カテゴリー: F1ベルギーGP

  • F1ベルギーGP:記者会見 Part.2 – ハミルトン、アントネッリ、サインツ

    F1ベルギーGP:記者会見 Part.2 – ハミルトン、アントネッリ、サインツ

    2025年F1第13戦ベルギーGPに先立ち、スパ・フランコルシャンのパドックで木曜恒例のドライバー記者会見「パート2」が行われた。

    登壇したのは今季フェラーリに加入したルイス・ハミルトン、メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリ、そしてウィリアムズで新たな挑戦を続けるカルロス・サインツの3名。各ドライバーが前半戦の自己評価や、所属チームでの苦労、新レギュレーションへの見解など、多岐にわたるテーマについて語った。

    特に注目を集めたのは、ハミルトンが語るフェラーリ内での積極的な提言や、アントネッリの将来を巡る契約問題、サインツが古巣フェラーリ時代に共に働いたローラン・メキースのレッドブル新代表就任に対するコメントだった。また、3人は2026年の新技術規定に向けた適応の難しさや、現代F1のレース環境における心身の負荷にも言及し、舞台裏でのリアルな姿を明かしている。

    Q:カルロス、とても準備万端に見えますね。ではまずあなたから始めましょう。シーズンの折り返し地点に来ましたが、あなた自身とウィリアムズについて通信簿を書くとしたら、どう評価しますか?

    カルロス・サインツ: うーん、難しい質問だけど……アップダウンがあったって書くかな。正直、フラストレーションの多い前半だった。クルマに十分な速さがあると感じてるし、チームにもすぐに順応できた。シーズン序盤からスピードはあったと思うけど、結果を2つ連続で出すのが本当に難しかった。信頼性の問題があったり、他のドライバーとの接触があったり、オーストリアではスタートすらできなかったり。Q1でトラフィックに引っかかったり、戦略ミスもいくつかあった。だから、結果という面では何一つ噛み合ってない。でも、その中にもスピードはあったし、正しい方向に進んでる手応えはある。ただ、結果がついてこないときって、やっぱりもどかしいんだよね。

    Q:ウィリアムズというチームについて特に適応が難しかった点は?

    サインツ: いろいろな要素があるけど、やっぱりミッドフィールドに戻ってきたことの難しさかな。Q1で何度か、ほんの10ミリ秒差で落ちたことがあるけど、その10ミリ秒が週末全体を左右する。トップ3やトップ4のクルマなら後方スタートでも挽回できるけど、中団ではみんなレースペースが似てるから、追い上げは相当難しい。あと、フェラーリとはまったく違うクルマだってこと。制限やドライビングスタイル、求められるセットアップがまるで違う。でもその部分には割とすぐ慣れたと思う。それよりも、エンジニアやチーム、戦略面の意思決定におけるコミュニケーション、どうやって正しい判断にたどり着くか……そういった部分に慣れるには少し時間が必要だったかな。

    Q:キミ、ではあなたにも同じ質問を。前半戦を振り返って、自分とメルセデスにどんな評価をしますか?

    キミ・アントネッリ: チャレンジングだった。いい瞬間もあったけど、落ち込むことの方が多かったと思う。ヨーロッパラウンドは正直うまくいかなかった。自分のミスもあったし、いくつか問題もあった。まだまだ学ぶことが多いし、情報を整理して身につけるのが難しい時もある。特に連戦になると、週末ごとの学びをすぐに次に活かすのが大変で……そこが難しかった。予選も課題のひとつだね。最後の数テン分を詰めるところで、まだ思ったように合わせ込めてない。でも、全体としてはポジティブだと思う。たくさん学んでるし、いい結果もいくつか出せた。後半戦では、自分の中で一歩上の安定感を見つけることが重要かな。

    Q:これまで17週間で12戦という過密日程でしたが、F1のスケジュールに順応するのは大変でしたか?

    アントネッリ: うん、やっぱりリズムがすごく速かったと思う。特にトリプルヘッダーのあとなんかは、どうやって自分のエネルギーを管理するかを見直さないといけなかった。どこでリカバリーして、どこで集中するか。そういう精神面のマネジメントが必要だってことも学んだよ。今は後半戦に向けて、より明確なビジョンと準備があると思う。

    Q:ルイス、ようこそ。今週末のフェラーリには注目が集まっています。先週ムジェロで新パーツのテストをしたそうですが、クルマの感触はどうでしたか?

    ルイス・ハミルトン: テストじゃないよ。あれはただのフォトシュート。10周か14周くらい走っただけで、撮影用の走行だった。テストじゃない。

    Q:なるほど。ただ、その10周でも何かフィーリングの変化は感じましたか?

    ハミルトン: 前と同じだったよ。数週間前と変わらなかった。

    Q:オーストリアでは新しいフロアが導入され、今週は新しいサスペンションも入っています。今週末はこのクルマの真のポテンシャルが見える週末になりそうですか?

    ハミルトン: いや、どうかな。まずは明日、そのサスペンションを試すことになるけど、そこから何か学べると思う。微調整して、そこから性能を引き出せるかどうか試していく。シミュレーターでは違いは特に感じなかったけど、サーキットによっては何かしらメリットがあるかもしれない。ただ個人的には、ムジェロで“新しいパーツが届いた”という事実がポジティブだった。バーレーンでフロアを一度アップグレードしてから、しばらく何もなかった。次がオーストリアだったと思うけど、期待したほどじゃなかった。レッドブルとかメルセデスは、毎週のように小さなパーツを持ち込んでるよね。でもうちは大きな改良を段階的にやってるから、そういう意味でも今回の新パーツは嬉しかった。ファクトリーが懸命に開発を進めてくれてるのが見えた。あとはその効果が結果として現れるのを待つだけだね。今週末にそれを試してみる。

    記者からの質問

    Q:キミ、契約交渉や発表のタイミングについてですが、夏休み前は発表が多くなる時期です。現在の進捗はどうですか?トトはあなたとジョージのラインアップになる可能性が高いと話していますが、自分の契約年数に関して発言権はありますか?

    アントネッリ: それは100万ドルの質問だね。

    Q:(笑)それが報酬額ってこと?

    ハミルトン: 契約交渉、手伝ってやろうか?トトの扱い方なら知ってるよ。

    アントネッリ: はは、ありがとう(笑)。でも、正直、不安に思ったことはないよ。自分の状況はわかってるし、チームが何を望んでいるのか、将来をどう見ているのかも理解してる。トトも最近そのことをはっきり話してくれてるし、それも嬉しかった。チームはうまく機能してるし、ジョージとのコンビネーションもうまくいってる。ふたりでチームのパフォーマンスを引き出そうと努力してるし、雰囲気もすごく良い。ファクトリーに戻っても、みんなが今年だけじゃなく来年以降も見据えて努力してるのが伝わってくる。すごくいいダイナミクスがあるんだ。来年に向けてチームが何がベストかは分かってると思うし、自分としても良い立場にいると思ってるよ。

    Q:カルロス、ローラン・メキースとはフェラーリで共に働いていましたね。彼がレッドブルの新チーム代表に就任しましたが、彼が何をチームにもたらすと思いますか?

    カルロス・サインツ: 彼は非常に優秀なプロフェッショナルだと思ってる。フェラーリで一緒に仕事したとき、彼はとにかくハードワークしていたし、ドライバーのことをすごくよく理解してくれた。ドライバーとのコミュニケーション能力が特別なんだ。それはドライバーにとってすごく心地いいし、信頼できる関係を築ける。FIA、フェラーリ、ビザ・キャッシュアップRBを経て、今レッドブルに来るわけだけど、F1トップチームを率いる経験と資質は十分あると思う。本当にぴったりの人選だと思うよ。彼にとっても素晴らしいチャンスだし、そのポジションにふさわしい人材だと思う。

    Q:ルイス、あなたはマクラーレン時代からクリスチャン・ホーナー率いるレッドブルと戦ってきました。彼が突然チームを去ったことには驚きましたか?そして彼の退任によってチームは変化に時間がかかると思いますか?

    ハミルトン: 前の質問をちゃんとは聞いてなかったけど、僕はレース週末以外は基本的にF1の話題にはあまり注意を払ってないんだ。だから驚いたわけでも、驚かなかったわけでもない。自分のことに集中してる。チームのCEOや責任者が交代すれば、その人のやり方や方針で変化があるのは当然だし、それには時間がかかるものさ。

    Q:ルイス、フォトシュート以外の期間はファクトリーにいましたか?F1のオフ期間には何をしていましたか?

    ハミルトン: 2週間にわたってファクトリーにいたよ。毎週何日かずつね。前のレースの振り返りや、変えるべきことについての準備をしていた。僕は多くのミーティングを主導してる。チーム幹部を集めて何度も話をした。ジョン・ベネデットやフレッド、それにロイックとも何度も会ってる。エンジン、フロントサスペンション、リアサスペンション、今のクルマでの問題点、来年のマシンに持ち越したいこと、改善すべき点……そういう内容を全部まとめて、書面にして送ってる。最初の数戦のあとにも1通送っていて、今回の休み中にも2通目を送った。構造的に改善すべき点と、現行マシンの技術的な内容が主だね。あと、2026年マシンの開発も始めた。初めて試したよ。エンジニア30人くらいが部屋に集まって、全員と一緒にブリーフィングする。すごく大きな取り組みだ。それ以外はトレーニングに励んでた。ちょっとハードにやりすぎたかもしれない。今週末は少し身体が重い(笑)。

    Q:カルロス、今季ウィリアムズは中団の他チームほど多くのアップグレードを投入しない方針をかなり早い段階で決めました。その影響もあって、過去5戦で最もポイントが少ないチームになっています。これは特定のレースが影響しただけですか? それとも懸念すべき傾向ですか?

    サインツ: F1に“秘密”なんてないよ。シーズン中にあまりアップグレードを投入しないっていう決断をチームがした以上、いつかは後れを取ることになる。それがF1ってものだからね。中団チームだって常に何かしら持ち込んでくる。3~4戦ごとにパッケージを入れてきたりする。ウィリアムズもシーズン序盤にフロントウイング関連のアップデートを入れたけど、正直それ以降はほとんど何も持ってきてない。でもそれも想定済み。来年に向けた判断としては正しいと今も信じてるし、我々はそのプロセスを信じてる。実際、来年のマシンに向けてかなり大きな開発をしているし、もうすでに何回かシミュレーターでも走らせてる。デブリーフでも、今年の話よりも来年の話をしてるくらいだよ。今季レース中でもね。

    一番悔しいのは、マイアミとかイモラみたいにクルマがすごく速かったレースで、両方ともトップ5を狙えたのに、それを逃したことだ。実際、あの2戦では終始トップ5圏内にいたしね。そこでコントロール外のトラブルがあったことで、20〜30ポイントは失ってる。もしそれが取れてたら、選手権でもう少し余裕があったはず。今は少し競争力を失っているけど、それでも少しでもポイントを拾っていかなきゃならない。以前みたいにP5やP4は難しいかもしれないけど、P10やP8あたりは狙えるし、それが今の選手権には大事なんだ。

    Q:カルロス、できればルイスにもお聞きしたいのですが……アレックス・アルボンが今朝、2026年マシンをシミュレーターでテストしたと話していて、すごく複雑でドライバーにとって考えることが多いと言っていました。ドライバー目線で、2026年の技術規則はどれくらい違ってくると思いますか?

    サインツ: めちゃくちゃ複雑。走りながら、頭をすごく使う感じだよ。ただ、ルイスも経験あると思うけど、2013年から2014年の大きなレギュレーション変更──V8からV6ハイブリッドに変わったときも、バッテリーの使い方とか管理がすごく複雑になった。でも最初はみんな驚いたけど、結局慣れるんだよね。今はそれが“普通”になってるし。たぶん2026年も同じで、最初は「なんだこれ!?」って思うことばかりだろうけど、何戦かすれば慣れてくる。それが“新しい普通”になる。問題は、その“新しい普通”が“前の普通”より良いのかってところ。それはみんなが意見を言いたいところだと思うけど、僕らドライバーとしては、与えられたものに適応するしかない。1周で6~7回スイッチ切り替えろって言われたら、やるだけ。そうやって上達してきたから。

    Q:ルイス、あなたがシミュレーターで走った2026年マシンについての印象は?

    ハミルトン: 僕がF1で好きなのは、こうやってレギュレーションが変わることで技術革新や開発が進むことなんだ。チーム全体にとって、毎回の変化が大きな学びになる。それが僕らを本気で追い込んでくれるし、創造力も必要になる。ドライバーとしても、年を追うごとに操作はどんどん複雑になってる。カルロスが言ったように、今回の変化では特にパワーユニットの使い方や設計面で、ドライバーが関与する部分が大きくなってると思う。結論を急ぐつもりはないけど、うまくいくかもしれないし、逆にそうじゃないかもしれない。実際に走ってみなきゃ分からない。今僕が面白いと思ってるのは、今年のマシンを戦わせながら、同時に来年・再来年のマシンも開発してるってこと。それが楽しい。もしずっと同じマシンで、少しずつしか変化しない世界だったら、全然面白くないよ。

    Q:ルイス、今週末は新しいサスペンションを搭載していますが、スプリント週末で天候も不安定な中、そういった新パーツを最適化するのはどれくらい難しいですか?

    ハミルトン: ものすごく難しいよ。時間がないから、情報は2台分で最大限に集める必要がある。全セッションをしっかり走ることも重要だ。もしウェットなら、むしろ学びにはなるけど、ファインチューニングという意味では、今週末だけで最適化しきるのはたぶん無理。何戦かかけて最適化していくことになると思う。

    Q:ルイス、前戦であなたはレッドブルを「素晴らしいチーム」と評していましたが、ホーナー退任によってそのチームにどんな影響があると思いますか? あなたにとっては、ある種ひとつの時代の終わりと感じますか?

    ハミルトン: 僕の人生には何も影響はないよ(笑)。でもまあ……彼のキャリアの歩みを見ると、確かに素晴らしかったと思う。最初に彼と話したのは2005年頃かな? 彼がアーデンの代表で、僕はまだF3からGP2に上がるタイミングで、彼のオフィスで会った記憶がある。正直、最初の印象はあまり合わなかったけどね(笑)。でも、それ以降の彼のキャリアの進展は本当に見事だった。あれだけの大きな組織をまとめて成功させるには、才能と手腕が必要だし、それを彼は持っていたと思う。だから、今後の幸運を祈ってる。

    Q:カルロス、「High Performance Podcast」であなたは2024年の苦しいシーズンやフェラーリ内の政治的な話にも触れていました。F1というスポーツそのものに対して、何かフラストレーションを感じていますか?また、個人やチーム、スポーツ全体にとって改善すべき点は?

    サインツ: いや、F1に対してフラストレーションは全くないよ。F1が大好きだ。確かに、僕らは年間通してたくさんのインタビューを受ける。その中には、もっと深く話せるようなフォーマットもある。「この場」みたいな短い取材では、10分かけて何かを説明したりはできない。だからこそ、ポッドキャストみたいなフォーマットは好きだ。自分の思いをじっくり話せるし、メンタル面やトレーニング、私生活のことも含めて、若い世代や他のアスリートに何か伝えられることがあると思ってる。F1の中で僕らも感情のジェットコースターを経験しているし、それを少しでもシェアできたらいいと思う。F1に対してネガティブな気持ちは一切ない。クルマに乗るたびに楽しいし、これまで在籍してきたチームには友人もたくさんいる。素晴らしい人たちと出会えたし、スパでレースできることが本当に楽しみだよ。

    Q:ルイス、先ほどフェラーリに対していくつか文書を送ったと話していましたが、なぜそのような行動を取ったのでしょうか?そして、チームの反応はどうでしたか? 彼らはその提案に応えてくれましたか?

    ハミルトン: 僕がそれをやる理由は、このチームにはとてつもないポテンシャルがあると感じているからなんだ。情熱の面では他に比べるものがない。でも同時に、チームはすごく大きな組織で、いろんな部分がちゃんと機能しているわけじゃない。だからこそ、ここ20年でこれだけの素晴らしいドライバー──キミ、フェルナンド、セバスチャンといったチャンピオンたち──がいながら、チームはタイトルを取れていない。

    僕はその状況を自分の身にも起こさせたくない。だから、全力で動いている。これまで2つの素晴らしいチームで経験を積んできたおかげで、比較対象がある。その中で、何かを変えなきゃ結果も変わらないと気づいた。だから、すべての分野において疑問を投げかけている。経営陣にも、現場にも。で、チームの反応はというと、すごく前向きだった。マーケティング面やスポンサー対応、エンジニアの働き方など、いろんな分野で改善が進んでる。まだ課題は多いけどね。僕がやっているのは、チームの中で仲間を増やして、みんなの士気を上げて、一丸となって前進すること。僕にはあまり時間が残されてない。この若者(キミ)ほどにはね(笑)。だから、今が勝負なんだ。このチームには世界選手権をいくつも勝てるだけの力があると本気で信じてる。すでに素晴らしい歴史があるけど、僕が在籍している間にそれを実現したい。それが唯一の目標だ。

  • F1ベルギーGP:記者会見 Part.1 – ヒュルケンベルグ、コラピント、アロンソ

    F1ベルギーGP:記者会見 Part.1 – ヒュルケンベルグ、コラピント、アロンソ

    2025年F1第13戦ベルギーGPに先立ち、スパ・フランコルシャンのパドックで木曜恒例のドライバー記者会見「パート1」が行われた。

    登壇したのは、前戦イギリスGPで悲願の初表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、デビュー6戦を終えたフランコ・コラピント(アルピーヌ)、そして後半戦の巻き返しを狙うフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)の3名。

    会見では、それぞれが直近のレースや今季の流れ、週末の天候やスプリント形式への対応、さらに2026年の新レギュレーションに向けた意識など、多岐にわたるテーマについて語った。経験豊富なベテラン2人とF1ルーキーのコラピントが、互いの立場から見た現在のF1や将来への展望を語り合う、見ごたえあるセッションとなった。

    Q:ニコ、まずはあなたから。記憶に残るシルバーストンでの表彰台から約2週間が経ちました。この間はどのように過ごしましたか?

    ニコ・ヒュルケンベルグ: いやあ、意外といい時間を過ごせたよ。グランプリがすぐに続かなかったから、その瞬間をじっくり味わうことができた。タイミング的には最高だった。あのレースは本当に信じられないような展開だったし、非常にトリッキーなコンディションの中で、僕たちはすべての判断を正しく下して、最後尾から自分たちを報いたんだ。それはクレイジーで特別なことだった。レース後もすごかったよ。反響がすごくて、700件以上のメッセージが届いた。全部返すのに1週間かかったけど、素晴らしくてありがたい経験だったね。

    Q:レース後すぐにヒンウィルに戻ったそうですね。工場ではどんな歓迎を受けましたか?

    ヒュルケンベルグ: 温かく迎えてもらったよ。当然だけど、みんなすごく喜んでいた。現場だけじゃなくて、工場で働くみんなともこの瞬間を分かち合うのは大事なことだと思った。素晴らしい記憶と感情が詰まった時間だったし、残りのシーズンを戦ううえで、いいブーストになってくれると思う。

    Q:ここ4戦でチームはレッドブルよりも多くのポイントを獲得しています。バーレーンでのプレシーズンテスト時点から見て、今の状況はどのくらい期待を上回っていますか?

    ヒュルケンベルグ: 最近は間違いなく良い流れに乗れているよ。ただ、シルバーストンは特殊なレースだった。あの日の土曜には2台ともQ1で敗退して、正直良い週末には見えなかったし、もしドライだったら全く違う展開になっていたと思う。だからそのことも忘れちゃいけない。でもバルセロナ以降、勢いをつけられたのは確かだ。特に日曜のロングランでの改善が大きかった。今はいいレースカーがあるし、予選順位が完璧でなくても戦える。今季の最大の進歩だと思う。ただ、まだまだやることは多いし、中団グループの争いは非常に激しい。

    Q:フランコ、シルバーストン以降の短い休みの間に、これまでの6戦を振り返る時間は取れましたか?どんな結論に至りましたか?

    フランコ・コラピント: ああ、良かったよ。リセットするのにちょうどいいタイミングだったし、ファクトリーに戻ってエンジニアたちと一緒に作業したり、何を改善すべきかを見直したりした。少しのブレイクにもなったしね。スパに向けて準備はできてるよ。

    Q:データを見て、自分のパフォーマンスで今後もっと伸ばせそうな領域はどこですか?

    コラピント: サーキットによって違うけど、ロングランは最近かなり良くなってきてる。一方で燃料が少ない状態でのパフォーマンス、特にニュータイヤでのアタックがまだ弱いことが多い。特に高速コーナーで時々クルマへの信頼感が足りない。でも全体的には良くなってきてると思う。シルバーストンはスタートとしては良かったし、もちろん結果は望んだ通りにはならなかったけど、いい進歩ができたと思う。

    Q:今週末のスパでの目標は?

    コラピント: チャンスを最大限活かすことかな。スプリントレースがあるし、天気もかなり怪しいから、クルマの持ってるパフォーマンスを最大限引き出して、天候をうまく読んで対応したい。

    Q:フェルナンド、序盤は厳しいシーズンでしたが、今は4戦連続でポイントを獲得しています。今のクルマである程度の勢いは感じていますか?

    フェルナンド・アロンソ: そうだね。特にシルバーストンで導入したアップグレードパッケージから、Q3やポイント圏のぎりぎりのラインに立てるようになってきている。だからこの流れを維持していきたいと思っているよ。

    Q:今週末も新しいパーツがありますが、それにどんな期待をしていますか?

    アロンソ: まず第一に、そのパーツが本当に性能を向上させるかを理解することが最優先だ。スプリント週末ではフリー走行が1回しかないから、それを評価するのは難しいかもしれない。天候もそれを妨げる可能性があるしね。だから今回の優先事項は、パーツの性能を理解すること。そして、もし可能であれば再びポイントを狙いたい。ただ、新パーツの理解が今週末の最大の課題であり、最優先事項になる。

    記者からの質問

    Q:フェルナンド、ここからシーズン後半が始まりますが、今年前半のチームのパフォーマンスを見たうえで、2026年の新レギュレーションへの移行期となる後半戦の目標は何でしょうか?

    アロンソ: 実際、エンジニアやデザインチームだけでなく、僕らドライバーの頭の中も含めて、80%くらいはもう2026年に向いてると思う。たぶんマクラーレンの2人以外は、みんなちょっと将来のことを考えたり、来年いいシーズンになったらなって夢見てたりする。今年の後半はそんなに大きな変化はないと思うからね。ただ、中団はすごく接戦だし、そこは面白くなるかもしれない。コンストラクターズ選手権で5位、6位、7位、8位、9位あたりをめぐる争いにはなりそうだ。だから、そのなかで学び続けて、チームとベストな形で仕事を続けていきたい。ポイントは2〜3戦に1回くらい取れればいい。そんな感じ。

    Q:ニコ、まずはシルバーストン、おめでとうございました。さて、率直に聞きますが、もう表彰台は無理だと思ってましたか?それとも意識の外に置いていた感じでしょうか? そしてもう1つ、ジョナサン・ウィートリーがチーム代表になってしばらく経ちますが、彼の就任以降どんな変化があったでしょうか?

    ヒュルケンベルグ: 表彰台の件は、正直なところ、特別意識してたわけじゃない。ドライバーとして毎回ベストな結果を目指して走ってるし、夢としてはもちろんあるけど、それをコントロールできるとは限らない。だからあまり気にしてなかったよ。自分に自信はあるし、このプロジェクトやチャレンジを楽しんでる。それが一番大事。ジョナサンについては、まだ来て間もないけど、F1であれだけ成功したチームから来た人だから、彼の視点は新鮮だし経験がある。彼が我々を見て、すぐに改善できそうな部分をいくつも見つけてくれた。細かいことの積み重ねだけど、それが全体としては大きな違いになる。レース運営やチームの構造にもいくつか手を加えてくれて、いい方向に進んでる。ファクトリーの面ではまだ課題はあるけど、将来に向けての基盤作りが進んでると思う。

    Q:ニコ、フェルナンド、質問です。コンストラクターズ選手権での5位争いについて話がありましたが、ここまでの改善を踏まえて、ニコのチームにもその可能性はあると思いますか?

    ヒュルケンベルグ: 正直、すべての中団チームにそのチャンスはあると思う。コース特性によって誰が優位かは毎回違うし、非常に接戦なんだよね。だから週末ごとにポイントが取れるかどうかが左右される。5位争いは最後まで続くだろうね。まだ半分残ってるし、面白いことになるよ。

    Q:このサーキットは高速コーナーが多く、ドライでは全開で行けるコーナーもあります。ですが、明日はウェットになる可能性もあります。1周目からどのようにグリップを読み取るのですか?

    アロンソ: 最初のラップは全開で行かないようにして、少しずつペースを上げていく感じだね。でも、スプリント週末だとFP1の後すぐにQ1だから、準備時間が限られてる状態で走ることになるかも。でも、それもまたスプリントの面白さだと思う。ここはウェットでの走行経験も豊富だし、特にオールージュは勾配が急で水が溜まりにくい。ただ、去年路面が再舗装されたから、もしかしたら水たまりができやすくなってるかも。視界はいつも通り厳しいだろうね。どうなるか見てみよう。

    ヒュルケンベルグ: そうだね、これまでの経験もあるし、走ってみてグリップを感じて、そこから組み立てていく。コンディションに合わせて反応しながら、徐々にリズムをつかむ感じかな。

    Q:フランコ、アルゼンチンでMotoGPがブエノスアイレスの旧F1トラックで開催されることが発表されました。それについてどう感じていますか?また、F1の復帰につながると思いますか?

    コラピント: MotoGPがブエノスアイレスに戻るのはすごくうれしい。アルゼンチンには熱狂的なファンがたくさんいるからね。F1が戻ってくるのはもっと難しいかもしれないけど、夢としては最高。今のトラック変更はバイク向けのもので、F1には合わない部分もあると思う。でも、将来的にそれが改善されれば、F1が来るのも本当にすごいことになると思う。個人的にもF1を母国で走るのは夢の1つだよ。ただ、まだまだ先の話かな。やるべきことはたくさんあると思う。

    Q:F1におけるフィジオセラピスト(専属トレーナー)の役割について伺います。レース週末において、彼らはどのくらい重要な存在でしょうか?3人全員に質問です。

    ヒュルケンベルグ: フィジオは、たぶん週末に一番長く一緒に過ごす相手なんじゃないかな。レースの準備期間やオフの時期にも一緒にトレーニングするし、すごく大事な存在。身体のケアはもちろんだけど、精神面でも支えになってくれる。いわば“個人サポート部隊”だよ。本当に重要だね。

    コラピント: 最近はどんどん重要になってると思う。オン・オフ問わずいつも一緒にいてくれる存在だし、特にクルマが身体にきつくなった時、たとえばポーポイズ現象が出始めた頃とか、そういうときにケアしてもらえるのは助かる。体の不調を整えてくれるしね。特にフェルナンドには必要かも(笑)。僕らは回復が早いから。

    アロンソ: 今のクルマはフィジカル的にはすごく楽なんだよね。若いドライバーたちは昔のクルマのハードさを知らない(笑)。今はレース中、予選に比べて10秒くらい遅い。燃料もあるしタイヤの劣化もあるから、体力的にはかなり楽。でも、それでもフィジオは必要だよ。

    Q:ニコ、オスカー(・ピアストリ)が前回のここスパで、レゴトロフィーについて冗談交じりの質問をしていましたが、改めてあのトロフィーについてどう思っていますか?伝統的な形の方が良かったですか?

    ヒュルケンベルグ: いや、特に考えてないし、気にしてもないよ。あれが与えられたものだし、僕は喜んで受け取ったよ。

    Q:フェルナンド、今週末は天候も不安定、スプリントフォーマット、タイヤコンパウンドの変更もある中で、新しいアップグレードを導入するタイミングとしてはかなりチャレンジングに見えます。なぜこの週末に導入したのか、チームから説明はありましたか?

    アロンソ: いや、特に説明はなかったよ。でも、新しいパーツが準備できたらすぐに投入しようとするチームの姿勢はいいと思う。もしかしたら、当初はブダペストやそれ以降を予定してたかもしれないけど、少し早めに持ってこれたんだと思う。実際に走らせてみないと、使えるかどうかは判断できないし、FP1で十分な時間がなければ、予選で使わない選択肢もある。スプリント後にはパルクフェルメが開くから、週末の前半をテストに使って、日曜のレースでベストな仕様を選ぶこともできる。いろんな可能性があるし、特に心配はしてない。

    Q:ニコとフェルナンドに質問です。お二人はかつてアラン・パーメインと一緒に仕事をされていますが、彼の持つ資質や、チーム代表としての印象はどうですか?またフェルナンド、ジョナサン・ウィートリーやスティーブ・ニールセンも最近チーム代表になりましたね。20年前に一緒に働いた彼らが今そうした立場になっていることについて、どう感じていますか?

    アロンソ: 3人とも一緒に仕事をしてきたよ。アランとは2度にわたって、アルピーヌに戻った時にも一緒だった。彼らには経験があるし、今の時代に求められるリーダーシップの資質もあると思う。ジョナサンは言うまでもないけど、スティーブやアランもチームにとっていい存在になると思う。彼らの昇進は喜ばしいことだね。

    ヒュルケンベルグ: うん、ルノー時代に少し一緒だった。彼はすごく長くF1に関わってきたし、経験豊富。今こそ、その経験を活かすチャンスだと思う。彼には幸運を祈りたい。

    Q:フランコ、F1に関わってもうすぐ1年になりますが、ウィリアムズやアルピーヌでの経験を通じて、ジュニアカテゴリーや育成アカデミーでは絶対に学べなかったと感じたことを教えてください。

    コラピント: F2は素晴らしいカテゴリーだけど、それでもF1の準備としては完璧じゃない。ここ数戦で本当にいろんなことを学んだよ。ウィリアムズで始めた時、いきなりエンジニアが30人くらいいて、F2では2〜3人だったから、最初はカルチャーショックだった。彼らの話を聞いて、意見を共有して、ちゃんとコミュニケーションを取る必要がある。チームは巨大で、2人のドライバーのために1000人以上のスタッフが最高のマシンを作ろうとしてる。そこに関わる責任はすごく大きい。F2やF3はもっと小さいからね。経験ってすごく大事だし、だからこそ今ここにいるニコやフェルナンドみたいな人たちは、そういう特別な瞬間やチャンスでちゃんと結果を出せる。そういうのって時間とともにしか身につかない。F2とは全然違う世界だよ。

    Q:ニコとフェルナンドに質問です。F1が時にとてもシビアな世界であることを考えると、若手ドライバー、たとえばここにいるフランコに対して、どんなアドバイスをしますか?そして、フランコにもその感想を伺いたいです。

    アロンソ: 君はドライバーマネージャーになったのかい?(笑)いや、まあちょっとしたアドバイスならあるかな。F1はもちろん、エリートスポーツ全体に言えることだけど、すごく競争が激しい世界だよ。毎日、自分のベストパフォーマンスを出す準備をしなきゃいけないし、うまくいかないときは批判も受け入れて、改善しなきゃいけない。でもF1では、チームやエンジニア、テクノロジー、データといった強力なサポートがある。だから、働く環境としては悪くない。僕らはそれぞれ違うドライビングスタイルやアプローチを持っていて、自分なりのやり方でこの世界を楽しんでる。みんな勝ちたいと思ってF1に来てるし、過去に勝ってきたからこそここにいる。でもF1では、だいたい5~6年にわたって1人しか勝てないような時代がある。それが現実。だからこそ、そのフラストレーションをうまくコントロールしながら、常に100%の力を出す必要があるんだ。勝てなくてもね。

    ヒュルケンベルグ: 特に付け加えることはないよ。彼が全部言ってくれた。

    Q:ソーシャルメディアとの向き合い方について、若手ドライバーに何かアドバイスはありますか?

    ヒュルケンベルグ: その質問、どうなんだろうね(笑)。個人によると思うよ。好きでやってる人もいれば、あまり関わらない人もいる。自分に合ったバランスを見つけることが大事なんじゃないかな。

    Q:フランコ、今のフェルナンドのアドバイスについてどう思いますか?

    コラピント: F1が厳しい世界だってことは、みんな知ってると思う。僕ら全員がこの場所に来たくて、でも席は20しかない。そのために、過去にすごい努力や犠牲をしてきたドライバーばかり。だからこそ、ここにいるのはすごく幸運なことだし、このスポーツを心から愛してる。F1にいられること自体がすでに特別なんだ。

    Q:ニコとフェルナンドにもう一つ。ここ最近は経験豊富なドライバーが活躍しています。シルバーストンではニコが初表彰台を獲得し、映画ではブラッド・ピット演じるベテランが優勝するという描写もあります。Netflix世代の新しいファンにも、ベテラン勢が勝つ姿をもっと見せられる時代になってきたと思いますか?

    アロンソ: 長い質問だね(笑)。でも、単純には答えられないかな。実際のところ、僕もニコも“Netflix世代のファンにどう見られるか”はあまり気にしてないと思う。僕らはただレースで勝ちたいし、チームと一緒にベストなパフォーマンスを出すことに集中してる。ファンがテレビで見ていても、クルマの性能差や背景まではわからないことが多い。だから仮に来年、僕やニコが連勝してチャンピオン争いしてたとしても、「オフに何か特別なことをしたんじゃないか」とか「トレーニング方法を変えたんじゃないか」とか、そう思われるかもしれない。でも現実は違う。僕らは毎日トレーニングして、毎日食べて、毎日移動して、シミュレーターにも通って、ずっと自分を磨き続けてるんだ。結果が出たときにはそれをファンと分かち合いたいとは思うけど、僕らの優先事項は“どう見られるか”じゃない。それが失礼に聞こえないといいけど……僕らはファンを大事に思ってるけど、運転の良し悪しを理解してもらうことより、チームや技術的な部分の方が大事だと思ってる。

    ヒュルケンベルグ: 正直、その質問の意図をちゃんとは理解できなかったけど(笑)、映画と現実のドライバーの結果に相関はないと思う。その週末の状況やクルマのパフォーマンス次第。シルバーストンでは運が味方してくれたけど、次のレースでは全然違うことになるかもしれない。毎回、与えられた状況の中でベストを尽くすしかない。それだけ。

    Q:ニコに質問です。シーズン後半に向けての展望、そして2026年に向けたザウバーとアウディの連携状況はどうですか?

    ヒュルケンベルグ: うーん、シルバーストンみたいな日曜がまたすぐに来るとは思ってない。あれはそう簡単に再現できるものじゃない。中団争いはすごく熾烈で、コースによってはポイント圏内だったり、圏外だったり、すごくタイトな戦い。P10から最後尾までの差が本当に僅か。最近はうちのクルマもレースペースが良くて、タイヤの扱いもうまくいってるから、後半戦でもそれを活かしてポイントを取っていきたい。2026年については、今はみんな並行して準備を進めてる。新レギュレーションに向けて全チームが開発していて、僕らにとっても現実味はまだ少ないけど、シミュレーターでは少しずつ触れ始めてる。でも基本的には、ファクトリーでの開発が本格的に進んでいて、チーム全体が未来に向かって全力で動いてる感じだね。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP前にホーナーから激励メッセージ「力を見せつけろ」

    角田裕毅 F1ベルギーGP前にホーナーから激励メッセージ「力を見せつけろ」

    レッドブルの元代表クリスチャン・ホーナーが今週末のベルギーGPを前に角田裕毅へ激励のメッセージを送っていたことが明らかになった。これは、ホーナーがチームの指揮を執らない初のF1レース週末となる。

    イギリスGPから数日後、レッドブルはホーナーの退任を発表。2005年のF1参戦以来チームを率いてきたホーナーの20年にわたる在任期間は幕を閉じた。

    角田裕毅はマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦戦を続けており、そんな中ホーナーはF1第13戦の直前に「お前の力を見せろ」とのメッセージを送ってきたという。

    「クリスチャンはこれまで様々なレースで自分をサポートしてくれていたので、本当に感謝しています」と角田裕毅はRacingNews365を含むメディアに語った。

    「昨日、彼からメッセージが届きました。『力を見せつけろ』って」

    ホーナー退任について驚いたかと問われると、角田裕毅はこう答えた。

    「もちろん、驚きました。とても大きな変化だと思います。レッドブルがF1に参戦して以来、20年間ずっとクリスチャンと共に歩んできましたから。チームにとっては大きな変化ですよ」

    「その日、ヘルムート(・マルコ)から情報をもらいました。それ以上に自分から言えることは特にありません。僕はただ、ドライビングに集中しています」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ホーナーの後任には、2024年から角田裕毅と共にレーシングブルズで働いてきたローラン・メキースが就任している。

    角田裕毅は、メキースの昇格を歓迎している。

    「彼はレーシングブルズで見つけた何かをレッドブルに持ち込めるはずだし、過去2年間でやってきたポジティブなことを還元してくれると信じています」

    「第三者的な視点で見ると、新しい人物が加わって新しい角度から物事を見るのは、むしろ良いことかもしれません」

    「彼がどんなアプローチを取るのか注目したいと思いますが、チームにはすでに優秀な人たちがたくさんいます。彼らは自分たちのやるべきことを理解しています」

  • 2025年F1 ベルギーGP:スパ・フランコルシャンと“飛び級”タイヤ解説

    2025年F1 ベルギーGP:スパ・フランコルシャンと“飛び級”タイヤ解説

    2025年F1 ベルギーGPが、7月25日(金)~7月27日(日)の3日間にわたってスパ・フランコルシャンで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2025年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリのタイヤについて解説した。

    上海とマイアミでのレースに続き、今季3回目のスプリントフォーマットが採用される週末となる。金曜日には1回のみのフリー走行が行われ、その後にスプリント予選が実施される。

    スプリントレース自体は土曜日に15周で行われ、その後に通常の予選が続く。日曜日には通常通り、44周のベルギーGP決勝が行われる。このサーキットでスプリントが開催されるのは、2023年に続いて2回目である。

    ベルギーGP

    飛び級”タイヤ選択で戦略に変化
    今回のイベントに向けて、ピレリは連続していない3種類のドライコンパウンドを選択した。ハードは2025年レンジで最も硬いC1、そこからミディアム(C3)とソフト(C4)へと飛び級されている。このような構成は、C2(ハード)、C3(ミディアム)、C5(ソフト)という組み合わせだった2022年オーストラリアGP以来となる。

    今回の新コンパウンドはハードであり、ミディアム(C3)とソフト(C4)は昨年と同じものである。シミュレーションによれば、この3種の組み合わせにより、日曜日のレースで2ストップ戦略がさらに競争力を持つことになり、週末を通してタイヤマネジメントに対する不確実性が高まると予想されている。特にスプリントイベントであり、フリー走行が1時間しかなく、通常とは異なるドライタイヤ配分となっているためである。このフォーマットでは、通常の週末より1セット少ないタイヤセットが規定されており、各ドライバーに12セットが供給される。ソフトが6セット、ミディアムが4セット、ハードが2セットとなっている。さらに、スプリント予選の最初の2セッションではミディアムのみが使用可能であり、3回目のセッションではソフトの使用が義務づけられている。

    このサーキットはアルデンヌ丘陵の森の中に位置し、天候が変わりやすいことで有名である。夏の盛りであっても、コースの一部で天候が異なることがある。そのため、週末を通して、インターミディエイトとエクストリーム・ウェットの両方のウェットタイヤが使用される可能性も排除できない。

    ベルギーグランプリ

    2024年のデータ
    圧倒的多数のドライバーがミディアムタイヤでグリッドに並んだ。例外はサインツとジョウで、彼らはハードを選択し、リカルドはソフトを選んだ。

    2ストップ戦略が主流となり、ハードコンパウンドがデグラデーションとパフォーマンスの観点で最も優れていた。完走した19人のドライバーのうち(リタイアはジョウのみ)、ラッセル、アロンソ、ストロール、マグヌッセン、角田裕毅の5人だけがミディアムからハードへの1ストップ戦略を採用した。ラッセルは勝利し、アロンソは9位でフィニッシュし、このグループの中で唯一ポイントを獲得した2人となった。しかし、レース後のFIAによる車検で、ラッセルのマシンが最低規定重量を下回っていたため失格となり、優勝はチームメイトのルイス・ハミルトンに譲られた。彼はミディアム─ハード─ハードという戦略を採用していた。

    タイヤ F1

    サーキット
    スパ・フランコルシャンは、世界選手権ラウンドを最多開催したサーキットの中で4番目に位置し、75年前の初開催年も含まれている。技術的な複雑さと挑戦的な特性から、チームやドライバーに非常に人気のある、最も壮観なトラックの1つである。カレンダー上で最も長いトラックであり、全長は7kmを4メートル上回っている。3つのセクターはそれぞれ異なる特徴を持っている。第1セクターは最も高速で、おそらく最も有名なオー・ルージュとラディオンが含まれ、その後の長いストレートと終点のブレーキングゾーンでは、壮大なオーバーテイクが展開されてきた。第2セクターはより曲がりくねっており、中速コーナーが下り坂に沿って複数配置されている。第3セクターはより流れるような構成で、わずかだが明確な上り勾配が存在する。3つのセクター全体において競争力のあるセットアップを見つけるのは至難の業であり、あるセクターでは速く、別のセクターでは遅いというケースがしばしば見られる。

    昨年のグランプリ開催前には、グリップ向上とバンプ軽減を目的としてコースの大部分が再舗装されており、その結果、路面の摩耗性が大幅に低下し、グリップが増したことでラップタイムは大きく短縮された。

    スパ・フランコルシャン
    キーワード:TWI(トレッド・ウェア・インジケーター)
    TWIは「トレッド・ウェア・インジケーター(Tread Wear Indicator)」の略である。市販のタイヤと同様に、F1のスリックタイヤにもトレッドの摩耗を測定する物理的な目印がある。タイヤの表面には幅方向に6つの小さな円筒形の穴があり、位置によって深さが異なる。これらは1から6まで番号が振られ、最初の穴はタイヤの内側にある。各セッション終了後には、これらのTWIがある表面を特殊なツールで削って異物を除去し、穴を露出させる。その後、ピレリのエンジニアが深さゲージを4輪すべての6か所に挿入し、トレッドの摩耗量を測定する。このデータは比較され、摩耗率を示すスケールが作成される。すべてのマシンの全タイヤについて、新品タイヤならゼロから始まり、各チームには自車に関するデータと長距離走行時の推奨事項が提供される。

    統計コーナー
    今週末のレースは、世界選手権対象として70回目のベルギーGPであり、スパ・フランコルシャンでの開催は57回目となる。ニヴェルが2回、ゾルダーが10回開催している。

    スパ・フランコルシャンで最も成功したドライバーはミハエル・シューマッハで、6勝を挙げている。彼は1991年にこのサーキットでF1デビューを果たし、翌年には初優勝を飾った。さらに、2004年にはこの地で7度目にして最後の世界タイトルを獲得している。ルイス・ハミルトンはポールポジション数(6回)と表彰台回数(11回)で最多を記録している。チーム別ではフェラーリが最多勝(18勝)、最多ポール(17回)、最多表彰台(51回)でトップに立っている。

    今季3回目のスプリントフォーマットであり、この形式における“マスター”はマックス・フェルスタッペンである。これまでに実施された20回のスプリントレースのうち、4度の世界王者は11勝を挙げ、さらに5回の表彰台に登っている。スプリントでの勝利経験があるドライバーは計7名で、バルテリ・ボッタス、オスカー・ピアストリ、ランド・ノリスがそれぞれ2勝、ジョージ・ラッセル、セルジオ・ペレス、ルイス・ハミルトンがそれぞれ1勝を挙げている。スプリントでポイントを獲得したのは19人で、当然ながらフェルスタッペンが117ポイントでトップに立っている。

  • 角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    レッドブル・レーシングの新チーム代表ローラン・メキースは、2025年F1ベルギーGPを迎えるにあたり、角田裕毅に対する信頼と期待を明確に示した。

    F1.comとの独占インタビューで語った内容からは、速さを備えた角田裕毅をチーム全体で支え、課題の解決とポテンシャルの最大化に取り組んでいる様子がうかがえる。

    「裕毅は速い。それは間違いない。そして、スピードというのは簡単に消えるものじゃない」とメキースは断言した。

    現在、レッドブルはチームとしてパフォーマンスの再構築に取り組んでおり、特にドライビングが難しいとされるマシンを角田が操っている状況だ。そうした中でも、チームは全力でサポートしているという。

    「状況は厳しいが、チームは彼を全面的に支えている。今つなげるべき点をひとつずつつないでいこうとしているんだ。チームとの関係も非常に良好だし、近いうちに彼本来の力を発揮してくれると確信している」

    メキースは角田の前任地であるレーシングブルズでともに仕事をしており、彼の能力とチームとの融合力を間近で見てきた人物だ。その経験が、現在のレッドブルにおける角田のポジションと将来に対する明確な見通しにつながっている。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)ローラン・メキースは、かつてレーシングブルズで角田裕毅を率いていた経験を持つ。

    フェルスタッペン残留の鍵は「最高のマシンを用意すること」

    また、もう一人のレッドブルのキードライバー、マックス・フェルスタッペンの去就も注目される中、メキースはチームとして変わらぬ支援を続ける姿勢を強調した。

    「真実は、我々はマックスに全力を尽くしているということ。だからこそ、彼に最高のクルマを提供することが我々の最優先なんだ。それがチーム全員の望みなんだよ」

    「マックスはこのプロジェクトの中心だ。彼の魔法はサーキットで不可欠だし、長年チームに貢献してきたからこそ、次なる競争力を築くうえでも彼の意見が必要なんだ」

    フェルスタッペンは2028年まで契約を結んでいるものの、チーム状況やパフォーマンスの低迷を背景に去就が取り沙汰されている。メキースとしては、ドライバーにとって理想的な環境を整えることが最良の説得材料であるとの考えだ。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)スパでメディア対応するマックス・フェルスタッペン。

    「才能ある人材の力を引き出す環境を整える」

    メキースは現在、就任からわずか2週間という短い時間ながら、チームの内部に深く入り込み、再建への足がかりを模索している。焦点を当てているのは、何よりも「人」だ。

    「要は、才能ある人々が力を発揮できる環境とツールを整えること。その魔法を引き出せるようにね」

    その中にはもちろん、角田裕毅も含まれている。

  • F1、ベルギーGPで新たなドライバー識別用Tバーカメラを試験導入

    F1、ベルギーGPで新たなドライバー識別用Tバーカメラを試験導入

    FIA(国際自動車連盟)およびF1のプロモーターであるFormula One Managementは、今週末のF1ベルギーGPでファンがドライバーをより識別しやすくするための新たな試験的取り組みを実施する。

    その内容は、マシンのロールフープ上に設置されている「Tバー」オンボードカメラにドライバー識別用のブランド表示を加えるというもので、タイミングモニターなどで使用されている3文字のドライバー略称(例:VER、HAM、TSUなど)がカメラの側面および上部に表示される。

    このパイロットテストは、FIAとFormula One Managementの共同プロジェクトとして行われ、視認性向上とファンエンゲージメントの強化を狙っている。

    F1ではこれまでにも、マシン上でのドライバー識別を改善する取り組みが試みられてきた。2017年、リバティ・メディアによるF1運営開始直後のスペインGPでは、各チームに対しマシンにより大きなカーナンバーとドライバー略称の表示を義務付ける新指令が導入された。しかし略称の表示義務はその後撤廃され、フォース・インディアのみがシーズン末まで略称表示を継続した(なお同チームは、スペインGPでの未遵守により執行猶予付きの罰金処分を受けている)。

    また、2014年シーズン終了後には、フォース・インディアによってタイヤコンパウンドやファステストラップの情報表示を目的としたデジタルディスプレイ付きTバーカメラもテストされたが、最終的に導入は見送られている。この技術はインディカーで一時的に採用されたが、最終的にはそちらでも廃止されている。

    現在のF1レギュレーションでは、チームに対して以下の識別手段を義務付けている:

    ■ 各ドライバーのカーナンバーおよび氏名の表示
    ■ 同一チームの2台を識別するため、1台目のオンボードカメラは標準色、2台目は「蛍光イエロー」が主体のカラーで塗装
    ■ 車両のノーズ先端にマシンブランドのロゴもしくは名称を最小25mm以上のサイズで表示
    ■ ドライバー名は車体外部に明確に判読可能な形で表示

    今回のTバー表示テストが今後定着するかどうかは未定だが、ファンとの一体感や視聴体験の向上に資するかどうかが鍵となりそうだ。

    F1 ドライバー識別用Tバーカメラ

  • メルセデスF1代表 ベルギーGPへ意気込み「夏休み前に勢いをつけたい」

    メルセデスF1代表 ベルギーGPへ意気込み「夏休み前に勢いをつけたい」

    メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフは、今週末のF1第13戦ベルギーGPに向けて、夏休み前の2連戦でチームに勢いをつける絶好のチャンスだと語った。オーストリアとシルバーストンでの苦戦を経て、パフォーマンスの振れ幅を縮めるべく全力で取り組んできたと明かしている。

    また、2026年から導入される新レギュレーションを見据え、今後はその準備に徐々に注力していく段階に入るとも言及。

    高低差と高速コーナーが特徴のスパと、タイトな市街地的レイアウトのハンガロリンクという対照的な2連戦を通じて、今季マシンW16の理解をさらに深めたいと展望を語った。

    「次の2レースは、夏休みに向けて勢いをつけるための好機だ」とヴォルフは語る。

    「今季ここまでの12戦では、前線で戦えたレースもあれば、苦しんだ週末もあった。われわれはそのパフォーマンスのばらつきを改善すべく全力を注いできたし、どのイベントでも競争力を発揮できるように努めている」

    トト・ヴォルフ (メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    2026年からの新レギュレーション導入が近づく中で、焦点の移行も視野に入っている。

    「夏休み明け以降は、2026年に向けた取り組みに徐々に軸足を移していくことになる。だからこそ、この2レースでW16の理解を深め、あらゆるコンディションに対応できる状態に持っていくことが重要だ」

    トト・ヴォルフ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 ベルギーGP

    続くベルギーとハンガリーでの2連戦は、異なる特性を持つサーキットでW16の性能を検証する絶好の機会だという。

    「スパとハンガロリンクは性格が大きく異なる。スパは高低差が大きく高速コーナーが連続し、天候も変わりやすい。一方、ブダペストはタイトでツイスティなレイアウトで、年間でも屈指の高い路面温度に見舞われることが多い」

    「われわれはクルマの理解をさらに深めつつ、週末ごとの最適化を図り、力強い結果を目指していく」

  • アイザック・ハジャー F1ベルギーGP展望「初勝利の地でポイント奪取目指す」

    アイザック・ハジャー F1ベルギーGP展望「初勝利の地でポイント奪取目指す」

    2025年F1第13戦ベルギーGPを前に、アイザック・ハジャーとリアム・ローソンがスパ・フランコルシャンへの思いと週末への意気込みを語った。

    アラン・パーメインが新たにチーム代表に就任したレーシングブルズは、チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスのもと、短縮されたスプリント週末に対応すべく事前準備を重ね、控えめながらも新たなパーツも投入する。

    アイザック・ハジャーは、かつての勝利の舞台であるスパに特別な感情を抱いている。

    「今週末またレースができるのを本当に楽しみにしている。スパ・フランコルシャンは自分のお気に入りのサーキットのひとつで、シングルシーターで初めて勝った場所だし、昨年のF2でも勝っている。ここ3戦ポイントが取れていないのはフラストレーションが溜まるが、我々のあるべき場所に戻ることを目指す。この週末はスプリント形式なので、自分にとっては楽しいフォーマットだ」

    リアム・ローソンも、シーズン前半の締めくくりとなる今戦での巻き返しを誓った。

    「夏休み前の最後の2戦に向けて、シーズン前半を締めくくるために全力で臨む。スパは歴史ある象徴的なサーキットで、他のカテゴリーで走ったことがあるけど、F1マシンで挑むのがとても楽しみだ。毎年のことながら天気も興味深くなりそうだし、この短い休みのあとでまたマシンに戻れるのがうれしい。しっかりリセットできたので、シーズン前半の締めくくりとして良い結果を出せる準備はできている」

    チーフ・テクニカルオフィサーのティム・ゴスは、コース特性に応じた専用リアウイングと慎重なセットアップで挑む方針を説明した。

    「F1カレンダー第13戦は引き続きヨーロッパラウンドとなるベルギーGPだ。スパ・フランコルシャンは全長7.0kmの長いラップ距離、高速コーナーと長いストレート、そして大きな高低差を組み合わせた、シーズンの中でも際立ったチャレンジングなサーキットである。またアルデンヌの森に位置し、週末を通して天候が変わりやすいことでも知られている。雨になるセッションがある可能性も高く、その準備は不可欠だ」

    「タイヤへの要求が高いため、ピレリは最も硬いC1コンパウンドをプライムタイヤとして持ち込んでおり、2024年同様にC2はスキップされ、よりソフトなC3とC4が残りの2種類となる。スプリント週末として開催され、3日間で2回の予選と2回のレース(スプリントと決勝)が行われる」

    「マシンのセットアップは高速に対応するためリアウイングのダウンフォースを抑えた仕様となり、セッション数が限られている分、事前のシミュレーター準備がより重要となる。我々は控えめながらも性能向上のアップデートと、専用のリアウイングを投入する。準備は順調に進んでおり、多忙な週末に向けて挑戦するのを楽しみにしている」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP展望「メキースとまた仕事ができるのは嬉しい」

    角田裕毅 F1ベルギーGP展望「メキースとまた仕事ができるのは嬉しい」

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGPに向けて心身ともに万全の準備を整えてスパ・フランコルシャンに乗り込む。夏休み前の重要な2連戦を前に、レースのない期間をトレーニングとメンタルリセットに活用し、最高のコンディションで挑む構えだ。

    新体制となったレッドブル・レーシングにとっての“新時代”の幕開けでもあり、ローラン・メキースとの再タッグにも手応えを感じている様子。スプリント開催で波乱も予想されるが、角田裕毅は「この期間に積み重ねてきた準備がきっと活きる」と自信をのぞかせた。

    「このレースのない期間は、かなりハードなトレーニングをしつつ、メンタル面のリセットにもあてていました」と角田裕毅はコメント。

    「スパに向けて、心身ともにできる限り万全な状態で臨みたいと思って準備してきたので、いまは気持ち的にもコンディション的にもすごく良い状態です」

    「夏休み前の2戦をしっかり戦うのが楽しみですし、チームにとっては新たな時代のスタートでもあります。ローラン(・メキース)とまた一緒にやれるのも嬉しいですし、レーシングブルズ時代から彼とは本当にうまく連携できていたので、どういうやり方を好むかも分かっています」

    「僕自身としても、しっかり結果を出していくことに集中しています」

    「スパは走っていて楽しいサーキットですし、僕たちに合っているかもしれません。スプリントがあるぶん難しさもありますが、この期間に積み重ねてきた準備がきっと活きてくると思っています」

    角田裕毅 F1 ベルギーGP

  • 2025年F1 ベルギーGP:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2025年F1 ベルギーGP:開催スケジュール&テレビ放送時間

    2025年F1 ベルギーGPの開催スケジュールとテレビ放送時間。2025年 F1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリが7月25日(金)~7月27日(日)の3日間にわたってスパ・フランコルシャンで開催される。

    F1シーズン後半戦の幕開けとなるベルギーGP。舞台は伝統的なサーキットであるスパ・フランコルシャン。シーズンで最長となる7kmを超える全長、高速コーナーやオー・ルージュに代表される高速のコンプレッションが存在するエンジンパワーと空力の効率性が試されるサーキットだ。

    2022年にスパ・フランコルシャンは改修工事が行われ、5つのコーナーが再舗装され、4つのコーナーのグラベルトラップが修正された。また、“スパウェザー”と呼ばれる予測不能な天候もしばしばレースにスパイスを加える。

    また、今大会は今季2度目となるスプリントを開催。2025年からスプリントフォーマットは変更になり、金曜日に1回のプラクティスと翌日のスプリントのグリッドを決める3つの短いセグメントで構成されるスプリントシュート予選が行われ、土曜日はスプリントレースでスタートし、その後、決勝のグリッドを決定する本予選が実施される。新しいフォーマットでは、パルクフェルメのルールが変更され、スプリントと本予選の間にエンジニアがセットアップを調整できるようになる。

    スプリントがこの名門サーキットで行われるのは2023年以来2回目で、当時の両レース(スプリント/決勝)はマックス・フェルスタッペンが制している。

    しかし今週末は再現が難しいかもしれない。ランキング首位に立つマクラーレン勢が今やF1を席巻しており、オスカー・ピアストリはここ数戦で勢いに乗るランド・ノリスの追撃を止め、わずか8ポイントの差をさらに広げようとしている。週末には最大33ポイントが獲得可能であり、開幕戦バーレーン以来となるランキング首位交代が起こる可能性もある。

    一方でレッドブルとフェルスタッペンは、クリスチャン・ホーナー解任後初のレースを迎える。ホーナーはこれまでの全405戦でレッドブルを率いてきたが、イギリスGPを最後にチームを去り、後任としてローラン・メキースがチーム代表に就任した。

    日本とベルギーの時差は7時間。F1ベルギーGP フリー走行1回目は、7月25日(金)の19時30分(現地時間13時30分)から行われる。

    2025年 第13戦 F1ベルギーGP 開催スケジュール
    ■7月25日(金)
    フリー走行1: 19:30~20:30(12:30~13:30)
    スプリント予選: 23:30~00:14(16:30~17:14)
    ■7月26日(土)
    スプリント: 19:00~20:00(12:00~13:00)
    予選 : 23:00~24:00(16:00~17:00)
    ■7月27日(日)
    決勝: 22:00~(15:00~)
    ※日本時間(現地時間)

    2025年 F1ベルギーGP テレビ放送時間(フジテレビNEXT)
    ■フリー走行1
    7月25日(金) 19:20~21:10
     <解説>山本雅史・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント予選
    7月25日(金) 23:20~25:30
     <解説>山本雅史・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■スプリント
    7月26日(土) 18:30~22:30
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■予選
    7月26日(土) 22:50~27:00
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ■決勝
    7月27日(日) 21:20~27:00
     <解説>川井一仁・松田次生 <実況>黒瀬翔生
    ※時間はいずれも日本時間

    2025年 F1ベルギーGP ネット配信(DAZN)
    ■フリー走行1
    7月25日(金) 19:30~
     <解説>田中健一 <コメンテーター>浅木泰昭
    ■スプリント予選
    7月25日(金) 23:30~
     <解説>田中健一 柴田久仁夫
    ■スプリント
    7月26日(土) 19:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ■予選
    7月26日(土) 23:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ■決勝
    7月27日(日) 22:00~
     <解説>田中健一 松下信治
    ※時間はいずれも日本時間

    スパ・フランコルシャン
    FORMULA 1 MOËT & CHANDON BELGIAN GRAND PRIX 2025
    2025年F1 ベルギーグランプリ
    サーキット名: スパ・フランコルシャン
    コース全長: 7.004km
    周回数:44
    レースディスタンス:308.052km
    ラップレコード:1分44秒701(セルジオ・ペレス / 2024年)