カテゴリー: F1イギリスGP

  • 2021年 F1イギリスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1イギリスGP 決勝:トップ10 ドライバーコメント

    2021年 F1世界選手権 第10戦 F1イギリスGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    優勝:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「この1週間、ファクトリーでの作業に全力を尽くしてきた。スタッフと一緒にこのマシンのパフォーマンスを見い出すためにすべてを捧げ来た。不足している部分を取り戻す必要があったけど、みんなが働き続けたことをとても誇りに思う」

    「今日もいつも通り、レースには慎重なアプローチを取った。特にマックスとのバトルは、彼がかなりアグレッシブだったけど、僕は完全に並んでいたし、彼は僕にまったくスペースを残さなかった。ペナルティに納得しているかどうかは別として、甘んじて受け入れ、とにかく頑張り続けたた。『今週末の観客の楽しさ、国歌、英国旗の邪魔はさせない』と思っていた。バルテリの素晴らしいチームワークとチームの素晴らしい努力がなければ成し遂げることはできなかったし、本当に感謝している。チームとファンのためにこの結果を残すことができて本当にうれしい」

    2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「終了間際に勝利を逃したのは残念だけど、このような状況ではポジティブな面を見なければならない。僕にとってチャレンジングレースだった。最初のスティントでは、エンジンカットに対応するためにステアリングホイール上でいくつか変更しなければならなかった。その後は状況をコントロールできたと思う。他の人たちを引き離し、レースの大部分をリードすることができた。残念ながら、ハードではルイスの方に競争力が高かった。彼が近づいてきたときは、彼のペースを感じたし、僕にできることはあまりなかった。良い面としては、意外にもミディアムでは誰よりも速かったことだ。ハードではアドバンテージは少なかったけど、それでも素晴らしいペースを示していた。僕たちがこなしてきた仕事をとても誇りに思っている。チームは素晴らしい仕事をしているし、この表彰台にふさわしい。彼らは勝利にも値するし、チャンスがあれば勝利を実現できるようにプッシュし続ける」

    3位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「今日のメインの問題は、スタートで順位を落としたことだ。昨日もそうだったし、取り組む必要がある。レース中、ランドがスローピットストップをしたことで、僕たちの選択肢は1つだけだった。第2スティントが長くなることは分かっていたけど、ピットインしなければならなかった。それによってレース終盤はタイヤのブリスターがひどくて大変だった。チームのメンバー全員がチャンピオンシップのために懸命に戦っているのを見るのは良いことだ。今日はいたるところで驚きがあった。フェラーリはとても強かったし、マクラーレンはミディアムタイヤで優れていたので、レースやファンにとって素晴らしいことだ。全体的には、週末を通してマシンを改善してきたけど、まだやるべきことがあるのは分かっている」

    4位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「少し苛立たしいレースだったけど、多くのポジティブなこともあったし、最終的には結果に満足している。3位を戦うチャンスがあればよかったけどね。ピットストップで僕たちができなかった。でも、チーム全体の良い仕事であり、今週末に素晴らしいマシンを与えてくれたことに感謝している。僕たちにとって4位と5位は素晴らしい結果であり、あと1レースで夏休みだ。この調子で頑張っていく。グランドスタンドにファンがいるのを見るのは素晴らしかった。より特別なレースにしてくれた。そして、彼ら全員がインラップで手を振って応援しているのを見るのもクールだった。サポートして、楽しくて特別な週末にしてくれたすべてのファンに感謝している。またすぐに会えることを願っている」

    5位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「チームの観点から、トップ5に2台が入ったいい1日だった。僕にとっては今年初めてのトップ5だから、ポジティブとして受け止めるつもりだ。間違いなく良い日だった。純粋なペースでは苦しむこともあった。レースのある部分ではもう無理と感じることもあったし、まだ自分自身でも改善することあり、自分の好みに合うようにクルマを仕上げなければならないけど、カルロスを抑えられたのは良かった。本当に速かったね! あっという間に追いついてきて、まったくミスしなくてもチャンスは半分だと思った。その点では5位で終われてスーパーハッピーだよ。最後に、今日ここにあんなに大勢のファンがスタンドに戻ってきたのを見られてうれしい。ドライバーとして声援を受けるのは本当に特別なことなんだ。グランドスタンドにはマクラーレンのキャップをかぶった人たちもたくさんいた。彼らの愛を感じている!」

    6位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「僕にとっては最高のレースではなかったけど、全体的にはチームにとって非常に良い結果であり、ポジティブなことがたくさんあった。今日のマシンは強力だったし、バランスもよかった。セットアップに関する作業が成果を挙げている。2回とも良いスタートを切って、リカルドと戦う位置にいたけど、コース上でマクラーレンを追い抜くのは非常に困難だった。コーナーでダーティエアにいると十分に近づけず、ストレートでは少し不足していた。彼がピットインした後のクリーンエアでのペースは非常に強力だったし、ピットインまでに事実上オーバーカットできていた。残念ながら、ピットストップに時間がかかってしまった。チームはシーズンを通して素晴らしいピットストップをしてくれたけど、こういうことは起きてしまうものだ。第2スティントではマクラーレンをオーバーテイクするためにベストを尽くしたけど、同じ問題に直面して、最終的に6位で終えた。チームの勝利をほぼ手中に収めていたシャルルを祝福したい! このレースは、ハンガリー、そしてシーズン後半に向けて良いフィーリングを与えてくれた。僕隊はプッシュし続けていく」

    7位:フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    「今日はいい結果を出し、チームにさらなるポイントを獲得できてうれしい。とても長くて暑いレースだったし、かなりチャレンジングだった。温度とタイヤをうまく管理できたと思うし、後ろのランスとの差を十分に保ちことができた。戦略面でもいい判断ができたし、全てうまくやり遂げた。この週末はちょっと違った形だったし、ファンに喜んでもらえたかどうか見なてみなければならない。次のレースまでは2週間ある」

    8位:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「難しかったこの週末をひっくり返して、8位で4ポイントを獲得できたので、レースにはとても満足している。僕たちはクルマの正しいバランスを見つけようと頑張ってきたし、今日は打開することができた。チームとみんなの努力のおかげだ。レースの鍵は赤旗を挟んだ2回のスタートがよかったことだと思う。毎回いくつか順位を上げることができた。どのチームも似たような戦略だったので、オーバーテイクがさらに難しくなったけど、スタートのおかげでいいレースをする準備が整った。今週の新しいフォーマットは誰にとっても難しかったけど、ポジティブなこともあると思うし、スプリントがある他のレースでもそれを生かせるよう学びたい」

    9位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    「赤旗や2回のスタンディングスタートなど、いろいろな出来事があって今日のレースは簡単ではなかったけど、ポイント圏内に復帰できていい気分だ。クルマから最大限の力を引き出して戦えたのはよかった。今日はタイヤのケアが難しかったけど、全てうまくやれた。もちろん、もっと上位ならよかったけど、チームとしては今日は2台ともポイントが取れたし、みんなのハードワークが成果を挙げた。難しかった最近の3レースのあと、僕たちは本来のペースに戻ったと思うし、ハンガリーに向けてこの勢いを維持したい。この結果をしっかり裏付けるために、次に向けて準備を頑張りたい。あの事故でマックス(フェルスタッペン)が無事でよかった。早い回復を願っている」

    10位:角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はポイント獲得を果たせてとてもうれしいです。プランに忠実にレースを進めようと、タイヤマネージメントに集中しましたが、うまくやれたと思います。レースウイークを通じて苦戦していましたし、新フォーマットによって僕のようなルーキーには厳しさが増したと思います。そうした中でもチームにとって重要なポイントを持ち帰ることができて、満足しています」

  • ホンダF1「今大会がターニングポイントだったとは言われたくない」

    ホンダF1「今大会がターニングポイントだったとは言われたくない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、レッドブル・ホンダF1としてノーポイントで終えたF1イギリスGPの決勝レースを振り返り、「今大会がターニングポイントだったとは言われたくない」と反撃を誓った。

    F1イギリスGPでは、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンが、1周目にタイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトンとの接触でリタイア。

    パーツ交換によってピットレーンスタートとなったチームメイトのセルジオ・ペレスは、少量のポイント獲得よりも、ルイス・ハミルトンのファステストラップの追加の1ポイントを奪うという選択を受け入れ、そのミッションを完了するもノーポイントでレースを終えた。

    「非常に残念な結果だったのは事実です」と田辺豊治はレースを振り返る。

    「フェルスタッペン選手はポールポジションからスタートしてリタイアに終わってしまい、ペレス選手もスプリント予選でスピンがあり、ピットレーンスタートになってしまったことで難しいレースになってしまいました」

    「しかし、23回あるレースのうちの1つであり、まだ10レースしか終わっていないと考えれば、1戦1戦気持ちを切り替えてやっていくことが大事です」

    「終わってみたて『イギリスGPがターニングポイントだったね』と言われないようにやっていきたいと思っています」

    今週末はスプリント予選が組み込まれた。パワーユニット戦略としてホンダF1はどのように考えているのだろうか。

    「スプリント予選に関しては、次の機会で同じような作戦で行くかどうかは、今回のレースを振り返り、それらを加味しながらローテーションなどを考えていきたいです。毎回見直しながらやるしかないです」と田辺豊治は語った。

    気になるのは、高速でバリアに接触して51Gの衝撃を受けたマックス・フェルスタッペンのマシンの損傷具合だ。

    「最初にクルマがつり上げられているのを見たときにはかなりひどい状況だと思いましたが、映像で見るより実車のダメージは小さいように見えます」と田辺豊治は語る。

    「しかし、クルマに乗せたままでは分からないので、ファクトリーできちんと確認して計測、判断する必要があります」

    次戦は低速サーキットのF1ハンガリーGPとなる。

    「ハンガリーは低速コースと位置づけられるサーキットです。8月の頭になので暑いレースになるでしょう」と田辺豊治は語る。

    「そのため、低速で冷えず、スピードが遅く、冷却効率があまりよくないという状況になります。パワーユニットとして冷却系をきっちり押さえて、車体とパワーユニットのマネジメントの事前シミュレーションをしっかりやって臨みたいと思います」

  • メルセデスF1代表 「クラッシュは両者に責任がある」 / F1イギリスGP

    メルセデスF1代表 「クラッシュは両者に責任がある」 / F1イギリスGP

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1イギリスGPでのルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの高速での接触は「両者に責任がある」と考えている。

    F1イギリスGPのオープニングラップ。ルイス・ハミルトンはリードを奪うためにターン9で野心的にインサイドを突いたが、その際に左フロントがアウトサイドのマックス・フェルスタッペンの右リアタイヤに接触。フェルスタッペンはバリアに高速でクラッシュし、51Gの衝撃でマシンは大破した。

    ルイス・ハミルトンはこのインシデントに10秒ペナルティを科されたが、目覚ましい反撃を見せ、ホームの観客の前でF1イギリスGPで8回目の勝利を収めた。

    スチュワードの決定は、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコを怒らせた。彼らはルイス・ハミルトンへのペナルティは軽いと感じており、ホーナーはハミルトンの動きを「絶望的」かつ「アマチュア的」だと非難した。

    「誰もが自分の意見を持っている。そこは問題ない」とトト・ヴォルフはクリスチャン・ホーナーの批判に応じた。

    「もちろん、すべてのチームはそのようなインシデンドに対して一定の偏見を持っている。これは、過去に偉大なドライバーが互いに競い合ったときに見たことがあると思う。降参する準備ができていない場合、このような状況が発生する可能性がある。だが、私としては両者に責任があると思う」

    「もし、それが低速または中速のコーナーだったとしたら、その結果がどうなるかという大きな議論にはならなかったと思う。5秒か10秒のペナルティかそれ以下の議論だ」

    「しかし、それは高速でのインパクトだった。一人でも全開で走行するには根性が必要なコーナーを2台のマシンが通過しようとするときは、コーナーを通過できるようにお互いにスペースを空ける必要がある。だが、今回はそうではなかった」

    「スチュワードは10秒が適切だと考えている。両方のドライバーがインシデントの一部であり、1人だけの責任ではなかったからだと思う。常に微妙なニュアンスがある」

    しかし、トト・ヴォルフは、今回の衝突が2021年のF1タイトル争いをさらに激しくする可能性があるという提案を軽視したた。

    「レッドブルやホンダほどのパフォーマンスを発揮できていないことを知りながら、このチャンピオンシップを維持するために我々はすべてを出し切って戦っているし、このチャンピオンシップは常に非常に激しいだった」とトト・ヴォルフは語った。

    「過去に大きなポイントの損失があり、今日は大きなポイントを獲得した。常にそういったバランスだ」

  • F1イギリスGP勝利のルイス・ハミルトンにオンラインで人種差別的中傷

    F1イギリスGP勝利のルイス・ハミルトンにオンラインで人種差別的中傷

    F1イギリスGPで勝利を収めたルイス・ハミルトンは、オンラインで人種差別主義者による中傷の標的にされている。

    ルイス・ハミルトンは、チャンピオンシップのライバルであるマックス・フェルスタッペンとの物議を醸した1周目の衝突に巻き込まれた後、10秒のペナルティから反撃してF1イギリスGPを制した。

    ルイス・ハミルトンはピットストップ中にタイムペナルティを消化した後、センセーショナルに追い上げをみせ、フェラーリのシャルル・ルクレールを残り3周でパスし、今季4勝目を挙げて14万人のホームの観客を喜ばせた。

    しかし、シルバーストンでの勝利からわずか数時間後、ルイス・ハミルトンはオンライン上で人種差別的な中傷にさらされた。

    日曜日の夜にルイス・ハミルトンとメルセデスF1チームのソーシャルメディアチャネルの両方で勝利を祝う投稿には、返信として人種差別的なコメントと猿の絵文字が送信された。

    ルイス・ハミルトンは、今月初めにユーロ2020の決勝でイングランドがイタリアに敗北した後、ソーシャルメディアで人種差別的な中傷を受けたイングランドのマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカ・ヨサカへのサピートを表明していた。

    36歳のルイス・ハミルトンはF1の反人種差別の推進をサポトし、差別との戦いの一環としてすべてのグランプリの前に跪いている。

    F1で唯一の黒人ドライバーであるルイス・ハミルトンは、モータースポーツにおける黒人の代表を増やすための委員会を設立。先週、モータースポーツとF1の多様性の欠如に関する調査結果と推奨事項を発表している。

  • シャルル・ルクレール、今季初優勝を逃し「半分幸せ、半分がっかり」

    シャルル・ルクレール、今季初優勝を逃し「半分幸せ、半分がっかり」

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、2021年F1イギリスGPで残り3周で抜かれて今季初優勝を逃して2位でフィニッシュ。ほろ苦い感情を残した。

    シャルル・ルクレールは、スタートでバルテリ・ボッタスを抜いた後、コプスコーナーでマックス・フェルスタッペンと衝突したルイス・ハミルトンを追い抜いて、シルバーストンでレースをリードした。

    その後も、シャルル・ルクレールはミディアムタイヤでルイス・ハミルトンの脅威に抵抗し、トップでペースを管理し続けた。

    だが、それも最後までは続かず、50周目にハードタイヤで卓越したペースを見せたルイス・ハミルトンに抜かれて2位でフィニッシュ。今季ベストリザルトとなったシャルル・ルクレールだが、相反する感情が残った。

    「正直、どう感じていいのかえ分からない」とシャルル・ルクレールは Sky Sports に語った。

    「半分はとても失望しているけど、半分はとても幸せだ。どちら側に行きたいのか自分でもまだわからない。もちろん、ペースにはとても満足している。今日僕たちが示したペースにはとても満足している」

    「今日戦った場所で戦えるマシンがあるとは思っていなかた。特に、最初のスティントではいろいろと問題が発生して、エンジンのカットがレースで少し続いた。ハードタイヤでは、メルセデスに比べて競争力が少し劣っていた。ルイスのペースを聞いたら、彼が迫ってくるまで『時間の問題』だった。それでも彼を抑えられるという希望を持っていたけど、ペースの違いは大きすぎた」

    シャルル・ルクレールが述べるよる、表彰台を獲得するチャンスは、最初のスティントで断続的にパワーを失う問題によって深刻な脅威にさらされた。

    レース後、フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、パワーカットが燃料システムの管理に関連していることを明らかにした。

    「注意深く検討する必要があるが、それは燃料システムの管理に関連していた。ステアリング上のスイッチなんとかして管理しなければならなかった。修正するためにドライバーデフォルトを試した」

    「調査する必要がある。彼はパワーカットに見舞われたが、レース終盤はパワーやペースを損なうことはなかった」

  • レッドブルF1代表 「今日の出来事は我々の闘志にさらなる火をつけた」

    レッドブルF1代表 「今日の出来事は我々の闘志にさらなる火をつけた」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2021年F1イギリスGPの決勝レースを振り返った。

    スタート直後から、フェルスタッペンとルイス・ハミルトン(メルセデス)は激しいバトルを繰り広げると、ターン9のコプスで、後方からオーバーテイクを試みたハミルトンが、フェルスタッペンの左リアに接触。

    マックス・フェルスタッペンは高速でコース外のバリアへ衝突しました。これによってレースは赤旗中断となったものの、幸いにもフェルスタッペンは自力でマシンを降り、救急車へ歩いて乗り込むことができた。その後、予防の意味も含めてさらなる検査を行うために、地元の病院へと搬送されました。このインシデントに対して、スチュワードは、ハミルトンに10秒加算のタイムペナルティーを科した。

    セルジオ・ペレスは、レース終盤にポイント圏内に入っていたが、チームはここでチャンピオンシップを考えて戦略を切り替える。ハミルトンがレースのリードを奪い、ファステストラップも記録したため、ペレスはソフトタイヤに交換してファステストラップを更新。ペレスは16位でフィニッシュしたため、トップ10以上に限定されるファステストラップポイントの獲得はならなかったが、タイトル争いのライバルであるハミルトンの1ポイント追加を阻止した。

    「イギリスGPのレースウイークをこういう形で終えることになるのは本当に厳しい」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「マックスが自力でマシンを降りてこられたことが幸いだったが、彼はその後病院で検査を受けて現在も経過観察の最中だ。映像を何度も見返したが、コプスのようなF1の中でも最速のコーナーの一つで、イン側からホイールを向けてくるというのは間違った判断で、ルイスが両ドライバーを多大なリスクにさらしたと感じざるを得ない」

    「接触の瞬間を見て分かるように、ルイスはマックスに並びかけておらず、ルイスの左フロントがマックスの右リアに当たっている。この動きによって、マックスは51Gもの衝撃とともに壁に激突した。マックスとヨス(フェルスタッペン氏/父親)とは連絡を取っており、このあとまた状況をアップデートしようと思う」

    「チェコ(ペレス)にとっては厳しいレースになった。ピットレーンスタートからすぐにポジションを上げたものの、DRSトレインに引っかかり、タイヤのデグラデーションが大きくなってしまった。レース終盤では、ファステストラップを記録するために彼をピットに入れた」

    「チャンピオンシップでは我々がまだリードを保っているが、今日の出来事はチャンピオンシップ獲得に向けて、我々の闘志にさらなる火をつけたと思っている」

  • ピエール・ガスリー、不運なパンク「とてもフラストレーションが溜まる」

    ピエール・ガスリー、不運なパンク「とてもフラストレーションが溜まる」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2021年F1イギリスGPの決勝を11位で終えた。

    12番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、ピットストップを遅らせる戦略に挑む。トラックリミット違反の警告を受けたことから、ドライビングを修正しつつ、DRSトレイン状態の中でレースを進める。

    周囲のマシンがピットストップを終えて単独走行となると、28周目にハードタイヤに交換。だが、46周目にパンクを喫してピットイン。2度目のピットインの後に、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)をオーバーテイクし、角田裕毅に続く11位でフィニッシュした。

    「正直なところ、言葉にならない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「最終盤までポイント圏内にいたのに、不運なパンクによって残り5周でピットインしなければならなかった。今日のようなレースを終えて、ポイントなしに終わるのはとてもフラストレーションが溜まる」

    「ただ、その中でも明るい点はいくつかあって、厳しいレースウイークだったけど、今日のレース中盤で、トラフィックを攻略して単独走行していたときのペースはとてもよかった。もっと上位で戦い続けたいと思っているので、今週末苦しんだ部分を理解するために懸命に取り組み、ハンガリーではもう一度競争力のある状態に持っていければと思う」

  • 2021年 第10戦 F1イギリスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第10戦 F1イギリスGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第10戦 F1イギリスGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、2回のタイヤ交換を行い、劇的なイギリスグランプリを制した。スタート直後に発生したハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペンの接触により、レースは赤旗中断となった。

    C2コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムでスタートしたハミルトンは、2周目の赤旗中断中にミディアムへ交換し、その後、C1コンパウンドのP Zeroホワイト・ハードへ交換してチェッカーフラッグを受けた。ファイナルラップ直前までトップを走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールは、ハミルトンにオーバーテイクされ、2位でフィニッシュした。ハミルトンは、10秒ペナルティーを科された後、目覚ましい追い上げを見せた。

    パンクによるタイヤ交換を余儀なくされたアルファタウリのピエール・ガスリーとレッドブルのセルジオ・ペレスを除く全ドライバーが、ハミルトンと同様の戦略を採った。

    赤旗中断中のレギュレーションによって、各チームは、タイヤ交換とマシンダメージ補修が許され、ハミルトンを含む13名のドライバーが、フレッシュなミディアムタイヤへの交換を行った。

    スプリント予選フォーマットにより、ドライバーはスタート時に装着するタイヤを自由に選択できた。ピットレーンからC1コンパウンドでスタートしたペレスを除き、全ドライバーがC2コンパウンドでスタートした。

    レースを通して、気温32度、路面温度49度前後の高温の天候状態が継続した。このようなチャレンジングなコンディション下においても、タイヤは良好な性能を示していた。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC1】
    長いスティントを通して一貫した性能を示し、戦略において最終スティントでの重要な要素となった。数名のドライバーが、ハードで33周のスティントを走行した。

    【ミディアムC2】
    ペレスを除く全ドライバーがミディアムでスタートした。ハミルトンとルクレールは、ミディアムで25周以上走行した。ハードよりもブリスターが発生しやすい軟らかいコンパウンドであるにもかかわらず、性能に影響を及ぼすことはなかった。

    【ソフトC3】
    今日の高温のコンディション下、ソフトでのロングランは難しい状況だった。ペレスとガスリーがファイナルスティントでソフトを使用した。ペレスは、ファステストラップを記録したものの、トップ10に入れなかったことから、ファステストラップポイントは獲得できなかった。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「スプリント予選で導入された新しいタイヤルールが、レース戦略に影響を及ぼしました。このルールの下、全ドライバーが自由にスタートタイヤを選択し、理論的に最速な戦略を採用することが可能になりました。その結果、大半のドライバーが、ミディアムからハードへ繋ぐ戦略を実行しました。トップを争うふたりのドライバーによる素晴らしいレースが見られました。彼らは、タイヤを完璧にマネージし、最後までスリリングな闘いを繰り広げました。我々は、アストンマーティン、ハース、レッドブルとともにシルバーストンに留まり、2022年用18インチタイヤテストを火曜日と水曜日に行う予定です」

    2021 F1 イギリスグランプリ2021年 F1イギリスグランプリ

  • 2021年 F1ポイントランキング (第10戦 F1イギリスGP 終了時点)

    2021年 F1ポイントランキング (第10戦 F1イギリスGP 終了時点)

    2021年 F1世界選手権 第10戦 F1オーストリアGPが終了。メルセデスF1が両方のチャンピオンシップにおけるレッドブル・ホンダF1との差を1桁台まで縮めた。

    F1イギリスGPの決勝でレッドブル・ホンダF1はノーポイント。メルセデスF1はルイス・ハミルトンが10秒ペナルティを物ともせずに今季4勝目。週末全体で27ポイントを獲得し、前戦終了時点で32ポイント差だったランキング首位のマックス・フェルスタッペンとの差を8ポイントまで縮めた。

    ランド・ノリス(マクラーレン)がランキング3位に浮上。セルジオ・ペレスは5位までランクを下げた。

    コンストラクターズ選手権でも43点を加点したメルセデスF1が、マックス・フェルスタッペンのスプリント予選での3ポイントだけのレッドブル・ホンダF1との差を44ポイント差から4ポイント差まで縮めた。

    2021年F1ドライバーズポイント
    1.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (185)
    2.ルイス・ハミルトン (メルセデス) – (177)
    3.ランド・ノリス (マクラーレン) – (113)
    4.バルテリ・ボッタス (メルセデス) – (108)
    5.セルジオ・ペレス レッドブル) – (104)
    6.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (80)
    7.カルロス・サインツ (フェラーリ) – (68)
    8.ダニエル・リカルド (マクラーレン) – (50)
    9.ピエール・ガスリー (アルファタウリ) – (39)
    10.セバスチャン・ベッテル (アストンマーティン) – (30)
    11.フェルナンド・アロンソ (アルピーヌ) – (26)
    12.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (18)
    13.エステバン・オコン (アルピーヌ) – (14)
    14.角田裕毅 (アルファタウリ) – (10)
    15.キミ・ライコネン (アルファロメオ) – (1)
    16.アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ) – (1)
    17.ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ) – (0)
    18.ミック・シューマッハ (ハース) – (0)
    19.ニキータ・マゼピン (ハース) – (0)
    20.ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ) – (0)

    2021年 F1コンストラクターズポイント
    1.レッドブル (289)
    2.メルセデス (285)
    3.マクラーレン (163)
    4.フェラーリ (146)
    5.アルファタウリ (49)
    6.アストンマーティン (44)
    7.アルピーヌ (40)
    8.アルファロメオ (2)
    9.ウィリアムズ (0)
    10.ハース (0)

  • マックス・フェルスタッペン 「失礼でスポーツマンシップに反する」

    マックス・フェルスタッペン 「失礼でスポーツマンシップに反する」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンが、ソーシャルメディアで無事を報告。自分をリタイアに追い込んだルイス・ハミルトンがお祝いしているのを病院のテレビで見たとし、「失礼でスポーツマンシップに反する行為」だと不快感をあらわにした。

    ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンは、オープニングラップでタイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトンと激しいバトルを展開。

    そして、ターン9でインサイドのルイス・ハミルトンの左フロントが、アウトサイドのマックス・フェルスタッペンの右リアに接触。フェルスタッペンは高速でタイヤバリアにクラッシュ。51Gの衝撃で大破したマシンから自力で降りたが、足取りはふらついており、シルバーストンのメディカルセンターに連れていかれた。

    その後、マックス・フェルスタッペンは“さらなる予防的なチェック”のために地元の病院に搬送された。

    「無事でよかったよ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「このような形でリタイアさせられてとてもがっかりしている。(ハミルトンに)科されたペナルティは僕たちにとって助けにはならないし、ルイスのコース上での危険な動きを正当化するものでもない」

    「僕はまだ病院だけど、お祝いしているのを見た。失礼だし、スポーツマンシップに反する行為だ」

    「でも、僕たちは前に進む」

    その後、レッドブルはマックス・フェルスタッペンが退院したことを発表した。

    「マックスは徹底的な検査の結果、大きな怪我は認められず、今夜22時に退院することができ、嬉しく思っている」

    「マックスとチームは、シルバーストンとコベントリー病院で素晴らしいケアを提供してくれたコースサイドマーシャルと医療スタッフに感謝している」