カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1部品在庫に失望「1チームしか供給してない」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1部品在庫に失望「1チームしか供給してない」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPの週末、アストンマーティンはホンダ製パワーユニットのバッテリー問題により厳しいスタートを強いられている。チーム代表のエイドリアン・ニューウェイは、チームが使用可能なバッテリーを残り2基まで減らしており、ホンダからの予備部品も存在しない状況であることを明かした。

    こうした状況の中でフェルナンド・アロンソは、部品不足には失望していると認めつつも、チーム内部の雰囲気は外部報道ほど悲観的ではないと強調した。

    アストンマーティンは冬季テストから続くパワーユニット問題に悩まされており、特にバッテリー由来の激しい振動が走行を大きく制限してきた。アルバートパークで行われたフリー走行1回目ではアロンソはわずか3周しか走行できなかったが、フリー走行2回目ではより多くの周回を重ねることができた。

    エイドリアン・ニューウェイは金曜日、チームのマシンに使用可能なバッテリーが残り2基のみで、ホンダから供給される予備がないことを認めている。

    フリー走行3回目でより多くの走行ができる可能性について問われたアロンソは、状況は自分では判断できないと語った。

    「僕はただクルマをドライブするだけだ。これはホンダに聞くべき質問だ」

    「言ったように僕はクルマをドライブするだけだ。もちろん在庫がないことには失望している。ホンダは1チームにしか供給していないわけだからね。でも、これが今の状況だ。だから彼らに聞いてほしい」

    一方でアロンソは、チームの現状について外部の見方ほど悲観的ではないとも語っている。

    「僕たちはメディアや周囲の人たちよりもずっと悲観していない」

    「誰かが素晴らしいことをしている時や、逆にうまくいっていない時は、そのストーリーを語るのが面白いものだ」

    「そして両極端に誇張されがちだ。でも僕たちは自分たちがどこにいるのか分かっている」

    さらにアロンソは、チームが直面する課題を全員で受け止めていると強調した。

    「昨日も言ったように、僕たちには大きな挑戦が待っている。でもチームの全員がこの状況から抜け出すために、あらゆる形でその挑戦を受け入れている」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    AMR26のセットアップ領域はまだ把握できず
    金曜日の走行が断続的だったことで、アロンソはAMR26のセットアップ作業を十分に進めることができなかったと認めた。

    「今日はあまり学べなかった」

    「残念ながらFP1のホンダの問題、そしてFP2でも少しホンダの問題があって、今日は周回数がかなり制限されてしまった」

    「本当はもっと走ってクルマを理解する必要があったし、このクルマがどのセットアップ領域で機能するのか、その“ウィンドウ”を把握する必要があった」

    また、今回のレースには完全に新しいパッケージが投入されていることも説明した。

    「このレースには完全に新しいパッケージを持ち込んでいる。だからセットアップの面で、そのパッケージをどこで走らせるべきか理解する必要がある」

    「今日はあまり多くの周回をこなせなかったので、明日のFP3ではもっとクリーンなセッションになることを願っている」

  • アストンマーティンF1危機 ニューウェイ激白「ホンダ人材流出を知らなかった」

    アストンマーティンF1危機 ニューウェイ激白「ホンダ人材流出を知らなかった」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンが直面している深刻なパワーユニット問題の背景が明らかになった。チームのテクニカルパートナーであるホンダが、かつての経験豊富なエンジニアの多くを失っていたことが原因のひとつだという。

    チームの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイは、ホンダの体制問題を認識したのは契約後だったと明かし、現在の苦境の根本には人材流出による開発力低下があると説明した。

    ホンダ体制の実情を知ったのは契約後だった
    ニューウェイは、ホンダの開発体制の問題を把握したのは2025年11月だったと語った。ローレンス・ストロールとアンディ・コーウェルとともに東京を訪れた際、初めて実態を知ったという。

    「我々がそれを本当に認識したのは昨年11月だった」とニューウェイは語った。

    「そこで分かったのは、再始動したときに元のスタッフの多くが戻っていなかったということだ。だから、我々は事前には知らなかった」

    ホンダはかつてレッドブルと組んでタイトルを獲得したが、2021年末にF1活動を終了。その後に再参入した際、当時の開発チームの多くはすでに別の分野へ移っていたという。

    「当時のオリジナルメンバーの多くは解散していて、ソーラーパネルの仕事などに移っていたことが分かった」

    「再結成されたチームの多くはF1に新しく入ったメンバーで、以前のような経験を持っていなかった」

    さらにホンダが再参入した2023年は、パワーユニットにも予算制限が導入された年だった。ライバルメーカーが2021年から2022年にかけて継続的に開発を進めていたのに対し、ホンダは体制が整わない状態で開発を再開したことになる。

    「彼らが戻ってきたとき、元のチームの約30%しか残っていなかった」

    「しかもエンジンにも予算制限が導入された時代で、他のメーカーは既存チームのまま継続して開発していた。だから我々は非常に後ろからのスタートになった」

    バッテリー不足でアストンマーティンF1は危機的状況
    こうした背景の影響は、開幕戦オーストラリアGPの現場でも表面化している。アストンマーティンはメルボルンに4個のバッテリーを持ち込んだが、すでに2個を失っている。

    原因はコンディショニングと通信系のトラブルで、現在残っているのはマシンに搭載されている2個のみ。翌週には中国GPが控えている状況だ。

    「現在のバッテリー損傷のペースを考えると、かなり恐ろしい状況だ」とニューウェイは認めた。

    代替バッテリーを空輸できるか問われると、ニューウェイの答えは明確だった。

    「残念ながら無理だ。予備は存在しない」

    燃料はバッテリーの振動を抑える役割を持つが、ホンダが制限を設けているため、アストンマーティンは低燃料走行によるパフォーマンス確認も十分に行えない状況だという。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンF1は開幕戦出走も不透明
    こうした状況を受け、チームは開幕戦の準備にも大きな影響を受けている。ニューウェイは、チームスタッフが極限状態にあることを明かした。

    「我々のメカニックは今朝4時まで作業していた。彼らは限界に近い」

    また、日曜の決勝で2台ともグリッドに並べることができるかという問いに対しても、明確な回答は避けた。

    「現時点ではそれを断言するのは非常に難しい」

    メルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフは、アストンマーティンがメルセデス製パワーユニットを使用する可能性について問われ、「ホンダとのワークス体制は彼ら自身が選択した道だった」と語った。

    2027年F1パワーユニットへの集中が必要
    ニューウェイは、ホンダが今後取るべき方向性についても言及した。

    「2027年に向けて内燃エンジンの出力を大幅に向上させる必要があるのは明らかだ」

    「そのためには、そこに完全に集中する必要がある」

  • フェルナンド・アロンソ「ホンダに在庫があれば」 F1オーストラリアGP出場危機

    フェルナンド・アロンソ「ホンダに在庫があれば」 F1オーストラリアGP出場危機

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPの金曜日、アストンマーティンは深刻な信頼性問題に直面した。フェルナンド・アロンソはFP1を欠場し、ランス・ストロールもわずか3周しか走行できないなど、チームは厳しいスタートを強いられている。

    さらにチーム代表エイドリアン・ニューウェイは、すでにホンダ製パワーユニットのバッテリーを2個消費しており、週末を戦うために残っているのは2個だけだと明かした。ニューウェイはこの状況を「恐ろしい」と表現している。

    アストンマーティンを悩ませるホンダPUトラブル
    メルボルンのアルバート・パークで行われた開幕日の走行は、アストンマーティンにとって厳しいものとなった。

    FP1ではパワーユニット関連の問題により、フェルナンド・アロンソは一度も走行することができず、ガレージでセッションを終えることになった。

    チームメイトのランス・ストロールも追加のトラブルに見舞われ、わずか3周の走行にとどまった。

    FP2では状況はやや改善し、2人で合計31周を走行したが、アロンソはトップから5秒遅れ、ストロールは6秒遅れという厳しい結果となった。ストロールのタイムは、土曜日の予選で必要となる107%タイムのわずか外側に位置するものだった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) オーストラリアグランプリ

    アロンソ「グランプリ出場はホンダ次第」
    初日の状況を振り返ったフェルナンド・アロンソは、まだ問題の分析が続いていると説明した。

    「正直に言って、まだFP1のデータを分析しているところだ」とアロンソは語った。

    「感覚としては、バーレーンのときと大きく変わらなかった。FP1ではホンダの問題であまり周回できなかったし、FP2でもいくつかホンダの問題があった」

    「だから週末のプログラムを少し取り戻す必要がある。明日のFP3はもっとクリーンなセッションになることを願っている」

    さらに、決勝レースに出場できるかどうかについて問われると、アロンソは次のように述べた。

    「僕たちはレースをする準備はできている」

    「問題はむしろホンダ側だ。彼らに在庫があるかどうかだ」

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ「無力感」 ホンダPU燃料使用量にも制限

    アストンマーティンF1 ニューウェイ「無力感」 ホンダPU燃料使用量にも制限

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイが、2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前にチームが深刻な部品不足に直面していることを明かした。

    ホンダ製パワーユニットのバッテリーに関する問題が発生しており、チームには現在スペアが存在せず、使用可能なのはマシンに搭載されている2基のみという極めて厳しい状況だ。

    2026年シーズンの開幕を迎えたアストンマーティンだが、ホンダ製パワーユニットに関連する深刻なトラブルに直面している。最大の問題は、エンジン作動時に発生する強い振動で、この振動がバッテリーの故障を引き起こしているとされる。

    この問題を受け、アストンマーティンは複数のスタッフをホンダのさくらの施設へ派遣し、原因の解明と解決策の模索を進めている。

    バーレーンテストでも同様の問題は発生しており、走行距離は大きく制限された。最終日にはフェルナンド・アロンソがロングランを行った後にコース上で停止し、ランス・ストロールも午後にわずかな周回しか走行できなかった。

    そしてメルボルンでのフリー走行1回目でも状況は改善せず、ストロールはアルバート・パークでわずか3周しか走行できず、アロンソはガレージから一度もコースへ出ることができなかった。

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイは、オーストラリア到着後に新たな問題も発生したと説明している。

    「バッテリーとそのマネジメントシステムの内部通信に新たな問題が発生した」

    「しかし根本的な問題、もっと根本的な問題は、依然として我々が苦しんでいる振動の問題だ」

    「今日はランスのマシンで別の解決策を試した。今その結果を分析しているところで、それを踏まえてFP2で何をするか決める」

    「現実的に言えば、今は問題をどう管理するかという段階だ。我々にはバッテリーが足りない。残っているのはマシンに搭載されている2基だけだ」

    「もしそのうち1基を失えば、明らかに大きな問題になる。だからバッテリーの使い方には非常に慎重にならなければならない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    さらにニューウェイは、ホンダ側が燃料使用量にも制限を設けていることを明かし、それがアストンマーティンの走行距離不足をさらに悪化させていると説明した。

    燃料はバッテリーの振動を緩和する役割を持つため、低燃料状態でのテストは大きく制限されているという。

    「正直に言えば、私は少し無力感を感じている。明らかに我々はパワーユニットに大きな問題を抱えている」

    「しかも走行距離が少ないことで、マシン自体についてもほとんど何も分かっていない」

    「我々はほとんど走れていないし、特に低燃料での走行ができていないため、マシンに関する情報は非常に限られている」

    「燃料はバッテリーのダンパーの役割を果たす。だからホンダは低燃料テストの量をかなり制限している」

    「結果として問題が問題を生む状況になっている。もちろんホンダと協力して最善の解決策を見つけるために、多くのエネルギーを費やしている」

    「『これは我々の問題ではない』と言うこともできるかもしれない。しかし実際には我々の問題だ。なぜならマシンは最終的にシャシーとパワーユニットの組み合わせだからだ」

    ニューウェイは、週末の目標は依然として2台のマシンをグリッドに並べることだと説明したが、現在の状況は「非常に懸念すべき状態」だと認めた。

    さらにホンダから追加のバッテリーを調達する可能性についても、残念ながら現時点では存在しないという。

    「我々のバッテリー損傷の発生率を考えると、かなり心配な状況だ」

    「週末を乗り切り、2台を走らせられることを願っている。しかし現時点では具体的なことを言うのは非常に難しい状況だ」

  • アストンマーティンF1に緊急事態 ホンダPUバッテリー残り2個との情報

    アストンマーティンF1に緊急事態 ホンダPUバッテリー残り2個との情報

    アストンマーティンのチーム代表であるエイドリアン・ニューウェイが、2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前にチームが深刻な部品不足に直面していることを明かしたと伝えられている。

    ホンダと新たにパートナーシップを結んだアストンマーティンは、パワーユニット関連の問題に直面している可能性が報じられており、開幕戦メルボルンでも信頼性面への懸念が浮上している。

    「アストンマーティンには残っているバッテリーが2つしかない。つまり、どちらか1つでも壊れれば、その週末は終わりだ」とF1ジャーナリストのアダム・クーパーは指摘した。

    さらにクーパーは、フリー走行1回目の状況についても自身のXで次のように伝えている。

    「アストンマーティンのセッションは想像していたよりもさらに悪いものになっている。フェルナンド・アロンソはパワーユニットの問題でガレージを出ていない。一方、ランス・ストロールは3周しか走れず、しかもトップから30秒遅れのタイムだったうえ、彼のセッションもパワーユニットの問題で終了してしまった。もしこれがスプリント週末で予選がすぐに始まる状況だったと想像してみてほしい」とアダム・クーパーは書き込んだ。

    現在チームに残されているバッテリーは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールのマシンに搭載されているものだけだとみられている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    2026年F1では新レギュレーションにより電動エネルギーの重要性が大幅に高まり、バッテリーはパフォーマンスと信頼性の両面で極めて重要なコンポーネントとなっている。

    そのため、もし週末の走行中にバッテリー関連のトラブルが発生すれば、アストンマーティンはレースウィークを戦い抜くことができない可能性もある。

    開幕戦を前に、チームは極めて厳しい状況でメルボルンの週末を迎えることになりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ FP1欠場 アストンマーティンF1にホンダPUトラブル疑い

    フェルナンド・アロンソ FP1欠場 アストンマーティンF1にホンダPUトラブル疑い

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1オーストラリアGPのフリー走行1回目(FP1)を欠場する見通しとなった。チームはすでにランス・ストロールをコースへ送り出しているが、アロンソのマシンにはパワーユニット(PU)関連の問題が疑われている。

    ホンダはFP1開始前に状況を説明し、次のようにコメントした。

    「パワーユニット関連の問題が疑われる事象を確認しました。この影響により、#14のマシンはFP1に参加できません」

    アロンソはアルバート・パークで豊富な経験を持つドライバーであり、チームとしてはフリー走行2回目(FP2)までに問題を解決し、週末の走行に向けて準備を進めることを目指す。今回のトラブルがPUの信頼性に関わるものであれば、週末全体の戦略にも影響を及ぼす可能性がある。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

  • アストンマーティン・ホンダF1 苦境の船出 渡辺康治「信頼性が最優先」

    アストンマーティン・ホンダF1 苦境の船出 渡辺康治「信頼性が最優先」

    2026年F1シーズン開幕を目前に控えるなか、アストンマーティンとホンダの新体制が厳しい状況に直面している。プレシーズンテストではAMR26が全チーム中で最少周回数にとどまり、パワーユニットの信頼性問題が大きな懸念材料となった。

    ホンダは現在、パフォーマンスよりもまず信頼性の改善を最優先課題として取り組んでいることを認めている。

    信頼性確保が最優先の課題
    2026年からワークスパートナーとしてスタートしたアストンマーティンとホンダのプロジェクトは、理想とは程遠い船出となっている。

    顕著なのは信頼性の問題だ。バーレーンでのプレシーズンテストではAMR26が全チームで最も少ない周回数に終わり、十分な走行距離を確保できなかった。

    アストンマーティンは大胆な空力コンセプトを採用したAMR26を投入しているが、走行不足のためそのポテンシャルを正確に評価できない状況にある。

    原因のひとつと見られているのが、ホンダ製パワーユニットの激しい振動だ。

    この振動問題が根本原因である場合、対策によって状況が改善する可能性もある。

    しかし問題が振動だけとは限らず、パワーユニット側に複数の課題が存在する可能性も指摘されている。

    渡辺康治「まず信頼性を改善する必要があります」
    ホンダ・レーシングの渡辺康治は、現在の最優先事項がパワーユニットの信頼性向上であると説明した。

    「現時点では、パワーユニットの信頼性を改善することに注力しています」と渡辺康治はスペイン紙ASに語った。

    「その後、AMR26へのエンジン統合についてチームと非常に密接に連携して取り組むことができます。ドライバビリティの面でも、まだ多くの改善の余地があります」

    「私たちは問題の優先順位をつけて、段階的に解決していこうとしています。これは時間がかかる継続的な作業になると思います」

    ホンダのパワーユニットには大幅な改良が必要とみられており、本格的なアップデートが投入されるまでには数か月を要する可能性がある。

    そのためシーズン序盤は、暫定的な対策で状況を緩和することを目指すことになる。

    「シーズン序盤のレースは、エンジンやシャシーとの統合、そしてエネルギー展開の最適化について学ぶ機会になると思います」

    「エイドリアン・ニューウェイとの関係は良好です。これまで長い間一緒に仕事をしてきて成功も収めてきました」

    「アストンマーティンとのパートナーシップは新しいですが、時間が経てばこの協力関係も成功すると思っています。時間の問題だと思います」

    「テスト期間中は、短期的にも長期的にも状況を改善するために毎日のように話し合っていました」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    アストンマーティンが直面する厳しい現実
    現在の状況は、アストンマーティンにとって非常に厳しいものとなっている。

    2026年F1レギュレーションでタイトル争いに加わるという野心は、現時点では遠い目標に見える。

    皮肉なことに、現在のアストンマーティンは、設備や人員が限られていたフォース・インディア時代よりも厳しい状況にあるとも指摘されている。

    もちろん、オーナーのローレンス・ストロールがこのプロジェクトに巨額の投資をしてきたのは、後方集団に沈むためではない。

    そのため今後数か月は、想定以上に苦しい戦いになる可能性もある。

    ただし状況が改善する余地も残されている。

    たとえばホンダのエンジン問題の一部は、AMR26のパッケージング変更に対応するために生じたものとされている。

    つまり時間をかけて最適化が進めば、より競争力のあるパワーユニットを投入できる可能性もある。

    また現在の深刻な状況の主因がエンジン振動である場合、信頼性が改善されればパフォーマンスも大きく変わる可能性がある。

    実際、信頼性への懸念が大きすぎたため、テストではホンダのパワーユニットを本来の限界まで使用することはなかったとみられている。

    鍵を握るシーズン序盤
    アストンマーティンの本当の競争力が明らかになるのは、シーズン序盤の数戦を終えてからになる見込みだ。

    エイドリアン・ニューウェイの加入と新エンジンパートナーの導入を同時に進めることは、もともと非常に難しい挑戦だった。

    そして今、そのパズルを完成させる難易度はさらに高まっている。

    アストンマーティンに残された道はただひとつだ。

    この苦境を乗り越え、2026年シーズンの開発競争のなかで大きく巻き返すことができるかどうかが問われている。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1を信頼「問題は解決すると100%信じている」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1を信頼「問題は解決すると100%信じている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1オーストラリアGPを前に議論となっているマシンの振動問題について、ホンダへの信頼を強調した。パワーユニットに起因する振動がドライバーの身体に影響を及ぼす可能性が指摘されるなか、アロンソは「問題は解決すると100%信じている」と語った。

    アストンマーティンのAMR26はプレシーズンテストから強い振動に悩まされており、ドライバーの手足がしびれる症状などが報告されている。

    しかしアロンソは、さくらの施設で対策が進められていることを明かし、ホンダが問題を克服すると確信しているとの見方を示した。

    振動問題は「異常だがレースは可能」
    アストンマーティンのチーム代表エイドリアン・ニューウェイは、ホンダ製パワーユニットの振動によってドライバーの神経系に影響が出る可能性を指摘し、オーストラリアGPでは走行周回数を制限する必要があるかもしれないと示唆していた。

    しかしアロンソは、振動そのものは確かに存在するものの、ドライビングを妨げるレベルではないと説明した。

    「痛みはない。クルマをコントロールするのが難しいわけでもない」

    「アドレナリンはどんな痛みよりもはるかに強い。もし優勝争いをしているなら、3時間だってクルマに乗っていられる」

    「クルマに乗っていると、それがすべてを上回る。クルマの感覚や自分が何をしているかを妨げるような制限はない。確かに普通ではないけれどね」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    長期的な影響は未知数
    一方でアロンソは、この振動が本来あるべき状態ではないことも認めている。

    「本来そこにあるべきものではない」

    「もしこの状態で何カ月も走り続けたらどうなるのか、その結果もまだ分かっていない。だから解決策は導入されなければならない」

    短期的にはレースを戦える状態でも、シーズンを通じて放置できる問題ではないという認識だ。

    ホンダへの信頼を強調
    アロンソはまた、チームとホンダが共同で解決策を探っていることを明かした。

    「エンジンから来る振動は、クルマのコンポーネントに少し影響を与えている」

    「この振動の周波数を体で感じる。20分から25分ほど経つと、手や足が少ししびれる」

    「それは課題ではあるけれど、さくらの施設では毎日解決策を探している。バーレーン以降、いくつかテストも行われている」

    「いくつかの解決策はすでにマシンに導入されている。ホンダがこの問題を解決すると100%信じている。彼らは過去にもやってきたし、常に競争力のあるトップエンジンになる」

  • ホンダF1復帰に誤算 渡辺康治「活動停止期間の影響が出ている」

    ホンダF1復帰に誤算 渡辺康治「活動停止期間の影響が出ている」

    2026年F1シーズンの開幕を目前に控える中、アストンマーティンとホンダの新たなワークス体制は厳しいスタートを迎えている。プレシーズンテストでは信頼性問題が発生し、バルセロナとバーレーンでの走行距離は合計約400周にとどまった。

    その背景には、ホンダがF1復帰に向けたエンジン開発を開始するまでに生じた“空白期間”があったことが明らかになっている。

    ホンダ復帰プロジェクトに影響した“活動停止期間”
    ホンダは2021年をもってF1のフルワークス活動を終了したが、2026年F1レギュレーションをきっかけに再参戦を決断し、アストンマーティンとパートナーシップを結んだ。

    しかし、開発体制の再構築には時間を要した。ホンダ・レーシング(HRC)社長の渡辺康治は、東京で行われた年次会見で次のように説明した。

    「2021年にフルワークス参戦を終了し、エンジニアたちは量産部門など別の部署に戻りました。2022年3月には多くのエンジニアが離れ、RBをサポートするためにメカニックと少数のエンジニアだけが残る体制でした」

    「そのため、実際には活動停止の期間がありました」

    2023年にF1復帰が正式承認されたことで、ホンダは再びエンジニアの再招集を開始したが、その空白期間の影響は現在の開発にも及んでいるという。

    「2023年から人員を戻し始めましたが、確かに活動停止期間があり、その影響が今になって出ています」

    「2022年に新しいレギュレーションの大枠が決まった時点で、我々には必要な人員が揃っていませんでした」

    ホンダF1 本田技研工業

    コストキャップ導入も開発再始動の足かせに
    さらに問題を複雑にしたのが、F1のコストキャップ制度だった。

    2022年にはパワーユニット開発にコスト制限がなかったが、ホンダがエンジニアを呼び戻し始めた2023年にはすでにコストキャップが適用されていた。

    渡辺康治はその影響について次のように語った。

    「正確に言えば、エンジニアを呼び戻すまでにタイムラグがありました」

    また、ホンダ・レーシングの伊久雄マネージングディレクターも同様の認識を示している。

    「人員を戻すまでに実際に時間の遅れがありました。そしてコストキャップの影響もあり、構造的に我々は後れを取っていました」

    「このタイミングの問題とコストキャップの制約が、開発スタートの遅れにつながりました。これは私自身も振り返っている点です」

    AMR26の振動問題とオーストラリアGP
    アストンマーティンの新車AMR26はプレシーズンテストで振動問題に見舞われ、走行プログラムが大きく制限された。ホンダは現在、この問題の解決に取り組んでおり、その成果は開幕戦オーストラリアGPで明らかになる見通しだ。

    ホンダは過去にも2014年のターボハイブリッド時代の初期に苦戦を経験したが、その後レッドブルとの提携で6度の世界タイトル獲得に貢献するまでに発展した。

    新たなパートナーであるアストンマーティンとの2026年プロジェクトも、現在は困難なスタートを切っているが、その進化がどこまで早く進むのかが注目されている。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ「シャシーはQ3ポテンシャル」も現状5番手

    アストンマーティンF1 ニューウェイ「シャシーはQ3ポテンシャル」も現状5番手

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンの新型マシン「AMR26」は振動問題という深刻な課題を抱えている。しかしチームの技術責任者エイドリアン・ニューウェイは、それにもかかわらずマシンの基本設計には大きなポテンシャルがあるとの見方を示した。

    ニューウェイは、現在の問題が解決されればシーズン中に競争力を高める余地があると強調している。

    ニューウェイ「ポテンシャルは非常に大きい」
    「我々のパッケージを見て、何かを見落としているとは思っていない」とエイドリアン・ニューウェイは語った。

    「このマシンには非常に大きな開発ポテンシャルがある」

    「積極的な開発計画を進めており、シーズンのどこかの段階でトップ争いに加わることができると信じている」

    一方でニューウェイは、少なくとも開幕時点ではトップチームとの差が大きい可能性があることも認めた。

    「ここメルボルンでは、我々はやや後方になるだろう」とニューウェイは述べた。

    「現時点では5番目のマシンだと思う。シャシー自体はQ3に入るポテンシャルがある」

    「トップとの差がどれくらいか? 正確には分からない。コンマ7秒かもしれないし、1秒かもしれない」

    一方で、アストンマーティンは現在パワーユニット由来とみられる振動問題にも直面している。バーレーンでのプレシーズンテストでは、この振動がハイブリッドバッテリーにダメージを与えるトラブルが発生していた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム ホンダF1

    振動問題で走行距離に制限
    ニューウェイは、この振動がドライバーにも影響を及ぼす可能性があることを明かしている。

    「フェルナンドは、手にダメージを受けるリスクなしに連続25周以上走ることはできないと感じている」

    「ランスは15周が限界だと考えている」

    「だから我々は正直でなければならない。振動の原因を特定し、根本的に解決できるまでは走行距離を大きく制限せざるを得ない」

    ホンダ(HRC)社長の渡辺康治も、バーレーンテストで想定外の振動が発生し、バッテリーを損傷したことを認めている。

    「バーレーンテストでは予想外の振動が発生し、バッテリーにダメージを与えました」

    「予定していた走行距離を完了することができませんでした。HRCとアストンマーティンのエンジニアが協力して解決策を探っています」

    ホンダは日本のさくらの施設で対策を進めており、ダイノ上では振動レベルが大幅に低減したという。ただし渡辺康治は、実際のサーキットで走らせるまでは効果を保証できないと説明した。

    そのためアストンマーティンは、アルバート・パークでの実走行を通じて問題の最終的な評価を行うことになる。開幕戦では厳しい戦いが予想されるが、ニューウェイは長期的にはマシンのポテンシャルが発揮されると見ている。