カテゴリー: F1イギリスGP

  • ティモ・グロック、イギリスGPを振り返る

    ティモ・グロック、イギリスGPを振り返る

    トヨタのドライバー ティモ・グロックが、先週末のイギリスGPを振り返った。

    イギリスGPの週末を終えて、どんな気持ちですか?
    「結果は予選12番手・決勝12位だったが、これはレース前週のテスト後に期待していたものではない。テストではかなり調子が良かっただけにね。予選ではトップ10入りを期待していたし、ヤルノが表彰台を獲得したマニクールでの力強いパフォーマンスを今回も続けられると思っていた。ところが我々は金曜日に時間を失ってしまった。私はクラッチの問題を抱え、2回目のフリー走行の時間をかなり失ってしまったんだ。その後は幾分遅れを取り戻していったけどね」

    レースはウェットになりましたが、あの状況はどのくらい難しかったですか?
    「本当に難しかった。良いスタートが切れて、1周目に9位に浮上したものの、クルマにはかなり燃料が入っていて重かったし、水しぶきのまっただ中にいたからね。第1スティントの間はタイヤを労ることに集中していた」

    雨が激しくなった際はどんな感じだったのでしょう?
    「自分自身にちょっと落胆した。というのも、雨が降り始めたら出来るだけ早くエクストリーム・ウェット・タイヤに交換すべきだと直感していたのに、その通りに行動できなかったからね。2〜3周くらい、どんな感じか様子を見たかったため自分から無線でタイヤ交換を打診しなかったんだ。それに我々が持っていた情報によれば、雨は短時間しか降らないことになっていた。残念なことに、そうしているうちにスタンダード・ウェット・タイヤがあまりにも冷えてしまい、グリップを失ってしまった。このためドライビングが非常に難しくなり大きくタイムを失ったが、これにはかなりフラストレーションを感じたね。自分の最初の直感が正しかったわけだから」

    次戦に目を向けてみましょう。ドイツGPはあなたにとってどのくらい重要ですか?
    「誰もが母国GPでは良い結果を手にしたいと思っているはずだし、これまでのところ、私はホッケンハイムでは嬉しい成果を手にできている。2006年のGP2では優勝と3位だったから、次戦のドイツGPではTF108でポイント圏内を走り、良いレースが出来ればと思っている」

    モントリオールでの4位入賞により母国での評価が高まりましたか?
    「あの結果がかなり大きな助けになった。ちょっと予想外ではあったものの、あれは良い結果だったし、その後チームはフランスGPでも力強いパフォーマンスを発揮できたからね。今シーズン中にあと何度かトップ5入りを果たせたらチームと私自身にとって素晴らしいことになるだろうし、ホッケンハイムはそういった流れを作る手始めとして良い舞台になるはずだ」

    現在ドイツ人ドライバーが5人いますが、その中で最高のドライバーの座を賭けた激しい戦いがあるのでしょうか?
    「いや、私はそんな風には考えていない。なぜなら、最終的に私は最高の結果を目指しているわけで、自分が最高のドイツ人ドライバーかどうかというのは何も意味を持たないからね。多くのドライバーと同じく、私の野望は全体のベストになることだ。そしてそれが実現すれば、当然ながら最高のドイツ人ドライバーにもなれるわけだからね!それが私の目指している目標だが、ただし、1年目はとにかく出来る限り経験を積まなければならない。近道なんてどこにもないし、走れるようになる前に、まずは歩き方を身につける必要があるからね」

    あなたはホッケンハイムの近くで育ったのですか?
    「45分程離れたオーデンヴァルト郡周辺で育った。最初にホッケンハイムに行ったのは1996年にDTMのレースを見たときだった。あの場所は好きだよ。F3とGP2で2度良いレースをしている」

    改修前の高速コースだった元々のホッケンハイムを走ったことはありますか?
    「シングルシーターに乗って1年目のフォーミュラBMWでレースしたことがあるけど、あれはとても楽しかった。参加したクルマはどれも同じスピードだったから、とにかく大きな集団が一つになってバトルしたんだ。とてもエキサイティングだった」

    かつてのコースと比較して、新しいコースはいかがですか?
    「全く特徴が異なるコースになった。かつてのホッケンハイムのようなコースが、新しくコンピューターで設計されたサーキットに改修されるのは残念に思うこともあるけど、改修を担当した面々はとても良い仕事をしたと思う。今分析してみれば、既に新コースは幾つか良いレースの舞台になっているし、そしてそれこそが重要なことだからね」

  • ドニントン・パーク、ティルケによって改修予定

    ドニントン・パーク、ティルケによって改修予定

    2010年からイギリスGPを主催する予定であるドニントン・パークの責任者は、同サーキットがF1の基準を満たすための改修を、ヘルマン・ティルケの指揮で行うことを認めた。

    ドニントン・パークの10年契約の発表前、F1サーキットのデザイナーであるティルケが、大規模改修を念頭に同サーキットを訪れたことが報じられていた。

    しかし、ドニントン・パークの責任者であるサイモン・ジレットは、ティルケの改修によって、現在のレイアウトの基本的性質までもが変わることを否定した。

    「ヘルマン・ティルケにはは設計パートナーになってもらう予定だ。しかし、トラックの変更については・・・クレイナー・カーブズに手をつければ、わたしはリンチされてしまうだろうね!」

    ヘルマン・ティルケは、富士スピードウェイや上海国際サーキットなどを設計している。

  • キミ・ライコネン、イギリスGPを振り返る

    キミ・ライコネン、イギリスGPを振り返る

    イギリスGPを4位で終えたキミ・ライコネン。1回目のピットストップでのタイヤ交換が明暗を分けたレース。フェラーリは、雨が降らないと読み、そのままタイヤ交換でピットアウトした。

    非常に困難なレースに見えましたが?
    僕たちはひとつだけミスをした。間違ったタイヤを選択したことだ。雨が降り始めるとは予想していなかった。だから、最初のピットストップで古いタイヤのままにした。その時点まで、僕たちにはレースに勝てるスピードとマシンがあった。残念なことに、そのミスが犠牲を払ったけど、少なくとも僕たちはいくつかポイントを獲得した。マシンの実力を出せなかったけど、状態が良かったのは確かだ。

    あなたはタイヤの変更をチームに提案しましたか?
    いいや。チームの決定だ。みんながチームに関わっていて、僕たちは一緒に決定する。うまくいくときもあれば、残念ながら今日のようなにうまくいかないときもある。どんな方向にも行けたし、その時点で僕たちはとても速かった。でも、雨が降り始めた時点で、タイヤはすでにかなり使い古されていて、どうすることもできなかった。

    現在、チャンピオンシップはトップが非常に接近しています。シーズンの後半をどう予想しますか?
    特にここ4レースは僕にとって簡単ではなかった。いつも良いレースをしていない。最後のレースでは、良い速さがあったけど、不運にもマシンに問題が生じた。2レースでポイントを取れなかったことを気にして、次の2レースで完璧なレースをしていないけど、僕たちはまだチャンピオンシップをリードする位置にいる。だから、そんなに悪くはないね。僕たちはレースに勝てるマシンを持っていると本当に確信している。多くのレースがあるし、ただ懸命にプッシュしなければならない。一旦、全てがスムーズにいったら、レースに勝って上昇できるだろう。

    レースの序盤、あなたはハミルトンより速かった。タイヤの状況を無視すれば、今日はフェラーリがベストなクルマでしたか?
    僕は常に良いマシンを持っていると信じている。僕たちのマシンが突然悪くなることはないよ。1つの間違ったタイヤ決定をして、多くを犠牲にした。その時点まで僕たちにはとても良いスピードがあったし、気楽だった。残念ながら、ただ不運だったんだ。

    現在、チャンピオンシップの首位には3人のドライバーが並んでいます。これはあなたのチャンピオンシップへの野心のための新たな始まりとなりますか?
    さっきも言ったように、ここ4レースは簡単ではなかった。僕は2度ノーポイントだった。最後のレースは、良いスピードがあったけど、小さな問題があった。ここでは僕たちはうまくいかなかった。でも、まだリードしている。それらの4レースを終えてもっと悪い状況もありえた。僕たちは良いスピードを持っていることはわかっているけど、ただ週末をうまく、スムーズに行う必要がある。たくさんのレースがある。ここ数レースは難しかったとしても、僕たちは良い良い位置にいるし、良いスピードがある。だから、それにゆいてはあまり心配していないよ。

    あなたはタイヤのミスを話しましたが、新しいインターミディを履いてもマシンは速くなかったです。それは何故ですか?
    ちょうど人々の後ろにいた。僕たちはマシンに最後までいける燃料を積んでいた。だから、その時点でかなり重かった。また雨により数回コースオフした。一度はブリッヂのあとにフルスピードでね。ちょうどアクアプレーニングに乗ってしまったけど、幸運にもトラックに戻ることができた。だから、マシンがもはや最高の状態ではないことは確信した。僕たちはそれを取り戻したし、難しい状況あだった。僕たちが調子が良かったら同じ決定をしただろうし、勝利のために戦うことができただろう。こんなときもあるさ。

    チャンピオンシップの順位にはいらいらしますか?もしく不快な状態を和らげましたか?
    ここ4レースが望んだとうにはならなかった。もっと悪かったかもしれないけど、僕たちはまだリードしている。それについては心配していないし、望んだ場所にいけると確信している。僕たちはただ次のレースでうまくやる必要があるし、それから僕たちは行くだろう。

    あなたはここでチームより良い仕事をしましたか?
    いいや、僕たちは、チームとして勝ち、負ける。間違った決定をすることもある。僕たちはそこから学ばなければならない。チームに不満はないし、彼らも僕に不満を言わない。他のタイヤを選ぶか、そのタイヤのままでいるかを言うのは簡単だ。でも、それはチームワークだし、うまくいかないときもあるんだ。僕たちはただそこから学ぶ必要がある。

    ピットストップのあと、ハミルトンほどペースがないとわかったとき、アロンソのように変更を求めましたか?
    いいや。最終的に雨はすぐ止むと予想していた。そして、僕たちが決定したようにはならなかった。僕たちはあまりに多くのタイムをうしなったけど、後から振り返って、変更すべきだったと言うのは簡単なことだ。まず第一に、僕たちは雨が降ると思っていなかったし、数分続くだけだと思っていた。結局、4位で戻ってきた。期待はずれのレースだったけど、僕たちはまだ良いポイントを得ていて、チャンピオンシップをリードしている。だから僕たちは何も失っていないんだ。

    終盤のアロンソとの戦いを解説してもらえますか?
    素晴らしかったよ。戦うことは常に素晴らしいし、僕にとって重要なことだ。でも、あまりリスクは冒したくはないね。フェルナンドにとっては何も失うものがないから、よりリスクをとることができる。僕は確実にもう1ポイントを得たかったし、最終的に僕は彼を抜いた。だから、良かったよ。

    スタートでは何があったのですか?
    僕はとても良いスタートを切ったし、ヘイキとマークの間に行く予定だった。でも、マークが左にきて、どこにも行けなかった。ハミルトンは4番手から良いスタートをして、みんなを抜いていった。そして、僕はどこにも行けなかった。僕はスピードがあったけど、後退しなければならなかったんだ。

  • ライコネン、カメラマンを突き飛ばす

    ライコネン、カメラマンを突き飛ばす

    キミ・ライコネンは、イギリスGPのスタート直前、近づいてきたカメラマンを突き飛ばした。

    カメラマンのポール・アンリ・カヒアは、グリッドまでドライブしてヘルメット脱いでいたライコネンの写真を撮るために、ライコネンに接近。

    その際、近づきすぎてライコネンの用具類を踏んでしまい、怒ったライコネンは、彼を突き飛ばした。

    ライコネンのマネージャーであるスティーブ・ロバートソンは、「カメラマンはレースに向かうキミを尊重し、近づきすぎるべきではない」コメント。

    突き飛ばされたポール・アンリ・カヒアは、ライコネンに対して特にアクションを起こすことはないとされている。

    【動画】ライコネン、カメラマンを突き飛ばす

  • アンソニー・デビッドソン、マッサの青旗無視を非難

    アンソニー・デビッドソン、マッサの青旗無視を非難

    アンソニー・デビッドソンが、イギリスGPでのフェリペ・マッサの行動を強く非難した。

    マッサにとって、おそらくF1での最低のレースとなったイギリスGP。激しい雨が降る難しいコンディションの中、マッサは、5回のスピンを喫し、2周の周回遅れとなった。

    イギリスGPを訪れた元スーパーアグリのドライバーであるアンソニー・デビッドソンは、フェリペ・マッサがブルーフラッグが降られているにも関わらず、それを無視したことを強く非難した。

    「彼は、ドライバーミティングで真っ先に立ち上がって、僕のような周回遅れの人に文句を言っていたんだ。」

    「あいつのために青旗が振られていたんだ。あいつは最低だ。役立たずだね。」

  • F1第9戦イギリスGP決勝 (ドライバーコメント)

    F1第9戦イギリスGP決勝 (ドライバーコメント)

    2008 FORMULA 1 Santander British Grand Prix

    1位 ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
     「僕のキャリアでもっとも過酷なレースだった。と同時に、最高のレースになった。状況は去年の日本GPと同じくらいひどくて、かなりスリッパリーだった。バイザーが曇ってしまい、何度か自力で拭き取ろうとしたが、うまく行かなかった」

    「チームが素晴らしい仕事をしてくれたことに感謝したい。特に、難しい状況の中で適切なタイヤ戦略を採ってくれたことが大きかった。最終ラップでは、ファンが立ち上がって声援を送ってくれる姿が見えた。僕はコクピットの中で、『フィニッシュまでしっかり辿り着いてくれ』と祈るような気持ちになった。母国GPを制すると感慨もひとしおだ。この勝利は家族に捧げたい。この数週間、僕がちょっとしたトラブルに見舞われたが、それでも皆が応援してくれた。ホッケンハイムでも表彰台の頂点に立てたら最高だ」

    2位 ニック・ハイドフェルド (BMW)
    「良いレースだった。2位には満足している。今日できるベストな結果だったからね。予選はうまくいあったし、レースではすべてが正しかった。正しいタイヤを決定できたことが重要だった。最初のピットストップで僕たちはインターミディのユーズドセットで留まるか迷ったけど、幸運にも、ニュータイヤに決めた。僕たちは小雨を予想してたけど、ハンガーストレートを下って目の前に黒い壁が見えたとき、予想した以上だと思ったよ!レースで最も難しかったのは、ラップ上のマシンが僕をオーバーテイクしていったときだった。でも、そのときはコンディションにとってより良いタイアをはいていた。とても水が多くて、どこ方向にいけばいいか見えなかった。一度アビーの直前でほとんどスピンしかけたけど、なんとかマシンをトラックに留めることができた」

    3位 ルーベンス・バリチェロ (ホンダ)
    「今日再び表彰台に立つことができて、最高の気分だ。とてもエキサイティングなレースで、天候に助けられ、マシンの能力を最大限に引き出すことができた。僕らにとって、このレースで一番重要だったのは、レース半ばで激しい雨が降り始めたときに、エクストリームウエットに履き替えた決断だった。クラブに差し掛かったときに高速でコースオフし、ウォールに接触する寸前だった。まさにそのときに、僕らはすばやい決断を下さなければならないと思った。エクストリームウエットに履き替えてからは、前にいるクルマを簡単にオーバーテイクできた。あれはいいものだ。あのような重大な決断を下せたのは、僕の経験と、僕を信じてくれたチームのおかげだ。今日は、本当にチームへ感謝をささげたい。ファクトリーや日本にいる人たちを含め、すべての人にだ。人生は、自らの経験から学んでいくものであり、僕らは厳しかったここ2年でそうやって積み重ねてきた。僕はいつでも、いつかよいときが来ることを信じていたし、これからもそんなときがやってくると思っている」

    4位 キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「落ち込んでいるけど、同様にもっと悪い状態もありえたと思っている。レースに勝てる可能性があったけど、僕たちは最初のピットストップで同じタイヤセットのままでいるというミスをしてしまった。僕たちはトラックコンディションが改善すると思っていた。それは共同での決定だった。僕たちはチームであり、一緒に勝ったり負けたりする。ここ数レースでおこった全てのとは、現在の僕にとってあまり良いことではないけど、例えそれがフェリペとルイスと同一の条件だとしても、僕はチャンピオンシップをリードしている。僕たちに素晴らしいポテンシャルがあることはわかっているけど、それを最大限に利用するためにすべてを適切に行わなければならない」

    5位 ヘイキ・コバライネン (マクラーレン)
     「地元GPで素晴らしい勝利をマークしたルイスに『おめでとう』と言いたい。僕のスタートは良かったが、ルイスに強烈なプレッシャーをかけられた。5周目にちょっとはらんだ隙を突かれて、彼に首位を明け渡すことになった。本当に難しいレースだった。スリッパリーなうえ、すぐにアクアプレーンを起こしてしまう。今日のコンディションでは、完走よりリタイアの方がずっとやさしい。僕自身も2度スピンしてしまった。4ポイントを獲得して、コンストラクターズ・タイトル争いに貢献できたと思う」

    6位 フェルナンド・アロンソ (ルノー)
    「雨のレースでは何が起るかわからない、と言っていたように、今日のレースは雨で難しいコンディションのレースだった。タイヤはあっという間に磨耗し、ほとんど溝がなくなった状態でレースを終えた。そのせいで、コースのあちこちでタイムをロスしてしまった。今日はもっと良い成績を残せたはずだが、3ポイント獲得に留まった。だが、チャンピオンシップの上では重要なポイントだ。」

    7位 ヤルノ・トゥルーリ  (トヨタ)
    「今日は良いレースだった。2ポイント獲得できたのは良かったけれど、もっと上を狙いたかった。レースを通して、私はとても力強い走行ができていて、雨がひどくなった頃には3位まで順位を上げていた。その時点で、コースは本当にひどい状態で、至るところでアクアプレーニングが発生し、1周あたり15秒も失っていた。我々は、エクストリーム・ウェット・タイヤに切り替える賭けに出るべきだった。しかし残念ながら、その決定を下そうとした時点で、もうこれ以上雨が降らないのが分かったんだ。それはただ、難しいコースコンディションにおける判断の難しさの問題だったのだけれど、後から考えると、我々はタイヤを替えるべきだったね。 表彰台を獲得できるかもしれないぐらい、とても力強い走行が出来ていたから、残念だった。そうは言っても、昨日の予選の後に2ポイント獲得できたのは悪くはないよね。我々は3戦連続でポイントを獲得した。そして、その勢いを維持できるチャンスは十分にある。我々は、クルマをさらに改良するためにプッシュし続けなければならない。そして、それぞれのレースでチャンスを生かさないといけない。」

    8位 中嶋一貴 (ウィリアムズ)
    「再びポイントを獲れたことは良かったけど、最終ラップでヤルノに7位を持っていかれたのは残念だ。彼のタイヤは僕よりも良い状態だったけど、トラックが乾いてきた最終ラップでは彼の方が僕より少し速かった。序盤と終盤はマシンのコントロールが厳しかったけど、今日は楽しかった。チームが正しいタイミングで僕にエクストリームウェットを履かせたことは本当に素晴らしい決断だった。おかげで僕は、こんなウェットのコンディションでもマシンを制御することができた。」

    9位 ニコ・ロズベルグ (ウィリアムズ)
    「今日はかなり難しかった。雨が降り始めたとき、至るところが川になっていて、ウェットによって、みんながあらゆる場所でアクアプレーニングになった。サーキットのコンディションは変化し続けて、水が動いたことで、ベストなラインを見い出すことがかなり厳しくなった。簡単なレースではなかったけど、僕たちは明らかに正しい戦略だったし、正しいときにエクストリームウェットにした。そのあと、不運にもティモ(・グロック)
    の後ろに突っ込むまではうまくいっていた。彼は僕よりもとても遅かったし、内側から彼をオーバーテイクスする予定だったけど、僕の視界は雨で制限されていて、判断を誤ってしまった。全てが突然、僕は彼の後ろにいた。とても失望している。今はホッケンハイムを楽しみにしている。僕のホームグランプリだし、トラックは僕たちのマシンにより合っているから、うまくやれると思う。」

    10位 マーク・ウェバー (レッドブル)
    「残念なことに1周目のベケッツの進入で順位を落としてしまった。僕はキミにかなり近づいていて、ちょうど白線に乗ってしまった。出口でマシンのコントロールを失い、集団を通過させなければならなかった。スピンで後方に回ってしまった。その後は、コンディションが良くなるのを待つだけだった。カーレースをするのは難しい日だったし、今日は僕たちのやり方ができなかった。チームは週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちが予選の素晴らしいパフォーマンスを転化させることができなくて残念だ。」

    11位 セバスチャン・ブルデー (トロ・ロッソ)
    「水をバイザーから取り除けなくて、スタートはとても厳しかった。こんな問題に遭遇したのは初めてだよ。早い段階でタイヤが駄目になってしまい、アンダーステアふが酷かった。エクストリームウェットを装着したことは良い判断だったし、マシンはかなり早かったけど、多くのことするには遅すぎたし、11位は僕ができたベストの結果だった。僕たちは懸命に作業を続け、次のレースでうまくやるためにホッケンハイムのテストをはじめなければならない。」

    12位 ティモ・グロック (トヨタ)
    「今日は、私にとって難しい一日だった。第一スティントの間、私はタイヤに気を配ることに集中した。そして、最初のピットストップまでは、すべてが順調だった。その後、状況はとても厳しいものになった。雨がひどくなった時、私にはトラクションが全くなく、クルマが滑るようになったんだ。とてもひどいアクアプレーニングがあり、クルマをコース上に保てなかった。今回は残念だったが、我々は次のレースでもっと挑戦していくつもりだ。ケルンの皆が一生懸命作業してくれて、クルマはとても良くなっているから、我々はホッケンハイムで再びプッシュしていくつもりだ。」

    13位 フェリペ・マッサ (フェラーリ)
    「今回のシルバーストンの週末は、忘れたいね。金曜日に僕は事故にあい、昨日は予選で問題があり、今日はあらゆるレベルでミスが続いた。チャンピオンシップはまだ非常に長い道のりなので、前を向かなければならない。そして、再び状況を好転させるためには、結果だけが必要だ。9レースを終えて、僕はランキングをリードしているし、終わりまでタイトルを争うあらゆる可能性がある。今日、僕は直線でほとんどマシンをキープできなかったし、ドライブするのが常に難しかった。最後のピットストップのあとだけ、少し改善されたけど、そのときにはもう遅すぎた。僕たちは同じトラックで行われるドイツGPのために出来る限りうまく準備するために、次のホッケンハイムテストで良い仕事をしなければならない。」

    –位 ロバート・クビサ (BMW)
    「すでに多くのラップで僕はアクアプレーニングに乗っていて、残念なことに直線で完全にマシンのコントロールを失い、コースオフしてしまった。ここシルバーストンで難しいコンディションでのレースはクレイジーだった。全てがもう少しうまくいっていたら、僕はかなり良いレースができていたし、順位をあげられた。でも、雨が降ったとき、トラックにはたくさんの水があって、ほんとうに苦労した。僕は直線でマシンを保つことができず、パワーを失ってリアホイールがターマックに接触してそうなってしまった」

    –位 ジェンソン・バトン (ホンダ)
    「コンディションが変わり続ける、異常なレース展開だった。レース序盤は、ウエットタイヤでいいペースを出すことができた。雨が激しくなってきて、ルーベンスも僕も、35周目にエクストリームウエットへ履き替えるためにピットへ戻った。そのあとすぐ、僕はブリッジのところにあった水たまりにつかまって、アクアプレーニングによってコースオフをしてしまった。マシンをスピンさせて戻そうとしたが、別のクルマが来ていて、道を開けなければならなかった。それでマシンを十分に回すことができず、グラベルにはまった。こういうレースには、運のよし悪しがからむもの。残念だが、今日の僕はついていなかった。3位、そしてHondaに移籍して初めての表彰台を獲得したルーベンスに、おめでとう」

    –位 ネルソン・ピケJr. (ルノー)
    「今日のリタイアという結果には、ほんとうにものすごくがっかりしている。マシンは良く、作戦もパーフェクトだった上かなり上位のポジションで走っていた。でも、雨が激しく降り始めたとき、コースには水が溢れていて、マシンは、コーナーどころかストレート(直進路)でもコントロールできないほどだった。でも、マシンは良く、上位で戦えることを示せたので、このままの調子で次戦ドイツを戦いたい。」

    –位 ジャンカルロ・フィジケラ (フォース・インディア)
    「天候に出来るだけ柔軟に対応するために重い燃料を積んだ結果、タイヤに多くのグレイニングが出てしまい、複合コーナーでコントロールを失ってしまった。たとえ2周早くても、トラックは乾き始めて、もっと多くのグレイニングがでていただろう。グリップレベルは明らかにゼロで、スピンしてしまった。」

    –位 エイドリアン・スーティル (フォース・インディア)
    「僕がスピンしたとき、トラックは乾き始めていて、ウェットパッチを見分けるのは慎重を要した。僕はちょうどそれらの水溜りの1つに言ってしまい、完全にアクアプレーンに乗ってしまった。これが僕に起こったことだ。レースがどうなっていたかを考えると残念だ。僕たちはもっと順位をあげるチャンスがあった。でも、これはレースだし、どうなるかはわからないんだ。今はいくつか新しいパーツを試す来週のテストと僕のホームレースであるドイツGPを楽しみにしている」

    –位 セバスチャン・ベッテル (トロ・ロッソ)
    「マッサがブリッヂの進入でスピンしたことが多くの混乱を引き起こして、全てのマシンがとても接近してしまった。そのあとのターン14で、僕は左リアをヒットされ、スピンした。脱出しようとしたけど、グラベルにスタックしてしまった。押し出せる可能性があるかもしれないと思ったけど、コックピットを出て見てみたら、グラベルはあまりに深か過ぎたよ」

    –位 デビッド・クルサード (レッドブル)
    「想像できると思うけど、視界は非常に悪かった。アビーのあと、僕はセバスチャンに非常に接近していた。彼はふらついてそこから出ていった。インサイドには明らかに隙間があったけど、残念ながら僕がそこに動いたときにそれは閉じてしまった。接触し、グラベルに言ってしまったことを彼に謝りたいし、2台のマシンが1度の衝突で脱落してしまったのでレッドブルにも申し訳なく思う。僕の最後のイギリスGPで非常に落胆している。」

  • マクラーレン、ハミルトンが母国グランプリ初制覇(イギリスGP)

    マクラーレン、ハミルトンが母国グランプリ初制覇(イギリスGP)

    マクラーレンは、F1 イギリスGPで、ルイス・ハミルトンが1位、ヘイキ・コバライネンが5位だった。

    ルイス・ハミルトンにとって、またマクラーレンにとっての母国GPとなるイギリスGP。

    4番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートで一気に2番手に浮上。コバライネンをパスした後は、圧倒的な速さを見せ、最終的には4位以下を周回遅れにする速さで、見事に母国GPを初制覇。これにより、ハミルトンはドライバーズポイントの首位に躍り出た。

    ルイス・ハミルトン (1位)

    ルイス・ハミルトン(画像)

     「僕のキャリアでもっとも過酷なレースだった。と同時に、最高のレースになった。状況は去年の日本GPと同じくらいひどくて、かなりスリッパリーだった。バイザーが曇ってしまい、何度か自力で拭き取ろうとしたが、うまく行かなかった。チームが素晴らしい仕事をしてくれたことに感謝したい。特に、難しい状況の中で適切なタイヤ戦略を採ってくれたことが大きかった。最終ラップでは、ファンが立ち上がって声援を送ってくれる姿が見えた。僕はコクピットの中で、『フィニッシュまでしっかり辿り着いてくれ』と祈るような気持ちになった。母国GPを制すると感慨もひとしおだ。この勝利は家族に捧げたい。この数週間、僕がちょっとしたトラブルに見舞われたが、それでも皆が応援してくれた。ホッケンハイムでも表彰台の頂点に立てたら最高だ」

    ヘイキ・コバライネン (5位)
     「地元GPで素晴らしい勝利をマークしたルイスに『おめでとう』と言いたい。僕のスタートは良かったが、ルイスに強烈なプレッシャーをかけられた。5周目にちょっとはらんだ隙を突かれて、彼に首位を明け渡すことになった。本当に難しいレースだった。スリッパリーなうえ、すぐにアクアプレーンを起こしてしまう。今日のコンディションでは、完走よりリタイアの方がずっとやさしい。僕自身も2度スピンしてしまった。4ポイントを獲得して、コンストラクターズ・タイトル争いに貢献できたと思う」

    ロン・デニス
     「母国GPの優勝は特別なものだ。ルイスにとって、今日は本当に特別な日になった。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにとっても、特別な日だ。ドラマが多く、見応えのあるレースだった。そのレースを制したのは、土砂降りのコンディションに完璧に対応した若者だった。ルイスは今後、長く記憶にとどめられるドライバーになるだろう。もちろん彼のパフォーマンスも素晴らしかったが、エンジニアやメカニックのチームワークの賜物であることを忘れてはならない。ヘイキは昨日の予選で、ワールドクラスの力があることを証明した。レーススキルにも疑問の余地はない。思ったような結果が出なかったからといって、落胆する必要はない。近い将来、彼の日が来る」

    ノルベルト・ハウグ
     「ルイスのレースマネジメントは素晴らしかった。60周にわたってニック・ハイドフェルドを平均で1秒以上上回るペースで走行し、4位以下を全員周回遅れにした。現状で彼のベストレースと言っていい。我々は再びタイトル争いに復帰した! ヘイキは、最長のスティントでアンダーステアに悩まされた。予選で素晴らしいセットアップを見つけてキャリア初のポールポジションを獲得していただけに、残念な出来事だった。ルイスは、今季獲得ポイントを48に伸ばして、フェラーリ勢と並んだ。歓びはこれくらいにして、2週間後に迫るチーム第2の地元GPに向けて集中したい。是非ともメルセデス・グランドスタンドにお越しいただき、抜群のホスピタリティの中でルイスやヘイキに声援を送ってくだされば幸いだ。今日は素晴らしい結果を得ることができた。スタッフ全員に心から感謝する。ホッケンハイムでも同じ結果を出そうではないか!」

  • ホンダ、バリチェロが3位表彰台獲得!(イギリスGP)

    ホンダ、バリチェロが3位表彰台獲得!(イギリスGP)

    ホンダは、F1 イギリスGP決勝レースで、ルーベンス・バリチェロが3位表彰台を獲得。この3位表彰台は、Honda Racing F1 Teamにとって2006年第18戦ブラジルグランプリ以来の表彰台となる。母国GPとなったジェンソン・バトンはリタイアに終わった。

    16番グリッドからスタートしたルーベンス・バリチェロ。レース中盤になると、大粒の雨が降り始め、Honda Racing F1 Teamは36周目に2回目のピットタイミングでエクストリームウェットタイヤを選択。この選択が成功し、スタンダードウェットタイヤを履いているマシンに対し、1周10秒以上も速いラップタイムで走行し、怒濤の追い上げの走りをみせ、見事に3位表彰台を獲得した。

    ルーベンス・バリチェロ (3位)

    ホンダ・レーシングF1チーム

    「今日再び表彰台に立つことができて、最高の気分だ。とてもエキサイティングなレースで、天候に助けられ、マシンの能力を最大限に引き出すことができた。僕らにとって、このレースで一番重要だったのは、レース半ばで激しい雨が降り始めたときに、エクストリームウエットに履き替えた決断だった。クラブに差し掛かったときに高速でコースオフし、ウォールに接触する寸前だった。まさにそのときに、僕らはすばやい決断を下さなければならないと思った。エクストリームウエットに履き替えてからは、前にいるクルマを簡単にオーバーテイクできた。あれはいいものだ。あのような重大な決断を下せたのは、僕の経験と、僕を信じてくれたチームのおかげだ。今日は、本当にチームへ感謝をささげたい。ファクトリーや日本にいる人たちを含め、すべての人にだ。人生は、自らの経験から学んでいくものであり、僕らは厳しかったここ2年でそうやって積み重ねてきた。僕はいつでも、いつかよいときが来ることを信じていたし、これからもそんなときがやってくると思っている」

    ジェンソン・バトン (リタイア)
    「コンディションが変わり続ける、異常なレース展開だった。レース序盤は、ウエットタイヤでいいペースを出すことができた。雨が激しくなってきて、ルーベンスも僕も、35周目にエクストリームウエットへ履き替えるためにピットへ戻った。そのあとすぐ、僕はブリッジのところにあった水たまりにつかまって、アクアプレーニングによってコースオフをしてしまった。マシンをスピンさせて戻そうとしたが、別のクルマが来ていて、道を開けなければならなかった。それでマシンを十分に回すことができず、グラベルにはまった。こういうレースには、運のよし悪しがからむもの。残念だが、今日の僕はついていなかった。3位、そしてHondaに移籍して初めての表彰台を獲得したルーベンスに、おめでとう」

    ロス・ブロウン Honda Racing F1 Team チームプリンシパル
    「我々は今日の結果に喜んでおり、ルーベンスのHondaでの初表彰台は、その走りに見合ったものだ。タイヤ選択と戦略について、非常に重要な情報をもたらした彼は、本当にさすがだと思った。2回目のピットストップで起こったフューエルリグのトラブルがなければ、彼は間違いなく1つ上の2位でフィニッシュしていたと思う。我々は、レースでは雨の予報が出ていることを考え、ウエットコンディションに対応できるよう、昨日の予選セッティングを妥協していたが、その決断がレースで功を奏した。今シーズン初の表彰台を獲得したことは、今日ここにいるメンバー、そして、ファクトリーで懸命に働くメンバーら、チーム全体の士気を非常に上げている。さらに、我々のホームレースで、ブラックリーとブラックネルにあるファクトリーから近くで、この結果を成し遂げたことは、二重の意味で報いだ。また、6ポイントを獲得したことにより、これからのレースで、コンストラクターズチャンピオンシップの6位争いに加わることができる」

    大島裕志 広報・モータースポーツ担当
    「本当に嬉しいです。今回はタイヤ戦略がずばり的中しました。天候に左右されたレースでしたが、チームが一体になって戦略をやりきり、ルーベンスもミスなくしっかりと走り切ってくれました。久々の表彰台3位獲得を大変嬉しく思います。今後はこれを糧に、一戦一戦を大事に戦ってまいります。」

  • BMW、ニック・ハイドフェルドが2位表彰台(イギリスGP)

    BMW、ニック・ハイドフェルドが2位表彰台(イギリスGP)

    BMWは、F1 イギリスGPで、ニック・ハイドフェルドが2位、ロバート・クビサはリタイアに終わった。

    ニック・ハイドフェルド (2位)
    「良いレースだった。2位には満足している。今日できるベストな結果だったからね。予選はうまくいあったし、レースではすべてが正しかった。正しいタイヤを決定できたことが重要だった。最初のピットストップで僕たちはインターミディのユーズドセットで留まるか迷ったけど、幸運にも、ニュータイヤに決めた。僕たちは小雨を予想してたけど、ハンガーストレートを下って目の前に黒い壁が見えたとき、予想した以上だと思ったよ!レースで最も難しかったのは、ラップ上のマシンが僕をオーバーテイクしていったときだった。でも、そのときはコンディションにとってより良いタイアをはいていた。とても水が多くて、どこ方向にいけばいいか見えなかった。一度アビーの直前でほとんどスピンしかけたけど、なんとかマシンをトラックに留めることができた」

    ロバート・クビサ (リタイア)
    「すでに多くのラップで僕はアクアプレーニングに乗っていて、残念なことに直線で完全にマシンのコントロールを失い、コースオフしてしまった。ここシルバーストンで難しいコンディションでのレースはクレイジーだった。全てがもう少しうまくいっていたら、僕はかなり良いレースができていたし、順位をあげられた。でも、雨が降ったとき、トラックにはたくさんの水があって、ほんとうに苦労した。僕は直線でマシンを保つことができず、パワーを失ってリアホイールがターマックに接触してそうなってしまった」

  • トヨタ、ランキング4位に浮上(イギリスGP)

    トヨタ、ランキング4位に浮上(イギリスGP)

    トヨタは、F1 イギリスGPで、ヤルノ・トゥルーリが7位、ティモ・グロックは12位だった。

    予選12番手からスタートを切ったティモ・グロックは、最初の周回で順位を上げ、途中までポイント圏内を走行していたが、途中から雨が強くなり、多くのクルマがスピンをする中、ティモもスピンを喫し、最終的に12位でレースを終えた。

    一方、予選で苦しみ14番手からスタートしたヤルノ・トゥルーリは、粘り強い走行を続け順位を上げ、レース終わり間近で前を走っていた中嶋一貴を抜き、7位でチェッカーを受けて3戦連続ポイントを獲得した。

    この結果、トヨタは、コンストラクターズポイントで4位に浮上した。

    ヤルノ・トゥルーリ  (7位)
    「今日は良いレースだった。2ポイント獲得できたのは良かったけれど、もっと上を狙いたかった。レースを通して、私はとても力強い走行ができていて、雨がひどくなった頃には3位まで順位を上げていた。その時点で、コースは本当にひどい状態で、至るところでアクアプレーニングが発生し、1周あたり15秒も失っていた。我々は、エクストリーム・ウェット・タイヤに切り替える賭けに出るべきだった。しかし残念ながら、その決定を下そうとした時点で、もうこれ以上雨が降らないのが分かったんだ。それはただ、難しいコースコンディションにおける判断の難しさの問題だったのだけれど、後から考えると、我々はタイヤを替えるべきだったね。 表彰台を獲得できるかもしれないぐらい、とても力強い走行が出来ていたから、残念だった。そうは言っても、昨日の予選の後に2ポイント獲得できたのは悪くはないよね。我々は3戦連続でポイントを獲得した。そして、その勢いを維持できるチャンスは十分にある。我々は、クルマをさらに改良するためにプッシュし続けなければならない。そして、それぞれのレースでチャンスを生かさないといけない。」

    ティモ・グロック (12位)
    「今日は、私にとって難しい一日だった。第一スティントの間、私はタイヤに気を配ることに集中した。そして、最初のピットストップまでは、すべてが順調だった。その後、状況はとても厳しいものになった。雨がひどくなった時、私にはトラクションが全くなく、クルマが滑るようになったんだ。とてもひどいアクアプレーニングがあり、クルマをコース上に保てなかった。今回は残念だったが、我々は次のレースでもっと挑戦していくつもりだ。ケルンの皆が一生懸命作業してくれて、クルマはとても良くなっているから、我々はホッケンハイムで再びプッシュしていくつもりだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「雨が降ったり止んだりの難しいコンディションだったが、ヤルノが7位に入賞してくれ、3戦続けてポイント獲得することが出来た。レースのポイントの一つはヤルノ、ティモとも抜群のレーススタートでポジションを上げてくれたこと、また雨で足元をすくわれスピンし脱落していく車が多い中で二人揃ってゴールに車を持ってきてくれたことだと思う。我慢強くレースをした二人のドライバーに感謝したい。しかし予選でトップ10に入れなかったことは大きな反省材料であり、次のドイツに向けてはしっかり車のアップデートも図りたい。またドイツはティモの地元であり、ヤルノと二人揃ってのポイント獲得を目指して頑張る。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「ヤルノは、今日再び素晴らしいレーシングスピリットを見せて、彼に与えられたグリッドポジションから、順位を上げて良い結果を手に入れてくれた。彼はスタンダード・ウェット・タイヤを装着しながら、非常に難しいコンディションの中を踏ん張り、良いラップタイムを出しながらコース上にクルマを留めてくれた。我々は、過去に今日のようなタイプのレースに苦しんだことがあるので、彼がポイントを獲得してくれたのは非常に重要なことだ。天候は回復すると感じていたので、我々はエクストリーム・ウェット・タイヤに切り替えるよりもスタンダード・ウェット・タイヤを履き続けることを選択した。その選択は最終的にはうまく行った。我々は、コンディションが変化するときに、どうタイヤを使いこなすかをいつでも分析しなければならないが、判断は即座にしなければならない。ティモは、コースが最も濡れてひどい状態だった時に、コース上に車を保つように努力したが、このようなコンディションには、ヤルノのセッティングの方が向いていた。 ピット・クルーもまた、公式練習、予選、決勝の全体を通して素晴らしい仕事をしてくれた。今日の結果により、我々はコンストラクターズ・チャンピオンシップで4位に順位を上げた。しかし、我々は更に進歩を目指さなくてはならない。次は、新しい空力パッケージを入れる、ホッケンハイムに向かうので、好結果を期待している。」