カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • アルファタウリ・ホンダF1 「2台トップ10入りで戦略の選択肢が増えた」

    アルファタウリ・ホンダF1 「2台トップ10入りで戦略の選択肢が増えた」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年F1イタリアGPの予選を振り返った。

    F1アメリカGPの予選で、アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーと角田裕毅が揃ってQ3に進出。ガスリーは8番グリッドからミディアムタイヤで、角田は10番グリッドからソフトタイヤでスタートする。

    「昨日思い通りにいかなかったマシンのパフォーマンス部分に関して、バランス問題にどのように対処すべきか把握すべく、チームは多くの作業に取り掛かっていた」とジョディ・エギントンはコメント。

    「しかし。今日のマシンの動きは断然良くなっており、両マシン共にQ3に進出した。昨晩加えた変更の効果が発揮されたと言っていいと思うし、明日に向けて良い位置を獲得できた」

    「ピエールの予選はほぼプラン通りに進み、彼は明日ミディアムタイヤでスタート。ユウキも順調に進んだが、彼はソフトタイヤでスタートする。ライバル達との戦いを前に、両マシンがトップ10以内でスタート。これによってポイント獲得、そしてコンストラクターズ・チャンピオンシップの5位争いに向けたレース戦略の選択肢を増やすことができた」

  • 角田裕毅 「序盤のペースではQ2進出も厳しいと思っていた」

    角田裕毅 「序盤のペースではQ2進出も厳しいと思っていた」

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、2021年F1アメリカGPの予選で10番手だった。

    Q1を11番手で通過した角田裕毅は、Q2で唯一のソフトタイヤでのアタックとなったものの、8番手で通過。自身4回のQ3進出を果たして10番グリッドを獲得した。

    「今日はFP3から向上を果たすことができましたし、まずまずだったと思います」

    「セッション序盤のペースではQ2進出も厳しいかもしれないと思っていたので、いい一日になってよかったです」

    「オースティンは初めてということもあり、レースウイークを通じて向上し、徐々にペースを上げていく必要があります。チームメートを見ると、まだタイムの伸びしろはありますが、トップ10からスタートできるのはいいことです」

    「このレースウイーク中、チームがマシンに多くの変更を加えてくれたことがいい方に行っています。エンジニアとメカニックにはとても感謝しています」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「オーバーステアを解消しきれていない」

    アルファタウリ・ホンダF1 「オーバーステアを解消しきれていない」

    アルファタウリ・ホンダF1のチームレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2021年F1アメリカGPの金曜フリー走行を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、フリー走行2回目にピエール・ガスリーが12番手、角田裕毅が16番手とトップ10に入ることができなかった。特にガスリーは「マシンがまったく反応しないような感じだった」と苦戦した。

    「今日の走行は予想以上に難しいものとなり、思いがけない結果に終わった金曜日となった」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「タイヤ、特にリアタイヤにとってタフなサーキットが、通常よりも高い気温と相まってタイヤを非常に苦めていった。オーバーステアにも非常に苦戦したため、FP1とFP2の間に様々なセットアップを試みた。だが、それでも安定性を得ることは難しかった」

    「今日加えた全ての変更を振り返り、明日に向けて選択肢を最適化する必要がある。我らのチームは優秀なエンジニアチームを抱えているので、データを基に、今の我々に何ができるのかを把握することができると確信している。そして、FP3では我々の普段の競争力を取り戻すことができると信じている」

  • ピエール・ガスリー 「マシンがまったく反応しないような感じ」

    ピエール・ガスリー 「マシンがまったく反応しないような感じ」

    アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、2021年F1アメリカGPの金曜フリー走行を12番手で終えた。

    「今日の午後はかなり厳しいセッションになった。マシンがまったく反応しないような感じだったので、明日に向けてやるべきことが多くある。今シーズンで最もタフなFP2だったと思う」とピエール・ガスリーはコメント。

    「これまでどのサーキットでも競争力を発揮できていたので不思議だけど、ここオースティンではとても厳しい状況だ。今夜はハードワークをするけど、まだペースは上げられると思いますし、予選ではもっと戦闘力のある状態にできる自信がある」

  • 角田裕毅 「ペースは良くない。ターン19のトラックリミットにも苦戦」

    角田裕毅 「ペースは良くない。ターン19のトラックリミットにも苦戦」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年F1アメリカGPの金曜日フリー走行を16番手で終えた。

    COTA初走行となる角田裕毅は、FP1で全ドライバー中最多の周回を走行。徐々にペースを上げながらコースの習熟を進め、FP2では16番手となった。

    「オースティンでの初日を楽しむことができました」と角田裕毅はコメント。

    「初めてのサーキットですが、すぐにいいアプローチをつかむことができて、ドライビングが楽しかったです」

    「ただ、ここまでマシンのペースはあまりよくないので、今夜はやるべきことが多くありますし、ターン19でのトラックリミットにも苦戦しました」

    「すべてのデータを解析して、明日は再び力強いパフォーマンスが発揮できるはずだと思います」

  • 角田裕毅 「ルイス・ハミルトンの後ろを走って多くのことを学んだ」

    角田裕毅 「ルイス・ハミルトンの後ろを走って多くのことを学んだ」

    アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、F1トルコGPでのルイス・ハミルトンとの戦いから「多くのことを学んだ」と語る。

    ルイス・ハミルトンがPU交換ペナルティで11番グリッドからのスタートを余儀なくされたF1トルコGPで、角田裕毅はチームホンダとしてマックス・フェルスタッペンをサポートするべく、8周目までハミルトンを抑え込んだ。

    ルイス・ハミルトンとのバトルを振り返り、角田裕毅は「とても楽しかったです。特に彼をブロックしたり、8周の間彼を抑えたりできるとは思っていませんでした。そこは良かった。その後、最終的にはスピンしてしました。でも、それまでは本当に楽しかったです」

    角田裕毅は、ルイス・ハミルトンと戦っているときのドライビングだけでなく、抜かれた後に後ろを走っていることから学ぶことができたと語る。

    「そして、彼は抜いた後、ギャップを非常に速くかったので、多くを見ることができませんでしたが、彼がどのようにオーバーテイクしたか・・・彼がどのように異なるラインを取り、僕を追い抜こうとしたかなど・・・彼から多くのことを学ぶことができました。僕は彼の前にいましたが、彼からいくつかのことを学びました」と角田裕毅は説明した。

    アルファタウリ・ホンダは、コンストラクターズ選手権で5位のアルピーヌと接戦を繰り広げており、2つのチームをわずか12ポイントだ。

    だが、角田裕毅は、2021年のアルファタウリ・ホンダの92ポイントのうち18ポイントしか獲得しておらず、パフォーマンスへのプレッシャーを感じていると認める。

    「チームのプレッシャーではないですが、僕にとってポイントを獲得することはプレッシャーです。この時点で、彼らは僕にドライビングとレースウィークの進行により集中することを望んでいます」

    「僕たちがレースする予定のトラックのほとんどは、新しいトラックになるでしょう。すでに運転したことあるトラックはアブダビだけです。。もちろん、僕として、僕たちが目指しているコンストラクター5位になるためにチームを助けたいです」

    「僕たちには良いマシンがあり、良いメカニックがいる良いチームだと思うので、チャンピオンシップで5位になることができると確信しています」

  • ホンダF1:2021年 第17戦 F1アメリカGP プレビュー

    ホンダF1:2021年 第17戦 F1アメリカGP プレビュー

    2年ぶりとなるF1アメリカGPが、テキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される。

    COTAは、急勾配を駆け上がるターン1に始まり、多様な高速コーナーにロングストレートと、バラエティー豊かなレイアウトが特徴のサーキット。前回の2019年は、マックス・フェルスタッペンがフェラーリ、メルセデス勢を相手に好バトルを繰り広げ、3位表彰台に登壇した。

    今回は、今季唯一の北米大陸で開催されるグランプリということで、4台のマシンがAcuraロゴを載せて戦う。シーズンは残り6戦、大詰めを迎えているチャンピオンシップ争いを優位に進めるためにも、好結果を目指して全力で挑む。

    田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末は、米国・テキサス州のオースティンでアメリカGPが開催されます。今シーズンのレースも残り6戦、このアメリカGPから南北アメリカ大陸で3戦、その後中東に戦いの場を移して、最後の3戦が行われます。今回のレースが行われる、サーキット・オブ・ジ・アメリカズは、さまざまなタイプのコーナーを擁するサーキットで、そのいくつかは、シルバーストーンやホッケンハイム、イスタンブールなどにある名物コーナーを模して造られています。また、高低差が41mと大きく、ピット前から第1コーナーに向けて駆け上がるストレートも特徴的です。かつてHPDの一員として長くインディカープロジェクトに関わっていた私にとって、米国には多くの思い出があります。この地でのレースは2年ぶりですが、毎回、HPDの同僚などが観戦に訪れることもあり、私にとっては楽しみにしているグランプリの一つです。米国では、インディカーを含めて多くのレースファンがホンダを応援してくれているので、そのレースファンの前でいいレースができればと思っています。シーズン終盤に向けて、我々にとってはチャンピオンシップの厳しい争いがまだまだ続きます。今回もチームとともに準備を進め、メンバー一同、全力で臨みます」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「米国に戻ってこられるのはうれしいです。これまで米国ではいつもいい戦いができていて、好結果は残せているので、今回はそれを勝利につなげたいです。僕らは、どのコースでも最低限表彰台争いができることは分かっていますが、今年は優勝を目指せるという点がここ数年と異なります。常にできる限りのベストを尽くして勝利へトライしていますが、オースティンでもそれは変わりません。今週末も僅差の戦いになるはずで、楽しみにしています。(トルコでの結果を受けて)勢いが変わるとは思っておらず、僕らはいつも最適なパフォーマンスを発揮するために、レースウイークにおけるすべての要素を上手くまとめ上げなければならず、可能な限りの準備をしています。チームとしてはそれ以上にできることはありません。僕らには競争力の高いマシンがありますが、メルセデスとの比較でどうなるか、今季は毎戦分からない状態です。今週末も彼らと争うことができて、チャンピオンシップのリードを守れればと思います。レースウイークごとに克服しなければならない課題があり、今回もそれは変わらず、レースでは何が起こるか分からないので、自分たちのことに集中して他者のことは考えません。(トルコでの結果を受けて)勢いが変わるとは思っておらず、僕らはいつも最適なパフォーマンスを発揮するために、レースウイークにおけるすべての要素を上手くまとめ上げなければならず、可能な限りの準備をしています。チームとしてはそれ以上にできることはありません。僕らには競争力の高いマシンがありますが、メルセデスとの比較でどうなるか、今季は毎戦分からない状態です。今週末も彼らと争うことができて、チャンピオンシップのリードを守れればと思います。レースウイークごとに克服しなければならない課題があり、今回もそれは変わらず、レースでは何が起こるか分からないので、自分たちのことに集中して他者のことは考えません」

    セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
    「今は最高の気分なので、またマシンに乗り込むときが待ちきれないですし、レースウイークがすごく楽しみです。シーズン開始から、僕らは自分たちの持てるすべてを最大限発揮しなければならないと思ってきました。直近の4~5戦はメルセデスがとても強く、スピードでは彼らと競えていませんが、オースティンとメキシコは僕らに分があると思いうので、いいパフォーマンスが発揮できるはずです。僕らは一つのチームとしてとても上手くやれているので、今季残りのレースも楽しみです。今回は僕らにとって重要なレースで、僕も、チーム全体も張り切っています。オースティンでも表彰台に上がることができればと思います。先日参加したダラスでのショーランでは、今週末の戦いに向けて素晴らしいエネルギーをもらうことができました。シーズン中は(コロナ対策で)狭いバブルの中で過ごしていて、レースに集中していることもあり、その外側で何が起きているのか忘れてしまいがちです。ショーランのようなイベントがあると、僕らレッドブル・レーシング・ホンダが、そしてF1というスポーツが、人々にどれだけの意味をもたらしているのかを気付かせてくれます。多くのメキシコ人やラテン系の人々が見に来てくれて、彼らの応援が今週末に向けて僕の心に火をつけてくれました。ファンの皆さんはかけがえのない、とても特別な存在なので、オースティンで会える日が待ちきれません。ダラスでは観衆の皆さんが熱狂的で、多くのエネルギーをもらいましたし、今週末それが再現されるのが待ち遠しいです。大観衆の中で、素晴らしい雰囲気になるはずです。皆さんに最高のレースウイークを届けたいですし、前回のトルコのような好結果を再現したいですね。オースティンでは温かい声援を受けるので、僕にとっては2つ目のホームレースのように感じていますし、米国に来るのが大好きです。僕や、チームへ大きな声援をもらえるでしょうから、皆さんに喜んでもらいたいですし、もちろんそれはメキシコでも同じです。アメリカGPからホームのメキシコGPへと続く、僕にとってはシーズンの中でも特別な期間になります。また、来年はマイアミでもレースが開催されるのは素晴らしいことで、僕もホームレースが増えるような気持ちです。アメリカでは過去何年もレースをしてきましたが、F1に対する熱さが増してきているのが分かるのも、うれしいです。5年前は今ほどの人気はなかったのですが、F1は素晴らしいスポーツなので、これから米国での存在感は増していく一方だと思います」

    ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「前戦のトルコでは、予選でレッドブルやフェラーリに約0.1秒差と、非常にいいパフォーマンスが発揮できました。5番手タイムという結果にもとても満足しています。レースではペナルティーがなければより上位に行けたかもしれませんが、メルセデス勢、レッドブル勢、フェラーリの1台に続く位置で、表彰台圏内まで10秒差でのフィニッシュというのはとてもいい結果です。パフォーマンスが上位陣に近いことを改めて確認できたこともよかったです。イスタンブールでのレースを終えた後、水曜日にはフランスリーグのオリンピック・マルセイユが本拠地にしているヴェロドローム・スタジアムで、サッカーのチャリティーマッチに出場しました。ディディエ・ドログバ氏の財団とUNICEFに向けてのチャリティーでしたが、有名なスタジアムでレジェンド級のサッカー選手たちとプレーできたのは、信じられないような体験でした。しかも、僕はゴールまで決めたんです!次は米国での戦いですが、これまでオースティンではそれほどいい結果が出せず、最高は前回の予選10番手です。ドライビングの面では、すごくエキサイティングな高速コースで、第1セクターが少し鈴鹿に似ていて特に好きです。そこを抜けると、第2セクターは少しスピードが落ちてテクニカルになります。今週末も一筋縄ではいかないとは思っていますが、とても面白いコースです。前回もバンプがあってあまりよくない状況でしたが、数週間前のMotoGPでは、悪化していたように見えました。これによってセットアップで妥協せざるを得ない部分も出てくるはずですが、実際に見てみるまでは分かりません。現状、僕らのマシンはどのコースでも上手く機能しているのであまり心配はしていませんが、チャンピオンシップでアルピーヌに近づくためにも、問題を回避していかなければなりません」

    角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
    「トルコでのレースウイークは、スタートからすべてのフリー走行にわたっていいペースを発揮でき、なかなかポジティブでした。予選で路面コンディションが大きく変化して、ペースをつかんで適切なマシンバランスを見出すのに少し苦労しましたが、Q3に進出して9番グリッドからスタートできたことはよかったです。レースはウエットでのスタートとなり、Q2をソフトタイヤで突破したことの不利はなくなりました。ルイス(ハミルトン/メルセデス)とのバトルは楽しめましたが、スピンを喫してからはタイヤ温度が低くなってしまい、ペースに苦しみました。面白いレースウイークでしたし、今後に向けていい経験になり、多くを学びました。トルコ以降は、今週末のオースティンを含めて、最終戦のアブダビ以外は経験のないサーキットが続きます。イスタンブールでのレース後は、シミュレーターでCOTAをドライブしましたが、さまざまなタイプのコーナーがあり、急勾配の先がブラインドになっているターン1など、とても面白いサーキットだと思います。セクター1はまるでジェットコースターのようで、このサーキットを実際に経験するのが楽しみです。MotoGPライダーが路面について苦言を呈しているのを見たので、今週末に間に合うように、彼らがどう対処したのかを確認しておかなければなりません。米国に行くのは今回が初めてなので、それも楽しみです。ずっと行きたいと思っていた国なので、ワクワクしています。オースティンではバーベキューレストランが有名だと聞いたので、日本の和牛と比べてどんなものか試してみたいと思います!」

  • 角田裕毅、F1日本GPで使用する予定だったスペシャルヘルメットを着用

    角田裕毅、F1日本GPで使用する予定だったスペシャルヘルメットを着用

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、今週末のF1アメリカGPで、本来であれば鈴鹿サーキットで開催されたはずのF1日本GPで使用する予定だったスペシャルヘルメットを着用する。

    新型コロナウイルスによってF1日本GPは2年連続で中止となり、7年ぶりの日本人F1ドライバーとしての角田裕毅の凱旋レースはお預けとなった。

    前戦F1トルコGPでは、レッドブルとともに“ありがとう”のメッセージを掲げたF1マシンで戦った角田裕毅。今週末のF1アメリカGPでは、鈴鹿でかぶる予定だった日本テイスト溢れる“もみじ柄”のヘルメットで挑む。

    「日本GPで使用する予定だったヘルメットをアメリカGPで着用します!」と角田裕毅はコメント。

    「日本のファンの皆様そしてホンダF1ラストイヤーの想いを込めて臨みたいと思います!」

    「デザインそしてペイントを手掛けてくださった大西琢磨さんと木目田さんに感謝です。めちゃめちゃ気に入ってます」

    「小さい頃からいつも安全に思い切り走らせてくれるアライヘルメットさんと一緒にこれからも走りたいです!」

    ちなみに今週末のF1アメリカGPでは、スクーデリア・アルファタウリとレッドブル・レーシング・ホンダは、アキュラ(Acura)ブランドをフィーチャー。F1マシンのリアウイングに他、ヘルメットバイザーにアキュラのブランドロゴが掲載される。

    角田裕毅 2021年 F1アメリカGP スペシャルヘルメット / アルファタウリ・ホンダ角田裕毅 2021年 F1アメリカGP スペシャルヘルメット / アルファタウリ・ホンダ角田裕毅 2021年 F1アメリカGP スペシャルヘルメット / アルファタウリ・ホンダ角田裕毅 2021年 F1アメリカGP スペシャルヘルメット / アルファタウリ・ホンダ

  • 角田裕毅 インタビュー「F1で勝って片山右京さんを泣かせたいですね」

    角田裕毅 インタビュー「F1で勝って片山右京さんを泣かせたいですね」

    角田裕毅は、F1で勝利を挙げて同じ相模原出身の先輩ドライバーである片山右京を泣かせたいと笑う。

    相模原出身の角田裕毅は、日大三高から和光高校に転校している。日大三高は片山右京、和光高校は佐藤琢磨の母校だ。1億2000万人の日本から17人しか誕生していないことを考えれば、これは驚くべき偶然だ。

    「転校した高校が佐藤琢磨さんの母国だったです」と角田裕毅は GP Racing 笑顔で語った。だが、そのことに気づいたのはごく最近だったという。

    父親がレース好きで、角田裕毅も地元の大会に出場してはいたものの、決してF1の大ファンではなかったため、片山右京のことも佐藤琢磨のことも知らなかった。

    「何度かF1レースを見に行きました。7歳の時、初めて富士に行きました。雨が降っていたのを覚えています。でも、あの音が好きになれませんでした。とてもうるさくて、ずっと耳をふさいでいました。実際、僕が覚えているのはできるだけ早く家に帰りたかったということだけです」

    「小さい頃は、レースだけが好きなわけではありませんでした。サッカー、スキー、スノーボード、アメリカンフットボール、バスケットボールなど、あらゆるスポーツが好きでした。だから、その時点で僕にとってはレースだけが重要なものではありませんでした。テレビで数回見た程度です。昨年のF2シーズン中に初めてチャンピオンシップの途中から最後までF1を見始めました」

    だが、角田裕毅のキャリアにおいて重要な役割を果たしたのは、もう一人の日本のF1ドライバーだった。2016年にホンダの鈴鹿サーキット・レーシング・スクールのメンバーだったとき、角田裕毅はホンダの育成プログラムの選考に落ちている。

    だが、角田裕毅は、日本初のフルタイムのF1レーサーであり、ロータス・ホンダでアイルトン・セナのチームメイトだった中嶋悟によって救済されている。

    「11月だったと思います。それまではとてもうまくいっていて、常にP1とP2を争っていました。3月から初めてほとんど経験がなかったので、かなり低いポジションから始めて、かなり上達していました。でも、その時点で、僕はまだプレッシャーに本当に弱かったんです。最終テストでは、3つのレースがありましたが、2レース連続でジャンプスタートをしてしまい、もう1つのレースでもコースオフしてしまいました」

    「それで、最初は落ちたと聞いていました。でも、中嶋悟さんが最後のイベントに来ていました。中嶋さんは、昨日ちょうどシケインを見ていて、特にシケインでの僕のドライビングに感動したと言ってくれました。それで、彼がホンダに僕を彼らのジュニアプログラムに採用するよう勧めてくれました」

    「もし、僕が落とされていたら、レースを辞めるつもりでした。だから、彼がいなかったら、僕ここにいなかったと思います」

    もちろん、角田裕毅は、中嶋悟が誰なのかも知らなかった。とにかくマシンを速く走らせたいだけだった。

    それ以来、角田裕毅のキャリアは急速に発展した。2017年に全日本F4選手権を3位で終えると、1年後には14レース中7レースで勝利を挙げてチャンピオンを獲得。ハンガリーでレッドブル・ジュニアチームのF3のテスト参加して合格。ホンダは角田裕毅の活動の場をヨーロッパに移すことに決定した。

    必然的に、ヨーロッパに適応するのに少し時間がかかった。角田裕毅は、英語で自分自身を表現するのに苦労し、F3での彼の進歩を少し遅らせたと認める。

    「もちろん、ホンダは大いに助けてくれました」と角田裕毅は語る。

    「たとえば、アパートと連絡を取ってくれたりしました。また、レッドブルのパーソナルトレーナーもかなり助けてくれました。でも、一人で引っ越してきて、F3シーズン前半は少し苦労しました」

    「幼稚園のときにインターナショナルスクールに通っていて、そこではほとんど英語を話していました。遊んでいるときでさえ、英語を話さなければなりませんでした。だから、ほとんどの日本人と比べて、英語はかなり得意でした。でも、中学生からはあまり使わなくなったので、正直、ほとんどの語彙を忘れてしまい、特にスイスに引っ越してから最初の3か月は、脳内ですべてを翻訳していいるような感じでした」

    「シーズン前半はF3でも少し苦労しました。トラックマップにここはアンダーステア、ここはオーバーステアといったようにフィードバックを書きこんでいましたね。その時点ではそれで十分でした。でも、最後の詳細の部分をどうやって説明していいのかがわかりませんでした」

    「完璧なセットアップにするのに少し時間がかかりました。でも、少しずつ上達していき、シーズン後半からもう少し詳しく話せるようになりました。翌年、イギリスに引っ越して、英語も大いに役立ちました。良い一歩でしたね」

    ヨーロッパに適応するのに言語では苦しめられたが、そこは天性のスピードで埋め合わせた。角田裕毅は2019年シーズン終盤にF3初勝利を挙げ、2020年にF2にステップアップ。シーズン序盤は不用意なクラッシュがあり、レッドブル・リンクでのレースでは無線トラブルによって勝利を失うなどの不運もあったが、ランキング3位でシーズンを終えてF1スーパーライセンス取得の資格を満たした。

    そのパフォーマンスは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコにF1へのステップアップを納得させるのに十分すぎるほどだった。ホンダF1が撤退に向けて準備を進めていたという事実は、ヘルムート・マルコに影響を与えたかもしれないが、それでも彼は若い速いドライバーにはしっかりと報いることで知られている。

    結果として、角田裕毅はヨーロッパで2年の経験だけでモータースポーツの頂点であるF1まで上り詰めることになったが、決して動揺することはなかった。なぜなら、F1についてそれほど多くのことを知らなかったからだ。

    F1デビューについて角田裕毅は「確かに、僕が期待したものではありませんでした」と認める。

    「実際、バーレーンの前は・・・あまり怖くなかったですね。シーズン前半に表彰台を獲得しようとさえ思っていた」

    角田裕毅は、DRSを早く開けるというトリックもあったが、プレシーズンテストを総合2番手で終えており、初レースにむけてあまり心配はしていなかった。ミディアムで挑んだQ2で敗退してQ3進出はならなかったが、13番手からスタートした角田裕毅は、いくつか素晴らしいオーバーテイクを見せ、F1デビュー戦を9位入賞を果たしている。

    「バーレーンの後、自分のパフォーマンスには本当に満足していました」と角田裕毅は語る。

    「Q2はうまくいかなかったので、完全には満足してできませんでしたが、パフォーマンス、そして、ロス・ブラウン、ヘルムート・マルコ、フランツ・トストなどからのフィードバックにはとても満足していました。だから、その時点では少し・・・状況について少し簡単に考えすぎていました」

    最初のレースの後、ロス・ブラウンは角田裕毅を「ここ数年で最高のルーキー」と形容し、ヘルムート・マルコは「未来の世界チャンピオン」と絶賛した。半年後、そのような評価に同意する人は多くない。そして、角田裕毅自身も、挑戦を過小評価していたと認める。

    「正直に言うと、そうですね」と角田裕毅は頷く。

    「もちろん、F1のオンボードで見ていました。とても多くのグリップがあるなと思いましたね。F2までは大きなスナップが出てもマシンをコントロールできます。F1でもスナップが大きくてもコントロールできると思っていました。そうですね。過小評価しました。完全にそうですね」

    良いニュースは、角田裕毅が所属しているチームがルーキードライバーの扱いにたけたアルファタウリだということだった

    「彼ら全員がF1を過小評価している」とこれまで多くのトップドライバーを輩出してきたフランツ・トストは笑う。

    「彼は日本人で、我々と一緒にいる最初の日本人だ。しかし、残りの部分は、何かユニークなものがあるとは言えない。彼は、他のレッドブル・ジュニアドライバーと同じように非常に熟練している。彼は速く、すぐに勝ちたいので、焦りすぎてしまったが、これは他のドライバーにも当てはまることだ」

    「彼らはF1に来ると、全員がすべてを知っていると考える。彼らは、速く、それは簡単に行うことができる。そして、彼らはおそらく最初は良いレースをしていて、それから『これから彼らに自分の本当のポテンシャルを示そう」と考える。そして、彼らはクラッシュする」

    角田裕毅、イモラの予選Q1でクラッシュを喫し、ウェットコンディションで行われた決勝ではルイス・ハミルトンを追い抜こうとしてスピンを喫した。ポルトガルでの別の困難な週末に続き、スペインで感情が爆発し、アルファタウリがピエール・ガスリーと同じ装備を彼に与えているかどうかを疑問視し、謝罪した。そして、モナコのFP2で再びクラッシュを喫した。

    “過去数年で最高のルーキー”と称された角田裕毅は、間違いなく多くのミスを犯していた。

    「私は彼にすでにバーレーンのレースの後で限界に達していると言った。これでは速くなることはできない、今は注意するべきだとね」とフランツ・トストは続ける。

    「それからイモラで彼は予選で最初の走りでクラッシュした。だが、事前にドライバーに警告することはできない。彼はそれを経験しなければならない。そして、一度それを経験すると、限界がどこにあるかを把握する。だが、限界を見つけるには、クラッシュする必要がある。または少なくともマシンでグラベルに出る。そして、これは予選、それにFP1でも彼に起こった。そして、これについて話し合い、すべてを分析した。幸いなことに、彼は現在ファエンツァにる。」

    フランツ・トストは、レッドブル・ジュニアチームの間で角田裕毅にユニークなものは何もないことを示唆することを少し面白がっている。もしそうなら、彼はチームからミルトン・キーンズからファエンツァの近くに転居を命じられることはなかっただろう。これは、元トロロッソの過去のドライバーの誰も経験していないことだ。

    現在、フランツ・トストの監視の下で、角田裕毅はF1についてさらに学び、エンジニアと定期的に会話し、トレーニングを行い、すでにかなり堅実な英語を上達させ、スポーツ心理学者にさえ会っている。また、角田裕毅自身が認めているように、「画面の前」でコンピュータゲームをする時間も減った。

    才能と素早いスピードの点で、角田裕毅はイタリアチームにとってこれまでレースをした中で最も才能のあるドライバーの一人かもしれない。しかし、彼は間違いなく、はるかに多くの研磨を必要とする粗いダイヤモンドだ。

    「才能がなければ、成功することはできない。それは明らかだ」とF1ドライバーの彼の主要な基準についてフランツ・トストは語る。

    「私にとっての2番目のポイントは情熱だ。F1のために365日24時間生きなければならない。そして、3番目のポイントは規律だ。体力トレーニング、栄養、完全な準備、生活スタイル、すべてがF1に適応しなければならない」

    「今後、裕毅自身がどれだけ早く学ぶか、どれだけ早くこれらすべてを受け入れるか、そして、どれだけ早くこれらすべてに慣れるかにかかっている。スピード面では彼はトップドライバーに属している。だが、もちろん、彼は今学ばなければならず、訓練されなければならない。これは彼の手にかかっている。我々は彼にアドバイスすることしかできません。」

    角田裕毅のルーキーシーズン前半戦は終わった。そして、もう表彰台について話すことはない。

    「全体的に見て、シーズン前半は結果的に良くなかったと思います」と角田裕毅は認める。

    「しかし、たくさんの実験をしたと思います。本当にレースではアップダウンがあり、一貫性がありませんでした。たとえば、フランスでQ1でスピンして、2回目も同じミスをしました。過去数年間はあまりそういったことはありませんでした。自分のパフォーマンスとドライビングに失望していることがたくさんあります。でも、それから学んでもいます」

    「もっとラップが必要です。ハンガリーは良い例でした。FP1でクラッシュし、FP2を台無しにしてしまいました。それによって、予選までに完全にフリープラクティスは1回しかありませんでした。ほとんどのドライバーは、経験を積むために3回の完全なフリープラクティスセッションを行っています。だから、僕にはもっとラップが必要です。そして、それを達成するためには、おっと一貫性が必要であり、もっと落ち着くために、より多くの規律が必要です」

    夏休み前、ファエンツァに引っ越した角田裕毅はホテル住まいをしていたが、8月にようやく家に落ち着いた。彼は間違いなく北イタリアの周りにもうしばらく滞在する予定だ。そして、シーズン初期の苦難に関係なく、彼のポテンシャルは依然として明らかだ。

    「彼は大きく改善したと思う」とフランツ・トストは語る。

    「そうでなければ、彼はブダペストで6位でフィニッシュできなかったはずだ。ブダペストでは非常に賢いドライビングをしていた。すべての経験と知識、そして、シーズン前半に彼が学んだことがまとまった。そして、彼はそれを手に入れた、彼は本当に良い方法でそれを手に入れた。そして、同じように続けてくれることを願っている」

    角田裕毅とレッドブルの関係を考えれば、日本のファンは、角田裕毅がF1で優勝する初の日本人ドライバーになることを期待するかもしれない。

    少なくとも片山右京はそうだ。角田裕毅の約30年前に相模原の同じ高校に通っていた片山右京は、後輩がそのマイルストーンに到達する才能を持っていると信じている。日本でのインタビューの中で、片山右京はそれが実現したら泣くとさえ語っている

    「じゃあ、彼を泣かせようと思います!」と角田裕毅は笑う。

    「もちろん、優勝できれば、それは素晴らしいことです。しかし、今は一貫性とラップにもっと集中する必要があると思っています」

    「もちろん、日本人F1ドライバーになれたことは本当にうれしいです。特に、小林可夢偉さん以降、7年間、日本人ドライバーがいなかったですからね。だから、本当に嬉しいです」

    「今年、鈴鹿がなくなってしまったのは残念ですが、日本のファンに喜んでもらえると嬉しいです。でも・・・優勝を達成するためには、より多くの規律と落ち着き、そして、ラップが必要だと思っています」

  • アルファタウリF1代表 「アキュラとともに結果を祝えることを願っている」

    アルファタウリF1代表 「アキュラとともに結果を祝えることを願っている」

    スクーデリア・アルファタウリとレッドブル・レーシング・ホンダは、テキサス州オースティンで開催されるF1アメリカGPでアキュラ(Acura)ブランドをフィーチャーすることを発表した。

    ホンダの北米市場向けハイパフォーマンスブランドであるアキュラは、1980年代・1990年代のカナダGPとアメリカGPで、F1レジェンドのアイルトン・セナとアラン・プロストのヘルメットバイザーにロゴが掲示されていたが、14年前のカナダGPを最後にF1から姿を消していた。

    しかし、成功を収めているレッドブルとホンダのパートナーシップにより、10月22日から24日にかけてサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(テキサス州オースティン)で開催されるF1アメリカGPで、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとともにアキュラ ブランドがグリッドへ復活することが決定した。

    アキュラのブランドロゴは両チームのF1マシンのリアウイングに掲示される他、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのドライビングスーツとヘルメットバイザーにもフィーチャーされる。

    フランツ・トスト(スクーデリア・アルファタウリ チームプリンシパル)
    「アキュラという非常にアイコニックなブランドをアメリカGPのマシンに掲げる機会に恵まれたことを嬉しく思っています。アキュラ ブランドがF1に登場するのは実に久しぶりのことですので尚更です。スクーデリア・アルファタウリはベストシーズンのひとつを過ごしていますので、今週末もピエールと裕毅がかつてのF1レジェンドたちと同じように最高のパフォーマンスを見せて、アキュラとともに結果を祝えるようになることを願っています」

    山本雅史氏(ホンダF1 マネージングディレクター)
    「2021シーズンのアメリカGPにおいて、レッドブル・レーシング・ホンダならびにスクーデリア・アルファタウリ・ホンダとのパートナーシップにアキュラが加わることは非常に特別です。今年は素晴らしい内容のシーズンを送れているので、米国で開催されるこのアイコニックなF1レースで、アキュラ ブランドを私たちのストーリーに加えられることを誇りに思います」

    エミール・コルコー氏(Acura National Sales 副社長補佐)
    「私はF1の大ファンで、カナダで過ごした子供時代に、カナダGPのセナとプロストのヘルメットにアキュラ ブランドのロゴが掲示されていたことを良く覚えています。Acuraのようなパフォーマンスブランドにとってモータースポーツは極めて重要な存在ですので、今回のアメリカGPにおけるレッドブル・レーシング・ホンダならびにスクーデリア・アルファタウリ・ホンダとのパートナーシップの実現にこれ以上ない興奮を覚えています」

    アルファタウリ・ホンダ AT02 with アキュラアルファタウリ・ホンダ AT02 with アキュラアルファタウリ・ホンダ AT02 with アキュラ