カテゴリー: F1オーストリアGP

  • アストンマーティン・ホンダF1 オーストリアGP予選「現在の競争力を反映」

    アストンマーティン・ホンダF1 オーストリアGP予選「現在の競争力を反映」

    アストンマーティンは2026年F1オーストリアGP予選で苦戦を強いられ、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手に終わり、最後尾グリッドを占めた。

    チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、この結果は現在のチームの競争力を反映したものだと認めつつも、限られたパッケージの中で最大限のパフォーマンスを引き出す姿勢を強調した。

    アストンマーティンは週末を通じて冷却面の問題にも苦しみ、予選ではキャデラック勢と争うこともできなかった。それでもクラックは、限られたパッケージの中で可能な限りのパフォーマンスを引き出そうとしていると強調している。

    クラック「現在の競争力を反映した結果」
    クラックは予選を振り返り、現在の戦闘力がそのまま結果に表れたと率直に認めた。

    「今日の予選結果は、現在の私たちの競争力を反映したものだ」

    一方で、チームとしてできる限りの仕事は続けていると語り、両ドライバーの働きを評価した。

    「それでも私たちは、現在のパッケージを最大限に活用しようと努めている。ドライバーたちは、いつもどおりその力を発揮してくれた」

    決勝については厳しい展開を予想しながらも、引き続きマシンから最大限のパフォーマンスを引き出す考えを示した。

    「決勝は厳しい戦いになるだろう。しかし私たちは、マシンから可能な限りのパフォーマンスを引き出し、学びを積み重ね、オペレーション面でも強さを発揮できるよう集中していく」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソ「進歩には満足している」
    21番手となったフェルナンド・アロンソは、順位自体は想定どおりだったとしながらも、マシンのフィーリングには改善があったと語った。

    「結果は予想していたとおりだが、今週末ここまでで僕たちは前進できたと感じている。昨日のFP1から、マシンの予測しやすさや一貫性は改善された」

    「チームは改善できる部分に懸命に取り組んでくれたし、明日の決勝に向けても作業を続ける。厳しいレースになるだろうが、ここまでの進歩には満足している」

    ストロール「もう少し良い結果も可能だった」
    22番手に終わったランス・ストロールは、Q1最後のアタックでのミスが影響したと説明した。

    「今日の予選は、もう少し良い結果を出せたかもしれない。Q1最後のラップでターン4でロックアップしてしまい、そのラップを中止せざるを得なかった」

    さらに、シーズン開幕から抱える課題は変わっていないとしながらも、改善への取り組みを続けると語った。

    「シーズン開幕から乗っているのと同じマシンなので、自分たちの立ち位置は分かっている。それでもチーム全員が改善に向けて努力を続けているし、今はそこに全力を注いでいる。明日何ができるか見てみたい」

    アストンマーティンは厳しい予選結果に終わったものの、チームは現状を冷静に受け止めながら改善を続け、決勝で少しでも多くの成果を持ち帰ることを目指す。

    【関連】
    ・フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

  • マックス・フェルスタッペン 黄旗対応に驚き「シングルイエローはクレイジー」

    マックス・フェルスタッペン 黄旗対応に驚き「シングルイエローはクレイジー」

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選でクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、自身の事故にもかかわらずコース上がシングルイエローフラッグのままだったことについて「かなりクレイジーだ」と驚きを示した。

    Q3終盤のターン9でクラッシュしたフェルスタッペンは5番手となった一方、シングルイエロー区間を通過したジョージ・ラッセル(メルセデス)は適切に減速したと判断され、ポールポジション獲得が認められた。

    「ダブルイエローではなかったことに驚いた」
    フェルスタッペンは予選後、テレビインタビューエリアで初めてシングルイエローだったことを知り、その判断に驚きを隠さなかった。

    「今初めて聞いたよ。それはかなりクレイジーだね」

    ダブルイエローフラッグであれば、その区間を通過したドライバーは大幅な減速と停止できる準備が義務付けられ、ラップタイムは事実上無効となる。しかし実際にはシングルイエローが掲示されていたため、ラッセルは減速を行ったうえでアタックを続け、ポールポジションを獲得した。

    フェルスタッペン自身はクラッシュ前のラップでターン6でも挙動を乱していたが、本格的にコントロールを失ったのはターン9だったという。

    「ターン9でステアリングを切った瞬間にマシンが行ってしまった。ダウンフォースが少し失われたような感覚だった」

    「オーバーステアになることはある。でもマシンには何も変更を加えていなかったし、ある程度の余裕があることも分かっていた。だから少しだけプッシュしたんだ。無茶なレベルではない。でもステアリングを切った瞬間、本当に一気にグリップを失ってしまった」

    マックス・フェルスタッペン

    リアウイング説は否定
    チームメイトのアイザック・ハジャーは、ストレートモード解除時にリアウイングが正常に閉じなかった可能性を指摘していたが、フェルスタッペンはそれが主因ではないとの見方を示した。

    「その件については把握している。他チームも認識していると思うし、すでに対策も講じている。僕もその対応はしていた」

    「通常ならオーバーステアは修正できる。でも今回はまったくコントロールできなかった。残念ながらどうすることもできなかった」

    Q2のタイヤ戦略には手応え
    フェルスタッペンはQ2で新品タイヤを温存する戦略を採用し、3セットのみで予選に臨んだ。その判断には満足しているという。

    「ボーダーラインになることは分かっていた。カットラインがどのくらいになるかも予想していたからね」

    「それでもチームと一緒に取る価値のあるリスクだと思った。新品タイヤは3セットしかなかったから、Q3で2セット残して他のドライバーと同じ条件で戦いたかった。確かに際どかったけどね」

    Q3最初のアタックは週末ベストとも言える内容だったと振り返る一方、ポール争いは厳しかったとも認めた。

    「Q3最初のラップは本当に良かった。この週末で一番のラップだったと思う」

    「それでもポールには届かなかったと思う。最後のラップも、ターン6で起きたことが少し影響していた。そして最後はクラッシュしてしまった」

    「それでも3番手は十分狙えたと思う。メルセデスは高速コーナーで僕たちより少し強かったね」

    今回のクラッシュによりフェルスタッペンは予選5番手となったが、本人はマシンの一発の速さには一定の手応えを感じており、決勝では上位進出を目指すことになる。

    【関連】
    ・メルセデスF1新無線公開 アントネッリ「ダブルイエローだった」と主張

  • ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    ランド・ノリス マクラーレンF1の予選6番手に納得「今の実力どおりの結果」

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選で6番手となったランド・ノリスは、金曜日のフリー走行で見せた好調ぶりから上位進出への期待が高まっていたものの、最終的な結果は「今のマシンの実力どおりだった」と受け止めた。

    マクラーレンは週末序盤に力強いペースを示し、ポールポジション争いに加わることも期待されていた。しかし予選ではメルセデス、フェラーリ、レッドブル勢に及ばず、ノリスが6番手、チームメイトのオスカー・ピアストリが7番手という結果に終わった。

    「今の実力どおりの結果だった」
    ジョージ・ラッセルがポールポジションを獲得し、フェラーリ勢が2番手、3番手を独占するなか、ノリスは最終アタックでクラッシュしたマックス・フェルスタッペンにわずかに届かず6番手となった。

    ノリスは期待より低い順位だったことは認めつつも、各車の差が極めて小さかったことを強調した。

    「たぶんみんな、僕たち自身も含めて、もう少し上の順位を期待していたと思う」

    「でも実際に見てもらえれば分かるように、本当に僅差だった。僕のラップ自体はかなり良かったと思う。オスカーも言っていたように、今日みたいな日は本当に信じられないような完璧なラップを決めないと、2つか3つ順位を上げることはできない。でも、そんなラップはそう簡単には出せないし、今の僕たちのマシンでそれを引き出すのは難しい」

    そのうえで、現状のパッケージからはほぼ最大限のパフォーマンスを引き出せたとの認識を示した。

    「だから僕たちは満足している。今回も彼らにかなり近いところにいられたからね。あとは誰かが完璧なラップをまとめられず、少しミスをしてくれることを期待するしかない。でも今日はそういうことは起きなかった」

    そして率直にこう締めくくった。

    「だから、僕たちは今いるべき位置にいるということだ」

    ランド・ノリス(マクラーレン)

    決勝ではタイヤマネジメントが勝負の鍵
    一方でノリスは、決勝では予選とはまったく異なる展開になると予想している。高温コンディションが見込まれることから、タイヤマネジメントがレースを左右すると考えている。

    「決勝はとても暑くなるだろうし、タイヤのデグラデーションが大きな要素になる。バルセロナ・カタルーニャGPとよく似た展開になるはずだ」

    「戦略やピットストップなど、いろいろなことが起こり得る。でもレースをうまくマネジメントしてチャンスを生かすことができれば、良い結果をつかめるだけの状態にあると思う」

    71周で争われる決勝では、予選以上に戦略とタイヤマネジメントが重要になる見込みだ。マクラーレンは決勝ペースを武器に上位進出を狙うことになる。

    ノリスにとっては、現F1ワールドチャンピオンとして迎える今季初優勝を目指す戦いでもある。来週には母国シルバーストンでのイギリスGPを控えており、その前に待望の勝利を手にできるか注目される。

  • 2026年F1オーストリアGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1オーストリアGP 予選:全22人ドライバーコメント

    2026年F1第8戦オーストリアGPの予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が今季4回目のポールポジションを獲得した。

    フェラーリ勢がフロントロウ争いを繰り広げ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はQ3でクラッシュを喫するなど、波乱を含んだセッションとなった。

    予選後には全22人のドライバーが、それぞれの結果やマシンの手応え、決勝への展望を語った。ポール獲得を喜ぶラッセルから最後尾に終わったアストンマーティン勢まで、予選順位順にコメントを紹介する。

    1番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日のポールポジションは本当に気分がいい。Q3最後のラップは信じられないような感覚だった。コーナーをひとつ抜けるたびにコンマ数秒ずつ縮めているのが分かり、本当に素晴らしいラップだった。セッション終盤のイエローフラッグがなければ、さらに速く走れたと思う。Q1とQ2は非常に接戦で緊張感があったが、Q3では本能のままにドライブすることだけに集中し、すべてがうまく噛み合った。この週末を通してマシンには自信を持てていたし、肝心な場面で結果を出せたことを本当にうれしく思う。トトとチームは常に大きな支えになってくれている。常にコミュニケーションを取り、その信頼があるからこそ、思い切って楽しみながら走ることができたし、今日はまさにそれができた。もちろん、今日は仕事の一部を終えただけだ。本番は明日であり、非常に接戦になるだろう。フェラーリもマクラーレンも速そうだし、マックスも必ず脅威になる。ミスなくレースを進め、あらゆるチャンスを最大限に生かす必要がある」

    2番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日はマシンのフィーリングが良かった。昨夜はこのコースで競争力を高めるために必要な改善を見つけるべく、チーム全員で懸命に作業した。ドライビング面ではQ3でクリーンなラップをまとめることを目標にしていたので、それが実現できて満足している。昨日の時点では予想していなかったフロントロウからスタートできるのはうれしい。チームはアップグレードを開発し、これほど短期間でマシンへ投入するという素晴らしい仕事を続けてくれている。もしレースで前に出るチャンスがあれば、必ずそれをものにして、チームにふさわしい結果を持ち帰りたい」

    3番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日の結果には満足している。特に昨日から改善できたことを考えればなおさらだ。チームは一晩かけて問題を分析し、適切な変更を加えてくれたおかげで、今日はマシンのフィーリングが大きく向上した。Q1からQ3まで、すべての進め方が素晴らしく、チーム全員が本当にいい仕事をしてくれた。僕たちは多くの小さな改善を積み重ねながら前進を続けている。アップデートされたパワーユニットもその一歩であり、ファクトリーのみんなが毎戦努力を続けて前進を支えてくれていることをうれしく思う。一緒に積み重ねてきた仕事を誇りに思うし、その成果が少しずつ表れ始めているのは励みになる。Q3最初のアタックでは自分のミスで少しタイムを失い、それが最後のアタックへのアプローチにも影響した。それでも全体としてはこの結果に満足しているし、これからもプッシュを続ける。オーストリアのファンのみんなにも感謝したい。毎年本当に素晴らしい応援とエネルギーを届けてくれる」

    4番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「ここまで本当に前向きな週末になっていて、セッションを重ねるごとにいいペースを見せられている。予選最後のラップも順調にまとまっていて、ジョージにかなり近いタイムを出せそうだった。それは自信にもなるし、自分にとって大きな学びでもある。マシンにはとても乗りやすさを感じているし、特にロングランでは非常にいいペースを見せられたので、明日に向けて良い土台ができている。高温コンディションと大きなタイヤデグラデーションで厳しいレースになるだろうから、そのマネジメントが重要になる。戦略の選択肢もいくつかあるので、前進しながら最大限の結果を目指したい」

    5番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「Q3でああいうことになってしまったのは残念だったけど、自分は大丈夫だ。予選では新品ソフトタイヤが3セットしかなく、Q3進出もかなり際どかったが、何とかうまくいった。Q2のラップはとても良かったし、Q3最初のアタックも力強い内容だった。ただ2回目のアタックではマシンが少しナーバスになり始め、ターン6で大きなオーバーステアが出た。そしてターン9ではリアグリップを大きく失って高速でスピンし、完全にコントロール不能になった。リアの損傷で空力性能を失ったことが原因で、あの状況ではどうすることもできなかった。本当に残念だが、現実的にはポール争いは難しかったと思う。それでもラップ自体は順調で、3番手は狙えたはずだ。今は明日に向けて切り替えるだけだ。マシンの損傷はそれほど大きくないので、大きな交換作業は必要ないことを願っている。優秀なメカニックたちを信頼している。レースペースにはここ数戦でいくつか課題があるので、明日どうなるか見てみたい」

    6番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「全体としては良い一日だったし、6番手という結果も現状を考えれば悪くない。プラクティスのタイムを見るともっと期待したくなるが、シーズンを通して見ても前のマシンが強いことは分かっている。現実的には今の自分たちはこのあたりの位置にいるということだろう。ただ、このパッケージには自分たちの強みもあるし、それを最大限に生かせば明日は十分に戦える位置にいる。決勝は非常に暑くなり、タイヤのデグラデーションがバルセロナと同じように大きな要素になる。戦略やピットストップ次第でいろいろな展開が起こるはずなので、レースをうまくマネジメントし、チャンスを生かせれば良い結果を手にできると思う」

    7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「7番手。この結果は現時点での自分たちの実力を正直に表していると思う。パッケージの性能は最大限引き出せたし、ランドとのタイム差も週末を通して本当にわずかだった。それだけマシンからほぼすべてを引き出せたということだ。ただ残念ながら、ライバルたちと比べると最後のわずかな速さが足りない。メルセデスには優位性があり、フェラーリも非常に速いので、改善すべきポイントは明確だ。決勝は暑くなり、タイヤマネジメントが極めて重要になる。レースペースも非常に接近しているので、一晩かけてデータを分析し、戦略面でできることを検討する。全力を尽くしてどこまで戦えるか挑みたい」

    8番手:アイザック・ハジャー(レッドブル)
    「FP2ではマシンのセットアップに満足できなかったが、FP3では最初のラップから良い感触があり、今日はもっと良い一日になるとすぐに分かった。予選の途中ではパフォーマンスが頭打ちになっていたが、最後のアタックに向けてうまく修正できたので満足している。チームはアップグレードを投入しながら本当にいい仕事をしてくれたし、自分もマシンの力を最大限引き出した。ただ肝心な場面でデプロイメントにいくつか問題があり、本来のポテンシャルを結果で示せなかった。今日はもっと上位に行けたと思うが、明日は戦略次第で面白いレースになるだろう」

    9番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「ここまでは本当に良い週末になっているし、2台揃ってQ3に進出できた。全セッションを通してマシンのフィーリングは良く、サーキットでもファクトリーでもみんなが素晴らしい仕事をしてくれていることに満足している。今週末は多くのチームがアップグレードを投入してきたので厳しい戦いになることは分かっていた。それでも接戦を制して中団トップに立てたのは非常に良い結果だ。明日は暑くなり厳しいレースになる。バルセロナほどタイヤに厳しくはないかもしれないが、スライド量が多いためデグラデーションは依然として重要な要素になる。一晩かけて準備を進め、ポイント獲得に向けてベストな状態で臨みたい」

    10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    「ポジティブな土曜日だった。チームは今回も本当に素晴らしい仕事をしてくれて、速く競争力のあるマシンを用意してくれた。2台揃ってQ3に進出できたのは素晴らしいチームの成果であり、みんなに大きな称賛を送りたい。最後のアタックも決して悪くはなかった。すべてを完璧にまとめられていればコンマ15秒ほど縮められたと思うが、週末序盤の状況を考えれば悪くないスタート位置だ。明日に向けても自信はある。再び高温になる見込みなのでタイヤデグラデーションが重要な要素になるだろう。ただ、バルセロナほど厳しくならないことを願っている」

    F1 オーストリアGP 予選

    11番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日は本当にベストな結果を目指していたが、接戦になることは分かっていた。Q1最初のラップが良かったおかげで、新品タイヤを1セット残したままQ2へ進むことができ、トップ10進出へ向けて最高のチャンスを作れた。Q2最後のラップも本当に良い出来で、フィニッシュラインを越えた瞬間には『これで突破できた』と思ったが、わずかに届かなかった。正直、これ以上大きくタイムを縮める余地はなかったと思うし、今週末のレーシングブルズは少し速かった。どちらか1台でも前で予選を終えられればボーナスだったと思う。それでも昨日から大きく前進できたことには満足しているし、マシンのフィーリングもかなり良くなったので明日に向けては楽観的だ。戦う相手はレーシングブルズであり、スタートで1台でも前に出たい。昨日のロングランではタイヤデグラデーションも悪くなかったし、自分たちは決勝で一段階良くなる傾向があるので、面白い戦いになるはずだ。ポイント争いができることを期待している」

    12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    「今日は自分のラップにとても満足しているし、週末全体を通しても良い内容になっている。トップ10には届かなかったが、この予選ラップは理想に限りなく近いものだったと思うし、すべてのコーナーで見せたペースにも勇気づけられた。ここ数戦はマシンを快適なウインドウに入れられず苦労していたが、今回は違う方向性を試したことでうまく機能した。この週末に投入したアップグレードも自分たちに合っているようだ。ヒンウィルとノイブルク、そして現場のチーム全員が本当に懸命に働いてくれており、その努力が報われ始めているのを見るのはうれしい。これが正しい方向への一歩となり、この先も自信を積み重ねていきたい。今は明日のレースに集中し、自信を取り戻しながら前進していきたい」

    13番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「一方では自分のパフォーマンスには満足している。Q1では素晴らしいラップをまとめられたし、Q2でも同じような走りができたと思う。マシンからこれ以上引き出せるものはほとんどなかったし、それはドライバーとして満足できることだ。ただ、一番強い感情は悔しさだ。ここ5戦で最もマシンのフィーリングは良かったにもかかわらず、競争力自体は変わっていない。予選ではいつも、すべてが完璧に決まり、自分が最高のラップを走れれば奇跡的にQ3へ行けるかもしれないと思って挑んでいる。しかし今日は、それだけ完璧に近い仕事をしてもQ3にはまったく届かなかったことが明らかになってしまった」

    14番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    「ここまでは厳しい週末になっている。このコースはタイム差が本当に小さく、予選ではマシンとのリズムを完全にはつかめなかった。こういうサーキットではそれだけで大きな違いになる。このコースはバルセロナほど自分たちに合っておらず、改善しなければならない点もまだ残っている。それでも明日に向けてはもう少し楽観的だ。ロングランのペースは予選よりも良かったし、高温コンディションではタイヤマネジメントと信頼性が重要になる。クリーンなレースができればチャンスはあるはずだ」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「チームが一晩でマシンの多くのパーツを交換してくれたおかげで、Q2進出を決めることができたラップは本当に良かった。ただ、まだ原因が分からないいくつかの問題を抱えていて、それについては詳しく調査する必要がある。明日のレースで大きな影響が出ないことを願っているし、チームならできるだけ早く解決してくれると信じている。本当に難しい状況だった」

    16番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日の予選は自分たちにとって良い結果ではなかった。Q2で競争力のあるラップをまとめることができず、本来のポテンシャルを示せなかった。午後は午前中よりマシンのフィーリングが改善し、バランスも少し良くなったが、限界を探ってプッシュすると依然として予測しづらい挙動があった。このコースではそれが必要であり、少しでも余力を残すことはできない。コースが短く各チームの差も非常に小さいので、思い切って攻めなければすぐに3~4ポジション落ちてしまう。最後のQ2アタックではターン1でよりスピードを持ち込もうとして大きくリアが出てしまい、コースアウトしてラップを中止した。最後のアタックを完了できず、もっと上位からスタートするチャンスを失ったのは残念だ。燃料を積んだレースではマシンの方が強さを発揮する傾向があるので、前の集団へ追いつきながら順位を上げたい」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「厳しい週末ではあるが、Q1最後のラップにはとても満足しているし、あと少しでQ2へ進めるところだった。ただ残念ながら純粋な速さが足りなかった。今週末はずっとグリップ不足とマシン重量に苦しんでおり、さらに暑さも加わって問題が重なってしまった。多くのチームがアップグレードを投入してきたこともあり、その差を強く感じている。この週末が底であり、シルバーストン以降は再び改善の流れに戻れることを期待している。明日のレースは厳しいものになると思うが、信頼性は常に重要な要素なので、チャンスがあれば最大限生かしたい」

    18番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「悔しい土曜日になったが、今日はこれ以上できることはほとんどなかった。セッションごとに前向きな変更を加えることはできたものの、残念ながら純粋なペースが足りない。ターン1から4までは中団勢と戦えるが、高速コーナーでは差が大きく広がってしまう。これはバルセロナでも見られた傾向だ。FP3では一発の速さよりもロングランとレースペースに重点を置いたが、それでも今週末にはもう少し期待していた。ただ、この暑さによって自分たちの弱点がさらに露呈したと思う。ここはオーバーテイクのチャンスがあるサーキットなので、決勝では順位を取り戻せることを期待し、その機会を最大限に生かしたい」

    19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
    「昨日は走行時間を失った影響があり、今日は厳しい一日になったが、全体としては自分たちにできることは最大限やれたと思う。明日はタイヤデグラデーションが非常に重要で難しいレースになると分かっているので、今日はレース準備に重点を置いた。全体の差は非常に小さいが、自分たちには良いレースペースがあると感じているので、このアプローチが報われることを期待している」

    20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
    「今日はもう少し上を狙えたと思う。最後のアタックではチェコとの距離が近すぎてトラフィックの影響を受け、おそらくコンマ2秒ほど失ってしまった。昨日はいろいろな問題があったが、それでもアップグレードを機能させながらマシンを良い状態に持っていくことができた。中団との差を少しずつ縮めていかなければならないことは分かっている。明日は高温の中で厳しいレースになるが、どこまで戦えるか見てみたい」

    21番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「結果は予想どおりだったが、この週末を通しては前進できていると感じている。昨日のFP1から比べると、マシンの予測しやすさと一貫性は改善している。チームは改善できる部分に懸命に取り組んでくれており、明日に向けても引き続き準備を進めていく。厳しいレースになるだろうが、ここまで積み重ねてきた進歩には満足している」

    22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はもう少し良い予選結果を出せた可能性はあった。Q1最後のラップでターン4でタイヤをロックさせてタイムを失い、そのままアタックを中止しなければならなかった。今シーズン開幕から抱えているのと同じマシンなので、自分たちの現状は理解している。それでもチーム全員が改善へ向けて努力を続けており、今はそこに全力を注いでいる。明日どこまで戦えるか見てみたい」

  • ヘルムート・マルコ欠席のレッドブルF1 オーストリアでフェルスタッペン残留交渉

    ヘルムート・マルコ欠席のレッドブルF1 オーストリアでフェルスタッペン残留交渉

    レッドブルの元モータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコが、母国レースとなる2026年F1オーストリアGPを欠席することが明らかになった。その背景には、チーム首脳陣との関係悪化や、マックス・フェルスタッペンの将来を巡る重要な協議が行われるとの見方が浮上している。

    一方、レッドブルは今季最大規模のアップグレードを投入し、メルセデスとフェラーリとの差を縮めることを目指している。フェルスタッペンもチームの競争力回復が自身の去就を左右する重要な要素であることを認めた。

    マルコ欠席の背景とフェルスタッペン残留交渉
    ドイツ紙『Bild』によると、昨季限りでレッドブルのモータースポーツアドバイザーを退任したヘルムート・マルコは、現在の経営陣との対立を避けるため、オーストリアGPへの来場を見送ったとされる。

    同紙はさらに、レッドブル首脳陣がレッドブル・リンクに集結し、フェルスタッペンに長期残留を決断させるための協議を行うと報じた。契約に盛り込まれた離脱条項をチーム側が買い取る可能性も取り沙汰されている。

    マルコ自身も、フェルスタッペンとの話し合いは避けられないと認めた。

    「彼にとって最も重要なのは常に競争力だ」

    「トップドライバーは誰もがパフォーマンス条項を契約に盛り込んでいる。その意味で、この時期に話し合いが行われるのは当然だ」

    「できるだけ早く双方が再び合意に達するのが理想だ」

    フェルスタッペン「今でも頻繁に連絡を取っている」
    フェルスタッペンは当初、マルコがシュピールベルクを訪れるものと思っていたという。

    「来ると思っていたけど、来ないと聞いた」

    「僕たちは本当に多くの時間を一緒に過ごしてきた。彼がここにいないのは少し違った感じがする」

    「でも今でも頻繁に連絡を取り合っているし、いろいろな話をしている」

    「一緒に成し遂げたことや素晴らしい時間を振り返ることの方が大切だ。彼がここにいないことばかりを考えているわけではない」

    「本当に素晴らしい思い出ばかりだし、今でも定期的に電話をしている。レースだけではなく、人生のさまざまなことについて話している」

    大型アップグレード投入も「最後の一歩が最も難しい」
    今回のオーストリアGPでは、レッドブルが今季最大規模となるアップグレードを投入している。

    フェルスタッペンは今回の開発が極めて重要だと強調した。

    「チームにとって本当に重要なアップデートだ」

    従来の改良については一定の成果を認めつつも、さらなる前進の難しさを口にした。

    「これまでの改善は良かった。でも、あれは比較的簡単なステップだった」

    「大きく遅れている時は追いつくための改善はしやすい。でも本当に難しいのは最後の一歩だ。勝利を争えるレベルまで到達することが一番難しい」

    また、競争力が回復するまでどれだけ待てるかとの質問には、マクラーレンのオスカー・ピアストリとのシート交換説も浮上する中、慎重な姿勢を崩さなかった。

    「様子を見るしかない」

    「今は答えるのが難しい。僕たちは4番手のチームでいることを望んではいないし、改善したい。そのために全力で取り組んでいる」

    暑さ対策には冷却ベストを使用せず
    オーストリアでは高温が予想され、FIAは冷却ベストの使用を認める暑熱対策プロトコルを発動した。

    しかしフェルスタッペンはレース中の着用を見送る考えを示した。

    「暑い? だから何だという話だ」

    「今のF1マシンはそれほど身体的に厳しいものではない。レース前には冷却ベストを着るけど、それで十分だ」

    「これまでも暑いレースは何度も経験してきたし、去年のオーストリアも暑かった」

    今回のオーストリアGPでは、マルコ不在という異例の状況の中で、フェルスタッペンの将来を巡る協議と大型アップグレードの成果が大きな焦点となっている。レッドブルが競争力を取り戻せるかどうかは、エースドライバーの長期的な去就にも少なからず影響を与えることになりそうだ。

  • アルピーヌF1 オーストリア予選に落胆「結果には満足できない」

    アルピーヌF1 オーストリア予選に落胆「結果には満足できない」

    2026年F1第8戦オーストリアGP予選で、アルピーヌは2台ともQ3進出を逃し、チームは厳しい結果を受け止めた。スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンは、週末の目標である2台揃ってのトップ10入りを達成できなかったことに不満を示した。

    ピエール・ガスリーはQ2で11番手となり、Q3進出ラインのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)までわずか0.040秒差に迫った。一方、フランコ・コラピントはQ2最後のアタックでターン1でマシンが大きく乱れ、ラップを中断せざるを得ず16番手に終わった。

    ニールセン「結果には満足できない」
    予選後、スティーブ・ニールセンは今回の結果に失望を隠さなかった。

    「今日の結果にも、一日の進め方にも完全に満足することはできません。私たちは毎週末、2台ともトップ10に入れ、決勝でポイントを争える位置につけることを目標にしています」

    今回の予選では、リアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドの2台をQ3へ送り込んだレーシングブルズとの差も明確だった。

    「今日のレーシングブルズの速さを見る限り、少なくとも予選の一発の速さでは彼らと戦うことはできませんでした。最終的には、このサーキット、このコンディションにおける私たちの現在地を示す妥当な結果だったと思います」

    ドライバーではなくマシン性能が課題
    ニールセンは今回の敗因をドライバーではなくマシンのパフォーマンスに求めた。

    「2人ともマシンから可能な限りのパフォーマンスを引き出そうと全力を尽くしていました。ピエールは素晴らしい仕事をし、Q3進出まであと少しというところまで迫りました。しかし、マシンの挙動を見ても分かるように、決して運転しやすい状態ではなく、大きく動いていました」

    「フランコについても同じです。彼は良いペースを見せていましたが、Q2最後のアタックでターン1で大きくマシンを乱し、そのラップを諦めることになりました」

    新パーツの理解を進め決勝で巻き返しへ
    アルピーヌはオーストリアGPに向けてA526へ新型フロントウイングなどを投入したが、その効果を完全には引き出せていないという。

    「私たちはまだ新しいパーツについて学んでいる段階であり、その性能を最大限に引き出そうとしているところです。金曜日やこれまでのレースでも示してきたように、決勝ではより競争力を発揮できると考えています。明日のグランプリではポジションを上げることが目標です」

    予選では厳しい結果となったアルピーヌだが、チームはレースペースには一定の手応えを感じており、新パーツへの理解を深めながら決勝での追い上げを目指す。

  • セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    セルジオ・ペレス キャデラックF1大型改良も「望むほど大きな前進ではない」

    キャデラックは2026年F1第8戦オーストリアGPで、今季最大規模となる10項目のアップデートを投入した。しかし、セルジオ・ペレスは一定の進歩を認めながらも、ライバルとの差は依然として大きく、「望んでいたほど大きな前進ではない」と率直な評価を下した。

    今回のアップデートはペレス車に投入され、ボディワークやサイドポッドのインレット、ディフューザー、ビームウイング、さらにフロアを中心とした空力パッケージを大幅に刷新。空力効率の向上とフェラーリ製パワーユニットの冷却性能改善を狙ったものだった。

    しかし、金曜日のフリー走行ではペレスが2回のセッションともトラブルに見舞われ、チームメイトのバルテリ・ボッタスもFP1を走行した後、組み付けの問題でFP2を欠場。十分な評価を行えないまま予選を迎えることになった。

    特殊なレッドブル・リンクでは判断が難しい
    予選ではペレスがウィリアムズ勢から1.4秒以内の差にまとめ、アストンマーティンとの差を広げるなど改善の兆しも見えた。しかしペレスは、レッドブル・リンク特有の条件ではアップデートの効果を正確に判断するのは難しいと語った。

    「比較するのは本当に難しいと思う。でも全体的には、あらゆる面で少しずつ前進できている」

    「ただ、この高地と、このサーキット特有の性質を考えると、シルバーストンの方がもっと正確な判断材料になると思う」

    中団との差は依然として大きい
    一方で、ペレスは改善幅そのものには満足しておらず、中団グループとの差が依然として大きいことを課題として挙げた。

    「全体としては前進しているように思う。でも、望んでいるほど大きなステップではない。こんな短いサーキットなのに、次のポジションまでまだコンマ4秒も差がある。そのギャップはかなり大きい」

    「だから、まだ改善すべきことはたくさんある。レースではもっと競争力を高めたいと思っているし、そこが一番重要な部分だ」

    さらに、タイヤのセットアップにも大きな変更を施したことを明かし、決勝での改善に期待を寄せた。

    「タイヤに関しても多くの変更を加えた。明日はそれが良い結果につながってくれればいいし、そこでさらに進歩が見られることを期待している」

    今回の大型アップデートはキャデラックにとって重要な開発ステップとなったが、ペレス自身は評価を急がず、より一般的なレイアウトを持つ次戦シルバーストンで真価を見極めたい考えを示した。現時点では確かな前進は感じられるものの、中団争いに加わるためにはさらなる開発が必要との認識を示している。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに期待「3秒速くなれば最高」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選後、依然としてチームはグリッド最後尾に位置しているものの、ここ数戦で苦しんできたマシンの根本的な問題が改善されつつあると明かした。

    大幅アップデート版となるAMR26Bの投入は、ハンガリーGPまたはオランダGPを予定しており、「トンネルの出口が見え始めた」と前向きな姿勢を示している。

    予選結果以上に得られた手応え
    オーストリアGP予選でアロンソはQ1最下位の21番手に終わり、トップとの差は2.9秒と依然として大きかった。

    しかしアロンソは、ラップを通じて一貫した挙動を示すマシンになったことを最大の収穫として挙げた。

    「いい予選だった。マシンの力を最大限に引き出せたと思う」

    「これまでの予選では、エネルギーマネジメントの一貫性に問題があって、周回ごとに挙動が変わっていた。ここでは安定していて、ドライバビリティも改善された」

    これまでAMR26は、エネルギー回生・放出の不安定さやギアボックスの同期不良により、ブレーキングやコーナリングで予測しづらい挙動を見せ、ドライバーを苦しめてきた。

    アロンソによれば、それらの問題は今回大きく改善されたという。

    「変更を加えてから大きく改善した。エンジンにも問題があったが、週末を通して多くの作業を行った」

    また、新型マシン投入を待つ状況でも開発を続けるチームの姿勢を高く評価した。

    「最後尾にいて、新しいアップデートパッケージを待っている状況では、諦めて新車を待つだけになりがちだ」

    「それでもチームのみんなは、まるで表彰台争いをしているかのように全力で取り組んでくれている。ドライバーとしても、自分だけ諦めるわけにはいかないと思える。みんな本当に集中している」

    AMR26Bはハンガリーかオランダで投入へ
    アロンソは、大規模アップデート版となるAMR26BがハンガリーGPまたはオランダGPでデビューする見込みだと説明した。

    ただし、重要なのは投入されるパーツがどれだけ競争力向上につながるかだと強調している。

    「すべては新しいマシンとパーツ次第だ。もし0.1秒や0.2秒しか速くならないなら十分ではない。3秒速くなるなら最高だけどね」

    「より良いベースで仕事ができるようになる。本当に大きなアップデートで、正しい方向性を見つけられることを期待している。シーズン序盤はつまずいたが、ようやく光が見え始めている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    課題はホンダPUだけではない
    アロンソは、パフォーマンス不足の原因はホンダ製パワーユニットだけではなく、空力にも大きな問題が残っていることを隠さなかった。

    特に高速域でダウンフォースが安定しないことが、現在の最大の弱点だという。

    「空力には問題がある。失速やダウンフォースの喪失が起きている。飛行機じゃなくて良かったよ」

    「その空力の喪失によって、とても遅くなってしまう。夏休み後には空力プラットフォームを安定させることが最大の課題になる。それが今回の最大の変更点になるはずだ」

    「その後は数か月かけて、少しずつパワーも取り戻していくことになるだろう」

    アストンマーティンは依然として最後尾グループに沈んでいるものの、アロンソはマシンの扱いやすさという基礎部分には改善を実感している。チームはハンガリーGPまたはオランダGPで投入予定のAMR26Bを巻き返しの切り札と位置付けており、空力性能の改善とともに戦闘力向上を目指していく。

    【関連】
    ・アストンマーティンF1 AMR26Bでアルピーヌ超えへ「中団首位を目指す」

  • シャルル・ルクレール フェラーリF1今季最高2番手「自信を取り戻したい」

    シャルル・ルクレール フェラーリF1今季最高2番手「自信を取り戻したい」

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選で2番手を獲得した。モナコ、バルセロナ・カタルーニャGPと予選で不運が続いていただけに、久々のフロントロー獲得を「自信を取り戻すきっかけにしたい」と前向きに受け止めた。

    Q3終盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がターン9でクラッシュ。一時はルクレールがポールポジションを獲得したかに思われたが、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がシングルイエロー下でアタックをまとめ逆転。ルクレールは2番手となった。

    失っていた自信を取り戻したい
    ルクレールは、ここ数戦の不運が心理面にも影響していたことを率直に認めた。

    「もちろん少しうれしい。でもポールか優勝でなければ満足はしない。できれば、この流れが早く変わってほしい」

    「ここ最近の2戦は土曜日が苦しかった。でも速さ自体はあった」

    「問題は日曜日だった。メカニカルトラブルが続いてポイントを獲れず、それが頭に残っている」

    その影響から、今回はまずミスのない週末を送ることを最優先に考えていたという。

    「だから今は、とにかくクリーンなラップを走り、クリーンな週末を過ごして、またポイントを積み重ねてリズムを取り戻そうという気持ちだった」

    「予選では少し余裕を残して走っている感覚がある。それはここ数戦を考えれば自然なことだ」

    「以前のような自信を取り戻して、このマシンからもっと引き出せるようになりたい」

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    ポールよりもクリーンな予選を優先
    ルクレールは最終アタックについて、限界まで攻めるよりもミスなくまとめることを優先していたと説明した。

    「正直に言うと、それほど特別なラップではなかった」

    「今日はとにかくクリーンな予選、クリーンなラップをまとめたいと思っていた。そういう気持ちで走ると、少し余裕を残してしまうこともある」

    それでも、その判断に後悔はないという。

    「でも後悔はしていない。仮にもっと攻めていたとしてもジョージには勝てなかったと思う。だから今日は2番手がベストだった」

    決勝はメルセデスへの挑戦
    フェラーリはルクレールが2番手、ルイス・ハミルトンが3番手と2台揃って上位グリッドを獲得。決勝では2台体制を生かし、メルセデス勢への挑戦を狙う。

    しかしルクレールは、ライバルの速さも高く評価している。

    「簡単ではないと思う。メルセデスは金曜日からずっと非常に速かった」

    「でも諦めるつもりはない。明日はできることをすべてやる」

    「現時点ではメルセデスにアドバンテージがあると思う」

    それでも、久々に予選で結果を残したことはルクレールにとって大きな意味を持つ。失いかけていた自信を取り戻し、フェラーリとともに決勝でメルセデスに挑む。

  • ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン メルセデスF1撃破へ「2台でプレッシャーをかけたい」

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は2026年F1第8戦オーストリアGP予選で3番手を獲得した。ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得し、チームメイトのシャルル・ルクレールが2番手に入った中、決勝ではフェラーリ2台による戦略を武器にメルセデスへ挑む考えを示した。

    フェラーリは予選でルクレールが2番手、ハミルトンが3番手と2台揃って上位グリッドを確保。前方にはラッセル、後方には4番手のキミ・アントネッリがおり、スタート直後から両チームによる戦略戦が注目される。

    フェラーリ2台でメルセデスに挑む
    ハミルトンは、決勝ではフェラーリの2台体制を最大限に生かした戦略が重要になると語った。

    「今週末は勝利を争えるとは思っていなかった。彼らは週末を通して僕たちよりコンマ6秒速かった」

    「一晩でその差をコンマ3秒縮めることができたけど、それでも今日はコンマ2〜3秒ほど遅れている」

    「明日彼らに挑戦するのはとても難しい。でもターン3まで長いストレートがあるから、うまく協力できればチャンスはあると思う」

    「シャルルがすぐ近くにいるのは本当に心強い。戦略面で協力して、彼らにプレッシャーをかけられたらいいと思っている」

    さらに、予選でメルセデスとの差を大きく縮められたことを前向きに評価した。

    「一晩で大きく前進できたと思う。昨日はコンマ6秒離されていたけど、今日はコンマ3秒弱まで縮められた。それは本当にポジティブなことだ」

    「レースペースがどうなるかはまだ分からない。でも明日はもっと彼らに近づけることを願っている」

    「フェラーリ2台がメルセデス2台の間にいる。この状況を生かして、戦略をうまく実行し、ずっとプレッシャーをかけ続けたい」

    ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリ)

    アップグレードに手応え
    ハミルトンはQ3最初のアタックでターン1とターン3でミスを喫し、その後は燃料不足のため追加アタックができず、実質1回のアタックで予選を終えた。

    それでも予選3番手については納得しているという。

    「彼らは週末を通して速かった。ジョージにはおめでとうと言いたい。でもシャルルと一緒にここへ来られたことは素晴らしいし、フェラーリにとって本当に良い結果だった」

    「これはファクトリーのみんなが積み重ねてきた努力の成果だ」

    また、今大会で投入したアップグレードについても前進を実感している。

    「エンジンには新しいアップグレードが入り、少し前進できた。それに加えてクルマにも細かな改良を加えた」

    「チーム全員が本当にハングリーだ。毎戦少しずつでも改善を続けている姿を見るのは素晴らしい」

    「だからこそ、こうして上位で戦える位置まで来ることができた」

    一方でFP3では好感触だったバランスが、予選ではブレーキング時を中心に変化したことも明かした。

    「今朝のFP3ではとても感触が良かった。でも予選では特にブレーキングで少しバランスに苦しんだ」

    「Q3ではターン1とターン3でミスをして、そのラップを失ってしまった。最初のアタックを失った状況を考えれば、3番手という結果には満足している」

    フェラーリは2台がラッセルとアントネッリの間に割って入る理想的なグリッドを確保した。ハミルトンは、このアドバンテージを生かした戦略でメルセデス攻略を狙っている。