カテゴリー: F1オーストラリアGP

  • マクラーレンF1、オーストラリアで隔離されていたメンバーが英国に帰国

    マクラーレンF1、オーストラリアで隔離されていたメンバーが英国に帰国

    オーストラリアで隔離措置に置かれていたマクラーレンF1チームのメンバーが、ようやくイギリスに帰国する。

    新型コロナウイルスの流行がパンデミックに移行しつつある時期、F1はシーズン開幕戦オーストラリアGPを通常通りに開催するためにメルボルンへと移動した。

    すべてのF1チームスタッフはメルボルン入りし、大勢のF1ファンがアルバート・パークに集まっていたが、レースは金曜日のフリー走行1回目の開始まで2時間を切った時点で中止となった。

    その発表は、マクラーレンのF1チームメンバーの1人が新型コロナウイルスに感染し、チームがレースから撤退したことが引き金となった。

    マクラーレンは、感染者と濃厚接触の疑いがある14名のメンバーをメルボルンのホテルで隔離措置に置いたが、その期間は終了し、彼らはようやく帰国することができる。すでに感謝者は回復し、新型コロナウイルスの感染の疑いのあった7名のメンバーも陰性だと診察されている。

    英国政府は3週間の閉鎖を実施しており、マクラーレンのスタッフは複数の異なるフライトで英国へと戻る。

  • レッドブルF1 「オーストラリアGPの対応でF1上層部は批判できない」

    レッドブルF1 「オーストラリアGPの対応でF1上層部は批判できない」

    レッドブル・ホンダF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1オーストラリアGPの対応においてF1上層部は常に“動く標的”を追いかけていたため、彼らを批判することはできないと語る。

    先週末の開幕戦F1オーストラリアGPは、マクラーレンのF1チームスタッフが新型コロナウイルスの感染してレースから撤退。F1が中止を発表したのは金曜フリー走行の開始時刻から2時間を切っていた。

    この決定は、サーキットに入るために朝からゲートンの前で並んでいたファンの多くの怒りを引き起こした。

    クリスチャン・ホーナーは、少なくとも金曜日にイベントを継続できればうれしかったの明らかだが、起こったことについて完全にF1の経営陣のせいにするのは間違いんだと考えている。

    「非常に難しいものだった思う。なぜなら、それはとても動いている標的だったからだ」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「我々が来たときには陽性を示した人はいなかった。1件の陽性反応が出て、当然ながらレースをしないという決断が下された。批判するのは困難だ。本当に動くターゲットだった」

    ヨーロッパで急速に変化している新型コロナウイルスの状況に照らして、F1がメルボルンの週末を前に進めようとしたかどうかを疑問視する人もいる。

    しかし、クリシチャン・ホーナーは、F1は競技者とファンの健康を優先しなかったとし、最終的にF1が中止にしなければならなかった理由を理解していると語る。

    「ターゲットが動いていることが問題だった」とクリスチャン・ホーナーはメルボルンでの新型コロナウイルスの発展状況について語った。

    「もし、事前に陽性の人がいれば、我々は行なかっただろうし、当然ながら、我々全員が旅を控えただろう」

    「残念なことですが、結局のところ、ファン、観客、チームメンバー、そして一般の人々の健康と幸福を第一に考えなければならない」

    F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、今週初めに送った公開書簡でファンに謝罪した。F1は他のレースも延期し、新しい2021年の技術規則の導入を遅らせるために急速に動いた。

    「何よりもまず、我々の優先事項は、F1のファン、チーム、組織の健康と安全、そしてより広い社会だ」とチェイス・キャリーは語った。

    「オーストラリアでのキャンセルとこれまでの他のレースの延期の影響を受けたファンに謝罪する。これらの決定は、急速に変化し進化する状況の中で、F1、FIA、および地元のプロモーターによって下されているが、それらは正しく、必要なものであると信じている」

  • F1オーストラリアGP:開催料は約38億円、中止の場合は大きな損失

    F1オーストラリアGP:開催料は約38億円、中止の場合は大きな損失

    2020年のF1オーストラリアGPが中止となった場合、F1は大きな財政的影響を受けることになる。それは中止という発表が土壇場まで遅れた理由でもある。

    また、バーレーンとベトナムの延期こ発表され、中国までの延期が決定。オランダ、スペイン、モナコのレースも日程通りに開催することは難しいとの見方が強い。

    中国で起こったように、国家または地方政府がレースを中止した場合、主催者はレース開催のために多額のホスティング料金を支払う必要がない。しかし、プロモーターによって決定が下された場合、チケット販売の払い戻しだけでなく、全額に対して責任を負うことになる。。

    オーストラリア・グランプリ・コーポレーション(AGPC)の代表を務めるアンドリュー・ウェスタコットは「我々は援助の手を差し伸べつもりであり、ファンのために悲しんでいる」とコメント。

    「ファンだけでなく、週末にイベントに参加する12,000人のスタッフ、600人のサプライヤーに悲しみと失望の要素がある」

    「この性質のキャンセルは多くの結果をもたらす。それらのいくつかは契約上のものであり、いくつかは財政的なものだ」

    F1オーストラリアGPの場合、決定はFIA、主催者、FOMによって共同で行われ、誰がどれくらい支払うのか、そしてF1チームがどれだけ失うのかは不明確となっている。

    AGPCのポール・リトルは「キャンセルは金銭的なものを含む多くの結果をもたらす。F1で解決すべき多くのことがある」と Auto Motor Und Sport にコメント。

    「オーストラリアはリバティ・メディアに約3,500万ドルを支払っている。中止になった場合、大金を失うことになる。また、これはチームの利益の一部でもある」

    金曜日には“中止”と発表されたF1オーストラリアGPだが、厳密にいえば“延期”であるとF1オーストラリアGPの広報担当者は確認している。

    「我々は明確にするためにキャンセルという言葉を使った。延期という言葉だと、数時間だけ遅れると勘違いするファンもいると考えた」

    F1の最高経営責任者であるチェイス・キャリーも、F1オーストラリアGPは中止では延期と考える方がより正確であることを示唆している。

    「我々はオーストラリアの人々がこの素晴らしいレースを別の時期に開催するのを助けようとしている」とチェイス・キャリーは語った。

    しかし、中国とは異なり、F1オーストラリアGPは常設レース施設ではなく、メルボルンのアルバート・パークに建設された一時的なストリート・サーキットで開催される。これはレース終了後に解体する必要がある。そのため、年内に再び準備を整えることが難しくなる。

    「インフラを永遠に置いておくことはできない。まずはそれらを解体し、その後、レースを後日開催できるかどうかをアドバイスしてく」

    モナコも同じ問題に直面しています。毎年、歴史的なグランプリのために街の街路を整えるには約6週間かかる。

    モナコでは準備が進行中だが、グランドスタンドを設営するイタリア人労働者が入国できない問題に直面している。

    開催・延期の決定までのリードタイムは4月初旬までとなる。

  • ヘルムート・マルコ インタビュー:F1オーストラリアGP中止の舞台裏

    ヘルムート・マルコ インタビュー:F1オーストラリアGP中止の舞台裏

    レッドブル・ホンダF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、F1オーストラリアGP中止の舞台裏について語った。

    レッドブルとアルファタウリは最後までF1オーストリアGPの開催を望んでいた。しかし、マクラーレンのF1チームスタッフに新型コロナウイルスに感染したことに端を発したF1チームの投票の結果はそれを許さなかった。

    金曜日の午前10時にガレージでチームにスピーチが行われていましたね。何が発表されたのですか?
    グランプリがキャンセルされたことが発表された。今後、チームをできる限り迅速にそして安全に帰宅させるためにあらゆることをしていく。そのようなことが離された。

    レッドブルの決定でしたか?
    いいや。我々はレースをする準備はできていた。

    それはレッドブルだけでしたか?
    他チームも準備はできていたが、たぶんエンジンをなかっただろう。

    キャンセルに時間がかかったのはなぜですか?
    ある人が何回か心を変えたからだ。

    どうすべきだったと思いますか?
    パドックで新型コロナウイルスの症例があった。誰もがすでにそこにいるので、フリープラクティスを開始し、さらに検査を実施し、最終決定を下すことができたはずだ。

    主催者との契約を破らないためにも?
    これは間違いなく責任問題になるだろう。私の知る限り、主催者と保健当局からはOKが出ていた。

    次は?
    バーレーンもキャンセルされた。最初のレースはバクーまで行わないと想定している。

    それは正しい方法ですか?
    現在、すべてが静止しているような不確実性がある。夏休み前にバクーから非常に激しいシーズンを始まるだろう。

    バクーまですべてがストップすることは800人の従業員を抱えるチームにとって何を意味しますか?
    夏休みを先にとるだけです。2020年と2021年の開発作業は通常どおり継続される。ゲートは閉じられていない。

  • ホンダF1 「オーストラリアGPの中止発表前に欠場を決めていた」

    ホンダF1 「オーストラリアGPの中止発表前に欠場を決めていた」

    ホンダF1は、オーストラリアGPの中止が発表する前からすでに欠場を決めていたと明かす。

    2020年の開幕戦オーストラリアGPは、木曜日の夜にマクラーレンがF1チームスタッフに感染者が出たことから欠場を発表。その後、F1上層部とF1チームによる話し合いが行われたが、状況は二転三転し、中止が発表されたときにはフリー走行開始時刻の2時間を切っていた。

    ホンダF1のエンジンを供給するレッドブルは、F1オーストラリアGPを続行する準備はできていたと主張しているが、ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は仮にグランプリが継続になった場合、ヘルムート・マルコとの会話は“チャレンジング”なものになっただろうと語る。

    「ホンダはF1に参加しているビッグブランドです。ホンダの観点として考えなければならない問題でした」と山本雅史は語る。

    「最終的に我々はレッドブルと話をする前にキャンセルすることを決めていました」

    ホンダの決定は、F1とFIAの発表前にすでに下されていたのかと質問された山本雅史は「そうねすね。状況を状況して、難しい状況だと判断された場合にはそうすることを日本を離れる直前に決めていました」と語った。

    F1オーストラリアGPの木曜深夜の会議では、レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイント、メルセデスが続行派だったが、メルセデスは深夜にダイムラーの会長からの電話で中止派に回っている。これにより、金曜日を迎えた段階でメルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダというF1エンジン供給元のすべてに参戦の意思はなかったことになる。

    本田技研工業のブランド・コミュニケーション本部長を務める森山克英は、新型コロナウイルスの予防策としてF1オーストラリアGPを中止にするというF1およびFIA(国際自動車連盟)の決定を支持すると述べた。

    「今回のF1開幕戦、オーストラリアグランプリの開催中止の決定は、現在の状況を鑑みれば正しい判断だと考えており、ホンダとして主催者およびF1の決断を支持します」」と森山克英はコメント。

    「ファンの皆さま同様に、ホンダ、そしてF1にかかわるすべての人々がレースを愛しており、開幕戦を待ち遠しく感じてきました。一方で、ファンの皆さまや関係者、チームメンバーの健康と安全、そして公衆衛生以上に優先されるものはありません」

    「レースをできないことは非常に残念ですが、また皆さまの前で安全にレースができる状況に少しでも早く回復することを願っています」

  • レッドブルF1 「オーストラリアでレースをする準備はできていた」

    レッドブルF1 「オーストラリアでレースをする準備はできていた」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、マクラーレンのF1チームスタッフが新型コロナウイルスに感染したにも関わらず、レッドブルはF1オーストラリアGPでレースをする準備ができていたと譲らない。

    ヘルムート・マルコは、レッドブルF1としては、イベント全体をキャンセルするのではなく、地元の当局が提案したレースを無観客で開催するというアドバイスに従うことを支持していたと述べた。

    「我々はレースの準備ができていた」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語った。

    「他チームも準備はできていた。だがエンジンはなかっただろう」

    F1オーストラリアGPを中止にするという発表には非常に時間がかかったが、決定に達するまで時間がかかった理由についてヘルムート・マルコは「特定の人々は何度か心を変えたからだ」とコメント。

    ヘルムート・マルコが言及しているのはメルセデスのことだ。当初、メルセデスもレース継続に参戦していたが、親会社のダイムラーはメルセデスのF1エンジンを搭載するチームをレースから撤退させることに熱心だったと報じられている。

    また、ヘルムート・マルコは、金曜日のフリープラクティスを実施することで、何が最善の進め方であるかを検討できたはずだと述べた。

    「パドックで新型コロナウイルスの症例があった。誰もがすでにそこにいるので、フリープラクティスを開始し、さらに検査を実施し、最終決定を下すことができたはずだ」

    「責任問題になるのは間違いない。私が理解している限り、主催者と保健当局からはOKが出ていた」

    だが、その後、ピレリもF1スタッフが新型コロナウイルスに感染したことを発表。F1の決定は正しかったという意見が大多数だ。

  • ピレリ、F1スタッフが新型コロナウイルスに感染 / F1オーストラリアGP

    ピレリ、F1スタッフが新型コロナウイルスに感染 / F1オーストラリアGP

    F1公式タイヤサプライヤーのピレリは、F1オーストラリアGPの準備でメルボルンを訪れていたF1スタッフの1名が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

    F1パドックで新型コロナウイルスの陽性反応が出たのはこれで2人目となる。F1オーストラリアGPでは木曜日の夜にマクラーレンのF1チームメンバーに陽性反応が出たことでチームは欠場を決断。

    翌日、F1とレース主催者は1回目のフリープラクティスの数時間前にレース週末のすべてのアクションを中止にすることを決断している。

    ピレリは、新型コロナウイルスに感染したスタッフは「現在、オーストラリアの保健当局によって実施されているすべての関連手順に従っているとコメント。

    保健当局は、ピレリに対して、陽性反応を示したスタッフが第三者と濃厚接触はしていないことを確認し、他者のために特別な予防措置を講じるよう求めている。

    「ピレリは、公衆衛生政策と会社のガイドラインに沿って状況を監視しています」

    新型コロナウイルスの世界的な流行により、F1はオーストラリア以外にも、バーレーン、ベトナム、中国の延期を決断。5月にはオランダGPとスペインGPが予定されているが、この2戦も延期になる可能性が高いとされている。

    F1は“5月末”の開幕を目指しているとしており、5月24日のモナコGPが開幕戦になる可能性が高い。モナコでは新型コロナウイルスの大流行を受け、政府が“必須ではない”公共の場所をすべて閉鎖することを決定。レストラン、カジノ、カフェ、劇場、映画館、ナイトクラブをすべて閉鎖。

    しかし、モナコ自動車クラブは“当初の計画通り”に開催を予定していると述べている。

  • F1オーストラリアGP中止:FIA前会長、2005年のF1アメリカGPを回顧

    F1オーストラリアGP中止:FIA前会長、2005年のF1アメリカGPを回顧

    FIA(国際自動車連盟)の前会長であるマックス・モズレーは、F1オーストラリアGPの中止に関する遅い意思決定が、2005年にインディアナ・ポリスで開催されたF1アメリカGPと同様にファンの反発に直面するリスクを冒すかの可能性があると述べた。

    マクラーレンのF1チームスタッフが木曜日の夕方に新型コロナウイルスの陽性反応が出た後、FI,FIA、オーストラリア・グランプリ・コーポレーション(AGPC)から公式声明が発表されるまでに12時間を要した。すでにサーキットに到着していたファンはSNSでその結果を知った。

    「一般的な原則として、人々は間違っていることを許すことはできるが、優柔不断であることを許すことはできないと思う」とマックス・モズレーは Motorsport Magazine に語った。「決断を下さなければならず、早ければ早いほど良い。」

    マックス・モズレーは、2005年のF1アメリカGPでミシュランがバンクコーナーに対処できるタイヤを供給できないという厳しい決断に直面した。

    F1チーム側は、シケインをトラックに追加して、バックセクションをトラックから外すように要求したが、妥協することはできず、10チームのうち7チームがウォームアップラップを完了して契約上の義務を果たした後、マシンをリタイアさせた。それにファンは激怒した。

    「決断しなければならない状況だったし、何をしても批判を受けるだろう。だが、それはテリトリーに関連している」とマックス・モズレーは続ける。

    「明らかにすべての大きな決定は不十分な情報で行われる。それが人生だ。好ましい例を考えてください。すべての情報が揃っていれば、決定は自動的に行われる」

    「誰もが耳元で叫んでいたとき、最後に我々はそれを行った。振り返ってみると、非常に多くの人々を悩ませていたとしても、それは100%正しいことだった。とても難しい。絶対に確実というものはない。そこからはかけ離れているものだ」

  • F1:マクラーレン、新型コロナウイルスに感染したスタッフは順調に回復

    F1:マクラーレン、新型コロナウイルスに感染したスタッフは順調に回復

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、F1オーストラリアGPで新型コロナウイルスに感染したF1チームのスタッフが“順調に回復している”と述べた。

    マクラーレンは、F1チームのスタッフが新型コロナウイルスで陽性という診察結果を受けたことで3月12日(木)の夜にF1オーストラリアGPからの撤退を発表。その後、F1は金曜日に開幕戦の中止を決定している。

    「新型コロナウイルスに感染したチームメンバーは順調に回復しており、症状は消え、検疫されている人々は元気になっていると報告できるうれしいことをうれしく思う」とザク・ブラウンは語った。

    「彼らがチームメイト、パートナー、F1コミュニティのメンバー、世界中のファンから得ているサポートは素晴らしく、すべてに感謝している」

    だが、感染したスタッフと濃厚接触をした疑いのある14名のマクラーレンのF1スタッフは、メルボルンで14日間の検疫措置に置かれており、チーム代表のアンドレアス・ザイドル、レーシングディレクターのアンドレア・ステラらが現地に残って彼らのサポートを行っている。

    また、メルボルンに入国したチームメンバー全員が、さらなる予防措置として、2週間の間、マクラーレンのファクトリーへの入室を禁止されている。

    ザク・ブラウンは「現在、F1、FIA、その他のチームとの対話に焦点を当てており、2020年のカレンダーを通じて作業し、今後数か月にわたってチームを管理していく。まだ初期段階であり、状況は進化しているが、私たちは今後の計画しており、柔軟性を維持している」

  • F1オーストラリアGP中止:自動車メーカーと独立系チームの意見の相違

    F1オーストラリアGP中止:自動車メーカーと独立系チームの意見の相違

    2020年のF1世界選手権の開幕戦オーストラリアGPは、結果として独立系チームが続行を望むなか、自動車メーカーが反対する形で中止となった。

    チームメンバーの新型コロナウイルスの感染によってマクラーレンが撤退を決断した木曜日の夜に開催された会議では、フェラーリ、ルノー、アルファロメオが中止を主張。レッドブル、アルファタウリ、レーシング・ポイント、そして、メルセデスが継続を主張したが、メルセデスは親会社のダイムラーからの電話で中止に転じた。

    これは当然の結果と言えるだろう。フェラーリ、メルセデス、アルファロメオ、ルノー、マクラーレンはすべて自動車を販売する上場企業だ。大手自動車メーカーは、単純にサーキットで人命を危険にさらすことはできない。ブランドイメージの喪失は、あらゆる犠牲を払って防止されなければならなかった。純粋なエンジンサプライヤーで会議に参加しなかったホンダもおそらく同じスタンスをとっていただろう。

    レッドブルは異なる業界で事業を展開しており、エネルギー飲料の世界的な販売を行っている。同社もブランドイメージを損なうことはできないが、ライバルのコアビジネスとは異なり、エナジードリンクの生産はトラックでのレースとは関係ない。アルファタウリも同じレッドブル系のファッションブランドであり、レッドブルと同じことが当てはまる。

    ある意味、レーシング・ポイントにはまったく心配することはない。意地悪な言い方をすれば、チームは裕福なオーナーの道楽であり、自分の財布の利益だけを管理しているからだ。ウィリアムズとハースF1チームもプライベートチームであり、過半数の結果に従ったと伝えられている。

    ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、チーム間で意見の相違があることは“正常”なことだと語る。

    「各チームの構造は異なる。一部は大企業の一部であり、一部は個人所有だ。全員が同じページにいることを期待することはできない」とギュンター・シュタイナーは Motorsport-Total.com に語った。

    ギュンター・シュタイナーは、F1がメルボルンでの新型コロナウイルスへの対応について厳しく批判されていたとしても、決定するまでに少し時間がかかったことは理解でできると語る。

    「振り返ってみると、すべてをもっとよく把握するは明らかに簡単だ」とギュンター・シュタイナーは語る。

    「地元のプロモーター、F1、FIA、バックグラウンドの異なる10チームがあり、誰もが小さな問題を抱えている。我々は妥協を見つけなければならなかった。それが最終的に出た妥協だ」

    ギュンター・シュタイナーは、誰もがシーズン開幕戦を楽しみにしており、最終的に再びレースを望んでいたと語る。

    「しかし、ブレーキをかけ、多くの人々にとって多くの安全上の理由があると言わなければならない。現在、全世界は新型コロナウイルスのためにひっくり返っている」