カテゴリー: バルテリ・ボッタス

  • バルテリ・ボッタス、キャデラックF1初走行を見届け「歴史を刻んだ一日」

    バルテリ・ボッタス、キャデラックF1初走行を見届け「歴史を刻んだ一日」

    バルテリ・ボッタスは、シルバーストンで行われたキャデラックF1の2026年初シェイクダウンをガレージから見守り、「チームとして歴史を刻んだ一日だった」と振り返った。

    この日の走行はセルジオ・ペレスが担当し、ボッタスは新チームメイトが刻む最初のラップをピットから見届ける立場となった。

    シェイクダウン後、ボッタスは次のように語っている。

    「今日、キャデラックF1チームとして歴史を作った。マシンが初めてサーキットを走った瞬間は、特別なものだった。」

    「チェコが最初のラップを担当し、マシンはスムーズに走っていた。ここまでたどり着いたチーム全員を本当に誇りに思う。短期間でここまで仕上げたのは印象的だ。」

    「チームの喜びを間近で見られたことも特別だった。最初の一日は終わり、ここからさらに前に進んでいく。」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    キャデラックF1は、すでに2026年プレシーズンテスト用の暫定カラーリングを公開しており、2月のスーパーボウル期間中には正式なレース用リバリーを発表する予定となっている。

    ボッタスにとっては、メルセデス離脱後の新たなF1挑戦となる2026年シーズン。そのスタートは、ガレージから見守る形で幕を開けた。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1契約後のメルセデスの変化を告白

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1契約後のメルセデスの変化を告白

    バルテリ・ボッタスは2025年シーズン、メルセデスのリザーブドライバーとしてF1に関わっていた。その一方で、裏ではキャデラックとの交渉を進め、2026年のレギュラーシートを勝ち取っている。この決断は、彼のメルセデスでの役割にも少なからぬ影響を及ぼしていた。

    2024年末でザウバーF1チームのシートを失ったボッタスは、古巣メルセデスにリザーブとして復帰。2026年に再びグリッドへ戻るという目標を掲げ、そのチャンスをキャデラックで掴んだ。

    長年メルセデスに在籍してきたボッタスのキャデラック加入は、2025年8月に正式発表されている。

    その後の変化について、ボッタスは元F1ドライバーのフアン・パブロ・モントーヤ、ジョリオン・パーマーとの対談で明かした。

    「なぜか分からないけど、昨年キャデラックと契約してから、メルセデスのシミュレーターに一度も乗らなくなったんだ。シミュレーターの日程は全部埋まっていたらしいけど、本当の理由は分からない」と、ボッタスは笑いながら語っている。

    メルセデス側の対応は理解できるものだ。シミュレーターではすでに2026年F1マシンの開発作業が進められており、その重要な情報を、翌年からライバル陣営に移るドライバーと共有するわけにはいかないからだ。

    この対談は、アブダビで行われた2025年シーズン最終戦の週末に実施されたものだが、ボッタスはキャデラックF1の戦力については慎重な姿勢を崩さなかった。

    「正直なところ、まだ分からない。すべては推測にすぎない」と語り、「パワーユニットには大きな差が出ると思っているから、未知数が多すぎて今は何とも言えない」と続けている。
    「プレシーズンテストではある程度の感触は得られると思うけど、その時点でも、各チームが本番用のマシンで走っているかどうかは分からない。変数が多すぎるし、推測する要素が多すぎる。だから、今の段階では勢力図について本当に何も言えないんだ」

    10勝を挙げたF1ウィナーであるボッタスにとって、キャデラックF1での挑戦は未知の要素に満ちた再スタートとなる。その第一歩は、すでにメルセデスとの関係性にも、静かな変化をもたらしていた。

  • バルテリ・ボッタス、F1復帰を前に伝説のフェラーリで市街地ラン

    バルテリ・ボッタス、F1復帰を前に伝説のフェラーリで市街地ラン

    バルテリ・ボッタスは、3月1日(日)に開催されるレプコ・アデレード・モータースポーツ・フェスティバルでクラシックフェラーリのステアリングを握り、現代F1の激務から一転、栄光の過去へとタイムスリップすることになる。ファンにとっては見逃せない機会だ。

    キャデラックで2026年にF1グリッド復帰するボッタスは、アデレード市街地で行われる特別デモンストレーションランにおいて、フェラーリの伝説的マシン156/85をドライブする。

    現代F1ドライバーが、この競技史上屈指のターボモンスターを操る姿を、歴史ある市街地コースで目にできる貴重な機会となる。

    ターボ時代のフェラーリがアデレードに帰還
    ボッタスがドライブするフェラーリ156/85は、博物館で埃をかぶっている展示物ではない。このマシンは、1985年シーズンにミケーレ・アルボレトがワールドチャンピオン争いを演じ、ドライバーズタイトルにはわずかに届かなかったものの、フェラーリをコンストラクターズ栄冠の目前まで導いた実車である。

    さらに特別なのは、ボッタスがアルボレト本人が使用したオリジナルの27号車シャシーをドライブする点であり、アデレードとF1の象徴的な時代を再び結びつける。

    バルテリ・ボッタス フェラーリ

    アデレードの市街地が初めてF1を迎えたのも同じ1985年であり、1996年にメルボルンへ移るまで10年間にわたってオーストラリアGPの舞台となった。真紅のフェラーリが再びこの地を駆け抜ける光景は、現代のスターがコックピットに収まることで、強烈なノスタルジーを呼び起こすことになる。

    このイベントでは、フェラーリ勢はボッタスだけではない。1985年当時にアルボレトのチームメイトだったステファン・ヨハンソンも、自身の28号車156/85をドライブして走行を披露する。

    サーキット外では、ボッタスはイベントアンバサダーとしての役割も担い、アデレード・マリオット・グランド・マーキーでファンと交流し、フェスティバルの雰囲気を満喫する予定だ。

    また、週末の土曜日にはホールデンHQモナロをドライブし、オーストラリアン・マッスルカーも体験する。

    アデレードでの登場は、フェラーリ製パワーユニットを搭載するキャデラックとともにF1グリッドへ復帰する新たな章を正式に始める直前のタイミングとなる。

    それに先立ち、ボッタスは今月後半にバルセロナでキャデラックの初テストを非公開で行う予定だが、アデレードでは祝祭、ヘリテージ、そしてフェラーリのターボエンジンが放つ独特のサウンドが歴史の中に響き渡る瞬間が主役となる。

  • バルテリ・ボッタス、キャデラックF1参戦を控えた新年メッセージが話題

    バルテリ・ボッタス、キャデラックF1参戦を控えた新年メッセージが話題

    バルテリ・ボッタスは、キャデラックF1での復帰を目前に控え、ユーモアたっぷりの新年メッセージをソーシャルメディアに投稿した。想像力を刺激するその内容は、彼らしい軽快さと遊び心に満ちている。

    フィンランド出身のボッタスは、オーストラリア人サイクリストのティファニー・クロムウェルとの関係を通じて、同国の文化を積極的に受け入れてきたことで知られる。

    今回の投稿では、彼の“心の故郷”のリストに新たにアメリカ合衆国が加わったことを示すかのように、キャデラック加入を前向きに祝福する内容が添えられていた。

    36歳のボッタスは、セルジオ・ペレスとともに、ゼネラルモーターズ支援の新プロジェクトに参加する。新興チームの初年度にして、F1グリッドでも屈指の経験値を誇るラインアップが完成した形だ。

    F1デビューは2013年のウィリアムズ。これまでに246戦に出走し、2017年から2021年にかけてはメルセデスで10勝を挙げた。その後アルファロメオ・ザウバーへ移籍したが、チームがアウディへと移行する過程でシートを失い、2025年は実戦から離れるシーズンとなった。

    それでも活動は止まらない。メルセデスのテスト兼リザーブドライバーとして復帰する一方、年間16,639kmを自転車で走破。これは、24戦で構成されたF1カレンダー全体の走行距離を上回る数字だ。

    近年は、ブロンドに染めたマレットヘアやヌードカレンダーなど、自由奔放でおどけたキャラクターでも注目を集めている。今回の新年メッセージも、その延長線上にある“ボッタスらしさ”全開の一幕だったと言える。

  • キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    キャデラックF1、ボッタスとペレスの担当レースエンジニアを決定

    2026年F1シーズンに初参戦するキャデラックF1は、バルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスの担当レースエンジニアを正式に決定した。PlanetF1.comの取材により、ペレスにはカルロ・パセッティ、ボッタスにはジョン・ハワードが就くことが明らかになった。

    2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年はF1キャリアの再出発となる重要な一年となる。チーム初年度に向け、キャデラックF1はドライバーラインアップに続き、トラックサイドの中核を担うエンジニア陣の布陣も固めた形だ。

    ペレス陣営:カルロ・パセッティが担当
    ペレスのレースエンジニアを務めるのは、元アストンマーティンのパフォーマンスエンジニアであるカルロ・パセッティだ。パセッティはアストンマーティンでの経験を経てキャデラックF1に加入し、2026年のデビューシーズンでペレスの「無線の声」を担う。

    ペレスはこれまでにザウバー、マクラーレン、フォース・インディア/レーシング・ポイント、そしてレッドブルでF1を戦い、通算11勝を挙げたメキシコ史上最も成功したF1ドライバーである。キャデラックF1は、その豊富な経験を最大限に引き出す体制を整えた形だ。

    ボッタス陣営:アルピーヌ出身のジョン・ハワード
    一方、ボッタスのレースエンジニアを務めるのは、元アルピーヌのジョン・ハワードである。ハワードは2010年にルノーとして参戦していたエンストンのチームに加わり、約15年間にわたって在籍。2022年後半にはシニア・パフォーマンスエンジニアに昇格し、その後はピエール・ガスリーのレースエンジニアを務めていた。

    ハワードは、カレル・ロースがアルピーヌのトラックサイド・エンジニアリング責任者に就任した後、レースエンジニアへ昇格。その後4月にアルピーヌを離れ、8月にキャデラックF1と合流している。

    キャデラック F1 バルテリ・ボッタス

    キャデラックF1の準備は着々と進行
    キャデラックF1は2026年からフェラーリのカスタマーエンジンを使用して参戦する予定で、すでに実走テストも開始している。ペレスは11月にイモラでブラックリバリーの2023年型フェラーリをドライブし、キャデラックとして初の実走テストを担当した。関係者によれば、この際の最速ラップは1分16秒台で、SNS上で流れた1分17秒2よりも速かったという。

    また、ボッタスはアブダビGP後にキャデラックでのシートフィッティングを実施。2025年シーズンをレースから離れて過ごした両ドライバーにとって、2026年は再起を期す重要な一年となる。

    スーパーボウルで2026年リバリー発表へ
    キャデラックF1は今月初め、2026年用リバリーを2月8日のスーパーボウル中に放映される広告で公開すると発表した。世界最大級のスポーツイベントを舞台にした発表は、新チームとしての存在感を一気に高める狙いがある。

    デビューイヤーに向け、ドライバー、エンジニア、マシン開発、そしてブランディングまで、キャデラックF1の準備は最終段階へと入っている。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1で始動「誇らしい瞬間。万全に準備したい」

    バルテリ・ボッタスは2025年最終戦アブダビGPでメルセデスに別れを告げた直後、キャデラックF1チームのシートフィッティングに参加し、新天地での活動を本格的に開始した。

    最終戦を終えたその足でシルバーストンのチーム拠点に合流したボッタスは、2026年のF1参入へ向け急ピッチで準備が進むキャデラックの“第一歩”に立ち会い、チームメンバーとの顔合わせとシート合わせを完了した。

    チームは2026年の新車発表を、アメリカ最大のスポーツイベント=スーパーボウル内での広告枠で行うことをすでに発表している。ドライバーラインナップはセルジオ・ペレスとの経験豊富なコンビで、ペレスはすでにキャデラックおよびフェラーリとの非公開テストを実施済みだ。

    バルテリ・ボッタス「新しい章の始まり」
    「キャデラックF1チームのドライバーとしてスタートできて、とてもワクワクしている」

    「これは僕のキャリアにとって誇らしい瞬間だ。新たなチームとともにグリッドへ戻る、新しい章の始まりを意味している」

    「ここから多くのハードワークが待っている。僕の経験を生かしてチームを助けたいし、正式に合流した今だからこそできることがある」

    「新しいチームのすべてが形になり始めているのを見ると、このプロジェクトの勢いを実感する」

    「準備をしっかり整えることが何より大事だ。こうした瞬間が、僕たちを初テストへ向けて前進させる最初のステップになる。開幕が待ちきれないし、再びレースを戦うのが楽しみだ」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    グレアム・ロードン「バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感」
    「ついにバルテリを迎え入れ、チームに完全に統合できたことを嬉しく思う。長い間準備を続けてきただけに、こうした瞬間を迎えられるのは素晴らしい」

    「チーム全員が本当に素晴らしい仕事をしている。F1は“世界最高のチームスポーツ”であり、こういったタイミングこそ、我々が持つスキル、才能、専門性が最もよく見えてくる」

    「そして、バルテリのような才能がどれほどこの環境に馴染むかを実感できる」

    キャデラックF1チームは2026年1月26〜30日にバルセロナ・カタルーニャ・サーキットで開催される非公開プレシーズンテストで、初めてコース上に姿を現す予定だ。

  • バルテリ・ボッタス、キャデラックF1での初仕事“シート合わせ”動画公開

    バルテリ・ボッタス、キャデラックF1での初仕事“シート合わせ”動画公開

    バルテリ・ボッタスがキャデラックF1のドライバーとして、初めて公式に姿を見せた。シルバーストーンにあるチーム施設を訪れる様子が、チームのSNS投稿で公開された。

    ボッタスは2024年末にザウバーのシートを失った後、古巣メルセデスでリザーブドライバーを務めていたが、2026年からF1に本格復帰。アメリカンメーカーとなるキャデラックF1で、同じくベテランのセルジオ・ペレスとともにチームの第一歩を支える役割を担う。

    バルテリ・ボッタスがキャデラックF1のドライバーとして、初めて公式に姿を見せた。シルバーストーンにあるチーム施設を訪れる様子が、チームのSNS投稿で公開された。

    ボッタスは2024年末にザウバーのシートを失った後、古巣メルセデスでリザーブドライバーを務めていたが、2026年からF1に本格復帰。アメリカンメーカーとなるキャデラックF1で、同じくベテランのセルジオ・ペレスとともにチームの第一歩を支える役割を担う。

    キャデラック、ボッタスの“初仕事”を動画公開
    キャデラックはSNSで2本の動画を投稿。

    1本目は、今夏にボッタスが路上で見たキャデラックSUVを指して「いいシートだ」と語った動画がバイラルになったことを踏まえた、“セルフパロディ”的な内容だった。

    2本目はより正式な雰囲気で、ボッタスが実際に新シートのフィッティングを行い、その工程や理由を説明する様子が映されている。

    チームは来季のデビューに向けて準備を加速させており、36歳のボッタスとペレスには、新技術レギュレーション元年となる2026年シーズンに必要な豊富な経験が期待されている。

    メルセデスでの活動、アントネッリの“メンター役”にも言及
    ボッタスは今年、契約に基づきメルセデス系の他チームのテストにも参加しており、若手アンドレア・キミ・アントネッリの“メンター”的存在としても注目されていた。

    一方で新チームメイトとなるペレスは、2024年末にレッドブルを追われて以来マシンに乗っていなかったが、先月イモラで黒塗り仕様のフェラーリSF-23を用いたTPC(旧型車テスト)を行っている。

    キャデラックF1マシンはバルセロナの公式テストで初走行予定
    キャデラックF1は今週のアブダビ最終戦後テストには参加しないが、新年のバルセロナ公式テストで初走行を行う予定だ。

    また、マシンのリバリー(カラーリング)は米国最大イベントであるスーパーボウルで2月に発表されることが明らかにされている。

  • 角田裕毅 F1無線に即ツッコミ「ボッタスが走ってるなんて知らなかったよ」

    角田裕毅 F1無線に即ツッコミ「ボッタスが走ってるなんて知らなかったよ」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1カタールGPのフリー走行1回目で、思わぬ“珍ハプニング”の当事者となった。レースエンジニアから突然「ボッタスが後ろに来ている」と無線が入り、即座に角田裕毅が反応した形だ。

    2025年末にザウバーを離れたバルテリ・ボッタスは、今季はメルセデスのリザーブドライバーとして全戦に帯同しているが、F1復帰は2026年のキャデラックF1チームからと発表済み。

    ところがFP1の最中、角田裕毅の無線に“謎のボッタスが走行中”との情報が飛び込み、SNSでも話題を呼ぶ展開となった。

    角田裕毅が即反応「ボッタスが走ってるなんて知らなかった」
    フリー走行中、角田裕毅のレースエンジニアが突然「OK、ボッタスが後ろでアタック開始、ボッタスが後ろ」と伝達。これを聞いた角田裕毅は即座に「ボッタスが走ってるなんて知らなかったよ」と返し、ピットも笑いに包まれる一幕となった。

    実際にはボッタスは走行しておらず、エンジニアの画面上に何らかの誤表示が出たものとみられるが、真相は不明。ちょうどそのタイミングでメルセデスのガレージを映したカメラは、現地で走行を見守るボッタスの姿を捉えており、こちらもSNSで注目を集めた。

    ボッタスは2026年にキャデラックF1へ加入予定
    ボッタスは昨年ザウバーを離脱し、今季はメルセデスのリザーブとしてジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリを支える立場にある。すでに2026年から新規参戦するキャデラックF1チームへ加入することが発表されており、来季は正式なF1復帰のシーズンとなる。

    今回の“ボッタス誤報”は、角田裕毅の即時リアクションも相まって、思わぬ和やかな話題となった。

    角田裕毅 F1 バルテリ・ボッタス

  • バルテリ・ボッタス メルセデスとの契約でキャデラックF1マシン走行は1月

    バルテリ・ボッタス メルセデスとの契約でキャデラックF1マシン走行は1月

    キャデラックF1が2026年参戦に向けてイモラで極秘テストを実施したが、このプログラムにはバルテリ・ボッタスが参加できなかった。理由はシンプルで、ボッタスは2025年末までメルセデスのリザーブドライバー契約が残っており、契約上テストに加わることが許可されなかったためだ。

    キャデラックF1はフェラーリの協力を受け、黒くデバッジされた2023年型フェラーリSF-23を用いて2日間の実戦トレーニングを実施した。

    しかし、キャデラックF1の新ドライバーであるボッタスには参加の許可が下りなかった。

    ボッタスの参加は契約上NG メルセデスのリザーブ義務が優先
    背景には、ボッタスが2025年末までメルセデスのリザーブ契約に拘束されているという事情がある。この契約が残っている限り、他チームの活動に関与できる範囲は極めて限定的であり、今回のような実地トレーニングへの同行も実施できなかった。

    テストに参加しなかったボッタスは現在オーストラリア南部に滞在し、パートナーのティファニー・クロムウェルと15エーカーのブドウ畑を購入したことを明かしている。現地メディア Nine の取材では、タイトル争いで苦戦するオスカー・ピアストリについて次のように語った。

    「まだチャンスは残っている。1レースで状況は簡単に変わる」と語った。

    「キャリアはまだ序盤だし、今年どうなっても彼には素晴らしい未来がある」

    また、キャデラックF1の準備状況については「完全に新しいプロジェクトで、やることは多い。1月から本格的に仕事が始まるし、1月にはクルマがあるはずだ」と説明した。

    今回の不参加は、ボッタスが2026年デビューに向けて動き出すキャデラックF1の準備段階においても、現行契約が依然として大きな影響力を持っている現実を示したものとなった。

    キャデラック F1

    ペレスがテスト担当 フェラーリとキャデラックが共同作業
    イモラでのテストでは、セルジオ・ペレスがプログラムを担当した。キャデラックF1のチーム代表グレアム・ロードンは f1-insider.com に対し、「我々がテストしているのはクルマではなく“人間”だ」と語り、ピットクルー育成を主目的とした取り組みであると説明した。

    フェラーリはSF-23のシャシーに加えて設備やスタッフも提供。アーサー・ルクレールがフィオラノでシェイクダウンを行った後、マシンはイモラへ移送され、フェラーリ約30名とキャデラック約20名が並ぶガレージで共同作業を行った。

    キャデラックF1は年内ファイアアップ&1月初走行を宣言
    キャデラックF1は、2026年参戦に向けたマシン開発が順調に進んでいるとして、年内に初ファイアアップを行い、来年1月に初走行(最大200kmのプロモ走行)を実施する計画を明らかにした。チーム代表グレアム・ロードンは、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスが駆るフェラーリ製PU搭載マシンについて「50日以内に初めてエンジンに火を入れる」「初走行は1月に行う」と説明した。

    ロードンは一方で、2026年3月開幕まで残された時間の少なさが最大の課題であるとも強調。2025年3月に正式承認を受けたばかりで、設計・製造・人材確保・施設整備など、あらゆる工程が極めてタイトな日程で進んでいると語った。

    さらに、2026年の大規模レギュレーション変更については「基準が見えないのは不利だが、既存チームも同じ条件になるためチャンスでもある」と分析。結成から1年未満の新チームながら「合計では“数千年分”のF1経験が集まっている」と述べ、チームとしての結束と改善スピードが鍵になるとした。

  • バルテリ・ボッタス、豪州でワイナリーレジデンスを購入「長期的な拠点に」

    バルテリ・ボッタス、豪州でワイナリーレジデンスを購入「長期的な拠点に」

    バルテリ・ボッタスは、南オーストラリア州アデレードから南へ約45分に位置する高級宿泊施設「The Vineyard McLaren Vale(ザ・ヴィンヤード・マクラーレン・ヴェイル)」を購入した。広大な6ヘクタールの敷地には6つのブティックゲストハウスとメインレジデンスがあり、今後は豪州滞在時のふたりの拠点となる。

    2026年にキャデラックF1チームへ加入するボッタスは、恋人で東京五輪ロードレース代表のティファニー・クロムウェルと共に、5年前の初滞在をきっかけにこの物件に魅了されたという。

    5年前に初滞在、そこから始まった「夢の場所」
    ボッタスは『Daily Telegraph』に対し、「ここに初めて泊まったのは5年前で、クレイジーだと思う。ひとつの宿泊棟に滞在したんだけど、長期的な未来を考える場所になった」と語っている。

    クロムウェルも当時をこう振り返った。

    「本当はカンガルー島のサザン・オーシャン・ロッジに行くはずだったんです。でも2020年に火災が起きてしまい、別の場所を探すことになりました。そこでここを見つけて。バルテリが何か思いつくと、とても早いんですよ」

    宿泊運営は継続、サウナ導入で“私邸化”も進行
    購入後も「The Vineyard」はゲスト向け宿泊施設として通常運営を続ける一方、ふたりは敷地内にフィンランド式サウナを設置する計画を明かしている。

    ボッタスは 7NEWS の取材で、

    「2020年にここへ泊まったとき、本当に心を奪われた。ここは長期的に“理想の場所”になり得ると思った」

    と述べ、F1引退後には豪州定住の可能性があることを示唆した。

    世界で得た経験を“マクラーレン・ヴェイル”へ還元
    クロムウェルは「世界中を旅して学んだことを共有し、それをマクラーレン・ヴェイルにも持ち込みたい」と語り、

    ボッタスも「地球上でもっとも美しい場所のひとつ。その魅力を伝えていくつもりだ」と続けた。

    RADL GRVL 2026始動、地域との結びつきがさらに強化
    ふたりは現在、南オーストラリアで2026年版のオフロードサイクリングイベント「RADL GRVL」を発表。ツアー・ダウンアンダーにおいて、フルリオ半島を横断する新たなグラベルルートが導入される予定だ。


    F1キャリア後を見据えた“生活基盤づくり”が前進
    今回の豪州での不動産購入は、ボッタスがキャデラックF1で新章を迎える直前のタイミングでもあり、“その先”を見据えた生活基盤づくりが本格化してきた印象だ。

    ■ サイクリング文化が根付く南オーストラリアとの高い親和性
    ■ クロムウェルの地元との強い結びつき
    ■ 宿泊施設としての資産価値+私邸としての利便性

    F1ドライバーとしてのキャリアを続けながら、第二の人生のステージも着実に形づくりつつある。今後の活動がマクラーレン・ヴェイルの国際的な発信力をさらに高めることは間違いない。