カテゴリー: F1ベルギーGP

  • フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP スプリント予選「限界まで攻めた」

    フェルナンド・アロンソ F1ベルギーGP スプリント予選「限界まで攻めた」

    アストンマーティンは2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選で、新型ノーズおよびフロントウイングを投入。フェルナンド・アロンソのマシンでその新構成をテストし、フリー走行では手応えも感じさせたが、本番ではSQ2でペースが伸びず、アロンソは14番手にとどまった。

    アロンソは予選後、「限界まで攻めた」と語り、全力を出し切った手応えを示した一方で、新パーツの効果をさらに検証していく姿勢を見せた。

    チームメイトのランス・ストロールも15番手と続き、2台そろってSQ2敗退。だがアストンマーティンはレースペースに希望を抱いており、スプリントでの巻き返しに期待がかかる。

    「この伝統あるサーキットに戻って来られるのはいつも嬉しいよ。天候もドライだったし、SQ1は僕らにとって今日一番良いセッションだった」とアロンソはコメント。

    「すべてを出し切って走ったし、限界ギリギリだった。でも残念ながら、あのペースをSQ2にはつなげられなかったんだ」

    「今日は新しいフロントウイングを試すことができて、ダウンフォースも増えた。明日のスプリントレース、そして週末全体を通じてこの新しい構成からもっと多くのことを学んでいくつもりだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 ベルギーグランプリ

    ランス・ストロールも15番手に終わり、アロンソのすぐ後ろからスプリントを迎えることになった。彼もまた、スパへの特別な思いを口にしつつ、悔しさをにじませた。

    「ベルギーに戻ってこられて嬉しいし、ここは毎年戻って来るのが本当に特別な場所なんだ。スパには高速コーナーが多くて、マシンが生きているように感じられる」とストロールはコメント。

    「SQ1ではクリーンなラップをまとめることができたけど、SQ2は少し難しかった。いくつかスナップもあったし、フロアにもダメージを負ってしまったんだ。それで明日のスプリントはP15からのスタートになる。何ができるか、見てみよう」

    アストンマーティンにとって今回のスプリントは、新たな空力アップグレードの評価を深める貴重な機会となる。真価が問われるのは、むしろスプリントおよび決勝レースでのレースペースかもしれない。トップ10進出なるか、注目が集まる。

  • ランド・ノリス F1ベルギーGP スプリント予選「まだ金曜だから気にしてない」

    ランド・ノリス F1ベルギーGP スプリント予選「まだ金曜だから気にしてない」

    ランド・ノリスは、F1ベルギーGPスプリント予選でチームメイトのオスカー・ピアストリに約0.6秒の大差をつけられたものの、「3番手」という結果自体には「そこまでガッカリしていない」と語った。

    ピアストリはスパ・フランコルシャンで見事な一発を決め、マックス・フェルスタッペンを抑えてポールポジションを獲得。一方ノリスは、最終ラップでわずかに乱れた部分があったものの、完璧でもポール争いには届かなかっただろうと認めている。

    「十分な速さがなかった、それだけだと思う」とノリス。「完璧なラップじゃなかったけど、それでもトップとは大きな差があった」

    「スプリントで3番手なら、それほど大きな話じゃない。改善すべき点はいくつかあるけどね」

    ランド・ノリス(マクラーレン) F1 ベルギーグランプリ

    「金曜だから」とタイム差を気にせず
    ノリスはこのギャップを特に気にしておらず、「今日はまだ金曜日だし」と冷静な姿勢を見せた。準備ラップでペースアップを求められたことがタイヤの状態に影響したかという質問に対しても、明確な答えは避けている。

    「正直分からないよ。むしろタイヤにとって良かった可能性もある。そういうのは簡単に判断できないから、今晩じっくり見直すよ」

    FP1でもノリスは3番手、ピアストリが1番手で、両者の間には似たようなギャップがあった。このことからも、ランキング首位のピアストリが再びノリスに対する優位を取り戻しつつある可能性がうかがえる。

    週末を通してピアストリにどう挑んでいくかと問われたノリスは、あくまで楽観的にこう答えた。

    「この週末は、まだいろいろな要素があるからね。まだ金曜日だし、そんなに気にしてないよ」

    「もちろん満足はしてない。もっと速く走りたかったけど、そういう日だったってこと。今夜しっかり作業して、明日に向けて準備するよ」

  • ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チーム 今季初2台揃ってSQ3進出「マシンが変身した」 ベルギーGP

    ハースF1チームは、2025年F1第13戦ベルギーGPスプリント予選で今季最良のパフォーマンスを発揮し、両ドライバーがそろってSQ3に進出。これは今季初めてのことであり、アップグレードの効果をようやく結果に結びつけた形となった。

    シルバーストンでは苦しんだものの、スパではマシンが見違えるように変化。予選ではトウ(スリップストリーム)を活用しながら連携プレーを見せ、エステバン・オコンが“ベスト・オブ・ザ・レスト”の5番手、オリバー・ベアマンが7番手と絶好のグリッドを獲得した。

    「素晴らしかったよ。すごくハッピーだ」とエステバン・オコンはコメント。

    「チーム全員におめでとうを言いたい。シルバーストンでは何が悪かったのかを探るのに2週間かけてきたけど、アップグレード自体は正しい方向だったのに、マシンがすごく難しかった。でも今日、僕らはクルマを変身させることができたし、フィーリングはとても良かったよ」

    「そして、今季初めて2台そろってSQ3に進めたのも最高の気分だ。もちろんこれはスプリント予選だから、気を引き締めて明日も同じことをやらなきゃいけないけどね」

    チーム代表の小松礼雄も、オコンのパフォーマンスとチーム全体の立て直しを高く評価した。

    「シルバーストンの日曜日を経て、我々としては何らかの反応が必要でしたし、クルマに力があるのは分かっていたので、今日はとても良い1日になりました」

    「しっかりと集中して、チーム全体で協力して取り組むことが大事でしたし、それをしっかり実行できたと思っています。フリー走行1回目の準備も非常にうまくいきましたし、スプリント予選に向けて必要な調整もきっちりできました」

    「全員の努力の賜物であり、クリーンな金曜日になったと思います。スプリント週末はどこも難しいですが、特にスパはなおさらです。その中で今日のような結果を出せたことを本当に誇りに思いますし、あとはP5とP7をしっかりポイントに変えていくことが重要ですね」

    ハースF1チーム ベルギーグランプリ

    オリバー・ベアマンもまた、予選での連携と自身の成長に手応えを感じていた。

    「プラクティスではミディアムとソフトか、ハードとソフトのどちらを使うか選択肢があったけど、僕はミディアムを選んだ。その方が予選の準備として自分にとって扱いやすいと感じたからね」とベアマンはコメント。

    「ソフトでちゃんとしたラップをまとめることはできなかったけど、クルマには確実に速さがあると感じていたんだ。今日はその感触どおりだったし、本当に嬉しいよ」

    「チーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、2台そろってSQ3に進めたんだ。エステバンも素晴らしい走りだったし、最高の気分だよ」

    「シルバーストンで新しいアップグレードを持ち込んでQ3に進出できたし、今回もまたペースが良いと感じている。この流れをしっかり維持していきたいね」

    小松代表もベアマンの成長と安定感に好印象を持っている様子で、ハースにとって今季のターニングポイントとなる週末になりそうだ。

  • フェルスタッペン F1ベルギーGP スプリント予選「ギャップは驚きではない」

    フェルスタッペン F1ベルギーGP スプリント予選「ギャップは驚きではない」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1ベルギーGPのスプリント予選で2番手を獲得。両マクラーレン勢に割って入る形でフロントロウを確保し、土曜スプリントでの勝利を視界に捉えた。

    レッドブルは今大会、ドラッグを抑えたローダウンフォース仕様を投入し、ストレートスピードで優位に立つセッティングを選択。スパの第1セクターではその効果が顕著に表れ、フェルスタッペンは終始トップ争いに加わった。

    最終的には1分40秒987のタイムでオスカー・ピアストリに次ぐ2番手。3番手のランド・ノリスを上回り、2台のマクラーレンを分断する形となった。

    マックス・フェルスタッペンはスプリント予選後、次のように語っている。

    「スプリント予選でマクラーレンの2台の間に入って2番手というのは、僕たちにとって本当に良い結果だったと思う。クルマのパフォーマンスは最大限引き出せたし、走っていて楽しかった」

    「ラップ自体は良かったし、ギャップが大きかったのも驚きではないよ。フリー走行1回目からずっと差は大きかったし、そこは分かっていたことだ。だからこそ、今はとにかく自分たちに集中して、クルマのバランスを改善して、もっと速く走れるようにしていかないといけない」

    「アップグレードの影響については、スプリント週末だと判断が難しいね。走行時間が限られているし、明確にどれだけ効果が出ているのかを把握するのは簡単じゃない。でも、僕たちは常に改善を続けているし、パフォーマンスを見つけようと努力している。他のチームも同じことをしているし、そういう世界なんだ」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) F1 ベルギーグランプリ

    テクニカルディレクターも手応えを評価「ポールとの差が前向き」
    レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェもフェルスタッペンの2番手という結果に対して前向きな見解を示している。

    「マックスがポールポジションと比較してどれくらいの差だったかという点が印象的だった。彼のラップは良かったし、パッケージは期待通りに機能している。われわれ自身の側に集中すれば、まだレースの中でパフォーマンスを引き出せる部分はあるはずだ」

    「FP1後にはリヤウイングを変更した。これは現在のグリップレベルに合わせてセットアップを補完するための調整だった。あとは日曜の決勝で、その効果がどう現れるかを見極める必要がある」

    ストレートスピードで優位、スプリントのスタートがカギ
    RB21の新仕様は、フロントウイングやサイドポッドインレット、エンジンカバーに加え、冷却系やリヤサスペンションにも改良が加えられた“5点パッケージ”。今週末は特に空力抵抗の少ないセッティングが選ばれ、ストレート区間の多いスパではその利点が最大限活かされている。

    スプリントでは1周目の1コーナーとケメル・ストレートでの加速勝負が明暗を分けると見られており、2番グリッドからスタートするフェルスタッペンにとっては、スリップストリームに入ることが勝利への鍵となる。

    決勝レースに向けた仕上がりを見極めるうえでも、今回のスプリントは重要なデータ収集の場となる。RB21のアップグレードが真価を発揮するのは、日曜か、それともさらに次戦か──注目が集まる。

  • シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレール F1ベルギーGP スプリント予選「マクラーレンが速すぎ」

    シャルル・ルクレールは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選後、フェラーリが投入した最新のアップグレードに手応えを感じつつも、マクラーレンの圧倒的な速さに困惑したと語った。

    ルクレールはスパ・フランコルシャンで行われたスプリント予選を4番手で終え、土曜日のスプリントレースでは2列目スタートとなる見込みだ。チームメイトのルイス・ハミルトンが最終シケインでのスピンにより18番手に沈んだ中で、ルクレールは上々の結果を収めた。

    しかし、スプリントポールを獲得したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)との差は、実に0.7秒と大差がついた。

    フェラーリは今週末、リヤサスペンションのアップグレードを導入しており、ルクレールはその効果を実感できたというものの、予選結果には落胆を隠さなかった。

    「マシンの変化は感じられた」とルクレールはスプリント予選後に語った。「でも今日のギャップは本当に大きい」

    「僕たちは確実に前進できたとは思うけど、なぜかマクラーレンがいつも以上に速かった。だからすごく残念だ」

    「アップグレードで求めていたものは見つけられたと思う。ただ、ギャップがこれだけ大きい予選になるとは…悔しいよ」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ) F1 ベルギーグランプリ

    フェラーリF1カー「フィーリングは改善」も、勝利は依然遠く
    今季のフェラーリは、コンストラクターズ選手権でトップ4に位置しながらも、いまだ1勝も挙げられていない。今季最も勝利に近づいたのはモナコGPで、ルクレールが2位フィニッシュを果たしたレースだった。

    今週末の新サスペンションについて、ハミルトンも事前に「最適化には時間がかかるだろう」と語っていたが、ルクレールもその効果はまだ限定的だと感じているようだ。

    「マシンの感触自体はかなり良かった」とルクレールは述べた。「ただ、気持ちは複雑だね。マシンのフィーリングは良くなっているのに、それでも0.7秒も離されている。これは本当に大きな差だ」

    「間違ったことをしているとは思っていないけど、このマシンにはもっとグリップが必要なんだ。やるべき仕事はたくさんある」

  • F1ベルギーGP スプリント予選 ハイライト動画:角田裕毅は12番手

    F1ベルギーGP スプリント予選 ハイライト動画:角田裕毅は12番手

    2025年F1 ベルギーGP スプリント予選(SQ)のハイライト動画。スパ・フランコルシャンで2025年のF1世界選手権 第13戦 ベルギーグランプリのスプリント予選が行われた。

    選手権リーダーのオスカー・ピアストリが、ベルギーで行われたスプリント予選で圧巻のパフォーマンスを披露し、2番手のマックス・フェルスタッペンに0.477秒差をつけてポールポジションを獲得した。

    選手権リーダーのピアストリは、SQ2で最初のアタックがトラックリミット違反により抹消されるという危うい場面があったものの、最終セッションでは1分40秒510を記録して巻き返した。週末序盤はマクラーレン勢が支配していたが、フェルスタッペンはその流れを断ち切り、レッドブルで2番手に食い込み、ランド・ノリスを3番手に押し下げた。

    角田裕毅は、SQ2で12番手に終わり、わずか0.06秒差でSQ3進出を逃した。タイム差が非常に接近する中での敗退となり、本人は「今日はベストな一日とは言えませんでした」と悔しさをにじませながらも、「パッケージの中で全力を尽くしました」と語っている。なお、角田裕毅のRB21はチームメイトのフェルスタッペンが搭載している最新アップグレードに対して「2段階遅れ」の仕様であり、不利な条件での戦いを強いられている。

    一方、スプリントではジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、キミ・アントネッリも苦戦を強いられることになる。3人はいずれもSQ3進出を逃し、それぞれ13番手、18番手、20番手に沈んだ。

    動画の公開は終了しました
  • ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP スプリント予選「リアロックでは初スピン」

    ルイス・ハミルトン F1ベルギーGP スプリント予選「リアロックでは初スピン」

    ルイス・ハミルトンは、F1ベルギーGPスプリント予選でまさかのQ1敗退を喫し、土曜スプリントレースを18番手からスタートすることとなった。初回のアタックでミスを犯し、最終コーナーでスピンしたことでタイムを残せず、ショッキングな早期敗退となった。

    問題のスピンは、バスストップ・シケインで発生。原因がドライバーエラーによるものか、あるいはメカニカルトラブルによるものかは現時点では明らかになっていない。

    ただし、今週末に新しいリアサスペンションを導入したばかりのフェラーリSF-25のリアが突然ロックし、ハミルトンはスピンしてランオフエリアへと飛び出した。

    スカイスポーツF1のインタビューに応じたハミルトンは、明らかに落胆した表情を見せ、スピンの原因について尋ねられると、ぶっきらぼうにこう答えた。

    「スピンした。それだけだ」

    スピンはリアのロックによるものであったことを認めたうえで、「キャリアで初めてだと思う」と語った。

    「良くない。ほんとに良くない。正直、言うことはあまりない」と短く語ったハミルトンは、「明日は新しい一日だ」と気持ちを切り替えようと努めた。

    「もちろん、本当にフラストレーションが溜まっている。ここまでたくさんの努力をしてきたのに、こういう結果になるのは残念だ」

    なお、チームメイトのシャルル・ルクレールは、マクラーレンのオスカー・ピアストリに0.768秒差の4番手に入っている。

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ) F1 ベルギーグランプリ

    フェラーリの新型サスペンション、その効果は不透明
    フェラーリは今週末、期待を集めた新しいリアサスペンションを導入したが、ハミルトンとルクレールの両者は事前にその効果について慎重な姿勢を見せていた。

    2人は先週ムジェロで行われたフィルミングデーで短時間のみこのアップグレードを試しており、木曜のメディアデーでハミルトンは次のように述べていた。

    「正直、以前と変わらない感触だった。まずは明日(走行で)サスペンションを試して、そこから学びがあると思ってる。微調整を繰り返してパフォーマンスを引き出していく必要がある。シミュレーター上では違いはなかったけど、サーキットによっては効果があるかもしれない」

    「ポジティブなのは、開発が進んでいて、新しいパーツが用意されていること。それを見るだけでも希望を感じる」

    「バーレーンでアップグレードした後、次に新しいパーツが来たのはオーストリア。だから、ペース的には期待していたほどじゃなかった。他のチームを見ると、レッドブルもメルセデスも毎週のように小さなパーツを入れてくる。でも僕たちは、大きな変更をまとめて投入するスタイルだった」

    「今回のアップグレードも、こうした努力の結果だと思ってる。結果が出るまでには時間がかかるけど、確実に前に進んでいると思いたい」

    一方でルクレールも、今回の変更が劇的な変化をもたらすとは限らないと慎重な姿勢を崩していない。

    「これが決定的な変化になるかと言われたら、それは違うと思う。方向性としては正しいし、確かに前進はしている。でも、マクラーレンに対して僕たちが足りない0.3〜0.4秒の差を、どんなに優れたパーツをつけても一気に埋めることはできない」

    「でもこれは、その差を縮めていく要素の一つにはなるはず。それは確信してるし、ポジティブな一歩だとも思ってる。ただし、今回のアップグレードだけで流れが劇的に変わるとは思っていない」

  • オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリ F1ベルギーGP スプリント予選「正直ちょっと怖かった」

    オスカー・ピアストリは、F1ベルギーGPのスプリント予選でポールポジションを獲得する前、「SQ2での敗退を本気で覚悟した」と語った。

    スパ・フランコルシャンにおける1周のタイムでのマックス・フェルスタッペンの無敗記録(2020年以降)を断ち切ったピアストリは、フェルスタッペンに0.477秒差をつける快走を披露。しかしその舞台裏には冷や汗ものの展開があった。

    フェルスタッペンは、まずランド・ノリスが記録した初期のベンチマークを塗り替えトップに立ったが、その後すぐにチームメイトのピアストリがその座を奪取。しかし、ピアストリのSQ2での最初のアタックラップはトラックリミット違反で抹消されてしまう。

    次のアタックで有効なタイムを記録したものの、終盤のタイム更新ラッシュで順位が下がり、なんとか10番手ギリギリでSQ3進出を果たす形となった。

    この出来事についてピアストリは次のように振り返っている。

    「いいラップだったよ」

    「SQ2ではラップ抹消があって、正直ちょっと怖かった。でも、今日はクルマがずっと素晴らしかったし、自分でもいいラップを何本も出せたと思ってる」

    「チームに感謝したい。マシンは本当に調子がよかったし、ここは僕にとって年間で一番好きなサーキットなんだ。たぶんその分、コンマ何秒か余計に引き出せたのかも」

    「ここはいつも楽しいけど、今日みたいにマシンの調子がいいと本当に走っていて楽しいよ」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 ベルギーグランプリ

    スタートには不安も
    ピアストリはフロントローの1列目に、レッドブルのマックス・フェルスタッペンと並んでグリッドにつく。フェルスタッペンのRB21はストレートスピードを最大化するため、ダウンフォースを減らした仕様(リアウイング軽め)となっており、ケメルストレートでのオープニングラップでは脅威となる可能性がある。

    マクラーレンは逆にダウンフォースを重視した方向性を採ったため、ピアストリもその懸念を認めている。

    「ちょっと見てみないと分からないけど、レッドブルは練習走行でストレートがすごく速かったんだ」

    「それがスプリント予選でも続いていたのかは分からないけど、そうなると状況は厳しくなるよ。スパはポールポジションを取るのが一番難しいサーキットだと思うからね」

    「まあ様子を見てみようと思う。でも今日のクルマのペースはすごくよかったし、自分自身のフィーリングもいい。明日もいい一日になることを願ってるよ」

  • ガブリエル・ボルトレト F1ベルギーGP スプリント予選「トップ10は励みになる」

    ガブリエル・ボルトレト F1ベルギーGP スプリント予選「トップ10は励みになる」

    キック・ザウバーは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選で明暗が分かれた。

    ルーキーのガブリエル・ボルトレトは今季2度目となるスプリント予選でのトップ10入りを果たし、10番グリッドを獲得。対照的に、ニコ・ヒュルケンベルグは2つの不運に見舞われ、SQ1敗退を喫した。

    「今日はSQ3に進出できて本当に嬉しかった。これはスプリント予選だけど、やっぱり突破できたときの気持ちは格別だ」とボルトレトはコメント。

    「セッションを通してクルマの感触は良くて、SQ3でもう少し絞り出せたかもしれないと思うくらいだった」

    「全体としては力強い予選パフォーマンスだったし、トップ10入りは大きな励みになる」

    「クルマの仕上がりは良さそうなので、あとは明日のレースでペースがどこまで持つかを見極めたい」

    「すべてが噛み合えば、同じようなポジションで戦えるはずだ」

    チーム代表のジョナサン・ウィートリーもボルトレトの活躍を称賛した。

    「GabiはSQ1で非常にクリーンな走りを見せて通過し、SQ2では素晴らしいラップを決めた。ノリスからわずか0.5秒差で、1分41秒901というスパにおけるザウバー史上最速のタイムだった。SQ3では最終的に思うようなタイムが出なかったが、それでも10番手はスプリントに向けて非常に良いポジションだ」とウィートリーはコメント。

    ベルギーグランプリ F1 ザウバーF1チーム

    一方、ベテランのニコ・ヒュルケンベルグは、2度にわたる不運によって予選最初のセッションで姿を消すこととなった。まず、ピットレーンでリアム・ローソンの進路に出てしまったが、これはスチュワードによる調査対象とはならなかった。その後のアタックでも、再びタイミングが合わずトラフィックに巻き込まれた。

    「スプリント予選にはいつも独特の難しさがある。短いフォーマットでタイヤは1セットしか使えないし、最初のラップがすべてを左右する」とヒュルケンベルグはコメント。

    「最初のアタックは計画通りにはいかなかった」

    「2回目の走行では、ウォームアップラップの終盤でトラフィックに引っかかってしまって、リアムのすぐ後ろを走る形になってしまい、ラップが台無しになった」

    「その時点でタイヤの状態も理想的ではなかったので、全体的に十分な結果にはならなかった」

    「明日の決勝予選に向けてやるべきことはたくさんある。FP後にいくつか変更を加えたが、進むべき方向性は見えてきた」

    「まだクルマから引き出せるポテンシャルはあるはずなので、データをしっかり分析して、スプリントを最大限に活かしていきたい」

    ウィートリーもヒュルケンベルグの状況をこう総括した。

    「ニコは時間との戦いの中で、2回目のアタックで前方のクルマとの距離が近すぎて、本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。その結果、17番手という順位に終わってしまった」

  • リアム・ローソン F1ベルギーGP スプリント予選「細かいミスが命取りに」

    リアム・ローソン F1ベルギーGP スプリント予選「細かいミスが命取りに」

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、F1ベルギーGPスプリント予選で11番手。SQ2で惜しくも敗退し、チームメイトのアイザック・ハジャーがトップ10入りを果たす中、わずか0.041秒差でSQ3進出を逃した。

    ローソンは、最終シケインでの問題が影響したと明かしている。

    「クルマは速かったんだけど、最後のシケインでちょっとしたトラブルがあった」

    「それが小さな差につながって、残念ながら突破できなかった。ほんのわずかな部分で差がつく世界だからね」

    「今日から学んで、明日に向けて修正していくつもりだ。いつも通り、クルマのポテンシャルを最大限引き出すことが重要。スパでは風向きの変化が影響を与えることがあるし、シルバーストンの時と同じように細かい変化が結果を左右する。だからこそ、チーム全体としてすべてをうまくまとめることがカギになるんだ」

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 ベルギーグランプリ

    チーフレースエンジニアのマッティア・スピニは、ローソンについて「トラックエボリューションをうまく活かせなかった」と語っており、予選の最適なタイミングを逃したことも影響したようだ。