カテゴリー: F1カナダGP

  • フェルナンド・アロンソ「マクラーレンの直線スピード不足はカナダで不利」

    フェルナンド・アロンソ「マクラーレンの直線スピード不足はカナダで不利」

    フェルナンド・アロンソは、マクラーレンの直線スピード不足がF1カナダGPでの困難な週末に繋がることを懸念していると認める。

    フェルナンド・アロンソは、前戦F1モナコGPでギアボックス故障によってリタイア。開幕から5戦連続で続けてきた連続ポイントが途絶えた。チームメイトのストフェル・バンドーンもポイント獲得を逃し、マクラーレンはノーポイントでモナコを後にした。

    フェルナンド・アロンソはモナコで2戦連続となるQ3進出を果たしたが、マクラーレンの明らかな弱点である直線スピード不足は、ロングストレートのあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは“ペナルティ”となると考えている。

    「僕たちはバルセロナでQ3に進出したし、モナコでもQ3に進んだ。今後のレースでもその傾向を維持して、僕たちの進歩を確認できれば嬉しいだろうね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「でも、カナダはチャレンジングになると思っている。ロングストレートのあるタフなサーキットだ。僕たちのスピード不足はペナルティになるかもしれない。僕たちにとって良いテストになるだろう」

    マクラーレンは、F1カナダGPでエンジンサプライヤーのルノーが導入するエンジンアップグレードによって後押しされる予定ではあるが、コンストラクターズ選手権では同じエンジンを搭載する4位のワークスルノーの6ポイント差をつけられており、レッドブル・レーシングからはさらに大きな差をつけられている。

    マクラーレンは、プレシーズンテストでレッドブル・レーシングに脅威を与えられることを期待していた。

    だが、ストフェル・バンドーンは、ライバルとのギャップを縮めるためにマクラーレンは正しい方向に進んでいると主張する。

    「クルマを改善させなければならない場所という点で僕たちのチームには明確な方向性がある」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「過去数週間で僕たちは小さな前進を果たしてきたと思う。今後数週間でさらに大きなゲインを生み出すために、今、ファクトリーでは懸命な作業がなされていると思う」

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル、カナダGPでリカルドの大量エンジンペナルティを覚悟

    レッドブル、カナダGPでリカルドの大量エンジンペナルティを覚悟

    レッドブル・レーシングは、F1カナダGPでダニエル・リカルドがエンジンペナルティを受けることになることを明かした。

    前戦F1モナコGPで優勝したダニエル・リカルドだが、MGU-Kを完全に失っていた。ルノーはモナコでのMGU-Kは再利用可能だとしていたが、実際にはそうではなかったようだ。

    ダニエル・リカルドは、第3戦中国GPでパワーユニットを総入れ替えしており、すべてのコンポーネントが2基目となっている。したがって、3基目のMGU-Kを投入することになれば、10グリッド降格ペナルティを科せられることになる。

    それに加えて、3基目のエネルギーストアとコントロールエレクトロニクスを投入することになった場合には、それぞれ5グリッド降格ペナルティが科せられ、ダニエル・リカルドはF1カナダGPで20グリッドの降格ペナルティを受けることになる。

    ルノーはF1カナダGPに新スペックのパワーユニットを投入するが、内燃エンジン、MGU-H、ターボチャージャーは3基までの使用が認められているため、今回のペナルティに含まれることはない。

    レッドブル・レーシングの最高技術責任者を務めるエイドリアン・ニューウェイは「彼はモントリオールで間違いなくペナルティを受けることになるだろう。現時点でそれがどれくらいになるかは聞いていない」とコメント。

    「ひとつは、モナコでバッテリーがダメージを受けていたかどうかだ。ルノーから報告があるまで我々がどのようなことに直面するかは正確にはわからない。MGU-Kは間違いなくペナルティを受けることになるだろう」

    ルノーがF1カナダGPに投入する新スペックは主に内燃エンジンにフォーカスしたものとされている。

    ルノーは、ワークスチームに加えて、マクラーレンとレッドブルにカスタマーユニットを供給しており、6台のマシンを走らせているが、モントリオールで全てのチームも新スペックを投入することがベストなことかどうかは確信していないとしている。

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「空力アップデートはうまく機能している」

    ブレンドン・ハートレー 「空力アップデートはうまく機能している」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第7戦 カナダGPへの意気込み、舞台となるジル・ヴィルヌーブ・サーキットについて語った。

    「これまでカナダを訪れたことはないけど、多くのドライバーからジル・ヴィルヌーヴ・サーキットはカレンダーの中でも最高のトラックの一つだと言われてきた。なのでモナコを終え、すぐに次のハイライトに向かうような気持ちだ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「ここは部分的に僕が好きな市街地サーキットとなっているので、楽しみだ。今のところ、このサーキットではシミュレーターでしか走ったことがないけど、モナコよりずっと速く、数カ所を除いてウォールもそこまで近くない」

    「また、レース以外でもこのモントリオールという街はとても楽しい場所だと聞いている」

    「カナダGPでは、過去に何度もすばらしいレースが繰り広げられてきたので、自分がその一部となれることを楽しみにしている。チームはマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すべく懸命に働いてくれており、モナコで投入したエアロパーツもよく機能していた。なので、今週末に向けては楽観的だ」

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「カナダを初体験するのを楽しみにしている」

    ピエール・ガスリー 「カナダを初体験するのを楽しみにしている」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年のF1世界選手権 第7戦 カナダGPへの意気込み、舞台となるジル・ヴィルヌーブ・サーキットについて語った。

    「カナダに来るのはこれが初めてだけど、モントリオールで行われるカナダGPはシーズンを通してのハイライトの一つだと皆が言っている。特別な雰囲気があり、レースが開催される街もすばらしい場所だからだ。なので、初めてのカナダGPを非常に楽しみにしている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「このトラックにはいくつかのロングストレートセクションがあるので、オーバーテイクのチャンスもありそうだ。なかなか複雑なトラックだと思う。ウォールは近すぎず離れすぎずの距離にあり、最終シケインには、F1サーキットの中でも難所として数えられる“チャンピオンズ・ウォール”もある」

    「このトラックでは、ダウンフォースを削ってトップスピードを速めなくてはいけないため、マシンのドライビングは容易ではない。多くのコーナーがなかったとしても、このトラックの難しさはそこまで変わらないだろう。でも、多くのドライバーが気に入っているサーキットなので、僕も楽しみだ」

    「カナダで話されるフランス語は、アクセントや使う単語も若干異なるとのことだけど、僕はフランス語を話すので、現地の人ともコミュニケーションが取れるはずだ」

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ルノーF1 「エンジンアップグレードでライバルとのギャップは縮まる」

    ルノーF1 「エンジンアップグレードでライバルとのギャップは縮まる」

    ルノーF1は、カナダGPで導入するF1エンジンアップグレードでメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めるための大幅なパフォーマンス向上を果たせると楽観的に捉えており、またワークスチームは新しい空力パッケージとメカニカルアップグレードの導入も予定している。

    ルノーF1は、ライバルのエンジンメーカーと同様にF1カナダGPで開発プランの一環として新スペックのパワーユニットを投入する予定となっている。

    ルノーのテクニカルディレクターを務めるニック・チェスターは、アップグレード版のパワーユンットを“Bスペック”と称しており、マネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールもエンジンアップグレードについて楽観的な姿勢をみせている。

    「したがって、我々は楽観主義でカナダを楽しみにしている。我々にはパワーユニット開発の次のフェーズが計画されており、空力とメカニカルにも多くのアップグレードが導入される」とシリル・アビテブールはコメント。

    「カナダはタフなレースだが、我々は全てのチャンスを最大限に生かすために仕上げていく必要がある」

    ルノーとカスタマーチームのマクラーレンは、パワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで直ちにエンジンをアップグレードすると見られているが、レッドブル・レーシングはグリッドペナルティを受けることになるため、まだ正式に計画を発表していない。

    ダニエル・リカルドは、第2戦バーレーンGPでの故障によってパワーユニットのすべてに2基目のコンポーネントを投入している。MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基までしか使用できず、3基目のMGU-Kを導入した際には10グリッド降格ペナルティ、エネルギーストアとコントロールエレクトロニクスも導入すれば、それぞれ5グリッド降格が科せられ、合計で20グリッド降格となる。マックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPで3基目のMGU-Kを投入してすでに10グリッド降格ペナルティを受けている。

    ホンダもF1カナダGPにパワーユニットにアップグレードを投入することを明らかにしており、メルセデスとフェラーリはより小規模なアップグレードが導入されると見られている。

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ハースF1チーム、カナダGPで大幅なアップグレードパッケージを投入

    ハースF1チーム、カナダGPで大幅なアップグレードパッケージを投入

    ハースF1チームは、来週末のF1カナダGPでVF-18に最初の大幅なアップグレードパッケージを投入する。

    先週末のF1モナコGPでは苦戦を強いられたハースだが、今シーズンは力強いスタートを切っており、他チームがアップグレードを導入したF1スペインGPでもケビン・マグヌッセンが6位入賞を果たしている。

    ハースのチーム代表ギュンター・シュタナイナーは、スペインではVF-18に新しいパーツを投入するのは意図的に待ったとし、来週末のモントリオールでそれらを導入すると述べた。

    「かなり大きな変更がある」とギュンター・シュタイナーはコメント。

    「フロントウイング、フロア、バージボードエリアの全てのアップグレードを図ってきた。当然、それらの狙いはスピード上げ、速く走ることにある」

    「多くの人々がスペインにアップグレードを持ち込んだが、我々はもう少し時間をかけてカナダで投入することに決めた。我々はまだ小規模チームであり、ビッグチームほど素早く対応できないからだ」

    ハースは、序盤戦でバージボードが構造的に脆弱だったため、モナコGPではロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの両ドライバーがバージボードのコンポーネントを取り外さなければならなかった。アップグレードパッケージの一環として強化されたそれらのパーツを取り外さなければならなかったはパフォーマンスに大きな影響を与えた。

    また、ハースはピレリの最も柔らかいコンパウンドであるハイパーソフトを機能させることに苦しんでいた。ハイパーソフトはカナダGPでも投入される。

    「タイヤコンパウンドは新しいパッケージで理解しなければならない最優先事項になるだろう」とロマン・グロージャンはコメント。

    「サーキットは非常に異なる。縁石に乗る部分がずっと多いし、はるかに高速だ。なので、セットアップがかなり異なる。僕たちはカナダに向かう前にハイパーソウトをもう少し理解する必要がある」

    「正直、レースでは3つの異なるコンパウンドがうまく機能していなかった。望んだようにプッシュできなかったし、ドライビングではなく、クルージングしていただけだった」

    ケビン・マグヌッセンは、ハースの最大の強みは空力パッケージであり、メカニカルパフォーマンスが強調されるモナコがチームにとって難しいことは予想していたとし、チームはモナコでハイパーソフトについて学んでおり、カナダではパフォーマンスを向上させるために取り組んでいくと述べた。

    「ハイパーソフトは良いタイヤだ。モナコではまだ厳しかったけどね。スイッチを入れるのが難しかった」とケビン・マグヌッセンはコメント。

    「カナダではもう少し簡単になることを願っている。スイットを入れるために高速でタイヤに負荷をかけるられる長いストレートがあるからね」

    関連:2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • 2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2018年 F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2018年のF1世界選手権 第7戦 F1カナダGPが、6月8日(金)からモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われる。

    ジル・ビルヌーブ・サーキットは、大西洋と北米の五大湖をつなぐセントローレンス川上の人工島に位置するサーキット。仮設でもなく、ストリートでもないが、路面のグリップ力が低く、かつサーキットバリアが市街地コースのようにギリギリにそびえ立ち、圧迫感があることが特徴。

    レイアウトの中でも最も有名なのは、最終コーナーのシケインと立ち上がりの直後に迫る壁の「ウォール・オブ・チャンピオンズ」。また、セーフティカーの出現率は80%以上と、展開が予想できない難しいレースである。一方、サーキットの形状は平坦で、高速コーナーなどもあまりないが、フルスロットル率の高い複数のストレートから、急激な加減速が必要とされ、パワーユニットやタイヤ、ブレーキに大変厳しい。

    タイヤは、前戦のモナコと同様のハイパーソフト、ウルトラソフト、スーパーソフトの柔らかいコンパウンドが3種類用意されており、特にレース中盤からは各チームのタイヤ、サスペンション、ブレーキ冷却などのバランスが勝敗のカギを握る。また、この時期の天候は変わりやすい。さらに、サーキットは特に川や湖の風の影響を受けやすいので体感温度は低く感じる。

    日本とカナダの時差は13時間。2017年 F1カナダGPのフリー走行1回目は、8日(金)の日本時間23時(現地時間10時)から開始。決勝は6月10日(日)の日本時間27時10分(現地時間14時10分)にスタートする。

    テレビ放送に関しては、今年もフジテレビはBSフジによる無料放送は行わず、F1カナダGPの放送もCS放送による有料放送のみ。フジテレビNEXTでフリー走行から公式予選、決勝まで全セッションをノーカット完全生中継で放送する。

    F1カナダGP

    6月8日(金) フリー走行1回目 23:00~24:30 (現地時間 10:00~11:30)
      フリー走行2回目 27:00~28:30 (現地時間 14:00~15:30)
    6月9日(土) フリー走行3回目 24:00~25:00 (現地時間 11:00~12:00)
      予選 27:00~28:00 (現地時間 14:00~15:00)
    6月10日(日) 決勝 27:10~ (現地時間 14:10~)

    CS放送/フジテレビNEXT F1カナダGP 放送時間

    【フリー走行1】 6月8日(金) 22:50~24:40
    【フリー走行2】 6月8日(金) 26:50~28:40
    【フリー走行3】 6月9日(土) 23:50~25:10
    【予選】 6月9日(土) 26:50~29:00
    【決勝】 6月10日(日) 26:40~30:00
  • 2018年 F1カナダGP:各ドライバーのタイヤ選択

    2018年 F1カナダGP:各ドライバーのタイヤ選択

    2018年 F1世界選手権 第6戦カナダGPでの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式サプライヤーのピレリが発表した。

    ピレリは、高速ストレートとハードブレーキングを強いられるレイアウトを有するジル・ヴィルヌーヴ・サーキットに、前戦モナコGPに続いて最も柔らかいコンパウンドであるハイパーソフト(ピンク)を投入。

    F1カナダGPでは、スーパーソフト(赤)、ウルトラソフト(紫)、ハイパーソフト(ピンク)と最も柔らかいレンジの3種類のコンパウンドが選択され、チームはレースでスーパソフトとウルトラソフトのいずれか1セットを使用されなければならず、ハイパーソフトは予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。

    極端な選択をしたのはメルセデス。モナコGPでハイパーソフトに苦労したメルセデスは、全チームで最も少ない5セットのハイパーソフトを選択。ウルトラソフトを最大の5セットを選択している。

    フェラーリとレッドブルはまったく同じタイヤ選択を採用。スーパーソフト2、ウルトラソフト3、ハイパーソフト8とメルセデスとは対照的な選択となっている。

    F1モナコGPでピエール・ガスリーが優れたタイヤマネージメントを見せたトロロッソ・ホンダも、フェラーリとレッドブルと同じスーパーソフト2、ウルトラソフト3、ハイパーソフト8という選択とした。

    2018年 F1カナダGP タイヤ

  • ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット、2019年のF1カナダGPにむけて大改修

    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット、2019年のF1カナダGPにむけて大改修

    F1カナダGPの舞台ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、2019年のグランプリにむけて大規模な改修工事を実施。4800万カナダドル(約42億円)を投じてチームガレージ、コントロールタワー、表彰台、メディアセンターなどの老朽化した施設を改修し、VIPエリアとテラスを建設する。

    モントリオールのSociété du parc Jean Drapeau(SPJD)社は14日(木)に記者会見を開き、サーキット改修プロジェクトのレンダリング画像を公開した。

    F1カナダGPのプロモーターは2015年にグランプリ開催契約を2029年まで延長。契約の一環として、SPJD者はインフラの改修と拡張を約束していた。

    1988年にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットに建設されたパドック施設は耐久年数を超えており、新たなインフラは、F1とFIAのすべての基準を満たしつつ、ホスピタリティスイートのキャパシティが1800人から5000人に増やされる。

    会場には新たに最先端の技術を駆使した近代的なアクセシブルなビルディングが建設され、すべてのサービスが1つの建物に統合される。各階に貨物エレベーターが設置され、クライアントのためにガラス張りのエレベーターも設置される。

    新しいパドックは3階建てとなり、1階はF1チームガレージ、コントロールタワー、職員用のオフィス、2階はボックス席、コントロールタワー、ポディウム、メディアエリア、3階はボックス席とテラスとなる。

    工事には4800万カナダドル(約42億万円)の予算が投入され、モントリオール市が3000万ドル(約26億3000万円)、Ministere des Affaires municipales et de l’Occupation du territoireが1,800万ドル(約15億8000万円)を負担する。

    工事は2018年のF1カナダGP終了直後に開始され、2019年4月の完成が予定されている。

    ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットシルキュイ・ジル・ヴィルヌーヴ

  • マクラーレン・ホンダ:F1カナダGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダ:F1カナダGP 決勝レポート

    マクラーレン・ホンダは、F1カナダGPの決勝で、ストフェル・バンドーンが14位、フェルナンド・アロンソは残り2周までポイント圏内の10位を走行していたが、ホンダのF1エンジンが故障し、リタイアとなった。

    F1カナダGPは、マクラーレン・ホンダにとって難しい一日となった。フェルナンド・アロンソもストフェル・バンドーンも1周目の混乱をうまく避け、幸いにも、アロンソはマシン3台によるアクシデントに巻き込まれずに済んだ。

    バンドーンは力強いスタートを切り、アクシデントの混乱の間に順位を上げ、1周目の最後には11番手に浮上した。

    両ドライバーは最初のスティントを長めにとった1ストップ戦略を選択し、すぐに集団の中の各ポジションに落ち着いた。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がリタイアしたあとにバーチャルセーフティカー(VSC)が出され、バンドーンはVSCが終了する前にケビン・マグヌッセン(ハース)にオーバーテイクされた。これによりマグヌッセンには後にペナルティーが科せられたものの、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットのパワーを必要とすることで有名なストレートで、バンドーンは後続集団に対して苦しい戦いを強いられた。バンドーンは3周走行するうちに4つのポジションを失い、反撃するパワーがないまま、ピットストップを実施。その後は、残りのレースの大半を15番手で走行した。そして、70周のレースの67周目で、14番手のポジションとなった。

    そのポジションアップはアロンソのリタイアによるものだった。アロンソは今季初めてポイント圏内(10位)を走行していたが、レース終了まで残り3周の時点でリタイアと言う残念な結果となった。アロンソは67周目でパワーユニットの不具合により油圧を失い、レースをリタイアせざるを得なかった。

    フェルナンド・アロンソ (リタイア)

    「残り数周の時点でポイント圏内を走行していたものの、エンジンに不具合が発生した。当然のことながら、フラストレーションが溜まるが、それは今日ポイントを逃したことだけが理由ではない。ドライバーとして、僕たちはここに来て、できるだけ速くドライブするように努力していた。ポイントを逃したことは残念だし、加えて日夜懸命に仕事をし、マシンと戦略を準備し、一つ一つの細かい部分をみてくれているチームのメンバーのことを考えるとなおさらだ。僕たちのシャシーはコーナーではかなり力強い感触があるが、ストレートの真ん中でみんなにオーバーテイクされてしまう。難しい状況に置かれていると思う。カナダのファンの皆さんからの応援は、すばらしかった。なので、自分のマシンが止まったとき、なにか恩返しをすべきだと思い、応援してくれていた方々に自分のグローブを渡そうとグランドスタンドに向かった」

    ストフェル・バンドーン (14位)

    「難しいレースだった。スタートする前から、多かれ少なかれそれはわかっていたと思う。ストレートでは厳しい戦いを強いられたし、今日のレースで必要とされていた燃料セーブの量も僕たちにとっては痛手だった。他のマシンのストレートスピードは本当に目を見張るものがあり、僕たちは簡単に抜き去られてしまった。最終的に完走したものの、期待した結果ではなかった。前方の集団についていくのが非常に難しく、ついていけたとしても、僕たちは弱く、ポジションを守るパワーがない。従って、ライバルチームのマシンに追い抜かれないように工夫する必要があるけど、そうすると、すべてがとても難しくなってしまう。不満を言っていても仕方がないので、自分の仕事を全うするのみだ。ただ、実際にライバルチームとレースできるようになるために、早急に改善できることを願っている」

    エリック・ブーリエ (マクラーレン・ホンダ レーシングディレクター)

    「チェッカーフラッグまであと少しの時点で10番手を走行したので、今季初めて入賞を願った。もちろん、我々が願っていたのは、素晴らしい結果とはとても言い難いものだ。過去2年半のレースで毎回見事な走りを披露してきたように、今日も午後のレース全体にわたって素晴らしい走りをしたフェルナンドにとっての、ワールドチャンピオンシップポイント1点に過ぎない。それでも、これまでに多大な苦労があっただけに、その1ポイントですら勝利であるかのように感じたことだろう。それなのに、また大事なところで不具合が発生した。自分たちの残念な気持ち、フラストレーション、そして悲しみを表現するために正しい言葉をみつけるのは、容易ではない。だから、これだけ言っておこう。単純に、そして確実に、今の状態では不十分だ」

    長谷川祐介 (ホンダ F1プロジェクト総責任者)

    「あとわずかなところでポイントを逃してしまったことを本当に悔しく思っています。もちろん、ポイント獲得が最終目標ではありませんが、もしも入賞できていたら、苦しかったここ数レースを考慮すると、小さな前進になっていたのではないかと思っています。フェルナンドはスタート直後のクラッシュをうまく回避し、その後もいいペースを維持しながら粘り強い走りを続けてくれました。いいタイミングでのピットストップ戦略など、チーム一丸となりポイント獲得のために全力を尽くしてくれましたが、残念ながら残り3周でエンジンの問題によりレースを終えることになってしまいました。問題の詳細についてはHRDさくらでの解析を待つことになります。ストフェルについてはいいスタートを決めましたが、バーチャルセーフティカー明けでタイヤマネジメントの差により抜かれてしまったことは残念でした。ただ、レースを完走できたことは前向きに捉えています。まだまだライバルとの差は大きいですし、信頼性ももっと向上させなければなりません。もちろんこのままでいいとは全く思っていませんし、少しでも差を詰めるために、今後も懸命に開発を続けていきます」

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