カテゴリー: アービッド・リンドブラッド

  • アービッド・リンドブラッド F1定番のモナコ移住を拒否「富の象徴に抵抗」

    アービッド・リンドブラッド F1定番のモナコ移住を拒否「富の象徴に抵抗」

    F1ドライバーにとって”聖地”ともいえるモナコ。しかし、2026年にF1デビューを果たしたレーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは、その魅力に惹かれていないことを明かした。

    現在のF1グリッド22人のうち13人がモナコに居住、または不動産を所有しているが、リンドブラッドは「普通の18歳として暮らせる場所」を望んでおり、将来的にも静かな海辺の街で生活したいという考えを語っている。

    F1ドライバーがモナコを選ぶ理由
    モナコはF1モナコGPの開催地であるだけでなく、税制面でのメリット(フランス人を除く)や高い治安、ヨーロッパ各地へのアクセスの良さから、多くのF1ドライバーが拠点としている。

    2026年シーズンでは、マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、ランド・ノリス、シャルル・ルクレールら世界のトップドライバーがモナコに居住している。

    一方で、リンドブラッドは、その華やかな環境に違和感を抱いている。

    祖父母と両親の苦労が価値観を形成
    リンドブラッドは、自身の家族の歴史が現在の価値観に大きな影響を与えていると説明した。

    「僕の祖父母は何も持っていなかった。父は食事を1日3回取ることさえ難しかった時期があって、11歳か12歳の頃にはすでに働いていた」

    「母方の家族にも特別な物語がある。祖父母はパキスタン出身で、ある時すべてを失った。本当に一夜にして、身につけていた服と持ち運べる荷物しか残らなかったんだ」

    「その後、イギリスへ移り、医師として懸命に働いて人生を築き直した。僕は努力によってすべてを勝ち取った人たちに囲まれて育った」

    「モナコは富の究極の象徴」
    そうした背景が、モナコ移住に抵抗を感じる理由だという。

    「その通りだ。モナコに住んでいる人たちは『実際には普通の生活だよ』と言う。でも僕の中では、モナコは今でも『富の究極の象徴』なんだ」

    「若い頃に父が食事にも苦労していたことや、祖父母がすべてを失ったことを思うと、そんな場所に住むことに少し抵抗を感じる」

    「もちろんモナコが悪い場所だと言いたいわけじゃない。ただ今の自分には、その考えにまだしっくりこないだけなんだ」

    「もちろん僕も普通の人間だから、たまには何か良い物を買いたくなる。そういう意味では矛盾しているかもしれない。でも、今はそう考えている」

    望むのは”普通の18歳”としての生活
    リンドブラッドは将来住みたい場所についても、自身の理想を明かした。

    「海の近くの静かな街で暮らしたい。誰にも知られず、映画館へ行ったり、散歩したり、友達と会ったり、普通の若者として生活できる場所がいい」

    「子どもの頃から僕の人生は友達とは全然違っていた。サーキットではF1ドライバーでいたい。でも家に帰れば18歳の若者でいたい。それが僕にとって本当に大切なんだ」

    現在リンドブラッドはイングランドを拠点としており、「今住んでいる場所では、それが実現できている」と語っている。

    2026年F1ドライバーの主な居住地

    ■ モナコ
    ・ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    ・マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    ・シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    ・ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    ・ランド・ノリス(マクラーレン)
    ・オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    ・リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ・ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    ・ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    ・アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    ・カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    ・オリバー・ベアマン(ハース)
    ・バルテリ・ボッタス(キャデラック)

    ■ スイス
    ・フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    ・ランス・ストロール(アストンマーティン)
    ・エステバン・オコン(ハース)

    ■ イタリア
    ・ピエール・ガスリー(アルピーヌ)

    ■ イタリア/フランス
    ・アイザック・ハジャー(レッドブル)

    ■ サンマリノ
    ・キミ・アントネッリ(メルセデス)

    ■ イングランド
    ・アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)

    ■ アルゼンチン
    ・フランコ・コラピント(アルピーヌ)

    ■ マイアミ
    ・セルジオ・ペレス(キャデラック)

    F1ドライバーの多くが税制や利便性を理由にモナコを生活拠点として選ぶ一方で、リンドブラッドは家族の歴史と自身の価値観を大切にし、「普通の生活」を優先したいという姿勢を示している。彼の考え方は、F1界では少数派ながらも、18歳らしい率直な価値観として注目を集めそうだ。

  • アービッド・リンドブラッドが感じた“2ストップの匂い”がローソン8位を後押し

    アービッド・リンドブラッドが感じた“2ストップの匂い”がローソン8位を後押し

    レーシングブルズF1のアービッド・リンドブラッドは、F1ハンガリーGPで自身がレース前から「2ストップになる」と予感していたことが、結果的にチームメイトのリアム・ローソンの8位入賞につながったと明かした。

    ローソンは当初予定されていた1ストップ戦略から2ストップへ切り替え、「ベスト・オブ・ザ・レスト」となる8位でフィニッシュ。一方のリンドブラッドは1ストップ戦略を続行して10位に入り、7週連続でポイント獲得を果たした。

    レース前から「2ストップになる」と確信
    レース中盤、レーシングブルズは戦略を分け、ローソンを2ストップ、リンドブラッドを1ストップで走らせた。これはアウディF1のニコ・ヒュルケンベルグが先に2ストップへ切り替えたことを受けた判断だった。

    結果として、新しいタイヤを履いたローソンとヒュルケンベルグが前へ抜け出し、1ストップを続けたリンドブラッドとガブリエル・ボルトレトは後退。それでもリンドブラッドは10位を守り切った。

    レース後、リンドブラッドは「1ストップが成功していれば自分がヒーローになっていたかもしれない」と振り返り、戦略を分けたチームの判断には納得していると語った。

    「1ストップがうまくいかなかったのは少し残念だった。でも、チームとしてはレース前に大きな判断だったことは理解している」

    「その後、ニコが2ストップに切り替えたので、僕たちは2台で戦略を分けることにした。それは理にかなった判断だった。もしハードタイヤがもっと持っていたら、僕が8位でヒーローになっていたはずだ。でも、残念ながらそうはならなかった」

    「だから最大限に結果を引き出したのはリアムだった。1ストップが失敗したことに後悔はない。逆の結果になっていた可能性も十分あったからね」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    「タイヤの感触」で戦略変更を予感
    リンドブラッドによれば、自身はレース前から2ストップ戦略が必要になるとチームへ伝えていたという。その予感は、暑いコンディションでのタイヤの挙動から生まれたものだった。

    「リアムが何と言っていたかは分からないけど、僕は『2ストップになると思う』と言っていた。もしかしたら、少しは彼の役にも立ったかもしれない」

    「レース前からそう感じていたんだ。直感というか、そういう“匂い”がした。FP1でもタイヤのデグラデーションは少し大きかったし、決勝はさらに20度近く暑くなる。暑いコンディションでは、このタイヤはあまり良くないと感じていた」

    「今年これまで2ストップになったバルセロナとレッドブルリンクも、とても暑かった。このタイヤは熱に対してあまり強くないんだ。だから自然と2ストップになる気がしていた」

    「ミディアムタイヤでは序盤からあまりペースが上がらなかったし、それでもタイヤの感触は良くなかった。21周目あたりでピットインして、その後49周近く走ることになると考えれば、『これは2ストップになる』という感覚だった」

    戦略を分けた判断がダブル入賞を実現
    今回のハンガリーGPでは、レーシングブルズがローソンを2ストップ、リンドブラッドを1ストップとする戦略分散を選択したことが奏功した。

    結果的に1ストップは最適解とはならなかったが、リンドブラッドが事前にタイヤ特性を踏まえて2ストップの可能性を指摘していたことは、チームの柔軟な判断材料となった可能性がある。ローソンは8位、リンドブラッドは10位とダブル入賞を達成し、コンストラクターズ選手権においても貴重なポイントを持ち帰る結果となった。

  • レーシングブルズF1勢 マックス・フェルスタッペンの「間抜けども」発言に反論

    レーシングブルズF1勢 マックス・フェルスタッペンの「間抜けども」発言に反論

    マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでレーシングブルズのリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドを「間抜けども」と無線で罵倒した一件について、両ドライバーが当時の状況を説明した。

    2人は、レース中にブルーフラッグ表示システムが正常に機能せず、通常とは異なる状況で周回遅れ対応を迫られていたことが混乱の原因だったと明かし、自分たちは可能な限り先頭争いの妨げにならないよう努めていたと強調した。

    ブルーフラッグ表示の不具合が混乱を招く
    ハンガリーGPでは、一時的なマーシャリングシステムのトラブルによって通常使用される電光式ブルーフラッグ表示が機能しなかった。そのため、ドライバーは手旗やミラー、ダッシュボードの情報、そしてチームからの無線に頼って状況を判断することになった。

    フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンから2位を守る攻防の最中、前方で争っていたローソンとリンドブラッドを周回遅れにするまで時間を要し、無線で「あの間抜けどもは何をやっているんだ」と怒りを爆発させていた。

    リンドブラッドは、システムの不具合がドライバー全体に混乱を招いていたと振り返る。

    「それほど難しい状況ではなかった。バーチャルミラーで前後のクルマやギャップは見えるし、実際のミラーもあるから少しは楽だった」

    「でも、追い抜いていく側のクルマにとっては残念な状況だったと思う。理想的ではなかったね」

    さらに、ブルーフラッグ表示そのものにも異常があったと説明した。

    「7周目だったと思うけど、チェコ(セルジオ・ペレス)に対するブルーフラッグが表示された。でも7周目で彼がそんなに後ろにいるはずはない。システムで何が起きていたのか分からなかった」

    「しかも番号が表示されず、ただブルーフラッグだけだった。それではあまり役に立たない。でもチームがサポートしてくれたし、ダッシュボードのデルタタイムも確認しながら、できるだけリーダーたちの邪魔にならないようにしていた」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソン「邪魔にならないことだけ考えていた」
    一方のローソンも、レース終盤にはルイス・ハミルトンの直後を走行しているところへ、新しいタイヤを履いたフェルスタッペンが急接近する場面に遭遇した。

    フェルスタッペンはハミルトンとローソンを一気に抜き去る豪快なオーバーテイクを決めたが、ローソンは自身がその攻防に巻き込まれないことだけを考えていたという。

    「僕は邪魔にならず、できるだけその争いに巻き込まれないようにしていただけだった」

    「僕は周回遅れではなかったから道を譲る必要はなかった。でも、彼があそこで仕掛けてくるとは思わなかった」

    「もちろん遅い飛び込みは見えた。あの場面では彼らの後ろでかなりタイムを失ってしまって正直ストレスだった。でも、あれは素晴らしいオーバーテイクだった。本当にマックスらしい動きだった」

    「間抜けども」発言の背景が明らかに
    フェルスタッペンの「間抜けども」という無線は大きな話題となったが、ローソンとリンドブラッドの証言からは、ブルーフラッグ表示システムの不具合という特殊な事情があったことが分かる。

    両者ともリーダー争いを妨げないよう最大限配慮していたと説明しており、フェルスタッペンが後方から見ていた状況とは異なる事情が存在していたことが明らかになった。

    【関連】
    ・フェルスタッペン レーシンングブルズF1勢に激怒「間抜けどもはペナルティだ」

  • リンドブラッドとローソンのLCC帰国が話題 「席を譲ったら隣同士になった」

    リンドブラッドとローソンのLCC帰国が話題 「席を譲ったら隣同士になった」

    F1ベルギーGP後、レーシングブルズF1のアービッド・リンドブラッドとリアム・ローソンが格安航空会社EasyJetの機内で隣同士に座る様子がSNSで話題となった。その微笑ましい光景の裏には、思わぬハプニングがあったことが明らかになった。

    ハンガリーGPを前にリンドブラッドは、搭乗時に自分の指定席へ向かったところ、すでに別の乗客が座っており、その女性が席を移動することを嫌がったため、自ら中央席へ移ることを選んだと説明した。

    また、ローソンとの関係についても「Netflixが描くほどライバル同士は険悪ではない」と語り、コース外では良好な関係を築いていることを強調している。

    「席を譲ったらローソンの隣になった」機内での裏話
    ベルギーGP後、EasyJet便で帰国する様子がSNSで拡散されたリンドブラッドは、格安航空会社を利用したこと自体は特別なことではないと語った。

    「まだそんなにお金はないから、今でも普通の民間機で移動している。これまでもずっとそうしてきたし、少しでも節約できるならその方がいい。だからEasyJetで飛ぶことに何の問題もない」

    当初、チームはリンドブラッドを3D、ローソンを3Fに座らせる予定だったという。

    「チームは僕たちを近くに座らせようとしてくれる。片方が1列目でもう片方が27列目なんて、ちょっと失礼だからね」

    しかし、搭乗すると指定された通路側の席には別の女性客が座っていた。

    「僕が『そこは僕の席なんだけど』と言ったら、その女性は通路側を離れるのをすごく嫌がっていた。それで『そのまま座りたいなら、僕が真ん中に座るよ』と言ったんだ。だからリアムと隣同士になった」

    ローソンもジョーク 「もし僕を知っていたなら…」
    ローソンも、この出来事を笑いながら振り返った。

    「いいフライトだったよ。2時間くらい遅れて、離陸したのは真夜中だったけどね。アービッドが真ん中、僕は窓側だった」

    普段から民間機を利用することも珍しくないという。

    「結構よく利用するよ。ニース行きは直行便やビジネスクラスがないこともあるからね。僕たちは3~4列目くらいに座っていて、機体の一番後ろじゃなかったから問題なかった」

    さらに、隣の乗客が自分たちに気づいていたかを尋ねられると、ローソンは笑顔でこう返した。

    「もし僕だと気づいていたなら、あまり好きじゃなかったんだろうね!」

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    「Netflixほど険悪じゃない」良好なチームメイト関係
    リンドブラッドは、この出来事がローソンとの良好な関係を象徴していると語った。

    「僕たちは本当にいい関係なんだ。若い頃は、ドライバー同士はもっとギスギスしているものだと思っていた。Netflixは実際より少し大げさに描いている部分もあるからね」

    ベルギーGPでは互いに激しく争ったものの、レース後にはすぐに健闘を称え合ったという。

    「スパでは激しく戦ったけれど、レース後に顔を合わせるとリアムは『おめでとう、いいレースだった』と言ってくれた。それは本当に印象的だった」

    「僕も予選で苦しんだ時、彼がQ3へ進出したら『おめでとう』と伝えた。コース上では激しく戦うけれど、コース外では普通の仲間なんだ」

    TikTok向けのチーム企画なども、関係を深める助けになっているという。

    「クルマを降りれば、僕たちは普通の人間だ。あまり難しく考えていないんだ」

    今回のEasyJetでの一幕は、SNSでは「F1ドライバーがLCCを利用している」と話題になったが、その裏では席を譲り合う小さな気遣いと、レーシングブルズのチームメイト同士の良好な関係が生んだ偶然の出来事だった。

  • リンドブラッド F1ベルギーGPでローソン攻略「チャンスは一度だけだった」

    リンドブラッド F1ベルギーGPでローソン攻略「チャンスは一度だけだった」

    アービッド・リンドブラッドは、2026年F1ベルギーGPでチームメイトのリアム・ローソンを攻略した場面について、「チャンスは一度だけだった」と振り返った。

    7番グリッドからスタートしたリンドブラッドは、9番手スタートのローソンにオープニングラップで先行を許したものの、8周目に逆転。その後は堅実なレースを展開し、最終的に9位でフィニッシュした。

    スタート直後の混乱でローソンに先行許す
    リンドブラッドは7番手、ローソンは9番手からスタートしたが、1周目のレ・コームでローソンがアウト側からオーバーテイクに成功した。

    この場面では、前方でルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルが接触した影響により、オスカー・ピアストリが減速。その後方にいたリンドブラッドもマクラーレンへの追突を避けるためにブレーキングを強いられ、その隙を突いたローソンが前へ出た。

    レ・コーム立ち上がりではリンドブラッドもイン側から反撃を試みたが、ローソンがポジションを守り切り、レース序盤はローソンが中団グループの先頭を走行した。

    「オーバーテイクできるチャンスは一度だけ」
    リンドブラッドは、オーバーテイクボタン(オーバーテイクモード)を使えるタイミングを見極め、その一度のチャンスを逃さないことだけを考えていたと明かした。

    「デプロイメント(エネルギー展開)はあまり良くなかった。オーバーテイクボタンを押したけど、50メートルほど遅かった。それでリアムにすぐ近づかれてしまった」

    「2人ともブレーキングは遅かったけど、その先にはマクラーレンがいて、僕は完全には飛び込めなかった。そうしたらオスカーの後ろに突っ込んでしまうところだったからね」

    「リアムに先行されてしまって、その後ターン7でも仕掛けたけど抜けなかった」

    「だから数周はタイヤをいたわりながら待った。そして前の集団からリアムが離れ、僕にオーバーテイクモードが残っているタイミングが来れば、チャンスは一度だけだと分かっていた。その一度を確実に決めることができた」

    この判断どおり、リンドブラッドは8周目にローソンを攻略し、レーシングブルズ勢の最上位へ浮上した。

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    VSCで順位を失うも週末には満足
    終盤にはバーチャルセーフティカー(VSC)のタイミングでピットストップを行ったアウディのガブリエル・ボルトレトに逆転され、8位ではなく9位でレースを終える結果となった。

    リンドブラッドはその展開を悔やみながらも、アウディの戦略を称賛するとともに、自身の週末には満足感を示した。

    「もちろん少し悔しい。普通のレース展開なら、かなり余裕を持って8位だったと思う」

    「でもアウディとガビ(ボルトレト)は素晴らしい仕事をした。賭けに出て、そのチャンスをしっかり生かしたんだ」

    「僕たち自身を振り返れば、とても力強い週末だった。すべてのセッションで最大限の結果を引き出せたし、自分の仕事には満足している」

  • アービッド・リンドブラッド F1ベルギーGP予選で自己最高8番手「今年最高の感覚」

    アービッド・リンドブラッド F1ベルギーGP予選で自己最高8番手「今年最高の感覚」

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは、2026年F1第10戦ベルギーGPの予選で自己最高となる8番手を獲得した。マシンに導入されたアップデートの性能を引き出し、ルーキーシーズンで「最高の感覚のひとつ」と振り返る会心の走りを披露した。

    リンドブラッドはQ3で1分45秒143を記録。ランド・ノリスがパワーユニット交換による10グリッド降格を受けるため、決勝では7番グリッドからスタートする見込みとなっている。

    リンドブラッドがF1自己最高の予選8番手
    18歳のアービッド・リンドブラッドは、これまでデビュー戦のオーストラリアGPをはじめ、カナダGPとイギリスGPで予選9番手を獲得していた。

    しかし、高速コースのスパ・フランコルシャンでは自身の最高位をさらに更新。予選Q2を余裕を持って突破し、Q3ではオスカー・ピアストリに迫るタイムを記録して8番手に入った。

    「本当にいいセッションだった。FP1からマシンの感触がよかった。正直、今年のなかでも最高の感覚のひとつだった。バルセロナやカナダ、メルボルンと並ぶくらいだ」

    「チームがいいパッケージを用意してくれた。予選の最初から感触がよくて、すぐに攻めることができた。Q2では2セット目のタイヤを使う必要がなかったと思うくらいで、僕たちにとってはかなり大きな成果だ」

    リンドブラッドはQ2を1回目のアタックで突破できるほどの速さを示した。タイヤを温存しながらQ3へ進出できたことは、レーシングブルズのマシンに十分な競争力があったことを示している。

    ピアストリを上回る可能性もあったと悔しさ
    自己最高順位を喜ぶ一方で、リンドブラッドは完璧なラップをまとめていれば、さらに上の順位を狙えた可能性があったと語った。

    「最終的には本当にいい結果だった。ただ、少し悔しい部分もある。僕が完璧な仕事をしていれば、オスカーをわずかに上回れたかもしれない」

    「それでも、コース上では本当にうまく走れていたと思う。今の僕たちの実力は、だいたいこのあたりにあるということだ」

    ピアストリとの差はわずかで、リンドブラッドは中団勢のトップを争うだけでなく、上位チームのドライバーにも迫るパフォーマンスを見せた。

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド車だけに新アップデートを投入
    レーシングブルズはベルギーGPで冷却効率と空気の流れを改善するアップデートを用意した。新しいサイドポッド、ロールフープ周辺、ブレーキドラムなどが含まれ、リンドブラッドのマシンだけに装着された。

    チーム代表のアラン・パーメインは週末前、イギリスGP予選でチームメイトのリアム・ローソンを上回ったことなどを踏まえ、リンドブラッドに新パーツを与える判断を下したと説明していた。

    旧仕様のマシンで予選に臨んだローソンは11番手。リンドブラッドはアップデートの効果を早い段階から引き出し、Q3進出と自己最高順位という形でチームの判断に応えた。

    ただし、今回の結果にはドライバー自身の走りも大きく影響している。リンドブラッドはフリー走行からマシンへの自信を深め、予選の各セッションで安定してタイムを伸ばした。

    決勝は7番グリッドから5戦連続入賞を狙う
    リンドブラッドはベルギーGP決勝で、5戦連続となるポイント獲得を目指す。ノリスに加えてアイザック・ハジャーもグリッド降格ペナルティを受けるため、予選順位より前方からスタートできる状況となっている。

    「今は決勝に集中している。ランドにはグリッドペナルティがあるし、アイザックも同じだと思う。だから、僕たちは予選順位より少し前からスタートすることになる」

    「自分たちのレースに集中して、何ができるかを見ていく。マシンは速いし、チームもいい仕事をしている。あとは僕たちが自分たちの仕事をきちんとこなし、基本的な部分に集中すれば大丈夫だと思う」

    レーシングブルズのアップデートを結果につなげたリンドブラッドは、スパでルーキーシーズン最高のスタート位置を手にした。決勝では上位勢からのプレッシャーを受けながら、自己最高位と連続入賞記録の更新を狙う。

  • アービッド・リンドブラッド F1デビュー後に運転免許取得へ「もう笑えない」

    アービッド・リンドブラッド F1デビュー後に運転免許取得へ「もう笑えない」

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドが、一般道を走るための運転免許取得に向けて初めて実車教習を受けたことを明かした。幼少期からサーキットでレーシングカーを操り、18歳ですでにF1ドライバーとなった一方、公道を運転する免許はまだ取得していない。

    リンドブラッドは学科試験には合格しており、F1のレーススケジュールに空きができたことで教習を開始したという。

    これまでは免許を持っていないことを冗談にしていたが、本人も「もう少し馬鹿げた状況になってきた」と感じているようだ。

    F1マシンは運転できても公道は走れず
    リンドブラッドはレーシングブルズからF1に参戦し、世界最高峰のマシンを高速で操っている。しかし、一般道で自動車を運転するために必要な英国の運転免許は取得していない。

    英国では17歳から自動車運転免許を取得できるが、リンドブラッドは昨季のFIA F2参戦をはじめとするモータースポーツ活動に多くの時間を費やしてきた。18歳の誕生日を迎える前には、F1参戦に必要なスーパーライセンスを取得するため、FIAから特例措置も受けている。

    サーキット上ではF1マシンを運転する資格を認められながら、公道では初心者として教習を受けなければならないという珍しい状況が続いていた。

    リンドブラッドはすでに免許取得の第一段階となる学科試験を通過。レースのない期間を利用し、教習車で一般道を走る実技練習を始めた。

    「最初は面白かったけど今は少し馬鹿げている」
    リンドブラッドは、エッジバストンで行われたイングランド対インドのワンデー国際試合を訪問。試合前にはイングランド代表選手たちと交流し、英国『Sky Sports Cricket』の実況ブースにも出演した。

    そこで、F1での実績を理由に、そのまま運転免許を発行してもらえないのかと冗談交じりに尋ねられると、笑顔で次のように語った。

    「残念ながら、それでは駄目なんだ」

    「免許を持っていないのは少し悲しいね。しばらくの間は面白い話だったけど、今ではもう少し馬鹿げた状況になってきた。だから、ちゃんと取得に向けて動いている」

    「昨日、初めて運転教習を受けた。そろそろ免許を取らないといけないね」

    F1マシンとは異なり、教習では速度制限や周囲の交通状況、標識などを確認しながら公道を走る必要がある。レースで培った運転技術があるとはいえ、一般道では通常の教習課程を修了し、実技試験に合格しなければならない。

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    新人ながら4戦連続ポイントを獲得
    免許取得を目指す一方、リンドブラッドはF1で印象的なルーキーシーズンを送っている。

    前戦イギリスGPでは自己最高位タイとなる7位に入り、4戦連続となるポイント獲得を達成した。レーシングブルズのマシンで安定して結果を残し、F1参戦初年度ながら着実に存在感を高めている。

    F2からF1へのステップアップについて、リンドブラッドはコース内外の両面で大きな変化があったと振り返った。

    「本当に最高だ」

    「F2とはまったく違う。コース上でもコース外でも、とても大きなステップアップだったけど、すべてを楽しんでいる」

    「結局のところ、F1に到達することは僕が人生を通してずっと夢見てきたことだ。今年は本当に自分の夢を生きているし、素晴らしい経験になっている」

    リンドブラッドは次戦ベルギーGPが行われるスパ・フランコルシャンに、4戦連続入賞という好調な流れを持って臨む。F1ではすでに結果を残し始めている18歳だが、サーキット外では一般ドライバーとして免許取得を目指す新たな挑戦も始まっている。

  • リンドブラッド F1イギリスGP無線激怒の真相 標的はローソンではなかった

    リンドブラッド F1イギリスGP無線激怒の真相 標的はローソンではなかった

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドがF1イギリスGPで発した無線メッセージは、チームメイトのリアム・ローソンへの不満ではなかったことが明らかになった。

    レース中継では放送されなかった無線が公開されたことで、ローソンによるオーバーテイクに対する怒りではないかとの見方も広がった。しかし実際には、1周目に発生したバッテリーのデプロイメント(エネルギー展開)の不具合が原因だったという。

    リンドブラッドの怒りはローソンではなくデプロイメント不具合
    レーシングブルズはシルバーストンでも好調を維持し、リアム・ローソンが6位、アービッド・リンドブラッドが7位でフィニッシュ。チームとして4戦連続で2台が1ポジション差という安定した結果を残した。

    ただし、その舞台裏では1周目に小さなトラブルが発生していた。

    リンドブラッドはスタート直後、ビレッジでマックス・フェルスタッペンと6番手争いを展開した際にコース外へ押し出され気味となり、その後ウェリントン・ストレートでローソンの攻撃を受けることになった。

    ブルックランズではステアリングを修正しながらアウト側を走行したもののコース外へ膨らみ、ローソンに加えてオスカー・ピアストリにも先行を許した。

    その直後、リンドブラッドは無線で「くそったれ。本当に勘弁してくれ」と不満を口にした。

    これに対しレースエンジニアのピエール・ハムランは「取り返そう。本来のポジションを取り戻そう。集中だ」と応じていた。

    このやり取りが公開されたことで、ローソンのオーバーテイクへの怒りと受け止められていた。

    レース後にチームが謝罪「1周目はこちらの責任」
    チェッカーフラッグ後も、この出来事はリンドブラッドの頭から離れていなかった。

    無線では次のようなやり取りが交わされた。

    リンドブラッド:「みんなおめでとう。また素晴らしい結果だった」

    ハムラン:「1周目については申し訳ない。こちらの責任だ」

    リンドブラッド:「正直に言うと、あれは本当に悔しい」

    ハムラン:「私も同じ気持ちだ」

    リンドブラッド:「あなたに怒っているわけじゃない。ただ本当にフラストレーションがたまる。でもチームとしてはいい仕事だった。これからも改善していこう」

    ハムラン:「チームとしては良い一日だった。でも十分ではない。必要な武器をすべて与えられるよう改善する。本当に申し訳ない」

    この無線だけを見ると、ローソンに先行されたことへの不満とも受け取れた。

    しかし実際には、チーム側も認めたデプロイメントのトラブルについて話していたことが後に判明した。

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム)

    リンドブラッド「問題がなければローソンの前を維持できた」
    レース後、リンドブラッドは取材に対し、無線の真意を説明した。

    「チームにとっては本当に良い一日だった」

    「ただ僕たちのガレージ側としては完全には満足していない。1周目にまたデプロイメントの問題が起きたからだ」

    「あれがなければリアムの前にいられたと思う。それでもチームとしては本当に良い結果だった」

    一方のローソンも自身のレースを振り返った。

    「本当に良いレースだった。最初から最後まで順調だった」

    「1周目も良かったし、スティント後半のペースがとても強かった。タイヤマネジメントもうまくできた」

    「ここ数戦ずっとその点は良くなっていて、とても励みになっている」

    誤解を招いた無線の真相
    前戦オーストリアGPではチームオーダーを巡る騒動もあったことから、今回の無線もローソンへの不満と受け止められていた。

    しかしレース後の本人の説明とチームとの無線内容を合わせると、リンドブラッドが問題視していたのはチームメイトではなく、1周目に発生したデプロイメントの不具合だったことが分かる。レーシングブルズはダブル入賞という成果を手にした一方で、スタート時のシステム運用には改善すべき課題を残した。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP決勝DNS「ギアが入らなかった」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP決勝DNS「ギアが入らなかった」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は2026年F1カナダGP決勝をスタートすることができず、無念のDNSに終わった。

    フォーメーションラップ開始直前にクラッチトラブルが発生し、マシンがギアを選択できない状態となったことで、リンドブラッドはレースへの参加を断念。週末を通して高い競争力を見せていただけに、大きな落胆を隠さなかった。

    「ギアが入らなかった」
    「今日のフォーメーションラップ開始時にクラッチの問題が発生して、レースに参加できなかった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「スタート前のライトが点灯してギアを入れようとしたけど、ギアが入らなかった」

    混合コンディションでの決勝を楽しみにしていたという。

    「こういうコンディションで走るのを本当に楽しみにしていたから、そのチャンスが得られなかったのは本当に残念だ」

    “結果を残せる週末”だっただけに悔しさ
    リンドブラッドは、週末を通してマシンに強い手応えを感じていた。

    「それまでは本当にポジティブな週末だっただけに悔しい」

    「チームは週末を通して完璧な仕事をしてくれたし、投入したアップグレードもうまく機能していた」

    レーシングブルズは今大会で高い競争力を見せており、リンドブラッド自身も上位進出の可能性を感じていた。

    「今日の結果に値する力はあったと思う。それだけに結果を持ち帰れなかったのはフラストレーションが大きい」

    さらに、6位でフィニッシュしたフランコ・コラピントとの比較も口にした。

    「コラピントが今6位を走っているのを見ると、なおさら悔しい。僕たちは彼より前からスタートするはずだったからね」

    初モナコへ前向きな姿勢
    結果こそ残せなかったものの、リンドブラッドは次戦モナコGPへ前向きな姿勢を見せている。

    「次戦へ向けて持ち帰れるポジティブな要素はたくさんあるし、自信もある」

    「モナコで初めてF1マシンを走らせるのが今から楽しみだ」

    カナダGPでは不運に泣いたリンドブラッドだが、週末を通して示したスピードは確かなものだった。モナコの市街地コースで再び存在感を示せるか注目される。

  • アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド F1カナダGP予選「マシンは週末ずっと快適」

    アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)は、2026年F1カナダGP予選で9番手となり、再びQ3進出を果たした。スプリントでも堅実な走りを見せており、初走行となるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで存在感を放っている。

    レーシングブルズは今大会にアップグレードを投入しており、リンドブラッドは週末を通してマシンへの高い信頼感を感じていると説明。雨予報となっている決勝についても前向きな姿勢を見せた。

    アービッド・リンドブラッド「マシンは週末ずっと快適だった」
    「マシンは週末ずっと快適だった」とアービッド・リンドブラッドはコメント。

    「今日も本当にポジティブな一日だったし、チームはアップグレードを投入して素晴らしい仕事をしてくれた」

    「そのおかげでマシンにすごく自信を持てているし、今週末に走ったすべてのラップで高い競争力があった」

    「Q3のラップにも満足している。まだ少しタイムを引き出せたかもしれないけど、トップチームがすべてをまとめてくると、やっぱり上位を持っていかれる」

    「それでも今日は、自分もチームも良い仕事ができたと思っている」

    予選後のインタビューでは、Q1とQ2で好位置につけていたこともあり、少し複雑な思いもあったと明かした。

    「Q1とQ2では何度も5番手とか6番手、7番手という無線が聞こえていたから、最終的に9番手だったのは少し悔しかった」

    「でも、トップチームがすべてをまとめればこうなるのは分かっていたし、今日可能だったベストな結果だったと思う」

    アービッド・リンドブラッド(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) カナダグランプリ

    スプリントではポイント獲得を果たしたが、本人としては『それ以上は難しかった』とレースを振り返った。

    「正直かなり満足している。今日のレースで達成できる最大限の結果だったと思う」

    「スタートでひとつ順位を上げられれば、その後は守り切る展開になると考えていた。でもそれは実現しなかった」

    「アイザック・ハジャーにトラブルもあったけど、それ以上はなかったと思う。ポイント獲得は本当に難しかった」

    また、スプリントから予選に向けては大きな変更は行わず、細かなセットアップ調整に留めたことも説明した。

    「正直に言えば、変更は本当に小さなものだけだった」

    「今週末は最初からかなり良い方向にまとまっていたから、大部分はそのまま維持して細かな調整だけをしていた」

    「ここは本当に難しいサーキットだし、僕にとっては初めて走るコースでもある。だから継続性を保ちながら、自分自身を積み上げていくことを重視していた」

    決勝は雨予報となっているが、リンドブラッドはむしろ歓迎している。

    「ウエットコンディションで走るのはいつも好きなんだ」

    「雨になれば、その場で起きることにしっかり対応していくだけだ。今は明日のレースが楽しみだよ」