カテゴリー: F1カナダGP

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP決勝「こういう挑戦もたまには必要」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP決勝「こういう挑戦もたまには必要」

    マックス・フェルスタッペンは、2024年F1カナダGPの決勝で優勝。変化する気象条件と2度のセーフティカー出動の中で、極めて重要な戦略決定を迫られた混乱したレースでの勝利後、彼とレッドブル・レーシングにはこのような挑戦が「たまには必要だ」と語った。

    ポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセルがレース序盤でフェルスタッペンをリードしたが、ランド・ノリスが1位を奪い、25周目にウィリアムズのローガン・サージェントがバリアに衝突しセーフティカーが導入されたことで再び順位が入れ替わった。

    2回目のピットストップの段階で再び順位が入れ替わったが、フェルスタッペンは最終的にノリスを追い抜き、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)とアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)が接触し、2回目のセーフティカーが導入されるなど、さらなるアクシデントが発生したが、フェルスタッペンはチェッカーグラッグまでトップを守り抜いた。

    週末の序盤、マシンの ERS 問題により走行が制限されていたことを考えると、フェルスタッペンは勝利を収めることで見事に復活し、波乱に満ちたグランプリの間「冷静」を保っていたチームを称賛した。

    「かなりクレイジーなレースだった」とフェルスタッペンはRB20から飛び降りた後に語った。「いろいろなことが起こり、僕たちは常に冷静でいなければならなかった。チームとして、今日は本当にうまくいったと思う。冷静さを保ち、ピットインのタイミングも適切だったと思う」

    「もちろんセーフティカーは僕たちにとってうまく機能したけど、その後もギャップをうまく管理していたと思う。とても楽しかった。こういうレースもたまには必要だ。」

    マックス・フェルスタッペン F1 カナダGPマックス・フェルスタッペンはマクラーレンとメルセデスの挑戦を退け、カナダGPで優勝した。

    70周のレース中、マクラーレンとメルセデスがレッドブルにどれほど戦いを挑んだかと問われたフェルスタッペンは「そうだね、レースのさまざまな局面でもね。コース上ではとても楽しかったよ」と答えた。

    フェルスタッペンはレース中にサスペンションについて不満を漏らしていたが、週末の初めにも同じ問題を経験しており、潜在的な問題があるように見えた。このことを振り返り、フェルスタッペンはチームにはまだ改善の余地があることを認めた。

    「特に問題というわけではない。原因も分かっている。ただ、改善する必要があるだけだ」とフェルスタッペンは説明した。それでも勝ったことが一番重要だ。改善の余地はまだまだたくさんある」

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGP決勝「勝利のチャンスを逃した気分」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGP決勝「勝利のチャンスを逃した気分」

    ジョージ・ラッセルは、2024年F1第9戦カナダGPを3位でフィニッシュ。一時はトップを走っていたことで、勝利を逃したことにがっかりした様子を見せたが、メルセデスが今週末全体を通して見せた進歩を称賛した。

    ポールポジションからスタートしたのはキャリアで2度目だったが、ラッセルは好スタートを切ってレース序盤は1位をキープした。しかし、すぐに速いランド・ノリスに抜かれ、トラックコンディションの変化によりマックス・フェルスタッペンにも抜かれて1位から3位に順位を下げた。

    途中、いくつかのミスやオスカー・ピアストリとのバトル、さらには終盤のチームメイトであるルイス・ハミルトンとのバトルもあったが、ラッセルは最終的に3位を獲得し、自身とメルセデスにとって今シーズン初の表彰台となった。しかし、26歳のラッセルは、波乱に満ちた午後のレースを振り返り、複雑な心境を語った。

    「正直、チャンスを逃した気分だ」とレース後、ラッセルはコメントした。「レース序盤はインターミディエイトタイヤでとても速かったけど、ランドがすぐに追い上げてきて、我々はスリックタイヤに交換した」

    「限界に挑戦しすぎて、何度かミスを犯してしまった。その代償を払ったけど、それでも今年初の表彰台を獲得することができた。今週末は本当に速いマシンだったし、優勝争いに戻れたことは本当に楽しかった」

    「それがF1の醍醐味であり、僕たちがレースをしている理由だ」

    ジョージ・ラッセル F1 カナダGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    レース後半、フェルスタッペンがトップを走っている間、ラッセルは2回目のピットストップでノリスから2位を奪い返したが、ミスによりマクラーレンに再び抜かれてしまった。

    ミスをする前に、フェルスタッペンを追い抜くチャンスがあると感じていたかと尋ねられたラッセルは「そう思う。ペースは良かった。マックスはその時点でとても強かったけど、最後にミディアムタイヤを履いたときは本当に、本当に速かった」と答えた。

    「オスカーを追い越そうとしてミスを犯し、ルイスにポジションを奪われたことが、少なくとも2位を失ったし、レース後半でマックスと戦えたかもしれない」

    「でも、今週末のポジティブな要素をすべて生かしていく。初の表彰台、今シーズン初のポールポジションを獲得し、今後の展開が楽しみだ」

    ラッセルとピアストリの接触により、レース後に両者はスチュワードに呼び出された。この戦いについて、そしてハミルトンとのバトルについて、ラッセルは「オスカーとのバトルはかなり接戦だったし、終盤のルイスとのバトルも同様だった」と語った。

    「フェアなレースだったと思う。ドライラインが一本しかない状況では非常に難しいので、全力で走り、ライバルを信頼しなければならない」

  • シャルル・ルクレール F1カナダGP決勝「過剰反応すべきではないが痛手」

    シャルル・ルクレール F1カナダGP決勝「過剰反応すべきではないが痛手」

    シャルル・ルクレールは、2024年F1第9戦カナダGPの決勝をリタイア。スクーデリア・フェラーリにとって、モナコで優勝し、ダブル表彰台を獲得してからわずか2週間後のモントリオールは2台の車がリタイアを喫する悲惨な一日となった。

    土曜日の予選で苦戦を強いられ、それぞれ11位と12位からスタートしたシャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、レースが進むにつれ、ミッドフィールドからの追い上げに苦戦した。

    その後、ルクレールのSF-24がエンジントラブルを抱え始め、状況は悪化の一途をたどった。そのため、チームは、コンディションが変化する中、他のドライバーたちがインターミディエイトを装着したままの生、29周目にスリックタイヤへの交換という賭けに出た。

    この作戦は功を奏さず、ルクレールは70周目の43周目にピットに戻り、マシンをリタイアさせた。レース後の心境を聞かれたルクレールは、「正直、エンジントラブルがすべてを奪ってしまったので、それ以外にはあまり言うことはない」と答えた。

    「ある時点で、スリックタイヤを試してみた。うまくいかない可能性のほうが高いことは分かっていたが、エンジンに問題を抱えている以上、いずれにしてもポイントを獲得できないので、何かを試す必要があった。それだけだ」

    「それからは、チームが要求するエンジン変更をすべて行うのは非常に困難だった。同時に、ストレートでは1周あたり2.5秒を失っていた。エンジン問題を調査する必要がある。なぜなら、それが今シーズン残りの期間、厄介な問題になるからだ」

    シャルル・ルクレール F1 カナダGP スクーデリア・フェラーリ

    シャルル・ルクレールはエンジンの不具合を調査すべき問題として指摘したが、同時に、1つの困難な週末にあまり影響を受けないようにも警告した。

    「クルマのペースに過剰反応すべきではないと思う」とルクレールは語った。「つまり、良い週末もあれば、悪い週末もあるということだ。昨日はQ3進出を0.3秒差で逃し、クルマのフィーリングは決して良くなかった。その原因を突き止め、改善に取り組まなければならない」

    「今日はペースが悪かったとは言えない。最初のスティントで、エンジンが1.5秒遅かったことを考えると、コーナーではそれほど悪くなかったし、強かったと思う。ただ、エンジンがあまりにも大きな問題だったので、どうすることもできなかった」

    「モナコの後で過剰反応しなかったように、今回の件についても過剰反応すべきではない。でも、今回のレースは痛い。2台のマシンがリタイアしたことで、ライバルチームに負けてしまうことになる。エンジンに関しては、見直すべき点があるだろう」

  • 【動画】 2024年F1 カナダGP 決勝 ハイライト

    【動画】 2024年F1 カナダGP 決勝 ハイライト

    2024年F1 カナダGP 決勝のハイライト動画。6月9日(日)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダグランプリの決勝レースが行われた。

    スタート前の雨により、決勝はウェット宣言。気温16度、路面温度20度のウェットコンディションで70周のレースはスタート。ハースの2台がウェットタイヤを選択し、一時はポイント圏内まで浮上するも、すぐに路面は乾いてインターミディエイトに有利となり、ほぼスタートの順位に戻る。

    再び雨が降ることが予報されるなか、25周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)がスピンを喫してコース上でストップし、セーフティカーが導入される。54周目にはスピンしたカルロス・サインツ(フェラーリ)を避けようとしたアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がクラッシュして2度目のセーフティカーが入った。

    優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。

    角田裕毅(RB)はスタートで順位を落とすも1回目のセーフティカーでステイアウトを選択したことが奏功して入賞圏内を走行していたが、終盤にコースオフを喫して14位。チームメイトのダニエル・リカルドはジャンプスタートで5秒ペナルティを科されたことが響いたが、8位入賞を果たした。

    動画の公開は終了しました
  • セルジオ・ペレス 次戦F1スペインGPで3グリッド降格ペナルティ

    セルジオ・ペレス 次戦F1スペインGPで3グリッド降格ペナルティ

    セルジオ・ペレスは、2024年F1第9戦カナダGPの決勝で「著しく損傷した車」でピットに戻ったと判断され、次戦スペインGPで3グリッド降格のペナルティを科せられた。

    セルジオ・ペレスにとって悪夢のようなカナダGPの週末となった。ペレスはレース53周目にスピンし、リアウィングを破損。その後、ピットレーンまで何とか這うようにして戻ったが、リタイアとなった。

    しかし、モントリオールでのレース後にスチュワードに呼び出された後、ペレスは「ピットに戻る途中でカーボンファイバーパーツをいくつか失った」「著しく損傷した車」で残りの周回を走り続けたことが判明し、ペナルティを科せられた。

    レッドブルは、この件に関して2万5000ユーロの罰金を科された。レース後の聴聞会でチームは、セーフティカーを避けるためにペレスにピットに戻るよう指示していたと認めた。

  • 角田裕毅 F1カナダGP決勝「僕のミス。チームに申し訳ない」

    角田裕毅 F1カナダGP決勝「僕のミス。チームに申し訳ない」

    角田裕毅は、2024年F1第9戦カナダGPの決勝レースを14位で終えた。

    8番グリッドからスタートで順位を落とした角田裕毅だったが、1回目のセーフティカーでステイアウトを選択して入賞圏内に戻り、路面が乾いてきた適切なタイミングでミディアムタイヤに交換してレースを進めていた。

    しかし、アルピーヌを追って9番手を走行していた残り3周にスピンを喫してポイント争いから脱落。14位でチェッカーを受け、4戦連続のポイント獲得とはならなかった。

    「今日は僕のミス。愚かな動きをしてしまい、チームに申し訳ないと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「戦略については間違いなく正しい判断を下し、良い仕事をしてくれました。オールドのインターで簡単な状況ではありませんでしたが、大丈夫だと感じていました。ドライタイヤに交換するタイミングも適切でした」

    「少なくともプラクティスから予選にかけては挽回することができたし、そこは良かったですが、今日の結果は残念ですし、本来あるべきレースの終わり方ではありませんでした。とにかく完走することだけを考えていました」

    角田裕毅 F1 カナダGP

  • エステバン・オコン F1カナダGP決勝「ガスリーに譲ったのは優しすぎた」

    エステバン・オコン F1カナダGP決勝「ガスリーに譲ったのは優しすぎた」

    エステバン・オコンは、2024年F1カナダGPの決勝で、当初は拒否したものの、レース終盤でチームメイトを先行させるというアルピーヌF1チームの指示に従ったのは「優しすぎた」と語った。

    アルピーヌのドライバーたちは、ダニエル・リカルド(RB)に分断されていたが、残り4周となった最終コーナーでリカルドがオコンを追い越した。これによりガスリーがオコンの背後に迫り、次の周の序盤でアルピーヌはドライバーたちにポジションチェンジを指示した。

    オコンは当初、この指示に従うことを拒否し、レースエンジニアのジョシュ・ペケットに『忘れてくれ』と言った。

    ペケットは、この指示はガスリーがリカルドを攻略できるようにするためだとオコンに伝えた。オコンは、もしチームメイトがリカルドを抜くことができなければ、自分がガスリーを追い越してもいいかと尋ねた。ペケットは『今、その件に取り組んでいる』と答えた。

    指示を受けて1周後、オコンはチームにガスリーを先に行かせると伝え、ターン7の出口でラインを外れた。この時点でガスリーはリカルドに2秒差をつけられており、レースは残り1周半となっていた。彼はRBを追い抜くことができず、チームメイトにポジションを譲るよう指示されることもなかった。

    モナコでガスリーと衝突してペナルティを受けて18番手からスタートしたオコンは、レースについては「あまり満足していない」と語った。

    「もちろん、僕たちは最後からスタートして、2台ともポイントを獲得した。チームにとっては素晴らしいことだ。でも僕は自分の仕事の役割を果たした。チームプレーヤーとして、いい人としてね。でも、いい奴になりすぎた」

    エステバン・オコン アルピーヌF1チーム カナダGP

    エステバン・オコンは、ガスリーをリカルドより前に出そうとするのは無駄だったと語った。「最後にピエールを行かせなければならなかったし、そうしました」とオコンは語った。「僕は常に与えられた指示に従ってきた」

    「でも、特に理由はない。本当に、ダニエルを捕まえるつもりはなかったからだ。それがコースの理由だ。そして、明らかに、僕はそこで1ポイントを失った」

    「F1では優しすぎるのは良い態度ではない。しかし、僕はチームプレーヤーであることを示した。それが重要なんだ」

    アルピーヌF1チームは今週初め、エステバン・オコンが年末にチームを退団することを発表した。

  • 2024年 F1ポイントランキング (第9戦カナダGP終了時点)

    2024年 F1ポイントランキング (第9戦カナダGP終了時点)

    2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPが終了。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がリードを広げた。

    雨とセーフティカーで荒れた展開となったレースでマックス・フェルスタッペンが今季6勝目。ランキングトップ10のドライバーのうち4人がノーポイントに終わったレースで2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)に対するリードを56ポイントに拡大した。

    角田裕毅(RB)は14位でフィニッシュして4戦連続の入賞は叶わず、ランキング9位のフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)との差は22ポイントに広がり、11位のランス・ストロール(アストンマーティン)に2ポイント差まで迫られることになった。

    コンストラクターズ選手権では、レッドブルがノーポイントに終わったフェラーリとの差を49ポイントに拡大。セルジオ・ペレスのノーポイントが残念だった。ダブル入賞を果たしたマクラーレンがフェラーリとの差を40ポイントに縮めた。

    ファステストラップのボーナスポイントはルイス・ハミルトン(メルセデス)が獲得。まだポイントを獲得できていないのは、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)とバルテリ・ボッタスと周冠宇のザウバーだけとなっている。

    2024年F1ドライバーズポイント
    1.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (194)
    2.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (138)
    3.ランド・ノリス (マクラーレン) – (131)
    4.カルロス・サインツ (フェラーリ) – (108)
    5.セルジオ・ペレス (レッドブル) – (107)
    6.オスカー・ピアストリ (マクラーレン) – (81)
    7.ジョージ・ラッセル (メルセデス) – (69)
    8.ルイス・ハミルトン (メルセデス) – (55)
    9.フェルナンド・アロンソ (アストンマーティン) – (41)
    10.角田裕毅 (RB) – (19)
    11.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (17)
    14.ダニエル・リカルド (RB) – (6)
    12.オリバー・ベアマン(フェラーリ) – (6)
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ (ハース) – (6)
    18.ピエール・ガスリー (アルピーヌ) – (3)
    15.アレックス・アルボン (ウィリアムズ) – (2)
    16.エステバン・オコン (アルピーヌ) – (2)
    17.ケビン・マグヌッセン (ハース) – (1)
    19.周冠宇 (ザウバー) – (0)
    20.バルテリ・ボッタス (ザウバー) – (0)
    21.ローガン・サージェント (ウィリアムズ) – (0)

    2024年 F1コンストラクターズポイント
    1.レッドブル – (301)
    2.フェラーリ – (252)
    3.マクラーレン – (212)
    4.メルセデス – (124)
    5.アストンマーティン – (58)
    6.RB – (28)
    7.ハース – (7)
    8.アルピーヌ – (5)
    9.ウィリアムズ – (2)
    10.ザウバー – (0)

    2024年のF1世界選手権 カナダGP

  • マックス・フェルスタッペンが雨とSCで荒れたF1カナダGPを制し通算60勝目

    マックス・フェルスタッペンが雨とSCで荒れたF1カナダGPを制し通算60勝目

    2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPの決勝が6月9日(日)にモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、マックス・フェルウタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝を飾った。

    2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、セーフティカーのタイミングでのピットインがはまり、今季6勝目、通算60勝目。2位にはランド・ノリス(マクラーレン)、3位にはポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季初表彰台。

    2024年のF1カナダGPは、天候とセーフティカーがレース展開を左右したエキサイティングなレースとなった。

    スタート前の雨により、決勝はウェット宣言。気温16度、路面温度20度のウェットコンディションで70周のレースはスタート。ハースの2台がウェットタイヤを選択し、一時はニコ・ヒュルケンベルグが5番手、ケビン・マグヌッセンが10番手まで順位を上げる。すぐに路面は乾いてインターミディエイトに有利となり、ハースの2台はピットインを余儀なくされて、ほぼスタートの順位に戻る。

    その後、再び雨が降ることが予報されるなか、ほぼスリック状態となったタイヤでランド・ノリス(マクラーレン)が速さを見せ、21周目にトップに浮上。後続のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に10秒以上の差を広げていく。

    25周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)がスピンを喫してコース上でストップし、セーフティカーが導入される。ここでフェルスタッペンとラッセルは新品のインターに交換するが、ノリスはステイアウトを選択する。だが、セーフティカーが長引いたことでノリスもピットイン。フェルスタッペンとラッセルの後ろで戻ることになる。

    ジャンプスタートで5秒ペナルティを科されたダニエル・リカルド(RB)はセーフティカー中に消化。7番手だったが、10番手でコースに復帰する。

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)はハードタイヤに交換する賭けに出るが、再び雨が降り出してインターに交換するためにピットイン。スリックへのギャンブルは失敗に終わって周回遅れとなり、43周目にレースを諦めてリタイアする。

    だが、その後、路面は乾いていき、41周目にピエール・ガスリー(アルピーヌ)がハードに交換して他チームの注目を集め、スリックでいけると見たライバルも一気にスリックに交換するためにピットに飛び込んでミディアムに交換する。

    45周目に様子見だったトップ2のフェルスタッペンとラッセルもミディアムに交換。ラッセルはノリスでステイアウトしてインターを潰して飛ばしてオーバーカットを狙う。そして、47周目にピットイン。ピットから出た時点では前に出ていたが、ピット出口の路面はやや濡れており、フェルスタッペンに抜かれる。その後、ラッセルにも抜かれて3番手に戻るが、ハードのラッセルに対し、ミディアムのノリスが奪い返して2番手に浮上する。

    53周目、セルジオ・ペレス(レッドブル)が単独スピンを喫してウォールにクラッシュし、リアウイングを破損させてリタイア。翌周、同じコーナーでスピンを喫したカルロス・サインツJr.(フェラーリ)を避けようとしたアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がクラッシュを喫してセーフティカーが導入される。サインツはピットに戻ってリタイア。フェラーリの2台が姿を消した。

    リスタートを決めたマックス・フェルスタッペンがトップでチェッカーを受けて今季6勝目。2位にはランド・ノリス(マクラーレン)、3位のジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季初表彰台。終盤にチームメイトのルイス・ハミルトンとのバトルを制した。

    5位はオスカー・ピアストリ。6位にフェルナンド・アロンソ、7位にランス・ストロールとダブル入賞。

    8位はダニエル・リカルド(RB)。ジャンプスタートで5秒ペナルティを科されたことが響いたが、今季ベストの5番グリッドスタートを生かして8位入賞を果たした。

    9位にピエール・ガスリー、10位にエステバン・オコンが入り、アルピーヌF1チームが今季初のダブル入賞でトップ10を締めくくった。

    角田裕毅(RB)は8番グリッドからオープニングラップで11番手に順位を下げるも、1回目のセーフティカーでステイアウトを選択して入賞圏内を走行。しかし、終盤に9番手を走行していたコースをオフを喫して入賞争いから脱落。14位でフィニッシュして4戦連続のポイント獲得は叶わなかった。ダブル入賞がほぼ確定いていた段階でチームメイト同士のバトルを許したRBの采配が裏目に出た可能性がある。

    2024年 F1カナダGP 決勝 結果・順位データ

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル     ↑1 2
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 3.879 3.879 ↑1 2
    3 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 4.317 0.438 ↓2 3
    4 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 4.915 0.598 ↑3 3
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 10.199 5.284 ↓1 2
    6 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 17.510 7.311 ↑2 2
    7 18 ランス・ストロール アストンマーティン 23.625 6.115 ‐0 2
    8 3 ダニエル・リカルド RB 28.672 5.047 ↑6 2
    9 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 30.021 1.348 ↑10 2
    10 31 エステバン・オコン アルピーヌ 30.313 0.292 ↑7 1
    11 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース 30.824 0.511 ↑2 3
    12 20 ケビン・マグヌッセン ハース 31.253 0.429 ↑4 4
    13 77 バルテリ・ボッタス ザウバー 40.487 9.234 ↑6 1
    14 22 角田裕毅 RB 52.694 12.207 ↓6 1
    15 24 周冠宇 ザウバー 1L 1L ↑4 3
    DNF 55 カルロス・サインツJr. フェラーリ 18L 17L ↓4 3
    DNF 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 18L 0.568 ↓7 2
    DNF 11 セルジオ・ペレス レッドブル 19L 1L ↓2 3
    DNF 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 30L 11L ↓8 4
    DNF 2 ローガン・サージェント ウィリアムズ 47L 17L ↓7  
  • F1カナダGP 決勝:マックス・フェルスタッペンが優勝 角田裕毅は14位

    F1カナダGP 決勝:マックス・フェルスタッペンが優勝 角田裕毅は14位

    2024年F1カナダGP決勝の結果速報。6月9日(日)にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダグランプリの決勝レースが行われた。

    スタート前の雨により、決勝はウェット宣言。気温16度、路面温度20度のウェットコンディションで70周のレースはスタート。ハースの2台がウェットタイヤを選択し、一時はポイント圏内まで浮上するも、すぐに路面は乾いてインターミディエイトに有利となり、ほぼスタートの順位に戻る。

    再び雨が降ることが予報されるなか、25周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)がスピンを喫してコース上でストップし、セーフティカーが導入される。54周目にはスピンしたカルロス・サインツ(フェラーリ)を避けようとしたアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)がクラッシュして2度目のセーフティカーが入った。

    優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にランド・ノリス(マクラーレン)、3位にジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。

    角田裕毅(RB)はスタートで順位を落とすも1回目のセーフティカーでステイアウトを選択したことが奏功して入賞圏内を走行していたが、終盤にコースオフを喫して14位。チームメイトのダニエル・リカルドはジャンプスタートで5秒ペナルティを科されたことが響いたが、8位入賞を果たした。

    2024年 F1カナダGP 決勝 結果

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ランド・ノリス(マクラーレン)
    3.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    4.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    7.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    8.ダニエル・リカルド(RB)
    9.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    10.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    12.ケビン・マグヌッセン(ハース)
    13.バルテリ・ボッタス(ザウバー)
    14.角田裕毅(RB)
    15.周冠宇(ザウバー)
    DNF.カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
    DNF.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    DNF.セルジオ・ペレス(レッドブル)
    DNF.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    DNF.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)