カテゴリー: アストンマーティンF1チーム

  • アストンマーティンF1 オーストラリアGP予選「マシンにはポテンシャルがある」

    アストンマーティンF1 オーストラリアGP予選「マシンにはポテンシャルがある」

    アストンマーティンは2026年F1オーストラリアGP予選で厳しい一日となり、フェルナンド・アロンソは17番手、ランス・ストロールはマシンのトラブルによりタイムを記録できなかった。チームは週末を通して信頼性問題に苦しみ、十分な走行距離を確保できないまま予選を迎えることになった。

    ストロールはICEのトラブルによりFP3に参加できず、予選までにマシンを修復することができなかった。

    一方のアロンソはFP3で周回を重ね、チームにとって重要なデータを収集。予選ではQ2進出に迫ったが、終盤にアルピーヌ勢がタイムを更新したことで17番手に終わった。

    ニューウェイ「マシンには競争力がある」
    チーム代表のエイドリアン・ニューウェイは、困難な状況の中でも前向きな材料があったと語った。

    「メルボルンで非常に忙しい一日だった。テクニカルパートナーであるホンダとともにAMR26の改善を続けている」とニューウェイはコメント。

    「フェルナンドはFP3で重要なラップを走り、予選に向けて貴重なデータと情報をもたらしてくれた」

    「フェルナンドは17番手で予選を終え、Q2進出まであと一歩だったが、我々にはまだ多くの作業が残されていることは明らかだ」

    「ランスはICEの問題によってプラクティスでガレージに留まることになり、不運な一日だった」

    「問題を解決したあともマシンを組み上げて予選に参加するだけの時間は残されていなかった」

    「AMR26には競争できるペースがあるのは明らかだ」

    「明日ランスを走らせる選択肢について、今夜FIAと協議することになる」

    アロンソ「マシンにはポテンシャルがある」
    17番手となったフェルナンド・アロンソは、マシンのポテンシャルは感じていると語った。

    「FP3ではトラブルなく走行できたし、周回を重ねることで予選でもかなりのラップタイムを引き出すことができた」とアロンソはコメント。

    「マシンにはポテンシャルがある。だからこそ、もっと走行距離を稼ぐ必要がある」

    「今はバッテリーが不足しているので、明日は大きなリスクを取ることができない」

    「それでもできるだけ多くの周回を重ねられることを期待している」

    「この課題にはチーム全員で立ち向かっている」

    「チームとホンダの全員が、この状況を改善するために全力で取り組んでいる」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロール「難しい週末」
    予選を走れなかったランス・ストロールは、週末の厳しい状況を振り返った。

    「ここまでは厳しい週末になっている」とストロールはコメント。

    「いくつかの問題があって、必要な周回を重ねることができなかった」

    「ガレージのチームは本当に懸命に作業してくれたが、予選までにマシンを組み上げる時間が足りなかった」

    「現時点では望んでいる位置にはいない」

    「それでも前進するために努力を続けていく」

  • アストンマーティンF1 ニューウェイ現状説明「AMR26は戦えるペースがある」

    アストンマーティンF1 ニューウェイ現状説明「AMR26は戦えるペースがある」

    2026年F1オーストラリアGPの予選を終え、アストンマーティンF1のチーム代表エイドリアン・ニューウェイがチームの現状について説明した。

    信頼性問題に直面しながらも、フェルナンド・アロンソはフリー走行3回目と予選で重要な周回を重ね、AMR26のデータ収集を進めた。

    一方でランス・ストロールは内燃エンジン(ICE)のトラブルにより土曜日の走行をすべて欠場。ニューウェイは課題が残る状況を認めつつも、「AMR26には競争できるだけのペースがある」と語り、決勝に向けて巻き返しの可能性を示した。

    ニューウェイが週末の状況を説明
    「メルボルンでは今日も非常に忙しい一日だった。技術パートナーであるホンダとともにAMR26の改善を続けている」とエイドリアン・ニューウェイは語った。

    「フェルナンドは最後のプラクティスで重要な周回を重ね、予選に向けて貴重なデータと情報をもたらしてくれた」

    「フェルナンドは17番手で予選を終え、Q2にはわずかに届かなかったが、我々にはまだ多くの作業が残されていることは明らかだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールはエンジントラブルで走行できず
    「ランスは今日、内燃エンジンの問題によってプラクティスでマシンをガレージから出すことができず、不運だった」

    「問題が解決した後も、マシンを再組み立てして予選に参加するための時間が足りなかった」

    決勝出走へFIAと協議
    「AMR26には競争できるだけのペースがあることは明らかだ」

    「そのため、ランスを明日のレースで走らせるための選択肢について、今夜FIAと話し合う予定だ」

    その後、アストンマーティンはランス・ストロールの決勝出走についてFIAと協議を行った。ストロールはエンジントラブルの影響で土曜日の走行をすべて欠場し、107%タイムを記録できていなかったため、本来であれば決勝への出走資格を満たしていなかった。

    しかしチームは、同じマシンでフェルナンド・アロンソが17番手タイムを記録していることや、ストロールのこれまでの走行実績などを提出。これらの事情が考慮された結果、FIAは特例としてストロールの2026年F1オーストラリアGP決勝への出走を認める判断を下した。

  • ホンダF1 アロンソの予選での走りを評価「重要なデータを得られた」

    ホンダF1 アロンソの予選での走りを評価「重要なデータを得られた」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPの予選で、アストンマーティンは厳しい状況の中でも一定の前進を見せた。信頼性問題に悩まされるAMR26だが、フェルナンド・アロンソはフリー走行3回目から予選まで走行を続け、チームにとって重要なデータを持ち帰った。

    ホンダ・レーシング(HRC)はアロンソの走行を高く評価しており、サーキット担当マネージングディレクター兼チーフエンジニアの折原慎太郎は、予選を通じてマシンの改善を確認できたと説明した。

    一方でランス・ストロールは内燃エンジンのトラブルにより土曜日は走行できず、チームはアロンソ1台でデータ収集を行う形となった。

    折原慎太郎が進歩を強調
    ホンダ・レーシング(HRC)のサーキット担当マネージングディレクター兼チーフエンジニアである折原慎太郎は、アロンソの走行によってマシンの改善を確認できたと語った。

    「アストンマーティンとの初めての予選を終えて、アロンソ選手のマシンでは前向きな結果を出すことができました」

    「金曜から今日にかけての改善は、トラックサイドとHRC Sakuraのハードワークの結果です。」

    さらに折原慎太郎は、プレシーズンテストから問題となっていたバッテリー振動についても改善の兆候が見えていると明かした。

    「データ上でも、バーレーンテストと比較してバッテリー周辺の振動を軽減できていることを確認しており、引き続き改善を目指します」

    ホンダF1 本田技研工業 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールのマシンは走行できず
    しかしストロールのマシンについては厳しい状況だった。

    「一方、ストロール選手のマシンについては、FP3前にICE関連の問題が判明し、チームと連携して全力で対応したものの、残念ながら予選開始までに走行可能な状態に戻すことができませんでした」

    「内燃エンジンの問題を特定していたが、チームと協力して最大限の努力をしたにもかかわらず、予選までにマシンを準備することができなかった」

    「まずは、全力で準備と改善に取り組み、明日の決勝に挑みます」

    チームは日曜レースに向けて両車の出走を目指して作業を続けており、FIAは最終的にランス・ストロールの決勝出走を特例で認める判断を下した。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1戦略「異常が出れば即リタイア」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1戦略「異常が出れば即リタイア」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンは極めて厳しい状況に置かれている。フェルナンド・アロンソは、ホンダ製パワーユニットに関連する深刻な信頼性問題を抱えており、レース中にわずかな異常が確認された場合でも即座にリタイアする可能性があることを明かした。

    アルバート・パークでの週末を通して、AMR26は激しい振動に悩まされており、バッテリーシステムを破損するなど深刻なトラブルを抱えている。

    チームはスペアパーツもほとんど残っておらず、58周のレースを安全に走り切ることすら難しい可能性がある状況だ。

    異常が出れば即リタイアの戦略
    フェルナンド・アロンソは、次戦中国GPがすぐに控えていることから、1レースのためにマシンを壊すリスクを取る余裕はないと説明した。

    「僕たちは毎周状況を見ながら柔軟に対応することになる。昨日エイドリアン・ニューウェイが言っていたように、パーツが不足しているのは事実だ」

    「来週には中国GPがある。だからできるだけ多くの周回をこなしたいし、できればレースの大半を走りたい」

    「でも、何か異常の兆候が出た瞬間に走り続けるわけにはいかない。大きなダメージを負えば来週のレースにも影響するからね。だからとても慎重に状況を見ていく必要がある」

    ホンダPUの振動問題が続く
    アストンマーティンの問題の中心にあるのは、ホンダ製パワーユニットに関連する振動だ。アロンソはこの問題が依然として解決されていないことを認めている。

    「我々はマシンのポテンシャルがどこにあるか分かっている。でも、まずは信頼性の問題を解決しないとシャシーのポテンシャルを引き出せない」

    「そのあとでようやくエンジンのパワーの問題に取り組むことになるが、それはさらに時間がかかる」

    さらにアロンソは、シャシー面には大きな伸びしろがある一方で、パワーユニットのパフォーマンス差は簡単には埋まらないとの見方を示した。

    「1周ごとにシャシーのポテンシャルは引き出されている。バーレーンでは40〜50周走ったけど、パワーユニットの問題で開発を続けられなかった」

    「ここメルボルンではセッション1回半しか走れていないけど、それでも1.5秒縮めた。それがシャシーのポテンシャルだ」

    「普通の週末が3〜4戦あれば、理解が進むことでさらに1秒は縮められると思う。でもそのあとには、まだ約2秒の差が残る。それを取り戻すのは簡単ではない」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    予選17番手でもチームの士気に小さな光
    アロンソは予選Q1でわずかにQ2進出を逃し、17番手となった。チームメイトのランス・ストロールがトラブルで走行できなかったこともあり、アストンマーティンにとっては厳しい結果となったが、それでもわずかな前向きな要素もあった。

    アロンソはキャデラックF1チームのセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの2台を上回り、ガレージにわずかな士気をもたらしたと語る。

    「状況が大きく変わるとは思わないけど、ガレージの雰囲気は少し変わるかもしれない」

    「メカニックたちはここ6週間、昼夜を問わずパワーユニットを交換し続けてきた。だからコースに出て、数台と戦える位置にいるのは昨日のように最後尾にいるよりずっといい」

    「こういう小さなことでも、ガレージのみんなのモチベーションを少し高められる。今はドライバーとしてチームの士気を保つことも僕たちの仕事の一部だ」

    完走できれば成功という現実
    2026年シーズン開幕戦のスタートを前に、アストンマーティンはポイント争いどころか完走自体が大きな課題となっている。パワーユニットの振動問題とパーツ不足という厳しい状況の中で、メルボルンの58周を走り切ることができれば、それだけでもチームにとっては小さな勝利となる可能性がある。

  • FIA ランス・ストロールのF1オーストラリアGP出走を特例許可

    FIA ランス・ストロールのF1オーストラリアGP出走を特例許可

    2026年F1オーストラリアGPを前に、アストンマーティンのランス・ストロールに関してFIAが特例判断を下した。ストロールは土曜日の走行をすべて欠場していたが、FIAは最終的に決勝レースへの出走を認めた。

    アルバート・パークで行われた週末、ストロールはエンジントラブルによりマシンがガレージに留め置かれたため、FP3と予選を欠場。アストンマーティンはAMR26の修復作業を行っていたが、ストロールが走行できたのは週末を通してわずか16周にとどまった。

    その結果、ストロールはポールポジションを獲得したジョージ・ラッセルの1分18秒518に対し、規定の107%タイム(1分24秒014)を記録できなかった。このためアストンマーティンは、ストロールを決勝に出走させるためFIAに特例許可を申請する必要があった。

    チームは提出した証拠として、同じマシンでフェルナンド・アロンソが17番手タイムを記録し、キャデラックF1チームの2台を上回った事実を提示。またストロール本人の実績も材料として提出された。

    提出資料では、ストロールがこのマシンで859kmを走行していること、F1で178戦の出走経験があること、さらにオーストラリアGPに7回出場している実績なども示された。

    アストンマーティンはまた、ストロールがガレージに留まった理由について「損傷したオイルラインが確認されたため、予防的措置として走行を控えた」と説明した。

    これらの情報を総合的に判断した結果、FIAはストロールに対して決勝レースへの出走を許可した。

    ランス・ストロール アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    サインツとフェルスタッペンも同様の手続き
    今回と同じ手続きは、カルロス・サインツJr.とマックス・フェルスタッペンにも適用された。

    サインツはFP3でシステムトラブルに見舞われた一方、フェルスタッペンは予選Q1でマシントラブルが原因となりターン1でクラッシュを喫し、いずれもラップタイムを記録できなかった。

  • アストンマーティンF1の深刻な状況 ホンダとの契約破棄の可能性も浮上

    アストンマーティンF1の深刻な状況 ホンダとの契約破棄の可能性も浮上

    2026年F1オーストラリアGPの週末、アストンマーティンとホンダのパートナーシップは深刻な危機に直面している。メルボルンのパドックでは、シーズン途中でのエンジンサプライヤー変更の可能性まで取り沙汰されている。

    元F1ドライバーで現在はスカイ・ドイチュラントの解説者を務めるティモ・グロックは、この状況について極めて厳しい見方を示した。

    「これは完全な大惨事だ。ホンダにとってはまさに痛烈な一撃だ。アストンマーティンとホンダはこのパートナーシップに多くの投資をしてきた。それなのに、オーストラリアでは限定的な形でしかレースができない。なんという悲惨なシーズンのスタートだ」

    さらにグロックは、契約そのものが見直される可能性にも言及した。

    「アストンマーティンは間違いなく契約内容を精査するだろう。ホンダが特定の約束を守っていない可能性があるからだ。別のエンジンメーカーへの切り替えが検討される可能性は十分にあると思う」

    「現在の状況はこのチームにとって財政的な損害も意味するし、市場的にも大きなダメージだ」

    メルボルンのパドックではすでに、シーズン途中でのエンジンサプライヤー変更の可能性が話題に上っている。スカイ・イタリアのマッテオ・ボッビとマルク・ジェネは、チームオーナーのローレンス・ストロールとエイドリアン・ニューウェイの双方がホンダのパフォーマンスに不満を抱いていると伝えた。

    “11月まで気づかなかった”問題に疑問
    今回の危機は、パートナーシップの事前調査(デューデリジェンス)にも疑問を投げかけている。

    エイドリアン・ニューウェイは金曜日、ホンダが体制を再構築した際に、多くの経験豊富なスタッフが戻っていなかったことをアストンマーティンが知ったのは昨年11月だったと認めた。

    この点についてもグロックは疑問を呈した。

    「なぜアストンマーティンは11月になるまで、経験豊富なエンジニアの多くがホンダのF1プログラムに戻っていないことに気づかなかったのか」

    「なぜアストンマーティンはそれを見抜けなかったのか」

    「正直に言って、私は理解できない」

    この状況にはF1のCEOであるステファノ・ドメニカリも驚きを隠さなかった。

    「嘘はつきたくない」とドメニカリは笑いながら語った。

    「私はあの状況に驚いた」

    渡辺康治「今は問題解決が最優先」
    一方、ホンダ側も厳しい状況に置かれている。

    ホンダ・レーシングの社長である渡辺康治は日本メディアに対し、現在マシンに搭載されている2個のバッテリーだけで週末を戦うしかない状況だと認めた。

    もし両方が使用不能になった場合どうなるのかと問われると、渡辺康治は率直に答えた。

    「はい」

    マシンが走れなくなる可能性があるかという質問に対する回答だった。

    「緊急でバッテリーを輸送することはできないので、今あるもので戦うしかありません」

    「データを慎重に監視し、必要であれば使用制限を設ける可能性もあります」

    金曜日の夜にローレンス・ストロールと話した内容について問われると、渡辺康治は次のように語った。

    「今我々にとって重要なのは、目の前にある問題を乗り越えることです。振動の問題を解決しない限り、パフォーマンス確認という次の段階には進めません」

    さらに、原因が特定される前に性能アップデートを進める考えを否定した。

    「まず振動の原因を特定しなければなりません。それをやらないままアップデートをいくら入れても意味がありません」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 ホンダ

    さくらの施設の対策は効果
    ただし、わずかながら前向きな兆しもある。

    ホンダのチーフエンジニアである折原慎太郎は、さくらの施設で実施した対策が機能している可能性を示した。

    「ランスとフェルナンドが合わせて31周を走行できたことで、HRCのさくらの施設のテストベンチで最初に実施した対策が、実際のコース上でも機能していることを確認するためのデータを収集できました」

    「我々の分析によると、バッテリーの振動は減少しています」

    アロンソ「メディアほど悲観していない」
    フェルナンド・アロンソも、スペアパーツ不足への不満を認めながらも、コメントは比較的抑制されたものだった。

    「僕はマシンを運転する立場だ。もちろん、スペアパーツがなくて失望している。しかもそれが1チームにしか供給されていない状況だからね」

    「でも、それが今の状況だ」

    さらに、メディアの報道が誇張されている面もあると指摘した。

    「僕たちはメディアや周囲の人たち、外から言われていることよりもずっと前向きだ」

    「現時点では望んでいるほどの進歩は見えていないが、小さな改善はある」

    ジェネ「最悪の映画でも想像できない状況」
    フェラーリの元F1ドライバーであるマルク・ジェネは、スカイ・イタリアでこの状況をさらに強い言葉で表現した。

    「アストンマーティンの危機は、考えられない、想像もできない状況だ」

    「どんな最悪の映画でも想像できないような出来事だ」

    一方、アストンマーティンのアンバサダーを務める元F1ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサは、より冷静な見方を示した。

    「これは悪い状況だ。しかし、これがシーズンを通して続くと思うべきではない」

    「振動に関連した信頼性の問題がある」

    「そしてもう一つのエベレストは、エンジンとシャシーのパフォーマンスを改善することだ。振動だけが問題ではない。これは開発競争だからだ」

    「我々は今まさにスタートしたばかりで、開幕戦直前になって問題を発見した。そして今、完全に不意を突かれた状態だ」

    Source: GMM

  • アストンマーティン・ホンダF1危機 ドメニカリ苦言「責任転嫁は許されない」

    アストンマーティン・ホンダF1危機 ドメニカリ苦言「責任転嫁は許されない」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPを前に、アストンマーティンとホンダのパワーユニットを巡る問題が深刻化するなか、F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリがチーム内部の“責任転嫁”に警鐘を鳴らした。

    振動問題やバッテリー不足などにより、アストンマーティンはマシンを限界までプッシュできない状況にあり、予選で107%ルールを満たせない可能性すら指摘されている。

    エイドリアン・ニューウェイが複数レースの欠場を望んでいるとの報道まで浮上し、チームの危機的状況が伝えられている。

    ドメニカリ「指差し合いは受け入れられない」
    メルボルンのアルバート・パークでF1のCEOステファノ・ドメニカリに取材したマーティン・ブランドルは、アストンマーティンの状況を「危機的」と表現した。

    F1チームがレースに出場できないほどの状況に陥るのは、2015年開幕戦でのマノー・マルシャ以来13年ぶりとなる可能性もある。

    ドメニカリは、今回の問題の深刻さに驚きを隠さなかった。

    「嘘は言いたくない。私はこの状況に驚いた」

    「私の経験から言って、唯一受け入れられないことがある。それは指差し合いだ」

    ドメニカリはまた、アストンマーティンが危機を乗り越えるためにはチームとしての団結が不可欠だと強調した。

    「我々はチームスポーツだ」

    「できるだけ早く前向きに状況に対応する唯一の方法は、協力して取り組むことだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダへの批判と“責任文化”の懸念
    一部の報道では、アストンマーティン内部で“有害な責任転嫁文化”が生まれつつあるとも指摘されている。

    メルボルンでのインタビューでは、エイドリアン・ニューウェイとフェルナンド・アロンソが、現状を打開する責任はホンダ側にあると示唆する発言をしている。

    ニューウェイは、ホンダのパワーユニットについて、稼働可能なバッテリーが残り2個しかないことも明らかにしており、チームの参加自体が危ぶまれる状況となっている。

    アロンソとストロールの“親指サイン”
    F1中継番組では、パドックでのフェルナンド・アロンソとチームオーナーのローレンス・ストロールのやり取りも紹介された。

    司会のサイモン・レイゼンビーによると、ストロールがシーズン初日の感触を尋ねた際、アロンソは明確な“親指下げ”で応じたという。

    「それは彼が少し前にフェルナンドとやり取りしていた場面だった」

    「親指を上げるか、下げるか? 彼ははっきりと親指を下げていた」

    ニューウェイの設計にも疑問の声
    一方、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、ニューウェイ自身にも一定の責任がある可能性を指摘している。

    シュタイナーは、アストンマーティンの極端なマシン設計がオーバーヒートの問題を引き起こした可能性があると示唆した。

    今回の状況は、2015年にマクラーレンと再提携したホンダの苦境を思い起こさせる。当時の初年度は大きな失敗となり、その後3年間にわたり苦戦が続いた末、2018年を前に両者は袂を分かった。

    Source: F1 OVERSTEER

  • アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ「アロンソは厳しい精神状態」

    アストンマーティン・ホンダF1 ニューウェイ「アロンソは厳しい精神状態」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、アストンマーティンとホンダの新パートナーシップが早くも深刻な問題に直面している。

    エイドリアン・ニューウェイは、チームのエースであるフェルナンド・アロンソが現在「厳しい精神状態」に置かれていると明かした。新車AMR26を巡るトラブルにより、スペイン人ドライバーは厳しい週末のスタートを強いられている。

    アストンマーティンとホンダは、バーレーンテストで発生したエンジン振動問題の対策を施してメルボルン入りした。しかし、オーストラリアでは新たにバッテリー関連の問題が発覚した。

    フリー走行1回目ではフェルナンド・アロンソが走行できず、ニューウェイはチームが持ち込んだ4基のバッテリーのうち、使用可能なのは2基のみになっていることを認めた。その2基はアロンソとランス・ストロールのマシンに搭載されている。

    フリー走行2回目ではアロンソとストロールで合計20周以上を記録し、状況はやや改善した。しかし終盤にはストロールのマシンにトラブルが見つかり、ピットに戻るよう指示されるなど、依然として問題は続いている。

    ニューウェイ「アロンソはF1史に残る偉大なドライバー」
    エイドリアン・ニューウェイは、アロンソをF1史上屈指のドライバーと称賛した。

    「フェルナンドは、僕の考えでは本当に偉大なドライバーの一人だ」とニューウェイは語った。

    「彼の能力、才能、総合力を考えれば、正直言って彼は2回よりもずっと多くのチャンピオンシップを獲得していてもおかしくない」

    「彼は今も、年齢ははっきり分からないが40代だ。それでも非常に速く、非常に才能があり、非常に鋭い」

    「彼と話しても、本人は衰えを感じていないようだ。視力もまだ非常に良く、反応も鋭い。昨年はリアクションタイムで最速スタートだったことをとても誇りに思っているそうだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ニューウェイ「2026年はビルドイヤーになると覚悟していた」
    ニューウェイはまた、2026年シーズンが困難なスタートになる可能性は理解していたと説明した。

    「彼は本当に素晴らしい人物だ。だから僕たち全員、期待を抑えようとしていた。なぜなら、これは難しい年になると分かっていたからだ」

    「シャシー面でも、アストンマーティン側は非常に遅れて開発を始めた。開発サイクルは非常に圧縮されていた」

    「言い訳をするつもりはないが、シーズン序盤は少し遅れを取る可能性が高いと分かっていた」

    「ただし、シャシーにはポテンシャルがあると今でも信じている。本来なら追いつくこともできただろうが、現在の問題が大きな妨げになっている」

    「アロンソにとっては厳しい精神状態」
    そうした状況は、勝利とタイトルを目指すベテランにとって簡単に受け入れられるものではない。

    「フェルナンドにとって、今は厳しい精神状態にある」

    アロンソはフリー走行2回目でオスカー・ピアストリの1分19秒729から約5秒遅れのタイムにとどまった。

    なお、ニューウェイは先日、ホンダ製パワーユニットの振動問題により、アロンソはAMR26で25周以上走行すると永久的な神経障害のリスクがあると感じていると明かしている。ストロールの場合は15周が限界だという。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイがホンダを公然批判 「文化衝突」が波紋

    アストンマーティンF1 ニューウェイがホンダを公然批判 「文化衝突」が波紋

    アストンマーティンF1のチーム代表エイドリアン・ニューウェイが、ホンダのパワーユニット問題を公然と批判した発言がパドックで波紋を広げている。

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPのメルボルンで行われた記者会見で、ニューウェイはホンダ製パワーユニットが引き起こす強い振動について言及し、ドライバーの手に永久的な神経損傷のリスクがある可能性があると説明した。

    この発言はホンダ・レーシング社長の渡辺康治が同席する場で行われたもので、欧米型の率直な発言と日本メーカーの慎重な姿勢の違いを象徴する「文化衝突」として注目を集めている。

    ニューウェイが明かした深刻な振動問題
    エイドリアン・ニューウェイは、アストンマーティンが直面している振動問題の原因について、パワーユニットにあると明言した。

    「パワーユニットが振動の発生源だ。現時点ではこの影響を抑えるためにできることは何もない」

    ニューウェイは、この振動がドライバーにも影響を及ぼしていると説明した。

    「フェルナンド(アロンソ)は、手に永久的な神経損傷のリスクを避けるため、25周以上連続して走ることはできないと感じている」

    「ランス(ストロール)は、その限界が15周だと考えている」

    ニューウェイはまた、この問題について率直に話す必要があるとしたうえで次のように語った。

    「この会見では率直に話すべきだと思う。期待については、残念ながらこの場の前に渡辺康治と十分に話し合う機会がなかった」

    「振動の原因を突き止め、改善できるまでは、レースでどれだけ周回できるかを大きく制限せざるを得ない」

    渡辺康治の前で飛び出した異例の発言
    今回の発言が注目を集めた理由の一つは、記者会見の場にホンダ・レーシング社長の渡辺康治が同席していたことにある。

    F1ではチームとパワーユニットメーカーが問題を公の場で語ることは珍しく、特に開幕戦の段階でここまで率直な発言が行われるのは異例といえる。

    ホンダ側は振動問題の存在自体は把握していたものの、ドライバーが永久的な神経損傷のリスクを感じているという説明については、事前に共有されていなかった可能性も指摘されている。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    パドックで指摘される「文化の衝突」
    関係者の間では、今回の出来事を欧米型の率直なコミュニケーションと、日本メーカー特有の慎重な情報公開姿勢との「文化の衝突」と見る声もある。

    ホンダは問題の存在自体は認識していたものの、ドライバーが永久的な神経損傷のリスクを感じているというニューウェイの説明には驚きの声も出ていたとされる。

    あるチーム関係者は、この発言について冗談交じりに「政治的なドラマのようだ」と語ったとも伝えられている。ただし振動問題自体が存在することについては、関係者の間でも疑いはないとされる。

    その後、ドライバー自身は振動による不快感についてややトーンを抑えたコメントを残しており、ニューウェイだけが非常に率直な姿勢を示した形となった。

    ニューウェイが指摘したホンダの人材流出
    ニューウェイはまた、現在のホンダの苦戦の背景として、人材体制の変化にも言及した。

    「少し歴史を説明する必要がある。ホンダは2021年末にF1から撤退し、その後2022年末に再び関与する形になった」

    「その間に元々のチームの多くが解散し、太陽光パネルの仕事など別の分野に移った」

    「再編されたチームにはF1経験の少ないメンバーも多く、元のチームの30%ほどしか戻っていないと聞いている」

    ニューウェイは、アストンマーティン側がこうした状況を知ったのは2025年11月だったと明かした。

    「昨年11月にローレンス・ストロール、アンディ・コーウェル、そして私が東京を訪れ、開幕戦までに目標出力に到達できない可能性があるという噂について話し合った」

    「そのときに、多くの元メンバーが戻っていないことが分かった」

    「残り2個」バッテリー問題も発覚
    さらにニューウェイは、ホンダ製パワーユニットを巡る別の問題としてバッテリー不足にも言及した。

    「バッテリーが不足している。今残っているのはマシンに搭載されている2個だけだ」

    「もしそのどちらかを失えば大きな問題になる」

    ニューウェイによると、アストンマーティンはオーストラリアGPに4個のバッテリーを持ち込んだが、そのうち2個はコンディショニングまたは通信トラブルが発生して使用できなくなったという。

    「我々は4個のバッテリーを持ってここに来た。しかし2個はコンディショニングまたは通信の問題が発生した」

    「つまり、今この時点で使えるバッテリーは2個だけだ」

    ニューウェイは、この状況について「我々のバッテリー損傷のペースを考えると、これは正直かなり恐ろしい状況だ」と語っている。

    意味深だったニューウェイの回答
    さらにニューウェイは、もし選択肢があった場合にメルセデスのパワーユニットを使い続けたかったのではないかという質問も受けた。

    これに対してニューウェイは明確な否定を避け、「我々は今ホンダと共にいる。重要なのはこの状況を改善することだ」と述べるにとどめた。

    そのうえで、現在の最優先課題は振動問題の解決であり、その後に内燃エンジンのパフォーマンス向上に取り組む必要があるとの認識を示した。

    2026年シーズンはまだ始まったばかりだが、アストンマーティンとホンダのパートナーシップは早くも大きな試練に直面している。パフォーマンスの回復だけでなく、両者の関係をどう維持していくのかも、今後の焦点となりそうだ。

  • ホンダF1 オーストラリアGP初日に31周「振動対策が効果を示し始めている」

    ホンダF1 オーストラリアGP初日に31周「振動対策が効果を示し始めている」

    2026年F1オーストラリアGPの金曜日、深刻なトラブルに見舞われたアストンマーティンだが、ホンダ側からは状況改善を示す前向きな報告が出た。

    FP1ではフェルナンド・アロンソがパワーユニットの問題で走行できず、ランス・ストロールもわずか3周でピットに戻るなど苦しいスタートとなった。しかしFP2では両ドライバーが走行を重ね、ホンダは振動問題に改善の兆しが見られると説明している。

    ホンダ「対策の効果を確認」 バッテリー振動は減少
    ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原慎太郎は、FP2での走行データから対策の効果が確認できたと説明した。

    「今日のFP2は我々にとって価値のあるセッションでした。対策の効果を確認することができたからです」

    「ランスとフェルナンドが合計31周を走行したことで、さくらの施設にあるHRCのダイノで最初に導入した対策が、実際のサーキットでも機能しているかどうかを判断するためのデータを収集することができました」

    「その結果、セッション中に収集したデータの分析では、バッテリー振動は以前よりも減少していることが確認されています」

    ホンダF1 本田技研工業 オーストラリアGP

    FP1はPUトラブルで走行できず
    折原慎太郎は一方で、金曜日の走行がトラブルに見舞われたことも認めている。

    「今日はフェルナンドのマシンでパワーユニットの問題を特定するところから始まりました。FP1開始前に修復を試みましたが、残念ながら作業を時間内に終えることができませんでした」

    「そのため#14のマシンは、PUの作業を続けるためにFP1を欠場する判断となりました」

    「ランスのパワーユニットにも問題があり、我々はマシンをピットに戻して調査することを決めました。その結果、FP2に向けて変更を施すことができました」

    アロンソはバッテリー不足に失望
    それでもアストンマーティンにとって、開幕戦は厳しいスタートとなっている。

    アルバートパークではホンダPUの予備バッテリーが不足しているとされ、アロンソはFP2後により多くの周回を重ねたかったと語り、落胆を隠さなかった。

    今回のレースに向けてアストンマーティンは新パッケージを投入しているが、初日は思うような走行距離を確保できず、FP2の最速タイムでもトップのオスカー・ピアストリから約5秒遅れという厳しい状況となっている。