カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アレクサンダー・アルボン 「ガスリーのペナルティはおかしい」

    アレクサンダー・アルボン 「ガスリーのペナルティはおかしい」

    アレクサンダー・アルボンは、F1トルコGPのスチュワードがフェルナンド・アロンソとの1コーナーでの接触についてピエール・ガスリーを罰することは完全に間違っていたと信じている。

    ウエットコンディションで開催されたF1トルコGPのオープニングラップで、ピエール・ガスリーは、右側のフェルナンド・アロンソと左側のセルジオ・ペレスにサイドイッチされる形となった。

    3人は並んでコーナーへと侵入し、ピエール・ガスリーは、セルジオ・ペレスから少し離れたが、そうすることでフェルナンド・アロンソと接触し、スピンさせた。

    スチュワードは、このインシデントを調査し、ピエール・ガスリーに5秒ペナルティと2点のペナルティポイントを科した。

    後にFIAのレースディレクターであるマイケル・マシは、ピエール・ガスリーが接触について「完全に責任がある」と説明したが、それはいかなる見方をしても厳しい裁定だった。

    「今年の初めに戻れば、最初のイベントの前に、ドライバーとチームとの話し合い後、一般的な原則としてレースをさせるために、少し敷居を下げなければならないということだがった。」とレース後にマイケル・マシは語った。

    「そして、そのうちの1つはファーストラップのインシデントであり、ドライバーがインシデントの責任を完全に負っている場合、ペナルティが発生する可能性がある」

    しかし、外部の見解として、アレクサンダー・アルボンは、ピエール・ガスリーにペナルティを課すべきではないと断固として主張した。

    「どんてもないことだ。僕としては間違いだ」とアレクサンダー・アルボンはF1の公式YouTubeチャンネルで語った。

    「まず第一に、それは明言されていないことだ。最初のコーナー、最初のラップ、スチュワードは物事に対して非常に賢明なアプローチを取る傾向がある。『彼らにレースをさせる』というポリシーでね」

    「僕にとっては、チェコが良いスタートを切り、彼が権利を与えられているようにノーズを入れているという意味で、それが得るのと同じくらい『彼らにレースをさせる』ということだ。

    「ピエールは彼にスペースを与えている。彼が無線で言ったようにサンドイッチされたのは明らかだ。でも、何よりも、僕はスチュワードがピエールにどうすることを期待したのか分からない」

    「彼らが考えていると僕が言える、または考えることができる唯一のことは、彼が自分とチェコの間に少しスペースを残しすぎたということだ」

    「でも、正直なところ、このような状況では、あのようにマシンがインサイドに入ってくると、正確な車幅を与えることはできない」

    「車幅よりも少し多くを与えるものだ」

  • ルイス・ハミルトン 「角田裕毅とのバトルはトラブルを避ける必要があった」

    ルイス・ハミルトン 「角田裕毅とのバトルはトラブルを避ける必要があった」

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)とのバトルでトラブルを避けるために多くのスペースを与える必要があったと振り返る。

    PU交換ペナルティで11番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、1周目でセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を抜いて、角田裕毅の後ろとなった。だが、攻略に時間を要し、8周目に角田裕毅がターン1でミスをし、ようやくターン3のアウトサイドから追い抜いた。

    ルイス・ハミルトンは、フィールドを抜けていく際に慎重であったことを認めたが、マックス・フェルスタッペンの事実上のチームメイトとして、角田裕毅はハミルトンを抑えるモチベーションを持っていたことを十分に把握していた

    角田裕毅とバトルについてルイス・ハミルトンは、「出会ったすべての人とバランスをとろうとしている」と語った。

    「ある段階で彼と十分に近づくことができなかったポイントがあった。それから、僕は近づいた、しかし、彼らが僕が戦ってものと同じことのために戦っていないという理由で、たくさんのスペース、たくさんのルームを与えなければならなかった」

    「敬意を払い、多くのスペースを与え、トラブルに巻き込まれないようにしなければならない」

    セバスチャン・ベッテル、ランス・ストロール、ランド・ノリス、さらにはピエール・ガスリーでさえ比較的簡単にルイス・ハミルトンに抜かれたが、角田裕毅の抵抗ははるかに長く続いた。

    ランス・ストロールが指摘するように、それは角田裕毅のモチベーションがレッドブルを支援することだったためであり、それはピエール・ガスリーを含めて上記のドライバーには当てはまらなかった。

    「彼(ハミルトン)ははるかに速かったので、防御に時間を無駄にしたくなかった」とランス・ストロールは語った。

    「いずれにしろ、彼はレースの終わりに僕の前でフィニッシュするだろうからね」

    角田裕毅は、ルイス・ハミルトンをできるだけ長く抑えてマックス・フェルスタッペンを支援するという彼の決意を喜んで確認した。そして、ターン1での小さなエラーがなければ、もっと長くそうすることができた可能性があたと語る。

    「マックスに勝てほしかった。レッドブルとホンダのラストイヤーの年でもありますしね」

    「ルイスをできるだけ抑えようとしました。何周というのはないですけど。もっと抑えたかったですが、できませんでした」

    「ハミルトンとの戦いの早い段階でタイヤを使いすぎてしまいました。ペースを維持するのは本当に大変でした」

    「ミラーが汚れていて、何も見えませんでした。後ろにマシンがいると思っていたので、プッシュし続けてスピンし、レースを台無しにしてしまいました。そこは残念です。ポイントを獲得することは可能でした。」

  • ホンダF1、7年間をともに戦ってきたモーターホームに別れ

    ホンダF1、7年間をともに戦ってきたモーターホームに別れ

    先週末のF1トルコGPは、ホンダF1にとって7年間ともに戦ってきたモーターホームでの最後の戦いでもあった。

    ヨーロッパ大陸で開催されるグランプリ週末では、パドックに各チームのモーターホームが並べられる。モーターホームとは移動式の仮設の建造物であり、チームスタッフの休憩やミーティング、ゲストをもてなす場として使用される。

    ホンダF1は2018年に新しいモーターホームを投入。2台の2階建てのトレーラーを組み合わせたモーターホームは、1階に首脳陣のためのオフィス、会議室、キッチン、2階がダイニングエリアとなる。

    この先の戦いは大陸を越えたフライアウェイレースとなるため、F1トルコGPはホンダF1にとってこのモータースポーツで最後のグランプリとなった。

    ホンダF1のモーターホームでは寿司や蕎麦、味噌汁といった日本食が振る舞われ、日本人の関係者やジャーナリストだけでなく、外国人ドライバーやスタッフにも人気となっていた。

    角田裕毅も、ホンダF1のモーターホームでの最後の食事を名残惜しんだ。

    「この天国で食事ができる最後の日でした。ホンダのホスピタリティで日本食を食べるのをいつも楽しみにしていました。来年、なくなってしまうのは本当に寂しいです。文字通り“フードパラダイスでした”」と角田裕毅は語った。

    ホンダF1、7年間をともに戦ってきたモーターホームに別れホンダF1、7年間をともに戦ってきたモーターホームに別れホンダF1、7年間をともに戦ってきたモーターホームに別れ

  • レッドブルF1首脳 「トルコではアルファタウリの方が速かった」

    レッドブルF1首脳 「トルコではアルファタウリの方が速かった」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、先週末のF1トルコGPでは、セットアップに苦戦していたレッドブル・レーシングよりも姉妹チームのアルファタウリの方が速いマシンを持っていたと考えている。

    レッドブル・ホンダは、金曜日のフリープラクティスの後、セットアップの答えを探し続けていた。レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年と比較してグリッドがはるかに向上したことでバランスが「ちぐはぐ」だったと説明していた。

    夜通しでマシンに変更を加えたにも関わらず、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスはまだ完全に快適なバランスを得ることができず、メルセデスの2台が予選のトップ2のポジションをロックアウトした。

    一方、アルファタウリ・ホンダは、週末の初めから競争力を見せ、特にウェットのFP3ではピエール・ガスリーがトップタイムを記録。予選でも、ガスリーはマックス・フェルスタッペンにわずか0.130秒遅れの5番手タイムをマーク。ルーキーのの角田裕毅もQ3に到達した。

    「ドライバーの違いを考えれば、このトラックの特別なコンディションではアルファタウリの方がより速いマシンだったと言えるだろう」とヘルムート・マルコは  Auto Motor und Spor に語った。

    「シンプルに彼らの方がセットアップが良かった」

    フェルナンド・アロンソとの接触による5秒ペナルティにもかかわらず、6位でフィニッシュしたピエール・ガスリーは、週末を通してのアルファタウリのパフォーマンスに満足していると語った。

    ピエール・ガスリーは、F1イタリアGPのスプリント予選でクラッシュを喫し、グランプリでも早い段階でリタイア。その後、F1ロシアGPの状況が変化する中でQ2にノックアウトとなり、アルファタウリの意思決定に疑問を呈していた。

    「チームのパフォーマンスには本当に満足している」とピエール・ガスリーは語った。

    「ペースにだけでなく、コミュニケーション、戦略など・・・僕たちはすべてを正しく行ったと思う」

    「表彰台の近くでフィニッシュできたので、本当に満足できると思う。今後、あのレベルでパフォーマンスを発揮することが毎週末の目標になってくるはずだ」

  • アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅にとって大きなラーニングプロセス」

    アルファタウリ・ホンダF1代表 「角田裕毅にとって大きなラーニングプロセス」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1トルコGPの決勝レースを振り返った。

    ウェットコンディションとなったF1トルコGPで、アルファタウリ・ホンダF1が、ピエール・ガスリーが6位入賞。角田裕毅は、序盤にルイス・ハハミルトンを抑える走りをみせたが、その後、スピンを喫したことが響き、14位でレースを終えた。

    「ここトルコでは、とても上出来な週末となった」とフランツ・トストはコメント。

    「昨日は両マシンともに予選をトップ10以内でフィニッシュし、ピエールは今日のレースをハミルトンのペナルティにより4位でスタート、裕毅は9位スタートのポジションとなった」

    「残念なことにピエールはターン1でアロンソと接触してしまい、5秒のペナルティを課せられ、最初のピットストップを余儀なくされた。しかし、彼はそのあと7秒差で後ろにいたノリスを抑え6番手をキープしてくれた。ピットストップ後、彼は6位を守りきり、今日の難しいコンディションにも関わらず素晴らしい仕事をしてくれた」

    「ドライバーたちにここまで多くのラップ数をインターミディエイトで走ってもらったのは今日が初めてだったので、タイヤがどれほど保つのかや、どれほど機能しているのか、エンジニアサイドの誰も分かっていなかった。そのためいつピットへ呼ぶのかの判断が難しかっただ。しかし、我々の戦略チームは良い仕事をしてくれたと思うし、特にピエールは正確なタイミングでストップをしてくれた」

    「また、裕毅も良いスタートを切った後すぐさま8番手を獲得し、そして長い間後ろにいるハミルトンを抑えて走るという素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。その後は不運なことにスピンをし、14位になってしまった。彼はウェットの中を走る経験がそこまで多くないので、これは彼にとって大きなラーニングプロセスになったと思うし、インターミディエイトの働きや、こういったコンディションの中でのマシンに関しての理解が深まったと思う」

    「概して、チームは今週最高のパフォーマンスを見せ、ポイントを獲得してコンストラクターズチャンピオンシップの5位争いに貢献してくれた。次戦のアメリカを楽しみにしている」

  • 角田裕毅 「ハミルトンを抑えてフェルスタッペンの助けになりたかった」

    角田裕毅 「ハミルトンを抑えてフェルスタッペンの助けになりたかった」

    角田裕毅は、F1トルコGPの決勝でホンダドライバーとしてルイス・ハミルトンをできるだけ長く抑え込んで、マックス・フェルスタッペンが勝つことを望んでいたと語る。

    同じホンダF1エンジンを搭載するレッドブル・レーシングの姉妹チームのドライバーを務める角田裕毅は、レース序盤に8周にわたってルイス・ハミルトンを抑える走りをみせた。

    ルイス・ハミルトンとのバトルを楽しんだかと質問された角田裕毅は「正直、あまり気にしていませんでした」と語る。

    「マックスに勝てほしかった。レッドブルとホンダのラストイヤーの年でもありますしね」

    「ルイスをできるだけ抑えようとしました。何周というのはないですけど。もっと抑えたかったですが、できませんでした」

    「8周だけでは不十分です。20周は抑え込みたかった」

    角田裕毅は9番手からレースをスタートして、ポイント獲得を望んでいたが、21周目にスピンを喫したことが響き、14位でフィニッシュした。

    角田裕毅は、ルイス・ハミルトンとのバトルでタイヤを使い過ぎたと語る。

    「ハミルトンとの戦いの早い段階でタイヤを使い過ぎました。その後、ペースを維持するのは本当に大変でした」と角田裕毅は語る。

    「ミラーが汚れていて、何も見えませんでした。後ろにマシンがいると思っていたので、プッシュし続けてスピンし、レースを台無しにしてしまいました」

    「スピンによって、レース全体を台無しにしてしまったので、それは残念です。ポイントを獲得することができたはずですし、本当に残念です」

    先週末は、本来ならば、鈴鹿サーキットで日本のファンの前でF1日本GPを戦っているはずだった。

    「日本のファンの前でスピンしなくて済んだと考えれば、ポジティブかもしれませんけどね」と角田裕毅は冗談交じりに語った。

    「いずれにせよ、今後は絶対にこういったことは避けなければならないと思っています」

  • ホンダF1:2021年 第16戦 F1トルコGP 決勝レポート

    ホンダF1:2021年 第16戦 F1トルコGP 決勝レポート

    F1トルコGPの決勝はウエットコンディションによって、ミスの許されない戦いとなりましたが、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともにレースを上手くマネージし、3台がトップ6入りを果たした。

    スタート前の霧雨は落ち着いたものの、雨が完全に止むことはなく、曇り空と低気温によって路面が乾かないままで各車がグリッドに並ぶこととなった。

    このため、スタートには全車がインターミディエイトタイヤを選択。マックス・フェルスタッペンはフロントローの2番手、ピエール・ガスリーが4番手、セルジオ・ペレスが6番手、角田裕毅は9番手からのスタートとなった。

    ターン1でフェルスタッペンが順位をキープする一方、ペレスは4番手までポジションアップ。ガスリーはペレスとフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に挟まれる形となって、外側にいたアロンソに接触。アロンソがスピンを喫し、ガスリーにはこの原因を作ったとして5秒のタイムペナルティーが科された。

    角田は順調なスタートを見せると、背後に迫るルイス・ハミルトン(メルセデス)を数周にわたって抑え続け、最終的にオーバーテイクを許したものの、見事なバトルを展開する。しかし、22周目にターン9でスピンを喫し、トップ10圏外へ順位を落としてしまった。

    2番手を走行していたフェルスタッペンは、タイヤをいたわりながらも、首位を走るバルテリ・ボッタス(メルセデス)との差を詰めようとするが、なかなか近づけない展開に。しかし、後方のシャルル・ルクレール(フェラーリ)には大きく差を広げ、順位を盤石なものとする。

    各車ともにドライタイヤで走行できるコンディションが訪れる可能性を考慮したことで、レースは膠着状態となり、フェルスタッペンが2番手、ペレスが4番手、ガスリーが6番手となったまま順位に変動が見られなくなってくる。その後、路面状況が改善する見込みがなくなると、ペースを上げたペレスだったが、後方から迫ってくるハミルトンとサイド・バイ・サイドの争いになり、前を行かれても抜き返す力強い走りで順位を守る。

    角田は35周目にピットインして、再びインターミディエイトタイヤを装着。フェルスタッペンがその次の周、ペレスはさらにその翌周にインターミディエイトタイヤを履き替える。ガスリーも39周目にピットへ入り、ペナルティーを消化した上でタイヤを替えて、6番手でレースへ復帰した。

    その後、タイヤを交換せずにフィニッシュまで走りきろうとするハミルトンとルクレールが、5番手にいたペレスの前方につけるが、終盤で両者ともにピットイン。ハミルトンはペレスの後方でコースに戻り、ペレスは目の前でレースに復帰したルクレールをターン12でオーバーテイクして3番手を手に入れる。

    レースはこのままチェッカーフラッグを迎え、日本GP仕様の特別カラーリングで戦ったレッドブル・レーシング・ホンダがダブル表彰台でフィニッシュ。ガスリーは6位となり、この6戦で4度目のトップ6フィニッシュを果たした。

    この結果、フェルスタッペンが再びドライバーズチャンピオンシップの首位に立ち、残り6戦時点で6ポイント差のリードとなった。

    次戦は2週間後の10月24日(日)決勝のアメリカGP。時差の関係で、日本では月曜日早朝のスタートとなる。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のトルコGP決勝は、フェルスタッペン選手が2位、ペレス選手が3位に入り、レッドブル・レーシング・ホンダがダブル表彰台を獲得できました。優勝を逃したことは残念ですが、今週末のメルセデスの速さを考えると、我々としては、持てるパフォーマンスを最大限に発揮していいレース結果を得ることができたと思います。フェルスタッペン選手はいつも通り安定した走りで2位を堅持しました。ペレス選手もタイヤを上手くマネージして前車をパスし、スタートポジションから一つ上げて3位となり、フェルスタッペン選手と揃って表彰台に登りました。今後のチャンピオンシップを考慮しても、意味のある結果になったと思います。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはガスリー選手が6位と、残念なレースが続いたここ数戦から挽回するパフォーマンスを見せてくれました。角田選手は小さなミスからポジションを落として入賞圏外に終わったことは残念でしたが、序盤にハミルトン選手を後ろに抑え続け、いい走りを見せてくれました。今週は、本来日本GPが行われるはずだった週末ということで、2つのチームとともに士気高く臨みました。優勝は逃しましたが、ダブル表彰台を獲得し、ドライバーズチャンピオンシップでもトップを取り戻せたことは、日本で応援してくれているファンの皆さんにも喜んでもらえる結果になったかなと思っています。これで残すはアメリカ大陸と中東での6戦のみになりました。最高の形でシーズンを終えられるよう、ここからも全力でレースに挑んでいきます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今日は2位と3位でフィニッシュできて、チームとして素晴らしい結果になりました。なかなか動きのないレースになりましたが、妥当な結果になったと思います。タイヤマネージメントが中心のレースになり、最後まで持たせることを目指しましたが、常にハードにプッシュしたいと思っているので、ドライブしていて楽しいレースにはなりませんでした。今日は最大限の成果を得られたと思いますし、ドライバーズチャンピオンシップで再び首位に立てたのもいいことです。マシンにもう少しペースがあればと思いますが、まだ戦いは続くので、プッシュし続けて、今後のレースでどのくらい競争力を発揮できるか見ていきます」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「簡単なレースではなかったので、今日の表彰台はとても特別なものになります。かなり厳しく、疲れのたまるレースだったので、とてもうれしいです。しばらく表彰台から遠ざかっており、この数戦は手が届いたはずだと思いますが、不運に見舞われました。いいスタートが決まり、フェルナンド(アロンソ)とピエール(ガスリー)の接触があったと思いますが、そのときは僕も含めた3台が並んでいて、上手く切り抜けられるとは思いませんでしたが、結果的に僕にとっていい形になりました。その後、最初のスティントではマシンがあまり快適ではなく、かなり差を付けられてしまいましたが、次のスティントでは適切なタイミングでプッシュすることが重要だったので、チームに表彰台をもたらすためにも経験を活かして走りました。ルイス(ハミルトン)がかなりの速さで差を詰めてきたとき、僕はタイヤに苦しんでいました。彼はいいペースで、パスされるかもしれないと思いましたが、いいバトルができて順位を守れました。ルイスはトップドライバーなので、彼とレースをするのは楽しいです。ポディウムに立ったときに、グランドスタンドに多くのメキシコ国旗が見えました。母国から遠いトルコでこの光景を見られてうれしかったです。今回のレースから学べることは多くあると思います。チームにとっていい結果になりましたし、オースティンも楽しみです」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「またトップ6のポジションに戻ってくることができてとてもうれしいです。今日は、今シーズンのベストパフォーマンスの一つではないかと思いますし、特にこうした難しいコンディションの中で上手くやれました。5秒ペナルティーを受けたにもかかわらず、表彰台圏内から10秒差でフィニッシュできたことはよかったです。スタート直後にセルジオ(ペレス)とフェルナンド(アロンソ)に挟まれ、不運にも接触してしまいました。接触はわずかでしたが、アロンソ選手をスピンさせてしまったので、彼には謝りたいと思います。その後のペースもとてもよかったですし、今週末のマシンパフォーマンスには満足しています。初日から好調だったというのはとてもいい気分です」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「今日はトップ10以内でフィニッシュできる位置にいたので、本当に残念です。序盤のハミルトン選手とのバトルでタイヤを使い過ぎたことで、その後はペースを保つのが大変でした。不運にもスピンを喫してしまい、レースが台無しになってしまいました。今日はインターミディエイトタイヤで周回を重ねたことで、学びを大きく深められましたが、チームのチャンピオンシップのために何としてもポイントを獲得したかったので、がっかりしています」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 「ハミルトンを抑えた角田裕毅はいい走りだった」

    ホンダF1 田辺豊治TD 「ハミルトンを抑えた角田裕毅はいい走りだった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1トルコGP後の記者会見で週末を改めて振り返った。

    F1トルコGPでは、F1日本GP仕様の特別カラーリングで戦ったレッドブル・ホンダがダブル表彰台でフィニッシュ。ガスリーは6位となり、この6戦で4度目のトップ6フィニッシュを果たした。

    この結果、マックス・フェルスタッペンが再びドライバーズチャンピオンシップの首位に立ち、残り6戦時点で6ポイント差のリードとなった。

    「優勝を逃したのは残念ですが、金曜、予選とメルセデスの速さには追いつかない中で、我々が持つ速さを最大限発揮できたレースになったと思います」と田辺豊治はコメント。

    「ホンダF1としては、4台が完走して、2台が表彰台、3台がポイント獲得、そして、フェルスタッペン選手がポイントリーダーに返り咲いたという意味ではいいレースになりましたし、レッドブルのコンストラクタータイトルもまだまだ十分狙っていけると思っています。この先、アメリカ、中東へと向かうなかで、いい流れにあると思っています」

    今回、角田裕毅はポイントを獲得できなかったが、序盤にルイス・ハミルトンを抑えた走りを田辺豊治は称賛する。

    「今週のパフォーマンスを考えると、予選でメルセデスが1-2、そして、(ルイス・ハミルトンが)11番グリッドから5位に上がる結果から考えると、彼らがポテンシャルの高いクルマを用意してきたと言えます」と田辺豊治はコメント。

    「その意味で、序盤に角田選手が8周ほどハミルトン選手を抑えたのはいい走りをしてくれていたと思います」

    「ハミルトン選手が角田選手をパスしたあと、さらにその前を抜いていったことを考えると、彼らのパフォーマンスは高かった。それに対してちゃんとマネージして2位を取れたことは重みがあると思います」

    メルセデスは、ルイス・ハミルトンのエンジンを交換した理由として、フレッシュなエンジンで馬力があると説明している。ホンダとして、今後どのようなエンジン戦略を採っていくのか。

    「我々のエンジンも当然、使い込めば劣化はありますし、その辺りをマネージしながら使っていくという状況になっています。しかし、10グリッドペナルティをとってまで交換した方が得ということはないと思います」

  • レッドブル・ホンダF1:“ホンダ連合”でダメージリミテーション

    レッドブル・ホンダF1:“ホンダ連合”でダメージリミテーション

    レッドブル・ホンダF1は、メルセデスが優勢だったF1トルコGPでホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリ・ホンダを加えた4台がそれぞれの役割を果たし、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台とチャンピオンシップ首位奪還を援護射撃した。

    イスタンブール・パークで、レッドブル・ホンダはペース面ではメルセデスに歯が立たなかった。予選でマックス・フェルスタッペンは、0.328秒をつけられ、週末を通してルイス・ハミルトンのタイムを上回ることができなかった。

    レースでもペース面でそれは変わらなかった。マックス・フェルスタッペンは、優勝したバルテリ・ボッタスに脅威を与えることができなかった。

    それでも、ライバルであるルイス・ハミルトンが、エンジン交換で10グリッド降格という絶好の機会に最大限のポイントを加算することができた。

    それには、ホンダF1エンジンを搭載する4台がそれぞれで多くな役割を果たした。

    まずはアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅。2周目にルイス・ハミルトンの背後に迫られた角田裕毅だったが、そこから5周にわたってハミルトンを抑え、他のホンダF1ドライバーよりも粘りをみせた。その後、スピンを喫して入賞を逃したが、その後のレース展開に重要となった第1のクッションの役割を見事に果たした。

    第2の矢となったのはアルファタウリ・ホンダはピエール・ガスリー。14周目の攻防ではあっさりと抜かれてしまったが、39周目にピットインして6番手でコースに復帰すると素晴らしいペースを発揮。タイヤ無交換で乗り切ろうとしていたルイス・ハミルトンに脅威を与え、ピットインさせるきっかけと一つとなった。

    第3の矢はセルジオ・ペレスだ。35周目に後方から迫ってくるルイス・ハミルトンとサイド・バイ・サイドの争いになり、前を行かれても抜き返す力強い走りで順位を死守。36周目にピットインしたマックス・フェルスタッペンが二人の前に出るためのクッション役となった。その後、シャルル・ルクレールをターン12でオーバーテイクして3位表彰台を獲得。ホンダのための限定カラーでダブル表彰台を実現させた。

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、セルジオ・ペレスの働きを称賛する。

    「今日のレースの決め手になったのは、チェコのピットインだ。チェコをステイアウトさせてルイスを抑え続けても良かったが、ピットインさせた。なぜなら、ルイスのタイヤが最後まで持つとは思っていなかったからだ」

    「今日のチェコは素晴らしい仕事をしてくれた。マックスと同じくらいルイスとハードにレースして、ホイール・トゥ・ホイールのバトルを見せてくれた。途中でピットレーンに追いやられてしまったが、そのあとのホームストレートで食らいつき、最後は前に出てくれた。

    本来ならば、鈴鹿サーキットでF1日本GPが開催されていた週末。日本のファンの想いをのせて、ホンダF1エンジン勢は素晴らしい戦いで感謝の意を示した。

  • 角田裕毅、入賞を逃すスピン「ハミルトンとのバトルでタイヤを使い過ぎた」

    角田裕毅、入賞を逃すスピン「ハミルトンとのバトルでタイヤを使い過ぎた」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年F1トルコGPの決勝を14位で終えた。

    9番手グリッドの角田裕毅は、順調なスタートを見せると、背後に迫るルイス・ハミルトン(メルセデス)を数周にわたって抑え続け、最終的にオーバーテイクを許したものの、見事なバトルを展開する。しかし、22周目にターン9でスピンを喫し、トップ10圏外へ順位を落としてしまった。

    35周目にピットインした角田裕毅は、再びインターミディエイトタイヤを装着した挽回を目指したが、順位を上げることができず、14位でフィニッシュした。

    「今日はトップ10以内でフィニッシュできる位置にいたので、本当に残念です」と角田裕毅はコメント。

    「序盤のハミルトン選手とのバトルでタイヤを使い過ぎたことで、その後はペースを保つのが大変でした。不運にもスピンを喫してしまい、レースが台無しになってしまいました」

    「今日はインターミディエイトタイヤで周回を重ねたことで、学びを大きく深められましたが、チームのチャンピオンシップのために何としてもポイントを獲得したかったので、がっかりしています」