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  • F1オーストリアGP:チーム代表記者会見 – ヴォルフ、ウィートリー、メキース

    F1オーストリアGP:チーム代表記者会見 – ヴォルフ、ウィートリー、メキース

    2025年F1オーストリアGPの木曜記者会見には、メルセデスF1のトト・ヴォルフ、キック・ザウバーのジョナサン・ウィートリー、レーシングブルズのローラン・メキースが出席。前戦カナダGPの結果や今週末の見通しに加え、2026年レギュレーションやドライバーラインアップの話題が中心となった。

    ヴォルフはジョージ・ラッセルへの信頼を強調しつつ、アンドレア・キミ・アントネッリの成長に手応えを示し、マックス・フェルスタッペンとの交渉については明言を避けた。

    ウィートリーはキック・ザウバーの進歩に手応えを示し、ニコ・ヒュルケンベルグの経験とガブリエル・ボルトレトの成長を評価。メキースはアイザック・ハジャーの急成長を称えながら、今後の育成環境の重要性を説いた。

    Q: まずはFP1で最速タイムを記録したチームの代表から始めましょう。トト、まだ週末は始まったばかりですが、モントリオールの再現にどの程度の自信がありますか?

    トト・ヴォルフ:こんにちは、みなさん。礼儀正しい質問から始まってうれしいよ。自信なんてない。このサーキットはこれまで私たちに優しくなかったし、粗いアスファルトはうちのマシンが得意とするところじゃない。今日はジョージが最速だったけど、それは気温が低くて雲がかかってたから。

    だから現実的に構えて、明日・明後日が暑くなったときに、今のパフォーマンスを維持できるかどうかを見極めないといけない。予報では気温が上がるって出てるしね。だからFP1で速かったからといって、そのまま夕陽に向かって走ってトロフィーを持ち帰るなんて、そんな簡単にはいかない。

    Q: ではドライバーについてお聞きします。キミ(アントネッリ)についてですが、カナダでの表彰台は彼にどんな影響を与えると思いますか?彼自身は「今こそ前進すべきときだ」と語っていますが、あなたもそう思いますか?

    ヴォルフ:一番大事なのは、成長の流れがポジティブに続いているかどうかだと思う。去年を思い返せば、モンツァで彼を起用したのは、正直あまり賢い判断じゃなかった。大きなプレッシャーを与えてしまったし、あのときの接触もあって、本人の中で引っかかってたと思う。

    でも今回の表彰台で「自分には速さがある」と証明できたと思う。シーズンを通して、私たちは彼に自由を与えてきた。探ってみる自由、ちょっと控える自由、自信があるときには限界までプッシュする自由。その意味で、彼には将来チャンピオンになるだけの素質があると思ってる。

    Q: ジョージ・ラッセルについては?今年すでに5回の表彰台、そして勝利もあります。2026年の契約を勝ち取るには、彼はこれから何をすべきでしょう?

    ヴォルフ:何もする必要はないよ。彼はもう10年くらいメルセデスのプログラムの一員で、私たちの期待にずっと応えてきた。そして今もそれを続けてる。ここ3年、私たちは彼にタイトルを争えるクルマを用意できていない。それは完全に私たちの責任だ。でもクルマが良ければ、彼は勝っている。

    今日みたいに、彼がマシンに乗れば、その中にある力をすべて引き出してくれる。とはいえ、毎年夏になると、契約に関する話題がメディアの中で加速していく。情報が少ないから加速するんだ。でも私はこの30年間、普通のビジネスの世界でやってきたけど、契約の話を全社員向けのタウンホールでやったことなんてない。今回もすべて予定通りに進んでるよ。

    Q: ジョージはあなたのリストの中で来季の最有力候補ですか?

    ヴォルフ:当然そうだよ。彼はうちでレースに勝ってきたし、ずっとメルセデスのジュニアだ。長年チームにいるしね。

    Q: 昨日ジョージは「フェルスタッペンとの交渉が遅れの原因」と言いましたが、他チームとの交渉もしている可能性があると思いますか?

    ヴォルフ:そのへんはあまり公開の場で話したくないけど、人は話すし、いろいろ探るものだよ。一番大事なのは、私たちのチームの中ではすべてが透明であるということ。それに、そんなことがあったとしても、ジョージに対する私の評価や信頼が1ミリでも変わることはない。

    Q: ジョナサン、あなたに伺います。ここ2戦連続で、まったく異なるタイプのサーキットでポイントを獲得しました。その中で最も満足している点はどこですか?

    ジョナサン・ウィートリー:チーム全体のパフォーマンスだね。一番うれしいのは、マッティアがほぼ1年前に始めた取り組みがようやく成果を出し始めているということだ。開発ツール同士の整合性が取れてきていて、クルマに投入しているパーツが正しい方向に進んでいると感じられている。

    ドライバーたちもマシンへの信頼感を高めているし、C45の理解も10戦前に比べて格段に深まった。チームの中にいい勢いが生まれていて、すごくポジティブなエネルギーがあるよ。

    Q: 今週末も新しいパーツを投入していると聞きました。フロアエッジやリアウイングなど。FP1を終えて、データはどうでしたか?

    ウィートリー:まだ評価にはちょっと早いかな。これからデータをじっくり見て分析する必要がある。トトも言っていたけど、今日は気温の変化が激しかったから、セッション全体として面白い内容だったよ。

    ロングランもこなしたけど、日曜は今日と同じようなコンディションにはならないだろうし、もう少し分析が必要だね。とはいえ、現時点ではフィーリングはポジティブだよ。

    Q: トトに続いてドライバーの話題に移ります。ニコ・ヒュルケンベルグがポイントを稼いできていますが、今年の彼について最も印象的な点はどこですか?

    ウィートリー:彼のキャリアは長年見てきたけど、一緒に仕事をしてみて本当に素晴らしいと思ってる。すごくプロフェッショナルで、グランプリ週末への取り組み方が理にかなっていて冷静なんだ。私の見る限りでは、彼はすべてを備えたドライバーだよ。

    彼は今、アップグレードされたクルマをすごく楽しんでいるし、サウバーでの時間も満喫している。そして結果を出している。カナダなんて、私たちが正直そこまで期待していたサーキットではなかったけど、それでも両ドライバーでしっかりパフォーマンスを出せた。君が言ったように、2戦連続でポイント獲得できたのは大きい。

    Q: ガブリエル・ボルトレトとニコとの差はどのくらいですか?

    ウィートリー:トトのキミに対するコメントを聞いていて思ったけど、ポイントや表彰台といったマイルストーンは、ドライバーにとって本当に大きな自信につながるんだよ。何度もそういう場面を見てきた。

    ガビはもう本当に近い。彼の自信はどんどん高まっている。今日もまたクリーンな走行をしていたし、FP1を通してエンジニア陣にすごくいいフィードバックを返していた。彼は学んでいるし、成長している。彼の進歩には本当に満足しているよ。

    Q: ローラン、あなたに伺います。3戦連続でポイントを獲得していた後、カナダではやや期待外れの結果となりました。あの週末に何があったのか、そして今週末またポイント争いに戻れる自信はありますか?

    ローラン・メキース:カナダでは最終的なパフォーマンスから見て、コンマ1~2秒ほど足りなかったと思う。その差が、ミッドフィールドのトップで満足できる位置にいられるか、それとも遠ざかってしまうかを分けるんだ。今の中団の接戦ぶりをよく表していると思う。

    私たちは、週末をすべて完璧に仕上げれば、その集団のトップに立てるとわかってる。つまり、トップ4チームの後ろにいるすべてのチームの中で一番になれるということ。でも、どこかで完璧さを欠いてしまうとすぐに順位が下がる。正直なところ、もしカナダに戻れるなら、いくつかの点で違う選択をしたと思う。

    アイザックは素晴らしい予選を見せてくれた。これで4戦連続のQ3進出だ。でも、決勝のペースという点では、確かに何かが足りなかった。そこから得た学びは大きいよ。

    ただ、この12か月を振り返ってみると、私たちが前進できたすべてのステップは、厳しい週末、うまくいかなかった予選、期待外れのアップデート――そういう困難をきっかけにして始まっている。だから今回もそういう瞬間を糧に、また成長できるはず。もちろんこの週末はまったく異なる条件だけど、また戦えるポジションに戻れると信じてる。

    Q: アイザックの予選パフォーマンスについても少し伺います。今年F1でデビューしたルーキーの中では、テスト経験が最も少なかったはずです。ここまでの成長をどう評価していますか?

    メキース:アイザックの出発点は、まさにセンセーショナルだったと思っている。1月にチームに加わった時点で、彼がF1マシンを走らせたのはたった1日しかなく、その1日すらウェットだった。そしてあっという間にバーレーンへ行って、メルボルンへと向かった。

    でも見ての通り、彼の自然なスピード、エンジニアたちとのなじみ方、チーム全体への溶け込み方、そしてF1という世界で求められるあらゆるプレッシャーの中での対応――すべてが私たちの期待を超えていた。

    もちろん、トトやジョナサンも言っていたけど、私たちはドライバー育成を非常に重視している。だからどれだけ素晴らしいスタートだったとしても、そこからさらに成長していく必要がある。

    実際、1月から今に至るまでに、彼はすでに大きな成長を遂げている。そして私たちの役目は、彼がその歩みを続けられるような環境を整え、可能な限り頻繁に次のステップを踏めるようにサポートしていくことだ。

    記者からの質疑応答

    Q: お三方に伺います。2026年レギュレーションの最終調整が進んでいる中で、シミュレーターで走らせたドライバーたちから「楽しくない」といった声が出ています。みなさんのドライバーはもう2026年仕様のクルマを試していますか?フィードバックはどうでしたか?そして、ドライバーが新レギュレーションを楽しめることはどの程度重要だと思いますか?

    ヴォルフ:一番大事なのはファンがF1を観て楽しめることだと思う。そしてF1は、最高のマシンと最高のドライバーが競い合うハイパフォーマンススポーツであり続けなきゃいけない。だからこそ、私たちはいいレースを提供しないといけない。

    過去を振り返っても、ある時期のマシンはドライバーにとって楽しかったし、あるタイヤは楽しくなかった。それでもみんな順応してきた。今のシミュレーションを見る限り、2026年の挙動を完全に予測するのは難しい。新レギュレーションはとにかくチャレンジングで、とくにエネルギーマネジメントをラップ全体で維持するのがかなり難しい。

    現時点で確かに一部のサーキットでは苦しい面があるけど、F1は常に革新のスピードが速いし、それは今回も変わらないと思う。今の段階で言えば、走らせるのが今とは大きく異なるサーキットがいくつか出てくるだろう。でも、ドライバーに「どんなクルマがいい?」って聞けば、グリップが強くて、デグラデーションが少なくて、馬力が1000あって、自然吸気のV12が載ってるマシンって答えるに決まってる。でも、私たちはもうそういう時代にはいないんだ。

    ウィートリー:正直、トトが言ったことに付け加えることはあまりないね。私としては、ファンが楽しめるレースを見せることがすべてだと思ってる。

    今回の技術レギュレーションが始まったときも、同じように「エネルギーマネジメントが大変だ」って言われてた。でも今では、F1史上最も接戦のチャンピオンシップになってるとも言える。だから、今回もこの新しい技術的チャレンジの中で、常にスポーツの最善を目指して進んでいく必要があると思ってる。

    メキース:うちのドライバーたちは、まだシミュレーターで2026年仕様を試していない。だから現時点で文句は出ていないはずだよ(笑)。

    でも真面目な話、今はまだ悲観するには早いと思う。今回の変化は、間違いなくチームにとってはこれまでで最大級のチャレンジになる。その分、チームとしてはドライバーたちの助けが必要になる。彼らのフィードバックが、レギュレーションの理解を助けるんだ。

    で、いざその戦いが始まれば、ドライバーたちは勝負の世界に入っていく。走って楽しいかどうかなんて、その中では二の次になると思うよ。

    Q: トト、ジョージとマックスの話に戻ります。ジョージが「フェルスタッペンとの交渉がある」と公に発言したことで、話はすでに表に出ています。一方マックスは、昨日この場で「2026年もレッドブルにいるとは言い切れない」と明言を避けました。そこで伺いますが、マックスとの話し合いは現在進行中なのですか?それとも過去に行われたことがあるのでしょうか?2026年のメルセデスのシート候補として真剣に検討しているのですか?

    ヴォルフ:イアン、まず最初に言いたいのは、ジョージが何を言ったとしても、私は彼を常に支持するということ。チーム内ではすべてを透明にしていて、何をやっているのか、どう考えているのかを常に共有している。だから「彼にそんなこと言ってほしくなかった」なんて思ってない。

    それに今の段階では、将来の選択肢がどうなるかを探ることは当然のこと。でも、それはジョージやキミに対する私の見方を一切変えるものじゃないし、私は今のラインアップにとても満足してる。

    Q: トト、カナダGPでのレッドブルの抗議について伺います。マイアミの件もありましたが、続けて起きたことでフラストレーションもあったのでは?また、抗議費用についてですが、今後“軽はずみな抗議”を避けるために、例えば2万、3万、4万ユーロといった高額なプロテスト料にすべきだと思いますか?他のお二人も、金額についてはぜひご意見を。

    ヴォルフ:抗議そのものは完全に正当だと思ってる。私たちはレースやチャンピオンシップを争っているわけだし、何かおかしいと思えば、抗議するのは当然の権利だ。ただ、今回のようなケースでは「それって本当にリアルなのか?」と疑問に思う内容もあったよ。

    例えば、スポーツマンシップに反する行為だとか、セーフティカーとの10台分の間隔を空けなかったっていう理由での抗議だけど、あれだってデルタタイムを守っていなければいけないわけで、もっと根拠のある事案じゃないといけないと思う。しかも抗議の準備に時間がかかって、最初の抗議を取り下げたと思ったらまた別の内容で出してくる。結果的に5時間もかかって、みんな飛行機にも乗れず、結末もある程度予想されていた。正直、あそこまで長引く必要はなかった。

    で、罰金の金額についてだけど、誰だって高い罰金は払いたくないよ。でもF1は普通の世界との距離感も考えなきゃいけない。ただ今回みたいなケースでは、もし抗議が通らなかった場合、かなり恥ずかしい金額を失うくらいの方がいい。それによって、次に抗議を出すかどうかをちゃんと考えるようになる。FIAの会長もその方向で検討していると聞いている。

    ウィートリー:私の視点では、どこのチームが関わっているかは関係ない。チームは抗議についてすごく悩みながら決断していると思うし、その権利は絶対に守られるべきだと思ってる。それを金額で縛りすぎると、逆に本当に問題があるケースでも抗議が出なくなる可能性がある。

    今はその仕組みについて議論が行われている段階だし、透明性があるのはいいことだと思う。罰金の金額についても、F1の中ではそれなりに高額じゃないと意味がない。だからこの議論自体は健全なものだと思ってる。

    Q: トト、再びジョージに関して。ジョージとマックスのダブル起用という可能性はチームとしてあり得ますか?また、契約を待たせていることで、逆にジョージのパフォーマンスが上がっているという側面はあるのでしょうか?

    ヴォルフ:私にはどんなラインアップも想像できる。ロズベルグとハミルトンを一緒に走らせてタイトル争いさせたことがあるし、あれに比べれば他は簡単だよ。ドライバー同士が激しく戦うというのには、良い面も悪い面もある。うまくいった例もあれば、そうでなかった例もある。

    契約に関して言えば、F1というのは常にプレッシャーの中にあるスポーツだ。クルマの中でも外でも、常に何かしらの圧力がある。その中で対応していく力が必要で、ジョージはそれをよく理解している。他のドライバーもそうだけど、コンフォートゾーンに入りすぎると、逆にパフォーマンスに悪影響が出ることもある。だから適度なプレッシャーはむしろプラスになることもあるんだ。

    Q: トト、マックスがメルセデスに来るかどうか、その返答の期限を設けていますか?仮に彼が「イエス」と言った場合、ジョージとアントネッリのどちらがチームメイトになるのですか?

    ヴォルフ:まるで私らが「来るならいつ? 条件はこれです」ってマックスに提示してるみたいな話の進め方だね。でも実際はそうじゃないし、そんなふうには進めていない。さっきも言ったけど、私はそういう会話は非公開の場で行うべきだと思ってる。私たちには長く関わってきた2人のドライバーがいて、彼らに満足してる。彼らはこれからのチームにとっても素晴らしい存在になるはずだ。だから状況はもう少し複雑なんだ。

    Q: トト、以前あなたは「マックスとの契約話には乗らない、フラート(その気にさせる)ことはしない」と言っていましたよね? でも今は違うように見えます。ここ数か月であなた側か、あるいはレッドブル側で何か変化があったのでしょうか?

    ヴォルフ:まず「フラート」ってどういう意味かにもよるよね。私の言った「フラートしない」というのは、誰かをその気にさせて煽ったり、無責任に話を広げるようなことはしないって意味だった。じゃあ会話はどうか? それはあるよ。でも“フラート”ではない。どう振る舞うかが重要なんだ。

    Q: ジョナサン、トトの話に関連してひとつ。カナダでのレッドブルの抗議について、元レッドブルのスポーティングディレクターとしてどう思いましたか?

    ウィートリー:私はあくまで状況そのものを見るようにしてる。チーム名じゃなくね。どのチームも抗議を出すときは本当に悩むんだ。だから、その権利を制限しすぎたり、使いづらくするべきじゃないと思う。

    今いろんな人たちが、罰金額やプロテスト費用について議論してるけど、それ自体は健全なことだと思う。透明性があるのはいいことだし、F1という環境では、それなりの金額じゃないと効果がないこともある。だから、この議論は前向きに受け止めているよ。

    Q: トト、あなたは過去に、バルテリとエステバン、そしてバルテリとジョージの間で「選択の瞬間」を経験してきました。今回の2026年の判断も、それらの時と似ていますか? それとも違う状況ですか?

    ヴォルフ:F1というのは、クルマの中にいる人だけじゃなく、ファクトリーやサーキットにいるすべての人についても話題になる世界だ。一番大事なのは、自分の価値観に忠実でいることだと思う。私にとってそれは「誠実さ」と「謙虚さ」、そして「人への敬意」だ。私たちはそれを常にチームで実践しようとしている。

    たしかに、過去にも似たような状況はあった。F1に来る前のビジネスでもそういう決断は経験してきた。だけど、いつもすべての会話が簡単に進むわけじゃない。難しい話もある。でもそれをどう乗り越えるかが大事なんだ。

    Q: ジョナサン、あなたはセバスチャン・ベッテルをよくご存じですよね。彼がヘルムート・マルコと、レッドブルで将来的にアドバイザーになるかもしれないという話をしているそうですが、彼にそのような役割は向いていると思いますか?

    ウィートリー:まず最初に言いたいのは、「ヘルムートの代わりになる」というのは、ものすごく大変なことだってことだよ。一人の人間が簡単に置き換えられるような存在じゃない。セブとはしばらく会ってないけど、彼は本当にすごい人間だ。頭の回転も速いし、人格的にも尊敬してる。

    ヘルムートとセブの間で話し合いが行われているというのは確認されているけど、それがどうなるかは私にも分からない。ただ、私としてはヘルムートがこれからも長くあの役割を続けてくれることを願っているよ。

  • マックス・フェルスタッペン F1オーストリアGP予選 「すべてが崩れてしまった」

    マックス・フェルスタッペン F1オーストリアGP予選 「すべてが崩れてしまった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、F1オーストリアGP予選を7番手で終えた。レッドブル・レーシングの本拠地での週末にもかかわらず、マシンバランスに苦しみ「予選全体が崩れた」と悔しさをにじませた。

    各コーナーで前後のバランスが取れずリズムを失ったことが影響したと明かし、さらにQ3の最終アタックではイエローフラッグでラップを中断。ポールポジション争いに加わることもできなかったという。

    Q:マックス、チームラジオを聞いていると、グリップを見つけるのにかなり苦労していたように聞こえました。今日、タイムを絞り出すのはどれだけ大変でしたか?

    うん、ただ予選全体が、正直に言って少し崩れてしまった感じだった。

    どのコーナーも少しずつ難しくて、正直、全体的に苦労してた。

    とにかくバランスがなかった。コーナーによって前がない、後ろがないって感じで。だから、リズムをつかむのがすごく難しかったし、それがベンチマークになったと思う。

    それに最後のラップでは、もちろんイエローが出たからアタックを中断しないといけなかった。

    でも、あのラップでもポールには全然届いてなかった。だから、僕らにとってはかなり痛い予選だった。

    Q:じゃあ、明日の決勝のペースはどうですか?希望はありますか?このサーキットは何度も走ってますよね

    うん、でも明日は今日よりさらに暑くなると思う。

    で、どうやら気温が上がると僕らの問題がもっと悪化するみたいなんだ。だから、正直に言ってあまり良い感じには見えない。

    でも、明日になれば何かサプライズがあるかもしれない。レースを見てみよう。

    マックス・フェルスタッペン F1 オーストリアGP レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1オーストリアGP予選 「自分が何か間違えたとは思っていない」

    角田裕毅 F1オーストリアGP予選 「自分が何か間違えたとは思っていない」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1オーストリアGPの予選Q1で無念の敗退となり、納得のいかない結果に悔しさをにじませた。週末を通して安定したパフォーマンスを見せていただけに、予選での突然の失速は予想外だった。

    予選Q1の最終アタックでは、マシンのバランスに大きな違和感を抱えた様子で、走行後は詳細な原因について「これから確認が必要」と語った。

    それでも、今週末のマシンのフィーリングには手応えを感じていたという角田裕毅。原因の究明とともに、翌日のレースに向けて気持ちを切り替えていく考えを示した。

    Q:裕毅選手、今週末はすごく好調に見えましたし、プラクティスを通じてすごく良いリズムを作っていたように思えました。ですが、Q1の最後のアタックで何があったのでしょうか?

    ちょっと分からないですね、確認しないといけないんですけど、最後のラップではバランスが完全に崩れていました。最初のアタックではすごくいい感触だったんですけど、2回目はなぜか全然ダメでした。

    正直、タイヤのウォームアップとかそういう部分で自分が何か間違えたとは思っていません。バランスが完全に変わってしまっていたので、説明するのが難しいです。本当に理解しづらいですね。

    Q:でも週末を通じてはポジティブな感触があったと思いますし、マシンの中でのフィーリングも良かったのでは?それは明日に向けて希望になりますか?

    そうですね、ペース自体は良かったと思いますし、こういう形で終わってしまったのは本当に悔しいです。

    正直、感触は良かったんですけど、こういう結果になってしまいました。最後のバランスの変化で、なかなか毎回すべてをまとめることができない状況です。正直、エンジニアと話して確認しないといけません。

    角田裕毅 F1 オーストリアGP レッドブル・レーシング

  • F1オーストリアGP 予選:ランド・ノリスが圧巻のポール 角田裕毅はQ1敗退

    F1オーストリアGP 予選:ランド・ノリスが圧巻のポール 角田裕毅はQ1敗退

    2025年F1オーストリアGP予選は、マクラーレンのランド・ノリスが他を圧倒する走りでポールポジションを獲得。2番手に0.521秒もの大差をつけ、今季最大のポールマージンを記録した。角田裕毅はQ1敗退を喫して18番手だった。

    Q1とQ2をいずれも最速で突破したノリスは、Q3の最初のアタックでも暫定トップに立ち、その後のアタックでさらにタイムを更新。1分03秒971を叩き出し、ポールポジションを決定づけた。今季3回目、通算12回目。

    2番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが続いたが、ノリスには及ばず。3番手はマクラーレンのオスカー・ピアストリ。最終盤にアロンソのスピンによるイエローフラッグの影響を受け、最後のアタックを完了できず悔しい結果となった。

    フェラーリのルイス・ハミルトンが4番手、カナダGPを制したメルセデスのジョージ・ラッセルは5番手につけた。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは好調を維持し、6番手という堂々たる結果で地元チームのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を上回った。フェルスタッペンもイエローフラッグの影響でアタックを断念し、7番手に沈んだ。

    キック・ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトは初のQ3進出を果たして8番手。メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが9番手、アルピーヌのピエール・ガスリーが10番手でトップ10を締めた。

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソはQ3進出を逃し11番手。同じく脱落したウィリアムズのアレックス・アルボンは12番手。レーシングブルズのアイザック・ハジャーはQ2終盤でラップを中断し13番手となった。

    以下、アルピーヌのフランコ・コラピントが14番手、ハースのオリバー・ベアマンが15番手で続いた。

    Q1で最大の波乱はウィリアムズのカルロス・サインツが19番手で敗退したこと。無線ではマシンにダメージがある可能性を訴えていた。ほか、Q1敗退はアストンマーティンのランス・ストロール(16番手)、ハースのエステバン・オコン(17番手)、レッドブルの角田裕毅(18番手)、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ(20番手)だった。

    角田裕毅はQ1で18番手に終わり、今季3度目のQ1敗退となった。明確なトラブルやミスはなかったものの、最終アタックでタイムを伸ばしきれず、チームメイトのマックス・フェルスタッペンに約0.25秒遅れる結果となった。

    オーストリアグランプリ 2025年のF1世界選手権 角田裕毅

    2025年F1 オーストリアGP 予選 順位・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分03秒971
    2.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分04秒492
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分04秒554
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分04秒582
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分04秒763
    6.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分04秒926
    7.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分04秒929
    8.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分05秒132
    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分05秒276
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分05秒649

    11.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    13.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    14.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    15.オリバー・ベアマン(ハース)
    16.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    17.エステバン・オコン(ハース)
    18.角田裕毅(レッドブル)
    19.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    20.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)

  • 角田裕毅は18番手 … F1オーストリアGP 予選:結果・タイムシート

    角田裕毅は18番手 … F1オーストリアGP 予選:結果・タイムシート

    2025年F1 オーストリアGP 予選の結果・タイムシート。6月28日(土)にレッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリの公式予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レッドブル)はQ1敗退を喫して18番手だった。

    ノリスが圧巻のパーフェクトポール マクラーレンが予選全セッションを制覇
    ランド・ノリスはFP2、FP3、Q1、Q2、Q3のすべてで最速タイムを記録し、圧倒的な速さでポールポジションを獲得。2番手のルクレールに0.5秒以上の大差をつけ、マクラーレンの進化を証明した。

    Q1でサインツと角田が敗退 波乱の幕開け
    路面進化とタイミングの読み違いが命取りとなり、ウィリアムズのカルロス・サインツとレッドブル・レーシングの角田裕毅がまさかのQ1敗退。キック・ザウバーのヒュルケンベルグも早々に姿を消した。

    Q2ではアロンソとアルボンが僅差で敗退 若手勢に押し出される
    ボルトレトやローソンら若手が躍進する一方で、アストンマーティンのアロンソとウィリアムズのアルボンがわずかな差でQ3進出を逃した。アイザック・ハジャーも11番手に迫る健闘を見せたが届かず。

    フェルスタッペンは7番手止まり 地元で精彩欠く
    ポール争いが期待されたフェルスタッペンだったが、アタック中の黄旗やセットアップの課題に苦しみ、Q3では7番手。かつての本拠地レッドブルリンクで沈黙を強いられた。

    ガスリーのスピンで黄旗 ピアストリの最終アタックに影響
    Q3終盤、アルピーヌのガスリーがスピンを喫し黄旗が出されたことで、ピアストリを含む複数のドライバーがアタックを断念。順位が確定しきらないままセッションは終了した。

    ボルトレトが今季最高の9番手 予選で存在感
    キック・ザウバーのルーキー、ガブリエル・ボルトレトが初のQ3進出を果たし、最終的に9番手。アップグレード投入の成果を見せ、チームにとっても価値あるポジションを確保した。

    2025年F1 オーストリアGP 予選 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分04秒672 1分04秒410 1分03秒971
    2 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分05秒197 1分04秒860 1分04秒492
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分04秒966 1分04秒565 1分04秒554
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分05秒115 1分04秒896 1分04秒582
    5 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分05秒189 1分04秒846 1分04秒763
    6 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分05秒017 1分05秒041 1分04秒926
    7 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分05秒106 1分04秒734 1分04秒929
    8 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分05秒123 1分04秒836 1分05秒132
    9 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分05秒178 1分05秒052 1分05秒276
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分05秒054 1分04秒846 1分05秒649
    11 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分05秒197 1分05秒128  
    12 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分05秒143 1分05秒205  
    13 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分05秒063 1分05秒226  
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分05秒278 1分05秒288  
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 1分05秒218 1分05秒312  
    16 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分05秒329    
    17 31 エステバン・オコン ハース 1分05秒364    
    18 22 角田裕毅 レッドブル 1分05秒369    
    19 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分05秒582    
    20 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分05秒606    
  • F1オーストリアGP 予選Q2:アロンソ、アルボンがQ3進出を逃す

    F1オーストリアGP 予選Q2:アロンソ、アルボンがQ3進出を逃す

    F1オーストリアGPの予選は、Q1に続き、Q2もまた激しいトラックエボリューションと緊張感の高まるアタック合戦が展開され、最終ラップまで誰がQ3に進出するか分からないスリリングなセッションとなった。

    最終的にフェルナンド・アロンソやアレクサンダー・アルボンといった経験豊富なドライバーが敗退。一方、10番手通過をめぐるラストアタックは、0.010秒差という薄氷の戦いとなった。

    Q2中盤、赤旗が出された影響で多くのドライバーが1回のアタックにすべてをかける形となった。マクラーレンとフェラーリは自信を持ってユーズドタイヤでコースインしたが、レッドブルのマックス・フェルスタッペンをはじめとする下位勢は新品タイヤでのタイム更新を狙った。

    残り2分を切ると、ハースのオリバー・ベアマンがタイムを更新して9番手に浮上。しかしその直後にキック・ザウバーのガブリエル・ボルトレトが一気に3番手にジャンプアップ。フェルスタッペンもこれに応えるが、わずか0.010秒差でボルトレトを上回る接戦となった。

    一方で、中団のドライバーたちはわずかな差に泣くことに。フランコ・コラピント(ウィリアムズ)はタイムを更新したものの、Q3進出にはあと一歩届かず。アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)も一時P11につけ、そのまま敗退が確定した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は最終アタックでタイム更新ならず11番手。アルボン(ウィリアムズ)はアタックラップをまとめきれず12番手にとどまった。

    Q2で敗退となったのは以下の5名:

    11位 フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    僅差の戦いでタイムを更新できず、ベテランらしい安定感は見せたがQ3ならず。

    12位 アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)
    赤旗後はユーズドタイヤを選択。ペース不足で惜しくも敗退。

    13位 アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    P11でフラッグを受けるも、他車のタイム更新で脱落。Q3進出は次戦以降へ持ち越し。

    14位 フランコ・コラピント(ウィリアムズ・レーシング)
    タイムは更新するも届かず。チームメイトとともにQ2敗退となった。

    15位 オリバー・ベアマン(ハース)
    一時9番手に浮上したが、他車のタイム更新に飲まれ最終的に15番手。

    中団の勢力図がさらに接近するなか、Q2はボルトレトとフェルスタッペンが0.010秒差で上位争いを演じた一方で、0.1秒未満の差で涙をのむドライバーが続出する結果となった。トラックエボリューションをいかに読み切り、限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮できるかが、ますます問われる予選となっている。

  • F1オーストリアGP 予選:角田裕毅は18番手でQ1敗退

    F1オーストリアGP 予選:角田裕毅は18番手でQ1敗退

    F1第11戦オーストリアGPの予選Q1は、路面コンディションの急激な改善によって最後まで順位が目まぐるしく入れ替わる展開となり、レッドブル・レーシングの角田裕毅やウィリアムズ・レーシングのカルロス・サインツら有力勢がまさかの敗退を喫した。

    セッション開始直後、各車はC5ソフトタイヤで続々とコースイン。まだ路面にラバーが載りきっていない序盤は滑りやすく、オスカー・ピアストリやフランコ・コラピントはグラベルに飛び出すなど、タイムアタックに苦戦する場面が続いた。

    路面温度は48度に達し、金曜から大きく上昇。加えて風も強まり、ターン6やターン7では多くのマシンが挙動を乱し、アロンソもヒヤリとする場面があった。

    そのなかで序盤のタイミングで最も存在感を示したのがキック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグ。アップグレードの効果もあり、1分5秒台前半で一時トップに立つ。しかしすぐさまマクラーレン勢が反撃し、ランド・ノリスが1分5秒106でトップ、ピアストリも2番手へ浮上した。

    セッション後半になると、トラックエボリューションが本格化。残り4分でアルボンが5番手、ローソンが3番手に浮上するなど、1周ごとにタイムが大幅に向上する状況に。各チームが2セット目のソフトタイヤを投入し、最後のアタックに全てを懸ける。

    このタイミングで、**レッドブル・レーシングの角田裕毅はピットにとどまっており、再アタックに出ることができなかった。**1セット目で記録したタイムは伸びるトラックに対して不十分で、最終的に18番手で敗退が確定。

    ウィリアムズ・レーシングのカルロス・サインツも、アタックラップ中にターン1とターン3で細かいミスがあり、最終的にP14止まり。Q2進出にはわずかに届かなかった。

    また、**ハースのエステバン・オコンはP17走行中にピットインを選択し、そのままセッションを終える戦略を取ったが、これが裏目に出て敗退という結果に。**彼も2回目のアタックを行っていれば通過の可能性はあった。

    最終的にQ1で敗退となったのは以下の5名:

    16位 ランス・ストロール(アストンマーティン)
    一時12番手まで浮上したが、最後の数周で後続に抜かれ脱落。

    17位 エステバン・オコン(ハース)
    アタックを切り上げてピットへ。路面進化の波に乗れず脱落。

    18位 角田裕毅(レッドブル・レーシング)
    最終アタックに出られず、1セット目のタイムではQ2に届かず。

    19位 カルロス・サインツ(ウィリアムズ・レーシング)
    わずかなミスが響き、自己ベストを更新するもQ1敗退。

    20位 ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)
    序盤トップも再アタックに出ず脱落。判断ミスが明暗を分けた。

    初日から調子を見せていた角田裕毅とウィリアムズのサインツ、そして金曜プラクティスで好感触だったキック・ザウバー勢の一角がQ1で脱落するという波乱の展開に。予選の鍵を握ったのは、誰よりも早く、そして正確に“トラック進化”の波に乗れたかどうかだった。

  • 2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目:ハイライト動画

    2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目:ハイライト動画

    2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目のハイライト動画。レッドブルリンクで2025年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアグランプリのフリープラクティス3(FP3)が行われる。

    ランド・ノリスがF1オーストリアGP土曜の最終プラクティスでも最速タイムを記録し、マクラーレン勢が1-2体制を築いた。

    ノリスはソフトタイヤで走行を重ね、最終的に1分04秒324というベストタイムをマーク。チームメイトのオスカー・ピアストリに0.118秒差をつけてトップに立った。3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン、4番手と5番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが続いた。

    このセッションでは、何人ものドライバーがコースオフやグラベルに飛び出す場面が見られた。チャンピオンシップリーダーのピアストリもその一人で、セッション中盤にはフロアのダメージチェックのために数分間ガレージで足止めされた。

    レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーとワールドチャンピオンのフェルスタッペンは、ともに最終コーナーで360度スピンを喫するシーンもあったが、バリアとの接触は避けられた。一方、角田裕毅はターン1の立ち上がりでレッドブルマシンのコントロールを失った。

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  • 2025年F1 オーストリアGP 分析:金曜日のデータが示す残りの週末の行方

    2025年F1 オーストリアGP 分析:金曜日のデータが示す残りの週末の行方

    F1第11戦オーストリアGPの金曜走行がレッドブル・リンクで行われ、20台のF1マシンがシュタイアーマルクの丘陵地にエンジンサウンドを響かせた。

    昨年はマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスが首位争いの末に接触し、最終的にジョージ・ラッセルが優勝を飾ったこの地で、再び接戦の週末が幕を開けた。

    マクラーレンが初日トップ、ノリスはFP2で即座に順応
    午前のFP1ではメルセデスのジョージ・ラッセルが最速を記録したが、午後のFP2ではマクラーレン勢が主導権を握った。ノリスとオスカー・ピアストリがともに好調なパフォーマンスを見せ、チームが持ち込んだ新たなアップグレードが奏功した格好だ。

    マクラーレンは、カナダで導入された新型フロントウイングに適合する形で修正されたシュラウド(空力カバー)など、さらなる空力変更をオーストリアに投入。ノリスは引き続き新ジオメトリー仕様を使用した一方、ピアストリは旧仕様を選択している。

    FP1をアレックス・ダンに譲ってピットウォールから見守ったノリスは、FP2でいきなりタイムシートのトップに躍り出た。特に予選・決勝の双方で好ペースを披露し、データ上では理想ラップにあと0.2秒残していたと分析されており、さらなる伸びしろも感じさせている。

    オーストリアグランプリ F1 予選ペース

    メルセデスは依然上位争い圏内
    カナダで金曜トップに立っていたメルセデス勢にとって、今回はやや控えめな滑り出しとなったが、それでもポディウム争いには食い込んでくる勢いを保っている。

    ラッセルは「マクラーレンは本当に強力だった」と認めつつ、「ポール争いは難しい」と現状を分析。ただ、レッドブル・リンクは10コーナーのみ、1分少々で1周を走り切るため、僅かな差が明暗を分ける可能性も高い。

    一方、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリはFP2で2度にわたって妨害を受けたことに不満を漏らしながらも、まだ予選ペースの向上余地があると前向き。実際にデータ上では予選・決勝ともにレッドブルを僅差で上回っており、好位置をキープしている。

    オランダグランプリ F1 理想ラップ

    フェルスタッペン、6連続ポールへ視界良好
    マックス・フェルスタッペンはFP2で3番手につけ、連続ポールポジション記録を6に伸ばすべく好調な滑り出しを見せた。

    短・長距離走行ともに「少しアンダーステアが強かった」と振り返ったものの、「大きな問題はなかった」とコメント。今回はレースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼが不在で、代役としてサイモン・レニーが務めているが、2人は以前からの関係性もあり、スムーズな連携を披露した。

    また、フェルスタッペンはこれまで金曜から土曜にかけての調整で飛躍的に改善を見せており、予選での一発には引き続き期待が集まる。

    チームメイトの角田裕毅も、FP2で「高速度域でのアタックに自信を持てるようになった」と好感触を語っており、土曜以降の成績次第ではダブル入賞の可能性も見えてくる。

    オーストリアグランプリ F1 レースペース

    フェラーリは新型フロア投入も様子見段階
    スクーデリア・フェラーリは、オーストリアGPに向けて大規模なフロアアップグレードとディフューザー改良を実施したが、金曜終了時点ではその効果にはまだ確証が持てない。

    FP1ではジュニアドライバーのディノ・ベガノヴィッチが出走し、FP2から復帰したシャルル・ルクレールはコースオフを挟みつつも5番手タイムをマーク。ルクレール自身は「期待通りにアップグレードは機能している」と述べたが、予選ペースではトップ3に0.3秒以上の差をつけられており、依然として4番手集団に位置している。

    決勝ロングランではやや改善が見られるものの、まだ上位3チームの背中は遠い。

    オーストリアグランプリ F1 カーパフォーマンス

    ハミルトンにトラブル発生、巻き返しなるか
    フェラーリのルイス・ハミルトンは、FP1でギアボックスのトラブルにより走行時間を失う不運に見舞われた。FP2では交換して走行を再開したものの、「クルマの感触は悪くないが、ペース的には大きく遅れている」と危機感をにじませた。

    それでも「一晩であとコンマ1秒を見つけられればチャンスはある」と語り、巻き返しを誓っている。

  • F1オーストリアGP FP3:ランド・ノリス首位 角田裕毅はスピンする場面も9番手

    F1オーストリアGP FP3:ランド・ノリス首位 角田裕毅はスピンする場面も9番手

    F1オーストリアGPのフリー走行3回目(FP3)は、ランド・ノリスがトップタイムを記録し、オスカー・ピアストリが2番手に続くマクラーレンの1-2で締めくくられた。多くのドライバーがトラックリミットに苦しんだセッションは、予選の波乱を予感させる内容となった。角田裕毅は9番手につけた。

    前日のFP1とFP2でアップグレードの効果を証明したマクラーレン勢は、この最終プラクティスでも再び速さを見せた。

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは新たなレースエンジニアとともにハードタイヤで先陣を切り、1分6秒131を記録したが、前日のノリスのFP2タイム(1分4秒580)には及ばなかった。

    フェルスタッペンは最終コーナーでコースオフし、「スロットルを戻すときにマシンがナーバス」「少しスナッピーだ」と無線で報告。その後もなかなかタイムを詰められずにいた。

    セッション序盤には、ターン1で多くのドライバーがコースを逸脱。ノリス、フランコ・コラピント、フェラーリ勢も走行ラインを外れ、アタックを断念する場面が見られた。

    ピアストリはターン9でグラベルに飛び出してヒヤリとする瞬間も。幸い大きなダメージは避けられたが、フロアの確認を要請する場面もあった。レーシングブルズのアイザック・ハジャーもターン10でスピンを喫したが、すぐにコース上を向いて走行を続けた。「ごめん」と無線で謝るなど、若手らしい一幕もあった。

    セッション後半、ノリスは最速セクターを刻みながらも縁石でワイドになりラップを中断。それでも1分4秒324で首位を確保し、ピアストリがコンマ1秒強差で続いた。フェルスタッペンは終盤にハジャーと同様のスピンを演じつつも、3番手に食い込んだ。

    角田裕毅もターン1でスピンを喫する場面があったが、予選シミュレーションではしっかりとタイムをまとめ、1分5秒139で9番手。荒れたセッションの中で着実に結果を残し、Q3進出の現実味を高めた。

    フェラーリのシャルル・ルクレールは4番手、ルイス・ハミルトンが5番手と続き、メルセデス勢はジョージ・ラッセルが僅差で先行した。ランス・ストロール、角田裕毅、ガブリエル・ボルトレトがトップ10入りを果たした。

    フェルナンド・アロンソは12番手。リアム・ローソンはボルトレトと同一タイムながら11番手に。ニコ・ヒュルケンベルグは13番手、アレックス・アルボンとカルロス・サインツがそれに続いた。

    ハースのオリバー・ベアマンは16番手。ピエール・ガスリー、エステバン・オコン、ハジャー、コラピントらは下位に沈み、午後4時(現地時間)からの予選に向けて巻き返しを図る必要がある。

    オーストリアグランプリ 2025年のF1世界選手権

    2025年F1 オーストリアGP フリー走行3回目 順位・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分04秒324
    2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分04秒442
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分04秒534
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分04秒574
    5.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分04秒790
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分05秒018
    7.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分04秒053
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分05秒062
    9.角田裕毅(レッドブル) – 1分05秒139
    10.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分05秒182
    11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分05秒182
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分05秒283
    13.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分05秒314
    14.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分05秒326
    15.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分05秒358
    16.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分05秒366
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分05秒366
    18.エステバン・オコン(ハース) – 1分05秒519
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分05秒546
    20.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分06秒023