カテゴリー: アウディ

  • アウディF1 ヒュルケンベルグ完走 ボルトレトDNS「迅速に対処する」

    アウディF1 ヒュルケンベルグ完走 ボルトレトDNS「迅速に対処する」

    アウディは2026年F1第2戦中国GPで、ニコ・ヒュルケンベルグが11位でフィニッシュ。ガブリエル・ボルトレトはテクニカルトラブルによりスタートできずDNSとなった。

    これでアウディは開幕2戦連続で1台のみの出走となった。ヒュルケンベルグはハードタイヤでスタートし、レース中の混乱を避けながら走行。終盤にはフランコ・コラピントとの差が大きく、ポイント争いには届かなかったものの、完走してチームに貴重なデータを持ち帰った。

    ウィートリー「チームとして理解しなければならない問題」
    チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、ボルトレトのDNSを含めた週末の課題を振り返った。

    「まずエマ・フェルバーマイヤーにお祝いを伝えたい。彼女は今週末、とても自信に満ちた安定した走りを見せた。土曜日の素晴らしいオーバーテイクに続き、今日は見事な勝利を収めた。2026年シーズン初勝利であり、アウディにとってF1アカデミーでの初勝利でもある」とウィートリーはコメント。

    「そしてキミ・アントネッリにもお祝いを送りたい。彼は見事なパフォーマンスで初のグランプリ優勝を手にした。彼にとって特別な瞬間だったと思う」

    「我々の側では、残念ながらガブリエルにとって非常に難しい一日になってしまった。レースをスタートできなかった問題について、チームを代表して彼に謝りたい。彼にとって非常に失望の大きい出来事だったはずだし、チームとして迅速に原因を理解し、対処しなければならない」

    「ニコのレースも簡単ではなかった。スタートでポジションを落としてしまったが、これはマシンをスタートさせる部分がまだ改善すべきポイントだと分かっている。その後ニコは力強いレースを見せ、優れたペースとエネルギーマネジメントを示した」

    「しかし残念ながらホイールガンのトラブルによって16秒のピットストップとなり、これでポイント争いから外れることになった。日本GPに向けて見直すべき点は多い。チームとして週末から学び、次のレースではより強く戻ってくる」

    ヒュルケンベルグ「フルディスタンスを走れたことが重要」
    11位で完走したニコ・ヒュルケンベルグは、メルボルンで走行距離を稼げなかったこともあり、レース距離を走れたこと自体が重要だったと語った。

    「スムーズなレースとは言えなかったが、僕にとって一番重要だったのはメルボルンを逃したあとでフルディスタンスを走れたことだ」とヒュルケンベルグはコメント。

    「これらのマシンはまだ未知の領域が多い。特にエネルギーマネジメントの部分だ。だから今は1周1周がとても重要だ」

    「今日のレースから学ぶべきことはたくさんある。来週すべてを見直し、いくつか整理して、日本GPでまた挑戦する」

    アウディ F1

    ボルトレト「スタートできなかったのは残念」
    ガブリエル・ボルトレトはテクニカルトラブルによりDNS。レースに出走できなかったことへの悔しさを語った。

    「残念ながら今日はテクニカルトラブルによってレースをスタートすることすらできなかった。それでも、最後までマシンを走らせようと追加の作業をしてくれたチームには感謝したい。本当にありがたい」とボルトレトはコメント。

    「今日のレースは多くのチャンスがあったと思う。スタートできなかったマシンやリタイアしたマシンも多く、ポイントを獲得できた可能性はあったはずだ」

    「もちろんフラストレーションはあるが、新しいレギュレーションの時代の始まりではこういうことも起こり得る」

    「それでもこの2戦から得られるポジティブな点もある。メルボルンは素晴らしい週末だったし、ここ上海でもレースまでは順調だった。良いポジションを争い、ペースも悪くなかった」

    「日本GPまで1週間あるので、チームと一緒にファクトリーでしっかり作業し、次のレースに向けてマシンのパフォーマンスをさらに引き上げたい」

    開幕2戦でアウディはトラブルにも見舞われたが、ヒュルケンベルグが完走してデータを収集した。チームは日本GPに向けて問題点の洗い出しとパフォーマンス向上に取り組むことになる。

  • アウディF1 中国GP予選 ヒュルケンベルグ0.002秒差でQ3逃す

    アウディF1 中国GP予選 ヒュルケンベルグ0.002秒差でQ3逃す

    アウディは2026年F1中国GPのスプリントと予選で明暗が分かれる一日となった。スプリントではニコ・ヒュルケンベルグが信頼性トラブルによりコース脇にマシンを止めてリタイア。一方でガブリエル・ボルトレトは13位でフィニッシュした。

    予選ではヒュルケンベルグがQ3進出まであと一歩に迫る走りを見せ、11番手を記録。Q3進出にはわずか 0.002秒 届かなかった。ボルトレトはQ2終盤のアタックでスピンを喫し、16番手に終わった。

    ウィートリー『チームは素晴らしい仕事をした』
    アウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは、スプリント後の短い時間の中でマシンを準備したチームの働きを称えた。

    「まず今日のチームのハードワークに感謝したい。スプリントと予選の間にはガレージで大きな作業があり、特にニコのクルマを修復する仕事があったが、セッションに間に合うよう2台とも準備してくれた」

    「予選は比較的スムーズだった。ニコはクルマから引き出せるものを最大限引き出し、11番手という堅実な結果を残した」

    「ガブリエルは最後のラップで良いアタックをしていたが、最終コーナーで少し攻めすぎてしまいグラベルに入ってしまった。全体としてチームにとってクリーンなセッションだったし、焦点はこれから決勝レースに移る」

    ヒュルケンベルグ『0.002秒差だった』
    ニコ・ヒュルケンベルグは、わずかな差でQ3進出を逃したことを振り返った。

    「今日は本当に差が小さかった。Q3まで 0.002秒 だった」

    「全体としてはクリーンなセッションだったし、ここから先を目指していく。レースではミスを避け、チャンスを最大限に活かすことに集中する」

    「このクルマはまだ僕たちにとって新しい部分も多い。毎セッション後に多くの情報を消化しているところだ。今夜すべてを確認して、明日は全力で戦う」

    アウディ F1 中国GP

    ボルトレト『少し攻めすぎた』
    ガブリエル・ボルトレトは、Q2終盤のアタックでのスピンを振り返った。

    「今日はクルマの感触はかなり良かったし、昨日より正しい方向にいくつか前進できたと思う」

    「スプリントは僕にとって大きな出来事はなく、集団の中で戦うことができた。ただセーフティカーで状況は少し難しくなった。いずれにしても焦点は予選にあった」

    「Q2終盤ではもう少しラップタイムを引き出そうとして、進入で少し攻めすぎてしまった。リアを失ってしまい、立て直した時にはもう遅くスピンしてしまった」

    「Q3進出は難しかったかもしれない。ラップ自体は悪くなかったが、そこに届くにはもう少し必要だった。望んでいた位置ではないが、レースはまた別の話だ。自分たちのペースに集中してオーバーテイクを狙っていく」

    アウディは中団争いの中で確かな手応えを見せており、ヒュルケンベルグの11番手はQ3に迫る内容だった。決勝ではポイント圏内争いに加われるかが焦点となる。

  • レッドブルとアウディが示す2026年F1パワーユニット成功例

    レッドブルとアウディが示す2026年F1パワーユニット成功例

    2026年F1シーズンは新レギュレーションによるパワーユニット時代の幕開けとなったが、その中でポジティブなスタートを切ったメーカーもある。レッドブル・フォードとアウディは、ともにF1で初めて自社開発のパワーユニットを投入し、開幕から競争力あるパフォーマンスを見せている。

    開幕戦オーストラリアGPでは、ミルトンキーンズ製のエンジンを搭載したマックス・フェルスタッペンが6位、アービッド・リンドブラッドが8位に入りポイントを獲得。

    さらにアウディの初レースでもガブリエル・ボルトレトが9位に入り、上海で行われている中国GPでも両メーカーはトップ10争いに加わっている。

    ゼロから始まったレッドブルのエンジン計画
    レッドブルのパワーユニット計画は2020年までさかのぼる。ホンダがF1プロジェクトからの撤退を発表した後、クリスチャン・ホーナーは市場を調査したうえで、ミルトンキーンズに自前のエンジン工場を設立する決断を下した。

    2025年までは日本のエンジニアが設計したホンダ製パワーユニットを凍結仕様で使用していたが、その運用にはRBパワートレインズのスタッフも関与しており、他チームから引き抜いた人材も多く加わっていた。そして最大の挑戦は、2026年用パワーユニットをゼロから設計・開発し、初年度から一定の成功を収めることだった。多くのライバルは、そのエネルギー回生性能をすでに高く評価している。

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは次のように語った。

    「まずはミルトンキーンズの工場を称えるべきだ。3〜4年前にはレースチームの隣にある敷地にすぎなかったが、今ではパワーユニットのすべての作業を行う施設になっている」

    「メルボルンに行ったとき、僕たちはエンジンについてほとんど話さなかった。レッドブル・フォードのパワーユニットで走るのが初めてだったことさえ忘れてしまうほどだった。これは驚くべき節目だし、忘れてしまうほど問題がないというのは良い兆候だ」

    「間違いなく歴史的な出来事だ。新しい基準を打ち立てたと言えるし、4年前にゼロから開発を始めたすべての人々の功績だ」

    F1エンジン

    F1初参戦のアウディが直面する課題
    一方、アウディのケースはさらに特異だ。同社はこれまで公式にF1へ参戦した経験がなく、2026年からシャシーとパワーユニットの両方を自社で開発する完全ワークス体制で参戦している。

    しかしモータースポーツでの実績は豊富で、ル・マン24時間レースではディーゼルやハイブリッド車で13勝を記録し、2024年のダカール・ラリーでは電動パワートレインで総合優勝を果たしている。

    チーム代表ジョナサン・ウィートリーはこう語った。

    「F1に参入するというのはブランドの選択だけではない。シャシーとエンジンの両方を開発するメーカーになるという挑戦でもある」

    「ノイブルクの工場が短期間で成し遂げたことは信じられない。膨大な作業量と努力、そしてエネルギーが注がれている。サーキットやテストで見つかった問題への答えを探し、それを解決してきた。我々は新しいシャシーと新しいパワーユニットを同時に統合している」

    走行距離の差という現実
    レッドブルは同じパワーユニットを使用する2チーム、合計4台のマシンをグリッドに送り出している。一方でアウディは、ガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグの2台のみでデータを収集している。

    現時点では他チームへのエンジン供給を検討する段階にはないが、走行距離の不足が開発速度に影響することはチームも認めている。

    「カスタマーへ供給できる段階に到達するまでには、まだ長い道のりがある」とウィートリーは語る。

    「テストでのメルセデスのエンジンの走行距離を見ると、我々がかなり信頼性の高いプログラムで達成できた距離の4倍にもなる。つまり彼らは我々より速いペースで学習しているということだ」

    「ただ、我々はまだプロジェクトの初期段階だ。目標は強力なライバルになることであり、競争力のある形でそれを実現することだ」

    「現代のF1パワーユニットは信じられないほど複雑だ。現代のF1エンジンを作ることは本当に困難だが、同時に非常にエキサイティングでもある。技術が我々に猛烈なスピードで学習することを要求してくる」

  • アウディF1 中国GP初日「SQ3まで0.015秒届かず」

    アウディF1 中国GP初日「SQ3まで0.015秒届かず」

    アウディF1チームは2026年F1中国GP初日、ニコ・ヒュルケンベルグが11番手、ガブリエル・ボルトレトが14番手でスプリント予選を終えた。ヒュルケンベルグはSQ3進出まであと0.015秒という僅差で敗退した。

    メルボルンでの活躍に続く結果はならなかったが、ヒュルケンベルグはミッドフィールドの争いに食い込む走りを見せた。一方のボルトレトはスプリント予選でコースオフがありタイヤを傷めるなど苦しい内容となった。

    それでもチームは新しいアウディのパワーユニットとマシンの理解を進めており、今後のセッションで順位を上げる可能性を残している。

    ウィートリー『結果は今日のペースを反映している』
    アウディのチーム代表であるジョナサン・ウィートリーは、限られた走行時間の中でチームは良い仕事をしたと評価した。

    「スプリント週末はチームにとって常に難しいものになる。マシンについて学ぶ時間がほとんどないまま、すぐにスプリント予選、そしてスプリントレースへと進んでいくからだ。流れは非常に速い」

    「新しく、そして非常に複雑なマシンで新しいサーキットに来ると、パッケージについてラップごとに理解を深めていくことになる。どこにパフォーマンスがあり、どこを改善する必要があるのかを探っていく作業だ」

    「そうした状況を考えれば、FP1からスプリント予選までの間にチームは良い仕事をしたと思う。マシンからパフォーマンスを引き出せるポイントに対応できたし、今日の結果は我々のペースをよく反映している」

    「冬の間からドライバーが指摘しているいくつかの課題はまだ残っているが、それらは今後の開発の重点項目だ。SQ2ではニコのマシンで一時的に通信が途絶えたが、ガレージに戻った後に問題は解決できた」

    「今の優先事項はクリーンなスプリントレースを戦うことだ。その後、予選に向けてどれだけ前進できるかを見ていく」

    アウディ F1 中国GP

    ヒュルケンベルグ『SQ3まで0.015秒は悔しい』
    ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は、僅差でSQ3を逃したことを悔やんだ。

    「こんな小さな差でSQ3を逃したのは残念だが、全体として11番手は堅実な結果だと思う」

    「SQ2ではチームとの無線通信を失ってしまい、ランの一部を自分だけで管理することになった。それで少し難しくなった」

    「それ以外では、今朝からマシンのフィーリングは良い。今回もミッドフィールド争いの中にいるようだし、それは励みになる」

    「本当に僅差なので、今日学んだことを生かして明日さらに前進したい」

    ボルトレト『少し難しい金曜日だった』
    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は、トラブルにより苦しい一日になったと振り返った。

    「今日は少し難しい金曜日だった。フリープラクティスでいくつか問題があって、それがスプリント予選でも再び出てしまい、後手に回る形になった」

    「ここはこれまでとは違うタイプのサーキットで、コーナーの種類も違う。だからマシンの挙動をまた新しく理解していく必要がある」

    「まずは明日のスプリントで何ができるか見てみたい。短いレースになるし、その後でバックグラウンドで起きている問題をしっかり解決したい」

    「予選に向けてより良い状態に持っていき、ベストを尽くしたい」

    アウディにとって中国GP初日はミッドフィールドの接戦の中での戦いとなった。スプリントでの展開次第では順位を上げる余地もあり、予選に向けた改善が鍵になる。

  • マッティア・ビノット フェラーリF1に痛烈皮肉「2008年から何も勝っていない」

    マッティア・ビノット フェラーリF1に痛烈皮肉「2008年から何も勝っていない」

    マッティア・ビノットが、かつて長年在籍したフェラーリに痛烈な皮肉を浴びせた。アウディが2026年F1開幕戦オーストラリアGPで初ポイントを獲得したなか、ビノットはフェラーリを目標にする考えを否定し、「2008年以降ワールドチャンピオンを獲っていない」と切り捨てた。

    アウディは2026年からザウバーのエントリーを引き継いでF1に参戦しており、メルボルンではガブリエル・ボルトレトが9位でフィニッシュ。デビュー戦でいきなり選手権ポイントを持ち帰る結果となった。

    関係者は、アウディの長期再建計画とビノットの率直な発言を明かした。

    ビノット「なぜフェラーリを基準にする必要があるのか」
    フランス紙『レキップ』から、アウディの目標はフェラーリのような強さを手にすることなのかと問われたビノットは、その発想自体を否定した。

    「なぜそんなことをする必要がある? 彼らは2008年から何も勝っていない。私はアウディに勝ってほしい」とビノットは笑いながら語った。

    フェラーリで28年を過ごし、チーム代表も務めた経験を持つビノットにとって、その言葉は古巣への明確な一撃となった。

    アウディが引き継いだ現実
    ビノットは、自身が引き継いだチームの現状についても率直だった。アウディの前身となるチームについて、小規模で歴史はあるが、インフラ面では時代遅れの部分があったと説明している。

    「小さくて歴史のあるチームだったが、インフラはやや時代遅れだったかもしれない」

    「人材、スキル、プロセス、方法論、スペース、リソース、十分なテスト、シミュレーター、改修された風洞、そしてより効率的で高い生産能力を持つ製造部門が欠けている」

    ビノットは不足している要素を次々と挙げたが、それでも最終目標は明確だと強調した。

    5年計画で世界王者へ
    ビノットは、アウディを将来的に世界王者へ導く青写真も示した。まず3年を構築期間に充て、その後の2年で体制を固める5年計画を描いているという。

    「目標は、いつの日かワールドチャンピオンになることだ。そのために何をする必要があるのか? リストを作って、それに取り組む。それだけのことだ」

    その計画は少なくとも57のプロジェクトで構成され、それぞれに明確なマイルストーンが設定されている。

    フェラーリとアウディの文化の違い
    ビノットはまた、フェラーリとドイツ・スイス型の組織文化を持つアウディとの違いにも言及した。フェラーリではプロセスよりも実行が優先される文化があった一方で、アウディでは計画そのものが極めて重要だと説明している。

    「フェラーリにはプロセスがなかった。物事は単純に試されていた」

    「成功するために計画は必要なかった。対照的に、よりドイツ的でスイス的な文化を持つアウディでは、計画が何より重要になる」

    アウディはF1初戦でさっそくポイントを獲得したが、ビノットの視線はその先にある。目標はフェラーリに並ぶことではなく、アウディとして頂点に立つことだ。

  • アウディとフェラーリ 新F1レギュレーション批判に反論「数レースは待つべき」

    アウディとフェラーリ 新F1レギュレーション批判に反論「数レースは待つべき」

    2026年F1シーズンの開幕戦オーストラリアGPを受け、新レギュレーションを巡る議論がパドックで広がるなか、アウディとフェラーリのトップが批判の声に反論した。

    ドライバーからはエネルギーマネジメントを巡る戦いに対して“マリオカートのようだ”との不満も出ているが、アウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーとフェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャは、むしろ現状を肯定的に評価し、拙速な結論を出すべきではないと主張している。

    アウディはデビュー戦でポイント獲得
    アウディのチーム代表ジョナサン・ウィートリーは、ガブリエル・ボルトレトが9位入賞を果たした開幕戦を振り返り、新しいF1の姿を前向きに評価した。

    「ポジティブなことは、アウディがF1にいるということだ。そしてキャデラックもF1にいる」

    「ポジションが入れ替わるレースを見た。素晴らしいオーバーテイクもあった。マシンはレースを成立させていたし、戦略も依然として重要な要素だった」

    ニコ・ヒュルケンベルグはフォーメーションラップ中にテレメトリー通信が完全に失われ、スタート前にリタイアを余儀なくされたが、それでもチームにとっては歴史的な一日となった。

    ウィートリーは、ドライバーから批判が出ているエネルギーマネジメントについても擁護した。

    「この魅力的なエネルギーの戦いについて、ドライバーは魅力的ではないと言っているが、私は素晴らしいと思った」

    さらに、レギュレーション批判の急先鋒となっているマックス・フェルスタッペンに対しても言及した。

    「マックスもかなり良いレースをして結果も出していた。正直に言って、私は問題を見なかった」

    また、アウディがゼロから築いたプロジェクトの規模の大きさも強調した。

    「トラック上で見えているものはすべて新しい。マシンもギアボックスもすべてだ。いきなりポイントを獲得できたのは歴史的な日だ」

    「ヒンヴィルとノイブルクで働くすべての人々、そしてここまで我々を導いてくれたすべての人々の仕事をとても誇りに思う」

    F1レギュレーション

    フェラーリは拙速な判断に慎重姿勢
    フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャも、新レギュレーションへの評価については慎重な姿勢を示した。

    「新しいレギュレーションについて正確な評価をするには、あと数レース待つほうが良いと思う」

    「レースの前半は非常に見応えがあった。エネルギーを使い、配分するという考え方は、このスポーツをより面白くするものだ」

    「誰もが改善を続け、このパッケージ全体をどのように最適に使うべきかをより理解していくことになるだろう」

  • ボルトレトの安全提言でF1混乱 FIAがストレートモード禁止を2時間で撤回

    ボルトレトの安全提言でF1混乱 FIAがストレートモード禁止を2時間で撤回

    メルボルンで行われた2026年F1オーストラリアGP週末、アウディのガブリエル・ボルトレトが提起した安全性の懸念をきっかけに、FIAがストレートモードの使用を一時禁止する事態が発生し、パドック全体を巻き込む混乱に発展した。

    しかしこの決定は他チームの強い反発を受け、わずか2時間で撤回された。今回の騒動は、2026年F1レギュレーションの問題点と政治的駆け引きを改めて浮き彫りにした出来事として議論を呼んでいる。

    ストレートモード禁止をFIAが通達 チームは猛反発
    土曜日のフリー走行3回目の約3時間前、FIAは各チームに対しターン8からターン11の区間でリアウイングをフラットにする「ストレートモード」の使用を禁止すると通達した。

    この区間には高速のターン9とターン10が含まれており、金曜日の走行ではマックス・フェルスタッペンを含む複数のドライバーがコースアウトしていた。

    ボルトレトは、集団走行のなかでダウンフォースを減らした状態で走ることが事故につながる可能性があると警告していた。

    FIAシングルシーター部門ディレクターのニコラス・トンバジスは、複数のマシンで想定以上のダウンフォース損失が発生していることを認めた。

    「両方のウイングを開いた状態で、11台のマシンのうち7台が予想以上にダウンフォースを失っている」

    しかしチーム側の反応は即座に強い反発となった。独メディアによると、各チームは金曜日のデータが無意味になると抗議したという。

    「ライドハイト、セットアップ、エネルギーマネジメントまで、すべて最初からやり直しだ」

    ボルトレトへの批判も噴出し、ある関係者は次のように皮肉を口にした。

    「彼にとって速すぎるなら、F2で走ればいい」

    わずか2時間で決定撤回 パドックは政治的動きと受け止め
    チームからの強い圧力を受け、FIAはわずか2時間後に決定を撤回した。

    この一連の出来事は、アウディが政治的な駆け引きを仕掛けたとの見方もパドックで広がっている。

    アウディのマシンはセクター2で速さを見せていたものの、問題となった高速コーナーでは苦戦していたと報じられている。

    著名な技術ジャーナリストのミハエル・シュミットは今回の騒動について厳しく批判した。

    「今回の出来事は、このレギュレーションがいかに不十分に設計されているかを改めて示している」

    アウディ F1

    それでもアウディは好発進 ボルトレトはQ3進出
    こうした議論のなかでも、メルボルン週末でのアウディのパフォーマンスはポジティブな話題のひとつとなった。

    ボルトレトはアウディでの初レースとなる予選でQ3進出を果たした。

    チーム代表のジョナサン・ウィートリーはこの結果を高く評価した。

    「ガブリエルがアウディでの初戦でQ3に進出したのは、関係者全員にとって特別な瞬間だ」

    元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドも、アウディの好スタートは偶然ではないと語る。

    「新しいエンジン時代が始まり、誰もがほぼゼロからのスタートになっている」

    「アウディはレギュレーションの枠組みに関しても一定のロビー活動を行っていた。そうでなければ参戦していなかったかもしれない」

    「少なくとも中団で戦える位置に入ることが目標だろう。ただそれ以上に重要なのは、着実な進歩を見せることだ」

  • アウディF1 日本市場で本格始動 鈴鹿や全国ディーラーでファン施策

    アウディF1 日本市場で本格始動 鈴鹿や全国ディーラーでファン施策

    アウディジャパンは2026年3月6日、「Audi Japan F1 Project Media Lunch & Talk」を開催し、2026年F1参戦に向けたプロジェクト概要と日本国内でのマーケティング施策を発表した。イベントは3月6~8日に開幕した2026年F1オーストラリアGPに合わせて実施され、報道関係者を対象にアウディの新たな挑戦が紹介された。

    2026年シーズンからアウディはワークスチーム「Audi Revolut F1 Team(アウディ・レボリュートF1チーム)」としてF1に初参戦する。

    イベントではブランドディレクターのマティアス・シェーパースが登壇し、2030年までのタイトル獲得を目指す「Mission 2030」ロードマップとともに、F1参戦をブランド革新の中核プロジェクトとして位置づける方針を説明した。

    「アウディの新しいスポーツストーリーがいよいよ始まります」とマティアス・シェーパースは述べ、F1参戦は単なるレース活動にとどまらず、ブランド全体の技術革新と成長を牽引する取り組みであると強調した。

    日本グランプリと全国ディーラーでF1プロモーション
    イベントでは日本国内での具体的なマーケティング施策も発表された。

    2026年F1日本GP(3月27~29日・鈴鹿サーキット)では、サーキット内のFAN ZONEにブランドブースを出展し、RS e-tron GT performance exclusive editionを展示する予定だ。

    さらに全国の主要ディーラーではAudi F1のブランディングツールを導入し、ショールームをF1カラーで装飾する。来場者にはレース開催国にちなんだスイーツを提供するなど、シーズンを通じてF1の熱気を体験できる施策を展開する。

    また、ラジオ局J-WAVEとのタイアップ企画として、全11回のポッドキャストシリーズ「RACING FOR PROGRESS supported by Audi」を配信。Audi Revolut F1 Teamのレースの舞台裏や技術背景、チームストーリーなどを紹介し、ファンとの接点拡大を図る。

    これらの取り組みは、アウディジャパンの公式ウェブサイトやSNSなどを通じて年間を通じて発信され、F1参戦を軸としたファンエンゲージメント強化を進める。

    アウディ F1

    F1初心者向けトークセッションも実施
    イベント後半にはmotorsport.com日本版編集長の田中健一とモータージャーナリストの藤野太一が登壇し、「はじめてのF1」をテーマにトークセッションを実施した。

    田中はF1がモータースポーツの最高峰であることや年間スケジュール、ポイントシステムなどの基本構造を解説するとともに、2026年F1レギュレーション変更についても説明した。

    藤野は現地観戦の魅力について触れ、チームごとの世界観を体験できる非日常感やパドックツアー、ドライバーグリーティングなどの体験がF1観戦の大きな魅力であると紹介した。

    さらにベルリンで行われたAudi Revolut F1 Teamの発表会での取材を振り返り、アウディの参戦に対する本気度を強く感じたと語った。

    会場には、アウディが100年以上にわたり築いてきたモータースポーツの歴史を紹介する展示パネルのほか、アディダスと共同展開する「adidas × アウディ・レボリュートF1チーム」コレクションも展示された。

    アウディはF1初参戦を契機に、日本の顧客やファンとの新たな接点を創出し、モータースポーツとモビリティを通じたプレミアム体験の提供を目指していくとしている。

  • ガブリエル・ボルトレト アウディF1初戦で9位「チームにふさわしい結果」

    ガブリエル・ボルトレト アウディF1初戦で9位「チームにふさわしい結果」

    ガブリエル・ボルトレト(アウディ)は2026年F1オーストラリアGP決勝で9位に入り、アウディのワークスチームとしての初レースでポイントを獲得した。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグはトラブルによりスタートできず、ボルトレトがチーム唯一の完走ドライバーとなった。

    ボルトレトは週末を通じてポイント争いに加わり、予選では最終セグメント進出という好結果を記録。技術的問題の影響で参加できなかったものの、新体制のアウディにとって力強いスタートとなった。

    ボルトレト「チームにふさわしい結果」
    アウディのワークスチーム初戦でポイントを獲得したボルトレトは、レース後に次のように語った。

    「信じられない気分だ。ものすごく嬉しいし、これはチームにふさわしい結果だと思う」

    「本当に多くの努力が注がれてきた。信頼性の高いマシン、信頼性の高いエンジンで、素晴らしいスタートポイントになった」

    混乱のレースを耐え抜き9位フィニッシュ
    58周の決勝ではスタートでいくつか順位を落としたものの、ボルトレトは落ち着いてレースを進めてポジションを回復。エステバン・オコンやオリバー・ベアマンを攻略し、最終的に9位でフィニッシュした。

    レース終盤にはハースF1チームのベアマンに迫りながらも、オーバーテイクを仕掛ける時間は残されていなかった。

    ガブリエル・ボルトレト アウディ F1

    2026年F1新時代の難しさ
    2026年から導入された新レギュレーションのもとで、アウディはザウバーを引き継ぎながら独自のパワーユニットを開発。チーム全体がその最適化を進めている段階にある。

    ボルトレトはレースの展開についても振り返り、次のように語った。

    「スタートから最後まで本当に多くのことが起きていた。新しいことも多くて、かなり混乱したレースだった」

    「それでもとても興味深いレースだったし、楽しめたと思う」

  • アウディF1 オーストラリアGP決勝「歴史的な初ポイント」

    アウディF1 オーストラリアGP決勝「歴史的な初ポイント」

    アウディは2026年F1オーストラリアGP決勝でガブリエル・ボルトレトが9位に入り、デビュー戦で2ポイントを獲得した。一方、ニコ・ヒュルケンベルグはグリッドへ向かう途中で技術的トラブルが発生し、レースに出走することができなかった。

    ヒュルケンベルグのマシンはスタート直前にグリッドから撤去され、ピットレーンからのスタートも叶わなかった。これによりボルトレトがチームの唯一の走者となったが、ブラジル人ルーキーは見事な走りを見せる。

    2ストップ戦略を採用し、終盤には新しいタイヤを活かして古いタイヤのマシンを次々とオーバーテイク。アウディF1にとって歴史的な初ポイントを持ち帰った。

    ウィートリー「成熟したドライブだった」
    チーム代表のジョナサン・ウィートリーは、ボルトレトの走りを高く評価した。

    「ガビは今日、素晴らしい走りを見せてくれた」とウィートリーはコメント。

    「スタートからフィニッシュまで非常に成熟したパフォーマンスだった。スタートは理想的ではなかったが、ここではそれが課題になると予想していた」

    「それでも彼は落ち着いてレースを管理し、終始大きな自信を見せていた」

    「終盤には前方のマシンにプレッシャーをかけるため、最後のピットストップでアグレッシブな戦略を選んだ」

    「終盤の状況が少し違っていれば、8位争いに加わるチャンスもあったかもしれない」

    「一方でニコがスタートできなかったのは非常に残念だった。彼にとってアウディF1チームでの初レースだっただけに、チーム全体にとっても難しい瞬間だった」

    「それでも初めてのグランプリで9位とポイントを獲得できたことは素晴らしいスタートだ。アウディF1チームにとって歴史的な瞬間であり、チーム全員が誇りに思っている」

    ボルトレト「チームが誇れる結果」
    9位でフィニッシュしたガブリエル・ボルトレトは、チームにとって歴史的な結果だと語った。

    「アウディとして最初のレースでポイントを獲得し、モータースポーツの歴史の一部になれたことは、チーム全員が非常に誇りに思えることだ」とボルトレトはコメント。

    「良い週末の最後を締めくくるポジティブなレースだった。マシンもパワーユニットも一日を通して信頼性があり、冬の間にシーズン開幕へ向けて行われた膨大な努力への素晴らしい成果だ」

    「レース自体は忙しく、時には少し混乱もあった。新しいレギュレーションの影響もあり、まだ理解していくべきことは多い」

    「それでもペースは良く、ガレージ内のコミュニケーションも素晴らしかった。チームはレースを非常にうまく実行した」

    「総合的に見れば、最初の週末としては期待以上の結果だったと思う。この結果は今後に向けた良いベースになる」

    「まだ改善できる部分は多いが、シーズンは長い。これからも学び続け、マシンを開発し、次のレースではさらに強くなって戻ってきたい」

    アウディ F1 オーストラリアGP

    ヒュルケンベルグ「レースを戦えなかった」
    ニコ・ヒュルケンベルグは、技術的トラブルによってレースに出走できなかったことを悔やんだ。

    「残念ながら今日はレースを戦うことができなかった」とヒュルケンベルグはコメント。

    「グリッドへ向かう途中で技術的な問題が発生し、スタートまでに解決することができなかった」

    「チームは今、何が起きたのかを詳しく調査している」

    「レースに出られず、学びの機会を逃してしまったのはもちろん悔しい」

    「それでもガビがポイントを獲得してチームがフィニッシュできたのはポジティブだ。アウディF1の時代をスタートさせる素晴らしい結果だと思う」

    「レースはすぐに次へ進んでいく。気持ちを切り替えて来週また挑戦する」

    アウディF1チームにとって開幕戦は、トラブルと歴史的成果が交錯する一戦となった。ヒュルケンベルグのリタイアは悔やまれるものの、ボルトレトの9位入賞によりチームはデビュー戦でポイントを獲得。新時代の第一歩として価値ある結果を残した。