、とても自信に満ちた安定した走りを見せた。土曜日の素晴らしいオーバーテイクに続き、今日は見事な勝利を収めた。2026年シーズン初勝利であり、アウディにとってF1アカデミーでの初勝利でもある」とウィートリーはコメント。

    「そしてキミ・アントネッリにもお祝いを送りたい。彼は見事なパフォーマンスで初のグランプリ優勝を手にした。彼にとって特別な瞬間だったと思う」

    「我々の側では、残念ながらガブリエルにとって非常に難しい一日になってしまった。レースをスタートできなかった問題について、チームを代表して彼に謝りたい。彼にとって非常に失望の大きい出来事だったはずだし、チームとして迅速に原因を理解し、対処しなければならない」

    「ニコのレースも簡単ではなかった。スタートでポジションを落としてしまったが、これはマシンをスタートさせる部分がまだ改善すべきポイントだと分かっている。その後ニコは力強いレースを見せ、優れたペースとエネルギーマネジメントを示した」

    「しかし残念ながらホイールガンのトラブルによって16秒のピットストップとなり、これでポイント争いから外れることになった。日本GPに向けて見直すべき点は多い。チームとして週末から学び、次のレースではより強く戻ってくる」

    ヒュルケンベルグ「フルディスタンスを走れたことが重要」
    11位で完走したニコ・ヒュルケンベルグは、メルボルンで走行距離を稼げなかったこともあり、レース距離を走れたこと自体が重要だったと語った。

    「スムーズなレースとは言えなかったが、僕にとって一番重要だったのはメルボルンを逃したあとでフルディスタンスを走れたことだ」とヒュルケンベルグはコメント。

    「これらのマシンはまだ未知の領域が多い。特にエネルギーマネジメントの部分だ。だから今は1周1周がとても重要だ」

    「今日のレースから学ぶべきことはたくさんある。来週すべてを見直し、いくつか整理して、日本GPでまた挑戦する」

    アウディ F1

    ボルトレト「スタートできなかったのは残念」
    ガブリエル・ボルトレトはテクニカルトラブルによりDNS。レースに出走できなかったことへの悔しさを語った。

    「残念ながら今日はテクニカルトラブルによってレースをスタートすることすらできなかった。それでも、最後までマシンを走らせようと追加の作業をしてくれたチームには感謝したい。本当にありがたい」とボルトレトはコメント。

    「今日のレースは多くのチャンスがあったと思う。スタートできなかったマシンやリタイアしたマシンも多く、ポイントを獲得できた可能性はあったはずだ」

    「もちろんフラストレーションはあるが、新しいレギュレーションの時代の始まりではこういうことも起こり得る」

    「それでもこの2戦から得られるポジティブな点もある。メルボルンは素晴らしい週末だったし、ここ上海でもレースまでは順調だった。良いポジションを争い、ペースも悪くなかった」

    「日本GPまで1週間あるので、チームと一緒にファクトリーでしっかり作業し、次のレースに向けてマシンのパフォーマンスをさらに引き上げたい」

    開幕2戦でアウディはトラブルにも見舞われたが、ヒュルケンベルグが完走してデータを収集した。チームは日本GPに向けて問題点の洗い出しとパフォーマンス向上に取り組むことになる。

  • キャデラックF1 2台完走で基盤を確認「正しい方向に進んでいる」

    キャデラックF1 2台完走で基盤を確認「正しい方向に進んでいる」

    キャデラックは2026年F1第2戦中国GPで、バルテリ・ボッタスが13位、セルジオ・ペレスが15位でフィニッシュした。チーム創設2戦目のグランプリで2台完走を達成し、着実な一歩を刻んだ。

    レース序盤にはチームメイト同士の接触が発生したものの、両ドライバーは最後まで走り切りチェッカーを受けた。新レギュレーション下で多くのチームがトラブルに苦しむ中、完走という結果はキャデラックにとって重要な成果となった。

    ロードン「2台完走は大きな成果」
    チーム代表のグレアム・ロードンは、新規参戦チームとしての進歩を強調した。

    『この結果には非常に満足している。新しいマシンの複雑さによって、経験豊富なチームでさえ大きな問題に直面していることが今日のレースでも分かった。そうした中で、チーム創設2戦目の週末に2台ともフィニッシュできたことは、インディアナポリス、シャーロット、シルバーストーン、そしてドイツにいる我々のチーム全員にとって大きな成果だ』

    『それだけでなく、週末を通してペースと総合的なパフォーマンスの面でも確実な前進を示すことができ、他チームとレースすることもできた。ここ数週間は非常に厳しい時間だったが、チーム全員の努力には本当に感謝している。この開幕2連戦を胸を張って終えることができたし、今後に向けて非常に良い基盤ができたと確信している』

    キャデラック F1

    ボッタス「期待していなかった結果」
    13位でフィニッシュしたバルテリ・ボッタスは、チームの進歩を実感していると語った。

    『わずか2戦目のグランプリでP13とP15で2台とも完走できたのは、チームにとって素晴らしい結果だ。他チームがレース中にいくつも問題を抱えていたこともあり、ここまでの結果は正直予想していなかった』

    『僕自身は比較的トラブルの少ないレースだったし、そのおかげでしっかりした順位でフィニッシュすることができた。アストンマーティンとバトルすることもできたし、いくつか良い戦いもあった』

    『レース1からレース2にかけて、必要なすべての分野で確実に進歩しているのは明らかだ。このチームをとても誇りに思っているし、僕たちは正しい方向に進んでいる。ただ、まだやるべきことが残っているのも分かっている』

    ペレス「接触は自分のミスだった」
    セルジオ・ペレスは15位でフィニッシュ。スタート直後の接触について自身の判断ミスだったと認めた。

    『今日は良いレースだったと思う。チームとして2戦目で2台とも完走できたことには満足している』

    『僕のレースは簡単ではなかった。スタートでバルテリと接触してしまったが、あれは僕のミスだった。少し楽観的すぎたし、彼に逃げ場がないことに気づかなかった。そのせいで時間を失ってしまった』

    『その後もギャップを詰めるたびにエネルギーのデプロイメントにいくつか問題が出て、合計で20秒以上は失ったと思う』

    『それでもこの2戦を通して達成したことには誇りを持てる。次の日本GPでこの成果をさらに発展させていくのが楽しみだ』

    開幕2戦でキャデラックはポイント圏には届いていないものの、2台完走とパフォーマンス改善を示した。新チームとしての基盤づくりは着実に進んでいる。

  • ホンダF1「2026年レギュレーションは言い訳にならない」 振動問題に課題

    ホンダF1「2026年レギュレーションは言い訳にならない」 振動問題に課題

    アストンマーティンと組むホンダにとって、2026年F1シーズン序盤は厳しい戦いが続いている。開幕戦オーストラリアGPに続き、中国GPでも両車が完走できず、パワーユニットの信頼性問題が改めて浮き彫りとなった。

    特に中国GPでは、フェルナンド・アロンソが激しい振動によって手足の感覚を失いリタイアを強いられるなど、マシンの深刻な問題が露呈した。

    ホンダF1 トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニア、折原慎太郎はレース後、改善の兆しはあるとしながらも課題の多さを認めている。

    ホンダF1 折原慎太郎「振動は改善したが問題は残る」
    HRCチーフエンジニアの折原慎太郎は中国GP後、週末を振り返り次のように語った。

    「今日の中国GPでダブルリタイアという結果には満足できない。しかしポジティブな面に目を向ければ、メルボルンより多くの走行距離を重ねることができたのは励みになる」

    「スプリント週末を通して信頼性は改善していたが、まだレース全距離を走り切るには十分ではない」

    「システム面での振動は改善したが、ドライバーの快適性という点では依然として問題が残っている。これは次戦の日本GPに向けて取り組むべき重要な課題だ」

    ホンダF1 本田技研工業

    ストロールのリタイア原因は調査中
    また、ランス・ストロールのリタイアについても原因はまだ特定されておらず、ホンダとチームが共同で調査を進めているという。

    「ランスのリタイアについては現在、原因を調査している。9周目に何が起きたのかを理解するため、HRCさくらの施設やアストンマーティンと協力しながら作業を続けていく」

    「2026年レギュレーションは難しいが言い訳ではない」
    折原はまた、2026年の新レギュレーションが技術的に非常に複雑であることにも言及した。

    「2026年のレギュレーションは決して簡単ではない。今日のリタイアやDNSの数を見ればそれは明らかだ」

    「しかし、それが僕たちの信頼性やパフォーマンスの言い訳にはならない」

    「まだやるべきことは非常に多くある。今の僕たちにとって最優先なのはそこだ」

    シーズン序盤で苦戦が続くホンダにとって、次戦日本GPは大きな試練となる。母国レースを前に、信頼性問題の解決が急務となっている。

  • フェラーリF1 “ヘイローウイング”撤去 FIAが合法性を疑問視

    フェラーリF1 “ヘイローウイング”撤去 FIAが合法性を疑問視

    スクーデリア・フェラーリは2026年F1中国GPの週末、マシンに装着していたヘイロー周辺の小型ウイングレットを撤去した。これはFIAとの協議の結果、レギュレーション解釈を巡る議論が生じたためだと報じられている。

    このパーツは金曜プラクティスとスプリントで使用され、車検も通過していた。しかし土曜日のスプリント後、予選前の段階で取り外され、そのまま決勝では使用されなかった。

    FIAとの議論で「ボーダーライン」と判断
    フェラーリの内部関係者によると、このウイングレットはレギュレーション上「ボーダーライン」に位置するデザインと受け止められていたという。

    そのためチームは、中国GPの週末にこの問題を巡って議論が長引くことや、他チームによる抗議、あるいはレース後の裁定トラブルに発展するリスクを避ける判断を下した。

    さらに、このパーツによるパフォーマンス向上は数百分の一秒程度と小さく、リスクを冒してまで使用する価値は大きくないと判断されたとされる。

    その結果、フェラーリは予選前にウイングレットを撤去し、パルクフェルメ規定の関係で決勝レースでも使用しない形となった。

    ヘイロー周辺のエアロ処理が焦点
    フェラーリは中国GPに向けて、マシンに2つの注目すべき空力アップデートを投入していた。

    ひとつはリアウイングの新しい「フリップフロップ」コンセプトで、上部エレメントが180度回転して“ストレートモード”時に上下が逆転する仕組みを持つ。これによりドラッグを大きく減らし、場合によってはわずかな揚力を発生させてタイヤの転がり抵抗を減らす効果も狙っている。

    もうひとつが問題となったヘイロー周辺の小型ウイングレットで、中央のエアロ支柱の両側に取り付けられていた。

    フェラーリはFIA提出書類の中で、この変更について次のように説明している。

    「イベント特有のアップデートではなく、小さな空力負荷の改善をもたらすものだ」

    設計意図としては、コックピット周辺の気流を整え、後方のダウンフォース生成や空力効率の向上につなげる狙いがあったとみられる。

    スクーデリア・フェラーリ

    ライバルチームの疑問が発端の可能性
    このウイングレットはスプリント後の車検も通過しており、当初は合法と判断されていた。

    しかし予選前の段階でFIAが関心を示した背景には、他チームからの問い合わせや異なる解釈の提示があった可能性が指摘されている。

    F1のレギュレーションでは、ボディワークを装着できる位置は厳しく制限されており、ヘイロー周辺の追加フェアリングについても条件が定められている。

    規則では、ヘイローのセカンダリー・ロールストラクチャーにはフェアリングを装着できるとされているが、その形状や位置は特定の合法ボックス内に収める必要があり、曲率や接続部分の半径にも制限が設けられている。

    2018年にもヘイロー空力で論争
    フェラーリがヘイロー周辺の空力デバイスで議論を呼んだのは今回が初めてではない。

    2018年F1スペインGPでは、ヘイローに取り付けたミラーやフィンを利用して空力効果を得るデザインを導入したが、FIAはこれを問題視し、そのレース後に禁止措置を取った。

    今回のウイングレットについても最終的な合法性はまだ確定しておらず、フェラーリとFIAの協議は今後も続く見込みだ。

    “フリップフロップ”リアウイングは鈴鹿で再登場へ
    一方、もうひとつの注目パーツであるフリップフロップ式リアウイングについては、日本GPで再びテストされる可能性が高い。

    フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、走行距離を重ねて信頼性とデータを確認する必要があると語っている。

    「新しいパーツの走行距離を稼ぐには、フリー走行で走らせる必要がある」

    「おそらく来週の日本GPでも再び試すことになるだろう。信頼性と走行距離が十分であれば、週末のレースで導入する可能性もある」

  • オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ 開幕2戦DNS F1史上初の不名誉記録

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は、2026年F1中国GPでスタートできず、開幕2戦連続DNSという不名誉な記録を残した。これにより、F1世界選手権の歴史上、シーズン最初の2戦でいずれもDNSとなった初のドライバーとなった。

    さらにこの結果は、マクラーレンの創設者であるブルース・マクラーレンが1969年アメリカGPとメキシコGPで記録して以来となる、同チームにとっての連続DNSという形でも並ぶものとなった。

    ピアストリは母国ラウンドのオーストラリアGPで、グリッドへ向かう途中のクラッシュによってスタートできなかった。そして上海で行われた中国GPでは、パワーユニットの電気系トラブルによりグリッド上からマシンを下ろされ、再びDNSが記録された。

    これによりピアストリは、これまでF1世界選手権のグランプリに参戦した782人のドライバーの中で、シーズン開幕2戦を連続してスタートできなかった初の存在となった。F1世界選手権はここまで通算1,151戦を数えているが、その記録の中でも前例のないケースとなった。

    なお、1964年にはトニー・マグスがオランダGPとベルギーGPで連続DNSを記録している。ただし、マグスはその年の開幕戦モナコGPにエントリーしておらず、カレンダー上の最初の2戦でDNSを喫したわけではなかった。

    今回のピアストリの連続DNSは、マクラーレン創設者のブルース・マクラーレン以来の出来事でもある。ブルース・マクラーレンは1969年のアメリカGPでエンジントラブル、続くメキシコGPで燃料噴射系の問題に見舞われ、2戦連続でDNSとなっていた。

    一方でチームメイトのランド・ノリスも、中国GPではガレージからグリッドに向かうことができなかった。ノリスは、ピアストリとは別系統ながら同様にパワーユニットの電子制御系トラブルに見舞われ、自身のキャリアで初めてDNSを記録した。154回目のエントリーでの初DNSとなり、スタート数は153のままとなっている。

    マクラーレンにとってダブルDNSは、2005年アメリカGP以来となった。この時はキミ・ライコネンとファン・パブロ・モントーヤが、ミシュランタイヤの安全性への懸念によってレースを走ることができなかった。

    また中国GPは、マクラーレンにとって2017年バーレーンGPとロシアGP以来の連続DNSにもなった。当時はストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソが、それぞれ別の週末でスタートできなかった。

  • リアム・ローソン F1中国GPで評価急騰 ファン「過小評価されていた」

    リアム・ローソン F1中国GPで評価急騰 ファン「過小評価されていた」

    レーシングブルズのリアム・ローソンが、2026年F1第2戦中国GPで存在感を示した。チームメイトのアービッド・リンドブラッドがデビュー戦で注目を集めた一方、上海ではローソンが週末を通して安定した走りを披露し、ファンから高い評価を受けている。

    ローソンは予選でリンドブラッドを上回り、スプリントと決勝の両方で7位フィニッシュ。週末を通して合計12ポイントを獲得し、特にタイヤマネジメント能力の高さがファンの間で話題となった。

    ファンが再評価したローソンのタイヤマネジメント
    SNSではローソンの走りを称賛する声が相次いだ。

    「彼はタイヤマネジメントの面で過小評価されているドライバーだと思う」

    「去年もレースペースはハジャーより良かった。ただ予選での一貫性が少し足りなかっただけだ」

    「タイヤを管理して結果を引き出す能力がある」

    「レースで結果を拾うのが本当に上手いドライバーだ」

    「オーストリア2025、バクー2025、ブラジル2025でも同じことをやっていた」

    「この分野ではずっと過小評価されていた」

    ニュージーランド流のレースマネジメント
    中には、ニュージーランド出身ドライバーの特徴に言及するコメントもあった。

    「タイヤを守りながら結果を出すタイプ。スコット・ディクソンを思い出す」

    「ニュージーランドのドライバーはこういうレースの作り方が上手い」

    また、今回の週末の走りそのものを評価する声も多かった。

    「ハードタイヤでのスタートは大きな賭けだった」

    「セーフティカー中にステイアウトした判断も良かった」

    「本当にいい仕事をした週末だった」

    「こういう結果を見ると応援したくなる」

    「彼の失敗を期待している人が多い中で結果を出しているのがいい」

    リンドブラッドとのチーム内バトルにも注目
    一方で、レーシングブルズ内部の戦いにも注目が集まっている。リンドブラッドはスプリントで1周目にスピンしてリタイアし、決勝でも戦略の影響でトップ10入りを逃した。

    そのため、今後のチーム内バトルについても様々な声が上がっている。

    「このままだとレッドブルとレーシングブルズが同じポジションで戦うかもしれない」

    「ローソンとリンドブラッドはシーズン中に何度も接触することになるだろう」

    「かなり激しいチームメイト争いになりそうだ」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソン「正直ここまでの結果は期待していなかった」
    週末を振り返ったローソン自身も、今回の結果には満足していると語った。

    「今日の結果には本当に満足している。正直、ここまでの結果はあまり期待していなかったけど、終盤のペースは強かった」

    「セーフティカーのタイミングが悪くて、その時はレースが終わったと思った。でも結果的にはとても楽しいレースになったし、いくつかオーバーテイクも決めることができた」

    「7位でフィニッシュできたのは最高だ。戦略面でもチームが完璧な仕事をしてくれた。週末を通してすべてがうまくいった」

    「次のレースやその先に向けて、もう少しスピードを見つけたい。もっと上位で戦えるように努力していく」

    今回の中国GPではタイヤ摩耗に苦しむドライバーも多かったが、ローソンはその状況を逆に武器に変えた。接戦が続くミッドフィールド争いの中で、このタイヤマネジメント能力は今後のシーズンでも大きな強みになる可能性がある。

  • 2026年F1中国GP 決勝 全ドライバーコメント

    2026年F1中国GP 決勝 全ドライバーコメント

    2026年F1第2戦中国GPは、上海インターナショナル・サーキットで決勝が行われ、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがF1初優勝を達成した。ジョージ・ラッセルが2位に入りメルセデスが1-2フィニッシュを達成。フェラーリのルイス・ハミルトンが3位で移籍後初表彰台を獲得した。

    一方でレースは波乱も多く、レッドブルのマックス・フェルスタッペン、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールがリタイア。

    さらにマクラーレンのランド・ノリスとオスカー・ピアストリ、アウディのガブリエル・ボルトレト、ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンがスタートできないなど、多くのトラブルが発生したレースとなった。

    1位:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「なんて信じられない一日なんだ! この勝利は、初めてゴーカートを運転して以来ずっと抱いてきた夢のひとつの実現だ。素晴らしい家族、そしてラウダ・ドライブとモーガン・ドライブの両方にいる信じられないチームのみんなに感謝を伝えたい。彼らの誰ひとり欠けても、これは成し遂げられなかったし、F1で初勝利を挙げられたことには本当に大きな意味がある。僕たち全員にとってとても特別な瞬間だった。レース自体は簡単ではなかった。スタートでひとつ順位を失って、それを取り返すために戦わなければならなかった。その後はセーフティカー明けをマネージしなければならず、ハードコンパウンドでは簡単ではなかった。タイヤを機能させるのは難しかったけれど、後ろから脅かされる前に何とかそれができた。このシーズン最初のダブルヘッダーを締めくくるには素晴らしい形になったけれど、まだ先にはたくさんの仕事がある。何ひとつ当然だとは思っていないし、日本に向けてしっかり努力して、鈴鹿にできる限り強い状態で乗り込めるようにするつもりだ」

    2位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「まず何より、キミのF1初優勝に心からおめでとうと言いたい。彼は素晴らしいレースをしたし、表彰台で彼と一緒に立てたのは本当に良かった。彼にとって決して忘れられない瞬間になるはずだし、チームとして1-2を達成できたのは素晴らしい。自分のレースは順調ではなかった。スタートでも、セーフティカー明けでも、ハードタイヤにスイッチを入れるのに苦しんで順位を落とした。フェラーリ勢は速く、とくに序盤はそうだったし、僕たちは彼らを2度抜き返さなければならなかった。彼らは肝心なところですべて速く、それが僕たちの仕事をより難しくした。幸い、そのたびにやり切ることはできたけれど、そのせいで勝利を争うチャンスを失った。シーズンのスタートとしては素晴らしい形だし、現時点で僕たちが倒すべきチームであるのは間違いない。この最初の2戦では大きなプレッシャーを受けたし、これからも強くプッシュし続けなければならない。ただ、パッケージは強力だし、次の日本ラウンドに向かうのが楽しみだ」

    3位:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「キミに心からおめでとうと言いたい。この瞬間と表彰台を彼と共有できて本当にうれしい。全体として、僕たちにとってとてもポジティブな週末だった。多くのことを学べたし、マシンを最適化するやり方も改善できた。今日のレースはここ数年で最も楽しいレースのひとつだった。厳しくてもフェアなバトルがあり、とくにシャルルとの戦いはそうだった。この素晴らしい観客の前で走れたことで、さらに特別なものになった。まだやるべき仕事はあるけれど、僕たちは正しい道にいるし、これから数週間でさらにメルセデスと戦えるようにしていくために、マラネロにいるみんなにとても感謝している」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「本当にエキサイティングなレースで、たくさんのバトルがあった。この新しいクルマは本当にレースしていて楽しい。すべては戦術とエネルギーのデプロイメント次第で、それを使ってライバルの前に出ることが本当にできる。ルイスは週末を通して強かったから、彼が3位なのは驚きではないし、それに値する。僕たちは素晴らしいバトルをしたし、今年はこれからもこういういい戦いがもっと見られると確信している。キミの初優勝にもおめでとうと言いたい。ああいう生の感情を見るのはいつだって胸を打つし、彼は今日、本当に卓越した仕事をした。だからとても嬉しく思っている」

    5位:オリバー・ベアマン(ハース)
    「素晴らしいレースだったし、これ以上は望めなかった。だからこのままプッシュし続けたい。1周目は、ハジャーが自分の前でスピンしてしまって本当に不運だったし、その時点では自分たちのレースは終わったと思った。あの時は12番手まで落ちていた。幸運にも、僕たちがそのペースを必要としていたちょうどいいタイミングでセーフティカーが出てくれた。その運をものにしたし、今日はクルマもとても速かった。本当に満足している」

    6位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はチームにとって素晴らしい結果だし、2台そろってポイントを獲得できたという意味で、週末全体としてもしっかりした内容だった。もちろんこの結果には満足しているけれど、競争者としての自分は、最終的には5位も可能だったと思っているだけに、心の奥では少し悔しさもある。今日もまたクルマの中でとても快適に感じていたし、ペースもあった。オープニングスティントでは先頭グループを視界に入れ続けていた。この新しいクルマでは、セーフティカーが出るかどうかではなく、いつ出るかの問題だと分かっていた。そして実際にそれが起きて、集団全体がまた詰まった。リスタートでは、なぜかパワーかブーストがなくて、オリーに抜かれてしまった。マックスや他のクルマたちとのバトルの中で、オリーに対して差を失い、追い上げるための大きなギャップができた。予選ラップのようなつもりで毎周プッシュして、それは楽しかったし、彼に追いつくことはできた。でも仕掛けるのに十分なほど近づくことはできなかった。素晴らしい結果だし、まだ細かく詰めるべき部分も多く残っている。願わくは、この週末に見せたペースを今後のレースにも持ち込めればと思う」

    7位:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今日の結果には本当に満足している。正直に言えば、僕たち自身もここまではあまり予想していなかったけれど、終盤に向けてのペースは強かった。セーフティカーのタイミングには恵まれなくて、その瞬間には自分たちのレースは終わったかもしれないと思った。でも結果的には本当に楽しいレースになったし、いくつかオーバーテイクも決めることができた。7位で持ち帰れたのは素晴らしい気分だ。戦略面ではチームの手柄だし、この週末はすべてを正しくやり切った。2度のポイントフィニッシュを確保できたことが、このチームがどれだけうまく遂行したかを示している。来週、そして今後のレースに向けて、さらに少しスピードを見つけるためにプッシュを続けるし、もっと前方で争えるようになればと思っている」

    8位:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「今日はもっとポイントを取れなかったのが残念だ。スタートは良かったし、序盤はまずまずのペースがあった。オリーとの戦いは楽しかったし、いいレースができていた。でもそのあとリアがあまりにも急に滑り出して、クルマを失ってしまった。そこからは集団をかき分けなければならなかったけれど、いくつかいいオーバーテイクができて、ポイント圏内まで戻ることができた。前にいた何台かのクルマについては少し運も味方したけれど、それでもチームとともに初ポイントを取れたのはうれしい。現時点では、前方のチームと戦うには純粋なクルマのパフォーマンスが足りていないけれど、週末ごとにクルマとそのバランスをどう改善すべきか理解できてきている」

    9位:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「ここ中国でポイントを取れてうれしい。強いスタート、効果的なタイヤマネジメント、そしてレース終盤にコラピントを相手にうまく守り切れたことの結果だ。シーズンの現時点で、純粋なペースだけでポイントを取れる位置に僕たちがいないのは分かっている。でも今日はそれ以外のすべてを正しくやり切れたし、それが違いを生んだ。すべてを最大化できたことを誇りに思うべきだし、このポイントが、ここサーキットでもグローブのファクトリーでも働くチーム全員のモチベーションになってくれればと思う。みんながものすごく努力しているし、この先数週間でもっとパフォーマンスをクルマにもたらすために、さらに深く掘り下げていかなければならない。バモス!」

    10位:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「なんというレースだろう。そして2台そろってポイント圏内に入れたことで、チームにとって素晴らしい一日になった。アルピーヌでの初ポイントを獲得できてうれしい一方で、同じくらい悔しさもあるし、もっと上を狙いたかった。今日はうまくいかなかったこともあったし、ポイント圏内に戻れたのは素晴らしい成果ではあるけれど、まだもっと上があったと分かっている。それは今後のレースに向けて前向きな材料でもある。スタートは最高で、一気にたくさん順位を上げた。セーフティカーが出る前までは、5番手と6番手を余裕を持って走れていた。それで集団が中和され、僕を含めたハードタイヤ勢は全員ステイアウトした。その後はロングランをして、ピットを出たところで不運にもエステバンに当てられた。彼はあとで謝りに来てくれたし、それで問題はなかった。フロアにダメージを負ってダウンフォースを少し失い、最後にカルロスを捕まえるには十分なペースも周回数も残っていなかった。追加ポイントは本当に手の届くところにあったんだ! ピエールにもおめでとうと言いたい。今日はチームワークも良かったし、コース上では楽しいバトルもあった」

    11位:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「スムーズなレースではなかったけれど、自分にとって一番大事だったのは、メルボルンを逃したあとでようやくフルディスタンスを走り切れたことだ。これらのクルマは、特にエネルギーマネジメントの面で、まだかなり新しい領域にある。だから今はどのラップも有益だ。今日の内容にはたくさん整理すべきことがある。来週すべてを見直して、いくつかの点を整えて、また日本で挑み直す」

    中国グランプリ

    12位:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「僕たちにとって簡単な週末ではなかった。スタートは良かったし、セーフティカーが出るまではレースも順調に進んでいた。残念ながら、あのタイミングは僕たちの戦略にとって理想的ではなかった。ミディアムに替えるには早すぎたから、ハードで走り続けるしかなかった。メルボルンとは違う週末になった。今回は違った作り方の週末だったし、僕にとって新しいコースでのスプリントイベントで、さらにプラクティスで完了できた周回数もごくわずかだった。今後に持ち帰れる学びは間違いなくあるし、日本に向けてチームと一緒に改善し、見直せることもある」

    13位:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「チームにとって、わずか2戦目のグランプリで13位と15位で2台そろってフィニッシュできたのは素晴らしい結果だ。他チームがレースを通じて複数の問題を抱えていたとはいえ、これは自分が予想していたものではなかった。自分の側から見れば、比較的トラブルの少ないレースで、それが堅実なフィニッシュポジションにつながった。僕たちはレースをして、いくつかのいいバトルの中でアストンマーティンとも戦えた。必要なすべての分野で、1戦目から2戦目にかけて確実に進歩できている。このチームを本当に誇りに思うし、僕たちは正しい方向に進んでいる。でも、まだやるべき仕事があることも分かっている」

    14位:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「今日はいいレースだったし、チームとしてわずか2戦目のグランプリで2台とも完走できたことを喜んでいいと思う。自分のレースは順調ではなかった。スタートでバルテリと接触してしまったけれど、それは自分の責任だ。少し楽観的すぎたし、彼に逃げ場がないことに気づいていなかった。そのせいで時間を失った。その後もギャップを詰めるたびに、エネルギーデプロイメントの問題がいくつか出て、合計で20秒以上を失うことになった。でも、この2つのレース週末で僕たちが成し遂げたことは誇るべきだし、次の日本でこれを土台にしていくのが楽しみだ」

    15位:エステバン・オコン(ハース)
    「ハードタイヤで見せていたペースを考えれば、とてもいいレースになるところだった。ポイント圏内を走っている時に、2戦連続でセーフティカーかバーチャルセーフティカーのタイミングが悪く重なってしまったから、今日は自分たちに流れが向かなかった。フランコとの場面では自分がミスをして、ギャップの見極めを誤った。でもそれまではレースを通していいバトルができていたから、ああいう終わり方になってしまったのは残念だ」

    DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「全体として、僕たちにとってとても厳しい週末だった。今日はERSの冷却トラブルによってレースをリタイアしなければならず、これは見たいものではない。メルボルンで抱えていたのと同じ問題に直面した。デグラデーションが大きく、ペースとグリップにも引き続き苦しんでいた。スタートを助けるために違う手順を試したけれど、同じような問題が起きて、序盤でかなりポジションを落とし、グリッド後方に沈むことになった。クルマ全体のパフォーマンスを改善するために、持ち帰って分析し、学ばなければならないことがかなり多い。僕たちが望んでいる位置にはおらず、日本に向けて詳しく見ていくことになる。チームにはとても才能のある人たちがいて、彼らができることをすべてやっているし、僕は彼らに大きな信頼を置いている。でも現時点では、望むところにはいない。このレースのあとには少し時間があるから、その間にクルマの改善に取り組めればと思う。最後に、キミの初優勝にもおめでとうと言いたい。最初の1勝はとても感情的なものだし、彼がそれを達成するのは時間の問題だった」

    DNF:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今回もスタートは楽しかったし、10番手まで上がれたことを見ても、そこはこのクルマの強みのようだ。ただ、20周目あたりから振動レベルに苦しみ始め、その時点ですでに1周遅れになっていたので、最終的にはクルマを止めることを決めた。振動は今日が週末のどの日よりもひどく感じられたから、なぜそうなったのか調べる必要がある。すべてを直すにはまだ時間が必要なのは明らかだけれど、2週間後の日本でもう一度挑む」

    DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「1コーナーに入っていくところで、クルマの電源が落ちた。調べる必要があるけれど、バッテリー関連の問題ではないかと見ている。全体としては、この週末でより多くの周回をこなし、より多くのデータを集め、クルマとエンジンについてより多くを学べた。それは中国から持ち帰れる前向きな点だ。あらゆる分野でまだ多くの仕事が待っているし、改善に向けてプッシュしなければならない。チームにとって簡単な時期ではないけれど、みんなで力を合わせて取り組んでいるし、引き出せるポテンシャルはまだたくさんある」

    DNS:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「チームにとって厳しい一日だった。自分はグリッドまではたどり着いたけれど、残念ながらパワーユニット側に電気系のトラブルが発生した。ランドのものとは別の問題で、そちらは現在も調査中だ。もちろん、こういうことは決して望んでいないけれど、レースでは時にこういうことも起こる。さらに悔しいのは、またしてもレースディスタンスを走れなかったことだ。この時代のクルマから最大限を引き出す方法を学ぶうえで、走行時間が極めて重要だと分かっているからだ。今週末のチームの尽力に感謝したいし、キミ・アントネッリのF1初優勝にもおめでとうと言いたい。これは大きな達成だし、一生忘れないものになる。これからは気持ちを切り替えて、日本に焦点を移す」

    DNS:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「ここまで遠くまで来て、自分だけでなくチーム全体がこれだけの努力を注いだのに、レースをスタートできなかったのは残念だ。パワーユニット側に電気系の問題が発生し、それがエンジンを始動できない原因になった。メカニックたちは修復のためにできる限りのことをしてくれたけれど、残念ながら直せなかった。さらに悔しいのは、オスカーと自分の2台がまったく無関係の問題を抱えていたように見えることで、本当に全体として不運だったということだ。ただ、これを受け止めて、何が問題だったのかを学び、それが二度と起きないようにしなければならない。チームの全員が悔しがっている。エンジニアもメカニックもHPPの仲間たちもそうだ。僕たちはみんなレースをしてポイントを獲りたい。今日ここで応援してくれたファンの前でレースができなかったのは残念だ。チームはすでに問題の特定と修正に向けて懸命に取り組んでいるし、これから頭を下げて作業に集中し、数週間後の鈴鹿に向けてしっかり準備する。最後に、今日の勝者キミにもおめでとうと言いたい。初勝利はいつだって記憶に残るものだし、彼がその瞬間をしっかり味わえることを願っている」

    DNS:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「残念ながら、今日は技術的なトラブルによってレースをスタートすることすらできなかった。それでも、最後の最後まで僕をコースに戻そうと余分な作業をしてくれたチームには感謝したい。本当にありがたく思っている。このレースには多くのチャンスがあったと思う。スタートできなかったり、完走できなかったりしたクルマが多かったから、今日は僕たちにもポイント獲得の可能性があったはずだ。もちろんとても悔しいけれど、新しいレギュレーション時代の始まりには起こり得ることでもある。この最初の2戦から持ち帰れるポジティブな面もまだある。メルボルンは素晴らしかったし、ここ上海でもレースまでは週末はうまく進んでいた。僕たちはいいポジションを争っていたし、まずまずのペースもあった。今は日本まで1週間空くから、ファクトリーに戻ってチームと一緒に懸命に働き、次戦に向けてクルマのパフォーマンスをさらに見つけていく」

    DNS:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日に関しては、グリッドに向かう周回で油圧系の問題が見つかり、それによってスタートできなくなってしまったから、あまり持ち帰れるものはない。どこかの時点でコースに戻って周回を重ね、日本に向けて再びシェイクダウンできるかもしれないと期待していたけれど、残念ながら間に合うようには直せなかった。僕たちは自分たちの問題とフィードバックを徹底的に見直す必要があるし、さらにパフォーマンスを見つけるためにも、信頼性の問題を理解しなければならない。チームとしては、自分たちでコントロールできることとできないことを切り分けるのが重要だし、わずか2週間後の日本に向けて結束しなければならない。救いは、カルロスがチームにいくつかポイントを持ち帰ってくれたことだ。そしてキミの初優勝にも大きな祝福を送りたい」

  • マックス・フェルスタッペン F1中国GPリタイアの原因判明 ERS冷却トラブル

    マックス・フェルスタッペン F1中国GPリタイアの原因判明 ERS冷却トラブル

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1中国GP決勝で終盤にリタイアを喫した。フェルスタッペンは45周目に突然ペースを落とし、チームからピットへ呼び戻されてレースを終えることになった。

    当時フェルスタッペンは6番手を走行しており、スタート直後の大きな後退からポジションを回復していたが、リタイアによりポイント獲得の機会を失った。一方、レッドブル陣営はアイザック・ハジャーの8位による4ポイントのみを持ち帰る厳しい週末となった。

    フェルスタッペンのリタイアはERS冷却トラブル
    レッドブルはその後、フェルスタッペンのリタイアの原因がエネルギー回生システム(ERS)のクーラントトラブルだったことを明らかにした。さらなるダメージを防ぐため、チームはマシンをリタイアさせる判断を下したという。

    フェルスタッペンは決勝でもスタートで出遅れ、16番手まで順位を落としたものの、上海インターナショナル・サーキットで着実にポジションを回復。ハースF1チームのオリバー・ベアマンの後ろとなる6番手まで浮上していた。

    しかしレース終盤、突然ペースが低下したことでチームはマシンをピットに呼び戻し、2026年F1シーズン第2戦はリタイアという結果になった。

    メキース「信頼性問題は予想していた」
    「中国GPは金曜日から我々にとって非常に厳しいイベントだった」とレッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは語った。

    「スプリント週末の序盤で後手に回るのは最悪のシナリオだ。問題を把握して対処する時間がほとんどないからだ」

    「我々自身のパワーユニットでメルボルンのグリッドに並べたこと自体が大きな成果だった。信頼性の問題に直面する可能性があることは、ある意味で予想していた」

    「今日はクーラントの不具合でマックスをリタイアさせる必要があった。しかしそれが唯一の問題ではない。パフォーマンス面でも我々のパッケージにはいくつか明確な不足があった」

    「ただ、この数週間で我々は多くのことを学んでいる。2週間後の日本GPでは、より競争力を発揮できると期待している」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    中国GP後のメディアブリーフィングはキャンセル
    中国GP後、レッドブルは通常行われるローラン・メキースの決勝後メディアブリーフィングをキャンセルした。

    チームによると、メキースは上海から早い便で帰国する必要があったためで、厳しい週末を終えたチームは日本GPに向けてすぐに準備へ移ることになった。

    レッドブルは2026年から自社製パワーユニット「レッドブル・パワートレインズ」を投入しており、シーズン序盤は信頼性とパフォーマンスの両面で課題を抱える状況となっている。

  • ルイス・ハミルトン「最高の状態に戻った」フェラーリF1初表彰台で復活宣言

    ルイス・ハミルトン「最高の状態に戻った」フェラーリF1初表彰台で復活宣言

    2026年F1中国GPでルイス・ハミルトン(フェラーリ)が3位に入り、フェラーリ移籍後初のグランプリ表彰台を獲得した。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝したレースで、ハミルトンはチームメイトのシャルル・ルクレールとの争いを制し、フェラーリドライバーとして初めての表彰台に立った。

    2025年は苦しいシーズンとなったハミルトンだが、冬の準備とチームとの連携強化により、2026年シーズンは再び上昇気流に乗り始めている。上海での結果は、その復調を示す重要な一歩となった。

    ハミルトンは、自身のコンディションが再び最高レベルに戻ったと語った。

    「間違いなく、精神的にも身体的にも自分のベストの状態に戻ったと感じている。もちろん、まだ改善の余地はあると思っている」

    「この冬のトレーニングはこれまでで最もハードで強度の高いものだった。年齢を重ねるほど回復に時間がかかるけれど、その分新しい方法も取り入れてきた。クリスマスの日からトレーナーと一緒に取り組んできたんだ」

    「それにファクトリーでの時間も大きかった。新しいエンジニアとの仕事もあって、それがとても良い刺激になっている。チーム全体の士気も素晴らしい」

    ハミルトンはまた、フェラーリのマシン開発にも積極的に関わることで、チームとの結束が強まったと説明した。

    「クリスマスの日に、このシーズンをどうスタートするかを決めた。精神的にもどう取り組むかを決めて、それを続けている。まだこのクルマから引き出せるパフォーマンスがあると思う。特にエネルギーのデプロイメントなど、まだ学んでいる最中だ」

    「去年の後半はエンジニアと深く話し合った。自分が望んでいるクルマの特性についてだ。昨年のマシン開発には関われなかったが、今年は一緒に開発してきた」

    「彼らが僕の意見を聞いて、それをクルマに反映してくれたのを見ると本当に感謝している。同じ方向を向いていると感じられるから、チームとの結束もより強くなる」

    ルイス・ハミルトン スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリ初優勝は「これまで以上に近い」
    ハミルトンは2024年ベルギーGP以来グランプリ優勝から遠ざかっているが、フェラーリの今季のパフォーマンスを踏まえれば、勝利は「これまで以上に近い」と語る。

    「今は、これまで以上に優勝が見えていると言えると思う。去年はまったく見えていなかった」

    一方で、メルセデスとの差を縮めるためには大きな改善が必要だとも認めた。

    「予選では昨日かなり近づいたけれど、レースペースでは現時点で彼らはコンマ4〜5秒速いと思う。それはかなり大きな差だ」

    「ダウンフォースと効率、そしてパワーのすべてを向上させる必要がある。大きなアップグレードが必要だ」

    それでもハミルトンは、マラネロのチームを強く信頼していると強調した。

    「でもマラネロの全員を信じている。不可能なことではない。フォルツァ・フェラーリだ。僕たちはただプッシュし続けるだけだ」