カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリのF1マシンはレッドブルよりも優れている?

    アルファタウリのF1マシンはレッドブルよりも優れている?

    アルファタウリ・ホンダF1のシャシーは、レッドブルよりも優れている。そう語るのは元ブリヂストンのトラック・エンジニアリング・オペレーションズ責任者を務めたキース・ファン・デ・グリントだ。

    F1ロシアGPでは苦戦を強いられると考えられていたレッドブル・ホンダだが、マックス・フェルスタッペンは予選とレースで強力なパフォーマンスを見せ、2位表彰台を獲得した。

    「彼は非常に良い走りをして、まったくミスをしなかった。私の意見では、これは今年の彼のベストレースだったかもしれない」と RTL のレポートを務める元レーシングドライバーのアラード・カルフは語った。

    「同じことが予選ラップにも当てはまるし、彼は実際にマシンの実力を上回る走りをしていた。レースで彼が2位でフィニッシュしたのは本当に素晴らしかった」とキース・ファン・デ・グリントは付け加えた。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは優勝したメルセデスのバルテリ・ボッタスとの差を縮めることはできなかった。キース・ファン・デ・グリントは、レッドブルのマシンには問題があると語る。

    「マックスにとって、それはチャンスのないミッションだったが、ボッタスとのギャップは彼の責任ではない」とキース・ファン・デ・グリントは語る。

    「今ではアルファタウリの方がレッドブルよりもよいシャシーを持っている。マシンの挙動からもサスペンションに問題があることを指摘できる」

    キース・ファン・デ・グリントは、アレクサンダー・アルボンが、レッドブル・ホンダのマシンでマックス・フェルスタッペンに匹敵できないのは驚きではないと語る。

    「マシンの挙動は非常に予測不可能であり、才能が少し劣っている場合、非常に困難な時間を過ごすことになる。あのようなマシンでパフォーマンスを発揮するには並外れた才能が必要だ」

  • ピエール・ガスリー 「アルファタウリF1で達成できることには限界がある」

    ピエール・ガスリー 「アルファタウリF1で達成できることには限界がある」

    ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダF1で達成できることは限界に達したと考えており、2021年のレッドブル・ホンダへの復帰を目指し続けている。

    ピエール・ガスリーは、2019年にレッドブル・ホンダへの昇格を果たしたが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンのパフォーマンスに匹敵することができず、シーズン途中にアレクサンダー・アルボンと後退でトロロッソ・ホンダに戻された。

    だが、それ以降、調子を取り戻したピエール・ガスリーは、2019年のF1ブラジルGPで2位フィニッシュを果たしてF1初表彰台を獲得。さらにチームがアルファタウリ・ホンダF1に名前を変えて今年、F1イタリアGPでF1初優勝を果たし、チームに2008年のセバスチャン・ベッテル以来となる勝利をもたらした。

    レッドブルF1は、アレクサンダー・アルボンをサポートし続けているが、ピエール・ガスリーはレッドブル・ホンダのセカンドシートを取り戻すことを諦めることはないと語る。

    「現在、チームと行っていることに満足していますか?イエスだ」とピエール・ガスリーは語る

    「このチームと一緒に仕事をすることに満足しているか?イエスだ」

    「F1の上位で戦うことを目標としているか?イエスだ」

    「すべてことをを考慮する必要がある。僕としては、可能な限り最速のマシンに乗れるように最善を尽くしている」

    「現時点では、これ以上のことはできないと思う。昨年のブラジルで表彰台を獲得し、15年間でセバスチャン・ベッテルしか成し得なかったレース優勝を果たした。私サイドではチャンスを得るためにできる限りプッシュしている」

    「何が起こるかを見てみるつもりだ。結局のところ、1つの良い選択肢と1つの悪い選択肢しかないとは思わない」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーによると、アレクサンダー・アルボンは、RB16の挙動に敏感だとしている。同じようにマシンに苦戦して、わずか12戦でレッドブル・ホンダから放出されたピエール・ガスリーだが、自分はアルボンからシートを奪い返すのに十分な仕事をしていると感じていると語る。

    「客観的に見れば、レッドブルは最速のマシンを持っている。僕は競争的なドライバーだし、上位で走りたい」とガスリーは主張した。

    「アルファタウリで勝利を争えるレースがどれくらいあるかは分からない。将来、何が起こるかわからないし、誰もそれを保証することはできない」

    「また、勝つことができない可能性も高い。つまり、自分の側で最善を尽くすしかない」

    「僕が今行っているすべての仕事と力強いパフォーマンスが、いくつかの良いチャンスを与えてくれることを願っている」

  • アルファタウリ・ホンダF1代表 「ガスリーをピットに入れるのが遅れた」

    アルファタウリ・ホンダF1代表 「ガスリーをピットに入れるのが遅れた」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、母国グランプリのダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位とダブル入賞を果たしているが、フランツ・トストにとっては不本意な結果だった。

    「ここロシアでグランドスタンドがほぼ満員なのを見るのは本当にうれしかったし、多くのF1サポーターの前でレースをするのは喜びだった。主催者を祝福したい」とフランツ・トストは語った。

    「我々のレースは穏やかだった。今日はもっと多くのことを達成できたと思っている。スタートでピエールは良いペースがあり、かなり長い間7番手を走っていた。だが、そのあと我々が彼をピットに入れるのが少し遅れ、彼をトラフィックに巻き込んでしまった。最終的に彼は9位でフィニッシュすることしかできなかった」

    「ダニールはベースコンパウンド(ハード)で良いスタートを切った。本当に良い戦略判断だったと思う。我々は31周目に彼をピットに入れたが、残念ながら、レース終盤にオコンを抜くことができず、8位でフィニッシュした」

    「これから我々はさらに前進できることを期待してドイツGP(アイフェルGP)に焦点を当てていく」

  • ダニール・クビアト 「角田裕毅の“噂”を気にしてはいない」

    ダニール・クビアト 「角田裕毅の“噂”を気にしてはいない」

    ダニール・クビアトは、2021年に自分に代わってホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅がアルファタウリ・ホンダF1のシートを獲得するという“噂”に悩まされてはいないと語る。

    角田裕毅(20歳)は、ホンダF1の育成ドライバーであるだけでなく、レッドブルのジュニアドライバーにも名を連ねており、先週末のFIA-F2 ロシア大会ではポールポジションを獲得。レース1では2位表彰台、レース2では6位入賞を果たし、ランキング3位に浮上している。

    角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たすと考えられており、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ドライバー決定は“クリスマス前”に予定していると語っている。

    それでは遅すぎて代替案を検討する時間がないのではないかと質問されたダニール・クビアトは「彼らにはいつでも好きなときに決断を下す権利がある」とソチで語った。

    ロシアのF1コメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、レッドブルが角田裕毅と契約することは、ホンダF1が現在の2021年の契約以降もF1を継続することを説得するのに役立つかもしれないと考えている。

    ダニール・クビアトは、自分の選択肢を見回す必要があるかもしれないと認める。

    「マネージャーのニコラス・トッドとこの話題についてよく話をしている。僕はそのような問題について彼を完全に信頼しています」とダニール・クビアトは語った。

    「今年はカレンダーがとても忙しいし、今は今週末に集中している。さっきも言ったように、僕は過去数戦で進歩しているし、この感じを続けていきたいと思っている」

    角田裕毅の憶測について具体的に質問されたダニール・クビアトは「僕は十分に長い間F1にいるので自分の手に負えないことをいちいち心配することはない」とコメント。

    「自分のマシンの運転方法や仕事のやり方はコントロールできる。過去数戦で、自分のマシンをよりよく理解する方法を考えてきた」

    「F1での経験があるので、そのような噂を気にしてはいない。でも、そうだね、チームに残りたいと思っている。F1で戦うこと、世界最速のマシンを運転するのが大好きだからね」

    「僕はここに到達するために16年間懸命に頑張ってきた。アルファ・タウリはここ数年で大きな進歩を遂げておりす、これからも続けていきたいと思っている。でも、辛抱強く、落ち着いて、できる限り自分の仕事をする必要がある」

  • ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 決勝レポート

    ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 決勝レポート

    ソチ・オートドロームで行われたF1ロシアGPの決勝でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得、そのほかの3台もトップ10でレースを終え、ホンダのF1パワーユニットを搭載するマシン4台全車がポイント獲得を果たした。

    レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは10位、アルファタウリ・ホンダは母国GPのダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位に入賞している。

    ホンダのF1エンジンとしては、2019年のモナコGP以来の全車ポイント獲得。また、フェルスタッペンの表彰台登壇で、2015年のF1復帰以来のポディウム獲得回数が第三期F1活動の19回を超え、20回となった。

    フェルスタッペンは前日の予選で見事な走りを見せて2番手となったが、偶数側グリッドはホコリが多く、やや加速がしづらいコンディションだった。スタートでは一時4番手までポジションを落とすも、直後のアクシデントでセーフティカーが導入される前に3番手まで挽回する。

    このセーフティカーは、ターン2でカルロス・サインツ(マクラーレン)がクラッシュを喫したことによって出動。予選後のギアボックス交換でペナルティーを受けて15番手からスタートしたアルボンも、その影響を受けて最後方へと下がったため、ピットインしてソフトタイヤからハードへと交換して隊列に加わった。

    9番グリッドからソフトタイヤでスタートしたガスリーは、7番手までポジションを上げ、ハードタイヤを選択したチームメートのクビアトはポジションを維持したままリスタートを待った。

    レース再開後、ガスリーは18周目、フェルスタッペンは25周目にピットインして、ハードタイヤに交換。ピットタイミングの遅いクビアトは、これによって一時3番手を走行する。クビアトは30周目までピットインを引っ張り、ミディアムタイヤに交換すると8番手でコースへ復帰した。

    各車がピットインを終えると、フェルスタッペンは2番手でレースを進める。10秒のタイム加算ペナルティーを受けたルイス・ハミルトン(メルセデス)が3番手に上がってきたが、その差を10秒以上つけながらフィニッシュまで走りきり、2位表彰台を手に入れた。これは、レッドブル・レーシングにとってF1ロシアGPでの初表彰台となる。

    クビアトはキミ・ライコネン(アルファロメオ)の前方でレースを進め、ソチはオーバーテイクが難しいコースとして知られており、その後方ではガスリーがライコネンを抜きあぐねながら走行。レース終盤にクビアトは前方のエステバン・オコン(ルノー)に追いつき、オーバーテイクを仕掛けるが、追い抜きには至らず、8位でチェッカーフラッグを受けた。

    ガスリーは残り11周でわずかにバーチャルセーフティカーが導入されたタイミングで2度目のピットインを行い、ミディアムタイヤに交換。コースへ戻ると、アルボンとランド・ノリス(マクラーレン)をオーバーテイクして9位でフィニッシュした。

    序盤のセーフティカー走行中にハードタイヤを履いたアルボンは、27周目にピットへ入り、ミディアムタイヤを履く2ストップ作戦を採用。一時は最後尾を走ったが、アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)をターン13のアウト側からオーバーテイクするなど、見事な走りを見せて10位入賞を果たした。

    次戦は2週間後、10月9日(金)~11日(日)に、ドイツのニュルブルクリンクで第11戦アイフェルGPとして開催される。

    田辺豊治(ホンダF1 F1テクニカルディレクター)
    「今日のロシアGPの決勝は、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手がレース序盤から2番手をキープし、メルセデスの2台に割って入る2位表彰台を獲得しました。チームメートのアルボン選手は15番手スタートで簡単ではありませんでしたが、2ストップ戦略を確実に活かし、最後はポイント圏内の10位までポジションを上げるという力強いレースを見せてくれました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台もスタート時の波乱を避けてクビアト選手が8位、ガスリー選手が9位と2台入賞を果たしました。2人ともいくつものオーバーテイクを見せ、いいパフォーマンスだったと思います。ホンダ勢は4台とも完走し、昨年のモナコGP以来の全車入賞と、ここ数戦のことを考えるとよい状態でレースを終われたと感じています。ここから欧州に戻り、1週間空けてドイツでのレースになります。ニュルブルリンクは現行レギュレーションでは初走行となりますので、十分シミュレーションなどで検討し、準備を整えて臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「このサーキットはあまり僕らとの相性がよくないということを考えると、今日の2位は喜ぶべきものだと思います。久しぶりにチームのために多くのポイントを取れたこともよかったです。グリッド内側はグリップが低いので、スタート直後の数コーナーはなかなか難しかったのですが、それでもすぐにダニエル(・リカルド)を抜き返すことができました。ミディアムタイヤではオーバーステアが出てしまい、メルセデスのマシンを追いかけるのが難しかったのですが、ハードタイヤに交換したあとは速さがあり、自分自身のレースに集中することができました。久しぶりに表彰台を獲得できてうれしく思っていますし、このサーキットでボッタス選手の8秒後ろでのフィニッシュというのもいい結果だと思います」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「今までホームGPはあまりうまくいっていなかったので、今日は本当にうれしいです。タフなレースで、戦略を機能させるために常にプッシュしなければなりませんでしたが、こういうレースが僕は好きです。ハミルトンが後ろにいたときも、数周の間は彼を抑えることができたほどで、今日のペースは素晴らしいと思いました。僕はいつも日曜の決勝では強さがあるので、今日も朝から自信がありました。7位が見えていただけに、オコンを抜けなかったことには悔いが残ります。僕らのほうが速かったのですが、このコースでのオーバーテイクは、現代のF1マシンでは難しかったです。今日のドライビングには満足していますし、チームに貴重なポイントをもたらすことができました。マシンも、ペースもいいので、残りのシーズンでもプッシュし続け、願わくはチャンピオンシップでの順位を上げられればと思います」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「簡単なレースではありませんでした。いいスタートを切って7番手を走っていましたが、レース中盤でアレックス(・アルボン)とキミ(・ライコネン)と競っている際に多くの時間を失ってしまいました。 シャルル(・ルクレール)には抜かれてしまいましたが、僕もスピードはあったので、なんとか抜き返そうとしていました。もしもバーチャルセーフティーカーがもう少し長ければ、僕が行ったピットストップが有効だったと思うのですが、予想よりも短いタイミングで終えてしまったので、逆にポジションをロスしてしまいました。それでも、ポジションを取り戻すために何台かのマシンを抜くことができました。マシンがよかっただけに少し残念ですし、いいペースだったのでもう少しいい成績を残せたのではと思っています」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日は1ポイントを得るために多くの仕事をしなければならず、簡単なレースではありませんでした。序盤はハードタイヤを履いて集団の中での走行となり、なかなかオーバーテイクできずに大きくロスしてしまいました。ミディアムタイヤに交換してからは少しよくなったので、できるだけ順位を上げようと取り組みましたが、なかなか難しく、フラストレーションの溜まるレースでした。常にトラフィックの中にいてクリーンエアで走れず、一つもいいラップはありませんでした。ギアボックス交換のペナルティーを受けたので、今日はダメージを最小限に抑えるレースでしたから、すでに頭をドイツへと切り替えています。2週間後はもっとスムーズなレースウイークになればと思います」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「4台完走・入賞という目標を一つクリア」

    ホンダF1 田辺豊治TD 会見 「4台完走・入賞という目標を一つクリア」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1ロシアGPの決勝後の記者会見でレースを振り返った。

    F1ロシアGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得。ダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位、アレクサンダー・アルボンが10位でレースを終え、ホンダF1のパワーユニットを搭載するマシン4台全車がポイントを獲得した。

    ホンダのF1エンジンとしては、2019年のモナコGP以来の全車ポイント獲得。また、マックス・フェルスタッペンの表彰台登壇で、2015年のF1復帰以来の表彰台獲得回数が第三期F1活動の19回を超え、20回となった。

    「今日は4台完走、4台入賞という目標を一つクリアすることができました」と田辺豊治はコメント。

    「ここのところ、パワーユニットに起因するリタイア、特にマックス選手は2戦連続、それにもちょっと絡んだガスリー選手の接触リタイアもあり、なかなか難しい状況でした。今日は4台完走ということで、非常によかったと思っています」

    「4台入賞と言っても、マックス選手はハミルトン選手のペナルティもありました。ですが、スタートダッシュいうところでドライバーのコメントにもありますが、ダーティ側の路面だったので、なかなか蹴り出しがうまくいかず、スタート直後は3位に落ちてしまいました。ですが、その後、確実にポジションキープして2位獲得しました」

    「アルボン選手はギアボックストラブルによるペナルティで15番手からのスタートとなり、トラフィックでかなり苦労をしましたが、何とかポイント圏内に漕ぎつけたというところでした」

    「アルファタウリの2台もレース中に力強い走りを見せてました。クビアト選手は母国ということで8番手はよかったと思います。ガスリー選手も続いて9番手でした」

    「4台入賞と言っても、2、8、9、10ですし、本当はもうちょっとばらけて10位以内に入ってくれるのが望ましいんですけどね。これから4台完走、4台入賞というなかでもさらによい形でのレースポジション終了というのを目指して、両チームとさらなるパフォーマンスアップを図っていきたいと考えています」

    次戦はニュルブルクリンクで開催されるF1アイフェルGPとなる。

    「気温が低そうなので、エアロの影響も含めてトータルのパフォーマンスとしてどうなるか行ってみないと分からないです。ハイブリッドで初のレースになるということを含め、予想をするのは非常に難しいと思っています」と田辺豊治は語る。

    「我々としては、他に対しての予想はなんとも言えませんので、今自分たちの持っているPU、チームは自分たちのクルマをどうやって使っていくかをしっかりシミュレーションし、検討して向かうことになります」

  • アルファタウリ・ホンダF1、ダブル入賞も「もっと多くを達成できた」

    アルファタウリ・ホンダF1、ダブル入賞も「もっと多くを達成できた」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの決勝を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、母国グランプリのダニール・クビアトが8位、ピエール・ガスリーが9位とダブル入賞を果たしたが、ジョナサン・エドルズはもっと上位でフィニッシュするポテシャルがあったと語る。

    「9番手と11番手からスタートして、8位と9位でフィニッシュできたのは、我々がレースで進歩できたということなのでポジティブだ。だが、我々のマシンのペースはもっと多くのことが可能だったと感じている」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「レース前にオプションでトップ10内でスタートするのは不利だと予測していたし、それはピエールで目にした。彼はダニールよりも早めにピットストップしなければならず、トラフィックのなかでレースに合流した。その時のタイヤは良かったが、突然、崖にぶちあたった。後から考えれば、数周早くに彼をストップさせていれば有利だったかもしれないが、いずれにしろ、それが最終リザルトを変えることはなかったと思う」

    「そこからはピエールにとってトラフィックを抜けるために戦い、マシンをホームにもたらすという展開だった。レース終盤にバーチャルセーフティカーが入り、新品のタイヤに交換する事実上のフリーストップだったが、バーチャルセーフティカーは予想よりもはるかに速くに終了したため、彼の戦いを楽にすることはなかったが、彼は2つのポジションを取り戻す良い仕事をした」

    「ダニールに関してはあ、マシンは素晴らしいペースを示していた。特に第1スティントでフリーエアにいるときの彼はとても速かった。ピットストップ後、彼はオコンの後ろで戻ったが、残念ながら、最終セクターでは彼の方が速く、追い抜くために十分に近づくことができなかった。2台がポイントを獲得したのは良いことだが、全体的にもっと多くのことを達成できたと感じている。我々はチャンピオンシップで6位に対して2ポイントを失った。もちろん、それが次の目標だ。次のレースでより強くなるために気持ちを切り替えてできる限りのことをやっていく」

  • ピエール・ガスリー、9位入賞「マシンがよかっただけに少し残念な結果」

    ピエール・ガスリー、9位入賞「マシンがよかっただけに少し残念な結果」

    アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの決勝レースを9位で終えた。

    9番グリッドからソフトタイヤでスタートしたガスリーは、7番手までポジションを上げ、18周目にピットインしてハードタイヤに交換。残り11周でわずかにバーチャルセーフティカーが導入されたタイミングで2度目のピットインを行い、ミディアムタイヤに交換。

    コースへ戻ると、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)とランド・ノリス(マクラーレン)をオーバーテイクして9位でフィニッシュした。

    「簡単なレースではなかった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「いいスタートを切って7番手を走っていたが、レース中盤でアレックス(・アルボン)とキミ(・ライコネン)と競っている際に多くの時間を失ってしまった。シャルル(・ルクレール)には抜かれてしまったけど、僕もスピードはあったので、なんとか抜き返そうとしていた」

    「もしもバーチャルセーフティーカーがもう少し長ければ、僕が行ったピットストップが有効だったと思うけど、予想よりも短いタイミングで終えてしまったので、逆にポジションをロスしてしまった」

    「それでも、ポジションを取り戻すために何台かのマシンを抜くことができた。マシンがよかっただけに少し残念だし、いいペースだったのでもう少しいい成績を残せたのではと思っている」

  • ダニール・クビアト、ホームGPで8位入賞「ドライビングには満足」

    ダニール・クビアト、ホームGPで8位入賞「ドライビングには満足」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPの決勝レースで8位入賞を果たした。

    ハードタイヤで11番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは、30周目までピットインを引っ張り、一時3番手を走行。ミディアムタイヤに交換すると8番手でコースへ復帰する。

    レース終盤にクビアトは前方のエステバン・オコン(ルノー)に追いつき、オーバーテイクを仕掛けるが、追い抜きには至らず、8位でチェッカーフラッグを受けた。

    「今までホームGPはあまりうまくいっていなかったので、今日は本当にうれしい」とダニール・クビアトはコメント。

    「タフなレースで、戦略を機能させるために常にプッシュしなければならなかったが、こういうレースが僕は好きだ。ハミルトンが後ろにいたときも、数周の間は彼を抑えることができたほどで、今日のペースは素晴らしいと思った」

    「僕はいつも日曜の決勝では強さがあるので、今日も朝から自信があった。7位が見えていただけに、オコンを抜けなかったことには悔いが残る。僕たちのほうが速かったけど、このコースでのオーバーテイクは、現代のF1マシンでは難しかった」

    「今日のドライビングには満足しているし、チームに貴重なポイントをもたらすことができた。マシンも、ペースもいいので、残りのシーズンでもプッシュし続け、願わくはチャンピオンシップでの順位を上げられればと思っている」

  • ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 予選レポート

    ホンダF1:2020年 第10戦 F1ロシアGP 予選レポート

    F1ロシアGPの予選は、ホンダのF1パワーユニットを搭載した3台がトップ10のポジションを獲得。2番手のマックス・フェルスタッペンは明日の決勝をオーストリア以来のフロントローからのスタートになる。

    ホンダF1パワーユニット勢の4台は順調にQ2に進出したが、Q2の終盤にベッテル(フェラーリ)のクラッシュで赤旗中断となると、波乱含みのフィニッシュになった。

    アレクサンダー・アルボンは最終ラップで大きくポジションを上げ、フェルスタッペン、ピエール・ガスリーと共にQ3進出を決める。ダニール・クビアトは残り2分で再開されたセッションでタイムを伸ばせず、トップ10から0.053秒差の12番手でQ3進出を逃した。クビアトは明日の決勝ではタイヤ選択の自由があり、幅のある戦略が立てられるポジションからのスタートになる。アルボンとガスリーはQ2でタイムを出したソフトタイヤで決勝をスタート。Q2終盤をソフトタイヤで走ったフェルスタッペンだが、その前にミディアムタイヤで記録したタイムでQ3進出を果たしたため、決勝はミディアムタイヤでスタートする。

    Q3ではフェルスタッペンが最初の走行で3番手に付けると、最終走行ファイナルラップのターン2でトウを使い、2番手でフィニッシュ。メルセデスの2台の間に割って入り、明日の決勝はフロントローからスタートする。他の2台は、僅差の戦いの中でガスリーが9番手、0.008秒差のアルボンが10番手になった。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のロシアGP予選は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が2番グリッド・フロントローを獲得しました。彼の今季最高の結果に並び、かつチームにとってこのサーキットでの予選ベストリザルトということで、非常にいい結果だと思います。一方、Honda PU勢3台が予選Q3に進出したものの、非常に混戦の中でScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手が9番手、Red Bull Racingのアルボン選手が10番手と、こちらは厳しい結果となりました。また、母国GPとなったクビアト選手は、赤旗の影響により難しい戦いになったQ2において、わずか0.05秒差でQ3進出を逃し12番手と、悔しい結果になりました。明日のレースでは、フェルスタッペン選手はトップ10の中でメルセデスの1台と共にミディアムタイヤでのスタートとなり、他のマシンもそれぞれ入賞可能なポジションからのスタートとなります。両チーム共に金曜のロングランのペースもよかったので、レースに向けて期待を抱いています。いいレースができるよう、明日に向けて更に準備を進めます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    「2番手に入れるとは予想していませんでした。こういうことはあまり言わないのですが、今日は今までの予選の中でもベストの一つだったと思います。Q1、Q2はマシンバランスに苦しみましたが、Q3に向けて安定するように改善したところ、特に2回目の走行でうまく機能しました。もちろんポールポジション獲得や優勝に向けて戦えることが一番ですが、今シーズンは常にそれが狙えるとは思っていません。ですので、メルセデスの2台に割って入りフロントローを獲得できたのは、満足できる結果だと思っています。明日のレースは路面がきれいでない側のグリッドからスタートするので不利な面もありますが、ミディアムタイヤでスタートするというアドバンテージもあります。スムーズなスタートができれば、ここではその後のトウの影響が大きいので、ターン2に入るまでに、何かを起こせるかもしれません。メルセデスの2台はレース全般をとおしていいペースで走ると思うので倒すのは簡単ではありませんが、今日の結果には満足していますし、想像以上の結果を引き出せたと思っています」

    ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    「昨日のフリー走行は普段よりも難しかったので、今日の結果には満足しています。ショートランで望んだようなパフォーマンスが出せなかったので、予選に向けて自信があったわけではありません。ですので、明日の決勝のスターティンググリッドには満足しています。マシンは決勝に向けていい形に仕上がっていると思います。ロングランでの走りは力強いですし、望んだバランスになっています。中団は手強いライバルが多いですが、決勝ではいい戦いをしたいです。最近の決勝ではアクシデントが多いので、そのようなことが起こった際には確実に機会をモノにしたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
    「今日の予選Q3で何が起こったのか、今の時点ではよく分かっていないので、この後エンジニアたちと一緒に分析をする必要があると思っています。Q1とQ2はまずまずだったのですが、他のマシンがQ3でタイムを上げていた中で、僕たちだけが改善することができませんでした。マシンのポテンシャルを出し切り、僕もいいラップを走れたと思っていたので、なぜこのような結果になったのか難しいところです。いくつか小さなことを変えて、あとコンマ数秒上げることはできたかもしれませんが、結果としてはライバルに対してそれ以上の差がついており、何が起こっているのかよく分からないのですが、とにかく懸命に作業をするしかありません。何台かのマシンがスピンを喫したり、トラックリミットを超えていましたが、それはFP3から予選に向けて風向きが大きく変わったためだと思います。明日もっと順位を上げるために、ここから分析を行います。1コーナーまでの距離が長く、あらゆることが起こり得ますので、そのなかで自分たちのできる限りのことを行っていくのみです」

    ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
    「いい走りができましたし、明日はいいポジションからスタートできるので、予選の結果には満足しています。Q2での赤旗中断は残念でしたが、決勝はチャンスの多い面白いものになると思います。中断がなかったらQ3に進出できていたと思います。今日はマシンのフィーリングがよかったですし、昨日もまずまずだったので、レースペースではいい走りができると思います。決勝ではチャンスを逃すことなく、ポイント獲得を狙います」