カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリF1代表 「ガスリーはF1チャンピオンになれる逸材」

    アルファタウリF1代表 「ガスリーはF1チャンピオンになれる逸材」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、ピエール・ガスリーは将来F1ワールドチャンピオンになれる逸材であり、マックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールと同じくらい優れたドライバーだと称賛する。

    レッドブル・ホンダF1では成績を残せず半年でシートを失ったピエール・ガスリーだが、トロロッソに戻ったF1ブラジルGPでは2位表彰台を獲得。そして、今年はアルファタウリ・ホンダF1に名前を変えたチームでF1イタリアGPで初優勝を挙げてF1界を驚かせた。

    その活躍により、レッドブル・ホンダF1はアレクサンダー・アルボンに代えてピエール・ガスリーを再び起用すべきとの風潮が高まったが、レッドブル首脳陣はガスリーはアルファタウリ・ホンダF1の理想的な“リードー”だとしてその意見に反論し、チームへの復帰の望みを否定している。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表フランツ・トストは、ピエール・ガスリーは、F1ワールドチャンピオンになれる逸材だと称賛する。

    「ガスリーがこのような形で成長を続けることができれば、彼は将来のビッグスターの一人になると思っている」とフランツ・トストは Motorsport Magazin に語った。

    「彼にはワールドチャンピオンになるポテンシャルがある。マックス・フェルスタッペンやシャルル・ルクレールからそれほどかけ離れてはいない」

  • ピエール・ガスリー 「ソチでもチームとして状況傾向を続けてきたい」

    ピエール・ガスリー 「ソチでもチームとして状況傾向を続けてきたい」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPへの意気込みを語った。

    モンツァでF1初勝利を挙げて時の人となったピエール・ガスリーだったが、その1週間後のムジェロでは接触によってわずか1コーナーでリタイア。しかし、チームとしてマシンのパフォーマンスを改善させることができていると自信をみせる。

    「モンツァでの勝利の後、ムジェロはスポーツでどのようなことが起こり得るかを示したと思う。僕たちはシーズンでベストといえるフリープラクティスを行っていたし、金曜日と土曜日には本当に競争力があって僕は5番手だった。でも、その後の予選で問題に見舞われた。レースではいくつか順位を上げられる自信があったけど、残念ながら、僕にとってグランプリは1コーナーですべてが終わってしまった。レースの内容を考えれば、良い結果を出せる機会があったと思うので残念だけど、それがレースだ」とピエール・ガスリーは語る。

    「今、僕たちはソチに目を向けることができる。スケジュールはかなり厳しいので、レースのない1週間を過ごすことができて良かったと言わざるを得ない。チームのメカニックやエンジニアが休みをとれたことも重要だ。僕たちはリセットして、トップの状態でソチに戻ることができる。過去数戦でレースをしたトラックとは完全に異なる。モンツァやムジェロよりもはるかに低速だ。大部分が4~5速でのすべてがとても似通った90度コーナーで、ある意味でソチはストリートサーキットのような感じだ。最終セクターも低速だ。面白いトラックだけど、僕たちのマシンがそこでどれくらい機能するかを言うのは難しい。ひとつ嬉しいことは、グランドスタンドにムジェロよりもかなり多くの観客が入れることだと思う。多くの人たちに会えるのは素晴らしいことだし、もう少し雰囲気が作られるだろう」

    「どのような展開になるかは待ってみなければならないけど、僕たちは正しい方向でマシンに取り組んでいると思う。僕たちはマシンからすべてのパフォーマンスを引き出すためのセットアップについて多くのことを学んでいる。今はパフォーマンス面でかなり一貫しているし、週末ごとに常に改善していることを示している。どうやってマシンを機能させるかについて理解を深めているし、導入したアップデートもうまく機能していると思う。現在、レースで多くのことが起こっているのを目にしているし、これからはトラブルを起こさないようにする必要がある。この上昇傾向を続けていきたい。スパとモンツァでの僕たちのパフォーマンスは良好だったし、ムジェロでも予選直前までは良かった。僕たちがいるミッドフィールドはいくつかのチームが信じられないくらい拮抗している。僕たちは0.3秒以内で区切られたグループにいるし、目の前のマシンと直接戦いたければ、すべてを完璧に行うことが重要だ」

    「モンツァから数週間経った今でも起こったことを少しの時間それを味わって楽しんでいる。そこからムジェロまではかなり慌ただしかったからね。クールなことだし、もちろん、全員がの多大な努力の結果が実を結んだ非常に素晴らしい瞬間だった。全員にとって本当の後押しとなったと思う。レースチームだけでなく、舞台裏のすべての人たちにとってね。これからもシーズン開幕以来の強力なパフォーマンスを続けていなければならない」

  • F1特集:レッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの関係の変化

    F1特集:レッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの関係の変化

    エネジードリンクメーカーであるレッドブルが所有する2つのF1チームの今後の共存方法に変化がみられている。

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、レッドブル・レーシングにとってアルファタウリ・ホンダF1は「ジュニアチームというよりも、むしろ姉妹チーム」と語っている。これは興味深い単語の選択と言える。

    レッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダのこれまでの運営方法
    レッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツは、2006年シーズン前にミナルディを買収してトロ・ロッソへと改名。レッドブル・ジュニアチームの有望なドライバーが、シニアチームで走るのに必要な資質を持っていることを証明するための学校を作った。

    この戦略は、大成功を収めた。ジュニアチームから昇格したセバスチャン・ベッテルは、レッドブルに4年連続でドライバーズとコンストラクターズの両チャンピオンシップをもたらした。ダニエル・リチャルドとマックス・フェルスタッペンもベッテルに続き、二人合わせてレッドブルに16回の優勝をもたらした。そして、今ではアルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーもレースウィナーとなった。

    当初、レッドブルとトロ・ロッソは非常に近い関係だった。トロ・ロッソは基本的に前年のレッドブルを使用していたが、2010年にそれが認められなくなったことで、コンストラクターになった。しかし、近年は、パフォーマンスとコスト節約を理由に再び関係性を深めている。

    何が変わりつつあるのか?
    レッドブルの実験台として、トロ・ロッソがホンダF1をエンジンサプライヤーとして採用したことが、チームのダイナミクスを変えようとする計画の最初の兆候だった。

    トロ・ロッソとホンダはすぐに良い関係を築き、翌年からレッドブルがホンダを採用したことでファエンツァのチームが割を食うことはなかった。レッドブルと同じ契約をホンダF1と結んだトロ・ロッソは、ギアボックスおよび関連する油圧計と電子機器を含むマシンのリアエンドは、前年のレッドブルのものを流用した。フロントサスペンションも昨年のレッドブルRB15のものを使用して密接な関係は継続し、レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズとの提携は、燃料システム、ブレーキ・システム、ステアリングに及んだ。

    だが、今シーズン、アルファタウリへの改名は、若々しい意味合いがあったトロ・ロッソとの決別だった。

    クリスチャン・ホーナーは「もちろんアルファタウリは、今年改名されたチームだ。彼らの野心はトロ・ロッソの野心を超えている」と語る。

    新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた試練、特に非常に困難なな財政状況を考えれば、効率化のために、可能であればリソースを共有することが重要となる。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは「チームは過去数年間で成長し、パフォーマンスが向上し、マシンの信頼性は高くなっている。レッドブル・テクノロジーとの協力関係は非常にポジティブであり、すべて規約の範囲内だが、相乗効果(シナジー)プロセスが大きなアドバンテージをもたらしている」と語った。

    次のステップは?
    アルファタウリ・ホンダF1は来シーズンから、イギリスのベッドフォードにあるレッドブルの風洞を使えるようになる。これは、2021年の“空力テスト制限”の導入によって可能になる。風洞使用時間が引き下げられることでベッドフォードの風洞の容量が余るため、現在、イギリスのビスターにある違う風洞を使っているアルファタウリ・ホンダが活用できるようになる。

    現在、アルファタウリ・ホンダF1は、50%風洞モデルを使用している唯一のチーム(他のチームは60%モデルを使用)であり、これは大きな意味がある。この風洞が使えるようになることで、アルファタウリ・ホンダF1の開発から得られるデータの品質はかなり信頼性が高まるはずである。

    フランツ・トストは「(60%風洞を利用することで)明らかに我々はアドバンテージを得る。なぜなら、かなり有効な計測ができるし、コストを削減し、パフォーマンスを向上させるための相乗効果プロセスは、ここ数年で成功している。レッドブル・テクノロジーは、技術基準からも見て非常に高いレベルにある」と語る。

    レーシング・ポイントのブレーキダクトによって生じた厄介な状況に照らし、コラボレーションに関しては何が認められ、何が認められないか、チームの間で合意が結ばれた。

    アルファタウリ・ホンダF1の新しい方向性にとってこの明確化はタイムリーなものとなる。2022年はリセットされ、外観が根本的なF1マシンが登場する。

    クリスチャン・ホーナーは「ごく最近、何が認められ、何が認められないかについて規約が明確になったが、大きな意味がある風洞の共同使用を始めたという事実を除いて、アルファタウリとの仕事は基本的に何も変わらない」と述べた。

    「つまり、アルファタウリは、我々がモデル内で使用しているツールやモデルサイズに関して同じ機器、同じ風洞を利用できるようになるので、これが彼らの開発の役に立つことを願っている。特に2022年のマシンは大幅に規約が変更になる」

    「規約が明確になり、何が認められて何が認められないかについて、グレーゾーンがなくなったので、アルファタウリは間違いなくそこから恩恵を受けるだろう」

    アルファタウリ・ホンダF1はレッドブル・レーシングのクローンになるのか?
    クローンにはならないだろう。内部の部品の多くはレッドブルに由来するが、ハースもフェラーリから同じように部品を調達しているので、外から見ればアルファタウリはレッドブルとは異なって見えるはずである。

    空力面は、チームが独自に設計・開発されなければならないので、ほぼ間違いなく違って見えるだろう。重要なことに、チームがコストを削減し、予算を設計と開発に振り向け、新しい風洞から得られるデータの品質向上から恩恵を受けることで、外観はさらに洗練されて見えるはずである。

    フランツ・トストは、長年コンストラクターズ選手権で5位を獲得するという野心を抱き続けている。今の方向に進み続け、優勝を手にしたモンツァなどのチャンスを活用すれば、その野心は意外に早く実現するかもしれない。

    ドライバーに関する理念は?
    現在、アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトというチームにとって最も経験豊富なラインアップを擁しているが、必ずしも若手ドライバーの育成をやめたわけではない。

    ジュニアチームから姉妹チームに変わっても、彼らの焦点は、レッドブルが若手ドライバーを起用するためにフランツ・トストが指導するテストグランドを提供し続けることにある。

    アルファタウリ・ホンダF1が、11月までに最終的なドライバーラインナップを決定する可能性は低い、そして、下位カテゴリーの誰かが、F1昇格に必要なスーパーライセンスを取得できるほど強くなるのかどうかも不明である。

    レッドブルは、ホンダF1が支援するドライバーで、現在F2で6位の角田裕毅を評価している。彼はシーズン末のアブダビテストでアルファタウリ・ホンダF1をドライブする予定となっている。

    しかし、角田裕毅がF1に参戦するために必要なスーパーライセンス・ポイントを獲得するにはF2をトップ4で終える必要がある。そのため、現状では2021年も今と同じラインアップを継続することが、最も可能性の高い選択肢となっている。

  • アルファタウリF1代表 「ベッテルがアストンで王座を争うとは思わない」

    アルファタウリF1代表 「ベッテルがアストンで王座を争うとは思わない」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、セバスチャン・ベッテルがアストンマーティンF1に移籍して5回目のF1ワールドチャンピオンを獲得できるとは考えていないと語る。

    現在、レーシング・ポイントF1として知られるチームは、今季限りでフェラーリF1の離脱が決まっているセバスチャン・ベッテルの獲得に成功。オーナーのローレンス・ストロールはトップチームになることを目指しており、この移籍は真のクーデターになると考えている者もいる。

    しかし、トロロッソ時代にセバスチャン・ベッテルが2008年のF1イタリアGPで初優勝したのをチーム代表として見届けたフランツ・トストは、それを疑っている。

    セバスチャン・ベッテルについて質問されたフランツ・トストは「彼が成功してレースに勝てるようになることを願っている」と Motorsport Magazinに語った。

    「だが、私は彼がアストンマーティンとチャンピオンシップを競うことができるとは思っていない」

    元ドライバーのクリスチャン・ダナーもその意見に同意する。

    「ミッドフィールドを走っているチームであり、フランツ・トストのチームと戦うことになる」とクリスチャン・ダナーは Sport1 にコメント。

    「彼(ベッテル)はそこでレースに勝てるだろうか? 私は非常に懐疑的だ。しかし、彼がレースをするのが好きなのであれば、続けるべきだ」

    フランツ・トストも「セバスチャンがF1にとどまり、運転を続ける情熱を持っているのは良いことだと思う。彼は十分なお金と4つのワールドタイトルを持っているので、もうそれをする必要はない」と締めくくった。

  • レッドブルF1代表 「予算上限で一部スタッフは新プロジェクトに異動」

    レッドブルF1代表 「予算上限で一部スタッフは新プロジェクトに異動」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1の予算上限の影響を受けるレッドブルのスタッフはすでに新しいプロジェクトに取り組んでいることを明らかにした。

    2021年に1億4500万ドルの予算上限が導入されることは大規模な予算を費やしてきたマニュファクチャラーは人員削減を強いられており、一部の従業員をそれぞれの会社の他のエリアに割り当てることを余儀なくされている。

    レッドブルは、様々な業界やスポーツにわたって多くの活動に携わっており、必要に応じてスタッフに再配置する機会を提供している。

    また、F1チームは、2021年1月から6月までの6か月間でスタッフを再配置するための“ソフトランディング”期間を提供するというフェラーリの要求から恩栄を受けた。

    レッドブルF1のチームを務めるクリスチャン・ホーナーは、このプロセスはすでに形になっていると説明した。

    「主にフェラーリ、特に彼らの雇用法に適応させるメカニズムであったと私は思う」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「しかし、我々はこれらのレギュレーションを必然的に深く掘り下げており、当然ながら、すでに予算上限を下回って運用しているチームよりも、トップ3チームははるかに大きな影響を与えていると思う」

    「我々にとってエキサイティングなことは、外部クライアントと培ってきた間もなく発表されるプロジェクトを検討することだ。このプロジェクトでは、様々なカテゴリでさまざまな作業、さまざまな作業ストリームに取り組んでいく」

    「もちろん、我々は過去4年間でアストンマーティン ヴァルキリーを設計してきた。我々はF1で獲得したスキルと才能を他のプロジェクトで活用できる他のオプションを検討している」

    「明らかに、これらのレギュレーションはチームに根本的な影響を及ぼす。もちろん、2021年の場合は特にフェラーリが強く求めたソフトランディングはそのクッションとなる」

    “ソフトランディング”を提唱したフェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは「予算上限額の引き下げについて議論した際、フェラーリとして、我々は新しい金額、新しい予算上限がチーム組織とメンバーという点で大幅な削減を意味することをうるさく主張したのは確かだ」と説明する。

    「我々は社会的責任を非常に強く感じており、それが人々に向けて間違った動きであると感じていると述べた。新型コロナウイルスのパンデミックによるこのような厳しい時期に人々が仕事を失うのは間違っていた」

    「つまり、我々が単純に求めたのはソフトランディングだった。我々自身がそれを求め、それを取得した。会社として、社内の他の仕事に人員を再配置するメカニズムだ」

    「単純に、それは我々に6か月の時間を与えた。私は正直でなければならない。我々はもう少し多くを求めたが、それは妥協だった。さまざまな職種の人々を再配置することができるように年末から6か月の時間を手に入れた」

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリF1の野望はレッドブルと戦うこと」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリF1の野望はレッドブルと戦うこと」

    ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダF1にはレッドブル・レーシングに挑戦するという“大きな野望”があると語る。

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、アルファタウリ・ホンダF1が2021年からレッドブル・レーシングの風洞を使用することを明らかにしており、アルファタウリ・ホンダF1には“トロロッソ時代のポジションを超えたいという願望”があることを示唆している。

    その願望は、先のF1イタリアGPでアルファタウリ・ホンダF1に勝利をもたらし、レッドブル・レーシングからわずか半年で降格させられたピエール・ガスリーも同じように抱いている。

    「アルファタウリには明確な意思と多くの野望がある」とピエール・ガスリーは語った。

    「トロロッソ/レッドブルの時代とは違った状況だと思う」

    「このプロジェクトはエキサイティングだと思う。レッドブルは明らかに2つのトップチームのうちの1つだけど、アルファタウリの野望は、いつか彼らのパフォーマンスに匹敵することだと思う」

    「そのようなことを行うためには、僕たちにリソースとより大きな設備も必要であることを意味する」

    アルファタウリ・ホンダF1が、自らの力でトップチームとして浮上するチャンスはあると感じているかと失望されたピエール・ガスリーは「F1で自分のステータスとポジションを築くことがファクトリーの目標だと思う」とコメント。

    「彼らが大きな野心を持っていることは明らかだと思う。これは1年間のプロジェクトではないし、僕たちはチームが実際にアイデンティティを構築し、トップチームとしてのステータスを確立するのにどれくらい時間がかかるかは分かっている」

    「だから、しばらく時間がかかるものかもれないけど、過去にそうであったほど実際には姉妹チームではないと思う。もっとF1内に独自のスペースを作ろうとしている」

    自分自身の将来に関して、ピエール・ガスリーは、モンツァの優勝だけではなく、全体的な2020年のパフォーマンスによってレッドブル・レーシングへの復帰を期待する声も挙がっている。

    しかし、ピエール・ガスリーは、2019年8月の降格を取り消す見通しについては曖昧なままだ。

    「僕は競争力があり、可能な限り最速のマシンに乗って、できる限り最高のポジションを獲得したいというのはそれはすべてのレーシングドライバーの目標だ」とピエール・ガスリーは語った。

    「現在、僕たちはハイレベルでパフォーマンスを発揮し、アルファタウリのマシンからすべてを引き出していると感じているけど、個人的な目標は、もっと定期的に表彰台を目指して戦って、可能であれば勝利とチャンピオンシップを戦うことだ」

    「常に利用可能な最速のマシンに乗ろうとしているし、常にそれが目標だ」

  • レッドブルF1代表 「アルファタウリは姉妹チームへと変貌を遂げた」

    レッドブルF1代表 「アルファタウリは姉妹チームへと変貌を遂げた」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、アルファタウリ・ホンダはもはやジュニアチームではなく、姉妹チームへと変貌を遂げたと強調する。

    トロロッソ時代にはルーキーを起用することが多かったが、今年アルファタウリ・ホンダに名前を変えたチームはダニール・クビアト(102戦)とピエール・ガスリー(56戦)という経験豊富なドライバーを起用。ガスリーはF1イタリアGPでアルファタウリに初優勝をもたらした。

    「ガスリーはアルファタウリでうまくやっており、今では私はアルファタウリをジュニアチームではなく、姉妹チームとして見ている。我々はF1で戦うドライバーたちに可能な限り最高のチャンスを与えようと努めている」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「フランツ・トストはチームで素晴らしい仕事をしているし、彼はガスリーのようなドライバーに満足していると思う。レッドブルからアルファタウリへの移動が彼にとってうまくいったことを見るのは良いことだ。トストはダニエル・リカルドやマックス・フェルスタッペンといったドライバーを助けるために素晴らしい仕事をしてきた。我々のゴールは独自のドライバーをトレーニングし続けることだ」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、F1トスカーナGPでF1初表彰台を獲得したが、以前として彼のシートはプレッシャーに晒されている。ピエール・ガスリーとの交代説、さらにはセルジオ・ペレスヤニコ・ヒュルケンベルグといったレッドブル以外のドライバーの名前も候補に上げられている。

    クリスチャン・ホーナーは、そのよな推測にいくつかの余地を与えているものの、いつものように政治的にそのような噂に対応している。

    「我々の若手ドライバーのグリープが薄くなりすぎた場合、我々は常に自分たちのドライバーのグリープ外にも目を向ける必要がある。それが起こる可能性があり得なくもないが、我々はその方法で働くことを好んでいないことを改めて言っておきたい。我々の焦点は自分たちのドライバーを成長させることにある」

  • アルファタウリ・ホンダF1がピエール・ガスリーに与えた環境

    アルファタウリ・ホンダF1がピエール・ガスリーに与えた環境

    ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダF1で素晴らしいシーズンに取り組んでいる。モンツアでのセンセーショナルな勝利は完全に予想外だったものの、レッドブル・ホンダから降格させられて以降、懸命に自信の成長により組んできた1年のハイライトとなった。

    1年前、ピエール・ガスリーは、深い谷のどん底にいた。レッドブル・レーシングはピエール・ガスリーをトロロッソに降格させた。しかし、同じ運命を経験したダニール・クビアトのようなスランプに陥ることはなく、この1年でトップドライバーの素質があることを証明した。

    「確かに勝利をかけた戦いを逃していた。僕が常に望んでいたことだけど、人生では保証されているものは何もないことを僕は分かっていた。それはまた兄弟や教育を通して得たメンタリティであり、キャリアの非常に厳しい時期に役立った」とピエール・ガスリーは語った。

    「昨年、レッドブルからアルファタウリ(当時はトロロッソ)に戻らなければならなかったとき、キャリアで最大の課題に直面した。アントワーヌ(ユベール)の死とともに、精神的に非常に困難な時期だった。でも、自分自身に自信を失うことはなかった。自分が達成したいこと、自分の目標は何であるかを分かっていたし、それを常に追求してきた。僕は集中しているし、常に自分自身とチームから最大限を引き出そうとしている。僕たちの関係はどんどん良くなってきている」

    マックス・フェルスタッペンに焦点が置かれたレッドブル時には、そのような言葉がピエール・ガスリーから出てくることはほとんどなかった。ガスリーはアルファタウリを敬慕している。自分らしくあり、自分の好きなようにマシンを調整できることはまったく異なる世界をドライバーに与える。

    「今、僕は自分のベストを尽くすことができるポジションにいる。チームは僕が自分を最大限に活用するために必要なものを与えてくれる。自分自身でいられるし、チームはすべての分野で100%をサポートしてくれる。僕が競争力をつけるために必要なすべてのツールを与えてくれる」

    「チームは私にF1での機会を与えてくれた。ブラジルで彼らと最初の表彰台を獲得し、今では初勝利でさえ獲得することができた。それが僕たちの関係を特別なものにした。チーム内の誰もが僕の結果に関わっているし、最大限に努力している。僕たちは最大の結果を目指している。結局、F1じゃチームスポーツであり、それはF1で成功するために必要なことだ」

  • ホンダF1:2020年 第9戦 F1トスカーナGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第9戦 F1トスカーナGP 決勝レポート

    イタリアのムジェロ・サーキットで行われたF1トスカーナGPの決勝で、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが3位に入り、自身初のF1表彰台登壇を果たした。

    レースは、2度の赤旗中断により3回のスタンディングスタートが行われるという荒れた展開になったが、アルボンは力強い走りで3位を守りきり、F1におけるタイ人ドライバーの最高成績を更新した。

    マックス・フェルスタッペンは、スタートで素晴らしい蹴りだしを見せたが、その直後にパワーユニット(PU)に問題が発生して後方へポジションを下げると、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)に挟まれる形となったアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーのクラッシュに巻き込まれ、コースアウトしてグラベルへ。これによって、フェルスタッペン、ガスリーともにリタイアとなった。今回発生したPUの問題に関してはすでに分析を開始しており、原因追求と再発防止を徹底していく。

    このスタート直後のアクシデントにより、セーフティカーが出動し、レースは7周目に再開される。しかし、このリスタートでまたも複数のマシンが絡むクラッシュが起き、レースは赤旗中断となる。

    この時点でアルボンは4番手、クビアトが7番手。両者ともに中断中にタイヤ交換を行い、アルボン、クビアトともにソフトタイヤを履いてリスタートへ臨む。

    レースは10周目からスタンディングスタートで再開されたが、ここでアルボンは7番手までポジションダウン。ここからすぐさま挽回し、5番手まで順位を取り戻した。クビアトはスムーズなリスタートを迎えると、29周目にピットインしてミディアムタイヤに交換。アルボンは32周目に同じくミディアムタイヤへと交換した。

    ここから、アルボンは、前を行くダニエル・リカルド(ルノー)とランス・ストロール(レーシングポイント)を追いかける展開となる。3台の差が2秒に迫ろうかという中、ストロールが激しいクラッシュを喫し、レースは再び赤旗中断に。この時点で13周を残しており、チェッカーフラッグまでのスプリントレースとなった。

    この中断で全車がソフトタイヤに交換。アルボンが4番手、クビアトは7番手からリスタートする。残り8周となったターン1で、アルボンはリカルドをアウト側から豪快にオーバーテイクし、3番手にポジションを上げる。その後は前方のバルテリ・ボッタス(メルセデス)へプレッシャーをかけながら、チェッカーフラッグを迎えた。

    クビアトは7番手を守りきり、今季自己ベストリザルトでフィニッシュした。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のトスカーナGP決勝は、2度の赤旗という大荒れの展開の中、力強い走行を続けたAston Martin Red Bull Racingのアルボン選手が3位でフィニッシュし、キャリア初の表彰台を獲得しました。最後は赤旗での再開から残り13周のスプリントレースのような形になりましたが、見事に前のマシンを捉えて結果に繋げたアルボン選手には、お祝いの言葉を贈りたいと思います。Scuderia AlphaTauriのクビアト選手も周囲でクラッシュが多発する中でクリーンにレースを進め、7位入賞といいレースをしてくれました。一方で、フェルスタッペン選手がスタート直後のPUトラブルによりポジションを落とし、そのすぐ後に他車との接触によりリタイアすることとなりました。ガスリー選手もそのクラッシュに巻き込まれ、スタート周回で2台のマシンを失うことになったことは非常に残念に思っています。アルボン選手の表彰台についてはうれしく感じていますが、速さを見せていた週末にPUのトラブルを抱えることになり、我々にとっては厳しいレースになりました。すでにファクトリーでの分析を開始していますが、徹底的に原因究明と対策を行い、次戦からのシーズン後半戦に臨みます」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「ここまで来るのは長い道のりでしたが、とてもうれしいです。常に目指してきたことでしたが、いろいろなことがあってたどり着けなかったので、今日表彰台に立てたことは特別な思いです。このチームに来てからずっとサポートしてくれたことへの恩返しになったのもいいことですし、僕の力を示すことができたと思います。タフなレースで、簡単ではありませんでした。このコースは厳しく、特にセクター2では高速コーナーが続きますし、何度もリスタートがあり、多くのことに対応しなければなりませんでした。グリッドからの発進に苦戦していたので、アグレッシブにオーバーテイクしていかなければならないと思っていましたが、マシンは本当によかったですし、ブレーキングもよかったので、それをアドバンテージとして活かしました。最後のリスタートではポジションを2つ落としましたが、表彰台に立てるチャンスを逃してなるものかと火がつき、3位を目指して激しくプッシュしました。今日の結果はとてもうれしいです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は、体力的にもメンタル面でもとても難しいレースだったので、チーム全体でミスをせずに素晴らしい仕事ができたことを誇らしく思います。僕らにはポイント獲得が重要ですし、今日の結果と自分の走りに満足しています。チームは、2度の赤旗中断という難しい状況でも、素晴らしい仕事ぶりで、戦略も正しく機能しました。僕らの後方では多くの混乱がありましたが、逆に前の方は落ち着いていました。7位というのはとてもいい結果で、ランキングでも前との差を詰めることができました」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「今日はとてもいいマシンを手にしているという実感があったので、本当に残念です。好スタートを切って、ルイス(ハミルトン)に並びかけようかというところでしたが、そこで急に加速しなくなり、パワーを失って減速してしまいました。これによって中団までポジションを落とし、後ろから追突されました。スタート直後に中団に落ちてしまえば、こうしたクラッシュに巻き込まれやすくなります。とても残念ですし、こうした位置にいるべきではありませんでした。今日はこれ以上言うべきことはありませんが、またもリタイアすることになってチームもがっかりしていると思いますし、競争力を発揮できると見込んでいただけになおさらです。ただ、アレックスがいい結果を出して表彰台に上がれたのはよかったと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「今日は最初の1コーナーの後でレースが終わってしまったことを残念に思っています。1コーナーの進入では多くのマシンがサイド・バイ・サイドの状態で、かなり混雑した状況でした。2コーナーでキミ(・ライコネン)とロマン(・グロージャン)の間にスペースを見つけたのですが、最終的には挟まれる形でどこにも逃げ場がなく、接触してしまいました。それで僕のレースは終わってしまいました。だれも責めることができない状況でしたが、大きなチャンスを逃したという意味では残念に思っています。予選では結果につながりませんでしたが、週末を通してペースは良く、今日は順位を上げられる自信がありました。もちろんライバルとポイントをかけてレースができればよかったのですが、パフォーマンスがよかった部分をポジティブにとらえ、この勢いをソチに繋げられればと考えています」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーが接触事故に巻き込まれたのは残念」

    アルファタウリ・ホンダF1 「ガスリーが接触事故に巻き込まれたのは残念」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第9戦 F1トスカーナGPの決勝レースを振り返った。

    16番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、キミ・ライコネン(アルファロメオ)とロマン・グロージャン(ハース)に挟まれる形となって接触。グラベルでレースを終えた。

    12番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは、オープニングラップで9番手までポジションを上げ、2度の赤旗という混乱のレースで7位でフィニッシュ。今季自己ベストリザルトとなった。

    「波乱に富んだレースだった!」とジョナサン・エドルズは振り返る。

    「ピエールがオープニングラップのインシデントに巻き込まれ、残念ながら、チャンスを掴む前にレースを終えることになってしまった。予選のポジションが悪かったとはいえ、レースで巻き返し、ポイント圏内に上がるポテンシャルがあっただけに残念だ」

    「ダニールはスタートの混乱を避け、そこからは集中し、落ち着いてレースに挑んだ。タイヤの管理に集中し、必要なときにプッシュし、ポジションを守りながら、レースを通してポイント圏内を争った。チームとドライバーは2回の赤旗にうまく対応し、今日の見合ったポイントを獲得した」

    関連:F1トスカーナGP 結果:大荒れのレースでハミルトンが今季6勝目。レッドブルF1のアルボンが嬉しい初表彰台3位