カテゴリー: バルテリ・ボッタス

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタスは、F1モナコGPを前に自身の将来をめぐる報道を一蹴した。カナダGP後に浮上したキャデラックF1での立場に関する噂について、「完全なデタラメ」だと強く否定している。

    ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーを務めた後、2026年から新規参戦のキャデラックF1でF1に復帰した。チームメイトはセルジオ・ペレスで、カナダGPのスプリント週末では予選セッションでペレスがボッタスを大きく上回ったことから、ボッタスのシートが早くも見直されているとの噂がSNS上で広がり、一部メディアにも波及した。

    ボッタス「見出しとクリックのためだ」
    モナコでメディア対応を行ったボッタスは、その噂を明確に否定した。

    「そういう噂に直面するのは初めてではない。誰かが完全なデタラメを作り上げるのは少し残念だが、このスポーツでは普通のことだ」

    「僕は自分の状況を分かっているし、チームも僕の状況を分かっていて、100%サポートしてくれている。だから、僕の側としては最終的には問題なかった」

    報道の背景について問われたボッタスは、次のように語った。

    「見出しだ。クリックだ。それが僕の考えだ」

    「実際、朝のコーヒーを飲んでいるときに最初の噂を見て、ちょっと笑ってしまった」

    「それがこのスポーツのネガティブな面でもある。ときどき、何かを書くために噂を作りたい人や、話を作り上げる人がいる。僕はそれも一部だと学んだし、もうあまり影響されることはない」

    カナダでの不振には技術的要因
    ボッタスは、カナダGPでペレスに対して大きく遅れた理由について、キャデラックF1が一定の答えを見つけつつあるとも説明した。

    「この後の午後にもう一度ミーティングがあるが、先週チームとその件について話し合った。パワーユニット側とマシンの組み立て側の両方に問題が見えている」

    「話せるのはそこまでだが、理由が見えているのは良いことだ。マシンをどう組み立てるか、すべてのパーツをどう取り付けるか、その品質について作業を続ける必要がある」

    モナコはキャデラックF1にとって好機
    モナコGPに向けて、ボッタスはキャデラックF1がここまでで最高の結果を狙える可能性にも触れた。

    「この週末は、誰にとっても常にチャンスだ。たとえば何年か前、ジュール・ビアンキがここでマルシャにポイントをもたらしたことを思い出してほしい。そういうことは起こり得る」

    「もちろん、予選で良い位置につけなければならない。でも決勝でも何が起こるかは分からない。僕たちは前向きなチャンスとして受け止めている」

    カナダでのペース差はボッタス個人の評価に直結する材料として扱われたが、本人とチームは技術的な要因を確認している。モナコでは予選順位が結果を大きく左右するため、キャデラックF1にとっては信頼性と組み立て精度、そして一発の完成度が問われる週末になる。

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、バルテリ・ボッタスのシート喪失が噂されているとの報道について、「事実無根だ」と強く否定した。

    2026年シーズン開幕から5戦を終えた時点で、チームメイトのセルジオ・ペレスと比較して適応に苦戦しているとの見方から、ボッタスの将来に疑問符が付けられていた。しかしロードンは、そうした憶測には根拠も論理性もないと一蹴している。

    「完全に間違っている」更迭説を一蹴
    ロードンはRacingNews365に対し、ボッタス更迭説について明確に否定した。

    「その噂には何の根拠もないし、まったく真実ではない。断言できる」

    「どこから話せばいいのか分からないが、その噂は事実として完全に間違っている。そこに真実の要素はまったく存在しない」

    さらにロードンは、キャデラックのドライバーが置かれている特殊な状況を説明した。

    「両ドライバーがやっている仕事を見れば分かる。我々はレースをしながら同時にチームを作り上げている最中だ。これは非常に特殊な任務だ」

    「外部の人々は、我々が彼らに何を求めているのかを知らない。セッションごと、レースごと、そしてマシン開発において何を担っているのかも理解していない」

    キャデラックは依然としてポイント未獲得ながらも、参戦前に予想されていたほど大きく後れを取ってはいない。ロードンは、開幕前にもチームを過小評価する声が多かったことを指摘した。

    「開幕前には、我々が予選で107%ルールの範囲内に入ることさえ難しいという話があった」

    「だがモントリオールでは、スプリント予選突破まであとコンマ数%のところまで来ていた。だから噂には真実がないだけでなく、論理性もない」

    コルトン・ハータ起用説にも呆れ顔
    今回の噂では、ボッタスの後任としてリザーブドライバーのコルトン・ハータを起用する案まで報じられていた。

    しかしロードンは、その内容自体がF1の基本ルールを理解していないものだと指摘した。

    「読んだ噂の中には、F1の基本的なルールさえ考慮していないものがあった」

    「例えば、数戦以内にコルトンをバルテリの代わりに起用するという話だ。しかしコルトンにはF1参戦に必要なスーパーライセンスのポイントが足りない」

    「その事実だけでも、その種の噂の信頼性がどれほどのものか分かるだろう」

    ペレス離脱説も同時に否定
    ロードンは、ボッタスだけでなくセルジオ・ペレスに関する憶測についても否定した。

    「コルトンには彼自身のプログラムがあり、チェコ(ペレス)にも我々とのプログラムがある。バルテリも同じだ」

    「彼らはそれぞれの形で、キャデラックF1チームの構築という目標に貢献している」

    そして最後に、噂に対するチームの立場を改めて強調した。

    「バルテリのシートが危険にさらされているとか、チェコが他チームへ移籍するといった噂には、実際の真実も証拠も一切存在しない。そのことを極めて明確にしておきたい」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、ペレスとボッタスという経験豊富なラインアップを起用した。開発とチーム構築を並行して進める現在の段階では、単純なリザルト以上に両ドライバーが果たしている役割をチームは重視しているようだ。ボッタス更迭説は、少なくとも現時点では完全に否定された形となった。

  • バルテリ・ボッタス更迭説を否定 キャデラックF1は全面支持を継続

    バルテリ・ボッタス更迭説を否定 キャデラックF1は全面支持を継続

    バルテリ・ボッタスのキャデラックF1での将来に疑問符が付けられているとの報道が広がった。しかし、複数の関係者によれば、その噂は事実ではなく、チームは依然としてボッタスを高く評価しているという。

    2026年シーズンからF1に参戦したキャデラックは、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという経験豊富なラインナップを起用した。だがカナダGPではペレスが明確に優位なペースを見せた一方で、ボッタスは苦戦。

    これをきっかけに「ボッタスがシートを失う可能性がある」との憶測が広がった。

    ボッタス更迭説は“完全な作り話”との見方
    PlanetF1によると、キャデラック内部に近い関係者は、ボッタス更迭説について「完全な捏造」と強く否定している。

    実際、状況に詳しいある情報筋は、この噂の捏造ぶりについて、小松礼雄がエステバン・オコンに関する誤報を流した情報源に激しく反論した際の騒動になぞらえ、「それと同じレベルだ」と語ったという。

    チームはボッタスの経験を高く評価しており、新規参戦チームであるキャデラックがここまで安定した運営を実現できている背景には、ボッタスとペレスの存在が大きいという。

    実際、キャデラックはまだ無得点ながらも、同じく苦戦するアストンマーティンに匹敵する競争力を示している。チーム側は短期的な結果だけでドライバーを評価する段階ではないと考えているようだ。

    ボッタス自身もカナダGP後にマシンの問題を明かしている。

    「今週末はセットアップ面でいくつか問題があった」

    「セッションごとにマシンの状態がかなり違っていたし、今日も修正できなかった部分があった。クルマは100%の状態ではなかった」

    「まだ十分な自信を持てる状態ではないが、自分のクルマが100%ではなかったことも分かっている」

    コルトン・ハータ起用説の最大の障害
    今回の噂では、キャデラックのリザーブドライバーであるコルトン・ハータがボッタスの後任候補として名前を挙げられた。

    しかし、このシナリオには大きな問題がある。

    ハータは現在FIAスーパーライセンスを保有していない。

    FIA規則ではF1参戦に必要なスーパーライセンス取得のため、過去3年間で40ポイントを獲得する必要がある。

    ハータは2025年限りでインディカーを離れ、F1参戦を目指してF2へ転向したが、現時点ではランキング12位に留まっている。F2では上位8位以内に入らなければ十分なポイントを獲得できないため、現状では2027年のF1参戦資格すら確定していない。

    一方で、FP1走行を通じて追加ポイントを獲得する方法は残されており、キャデラックが今季中にハータへフリー走行の機会を与える可能性はある。

    ただし、現段階でシーズン途中にハータがボッタスの代役としてF1デビューすることは現実的ではない。

    代役候補なら周冠宇が有力
    仮にドライバー交代が必要になった場合、現実的な候補として挙げられているのは周冠宇だ。

    周冠宇はFIAスーパーライセンスを保持しており、チーム代表のグレアム・ロードンがマネジメントを担当していることでも知られる。

    ロードンは以前から周冠宇について高く評価しており、ドライバーに問題が発生した場合には即座に起用できる体制が整っている。

    また、周冠宇は今後バルセロナで行われるピレリタイヤテストへの参加も予定している。

    キャデラックが求めるのは速さよりも経験
    今回の噂が現実味に欠ける最大の理由は、そもそもキャデラックがボッタスとペレスを起用した目的にある。

    新規参戦チームにとって最も重要なのは、ポイント獲得よりも走行距離を積み重ね、組織として学習することだ。

    チーム代表のグレアム・ロードンは、マイアミGPの時点で「すべてが新しいチーム」であることを繰り返し強調していた。

    マシン開発、部品調達、製造、レース運営、戦略判断など、あらゆるプロセスがゼロから構築されているため、ドライバー個人のパフォーマンス差だけで評価する段階にはないという。

    実際、カナダGPではペレス車にサスペンション破損が発生しており、チーム側もアップデートや部品の信頼性評価を続けている最中だ。

    ロードンはチームの現状について次のように説明している。

    「新しいチームにとってはより難しい。すべてのプロセスが新しく、何もかもが真新しい状態だからだ」

    「だがチームには経験豊富なエンジニアがいる。チャンピオンシップを勝った経験を持つ人材も多い」

    「チーム内の雰囲気は非常に良い。困難な状況でもネガティブにならず、むしろ挑戦を楽しんでいる人間が多い」

    2027年もボッタス残留が有力か
    さらにPlanetF1によれば、ボッタスとペレスの契約は単年契約ではないとみられている。

    両者とも複数年オプションを含む契約を結んでいるとされ、少なくとも現時点でボッタスの2027年シートが脅かされている状況ではない。

    ペレスの好調なパフォーマンスが他チームの関心を集めている一方で、ボッタスについてもキャデラック側は長期的な戦力として位置付けているという。

    少なくとも現段階では、「ボッタス更迭」「ハータ昇格」といった話は根拠に乏しく、キャデラックは経験豊富な2人のドライバーとともに、チーム基盤の構築を優先しているようだ。

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説が浮上 セルジオ・ペレスにも移籍の噂

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説が浮上 セルジオ・ペレスにも移籍の噂

    2026年F1カナダGPの週末で、ドライバー市場の噂が一気に加熱している。マックス・フェルスタッペンを巡るトップチームの動向が注目を集める一方、新規参戦チームのキャデラックにも不穏な空気が漂い始めた。

    伊Sky Italiaのロベルト・キンチェロによると、バルテリ・ボッタスはセルジオ・ペレスに対して予選で大差をつけられたことで、すでにチーム内で立場が揺らいでいるという。

    さらに、ペレス自身にも他チームへの関心があるとされ、2027年に向けてキャデラックのラインアップが大きく変わる可能性が浮上している。

    ボッタスに厳しい視線 予選0.8秒差が波紋
    モントリオールでの予選で、バルテリ・ボッタスはセルジオ・ペレスに対して2回の予選セッションともコンマ8秒差をつけられた。

    「ブレーキに問題があったのかは分からない」とロベルト・キンチェロは語った。

    「だが、コンマ8〜1秒差というのは大きい。彼の立場が安泰だとは思えない」

    キャデラックは参戦初年度、経験豊富なドライバーラインアップでプロジェクトを安定させる方針を取ってきた。しかし、開幕から苦戦が続く中で、早くも将来に向けた方向転換が議論されているという。

    「まだ5月だが、ドライバー市場はすでに本格化している」

    「キャデラックではボッタスのポジションについて議論が始まっている」

    ペレスにも移籍説 キャデラック残留は不透明
    一方で、セルジオ・ペレス自身も長期的にキャデラックに留まる考えではない可能性があるとされる。

    「ペレスは他チームに問い合わせを行っている」とキンチェロは明かした。

    「はっきりしているのは、彼がおそらく引退を望んでいないということだ。彼は走り続けたいと思っている」

    そのためキンチェロは、2027年には少なくとも1席、場合によっては2席とも空席になる可能性があると予測している。

    「おそらく2人のうち少なくとも1人は来年いないと思う」

    「もしかすると、2人ともいないかもしれない」

    キャデラックの次世代候補にハータ浮上
    もしラインアップ刷新が現実となれば、キャデラックは“生き残り”重視の体制から、将来を見据えた若手育成路線へ舵を切る可能性がある。

    その筆頭候補として名前が挙がっているのが、アメリカ人インディカードライバーのコルトン・ハータだ。

    現在はF2でスーパーライセンス獲得に必要なポイントを積み上げており、条件を満たせばキャデラック入りへの道が開けるとみられている。

    「コルトン・ハータがいる」とキンチェロは語った。

    「もしスーパーライセンスを確保できれば、彼にはキャデラック入りへの明確な道筋があると思う」

  • バルテリ・ボッタス “全盛期”のルイス・ハミルトンは「F1史上最高」

    バルテリ・ボッタス “全盛期”のルイス・ハミルトンは「F1史上最高」

    バルテリ・ボッタスは、メルセデス時代にチームメイトとして過ごした経験から、“全盛期”のルイス・ハミルトンについて「史上最高」と評した。

    2017年から2021年までハミルトンとコンビを組んだボッタスは、F1史上屈指の成功期を内部から見てきたドライバーの一人だ。ニコ・ロズベルグの電撃引退後にメルセデスへ加入したボッタスは、タイトル争いではハミルトンに及ばなかったものの、コンストラクターズタイトル獲得に大きく貢献した。

    「裏では誰よりも努力していた」
    レイチェル・ブルックスの新著『F1 Racing Drive』の中で、ボッタスはハミルトンについて次のように語っている。

    「このスポーツはドライバーだけじゃなくマシンも重要だから、評価するのは難しい。でも、僕が間近で見てきた限りでは、“全盛期のルイス”は史上最高だと思う」

    ボッタスは特に、ハミルトンの舞台裏での姿勢が世間のイメージとは大きく異なっていたと強調した。

    「彼のコミットメントだね。ほとんどいつもパドックを最後に出るのはルイスだった」

    「裏では、人々が想像していた以上にずっと努力していた。少なくとも当時はそうだった」

    「ファクトリーでの仕事の日も、彼は質問を止めなかったし、常に人々をプッシュしていた」

    さらにボッタスは、華やかな私生活ばかりが注目されるハミルトン像にも言及した。

    「レースウイークが終わって家に帰ったら、パーティーをして友達と遊んでいると思われていたかもしれない。でも実際には、次にどう勝つかをボノと電話で話していることが多かった」

    “最高のチームメイト”としての関係性
    一方で、ハミルトン自身も過去に“お気に入りのチームメイト”としてボッタスの名前を挙げている。

    2023年にスカイスポーツで、ハミルトンは次のように語っていた。

    「バルテリとは本当に楽しかった。長年一緒にいて素晴らしい関係だったし、彼は僕を倒したいと思っていたけど、本当の仲間意識があった」

    「お互いに常にリスペクトがあったし、駆け引きもなかった。真っ向勝負だった」

    「一緒に移動もしたし、本当に良い友情を築けたんだ」

    フェラーリ移籍後も続く“ハミルトン評価”
    2026年シーズンのルイス・ハミルトンには、フェラーリ移籍後の苦戦によって厳しい視線も向けられている。しかし、最も近くで彼を見てきたボッタスの証言は、ハミルトンの強さが単なる才能だけではなく、徹底した準備と執念によって支えられていたことを改めて示している。

    近年はマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリら新世代の台頭が注目される一方で、“全盛期のハミルトン”を知るドライバーたちは、なお別格の存在として評価し続けている。

  • バルテリ・ボッタス F1マイアミGPで愛車盗難 FBI出動「逃走車に使用?」

    バルテリ・ボッタス F1マイアミGPで愛車盗難 FBI出動「逃走車に使用?」

    バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)は、2026年F1マイアミGP週末に滞在していたAirbnbで愛車が盗難被害に遭い、その後FBIまで捜査に乗り出す異例の事態に発展していたことを明かした。

    盗まれたのはキャデラック・エスカレードで、車内にはパドックパスやVIP駐車許可証まで残されていたという。結果的に車両は翌日に発見されたが、ボッタスは「逃走用の車として使われたのではないか」と語っている。

    パドックパス入りの車が消失
    ボッタスは『What’s next?』ポッドキャストで、事件当時の状況を詳細に説明した。

    「金曜日はいつも通り帰宅して、車をAirbnbのドライブウェイに停めた。軽く夕食を食べて、早めに寝たんだ。車の鍵は家の中にあったし、車もロックしていた」

    しかし翌朝、友人から異変を知らされたという。

    「信じられなかったよ。外へ出てドアを開けたら、エスカレードが消えていた。鍵はまだ家のテーブルの上にあるのに見えるんだ。『どうやってAirbnbのドライブウェイから車が盗まれたんだ?』って感じだった」

    この日はスプリントと予選が行われる重要な土曜日だったこともあり、ボッタスは急遽別の移動手段を確保する必要に迫られた。

    「当然、サーキットに遅れそうになった。別の移動手段を探さないといけなかったからね。幸運にも別のエスカレードが送られてきて、それでサーキットへ向かった。でもその時になって『あ、パドックパスが車の中だ』って気づいた」

    「だから当然、パドックパスも持っていなかった。でも何とか解決したよ」

    “F1関係者になりすます”可能性も懸念
    番組内では、盗難犯がボッタス本人になりすましてパドックへ侵入できた可能性も冗談交じりに語られた。

    共同司会のポール・リプケが「その泥棒、ボッタスになりきって1日過ごせたんじゃないか」と話すと、ボッタスもそれを否定しなかった。

    「そうだね。VIP駐車場も使えたし、パドックにも歩いて入れた。サインインしてチームにも行けただろうね」

    「でも結局、彼らはF1レースには興味がなかったみたいだ。翌日には車が乗り捨てられた状態で見つかったから」

    FBIも捜査に参加 “逃走車両”説が浮上
    事件は単なる車両盗難に留まらず、最終的にはFBIまで捜査に加わる事態となった。

    ボッタスは「FBIも関与した。完全な捜査になった」と明かしている。

    車が発見された場所は“犯罪多発地域”だったといい、当局はF1関係者用パスが残されていたことを重く見たようだ。

    「警察とFBIが動いたのは、その理由もあった。VIP駐車パスもあったし、誰かがその車でサーキットへ行けた可能性があったからね」

    「でも彼らはF1には興味がなかったみたいだ。おそらく犯罪に使って、その後で乗り捨てたんだと思う。僕の中では“逃走用の車”だったんじゃないかと思っている」

    「車を失ったのは残念だけど、かなりクレイジーな出来事だった。人生でこんなことは初めてだよ」

    武装警備員まで配置された異常事態
    この事件を受け、ボッタス陣営は週末の残り期間、Airbnb前に武装警備員を常駐させる対応を取った。

    「武装して、防弾ベストも装備した完全装備の警備員だった」

    さらにボッタスは、盗難グループの手口にも驚きを隠さなかった。

    「かなり高度な技術が使われているはずだ。どうやって車に侵入して、しかも即座に追跡装置まで停止できるのか。本当に驚いたよ」

  • バルテリ・ボッタス 2018年にF1引退寸前「ハミルトンのウイングマンだった」

    バルテリ・ボッタス 2018年にF1引退寸前「ハミルトンのウイングマンだった」

    バルテリ・ボッタスは『Players’ Tribune』への寄稿で、2018年シーズン終了後にF1引退を決意していたことを明かした。メルセデスでルイス・ハミルトンとコンビを組む中、未勝利に終わったシーズンが精神的に大きな影響を与えていたという。

    しかし、その決断は冬のある出来事をきっかけに覆される。自身のキャリアと向き合った時間が、ボッタスの思考を「過去」から「未来」へと切り替え、F1継続への転機となった。

    「ウイングマン」としての現実
    ボッタスは当時の立場について率直に振り返る。

    「彼はチャンピオンだった。僕は“ウイングマン”だった」

    メルセデスはナンバー1とナンバー2を明確に定めていないとしていたが、実際にはチームオーダーを受ける場面もあった。ボッタスは勝利の可能性があったレースでポジションを譲るよう指示された経験についても言及している。

    精神的に追い込まれた2018年
    2017年に3勝を挙げた一方で、2018年は未勝利に終わった。この結果が、ボッタスに大きな精神的ダメージを与えた。

    「以前の自分に戻ってしまった。ネガティブなボッタス、強迫的なボッタスだ。SNSのコメントを読みすぎて、自分をどんどん嫌いになっていった」

    「正直に言うと、間違いなく落ち込んでいたし、燃え尽きていた。レースが嫌いだった」

    そして、彼は明確にこう振り返る。

    「その冬、僕は引退することを決めた」

    キャリアを変えた冬の決断
    転機となったのは、フィンランドで過ごした時間だった。

    「ある日、森の中を歩きに行った。真冬で、深い雪の中を何時間も歩いた。時間の感覚がなくなっていた」

    「家族の犠牲やこれまでのすべてを考えた。そして、自分がずっと過去ばかり見ていたことに気づいた」

    そこでボッタスは考え方を変える。

    「“これから何をするか”だけを考えると決めた」

    「もし戻るなら、グリッドで最高のドライバーとして戻る」

    森を出たとき、彼の考え方は完全に変わっていたという。

    この経験を経て、ボッタスはF1に復帰。その後もキャリアを続け、現在はキャデラックF1で戦いを続けている。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1で初体験「マシン設計に関与できる」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1で初体験「マシン設計に関与できる」

    バルテリ・ボッタスは、2026年F1シーズンから参戦したキャデラックF1チームで、これまでのF1キャリアでは経験したことのない領域に関わっていると明かした。

    ウィリアムズ、メルセデス、アルファロメオ/キック・ザウバーを経て、新規参入チームに加わったボッタスは、ステアリングホイールのレイアウトやボタン配置、ステアリングレシオの選定など、マシン設計の細部にまで関与している。

    新規チームだからこそ可能になったマシン設計への関与
    キャデラックは、10年ぶりにF1グリッドへ加わった完全な新規チームであり、過去から引き継ぐ習慣や設計思想に縛られない。その環境が、ボッタスにとってこれまでにない自由度を生んでいる。

    「ステアリングホイールのレイアウトを設計したり、ホイール用の正確なボタンを選んだりすることに関わったことは一度もなかった」とボッタスはスカイスポーツF1に語った。

    「たとえば、自分が望むステアリングレシオそのものを選ぶこともそうだ。新しいチームとしてスタートするときは、過去からの習慣や部品を引きずっていないから、できることが本当に多い。マシンのすべてを設計する一部になれる。それは本当に最高だ」

    信頼性で築いたキャデラックの出発点
    キャデラックにとって、F1参戦初年度から競争力を発揮することは大きな挑戦だった。それでも2026年開幕からの3戦で、ボッタスは2戦を完走し、チームメイトのセルジオ・ペレスは3戦すべてを完走している。

    多くの既存チームが信頼性に苦しむなか、中国GPと日本GPで2台を完走させたことは、キャデラックにとって重要な基盤となった。メルセデスで経験を積んだボッタスと、レッドブルでトップチームを知るペレスの存在も、チーム形成に大きく作用している。

    「僕たちは2人とも、このスポーツで多くのものを見てきた。良いチームで何が機能するのかも見てきたし、何がうまく機能しないのかも見てきた」

    「良い面も悪い面も見てきた。チームに何が必要か、マシンが最高のレベルで機能するために何が必要かについて、僕たちはよく理解していると思う。だから、特に僕たち2人が持っているマインドセットを考えれば、僕たちは間違いなく自分たちよりもチームを優先している。それが、より早く改善していく助けになればいい」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    1年の離脱が変えたF1への向き合い方
    ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーを務め、フルタイムのレースシートから離れていた。その時間は、F1への意欲を失わせるものではなく、むしろ現在の立場への感謝を強めるものになったという。

    「大きな違いをもたらした。僕はこのスポーツの一部であることに感謝しているし、このスポーツそのもの、そしてその周りにあるすべてを以前よりずっと大切に思っている」

    「特にレースの部分だ。日曜日のプロセス全体、準備をして、マシンに乗り込み、グリッドに立ち、国歌を聞く。そのすべてに対して、そこにいられる自分たちは本当に幸運なんだという感謝の気持ちがある。だから、僕にとっては大きな違いになったし、それはこれからの数年で自分を助けてくれると思う」

  • バルテリ・ボッタス キミ・アントネッリ初優勝は「時間の問題だった」

    バルテリ・ボッタス キミ・アントネッリ初優勝は「時間の問題だった」

    バルテリ・ボッタスは、キミ・アントネッリが上海でF1初優勝を挙げ、その1週間後に鈴鹿でも勝利を重ねたことについて、「本当に誇りに思う」と語った。

    メルセデスのアントネッリはまだ19歳。複数回のグランプリ優勝を記録した初のティーンエイジャーとなり、鈴鹿での勝利によってランキング首位にも立った。ボッタスは、そうした結果を偶然ではなく、経験の積み重ねと今季の流れの中で訪れるべくして訪れたものだと捉えている。

    ボッタスが見ていたアントネッリの成長
    ボッタスは2017年から2021年までメルセデスに在籍し、その後キック・ザウバーを経てキャデラックへ移籍した。メルセデス時代にはルイス・ハミルトンとチームを組み、10勝を記録している。

    さらに昨年はメルセデスのリザーブドライバーを務めており、当時18歳だったアントネッリがF1キャリアの第一歩を踏み出す様子を、チームのガレージで間近に見ていた。

    そうした立場にあったからこそ、ボッタスの言葉には単なる賛辞ではない重みがある。

    「キミが初優勝したのを見て、本当にうれしかった。彼が今年持っているマシンを考えれば、それは時間の問題だったと思う。彼は週末を通してしっかりしていたし、予選もとても良く、レースもとても良くて、勝利を手にした」とボッタスは語った。

    ルーキーイヤーの苦戦を越えた2年目の飛躍
    アントネッリのルーキーシーズンは、好結果と苦戦が入り混じる1年だった。マイアミではスプリントでポールポジションを獲得し、カナダでは初表彰台を記録した一方で、複数のクラッシュや不安定な時期にも直面した。

    カナダでの表彰台前後の7戦では6戦で無得点に終わり、コンストラクターズ争いにおいてチームメイトのジョージ・ラッセルを十分に支えられない時期もあった。

    それでもシーズン終盤には調子を取り戻し、ブラジルとラスベガスで2戦連続表彰台を獲得。その結果、メルセデスは最終的にマクラーレンに次ぐランキング2位でシーズンを終えた。

    ボッタスは、そうした1年目を踏まえた上で、2年目の進歩は自然なものだったと見ている。

    「彼は間違いなく大きく成長した。まだとても若くて、毎週末経験を積んでいるところだけど、僕は1年目から2年目にかけて彼が一歩前進するだろうとずっと思っていた。そして実際にそれができているように見えるから、本当にいいことだ」とボッタスは述べた。

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    2026年シーズン序盤で示した強さ
    アントネッリの2年目は、ルーキーイヤーとは対照的に非常に前向きなスタートとなった。ラッセルが優勝したオーストラリアGPでは2位に入り、その後は中国GPと日本GPで連勝を飾った。中国スプリントでも5位に入っている。

    メルボルンではプラクティス終盤に攻めすぎてクラッシュするミスもあったが、その後の立て直しは力強かった。さらに日本GPではポールポジションからスタートしながら、オープニングラップで6番手まで後退する苦しい展開となったが、そこで冷静さを失わず勝利までつなげた。

    結果そのものだけでなく、ミスのあとに立て直す力や、レース中のプレッシャーに耐える落ち着きも、今季のアントネッリを印象づける要素になっている。

    “時間の問題”だった初優勝
    ボッタスはアントネッリに祝福のメッセージも送ったという。

    今のアントネッリには、速さだけでなく、経験を結果につなげる安定感も見え始めている。昨年の浮き沈みを経て迎えた2026年シーズン序盤の連勝は、ボッタスの言う通り、初優勝が“時間の問題”だったことを裏付ける内容だった。

  • バルテリ・ボッタス F1新時代に前向き「不満はつきものだが楽しんでいる」

    バルテリ・ボッタス F1新時代に前向き「不満はつきものだが楽しんでいる」

    バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)は、2026年の新レギュレーション下でのF1について、多くのドライバーが不満を口にする中でも前向きな姿勢を示した。

    2025年にリザーブドライバーとしてシーズンを過ごした後、今季から復帰を果たしたボッタスは、大きく変化したマシン特性にも適応しつつ、「違い」を受け入れることこそが重要だと強調している。

    「変化の初期に不満はつきもの」ボッタスの冷静な視点
    ボッタスは、新レギュレーションによる変化について次のように語った。

    「違うね。常に何かが変われば、最初の4分の1くらいの期間は、必ず誰かが不満を言うものだ」

    「でも、僕たちは今それに慣れ始めていると思うし、パワーユニットを含めてすべてを最適化しようとしている段階だ。確かに違いはある」

    ドライビング面では、より多くの判断と操作が求められるようになった点を指摘する。

    「ドライバーとして考えることが増えている。デプロイメントに関しても、予選でもレースでも、うまくいかない可能性のある要素が増えている」

    「でも、それは全員にとって同じ条件だ」

    復帰を果たした今「純粋に走れる喜び」
    2025年にフルタイムシートを失いながらも、今季キャデラックF1から復帰を果たしたボッタスにとって、最大の感情は不満ではなく「喜び」だ。

    「僕にとって一番大きいのは、ただF1に戻ってこられたことが嬉しいということだ。レースができることが本当に嬉しい」

    そのうえで、現行マシンに対しても肯定的な評価を下している。

    「不満を言う理由はない。確かに違うけど、このクルマは楽しめている」

    「クルマは運転していて楽しいし、レースも良いものになっている。多少マネジメントが増えたかもしれないが、それも単に違いというだけだ」

    “適応”が分かれ目となる2026年F1
    エネルギーマネジメントの重要性が増した2026年F1は、従来以上にドライバーの判断力と精度が問われる時代に入っている。

    ボッタスの発言は、その変化を「問題」と捉えるか、「進化」と捉えるかで、今後のパフォーマンスが大きく分かれる可能性を示している。

    少なくともボッタスにとっては、この新しいF1は適応すべき対象であり、同時に楽しむべき挑戦でもある。