カテゴリー: F1オーストリアGP

  • ジョージ・ラッセル F1オーストリアGPポール正当性を主張「すべて正しく対処した」

    ジョージ・ラッセル F1オーストリアGPポール正当性を主張「すべて正しく対処した」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1第8戦オーストリアGP予選で獲得したポールポジションについて、終盤の黄旗区間を通過したラップが議論を呼ぶ中、「すべて正しく対処した」と胸を張った。

    Q3終盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン9でクラッシュしたことで黄旗が提示されたが、FIAはシングルイエローだったと判断。ラッセルのラップタイムは有効と認められ、今季4回目のポールポジションが確定した。

    シングルイエローは適切だったと主張
    ラッセルは1分06秒133を記録し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.2秒差で抑えてポールポジションを獲得した。しかし、そのラップ中に黄旗区間を通過していたことから、タイム抹消の可能性も取り沙汰された。

    チームメイトのキミ・アントネッリはダブルイエローだと判断してアタックを中止した一方、ラッセルはシングルイエローに対応しながらラップを続行した。

    ラッセルは当時の状況について次のように説明した。

    「正直、マシン自体は見えなかった。ランオフエリアがすごく広いからね」

    そして、シングルイエローの運用は妥当だったとの考えを示した。

    「このケースではシングルイエローが正しかったと思う。ダブルイエローというのは目の前に危険がある状況を意味するものだ」

    「シングルイエローならコーナーの100メートル手前でリフトする程度で十分だし、それでマシンのコントロールを失うことはない」

    「フェルスタッペンがあれだけ奥のバリアまで到達したのは、限界まで攻めていてマシンを失ったからだ。だからシングルイエローで正しかったと思うし、自分も完全にコントロールした状態で走っていた。ダブルイエローとはまったく別の話だ」

    FIAの判定でポールが正式確定
    予選中、タイミングモニターには一時的にダブルイエローが表示されたことで混乱も生じた。

    ただし、そのダブルイエロー表示は17時00分45秒から53秒までの短時間のみ。ラッセルが問題の区間を通過したのは17時00分35秒であり、ダブルイエローが提示される約10秒前だった。

    そのため、ラッセルに求められたのはシングルイエロー下で減速したことを示すことであり、FIAはオンボードデータなどを確認した結果、規則を満たしていたと判断。ポールポジションは正式に認められた。

    一方、アントネッリは自己ベストを更新するペースで走行していたものの、黄旗を受けてラップを中止しており、最終的に4番手となった。

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    突然訪れた驚異のペース
    ラッセル自身も、最後のアタックで突然速さを発揮できた理由については説明できないと認めている。

    「答えが分かるなら毎週ポールを獲れるよ」

    「木曜日にも話したけど、マシンとタイヤが完璧に噛み合ってスイートスポットに入ると、一気に大きなタイムが出ることがあるんだ」

    「今日は本当に苦しい予選だった。Q2では敗退しかけたしね。でもQ3最初のラップは良かった」

    「最後のアタックではターン1でコンマ15秒、ターン3でもコンマ15秒、ターン4でもさらにコンマ15秒縮めていた。本当に信じられないラップだった」

    さらに終盤の黄旗についても振り返った。

    「最後のセクターではシングルイエローが出ていたから100メートルほどリフトして、大きくタイムを失った。それでもあのタイムが出た。正直、自分でも理由は分からない」

    「チームと一緒にどこであれだけ速さが出たのか分析することになるだろう。でもマシンの感触は本当に素晴らしかった」

    今回の予選では黄旗対応を巡って議論が起きたものの、FIAはラッセルがシングルイエローの規定を適切に守っていたと判断した。ラッセル自身も「すべて正しく対処した」と繰り返し、自身のポールラップに一切の問題はなかったとの認識を示している。

  • F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    F1オーストリアGP予選 ハイライト動画:ジョージ・ラッセルが劇的ポール

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)が2026年F1第8戦オーストリアGP予選で劇的な逆転ポールポジションを獲得した。

    Q3終盤にマックス・フェルスタッペンがクラッシュする波乱のなか、ラッセルは黄旗区間をクリアしてトップタイムを記録。シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンを抑え、今季2回目のポールを手にした。

    予選はQ1から激しいタイム争いが展開され、キミ・アントネッリがトップタイムをマーク。一方でウィリアムズとアストンマーティンは2台揃ってQ1敗退を喫する厳しい結果となった。

    Q2ではフェラーリ勢が順調にQ3進出を決める一方、ピエール・ガスリーは突破までわずか0.04秒届かず11番手で敗退。マクラーレン勢やレーシングブルズ勢もトップ10入りを果たし、ポール争いはメルセデス、フェラーリ、レッドブルを中心とした接戦となった。

    Q3ではアントネッリが最初のアタックで暫定ポールに立ったが、最後のアタックでフェルスタッペンがターン9でクラッシュ。黄旗が提示されるなか、ラッセルが見事にラップをまとめて逆転ポールを獲得した。フェルスタッペンは5番手に終わり、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、アイザック・ハジャー、リアム・ローソン、アービッド・リンドブラッドがトップ10に続いた。

    フジテレビ Fチャンネルは、Q1からQ3までの見どころを収めたオーストリアGP予選のハイライト動画を公開している。

  • アイザック・ハジャー FIAから警告処分 F1オーストリアGP予選で低速走行違反

    アイザック・ハジャー FIAから警告処分 F1オーストリアGP予選で低速走行違反

    レッドブルのアイザック・ハジャーは、2026年F1第8戦オーストリアGP予選後、FIAスチュワードから「不必要に低速で走行した」と判断され、警告(Warning)処分を受けた。

    ハジャーは予選Q1を8番手で突破し、その後のQ3ではチームメイトのマックス・フェルスタッペンのクラッシュやジョージ・ラッセルのポールポジション獲得など波乱の展開となったが、自身もQ1での走行について審議対象となっていた。

    FIA「不必要に低速で走行」と判断
    FIAスチュワードはハジャー本人とチーム代表から事情を聴取し、ポジショニングシステムやマーシャリングシステムのデータ、タイミングデータ、車載映像を確認した結果、警告処分を科した。

    スチュワードの裁定書には次のように記されている。

    「スチュワードは6号車(アイザック・ハジャー)のドライバー、チーム代表から事情を聴取し、ポジショニング/マーシャリングシステムのデータ、タイミングデータ、および車載映像を確認した」

    「スチュワードは、当該ラップ中に他車を追い越すことも追い越されることもなく、それにもかかわらず不必要に低速で走行したと判断した」

    この裁定により、ハジャーには警告が科されたものの、グリッド降格などの追加ペナルティは科されなかった。

    ブレーキングへの不満を訴える
    ハジャーはレッドブル・リンクで苦戦が続いており、特にコース最終ストレート先のターン3でRB22のブレーキング性能に不満を抱えていることを明かした。

    予選後には次のように語った。

    「とにかく思い切りブレーキを踏めない」

    「僕はレイトブレーキングで強く踏み込むタイプだけど、今週末はそれがまったくできない。そのせいでコーナー全体が妥協を強いられる。ブレーキを踏めないし、何もできない」

    また、ターン3での苦戦はレッドブルだけの問題ではないと説明した。

    「特別なことではない」

    「このコースの特性と、昨年よりダウンフォースが大幅に減った今のマシンではこういうことが起きる。苦戦しているのは僕たちだけではない。昨日はランド・ノリスもあのコーナーでスピンしていたし、それだけリアを安定させながら止めるのが難しいということだ」

    今回の警告はレース結果やスターティンググリッドには影響しないが、ハジャーにとっては厳しい週末を象徴する一件となった。ブレーキングに苦しむRB22で決勝にどこまで巻き返せるかが注目される。

  • メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選で、ジョージ・ラッセルが黄旗区間を通過しながらポールポジションを獲得した場面について、新たなメルセデスのチーム無線が公開された。

    Q3終盤、マックス・フェルスタッペンがターン9でクラッシュした直後、キミ・アントネッリはアタックを中止した一方で、ラッセルはタイムを更新して逆転ポールを獲得。この判断を巡り、アントネッリはレースエンジニアのピーター・“ボノ”・ボニントンに無線で疑問を投げかけていた。

    アントネッリ「ダブルイエローだったはず」
    予選Q3ではフェラーリ勢やフェルスタッペン、メルセデス勢が入り乱れる激しいポール争いが展開されていた。

    ルイス・ハミルトンが暫定ポールを記録した直後、シャルル・ルクレールがさらに上回り、その後フェルスタッペン、アントネッリ、ラッセルが最終アタックへ入った。

    しかしフェルスタッペンはターン9でRB22のリヤを失いクラッシュ。これにより黄旗が提示され、アントネッリはアタックを中止して4番手にとどまった。一方、ラッセルは1分06秒113を記録し、ルクレールを約0.2秒上回ってポールポジションを獲得した。

    セッション後、アントネッリは無線で状況を確認した。

    「ジョージはどうしてタイムを更新できたんだ?」

    これに対し、ボニントンは次のように説明した。

    「黄旗区間ではリフトしたようだ」

    しかしアントネッリは納得せず、

    「でもダブルイエローだったよ」

    と返答。ボニントンも、

    「そこは確認する必要がある」

    と答えており、メルセデス陣営内でも状況を把握しきれていなかったことが明らかになった。

    さらにフェルスタッペンのクラッシュ直後には、ボニントンから

    「イエロー、イエロー」

    との無線が飛び、アントネッリは悔しさをあらわにした。

    「くそっ! あのラップだったんだ! あのラップだったんだよ!」

    ラッセル「大きくアクセルを戻した」
    一方、ラッセルもチェッカー後の無線で、自身が黄旗区間で減速していたことを強調した。

    「そのコーナー進入ではアクセルを戻した。かなりタイムを失ったけど、ちゃんとリフトした」

    「進入で大きくアクセルを戻したから、コンマ1秒以上は失った」

    予選後、このラップはFIAスチュワードによる審議対象となったが、映像やマーシャリングシステムの確認の結果、ラッセルが通過した時点ではシングルイエローが提示されていたと判断。減速義務を満たしていたことからポールポジションは正式に認められた。

    一方のアントネッリは、自身にはダブルイエローが表示されていたとの認識を示し、フェルスタッペンの事故では全車がアタックを中止すべき状況だったとの考えを示している。

    今回公開された追加のチーム無線によって、ラッセルが黄旗下で減速したと認識していた一方、アントネッリはダブルイエローが提示されたと受け止めていたことが明らかになり、予選終盤の混乱ぶりが改めて浮き彫りとなった。FIAは最終的にシングルイエロー区間で適切に減速したと判断し、ラッセルのポールポジションを正式に確定させている。

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  • フェルスタッペン F1オーストリアGP予選クラッシュに困惑「突然リアを失った」

    フェルスタッペン F1オーストリアGP予選クラッシュに困惑「突然リアを失った」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年F1第8戦オーストリアGP予選で最終アタック中にクラッシュを喫し、5番手に終わった。ポールポジション争いに加わっていただけに、大きなチャンスを逃す結果となった。

    フェルスタッペンはクラッシュの原因について「週末を通じて一度も経験していない挙動だった」と振り返り、突然リアグリップを失ったことに困惑していると明かした。

    ポール争い目前で突然のクラッシュ
    レッドブル・リンクで行われた予選Q3で、フェルスタッペンは最初のアタックを終えた時点で3番手につけていた。2回目のアタックではさらにタイムを更新するペースを見せており、ポールポジション争いの有力候補となっていた。

    しかし最終セクター、ターン9でマシンが突然挙動を乱すと、そのままグラベルへ飛び出してバリアにクラッシュ。予選はその場で終了となり、フェラーリ勢に逆転を許して5番グリッドへ後退した。

    「まったく予想していなかった」
    クラッシュ後、フェルスタッペンは『Sky F1』のインタビューで、これまで一度も同じ症状は出ていなかったと説明した。

    「ターン9ではまったく起きていなかった」

    「実はそのラップでは、すでにターン6の進入で大きくマシンが乱れる場面があった。あれも少し奇妙だった。週末を通して、そんなことは一度もなかったからね」

    「そしてターン9に来てステアリングを切った瞬間、完全にリアを失った。少し修正する余地があったわけでもなく、いきなりフルカウンターを当てるしかなかった。本当に不可解だ。何が起きたのか調べる必要がある」


    「現実的には3番手が精一杯だった」
    フェルスタッペンは、仮にクラッシュがなかったとしてもポール獲得は難しかったとの見方を示した一方で、3番手獲得の可能性は十分にあったと語った。

    「残念だ。現実的には3番手にはなれたと思う。だから5番手よりは良い結果になっていただろう」

    「ただ、現実的に3番手だったとしても、僕たちはスタート加速が厳しいので、結局は5番手まで下がっていた可能性が高い。それが今の僕たちの状況なんだ」

    今回のクラッシュによって上位グリッド獲得の好機は失われたが、フェルスタッペンは原因究明を進める考えを示しており、決勝では5番グリッドから巻き返しを目指す。

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  • ホンダF1 オーストリアGP予選総括「新スペック投入まで正しい方向へ前進」

    ホンダF1 オーストリアGP予選総括「新スペック投入まで正しい方向へ前進」

    ホンダは、2026年F1第8戦オーストリアGP予選を終え、現行パワーユニットの改善が着実に進んでいるとの見解を示した。

    ホンダのワークスパートナーであるアストンマーティンは厳しい戦いを強いられ、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手でともにQ1敗退となった。

    ホンダ F1トラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアの折原伸太郎は、FP3と予選に向けて日本のHRC Sakuraと現地トラックサイドが前日のデータを分析し、エネルギーマネジメントとドライバビリティの最適化を進めたことを明らかにした。

    折原伸太郎「新PU投入まで着実に前進」
    「今日のFP3と予選に向けては、昨日のデータをレッドブル・リンクにいるトラックサイドと日本のHRC Sakura協働で見直した上で臨みました」と折原伸太郎はコメント。

    「結果として、このタフなサーキットに合わせて、エネルギーマネジメントとドライバビリティのセッティングを最適化することができました」

    ホンダF1 本田技研工業

    「パワーユニットのパフォーマンスは、まだ我々が目指しているところまで来ていません。しかしながら、新しいスペックのエンジンが投入できるまでの間にも、着実に正しい方向へと前進しています。週末最初のセッションから予選にかけて、一歩ずつではありますが前進の手応えがあった点は、率直にポジティブに受け止めています」

    ホンダは目標とするパワーユニット性能にはなお改善の余地があると認めつつも、現地と日本の連携によってエネルギーマネジメントやドライバビリティを最適化し、着実な前進を確認した。新スペックのエンジン投入まで現行仕様の改善を積み重ね、パフォーマンス向上を目指していく。

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  • F1オーストリアGP予選:ラッセル逆転ポール フェルスタッペンのクラッシュで波乱

    F1オーストリアGP予選:ラッセル逆転ポール フェルスタッペンのクラッシュで波乱

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選でジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得した。Q3終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がクラッシュする波乱が発生したが、ラッセルは黄旗区間をクリアして逆転し、今季2回目のポールポジションを手にした。

    フェラーリ勢も好調な走りを披露し、シャルル・ルクレールが2番手、ルイス・ハミルトンが3番手を獲得。メルセデスはキミ・アントネッリが4番手に入り、2台揃って上位グリッドを確保した。

    Q3最終アタックでは各車が自己ベスト更新を狙う中、フェルスタッペンがターン9でマシンのリアを失い、グラベルを横切ってバリアへ激突。セッション終盤は黄旗が提示される緊迫した展開となった。

    最初のアタック終了時点で暫定ポールだったアントネッリは、クラッシュ現場に遭遇したことでアタックを中止。一方、チームメイトのラッセルは黄旗区間で減速しながらもタイムをまとめ上げ、1分06秒113を記録した。

    これにより、直前まで首位だったルクレールを0.236秒上回り逆転。ハミルトンも3番手につけ、メルセデスとフェラーリがフロントローから2列目までを占める結果となった。

    フェルスタッペンは最後のアタック中、ターン9でマシンの挙動を乱してクラッシュ。タイム更新はならず5番手に終わった。

    マクラーレン勢はランド・ノリスが6番手、オスカー・ピアストリが7番手。レーシングブルズはアイザック・ハジャーが8番手、リアム・ローソンが9番手、アービッド・リンドブラッドが10番手でトップ10入りを果たした。

    Q2ではピエール・ガスリー(アルピーヌ)が最後にフェルスタッペンを脅かしたものの、わずか0.04秒届かず11番手で敗退。アウディ勢、ハース勢、そしてチームメイトのフランコ・コラピントが続いた。

    苦戦が続くウィリアムズはカルロス・サインツJr.が最終コーナーでスライドした影響もあり17番手。アレクサンダー・アルボンも18番手に終わり、2台揃ってQ1敗退となった。

    キャデラックは大型アップデートを投入したものの、セルジオ・ペレスが19番手、バルテリ・ボッタスが20番手と中団進出はならなかった。

    また、アストンマーティンも厳しい週末が続き、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手で最後尾に沈んだ。

    Q3でクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペン

    ■Q1:アントネッリ最速 ウィリアムズとアストンマーティンが苦戦
    Q1は気温33.4度、路面温度53.5度という厳しい暑さのなかでスタート。多くのトップチームはソフトタイヤ1セットで突破を狙う戦略を採用した。

    序盤はラッセルがトップタイムを記録したものの、ノリス、そしてアントネッリが次々と更新。アントネッリは1分07秒083を記録し、ノリスに約0.2秒差をつけてQ1最速となった。

    終盤はサインツJr.、コラピント、オコンらが最後のアタックに挑戦。コラピントはQ2進出圏内へ浮上した一方、サインツJr.は最終コーナーで大きくスライドしたことでタイムを失い、17番手で敗退した。

    アルボンも18番手に終わりウィリアムズは2台揃ってQ1敗退。キャデラックのペレス、ボッタス、アストンマーティンのアロンソ、ストロールも突破できず姿を消した。

    ■Q2:ガスリー0.040秒届かず フェルスタッペンは薄氷の突破
    Q2ではノリスが使用済みソフトタイヤで先陣を切り、ルクレールが1分07秒030でトップタイムを記録。その後、アントネッリが1分06秒763までタイムを縮め、再びセッション最速となった。

    一方、ラッセルは新品ソフトでのアタックを途中で中止してピットへ戻り、一時はノータイムという危機に陥る。しかし残り時間わずかとなったところで使用済みタイヤのまま再アタックを行い、4番手まで浮上して危なげなくQ3進出を決めた。

    最後のアタックではローソンとリンドブラッドがともにタイムを更新し、フェルスタッペンは10番手まで後退。ガスリーも自己ベストを連発して猛追したが、フェルスタッペンに0.040秒届かず11番手となり、惜しくもQ3進出を逃した。

    ■Q3:フェラーリ躍進もラッセルが劇的逆転 フェルスタッペンはクラッシュ
    Q3最初のアタックではフェルスタッペンが1分06秒475を記録してトップに立ったが、その後アントネッリが1分06秒414で逆転。ラッセルも0.043秒差につけ、メルセデス勢が主導権を握った。

    一方、ハミルトンは最初のアタックでコースアウトし、タイムを記録できないまま最後の1周勝負を迎えることになった。

    最終アタックではハミルトンが一時トップに立った直後、ルクレールがそれを更新して暫定ポールを獲得。しかし、その直後にフェルスタッペンがターン9でリアを失ってクラッシュし、黄旗が提示される波乱となる。

    クラッシュ現場に最初に到達したアントネッリはダブルイエローと判断してアタックを中止。一方、後方を走っていたラッセルは減速しながらも走行を続け、1分06秒113を記録して逆転ポールを獲得した。

    ラッセルのラップは黄旗区間通過のため審議対象となったが、FIAは現場がシングルイエローだったと判断。ラッセルは約100mにわたってアクセルを緩め約0.15秒を失っていたことも確認され、さらなる調査は行われずポールポジションが正式に確定した。

    F1 オーストリアGP 予選トップ3

    ジョージ・ラッセル「黄旗では大きく減速した」
    ポールポジションを獲得したラッセルは、黄旗区間で十分に減速していたことを強調した。

    「イエローフラッグは見えていた。大きくアクセルを戻していて、その時点ではコンマ5秒リードしていたけど、通過した時にはコンマ25秒まで縮まっていた。だから問題ないはずだ。あのラップを決められて本当に特別な気分だ」

    シャルル・ルクレール「フロントローは予想外だった」
    2番手を獲得したルクレールは、ここ数戦の苦戦を踏まえ、予想以上の結果だったと喜びを語った。

    「今日の結果にはかなり満足している。ここ数戦は厳しい週末が続いていたから、とにかくクリーンな予選をまとめたかった。正直に言えば、予選が始まる前はフロントローを獲得できるとは思っていなかった。本当に驚いている」

    ルイス・ハミルトン「フェラーリの努力が報われた」
    最後のアタックだけで3番手を獲得したハミルトンは、チーム全体の成果を称えた。

    「フェラーリが2番手と3番手を獲得できたのは本当に素晴らしいことだ。ファクトリーで懸命に働いてくれている全員の努力が結果として表れたと思う」

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    ・F1オーストリアGP 予選 結果・タイムシート:ラッセルがポール獲得

  • ジョージ・ラッセルのポール確定 黄旗審議でFIAはシングルイエローと判断

    ジョージ・ラッセルのポール確定 黄旗審議でFIAはシングルイエローと判断

    ジョージ・ラッセルが2026年F1オーストリアGP予選で獲得したポールポジションは、セッション終了後に黄旗違反の審議対象となったものの、FIAが問題なしと判断したことで正式に確定した。

    最終アタックでは、マックス・フェルスタッペンが最終セクターでマシンのリアを失ってクラッシュ。グラベルを横切ってバリアに接触したことで、後続車は黄旗区間を通過することになった。

    アントネッリはアタック中止 ラッセルは走行継続
    フェルスタッペンの直後を走っていたキミ・アントネッリは、事故現場でダブルイエローが提示されたと判断し、最終アタックを中止した。そのため、Q3序盤に記録したタイムで4番手となった。

    一方、そのさらに後方を走っていたラッセルもイエローフラッグを確認して大きくアクセルを戻したが、十分なタイムマージンを生かしてラップを続行。1分06秒113を記録し、シャルル・ルクレールを約0.2秒上回ってトップに立った。

    しかし、黄旗区間を通過したことから「Yellow Flag Infringement(黄旗違反)」としてレースコントロールが事象を記録し、セッション後に審議対象となった。

    FIA「シングルイエローだった」と結論
    ラッセルはセッション後、「イエローは見えた。大きくリフトした。その時点では0.5秒リードしていて、事故現場を通過した後は0.25秒リードになっていたので問題ないと思った。本当に特別なラップだった」と振り返った。

    メルセデス代表のトト・ヴォルフも、「ジョージは約100メートルにわたってリフトし、約0.15秒タイムを失った。それでもポールラップだった」と十分に減速していたことを強調した。

    その一方でヴォルフは、アントネッリについて「彼はダブルイエローだと思った」と明かし、2人の認識が異なっていたことも説明した。

    FIAは走行データや映像を確認した結果、ラッセルが事故現場を通過した時点ではダブルイエローではなくシングルイエローが提示されていたと判断。「No Further Investigation(これ以上の調査は行わない)」と裁定し、ラッセルのタイムを正式に有効とした。

    これにより、ラッセルは黄旗違反の審議をクリアしてポールポジションを獲得。フェルスタッペンのクラッシュによって混乱したQ3は、黄旗運用の判断も含めて大きな注目を集める結末となった。

  • F1オーストリアGP 予選 結果・タイムシート:ラッセルがポール獲得

    F1オーストリアGP 予選 結果・タイムシート:ラッセルがポール獲得

    2026年F1オーストリアGP 予選の結果・タイムシート。6月27日(土)にレッドブル・リンクで2026年のF1世界選手権 第8戦 オーストリアグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にルイス・ハミルトン(フェラーリ)が続いた。アストンマーティン・ホンダはフェルナンド・アロンソは21番手、ランス・ストロールが22番手だった。

    ■ ラッセルが今季2度目のポールポジション
    ジョージ・ラッセルが1分06秒113を記録し、シャルル・ルクレールに約0.2秒差をつけてポールポジションを獲得。最終アタックでは黄旗区間を通過したため審議対象となったが、トップタイムを守り切った。

    ■ フェラーリがフロントロー獲得
    シャルル・ルクレールは最終アタックで一時暫定ポールに浮上したものの、ラッセルに逆転され2番手。ルイス・ハミルトンも3番手に入り、フェラーリは2台揃ってトップ3入りを果たした。

    ■ フェルスタッペンが最終アタックでクラッシュ
    マックス・フェルスタッペンはQ3最後のアタック中にクラッシュを喫し、タイム更新ならず。ホームレースで5番手という悔しい結果に終わった。

    ■ ハミルトンは一発勝負で3番手
    ハミルトンは最初のアタックでコースオフしたためタイムを記録できず、最後の1周勝負に。それでも3番手を確保し、高い勝負強さを見せた。

    ■ アントネッリがQ1・Q2最速も4番手
    キミ・アントネッリはQ1とQ2で最速タイムを記録。Q3でも一時暫定ポールに立ったが、最終アタックではラッセル、ルクレール、ハミルトンに逆転され4番手となった。

    ■ レーシングブルズが2台揃ってQ3進出
    リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドはQ2終盤に揃ってタイムを更新しQ3へ進出。中団勢では唯一、2台揃ってトップ10入りを果たした。

    ■ ガスリー0.040秒届かず アルピーヌはQ2敗退
    ピエール・ガスリーは最後のアタックで自己ベストを更新したものの、10番手フェルスタッペンまで0.040秒届かず11番手。フランコ・コラピントも16番手に終わり、アルピーヌは2台ともQ2敗退となった。

    ■ ウィリアムズとアストンマーティンはQ1で全滅
    ウィリアムズはカルロス・サインツJr.とアレクサンダー・アルボン、アストンマーティンはフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが揃ってQ1敗退。両チームとも厳しい予選となった。

    F1オーストリアGP 予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分07秒398 1分06秒979 1分06秒113
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分07秒543 1分07秒030 1分06秒349
    3 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分07秒290 1分06秒994 1分06秒408
    4 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分07秒083 1分06秒763 1分06秒414
    5 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分07秒407 1分07秒183 1分06秒475
    6 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分07秒259 1分06秒897 1分06秒502
    7 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分07秒487 1分06秒890 1分06秒511
    8 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分07秒408 1分07秒086 1分06秒632
    9 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分07秒385 1分07秒136 1分06秒955
    10 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分07秒549 1分07秒155 1分07秒007
    11 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分08秒038 1分07秒223  
    12 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分08秒035 1分07秒293  
    13 87 オリバー・ベアマン ハース 1分08秒061 1分07秒523  
    14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分08秒066 1分07秒611  
    15 31 エステバン・オコン ハース 1分08秒231 1分07秒817  
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分07秒894 1分08秒171  
    17 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分08秒252    
    18 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分08秒509    
    19 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分08秒945    
    20 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分09秒030    
    21 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分09秒942    
    22 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分10秒363    
  • F1オーストリアGP予選Q2:アントネッリ最速 ガスリー0.040秒差でQ3逃す

    F1オーストリアGP予選Q2:アントネッリ最速 ガスリー0.040秒差でQ3逃す

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選Q2がレッドブル・リンクで行われ、メルセデスのキミ・アントネッリが1分06秒763でトップタイムを記録した。一方、ピエール・ガスリーはわずか0.040秒差でQ3進出を逃し、レーシングブルズ勢2台がトップ10入りを果たした。

    Q2ではタイヤ戦略が大きな焦点となり、ランド・ノリスやマックス・フェルスタッペンは使用済みソフトタイヤで最初のアタックを実施。メルセデス勢は新品ソフトを投入するなど、各チームで異なるアプローチが見られた。

    アントネッリが最速 ラッセルは冷や汗
    セッション序盤はノリスが1分07秒321でトップに立つと、フェラーリ勢が続き、シャルル・ルクレールが1分07秒030で首位を奪取。ルイス・ハミルトンも0.009秒差の2番手につけた。

    その後、アントネッリが1分06秒763を叩き出してトップに浮上。対照的にジョージ・ラッセルはアタックを中断してピットへ戻り、一時はノータイムのまま残り時間が少なくなる苦しい展開となった。

    残り3分でラッセルは使用済みソフトタイヤのまま再アタックし、4番手まで浮上。チーム代表トト・ヴォルフからは無線で「ただ走れ」と落ち着くよう指示が送られ、無事にQ3進出を決めた。

    ガスリーは惜しくも11番手 レーシングブルズ2台がQ3進出
    セッション終盤にはリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドがともにタイムを更新し、フェルスタッペンは10番手まで後退する場面もあったが、辛うじてQ3進出を確保した。

    最後のアタックではガスリーが自己ベストを更新し続けたものの、最終的には11番手。10番手フェルスタッペンとの差はわずか0.040秒で、惜しくもQ3進出を逃した。

    アウディのニコ・ヒュルケンベルグ、ハースのオリー・ベアマンとエステバン・オコン、ガブリエル・ボルトレト、フランコ・コラピントもQ2で姿を消した。

    Q2敗退
    ■ 11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    ■ 12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ■ 13番手:オリー・ベアマン(ハース)
    ■ 14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ■ 15番手:エステバン・オコン(ハース)
    ■ 16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)

    Q2はアントネッリが再び最速タイムを記録し、メルセデスの速さを印象付けた。一方でガスリーはわずか0.040秒差でQ3進出を逃し、僅差の争いとなったなかでレーシングブルズの2台がトップ10入りを果たした。