カテゴリー: F1オーストリアGP

  • 角田裕毅は9番手 … F1オーストリアGP FP3:結果・タイムシート

    角田裕毅は9番手 … F1オーストリアGP FP3:結果・タイムシート

    2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。6月28日(土)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのフリープラクティス3(FP3)が行われた。

    トップタイムを記録したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は9番手タイムだった。

    マクラーレンが再び1-2、ノリスが圧巻の最速タイム
    ランド・ノリスが1分04秒324でトップに立ち、チームメイトのオスカー・ピアストリもわずか0.118秒差の2番手に。前日FP2に続き、マクラーレンF1が再び1-2体制を築き、週末を通じて仕上がりの良さを見せている。

    角田裕毅が9番手、復調の兆しを見せる
    角田裕毅は終盤のアタックで1分05秒139を記録し、9番手につけた。ターン1でのスピンもあったが、予選シミュレーションではしっかりとタイムをまとめており、Q3進出へ期待が高まる内容だった。

    スピン多発、終盤は黄旗が連続
    フェルスタッペン、角田、ルクレール、ハジャーがそれぞれ異なる場所でスピンを喫し、終盤は黄旗が断続的に出された。タイヤの限界と暑さの影響により、グリップを失う場面が目立った。

    フェルスタッペンは3番手、最終コーナーでスピンも
    マックス・フェルスタッペンは1分04秒534で3番手タイムを記録。観客の前で堅実なラップを披露したが、最後のアタックでは最終コーナーでスピンを喫し、タイヤにダメージを負った。

    ピアストリのマシンはテープ修復、それでも2番手
    ピアストリはフロアに軽い損傷を負ったが、応急処置で再出走し、予選シミュレーションでは第1セクターでパープルを記録。最終的にはノリスに次ぐ2番手となり、マクラーレンの総合力を証明した。

    2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分04秒324   21
    2 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分04秒442 0.118 20
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分04秒534 0.210 28
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分04秒574 0.250 20
    5 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分04秒790 0.466 23
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分05秒018 0.694 18
    7 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分04秒053 0.729 18
    8 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分05秒062 0.738 20
    9 22 角田裕毅 レッドブル 1分05秒139 0.815 17
    10 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分05秒182 0.858 18
    11 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分05秒182 0.858 19
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分05秒283 0.959 21
    13 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分05秒314 0.990 18
    14 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分05秒326 1.002 22
    15 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分05秒358 1.034 21
    16 87 オリバー・ベアマン ハース 1分05秒366 1.042 21
    17 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分05秒366 1.042 26
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分05秒519 1.195 21
    19 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分05秒546 1.222 26
    20 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分06秒023 1.699 18
  • 2025年F1 オーストリアGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 初日フリー走行:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP初日のフリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。6月27日(金)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    F1オーストリアGPの初日を締めくくるフリー走行2回目は、マクラーレン勢が圧倒的なスピードを見せつけた。ランド・ノリスがトップタイムを記録し、チームメイトのオスカー・ピアストリも0.157秒差で2番手に続いた。2人とも予選を見据えて好感触を得ており、マクラーレンが週末の主導権を握る展開となっている。

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、レースエンジニア不在の中でも3番手に食い込む力強いパフォーマンス。角田裕毅もセッションを通して自信を深め、7番手に浮上した。アストンマーティン、フェラーリ、メルセデスもトップ10に複数台を送り込み、明日の予選に向けて各陣営が手応えをつかんでいる。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「週末のスタートとしては良い一日だった。FP2では少し遅れを取り戻す必要があったが、アレックスが午前中に素晴らしい仕事をしてくれて、クルマを改善するための重要なフィードバックをチームにもたらしてくれた。いくつかポジティブな前進もあったし、今はいい感触を得ている。明日、限界で完全に納得できる状態にするため、チームと協力して作業を進めるつもりだ」

    2番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「まずまずの金曜日だった。ペースは良く、クルマの感触も悪くない。予選で最大限の力を発揮するために、今夜取り組むべき点はいくつかあるが、今のところは満足しているし、明日が楽しみだ」

    3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日は全体的に順調で、大きな問題もなかった。ショートランでもロングランでもアンダーステアが少し強かったので、そこは明日に向けて修正しなければならない。今日はサイモンとの仕事が本当に良かった。彼とは以前からガレージの反対側やシミュレーターでも関わりがあって、経験も豊富だ。とてもやりやすくて、有意義な一日だった」

    4番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「オーストリアに戻ってこられて嬉しかった。このサーキットは楽しいし、毎年楽しみにしている。ここ数週間でクルマに改善が見られているので、今回も全力を尽くす。まだ週末の序盤だから他チームとの比較は難しいが、クルマの感触は良好だし、今日は予定していたプログラムも順調にこなすことができた。明日の展開が楽しみだ」

    5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「今日初めてFP2でクルマに乗ったが、サーキットにはすぐに馴染めた。ただ、クルマのフィーリングはまだ完全に満足できるものではない。いつも通りレースペースは良さそうだが、予選用のセッティングには改善の余地がある。スタート位置をもっと前にして、日曜にトップ争いができるように明日までに仕上げていく」

    オーストリアグランプリ 2025年のF1世界選手権 角田裕毅

    6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は少し苦戦したが、午後のセッションは事前の見立て通りだった。FP2のシングルラップでのペースは予想外に良くて驚いた。クルマのバランスは良かったが、FP2では少し後退した感触がある。そこは今夜分析して、午前中に見つけた理想の状態に戻すつもりだ。マクラーレンの速さを考えると、ポールポジション争いは難しそうだが、トップ5は狙いたい。ここは路面が荒れていて我々にとっては厳しい条件だが、最適化のために努力を続ける」

    7番手:角田裕毅(レッドブル)
    「FP1からFP2にかけて、すべてが良い方向に進んだと思う。まだ足りない部分はあるけど、いくつかポジティブな点も見つけられたし、明日に向けてこの流れを維持しながら、さらに詰めていきたい。

    このタイプの高速サーキットでは自信がとても大事で、FP2ではクルマに対してその自信がかなり持てた。僕にとってはそれが何より重要なんだ。まだこのクルマについて学んでいる最中だし、大事なセッションに向けて良い積み重ねをしていくことが必要。今のアプローチには満足しているし、あとは明日、それをすべてまとめるだけだ」

    7番手:角田裕毅(レッドブル)
    「FP1からFP2にかけて、すべてが良い方向に進んだと思います。まだ足りない部分はあるんですけど、いくつかポジティブな要素も見つけられたので、明日に向けてこの流れを維持しながら、さらに詰めていきたいです。このタイプの高速サーキットでは自信がとても重要なんですが、FP2ではその自信をかなり持てるようになりました。自分にとってはそれが何より大事なので、満足しています。まだこのクルマのことを学んでいる途中ですし、大事なセッションに向けていいビルドアップが必要なので、これまでのアプローチには満足しています。あとは明日、それをすべてまとめきるだけです」

    8番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日は本当にポジティブな一日だった。アップグレードは正しい方向に機能していて、走るたびにクルマにどんどん馴染んでいくのを感じた。このサーキットは昔から好きで、F4、F3、F2のどのカテゴリーでも結果を出してきた。最初のラップから良いフィーリングだった。まだ金曜日だから改善すべき点はあるが、一歩ずつ前進できている。今のペースを維持できれば、今季初のQ3進出も見えてくる。今日得られたフィードバックをもとに作業を続けて、明日に向けて全力を尽くす」

    9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「ここ数戦はポイントが取れているし、クルマも少しずつ本来の状態に戻ってきている気がする。まだ理想的なウィンドウには入っていないが、週末の進行とともにどう改善できるかを見ていく。全体的にすごく接戦になっているから、明日の予選では完璧なラップが必要だし、レースペースも重要になる」

    10番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP1ではギアボックスのトラブルで走行時間を失ってしまい、少し遅れをとった。FP2はスムーズだったが、まだ求めているペースには届いていない。今夜のうちにやるべき作業が残っているし、チームと一緒に正しい方向を見つけたい」

  • 2025年F1 オーストリアGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP 初日フリー走行:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1 オーストリアGP初日のフリー走行で11番手以下だったドライバーのコメント。6月27日(金)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのフリープラクティスが行われた。

    中団以降では、レーシングブルズのリアム・ローソンとアイザック・ハジャーが12・13番手につけ、まずまずの仕上がりを示した。アルピーヌのピエール・ガスリーはフロア損傷に見舞われながらも14番手を確保し、ハース勢も徐々に調子を上げてきている。なお、キミ・アントネッリは11番手にとどまりつつもロングランでの手応えを語った。

    一方、ウィリアムズはFP1で好調だった反動か、セッティング変更が裏目に出て2台揃って苦戦。コラピントは最下位に沈んだ。ザウバーではガブリエル・ボルトレトがトップ10入りの好走を見せた一方、ニコ・ヒュルケンベルグは低迷。チーム間の差がわずか数コンマに収まるこの短いサーキットでは、ほんのわずかな進化が明日の予選結果を大きく左右しそうだ。

    11番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「全体的には難しい一日だったが、学びは多くてポジティブな内容だった。FP1もFP2も走り出しは良かったが、このサーキットは短いのでシングルラップでうまくまとめるのが難しい。ソフトタイヤではどのラップも少しずつミスがあり、最大限の力を出し切れなかった。明日のFP3ではそこを改善するつもりだ。ロングランの方はまずまずで、クルマのバランスも悪くなかった。荒れた路面のサーキットはこれまで我々にとって難しい条件だったが、W16の最近の改善が役立っていればいい。今夜は注力すべきポイントがはっきりしているから、さらに前進した状態で週末に臨みたい」

    12番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「今週末はここまでかなり接戦になっている。レッドブル・リンクは1周が短いので当然だが、シーズンを通してグリッド全体がこれほどタイトな状態で続いている。予選は特に競争が激しくなるはずだ。クルマの状態は悪くないが、まだ改善の余地はある。今のところは良いウィンドウに入っていると思うし、もっと速さを引き出せるはず。Q1ではトラフィックが大きな課題になるから、タイヤの温度管理やアウトラップの手順も非常に重要になる。できる限りの準備をして、結果につなげたい」

    13番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「今日はFP1とFP2で似たような感触だった。FP2の方が少しだけ快適に走れたが、ここはとにかくフィールド全体の差が非常に小さい。あとコンマ数秒あれば順位は大きく変わる。Q3進出は簡単ではないが、すべてをまとめることができれば可能性はある。現時点ではアストンマーティンの方がやや速い印象だが、我々も全力を尽くす」

    14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はアップダウンのある一日だったし、まだ改善の余地がある。毎週金曜日に言っているが、特にここではラップが短いのでタイム差が非常にタイトだ。コンマ1秒、2秒で6〜7ポジション動く。それだけにラップをまとめて細部を突き詰めることが大事になる。FP1もFP2もラップには満足している。いくつか見つけた課題に今夜取り組むつもりだ。FP2ではフロアを損傷していたことがわかり、後半にクルマの感触が悪かったのもそれが原因だった。明日までにどれだけ改善できるか見ていく」

    15番手:エステバン・オコン(ハース)
    「今日はまだプラクティスだから何とも言えないが、全体としては正しい方向に進んでいると感じている。クルマを少しずつ改善できていて、FP1からFP2にかけては確実にパフォーマンスが上がった。明日はさらにもう一段階上げる必要がある。全体が非常に接戦で、このサーキットはコーナー数も少ないから、ちょっとした差が大きく影響する」

    オーストリアグランプリ F1 2025年のF1世界選手権

    16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「正直なところ、僕たち自身も少し混乱している。悪くはないが、素晴らしいというわけでもない。風向きの変化を理解する必要がある。特定の風向きに対して僕たちは苦手なところがあって、それが影響していた可能性がある。ハードコンパウンドではまだ良かったが、ソフトタイヤを履くと一気に後退してしまった。そこを明日までに分析しなければならない。FP3ではいくつか試す予定だし、いつも土曜にはある程度巻き返せている。明日は気温も上がるはずで、それによって状況がリセットされる可能性もある。タイヤをうまく機能させることができれば、クルマの基本的な性能には自信があるし、レースペースもある。どうなるか見てみたい」

    17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「FP2のタイムシートだけを見ると厳しい結果に見えるが、内容的にはポジティブだった。ソフトタイヤではラップをうまくまとめきれなかったが、ミディアムとハードでは競争力が感じられた。他のチームと比べてソフトタイヤでのグリップ維持に苦労している。今夜しっかりと分析して、週末を通じて改善していく」

    18番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日は厳しい一日だった。速さが足りなかった。ここは1周が短いサーキットなので、全体の差も小さく、その分小さなミスが順位に大きく影響する。自分自身のドライビングもまだ改善の余地がある。特に高速域でのパフォーマンスが不足していたので、そこを重点的に見直したい。まだ心配する段階ではないし、最近は金曜に遅くても土曜に巻き返せている。FP1からも改善できているので、この流れを続けていければいい」

    19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はすべてがうまくかみ合ったとは言いがたい。FP2ではアップデートされたフロアを試したり、いくつかセットアップを試したが、期待したような改善は得られなかった。グリップもバランスも少し不安定だった。とはいえ金曜日はデータを集めて学ぶ日だ。ガブリエルが見せたパフォーマンスはチームとしてのポテンシャルを示しているし、彼の走りは良いベンチマークになる。今夜はデータを深掘りして、明日に向けてより多くのパフォーマンスを引き出したい」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「過去数戦でもそうだったが、金曜日はなかなかうまく噛み合わない。クルマの感触自体は悪くなかったし、FP1の方がFP2よりも走っていて良かった。特に予選用のアタックでは、まだ力を引き出せていない印象がある。高燃料時の方が良い感触だった。予選向けにもっと改善しないといけない。バルセロナやモントリオールでは金曜から土曜にかけてしっかり巻き返せたので、今回も同じことを目指す。ここはラップが短いから細部の差が大きく順位に響く。すべてのディテールが重要になると思っている」

  • ランド・ノリス F1オーストリアGP初日「マックスは土曜日に仕上げてくるはず」

    ランド・ノリス F1オーストリアGP初日「マックスは土曜日に仕上げてくるはず」

    ランド・ノリスは、F1オーストリアGP初日のフリー走行2回目でトップタイムを記録し、マクラーレンF1の最新アップグレードが確かな効果を発揮していると語った。

    このセッションではチームメイトのオスカー・ピアストリも2番手につけ、マクラーレンは初日から1-2フィニッシュを飾る好発進を見せた。

    午前のFP1では開発ドライバーのアレックス・ダンがステアリングを握っていたが、ノリスは午後のセッションで走行を開始。マシンはすぐに好感触だったという。

    「ピットウォールに座っているのも悪くなかったよ」とノリス。「むしろマシンに乗ってるときよりリラックスしていたかもしれない。特にこのサーキットではね」

    「このコースはずっと好きだったし、マシンの感触も最初から良かった。アレックスがFP1でしっかりとしたフィードバックを返してくれたし、すぐにペースにも乗れていた。チームがFP2に向けてマシンを正しい方向に進めてくれたのは間違いない」

    「今は、明日に向けてこの方向性をもっと進めるべきか、それとも少し戻すか、それともその中間がいいのかを判断していく段階だ。今日は良い一歩だったけど、まださらに引き出せる部分があると期待してる」

    ランド・ノリス オーストリアグランプリ F1 マクラーレン

    空力とサスペンションに手を加えた最新パッケージ
    今回マクラーレンは、フロントおよびリアのエアロパーツに加えて、フロントサスペンションの設計変更を施したアップグレードを導入。これにより空力効率の向上とさらなるパフォーマンス改善を狙っている。

    ノリスは「今日の走行では他のチームより少しだけ多くのペースを見せたかもしれないけど、彼らは土曜日に向けて仕上げてくるはずだ。特にマックス(フェルスタッペン)はね」と警戒感を示す。

    「明日も良い1日になることを期待してるし、僕たちも改善すべきところはまだある。でも、今日ほど簡単にはいかないと思う」

    「明日はかなり接戦になるはずだし、そうならない理由もない。だからこそ、僕たちは可能な限りギャップを広げられるよう全力で取り組むよ」

    ピアストリも好感触「アップグレードは両車に」
    チームメイトのオスカー・ピアストリも、初日のマクラーレンの仕上がりに自信をのぞかせた。

    「マシンの感触はかなり良かった。マックスもまだかなり近くにいるし、今週末も彼は確実に脅威になると思うけど、今日はポジティブな初日だった」とピアストリ。

    また、アップグレードについては「カナダで使ったパーツは使っていない。それらはアップグレードじゃなくて、単に構成が違うだけ。速くなると考えられるパーツは、2台ともに装着している」と明かした。

  • アイザック・ハジャー F1オーストリアGP初日「Q3進出は不可能ではない」

    アイザック・ハジャー F1オーストリアGP初日「Q3進出は不可能ではない」

    アイザック・ハジャーは、F1オーストリアGPのフリー走行初日でレーシングブルズのVCARB 02に自信を持って臨み、13番手と中団上位につける堅実なパフォーマンスを見せた。チームの新パーツ評価をこなしながらも、Q3進出圏内をうかがう位置につけている。

    「今日はFP1とFP2で大きくは変わらなかった」とハジャーは語る。

    「FP2の方が少し快適に感じたけど、ここレッドブル・リンクは本当に差が詰まっている。ほんのコンマ数秒でいくつもポジションが変わる状況だから、明日はその数秒をどう縮めるかが勝負になる」

    午前のFP1ではリアウイングのテストに取り組みながら1分6秒110で10番手。午後のFP2では1分5秒547を記録し13番手に入った。トップ10進出まで0.1秒強という僅差の中で、レースウィーク初日としては十分に有望な内容だ。

    「Q3進出は簡単じゃないけど、決して不可能ではない。今のところアストンマーティンの方が少し速いように見えるけど、自分たちも全部をまとめ切れば届く範囲にいる。明日に向けてすべてを出し切るつもりだ」と意気込みを語った。

    アイザック・ハジャー オーストリアグランプリ F1 ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    チームメイトのリアム・ローソンもまた、午後のFP2で1分5秒543を記録して12番手につけた。FP1ではフロントウイングの評価走行を担当し、セッション序盤にステアリングの問題を抱えながらも着実にペースを上げてきた。

    「ここは1周が短いサーキットだから、自然とラップタイムが接近する。グリッド全体の差も今季は特にタイトだから、予選は本当に競争が激しくなる」とローソンは語る。「今のクルマの状態には満足しているけど、まだ改善の余地はある。Q1ではトラフィックの影響も大きいので、タイヤの温度管理やアウトラップの運用がカギになると思う」

    レーシングブルズのレーシングディレクター、アラン・パーメインは2台の安定した初日について「今日は我々にとって生産的な一日だった。クルマの状態はまずまずで、ドライバーたちも概ね満足している。ただし、あと数コンマを削る必要があるのは明白だ。今夜そのためのポイントを整理して、明日のFP3でテストする予定だ」と語った。

    また、週末のコンディション変化にも言及し、「今日の気温は低めだったが、日曜はかなり暑くなる予報が出ている。タイヤの劣化や戦略面で大きな影響があるだろう。3種類すべてのコンパウンドを今日試すことができたのは非常に有意義だった」と付け加えた。

    レーシングブルズは今季中団グループの中で着実に存在感を増しており、ハジャーにとってもローソンにとっても、予選でのひと押しが今週末の流れを決定づけることになりそうだ。

  • 2025年F1 オーストリアGP:レッドブル・リンク&タイヤ解説

    2025年F1 オーストリアGP:レッドブル・リンク&タイヤ解説

    2025年F1 オーストリアGPが、6月27日(金)~6月29日(日)の3日間にわたってレッドブル・リンクで開催される。公式タイヤサプライヤーのピレリが2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのタイヤについて解説した。

    F1はカナダを終え、再びヨーロッパへ。夏休み前までに6週間で4戦が予定される激動のヨーロッパラウンドが、今週末のF1オーストリアGPでスタートする。

    通常フォーマットに回帰した週末構成舞台はオーストリアの山岳地帯、シュピールベルクに位置するレッドブルリンク。レッドブルの所有するこのサーキットで、再び白熱のバトルが繰り広げられる。

    過去3年はスプリントフォーマットが採用されていたが、2025年は通常の週末形式に回帰。金曜に2回のフリー走行、土曜午前にFP3、夕方に予選、そして日曜に決勝というスケジュールで進行する。

    オーストリアグランプリ

    タイヤ選択と戦略の焦点
    ピレリが今大会に持ち込んだのは、C3(ハード)、C4(ミディアム)、C5(ソフト)という最も柔らかい3種の組み合わせ。これは前年と同様の選択だ。

    レッドブルリンクの路面は古く、摩耗は激しいものの、タイヤの寿命に直結するほどのものではない。コーナー数が少ないため横方向の負荷は小さいが、強めの加減速ポイントが多く、特にリアタイヤの熱管理が求められる。気温・路面温度が高くなりやすいこの時期、オーバーヒートのリスクは大きい。

    2024年のレースでは、大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートし、2ストップ戦略が主流だった。ソフトタイヤ(C5)は終盤の一部ドライバーにのみ使用され、主にファステストラップ狙いだった。

    オーストリアGP

    レイアウトと気候変動の複雑さ
    レッドブルリンクは現在のF1カレンダー中、最もコーナー数が少なく(10)、ラップタイムも最短(2020年、バルテリ・ボッタスが記録した1分02秒939が最速)。

    高低差は63.5メートルでスパに次ぐ大きさ。第1セクターは上り勾配のストレート主体、第2セクターはターン3での急ブレーキングから下り区間へ続き、第3セクターは再び上りの後に高速2連コーナーが待ち受ける。3つのDRSゾーンにより、オーバーテイクのチャンスも豊富な、アクション満載のレースが期待される。

    2輪・4輪問わず開催頻度が高いサーキットのため、週末初日からラバーが乗っていることも多い。ただし、山間部特有の急変する天候には常に警戒が必要だ。

    2025年のF1世界選手権 オーストリアグランプリ

    タイヤの「ポロシティ(多孔性)」とブリスターのリスク
    F1タイヤは強烈な加減速や高温ストレスにより、表面に微細な空洞=ポロシティが生まれることがある。この状態が悪化すると、タイヤ内部でガスや蒸気が発生し、やがてブリスター(表面の気泡や穴)に進行。とくにラバーが乗っていない状態の路面、高温、多角的なドライビングスタイルではこの現象が顕著となる。

    2025年のF1世界選手権 オーストリアGP

    オーストリアGPの歴史と記録
    今年で第38回を迎えるF1オーストリアGP。F1としては通算40回目のシュタイアーマルクでの開催となる。初開催は1964年、現在のレッドブルリンクにほど近いツェルトヴェク空軍基地でのレースだった。

    1970年からはオーストリアリンク、1997年からA1リンクと名称を変え、2014年以降はレッドブルリンクとして定着。2020年と2021年にはコロナ対応で2連戦が行われ、「シュタイアーマルクGP」も開催された。

    最多勝はマックス・フェルスタッペンの5勝(オーストリアGP4勝+シュタイアーマルクGP1勝)。ポールポジション5回、表彰台8回と、すべての主要部門でトップに立つ。過去には計26人が勝利しており、そのうち11人はF1ワールドチャンピオン経験者だ。

    最多勝チームはメルセデスの7勝。オーストリアGP単体ではフェラーリ、マクラーレン、メルセデスが3勝ずつで並ぶが、2020年のシュタイアーマルクGPをルイス・ハミルトンが制したことで、メルセデスがトータル最多となっている。

    ポールポジションはフェラーリが8回で最多、表彰台数でも29回でトップに立つ。

    チャンピオン争いの行方にも影響
    レースの舞台、チーム戦略、そして変化に富む天候と、あらゆる要素が揃ったオーストリアGP。チャンピオン争いの行方にも大きな影響を及ぼす今週末の戦いから、目が離せない。

  • 角田裕毅 シューベルト製ヘルメットを着用 F1からアライが消える

    角田裕毅 シューベルト製ヘルメットを着用 F1からアライが消える

    角田裕毅は、F1オーストリアGP初日のフリー走行でシューベルト製のヘルメットを着用した。これにより、F1からアライユーザーが姿を消すこととなった。

    角田裕毅はF1キャリアを通じてアライ製ヘルメットを使用してきた。2025年シーズン開幕時には、アルピーヌのジャック・ドゥーハンもアライを使用していたが、シート喪失により角田裕毅が唯一のアライユーザーとなっていた。

    しかし、F1オーストリアGPの初日、角田裕毅はシューベルト製のヘルメットを着用して走行した。

    現代F1では、ヘルメットもマシンの空力設計の一部として重要な役割を担っている。コンマ1秒で順位が大きく変動する現状において、ヘルメットの形状がパフォーマンスに影響を与えることは疑いようがない。

    かつてはレッドブル・レーシングのF1マシンがアライを前提に設計されていたとされるが、2019年にマックス・フェルスタッペンがシューベルトに変更したことで、以降の設計もシューベルトに合わせたものになったと見られる。セルジオ・ペレスもレッドブル移籍時にアライからシューベルトへと変更していた。

    今回の角田裕毅によるメーカー変更が恒久的なものかは不明だが、少なくともオーストリアGP初日にアライ製ヘルメットを使用していたドライバーはひとりもいなかった。

    なお、2025年のF1グリッドでは、全体の75%にあたる15名がベル製のヘルメットを着用している。

    角田裕毅 レッドブル F1 オーストリアグランプリ

    オーストリアGP初日のフリー走行を終えた角田裕毅は、FP1で17番手(1分06秒262)に沈んだものの、午後のFP2では7番手(1分05秒292)に浮上し、大きく挽回した。マシンバランスやブレーキに不満を口にしていた角田裕毅だったが、セッションを重ねるごとにフィーリングを取り戻していった様子がうかがえる。

    「FP1からFP2にかけて、すべてが良い方向に進んでくれました」と角田裕毅は手応えを語った。

    「まだ足りないところもあるんですが、ポジティブな部分も見えてきたので、この流れを明日につなげていきたいです。クルマに対する自信もありますし、こういう高速で攻めていくようなサーキットは自分に合っています」

    FP2のパフォーマンスには満足しているようで、「FP2のクルマのフィーリングはかなり良かったです。自分に必要なのはまさにこれで、これ以上は求めません」とコメント。

    「このクルマについてはまだ学んでいる段階ですが、週末の重要なセッションに向けてしっかりビルドアップしていく必要があります。今のところいいアプローチができているので、あとは明日に向けて全部まとめるだけです」

    初日を経て明るい兆しを見せた角田裕毅。土曜のFP3と予選でのさらなる躍進に期待がかかる。

  • ガブリエル・ボルトレト F1オーストリアGP初日8番手「Q3進出を本気で狙う」

    ガブリエル・ボルトレト F1オーストリアGP初日8番手「Q3進出を本気で狙う」

    ガブリエル・ボルトレトは、F1オーストリアGP金曜フリー走行2回目で8番手タイムを記録し、キャリア最高の週末へ向けて好スタートを切った。ザウバーが投入した新型フロアの効果もあり、初のQ3進出に現実味が帯びてきている。

    「今日は本当にポジティブな一日だった」とボルトレトは語る。「アップグレードは正しい方向に進んでいるし、クルマに乗るたびに快適さが増している。ここはF4、F3、F2のすべてで結果を出してきた好きなサーキットで、走り出しから良いフィーリングだった」

    FP1では1分5秒874で6番手、午後のFP2では1分5秒411で8番手と、両セッションとも安定したパフォーマンスを発揮。今季ここまでQ2止まりが続いていた中で、ついに上位進出の可能性が現実のものとなりつつある。

    「もちろん、まだ金曜日なので課題もあるけれど、今週末は一歩ずつしっかり積み重ねている感覚がある。今のペースを維持できれば、Q3進出は本気で狙える。今日得られたフィードバックをもとに作業を進めて、明日はもっと上を目指したい」と意気込みを語った。

    ガブリエル・ボルトレト ザウバーF1チーム オーストリアグランプリ

    チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグはセットアップの方向性が裏目に出て、FP2では1分5秒918の19番手と苦戦。「今日はすべてがうまくかみ合ったとは言いがたい。新しいフロアを試していくつかのセットアップを試したが、期待したような改善にはつながらなかった。グリップもバランスも不安定だった。だが金曜日は学びの場だ。今夜じっくりデータを分析して、明日にはもっとパフォーマンスを引き出したい」と振り返っている。

    週末を通して気温が上がる見込みであることもあり、ザウバーにとってはタイヤのマネジメントと戦略判断が重要な鍵となる。チーム全体としてアップグレードの効果を最大化できれば、ボルトレトが自身初のQ3進出、さらには日曜の入賞を狙える可能性も十分にある。

  • F1オーストリアGP前夜 ドメニカリ主催の夕食会に20人のドライバーが参加

    F1オーストリアGP前夜 ドメニカリ主催の夕食会に20人のドライバーが参加

    F1オーストリアGPのメディア対応がすべて終わった木曜、レッドブル・リンクのパドックでF1 CEOステファノ・ドメニカリがホストを務め、全20人のF1ドライバーを招いたディナーパーティーが開かれた。

    席順はチームの垣根を越え、自然な親近感を重視して決定。ドライバーたちはライバル関係をひとまず脇に置き、オーストリアの郷土料理が並ぶテーブルを囲んで和やかな時間を過ごした。

    フォークの音が響き、冗談が飛び交うひとときは、コース上では激しく競い合う彼らが、同じ情熱でつながる“家族”でもあることを感じさせる、束の間の団結の象徴だった。

    2025年のF1世界選手権 オーストリアグランプリ

  • アレックス・ダン F1初FP1走行で堂々の4番手「子供の頃の夢が叶った」

    アレックス・ダン F1初FP1走行で堂々の4番手「子供の頃の夢が叶った」

    F2ポイントリーダーのアレックス・ダンがF1オーストリアGPの金曜フリー走行1回目でマクラーレンから公式セッションデビューを果たした。F1マシンでの初実戦走行ながら堂々の4番手タイムを記録し、将来性を強く印象づけた。

    FP1ではランド・ノリスのマシンを託された形となったダン。セッション序盤には空力測定用のレーキを装着し、決してタイム狙いのプログラムではなかったにもかかわらず、終盤には1分5秒766の好タイムを記録。チームメイトのオスカー・ピアストリとの差はわずか0.069秒だった。

    なお、F1週末に公式セッションへ出走したアイルランド人ドライバーは、2003年のラルフ・ファーマン(ジョーダン)以来、実に22年ぶりとなる。

    走行後、ダンは「今日の走行にとても満足している。元々の目的はタイムを出すことではなく、テストプログラムをこなしてチームの週末準備を支援することだった。でも最後に少しでも速さを示すことができてうれしい」とコメント。「クリーンなセッションだったし、冒頭の空力走行ではチームに重要なデータを提供できた。TPCテストやシミュレーターで学んだことをすべて実践できたと思う」と振り返った。

    さらにダンは、マクラーレンに対して感謝の意を述べた。「この機会をくれたマクラーレンのザク、アンドレア、アレッサンドロ、ステファニー、ウォーレン、そしてすべてのスタッフに心から感謝している。セッション終了後、無線で伝えた通り、『子どもの頃の夢が今日叶った』という気持ちだ」と語った。

    アレックス・ダン マクラーレン F1 オーストリアグランプリ

    マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラもダンの貢献を高く評価した。「アレックスはランド・ノリスのマシンを使ってかなり広範囲なテスト計画をこなしてくれた。空力パーツ、レーキ走行、ステアリング設定の変更まで幅広く取り組んだ上で、最後には実に堅実なパフォーマンスランを見せてくれた。今週末に向けて重要なデータを収集してくれた」と述べた。

    現在19歳のアレックス・ダンは、今季FIA F2選手権でポイントリーダーとしてチャンピオン争いを展開中。マクラーレンのドライバー育成プログラムの一員としてF1ステップアップを目指しており、今回のデビュー走行はそのキャリアにおいて大きな一歩となった。

    マクラーレンは今後もドライバー育成の一環として、FP1の出走枠を若手ドライバーに開放していく方針。将来的なF1シート獲得へ向けて、ダンの名前がさらに注目を集めるのは間違いなさそうだ。