カテゴリー: シャルル・ルクレール

  • シャルル・ルクレール 船のトラブルで婚約者との南極旅行が中止

    シャルル・ルクレール 船のトラブルで婚約者との南極旅行が中止

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2025年シーズンを終えた束の間のオフに、F1の世界から可能な限り遠く離れた場所で心身をリフレッシュする計画を立てていた。目的地は南極。マラネロからもサーキットからも、文字通り最も遠い場所で英気を養うはずだった。

    しかし、その計画は年末を目前にして無情にも潰えることになった。ルクレールにとって不運続きだった2025年は、最後の最後まで彼を手放さなかった。

    2025年最後に待っていた“もうひとつの躓き”
    どれほど不運な年であっても、必ず何かをもたらすものだ。人として成長させてくれることもあるし、何より「悪い時期はいずれ終わる」という事実こそが最大の救いになる。

    南極旅行という特別な計画が頓挫したことを知ったとき、ルクレールもまた、そんな思いを胸に抱いたのかもしれない。F1の短いオフシーズンを利用しての大旅行は、乗船予定だった船に技術的な問題が発生したことで、出発直前にキャンセルされてしまった。

    年末メッセージで明かされた南極行き中止
    この事実を明かしたのは、ルクレール本人だった。恒例となっている年末のメッセージの中で、彼はファンに向けて率直に状況を説明している。

    「南極旅行の写真は期待しないでほしい。船に技術的な問題があって、3日前に旅行がキャンセルになったんだ」

    そう記したルクレールの言葉には、落胆と同時に冷静な受け止め方もにじんでいた。期待に満ちていた計画が消えた一方で、2025年が決して悪いことばかりの年ではなかったことも、彼は忘れていない。

    コース外では実り多かった2025年
    サーキット上では苦しいレースが続いたが、オフ・トラックでは確かな前進があった。ルクレールはこの1年で、グリッド屈指の実力を持つドライバーとしての評価を改めて確固たるものにし、私生活ではパートナーのアレクサンドラ・サン・ムリューとの関係を深め、近く結婚を控えていることも知られている。

    年末メッセージの中で、ルクレールは次のように綴っている。

    「コース外ではとても良い年だったけど、コース上ではとても難しい一年だった。こうした浮き沈みの中でも、僕をフォローし、支えてくれたみんなに感謝している」

    そして視線はすでに次のシーズンへと向いている。

    「僕にとって一番大切なのは、2026年にすべてを出し切って、より多くの勝利と成功をつかむことだ。良い休暇を。そして来年また会おう」

    南極には辿り着けなかったが、2025年の終わりにルクレールが見据えているのは、より確かな未来だった。

  • 「フェルスタッペンと戦えるのは一人だけ」元F1ドライバーが挙げた意外な名前

    「フェルスタッペンと戦えるのは一人だけ」元F1ドライバーが挙げた意外な名前

    同じマシンでマックス・フェルスタッペンと競り合えるF1ドライバーは、グリッド上でただ一人しかいない。それはシャルル・ルクレールだ。

    そう語るのは元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼで、ランド・ノリスが新たなワールドチャンピオンであることは認めつつも、フェラーリのドライバーだけがフェルスタッペンと同じレベルにあると主張している。

    リカルド・パトレーゼ「たとえ新チャンピオンがノリスであっても……」
    フェラーリ在籍7年目となるルクレールだが、ドライバーズ選手権のタイトル争いを本格的に繰り広げたことは、いまだに一度もない。

    ルクレールは2019年、メルセデス時代の終盤にフェラーリへ加入した。その時代、彼の新たなフェラーリのチームメイトであるルイス・ハミルトンは、メルセデスのカラーでタイトルを独占していた。

    やがてメルセデスの支配に終止符を打ったのがレッドブルとフェルスタッペンであり、オランダ人ドライバーは2021年のタイトルをホイール・トゥ・ホイールの激闘の末にハミルトンから奪い取った。こうして「フェルスタッペン時代」が始まった。

    しかしその時代も、今季はマクラーレンとノリスがダブルタイトルを獲得したことで終焉を迎えた。ノリスはフェルスタッペンに2ポイント差でタイトルを制している。

    ルクレールは、2022年にフェルスタッペンに次ぐ2位、そして2024年にはフェルスタッペンとノリスに次ぐ3位でシーズンを終え、2度ランキング上位に入ったものの、真のタイトル争いを仕掛けたことはない。ランキング2位だったシーズンでさえ、フェルスタッペンとの差は146ポイントにも及んでいた。

    マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレール

    だが元ドライバーのパトレーゼによれば、その責任はルクレールではなく、彼に世界タイトルを争えるマシンを与えてこなかったフェラーリにあるという。

    実際、71歳のパトレーゼはルクレールを高く評価しており、フェルスタッペンと戦えるドライバーは彼しかいないと断言している。

    「どこにサプライズがあるというんだ?」と、パトレーゼはイタリア人ジャーナリストのレオ・トゥリーニに語った。

    「たとえ新チャンピオンがノリスであっても、絶対的な天才であるフェルスタッペンと戦える唯一のドライバーはカルレット(Carletto/親しみを込めたシャルル)だ」

    「彼は常に戦っている。だがスクーデリアの事情で、これまで一度も正しいマシンを手にしたことがない。シャルルは勝利に飢えている。彼が感じているフラストレーションは理解できるし、数少ないミスも、勝ちたいという強烈な欲求の裏返しなんだ」

    ルクレールのチームメイトであるルイス・ハミルトンについても、パトレーゼは、正しいマシンさえあれば史上最多となる8度目のタイトルを争えると確信している。その8度目のタイトルは、本来ならすでに手にしているべきだったとも付け加えた。

    「ルイスはF1のあらゆる記録を塗り替えたドライバーだ。7度のワールドチャンピオンだが、我々は皆、2021年アブダビで8度目のタイトルを奪われたことを知っている。

    「彼のようなドライバーには、競争力のあるマシンを与えなければならない。そうでなければ崩れてしまう。最強チームに少しでも近いフェラーリにルイスを乗せてみれば、彼が今でも戦っている姿が見られるはずだ」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1でハミルトン苦戦も「助言することはない」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1でハミルトン苦戦も「助言することはない」

    シャルル・ルクレールは、ルイス・ハミルトンがフェラーリ移籍初年度に苦戦したことについて理解を示しつつも、自身から特別な助言を与えることはほとんどできなかったと語った。

    12年間をメルセデスで過ごし、6度のワールドチャンピオンに輝いたハミルトンは、昨冬にフェラーリへ移籍した。しかしスクーデリアでの初年度は厳しく、シーズン序盤に中国GPのスプリントで勝利を挙げたものの、決勝レースでは一度も表彰台に立てなかった。

    シーズン終盤には3戦連続でQ1敗退を喫し、ランキング6位でシーズンを終えている。

    ルクレールは、チームメイトを手助けする余裕がほとんどなかったと説明する。

    「僕の仕事は、自分がコントロールできる範囲のすべてを最大化することだ」とルクレールは語る。

    「自分自身のこと、そしてチームのために集中すべきことがすでにたくさんある。自分のドライビングスタイルをできる限りマシンに合わせる必要もある。そうなると、ルイスを助けるために時間を割くのは簡単ではない。」

    シャルル・ルクレール スクーデリア・フェラーリ F1

    さらにルクレールは、自身の助言が本当に役に立ったかどうかにも懐疑的だ。

    「それに、ルイスはキャリアの中で僕よりはるかに多くのことを成し遂げている。正直なところ、彼に与えられるアドバイスはない」

    「新しいチームに加わるというのは、どのみち長いプロセスだ。僕自身、フェラーリに来てもう7年になるから、最初がどんな感じだったか正直覚えていない。今はすべての仕組みを理解していて、とても自然に感じている」

    「でもルイスにとっては、1年経った今でもまだ比較的新しい状況だ。プロセスも考え方も、チームも仕事の進め方もすべて違う。そういったことには、ただ慣れるための時間が必要なんだ。」

  • シャルル・ルクレール、2026年F1シーズンに向けて婚約者と南極で充電

    シャルル・ルクレール、2026年F1シーズンに向けて婚約者と南極で充電

    シャルル・ルクレールは、厳しい2025年シーズンに一区切りをつけるための、きわめて異例の計画を明かした。フェラーリのドライバーである彼は、婚約者のアレクサンドラ・サン・ムルーとともに南極へ向かい、2026年F1シーズンの本格準備に入る前に心身をリセットするつもりだという。

    2025年はスクーデリア・フェラーリにとって決して平坦な一年ではなかった。チームはコンストラクターズ選手権で4位(398ポイント)に終わり、シャルル・ルクレールはドライバーズ選手権5位、新たなチームメイトであるルイス・ハミルトンは6位という結果だった。

    期待に届かなかったこのシーズンが、ルクレールに日常から一度距離を置く決断を促した。

    オフシーズンの過ごし方について問われたルクレールは、この前代未聞の旅について次のように語っている。

    「とても、とても特別な旅をする。南極へ行くんだ。バッテリーを充電するための方法になる。」

    この旅は精神的なリフレッシュが主眼だが、プロフェッショナルとしての厳しさを忘れているわけではない。

    「もちろん、向こうでもたくさんトレーニングはする。でもそれだけじゃない。世界でも本当に特別な場所について、そしていろいろなことを学ぶ機会にもなる。実際にその場に立つとはどういうことなのか、もっと具体的に知りたいし、それが本当に楽しみだ。」

    ルクレールは、この唯一無二の経験を、個人的な発見と競技的な準備の両立として前向きに捉えている。

    「とても楽しみにしている。」

    そして南極から戻れば、すぐに現実が待っている。

    「それから当然、新年にマラネロへ戻ったら、たくさんの準備が始まる。シミュレーター作業も含めて、来るシーズンに向けてしっかり準備する。」

    型破りでありながらも、きわめて計画的なプログラムだ。南極という“世界の果て”でのこの寄り道が、ルクレールに新たな視点とエネルギーをもたらし、2026年F1シーズンへの再出発につながることを、本人は強く期待している。

  • シャルル・ルクレール ランド・ノリスF1王座獲得は「美しいサクセスストーリー」

    シャルル・ルクレール ランド・ノリスF1王座獲得は「美しいサクセスストーリー」

    シャルル・ルクレールは、ランド・ノリスが2025年F1シーズンで初のワールドタイトルを獲得したことについて、「美しい成功物語だ」と称賛した。ノリスはシーズン後半にランキング首位に立ち、マクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリを安定して上回る結果を積み重ねた末、タイトル争いを主導した。

    最終盤には、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが急速に勢いを取り戻し、激しい追い上げを見せた。

    それでもノリスはわずかな差でリードを守り切り、シーズン終了時にはわずか2ポイント差でフェルスタッペンを退け、念願の初戴冠を果たした。

    この結果について、RacingNews365を含むメディアの取材に応じたルクレールは、ノリスのタイトル獲得が持つ意味を次のように語った。

    「それこそが、僕がこのスポーツを愛している理由だ。感情があるからだ」

    「どれだけライバルを打ち負かしたいと思っていても、ランドのあんなに幸せそうな表情を見ると、本当に美しいものだと感じる」

    「これは、このグリッドにいる全員にとって究極の夢だ」

    「彼は今年、それを実現した。だから本当にうれしいし、彼はそれに値する」

    一方でフェラーリとルクレール自身にとって、2025年シーズンは厳しい一年となり、チームは年間を通じて一度も優勝を挙げることができなかった。それでも、来季から新たな技術レギュレーションの時代が始まることを受け、ルクレールは将来に向けて前向きな姿勢を崩していない。

    「次は僕の番だ。追い続けて、来年は彼の生活を少しでも大変なものにできればいい」とルクレールは語り、次なるタイトル争いへの意欲を示した。

  • フェラーリF1代表 ルクレールの発言に反応「感情が高ぶった状況でのもの」

    フェラーリF1代表 ルクレールの発言に反応「感情が高ぶった状況でのもの」

    フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールは、アブダビGP後にシャルル・ルクレールが口にした発言について、感情が高ぶった状況でのものだったとして冷静に受け止めている。

    フェラーリは2025年F1シーズンを通してグランプリ未勝利に終わり、大型補強として加入したルイス・ハミルトンも表彰台に立つことができなかった。2026年にはシャシーとパワーユニットの両方が刷新される大規模なレギュレーション変更が控えており、各チームにとって勢力図を変える大きな機会となる。

    失望の大きかったシーズンを受け、ルクレールはフェラーリで8年目を迎えるにあたり、「これが最後のチャンスになるかもしれない」との危機感を口にしていた。

    この発言について、バスールはレース直後の感情的なタイミングで出たものだと説明する。

    「正直に言って、シャルルというのは、去年を見ても分かるように、セッション直後にテレビペンで質問を受けるとき、P2のときとP6のときではまったく違う。そこは確かに同じシャルルではない」とバスールはRacingNews365を含むメディアに語った。

    「ただし、翌日に彼に『チームと何をしたいのか?』と聞けば、アプローチは常に同じだと思う。常に建設的で、もっと良くしようとしている」

    「たとえP1だったとしても、月曜日の朝にデブリーフを行う際のチームへの向き合い方はまったく同じだ。我々がどこを改善できるのかを知り、理解しようとする」

    スクーデリア・フェラーリ

    フェラーリは現在、タイトルから遠ざかっており、最後に世界選手権を制したのは2008年にまでさかのぼる。タイトル争いができるマシンを待ち続けるルクレールの現状について、バスールはその言葉の根底にあるのはチームを前進させようとする姿勢だと受け止めている。

    「P1でもP10でも関係ない。今日のデブリーフは、アルピーヌでも、ウィリアムズでも、レッドブルでも、そして我々でも同じだと思う」とバスールは述べた。

    「我々はあらゆるパフォーマンスの柱について、少しでも良い仕事をしようとしている。エンジン、ギアボックス、空力、セットアップ、シミュレーター、そのすべてだ。これが我々のDNAだ」

    「マックス・フェルスタッペンはチームを限界までプッシュしている。ランド・ノリスも同じだ。そして正直なところ、F1チームとして我々が求めているのも、まさにそれなんだ」

  • シャルル・ルクレール、フェラーリF1へ警告「2026年の機会を逃せば終わり」

    シャルル・ルクレール、フェラーリF1へ警告「2026年の機会を逃せば終わり」

    シャルル・ルクレールは、2026年F1レギュレーション導入を目前に控え、フェラーリがタイトル争いに加わるためには決定的な局面を迎えているとの認識を示した。

    2025年シーズン、フェラーリは開幕段階で方向性を誤り、コンストラクターズランキングで前年の2位から4位へと後退した。チームは4月以降、空力開発リソースのすべてを翌2026年マシンへ集中させる判断を下している。

    その結果、ルクレールはグランプリ未勝利に終わり、新加入のルイス・ハミルトンも表彰台に届くことはなく、シーズン終盤には3戦連続でQ1敗退を喫した。

    シーズンを通して、フェラーリとチーム代表フレデリック・バスールにはイタリア国内で厳しい視線が注がれてきた。そうした中でルクレールは、フェラーリが下した選択が、2026年の新レギュレーション下で大きなプレッシャーを伴うものであることを理解している。モナコ出身のルクレールは、2019年以来、チャンピオンシップを争えるマシンを待ち続けてきた。

    「この機会を逃せば終わり」――2026年が分岐点
    フェラーリが再びタイトルを狙えるマシンを用意できると信じているかと問われたルクレールは、次のように答えた。

    「信じている。そして、来年は極めて重要な年になる」

    さらに、2026年の規則変更が持つ意味についても言及した。

    「チーム全体が来年に向けて非常に高いモチベーションを持っている。これほど大きな変革は、フェラーリが何を成し遂げられるのかを示す大きなチャンスだ。この機会を逃せば終わりだと思っている。だからこそ、この新しい時代を正しい形でスタートできることを本当に願っている。それが重要なのは、その後の4年間に影響するからだ」

    勢力図が見えてくるタイミングについても、ルクレールは具体的な見解を示している。

    「第6戦か第7戦を終える頃には、その後の4年間を支配するチームがどこになるのか、かなりはっきりしてくると思う」

    シャルル・ルクレール F1 スクーデリア・フェラーリ

    勝利なき2025年シーズンの受け止め
    未勝利に終わった2025年シーズンについて、ルクレールは率直な思いを語った。

    「厳しいシーズンだったかどうかは分からない。最も厳しかったかと聞かれれば、正直なところ判断できない。ネガティブな感情はできるだけ早く忘れるようにしているからだ。ただ、間違いなく非常に失望の大きいシーズンだったのは確かだ」

    2025年の自己評価と改善点
    それでも、ルクレールは自身のパフォーマンスについては一定の手応えを感じている。ジョージ・ラッセル(メルセデス)と並び、タイトル争いを繰り広げた3人を除けば、2025年シーズンを通して最も評価されたドライバーの一人とされ、2人はそれぞれランキング4位と5位でシーズンを終えた。

    ルクレールは先月のラスベガスGPで、次のように語っている。

    「自分のシーズンは、実際のところ高く評価している。良い仕事ができたと思っている。ただし、常に改善できる点はある」

    さらに、キャリア初期との比較にも触れた。

    「最初の年は、自分の弱点が何だったのかが非常に明確だった。そこに取り組み、改善し、次第により細かな部分に集中するようになる。今は本当に小さなディテールの話になっているが、それでも違いを生む。だから、そこに集中していくつもりだ」

  • シャルル・ルクレール、2026年序盤でフェラーリF1との去就判断との報道

    シャルル・ルクレール、2026年序盤でフェラーリF1との去就判断との報道

    シャルル・ルクレールはフェラーリと2029年まで契約を結んでいるが、早くも来季以降のドライバー市場に動きが出る可能性があるとの噂が浮上している。

    オーストリア紙『Osterreich』によれば、事情に通じたイタリア人インサイダーのジュリアーノ・ドゥケッサは、ルクレールが2026年シーズン序盤を終えた段階で「自身の選択肢を評価することが認められる」と主張している。

    マクラーレンが特に強い関心を示しているとされ、アストンマーティンも状況を注視しているという。

    この見方は、現在のパドックの空気とも一致する。新たにワールドチャンピオンに輝いたランド・ノリスへの傾斜を強めるマクラーレンの姿勢に対し、オスカー・ピアストリとマーク・ウェバーが内心で不満を募らせているとされる一方、各チームは2026年のレギュレーション刷新を新たな競争サイクルの始まりと捉えている。

    ルクレール自身も、アブダビGPで来年が自身の長期的な進路を左右すると示唆していた。

    「来年は決定的な年になる」とルクレールは語った。

    「正直に言って、チーム全体がとてもモチベーション高く取り組んでいる。大きな変化だし、フェラーリが何を成し遂げられるかを示す絶好のチャンスだからだ」

    問題を抱えた初年度ながら、ルイス・ハミルトンを明確に上回る成績を残したルクレールは、2025年シーズンを終えて強い交渉力を手にしている。そして2026年の新時代に向け、フェラーリが即座に結果を出さなければならないという自信も持っている。

    「この新しい時代を正しい形でスタートできることを本当に願っている。なぜなら、今後4年間にとって重要だからだ。6戦目か7戦目までには、どのチームが次の4年間を支配するのか、かなり明確になると思う」と語った。

    公の場では、ルクレールは引き続きフェラーリへの忠誠を強調している。

    「フェラーリでチャンピオンになれると信じているか? イエスだ」と彼は認めた。

    「だが、今しかない。だからこそ、この新しいサイクルを正しい形でスタートできることを本当に願っている」

    さらに、マネージャーであるニコラ・トッドも最近、2026年のスタートがルクレールの長期的な将来にとって決定的になるとの見解を示している。

  • フェラーリF1代表「批判は歓迎」 ハミルトンとルクレールを擁護

    フェラーリF1代表「批判は歓迎」 ハミルトンとルクレールを擁護

    フェラーリF1チーム代表のフレデリック・バスールは、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが公の場でチームを批判することについて、まったく気にしていない姿勢を示した。フェラーリ会長ジョン・エルカーンが不快感を示したにもかかわらず、バスールはドライバーの発言そのものよりも、舞台裏でのやり取りを重視しているという。

    2025年シーズンのフェラーリは、グランプリ未勝利に終わり、ランキングでも4位に沈むなど、スクーデリアにとって失望の一年となった。

    最終戦まで争った2024年のタイトルをマクラーレンに奪われた翌年、期待は裏切られた形だ。ドライバーズランキングではルクレールが5位、ハミルトンが6位に終わっている。

    そのため両者はレース後の取材で苛立ちを隠さない場面が目立った。ブラジルGPではダブルリタイアを喫した直後、7度のワールドチャンピオンであるハミルトンが「悪夢だ」と語ったこともある。こうした否定的なコメントはエルカーンからも批判され、「運転に集中して、話すのは控えるべきだ」という発言が大きな議論を呼んだ。

    しかしバスールは、メディア対応での発言にはほとんど関心がないと語る。重要なのは、チームに戻ってきたドライバーが、より良い仕事をするためにチームをプッシュしているかどうかだという。

    「テレビペンでの反応は気にしていない」とバスールは、アブダビGPでフェラーリが4位と8位に終わった後に語った。

    「私にとって一番重要なのは、彼らが戻ってきて、チームをより良くするために全員でプッシュしているかどうかだ」

    「無線で感情的になることはあるし、それはドライバーによる。シャルルのことは皆知っていると思うが、彼はまず自分自身に対して、そしてチームや周囲に対しても批判的だ。ただしそれは常に前向きなダイナミクスの中でのことだ」

    「私はシャルルを10年、いや16年知っているが、彼は昔からこうだった。何に対しても不満を口にしてきたが、それは常により良い仕事をするためのポジティブなものだ」

    「P4でもP3でもP1でも関係ない。DNAは、より良い仕事をすることにある。私はそれを完全に受け入れている。重要なのは、デブリーフィングでも同じ姿勢を保ち、より良いマシン、より良いチーム、すべてをより良くしようとすることだ。それが我々が前進する方法だ」

    さらにバスールは、ドライバーがチームに対して批判的であることを、むしろ奨励しているとまで語った。それこそが、新レギュレーションが導入される来年に向けてフェラーリが復活するために不可欠だという。

    「もしドライバーから『我々は良い仕事をしている』と言われたら、私は打ちのめされるだろう」とバスールは続けた。

    「ドライバーにとってシーズンの総括とは、どこを改善できるかを見つけることだ。『ここもあそこも良い仕事をした』という言葉を聞きたいわけではない」

    「彼らのDNAも私のDNAも、チームをより良くするためにプッシュすることにある。ルイスであれシャルルであれ、あるいはその両方であれ、限界までチームを追い込む必要がある。すべての分野で、あらゆる部分でだ。我々には改善の余地があり、それはどこにでもある」

    「昨年は最終コーナーまでタイトルを争ったが、その時の反応もまったく同じだった。シャルルは『すべての分野で改善しなければならない。シミュレーター、セットアップ、エアロだ』と言っていた」

    公の場での厳しい言葉とは裏腹に、バスールにとってそれはフェラーリの“健全なDNA”の表れであり、再び頂点を目指すための原動力だと受け止められている。

  • アーサー・ルクレール 兄シャルルのスピン揶揄「ファンのためにバーンアウト」

    アーサー・ルクレール 兄シャルルのスピン揶揄「ファンのためにバーンアウト」

    アブダビGPのFP1では、フェラーリが2025年のヤングドライバー枠を消化するため、アーサー・ルクレールがルイス・ハミルトンの代役として出走。兄シャルルとグランプリ週末で走行を共有するのは今回が2度目となった。

    走行中、前方を走っていた兄シャルルがターン5でスピン。これを見ていたアーサーは無線で「シャルルはファンのためにバーンアウトしてるんだと思う」と冗談交じりにコメントし、ハミルトンのエンジニアであるアダミも「彼はターン5でスピンしたよ」と応じた。

    “ルクレール・ジュニア”という新ニックネームの由来
    アーサーに新たについたニックネーム“ルクレール・ジュニア”は、レッドブルのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが、前方車両の状況説明で「最初の前方車両はルクレール・ジュニアだ」と呼んだことがきっかけだという。

    それを聞いたマックス・フェルスタッペンは「ジュニアって呼ぶの、けっこう面白いね」と笑いながら反応していた。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    兄シャルルはペースに不満「ゼログリップだ」
    ソフトタイヤで0.016秒差の3番手タイムを記録したシャルルだったが、ロングランではマクラーレンやレッドブルに及ばず、自身のペースに不満を示した。

    「僕たちはすごく遅いね」とブライアン・ボッツィに無線で伝え、「クルマは本当にグリップがゼロ。信じられないし、まったく理解できない」と嘆いている。

    一方の“ルクレール・ジュニア”ことアーサーは、トップのランド・ノリスから0.875秒差の16番手でセッションを終えた。

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