カテゴリー: アンドレア・キミ・アントネッリ

  • トト・ヴォルフ アントネッリのF1適応に満足「必要なのは時間だけ」

    トト・ヴォルフ アントネッリのF1適応に満足「必要なのは時間だけ」

    メルセデスF1代表トト・ヴォルフは、アンドレア・キミ・アントネッリがチームの期待に応えていると語りつつ、F1で本領を発揮するには「もう少し時間が必要だ」との見解を示した。

    アントネッリはここまで9戦で48ポイントを獲得し、開幕戦オーストラリアGPでは4位入賞。マイアミGPのスプリント予選ではポールポジションを獲得し、F1史上最年少でのポール記録(フォーマット問わず)を達成した。なお、正式なグランプリ予選での最年少ポール記録は2008年のセバスチャン・ベッテルのものが今も保持されている

    アントネッリはこれまでの全11回の予選(スプリント含む)で、チームメイトのジョージ・ラッセルに対して平均0.355秒のタイム差があり、平均グリッド順位はアントネッリが7.6番手、ラッセルが4.7番手となっている。

    決勝で完走した9レースの平均順位も、アントネッリが7.8位に対し、ラッセルは4.6位と上回っている。

    それでもアントネッリは、F1史上最年少でグランプリのリーダーを務めた記録や、最年少でファステストラップを記録した記録を日本GPで更新しており、ルイス・ハミルトンの後任として確かな成長を見せている。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「私は彼の成長曲線が気に入っている」とヴォルフはメディアに語った。

    「我々の期待に対して、彼はまさにその通りのことをしてくれている。それは非常に良いことだ。必要なのは、ただ時間を与えることだけだ」

    一方で、アントネッリ自身は現在ルーキー勢の中で最上位に位置しており、次点のアイザック・ハジャー(21ポイント)の倍以上のポイントを獲得している。

    「今の自分にとっての目標は、すべてをうまくまとめることだと思っている」とアントネッリは説明した。

    「ポテンシャルは確かにある。スペインGPの予選でも、最後のラップでそれをもっと上位のポジションで示せた可能性があったと思う」

    「すべてを出し切れたとは言えなかったけど、厳しい週末が続いた後で再びリズムを取り戻せたのは良かった。特に予選ではね」

  • キミ・アントネッリ F1モナコGP決勝「最後は楽しかった でも悔しさが残る週末」

    キミ・アントネッリ F1モナコGP決勝「最後は楽しかった でも悔しさが残る週末」

    メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリは、F1モナコGPで今季最も悔しい週末のひとつを経験した後、立て直しを誓ってモンテカルロを後にした。シルバーアローズはこの週末、無得点に終わった。

    イタリア人ドライバーであるアントネッリは、予選中にタイム短縮を狙ってアタックしていた際にウォールに接触し、競技続行が不可能に。これにより予選Q1での脱落が確定し、決勝は15番グリッドからのスタートとなった。

    一方、チームメイトのジョージ・ラッセルも技術的トラブルに見舞われ、14番手に沈むなど、メルセデスは不本意な形で2台とも後方グリッドからのスタートを強いられた。そこでチームは、モナコGPで新たに導入された2回の義務ピットストップ規則を考慮し、代替戦略を選択。レース終盤のセーフティカーや赤旗に賭け、できるだけ引っ張ってからピットインする作戦を採用した。

    しかしその好機は訪れず、アントネッリはタイヤ交換を最後まで引っ張った数少ないドライバーのひとりとなり、コース上の最下位に転落した。

    「正直言って、かなりリラックスしたレースだった」と18歳のアントネッリは前向きに語った。「アクションがあったのは1周目だけだったし、その後はすぐに“引っ張る”作戦に入ったんだ」

    「チームが求めることをやって、少なくとも1台をポイント圏に入れることを目指していた。残念ながらうまくいかなかったけど、あれ以上自分にできることはなかったと思う。とにかくチームのために最善を尽くすことに徹した」

    「少なくとも最後の5周くらいはプッシュできて楽しかった。モナコで後方からスタートすれば、ポジションを上げるのは難しいと分かっているけど、そもそもそういう位置にいるべきじゃなかった。昨日のミスがすごく痛かったし、二度と同じ過ちは繰り返さないつもりだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ モナコGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツアントネッリはマイアミGP以来ポイントを獲得できていない

    レーシングブルズやウィリアムズと同様、アントネッリもチームの戦略に協力し、後続を抑える“盾役”として機能。これによりラッセルは、タイムロスを最小限に抑えつつ2回のピットストップを完了し、11位でチェッカーを受けた。

    ポイント獲得には至らなかったが、アントネッリはこの週末から得た学びにフォーカスしており、それを今後の糧にしたいと語った。

    「難しい週末だった」とアントネッリは振り返る。「特にセットアップの選択に関して、学ぶことが多かったと思う。どう振る舞えばいいのか、チームにどんなフィードバックを返すべきかについても、理解が深まった」

    「週末を通して、一度はある方向に進んだんだけど、最終的には元の方向に戻っていった感じだった。だから、個人的には将来に向けて良い学びになったと思う。レース中のフラストレーションのコントロールという面でも意味のある経験だった」

  • F1モナコGP予選:アントネッリがQ1でクラッシュ 15番手で走行終了

    F1モナコGP予選:アントネッリがQ1でクラッシュ 15番手で走行終了

    キミ・アントネッリがF1モナコGP予選中に赤旗の原因となった。メルセデスの18歳ルーキーはQ1終了間際にウォールへヒットした。

    モンテカルロで行われた予選の第1セッション終盤、アントネッリは最後のアタックラップに臨んでいたが、タイムが更新される中で脱落圏に落ちるリスクを抱えていた。

    アントネッリはヌーヴェル・シケインの進入でイン側のウォールに接触し、その衝撃でタイヤがリムから外れたことで、続く右コーナーを曲がり切れずバリアにクラッシュ。赤旗が提示された。

    無線で無事を報告したアントネッリは「ごめん」と一言。予選Q2進出圏内の15番手に入っていたが、走行はここで終了となった。

    その後、メルセデスにはさらなる苦難が続いた。ジョージ・ラッセルがQ2中に技術的トラブルによりストップし、走行を終えた。一方、予選の最終盤にはマクラーレンのランド・ノリスが劇的なラップでポールポジションを獲得している。

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  • アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「ファンの熱気に呑まれた」

    アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「ファンの熱気に呑まれた」

    メルセデスF1の18歳ルーキー、キミ・アントネッリは、母国イタリアで迎えたF1エミリア・ロマーニャGPを「キャリア最悪の週末」と振り返り、周囲の過熱した盛り上がりに自らが飲まれてしまったと率直に認めた。

    地元ボローニャから列車でわずか30分のイモラに凱旋したアントネッリは、クラスメート全員をサーキットに招待し、チームに100皿のラザニアを差し入れるなど話題を集めたが、その舞台裏では緊張感とプレッシャーに苛まれていたという。

    しかしその舞台裏で、彼のメンターであるメルセデスF1代表トト・ヴォルフの姿はなかった。ヴォルフはロサンゼルスで長男の卒業式に出席しており、今回のGPでは初めて現場との無線やデータ通信すら完全に遮断された状態だった。

    ヴォルフは事前に独紙『Bild』の取材にこう語っていた。

    「これが初めて完全に現場と遮断されるレースになる。キミにとってこのグランプリはとても重要なものになるだろう。イタリア・メディアからのプレッシャーも相当なはずだ。だからこそ、『自分にとって良くないものはすべて排除しろ』と伝えたんだ」

    しかし現実には、アントネッリは今季ここまでで最も苦戦。最終的にはマシントラブルによりリタイアとなったものの、本人もその内容に納得していない。

    「自分のドライビングにもっと取り組む必要がある」とチェッカーフラッグ後に振り返った。

    「どこを改善できるかを見極めないといけないし、特に暑いコンディションでのレースペースを上げる必要がある。自分にとって最悪の週末だったと思う」

    そして彼は、自身にとって初めての“ホームレース”を取り巻いた雰囲気が、冷静さを欠く原因になったと率直に語った。

    「ファンの熱気にうまく対応できなかった。リラックスできていなかったし、走っている間も緊張していた。でも今回の経験で、次の母国レースまでに学びを得られたと思う」

    「もっと自分のための時間を取るべきだった。いろんなところでエネルギーを無駄にしてしまって、それがパフォーマンスにも影響した」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 エミリア・ロマーニャGP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ヴォルフの不在中、現場でチームをまとめたのは広報責任者のブラッドリー・ロードで、彼は独『Sky Deutschland』に対し、「イモラはチームにとって痛い後退だった」と語った。

    さらに、1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、メルセデスとアントネッリに対して厳しい言葉を投げかけた。『Sky』のインタビューで皮肉交じりにこう述べた。

    「可愛い話だよね、友達を連れてきたなんて。でもここは職場なんだ。職場に友達や家族を連れてくるもんじゃない」

    またヴィルヌーヴは、メルセデスの育成責任者グウェン・ラグリューが、イモラGPを巡る“サイドイベント”について「あまり快く思っていなかった」との情報も伝えた。

    一方、現地イモラにはモトGPのレジェンド、バレンティーノ・ロッシの姿もあった。アントネッリとは過去にカートでも親交があるロッシは、母国レースで苦戦した後輩に対し『Sky Italia』を通じてエールを送った。

    「彼にとって、イモラでの初めての週末は本当に厳しいものだったと思う。でもそれがイタリアで走るということなんだ」

    「経験を積んでいけば、そのうち人付き合いも断れるようになるさ」

  • アントネッリ 初のF1母国GPでリタイア「声援には感謝、でも悔しさは残る」

    アントネッリ 初のF1母国GPでリタイア「声援には感謝、でも悔しさは残る」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、F1キャリア初の母国グランプリとなったエミリア・ロマーニャGPで、ファンの前で力強い走りを見せたものの、スロットルの不具合により無念のリタイアを喫した。地元イタリア・イモラでの週末は特別な意味を持っていたが、最後まで走り切ることは叶わなかった。

    「今日は本当に残念な終わり方になった。どんなレースでもDNF(リタイア)は悔しいけど、それが母国GPだと余計に辛い」とレース後に語ったアントネッリは、「でもファンの応援には心から感謝している。どんなときも声援を送り続けてくれて、それだけで特別な週末になった」と観客への感謝の気持ちを口にした。

    ハードタイヤでスタートを切ったアントネッリは、序盤からルイス・ハミルトンの攻勢をしのぐなど粘り強いディフェンスを披露。バーチャルセーフティカーのタイミングを利用してミディアムタイヤに交換し、1ストップ戦略でポイント圏内を目指していた。しかし、レース後半にかけてマシンにトラブルが発生。スロットルの反応が悪化し、加速が効かなくなっていく中で周回を続けていたが、45周目に力尽きてストップ。F1デビュー後初のリタイアを喫した。

    「スタートは良かったし、最初のスティントもいいペースで走れていた。でもVSC後からストレートでパワーが出なくなってきて、毎周悪化していった。最終的には走れなくなってしまった」と語る表情には悔しさがにじんだ。

    アンドレア・キミ・アントネッリ エミリア・ロマーニャGP F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「今季で最も困難な週末」メルセデスも認める厳しい現実
    メルセデスのチーム代表代行ブラッドリー・ロードは、「今回のグランプリは、我々にとって今季最も厳しいものだった」と総括。アントネッリのトラブルについては「スロットル系の不具合が進行し、最終的には安全のためマシンを止めざるを得なかった。F1で初めてのリタイアになってしまったが、キミの冷静な対応と走りは称賛に値する」と述べた。

    加えて、技術責任者アンドリュー・ショブリンは、「スロットルペダルの応答が徐々に悪化し、最終的に電子制御システムが出力を遮断した。問題自体は複雑なものではないが、より深刻なのはマシン全体のパフォーマンス」と警鐘を鳴らす。

    「高い気温の中でリアタイヤのオーバーヒートが深刻化し、グリップも持続性も欠いた。我々はこれからも暑いコンディション下で戦っていく必要がある。今後に向けた明確な改善が求められる」

    次戦モナコでの巻き返しを誓う
    アンドレア・キミ・アントネッリにとって、母国でのレースは忘れがたい記憶となった。結果は不本意だったが、その経験とファンからの大きな声援は今後の糧となる。

    「この週末のことはずっと覚えていると思う。イタリアのファンの前で走れたことは一生の思い出だ。次のモナコでは、気持ちを切り替えて攻めの姿勢で挑みたい」

    F1キャリアはまだ始まったばかり。次戦モナコGPで、再びそのポテンシャルを示せるか――アントネッリの挑戦は続く。

  • アントネッリが同級生をF1に招待 ヴィルヌーヴ「職場に友達は不要」と苦言

    アントネッリが同級生をF1に招待 ヴィルヌーヴ「職場に友達は不要」と苦言

    アンドレア・キミ・アントネッリは、地元イタリアで開催されているF1エミリア・ロマーニャGPを前に、高校の同級生25人と教師2人を招待した。その行動に対し、1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴが「職場に友達は不要」と苦言を呈している。

    F1グリッド最年少の18歳アントネッリは、今も高校に通いながらF1デビューシーズンを戦っており、ボローニャ出身の彼にとってイモラでの一戦はまさにホームレースだ。木曜の記者会見で、彼は同級生たちを招待した理由をこう語った。

    「うん、僕が企画したんだ。メルセデスの何人かの人にも協力してもらって、高校のためにこういう機会を作ることができた。みんなにこの世界を実際に自分の目で見てもらえるのって、すごくいいことだと思ってる」

    「レースはテレビで見てても、その裏で何が起きてるのかまでは知らなかったからね。こういう経験ってなかなかできないし、楽しんでもらえたら嬉しいな」

    「いくつかアクティビティも用意してあって、このあとクルマを見せたり、ちょっと説明したりするつもり。そんなに細かいことまでは話さないけどね」

    「僕、普段あんまり家にいないから、友だちともなかなか会えないんだ。だからこういうちょっとしたことでも、つながりを保つのにすごく大事だと思ってる」

    しかしこの行動に対し、ヴィルヌーヴは金曜のフリー走行後に否定的な意見を述べた。

    「かわいらしい話ではあるけど、ここは彼の“オフィス”なんだ。そんなことをすべきじゃない。レースに集中すべきだ」とコメント。

    「メルセデスの関係者から聞いたんだけど、この件についてはあまり喜んでいなかったらしい。レースへの集中力が削がれたと感じていたそうだ」

    「家族や友達が大勢いるときも同じだ。彼らは夕食に誘ってきたりする。でも、ここはオフィスなんだ。余計なものを持ち込むべきじゃない」

    「昨日はその影響が出ていたように見えた。今日の方が良くなっていたけど、確かに影響はあった」

    そして最後にこう付け加えた。

    「忘れないでほしい。ここは自分のオフィスなんだ。仕事場に友達や家族を連れて行くものじゃない」

  • キミ・アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「シングルラップに課題」

    キミ・アントネッリ F1エミリア・ロマーニャGP「シングルラップに課題」

    メルセデスF1のルーキー、キミ・アントネッリは、F1エミリア・ロマーニャGP初日のフリー走行で苦戦を強いられた。母国イタリアでのF1デビューという特別な週末ながら、シングルラップでのパフォーマンスが伸びず、FP1は13番手、FP2では18番手に終わった。

    アントネッリは、ソフトタイヤ(C6コンパウンド)でのアタック中に複数のミスを犯したと認めており、路面のグリップ不足がタイヤの発動を妨げたと振り返る。一方で、ロングランではマシンのバランスに手応えがあり、予選・決勝に向けて必要な作業は明確だと語った。

    「今日はシングルラップをうまくまとめるのが難しかった。自分のミスもあったし、低グリップのコンディションではC6コンパウンドを機能させるのが簡単じゃなかった。でもロングランではクルマのバランスがよくて、その点ではポジティブな感触を得られた。今日の2セッションを終えて、明日と日曜に向けて何をすべきかが分かったよ」とアントネッリはコメント。

    「イモラでのレースは本当に特別な意味がある。FP1の最初のラップでグランドスタンドやフェンス沿いのたくさんのファンが目に入って、すごく感動した。応援がエネルギーになったし、ヘルメットのバイザーを下ろせば気持ちが切り替わる。現地に来てくれた皆さん、本当にありがとう。明日以降も全力を尽くすよ」と続けた。

    一方、チームメイトのジョージ・ラッセルは好調を維持。FP1・FP2ともに4番手を記録し、マクラーレン勢に次ぐ存在として上位争いに加わっている。

    「イモラを走れるのは素晴らしい気分だよ。このサーキットは僕のお気に入りのひとつだし、ドライバー全員が走るのを楽しみにしているコースのひとつでもある。低速・中速・高速がミックスされた構成で、幅も狭くてミスが許されない。だからこそ、最高のラップを出すには集中力が求められる」とラッセルは語った。

    「今日の2セッションはどちらも接戦だったし、意外なチームも速さを見せていた。マクラーレンが先頭で基準を作っていたのは予想どおりで、明日の予選でも彼らが最有力だろう。僕たちはそこに食い込むのが目標。今夜の作業で改善点を見つけて、トップとの差を少しでも縮めて、いい土曜にしたい」と意欲を見せた。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 エミリア・ロマーニャGP

    メルセデスのトラックサイド・エンジニアリングディレクター、アンドリュー・ショヴリンも、今回のアップデートに手応えを感じつつ、アントネッリの今後に期待を寄せている。

    「今週末は今季初めての大きな空力アップデートを持ち込んでいるが、それが期待どおりに機能しているのは心強い。これによって、週末のパフォーマンスを築いていくためのしっかりとした土台ができた。また、今季初めてC6コンパウンドを使用しているため、通常とは異なるプログラムになっている」とショヴリンは説明した。

    「FP1では、他の多くのチームと同様に、ソフトタイヤを2セット使って単独走行に注力した。ジョージはいつもどおりの堅実な走りで、金曜としては想定どおりの位置にいる。一方でキミには、シングルラップでのパフォーマンスにもう少し伸びしろがあるが、今季の彼は毎回、夜の分析で着実に修正してきた。今回も明日はもっと前進できると思っている」と評価を加えた。

    「彼のロングランは非常に良好で、C6の扱いが難しい中でも安定していた。これは日曜のレースに向けて明るい材料だ。今日のようにフィールドが拮抗している状況では、100分の1秒の差が大きな違いになる。今夜の作業でそこを突き詰めて、明日の最終プラクティスに臨みたい」と締めくくった。

  • アントネッリ F1母国初レースへ覚悟と誇り「家から30分の本当のホーム」

    アントネッリ F1母国初レースへ覚悟と誇り「家から30分の本当のホーム」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、F1デビュー以来初となる母国グランプリに臨む今週末のF1エミリア・ロマーニャGPについて、「感情的にも精神的にも消耗する」週末になると予想しており、エネルギー管理の重要性を強調した。また、彼のモーターホームの部屋にはルイス・ハミルトンからの手書きメッセージが残されており、それを初めて読む機会もあったという。

    メルセデスからF1参戦7戦目を迎えるアントネッリは、2021年のアントニオ・ジョビナッツィ以来、地元イタリアのファンの前でレースをする初のイタリア人ドライバーとなる。この重圧にもかかわらず、18歳のルーキーはファンに喜んでもらえるような走りを届けたいと語っている。

    「F1ドライバーとして母国レースを迎えるのは本当に特別な気分だよ」と語るアントネッリは、次のように続けた。

    「モンツァもあるけど、ここ(イモラ)は自宅から30分くらいの距離だから、本当の意味でのホームレースだと思ってる。コースもすごく好きだし、チャレンジングだけど、昔ながらのサーキットで走っていてとても楽しい」

    「今週末はとても特別なものになると感じてる。イタリアのファンの前で、そして家族や友人たちの前で走るのは本当に楽しみだ。きっとハードな週末になると思うけど、明日走るのが待ちきれないよ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 エミリア・ロマーニャGPアントネッリは「特別な週末」になると語り、母国ファンの前での走行を心待ちにしている

    母国グランプリがもたらす高揚と緊張の中で、マイアミのスプリント予選でF1史上最年少ポールポジションを獲得したアントネッリは、今週末を通してどのようにエネルギーを保つかについても語った。

    「間違いなく、今週末は感情的にも精神的にもハードになると思う」とルーキーは述べた。

    「ホームレースで、イタリアのファンの前で、家族や友人も来るから、エネルギーをどう管理するかがすごく重要になる。無駄なところで体力や気力を使わず、必要なときに集中できるようにしていくよ」

  • アントネッリの快進撃をフェルスタッペンとノリスが称賛「F1にいるのも納得」

    アントネッリの快進撃をフェルスタッペンとノリスが称賛「F1にいるのも納得」

    メルセデスF1のルーキードライバー、アンドレア・キミ・アントネッリがF1マイアミGPのスプリント予選で自身初のポールポジションを獲得した後、マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスがそのパフォーマンスを称賛した。

    F1デビューからの5戦で4度のポイントを獲得する安定したスタートを切ったアントネッリは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでさらに一段階ギアを上げ、トップ争いに加わった。

    スプリント予選ではF1キャリア初のポールポジションを獲得し、続くメイン予選でも3番手グリッドを確保。いずれのセッションでも、経験豊富なチームメイトのジョージ・ラッセルを上回る結果を残した。

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツアントネッリはマイアミで躍動し、スプリントで初のポールポジションを獲得

    予選後の記者会見では、アントネッリの両脇に座った4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンと、複数回の優勝経験を持つノリスが、それぞれ彼の印象について語った。

    フェルスタッペンはこう述べた。

    「驚きはないよ。でもF1を始めたばかりの頃って、学ぶことが本当に多いんだ。そんな中で、すでにこのペースで走れているのはかなり印象的だね」

    「でも、本当に言うと驚きはない。正直なところ、彼はこれからどんどん良くなっていくだけだ。それだけのことだよ」

    記者会見の序盤でもアントネッリについて好意的に語っていたノリスは、笑みを浮かべながらこう語った。

    「彼の自尊心はもう十分くすぐってあげたと思う!」

    「でもまあ、同じような話だね。彼がF1にいるのには理由がある。これまでのカーレースキャリアを見ても、すごく良い結果を残してきたし」

    「それに、彼には優れたチームメイトがいる。そのチームメイトはここ数年、ルイス・ハミルトンを打ち負かしてきた。もし彼が今、そのジョージ(ラッセル)を上回る走りをしているなら、それは本当に素晴らしいことだよ」

    スプリントと決勝レースでもさらにポイントを積み上げたアントネッリは、こうした先輩たちの称賛に対し「お二人とも優しすぎます」と控えめに応じた。

    それでも、彼の奮闘によってメルセデスはシーズン1/4終了時点でコンストラクターズランキング2位につけており、アントネッリ自身もドライバーズランキングで6位につけている。ラッセルとの差は2ポジションとなっている。

  • ルイス・ハミルトン 後継アントネッリのF1初ポールを称賛「批判を黙らせた」

    ルイス・ハミルトン 後継アントネッリのF1初ポールを称賛「批判を黙らせた」

    ルイス・ハミルトンは、キミ・アントネッリがF1マイアミGPで自身初のポールポジションを獲得したことについて、「心が温かくなった」と語り、メルセデスで自身の後継者となったアントネッリが「批判を黙らせた」と称賛した。

    アントネッリにとってF1デビューからわずか6戦目での快挙であり、ランド・ノリスやマックス・フェルスタッペンからもその成果が認められた。

    メルセデスで12シーズンを過ごした後にフェラーリへ移籍したハミルトンは、アントネッリと長年のレースエンジニアであるピーター・ボニントンが映った動画をInstagramに投稿した。

    6度のドライバーズタイトルをメルセデスとともに獲得したハミルトンは、自らの後任としてアントネッリを起用するよう、より実績のある候補ではなく若手を選ぶようにチームに働きかけていた。

    ハミルトンは、マイアミ・インターナショナル・オートドロームでのアントネッリの注目の活躍が、その選択に対する懐疑的な声を打ち消したと信じている。

    「この動画を見て本当に心が温まったから投稿したんだ」と、ハミルトンはMotorsport Weekを含むメディアに対して語った。

    「僕はあのチームにとても長くいた。ボノ(ボニントン)は本当に最高の存在だし、もっと経験豊富なドライバーを起用すべきだという声も多かったけど、それでも努力を続けてポールを獲得した。それはすべての批判を黙らせるものだ。僕はそういう“アンダードッグ”が結果を出す姿が大好きなんだ。素晴らしい物語だよ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    「F1という旅を楽しんで」アントネッリにアドバイス
    アントネッリのスプリントレースは、ターン1で順位を落とし、さらにマックス・フェルスタッペンがピットレーンで危険なリリースを受けたことで不運に見舞われた。

    しかし、前方集団にペナルティが科されたことによりポイント圏内でフィニッシュし、その後の本予選ではチームメイトのジョージ・ラッセルを上回って3番グリッドを獲得した。

    決勝では6位まで順位を落としたものの、ハミルトンはアントネッリがこの先も成功を収めていくことを願いつつ、「その過程を楽しむことを忘れないでほしい」と語った。

    「彼には今のままを続けてほしい。彼は自分が何をすべきかを分かっていると思う。そして、その道のりを楽しみ続けてほしい」