カテゴリー: キャデラックF1チーム

  • キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    2026年F1シーズンに初参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの担当レースエンジニアを正式に決定した。PlanetF1.comの取材により、ペレスにはカルロ・パセッティ、ボッタスにはジョン・ハワードが就くことが明らかになった。

    2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年はF1キャリアの再出発となる重要な一年となる。チーム初年度に向け、キャデラックF1はドライバーラインアップに続き、トラックサイドの中核を担うエンジニア陣の布陣も固めた形だ。

    ペレス陣営:カルロ・パセッティが担当
    ペレスのレースエンジニアを務めるのは、元アストンマーティンのパフォーマンスエンジニアであるカルロ・パセッティだ。パセッティはアストンマーティンでの経験を経てキャデラックF1に加入し、2026年のデビューシーズンでペレスの「無線の声」を担う。

    ペレスはこれまでにザウバー、マクラーレン、フォース・インディア/レーシング・ポイント、そしてレッドブルでF1を戦い、通算11勝を挙げたメキシコ史上最も成功したF1ドライバーである。キャデラックF1は、その豊富な経験を最大限に引き出す体制を整えた形だ。

    ボッタス陣営:アルピーヌ出身のジョン・ハワード
    一方、ボッタスのレースエンジニアを務めるのは、元アルピーヌのジョン・ハワードである。ハワードは2010年にルノーとして参戦していたエンストンのチームに加わり、約15年間にわたって在籍。2022年後半にはシニア・パフォーマンスエンジニアに昇格し、その後はピエール・ガスリーのレースエンジニアを務めていた。

    ハワードは、カレル・ロースがアルピーヌのトラックサイド・エンジニアリング責任者に就任した後、レースエンジニアへ昇格。その後4月にアルピーヌを離れ、8月にキャデラックF1と合流している。

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス

    キャデラックF1の準備は着々と進行
    キャデラックF1は2026年からフェラーリのカスタマーエンジンを使用して参戦する予定で、すでに実走テストも開始している。ペレスは11月にイモラでブラックリバリーの2023年型フェラーリをドライブし、キャデラックとして初の実走テストを担当した。関係者によれば、この際の最速ラップは1分16秒台で、SNS上で流れた1分17秒2よりも速かったという。

    また、ボッタスはアブダビGP後にキャデラックでのシートフィッティングを実施。2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年は再起を期す重要な一年となる。

    スーパーボウルで2026年リバリー発表へ
    キャデラックF1は今月初め、2026年用リバリーを2月8日のスーパーボウル中に放映される広告で公開すると発表した。世界最大級のスポーツイベントを舞台にした発表は、新チームとしての存在感を一気に高める狙いがある。

    デビューイヤーに向け、ドライバー、エンジニア、マシン開発、そしてブランディングまで、キャデラックF1の準備は最終段階へと入っている。

  • キャデラックF1、初走行に向けた「最初の大きなマイルストーン」を達成

    キャデラックF1、初走行に向けた「最初の大きなマイルストーン」を達成

    キャデラックF1は、2026年F1参戦に向けた準備の中で、極めて重要な「最初の大きなマイルストーン」をすでにクリアしている。1月に予定されている初走行は、チームにとって本格的な実戦準備の出発点となる。

    12月初旬、キャデラックはFIAが義務づけるホモロゲーションテストに合格した。対象となったのは「マシン後部全体とモノコック(サバイバルセルそのもの)」であり、チーム代表のグレアム・ロードンが英The Raceに明かしている。

    FIA技術規則では、フロントおよびリアの衝突構造、サバイバルセル、エンジン分離計算など、17ページにわたる規定の中で20以上の項目についてホモロゲーションおよび試験要件が定められている。

    キャデラックが通過した試験には、少なくとも52Gの力が加えられるフロント衝突テストが含まれる。また、ギアボックスケースとリア衝突構造については、地面に固定した状態で、重量875kgの固体を秒速11メートル以上で衝突させる動的リア衝突テストに耐える必要がある。

    ロードンは、この成果について次のように語っている。

    「12月初旬の段階でこれらのテストを通過できたことは、キャデラックF1チームのデザイングループが本当に誇りに思っていいことだと思う」

    「新しいレギュレーションではマシン重量が大幅に軽くなる。その分、テストは相対的にますます厳しくなる。つまり、より軽い全体重量を目標にしながら、同じ、あるいはそれ以上に厳しい条件を満たさなければならない」

    「どのチームにとっても大きな節目だが、我々の場合は、こうしたコンポーネントを設計してきた長年のチーム経験がない中で達成した点が、より大きい」

    このホモロゲーション合格により、キャデラックは1月のシェイクダウン、そして月末にスペインで行われる非公開の合同テストに向けて、マシン準備を進めることが可能になった。

    仮にこれらのテストに失敗していれば、大規模な再設計が必要となり、車両全体の開発プログラムに深刻な負荷がかかっていた可能性がある。冷却レイアウトや総重量といった特定の要素が犠牲になる恐れもあった。

    しかもキャデラックが2026年F1参戦の正式承認を得たのは、今年初めのことだ。ホモロゲーションテストの再実施でさらに時間を失う余裕は、チームには一切なかった。

    それでも、最初に走るキャデラックF1マシンは、1月末のバルセロナ非公開テストに持ち込まれる2026年型マシンの中でも、完成度という点では未成熟な部類に入る見通しだ。

    ロードンは「スケジュール通り」だとしつつも、2026年型マシンは「非常に複雑」で、シーズン開幕戦オーストラリアGPに向けて、設計・製造・外注を含めて約8万5,000点の部品が必要になると説明する。

    「そのうち、たった1点でも遅れれば、テストやレースに出られなくなる可能性がある」

    そのためキャデラックは、「何よりもデリバリーを優先する」方針を取っている。1月に走行を開始し、チームとして現場での経験を積み始める必要性が極めて高いためだ。これまでの実走経験は、フェラーリから2023年型マシンを借りて行ったイモラでの2日間テストのみだった。

    「常にトレードオフに直面する」とロードンは語る。

    「我々がやったのは、デリバリーを最優先にするという、理にかなった判断だと思っている。まだファクトリーや製造設備を建設している段階で、それらが完全に稼働するまでには何年もかかる」

    「既存チームは、内部製造プロセスをどこまで限界まで追い込めるかを知っているが、新規参入の我々が同じことをやるのは賢明ではない」

    「ある程度の余裕を持たせる必要があるし、F1ではどんな決断にも必ず妥協とコストが伴う」

    一方で、キャデラックはそうした遅れを取り戻すためのプログラムも並行して進めているという。

    「ありがたいことに、2026年シーズンはテスト機会が非常に多い。その機会を活かせば、シーズンが始まってからでも新しいパーツを投入できる可能性がある」

    この発言から、キャデラックは2月のバーレーン2回のテストに向けて複数のアップデートを投入し、シーズンを通してマシンを急速に進化させていく見通しであることがうかがえる。もっとも、最優先事項はパフォーマンスではなく、まず確実に走行距離を稼ぐことだ。

    そのためロードンは、1月のテストを「異例に早いスタート」や「大きな物流上の負担」とは捉えておらず、むしろ「役に立つ機会」だと考えている。

    「すべての焦点は2026年に向けられている。テストできる機会があるというのは、非常に価値が高い」

    「義務ではないテストだから、役に立たないと判断すれば行かないチームもあるだろう」

    「我々は立場が違う。テストに行けるという事実そのものが素晴らしい」

    さらに、旧型車でのテストすら、キャデラックにとっては極めて困難だったことも明かしている。

    「旧型車でテストをするのは、本当に信じられないほど大変だった。他のチームは過去のマシンを持っているから簡単だが、我々にはそれがない」

    「だからこそ、1月にテストできるというだけで助けになる」

    ロードンは、新規参入チームならではの課題として、風洞やCFDと実走データの相関がまったく取れていない点を挙げる。

    「このプロジェクトでは、毎日が学びだ。常に何かを学んでいる」

    「既存チームは2025年型マシンを走らせていて、風洞と実走の相関を理解している。その状態で2026年モデルを同じ風洞に入れれば、どこまで正確か、どんな条件で問題が出るかの見当がつく」

    「我々にはそれが一切ない。風洞やCFDで扱ってきたものは、まだ一度もサーキットを走っていない」

    「だからこそ、できるだけ早く実走からのフィードバックを得ることが重要なんだ」

    キャデラックにとって、1月の初走行は単なるテスト以上の意味を持つ。F1チームとしての“学習”を本格的に始めるための、決定的な第一歩となる。

  • キャデラックF1、スーパーボウル広告で2026年参戦演出「強烈な印象を残す」

    キャデラックF1、スーパーボウル広告で2026年参戦演出「強烈な印象を残す」

    キャデラックF1は、2026年のF1参戦に向け、その初となるマシンのリバリーをスーパーボウル期間中に放映されるテレビCMで初公開する。11番目のチームとしての参戦が発表されてから約10日後、その具体的な手法が明らかになった。

    この手法は極めて強力である一方、非常に高額でもある。マーケティング予算はコストキャップの対象外とはいえ、スーパーボウルという舞台を選んだこと自体が注目を集めてきた。

    今回明らかになったところによると、F1リバリーはキャデラック全体のブランド広告の一部として登場する。放映は2月8日のスーパーボウル当日で、F1チーム単独のCMではなく、ブランド戦略全体の中に組み込まれる形だ。

    スーパーボウルの広告枠は、スポーツおよびエンターテインメントの世界でも最も高額なもののひとつとして知られる。30秒枠でも700万〜800万ドルに達し、キャデラックが使用すると見られる60秒から2分規模のシネマティックな広告では、制作費と放映費を合わせて1200万〜2000万ドルを超える例も珍しくない。

    このプロジェクトの源流にあたるアンドレッティ家も、準備の進捗を注視している。マリオ・アンドレッティは『Marca』に対し、チームは表向きは新しい存在でありながら、舞台裏では経験豊富な人材を数多く集めていると語った。

    「我々の中には、F1チームの立ち上げを実際に経験してきた人間がたくさんいる。最も難しいのは人材の確保だが、幸運なことに、実力のある人たちが我々に興味を持ってくれた」

    ただし、真価が問われるのは初戦だとも警鐘を鳴らしている。

    「来年、オーストラリアでどう戦えるのか。それが最大の疑問だ。すべての視線が我々に向けられることになる」

    2026年から導入される大幅な新レギュレーションについて、アンドレッティはキャデラックにとって理想的なタイミングだと考えている。

    「新規参入チームにとって、これ以上ないタイミングだ。シャシーもパワーユニットも、全員がゼロからのスタートになる。そしてフェラーリと組むことで、その点では有利になる」

    「我々のチームは若いが、非常に経験豊富だ。莫大な投資を行ってきた。初年度から強い印象を残したいと考えている」

    さらにアンドレッティは、コルトン・ハータがインディカーのトップシートを離れ、来季F2に参戦する決断を下したことを高く評価した。これはキャデラックF1に向けた明確なステップだという。

    「結果を出す必要があるのは間違いない。しかし、彼を全面的に信頼している」

    「インディカーの頂点を離れ、F2に挑戦するという犠牲を払ったこと自体、彼が今もF1に対して強い情熱を持っている証拠だ。彼のシーズンがどうなるのか興味深いが、私は彼の才能を信じている」

  • トミー ヒルフィガー、F1ドライバーのセルジオ・ペレスをアンバサダーに起用

    トミー ヒルフィガー、F1ドライバーのセルジオ・ペレスをアンバサダーに起用

    トミー ヒルフィガーは、F1ドライバーのセルジオ・ペレスを新たなグローバル メンズウェア アンバサダーに起用したと発表した。

    この発表は、トミー ヒルフィガーが長年にわたり築いてきたF1との関係をさらに拡大するものであり、世界的なスポーツ界における影響力ある人物とのコラボレーションの歴史を一層揺るぎないものにする。

    F1史上でも最も伝説的で、愛され、尊敬を集めるドライバーの一人であるセルジオ・ペレスは、同スポーツの中でも最大級かつ熱狂的なファンベースを誇る存在だ。スポーツとクラシック・アメリカン・クールを融合させてきたブランドのヘリテージと調和する文化的影響力をもたらす。

    「私たちは常に、ドライバーがスタイルを通して自分らしさを表現する自由を後押ししてきた。F1がファッションやエンターテインメントを取り入れ進化を続ける中、そのスターたちは真のグローバルアイコンとなっている。メキシコのアイコンであり、世界中でファンに愛されるセルジオ・ペレスは、その自信、才能、そして個性で若い世代にインスピレーションを与えている。彼は、リラックス感がありながらも時代を超えて愛されるメンズウェアという私たちのビジョンを体現する存在だ」とトミー・ヒルフィガーは語る。

    信頼、パフォーマンス、そしてモダンなスタイルへの共通の情熱に突き動かされ、このパートナーシップは2026年シーズンを目前に発表された。同シーズン、ペレスはキャデラックFD1チームの一員としてグリッドに復帰し、トミー ヒルフィガーが公式アパレルパートナーとしてサポートする。シーズンに向けた彼の準備は、高い自己管理力と常に前進し続ける姿勢を示しており、それは限界に挑み続けるブランドの、揺るぎなく未来を信じる姿勢と精神を映し出している。

    「トミーはパドックにスタイルを持ち込み、ドライバーたちがサーキット外で自分自身を表現する自信を与えてくれた。彼は常にアクションの中心に存在してきた。そのブランドとともにグリッドへ戻れることをとても楽しみにしている。彼の創造性とビジョンを心から尊敬しており、そのブランドを代表し、彼が生み出すエネルギーの一部になれることを誇りに思う」とセルジオ・ペレスは語る。

    本パートナーシップは、スポーツ、スタイル、そして現代カルチャーの交差点におけるトミー ヒルフィガー ブランドの存在感をさらに高めるものだ。モータースポーツの世界的な人気が高まり続ける中、若くファッション感度の高いファンとの強い結びつきを持つペレスは、Z世代およびミレニアル世代に向けて大きな推進力をもたらす。ルイス・ハミルトン、ラファエル・ナダル、ティエリ・アンリといった歴代アンバサダーに続き、本コラボレーションは、グローバル規模でカルチャーに影響を与えるスポーツ界の人物と協業し続けるというブランドの揺るぎない姿勢を改めて示すものとなっている。

  • キャデラックF1リザーブのコルトン・ハータ、F2初公式テストで好発進

    キャデラックF1リザーブのコルトン・ハータ、F2初公式テストで好発進

    キャデラックF1のリザーブドライバーを務めるコルトン・ハータは、2026年FIAフォーミュラ2選手権に向けた準備の第一歩として、今週アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたHitech TGRとの初公式F2テストに参加した。

    テスト初日から2日間で、ハータは合計172周を走行。新しいマシンとシリーズに慣れることを主眼に置いた、多忙なプログラムを消化した。

    水曜午前のセッションでは32周を走り、1分39秒792を記録してテストをスタート。午後に入るとさらに51周を重ね、ベストタイムを1分39秒416まで更新した。Hitechはこの段階で、マシンのハンドリング特性を理解し、ドライバーの順応を進めることに重点を置いていた。

    初日を振り返り、ハータはスピードよりも快適さを優先していることを強調している。

    「とにかくクルマに慣れることがすべてだった。正直に言えば、まだこのクルマに完全に快適だと感じている状態からはかなり遠い」と、25歳のハータはSpeedcafeに語った。

    「この3日間は本当に重要だし、ここでできることはすべて最大限に活かす必要がある。オフシーズンにこうしてクルマに乗れるのは楽しいし、次の2日間も楽しみにしている。」

    コルトン・ハータ キャデラック F1

    ペース向上とロングランへの移行
    木曜は引き続き走行距離を積み重ね、午前セッションで36周を走行。ベストタイムは1分38秒115まで縮まり、Hitech TGRのマシンに対する自信と順応が着実に進んでいることを示した。

    午後のセッションでは焦点がロングランと多燃料状態での走行に移り、タイヤの挙動やマシンバランスの変化を評価するプログラムが組まれた。ハータはこのセッションでさらに53周を走行し、1分42秒263を記録している。

    2日間合計172周という走行距離は、参加ドライバーの中でも最多クラスだった。ベストタイムは総合15番手で、MPモータースポーツのオリバー・ゲーテには約1秒及ばなかった一方、同日発表されたHitechの新チームメイト、宮田莉朋よりは0.4秒速いタイムとなった。

    F1リザーブ、IMSA、そしてF2という複数カテゴリーを並行して戦う中で、ハータはまず確実に土台作りを進めている。今回のテストは、結果以上に走行量と適応を重視した内容となり、2026年シーズン本番に向けた重要な準備段階となった。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタスは2025年最終戦アブダビGPでメルセデスに別れを告げた直後、キャデラックF1チームのシートフィッティングに参加し、新天地での活動を本格的に開始した。

    最終戦を終えたその足でシルバーストンのチーム拠点に合流したボッタスは、2026年のF1参入へ向け急ピッチで準備が進むキャデラックの“第一歩”に立ち会い、チームメンバーとの顔合わせとシート合わせを完了した。

    チームは2026年の新車発表を、アメリカ最大のスポーツイベント=スーパーボウル内での広告枠で行うことをすでに発表している。ドライバーラインナップはセルジオ・ペレスとの経験豊富なコンビで、ペレスはすでにキャデラックおよびフェラーリとの非公開テストを実施済みだ。

    バルテリ・ボッタス「新しい章の始まり」
    「キャデラックF1チームのドライバーとしてスタートできて、とてもワクワクしている」

    「これは僕のキャリアにとって誇らしい瞬間だ。新たなチームとともにグリッドへ戻る、新しい章の始まりを意味している」

    「ここから多くのハードワークが待っている。僕の経験を生かしてチームを助けたいし、正式に合流した今だからこそできることがある」

    「新しいチームのすべてが形になり始めているのを見ると、このプロジェクトの勢いを実感する」

    「準備をしっかり整えることが何より大事だ。こうした瞬間が、僕たちを初テストへ向けて前進させる最初のステップになる。開幕が待ちきれないし、再びレースを戦うのが楽しみだ」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    グレアム・ロードン「バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感」
    「ついにバルテリを迎え入れ、チームに完全に統合できたことを嬉しく思う。長い間準備を続けてきただけに、こうした瞬間を迎えられるのは素晴らしい」

    「チーム全員が本当に素晴らしい仕事をしている。F1は“世界最高のチームスポーツ”であり、こういったタイミングこそ、我々が持つスキル、才能、専門性が最もよく見えてくる」

    「そして、バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感できる」

    キャデラックF1チームは2026年1月26〜30日にバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで開催される非公開プレシーズンテストで、初めてコース上に姿を現す予定だ。

  • 周冠宇 キャデラックF1急接近でフェラーリ残留に迷い?

    周冠宇 キャデラックF1急接近でフェラーリ残留に迷い?

    周冠宇は2026年シーズンの所属先について、依然として最終決断に至っていないことを明かした。フェラーリのリザーブ継続が既定路線と考えられていたが、新規参入のキャデラックF1が強い関心を示したことで、状況は一気に複雑化している。

    報道によると、フェラーリとキャデラックF1の双方が周冠宇に2026年の役割を提示しているという。さらに、キャデラックF1のチーム代表グレアム・ロードンが周冠宇のマネージャーでもあることから、“両方を兼務する可能性”まで囁かれていた。

    しかし、周冠宇は「来年からロードンは自分のマネージャーではなくなる」と明かし、この線を事実上否定している。

    フェラーリは“完全コミット”を要求
    フェラーリ側は、2025年同様の“専任リザーブ体制”を維持したい考えだ。フレデリック・バスールは、周冠宇が今年担ってきた「常時スタンバイ」の役割を2026年も続けたいと語る。

    「グランプリ週末の途中でドライバーを入れ替えるのは現実的でも生産的でもない」とバスールは説明し、「FP1前からリザーブが必要な場合はオリバー(ベアマン)を起用する可能性が高い」としたうえで、「しかしプラクティス開始後にドライバー交代が必要になった場合は周冠宇がその役を務める」と明言した。

    フェラーリはシミュレーター、技術ブリーフィング、そしてルクレールまたはハミルトンの突発的な体調不良や事故に備える“即時投入可能な準備態勢”を最重視しており、周冠宇には引き続きフルコミットを求めている。

    キャデラックF1は“長期的なレース復帰”の道につながる可能性
    一方でキャデラックF1側のオファーは、将来的なレースシート復帰の可能性を秘めているとみられる。2026年にF1へ正式参入する新チームとして、経験あるドライバーとの関係構築は優先事項とされる。

    周冠宇は現状について多くを語らず、「2026年もF1には必ず残ると自信を持っている」と強調。ただし、どちらにコミットするかは“まだ決めていない”という。

    さらに、新たなマネージャーについて「F1パドックで非常に影響力のある人物になる」とだけ述べ、具体名は明かさなかった。

    2026年の周冠宇の役割は、フェラーリ、キャデラック双方の体制に影響する可能性があり、パドック内でも注視されている。

    Source: GrandPrix.com

  • バルテリ・ボッタス、キャデラックF1での初仕事“シート合わせ”動画公開

    バルテリ・ボッタス、キャデラックF1での初仕事“シート合わせ”動画公開

    バルテリ・ボッタスがキャデラックF1のドライバーとして、初めて公式に姿を見せた。シルバーストーンにあるチーム施設を訪れる様子が、チームのSNS投稿で公開された。

    ボッタスは2024年末にザウバーのシートを失った後、古巣メルセデスでリザーブドライバーを務めていたが、2026年からF1に本格復帰。アメリカンメーカーとなるキャデラックF1で、同じくベテランのセルジオ・ペレスとともにチームの第一歩を支える役割を担う。

    バルテリ・ボッタスがキャデラックF1のドライバーとして、初めて公式に姿を見せた。シルバーストーンにあるチーム施設を訪れる様子が、チームのSNS投稿で公開された。

    ボッタスは2024年末にザウバーのシートを失った後、古巣メルセデスでリザーブドライバーを務めていたが、2026年からF1に本格復帰。アメリカンメーカーとなるキャデラックF1で、同じくベテランのセルジオ・ペレスとともにチームの第一歩を支える役割を担う。

    キャデラック、ボッタスの“初仕事”を動画公開
    キャデラックはSNSで2本の動画を投稿。

    1本目は、今夏にボッタスが路上で見たキャデラックSUVを指して「いいシートだ」と語った動画がバイラルになったことを踏まえた、“セルフパロディ”的な内容だった。

    2本目はより正式な雰囲気で、ボッタスが実際に新シートのフィッティングを行い、その工程や理由を説明する様子が映されている。

    チームは来季のデビューに向けて準備を加速させており、36歳のボッタスとペレスには、新技術レギュレーション元年となる2026年シーズンに必要な豊富な経験が期待されている。

    メルセデスでの活動、アントネッリの“メンター役”にも言及
    ボッタスは今年、契約に基づきメルセデス系の他チームのテストにも参加しており、若手アンドレア・キミ・アントネッリの“メンター”的存在としても注目されていた。

    一方で新チームメイトとなるペレスは、2024年末にレッドブルを追われて以来マシンに乗っていなかったが、先月イモラで黒塗り仕様のフェラーリSF-23を用いたTPC(旧型車テスト)を行っている。

    キャデラックF1マシンはバルセロナの公式テストで初走行予定
    キャデラックF1は今週のアブダビ最終戦後テストには参加しないが、新年のバルセロナ公式テストで初走行を行う予定だ。

    また、マシンのリバリー(カラーリング)は米国最大イベントであるスーパーボウルで2月に発表されることが明らかにされている。

  • キャデラックF1、スーパーボウルで2026年マシン初披露 史上最も大胆な船出

    キャデラックF1、スーパーボウルで2026年マシン初披露 史上最も大胆な船出

    キャデラックF1チームは、2026年のF1参戦に向けて、デビュー車のリバリーを来年のスーパーボウル中継内で公開すると発表した。F1チームが別の大型スポーツイベント内で初披露を行うのは史上初となる。

    同チームは2026年、F1の11番目のエントラントとして参戦を開始する。スーパーボウルでのリバリー公開は、米国最大の放送枠を活用した極めて野心的な試みで、視聴者数1億2700万人を超えた前回大会を踏まえても、そのマーケティング規模が際立つ。

    キャデラックF1 CEOのダン・トーリスは、スーパーボウルでの公開がアメリカ文化の象徴的な舞台であると強調し、「我々のブランドらしさを示す最高の場だ」と語った。同チームはF1において唯一のアメリカ自動車メーカーとなり、長年の欧州勢が支配する世界へ“スタンディングスタート”で挑む姿勢を示している。

    スーパーボウルという“究極の舞台”を選んだ理由
    トーリスは、「スーパーボウルはスポーツ、エンターテインメント、ストーリーテリングが融合する特別な瞬間だ」と述べ、キャデラックF1チームを象徴的に紹介するために最適な場だと説明した。

    30秒の広告枠が約800万ドル(約12億円)に達する現状でも、その価値を上回るインパクトがあると判断したかたちで、チームは一気に全米へ存在感を示す戦略に打って出る。

    チーム体制と準備状況
    キャデラックF1チームは、ジェネラルモーターズ(GM)とTWGモータースポーツの支援を受けて参戦。TWGを率いるのは元マルシア代表のグレアム・ロードンだ。

    ドライバーには複数回の優勝経験を持つバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを起用。さらにアメリカ人ドライバーのコルトン・ハータがテストドライバーを務める。2026年はフェラーリ製パワーユニットを搭載し、自社製エンジンは数年後の投入を見込む。

    また、1月26〜30日にバルセロナで2026年マシンのプライベートテストを予定しており、スーパーボウルでの公開はその直後となる。

    F1人気急上昇の米国市場を捉える狙い
    F1は米国で人気を急速に高めており、スーパーボウルという巨大な舞台で新チームの存在を打ち出すことは、キャデラックにとって象徴的な投資となる。同時に、2月11〜13日に始まるバーレーンのTV中継付き公式プレシーズンテスト、18〜20日の第2回テストへとスムーズに接続され、3月8日のオーストラリアGPでのデビューへ勢いを持ち込む構図だ。

    今回の取り組みは、単なる新チームの参入発表にとどまらず、F1とアメリカ文化の交差点にキャデラックが如何に大きな影響力を持ち込もうとしているかを象徴する一手となる。

  • コルトン・ハータ F2挑戦へ「まるで“学校に戻る”ような感覚」

    コルトン・ハータ F2挑戦へ「まるで“学校に戻る”ような感覚」

    アメリカン・スターであり、2026年にF2へ挑戦するコルトン・ハータが、新カテゴリーに向けた準備について「まるで学校に戻ったようだ」と語った。インディカーで9勝・19表彰台を挙げたハータは、F1参戦に必要なスーパーライセンス獲得を目指し、F2へ戦いの場を移す決断を下した。

    近年では、日本から渡欧した宮田莉朋が示したように、別カテゴリーのトップドライバーであってもF2では苦戦する例が多い。ハータもその難しさを理解したうえで、自身の“基礎からの学び直し”を口にしている。

    「基礎に戻る」F2準備の実情
    ハータはラスベガスで、F1 TVのジェームス・ヒンチクリフから準備内容を問われ、次のように説明した。

    「学校に戻るような感じだ。基礎をたくさん学び直さないといけない。フォーミュラカーは見た目が似ていても、それぞれまったく違うし、F2マシンは特に大きく違うんだ」

    「ブレーキの使い方、ブレーキを離すタイミング、スロットルに戻る動作、そしてインディカーのファイアストンとは全然違うピレリタイヤのマネジメント……全部が新しい。大変だけどワクワクしているよ」

    さらに、過去の経験も一部役立つと語った。

    「来年は新しいことが山ほどある。でもF3やF4の頃の記憶もあるから、全くのゼロではない。大きなプログラムになるよ」

    コルトン・ハータ

    ハイテックでF2初走行、さらにIMSAでも参戦
    ハータは12月10〜12日のアブダビ・ポストシーズンテストでハイテックのF2マシンを初走行する。
    さらに、キャデラックF1のテストドライバーを務めながら、IMSAの3戦(デイトナ24時間、プチ・ル・マン、セブリング12時間)にも参戦予定だ。

    「やることが本当に多い。アメリカの耐久レースは3つで、デイトナ24時間、プチ・ル・マン、そしてセブリング12時間だ。とても楽しみだよ」

    V10搭載マシンへの期待
    IMSAで乗るキャデラックのマシンについては、とくにエンジンの魅力を強調した。

    「自然吸気V10を背中に積むなんて、これまでのキャリアで一度もなかった。ずっとターボエンジンだったからね。まったく違うフィーリングで、とにかく素晴らしいサウンドなんだ」