カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • 角田裕毅 「F1マシンを初めて運転したときは少し怖かった」

    角田裕毅 「F1マシンを初めて運転したときは少し怖かった」

    角田裕毅は、F1マシンを初めて運転したときは“少し怖かった”と振り返る。

    2020年11月に角田裕毅は、イモラ・サーキットでのテストでF1マシンでの初走行の機会を与えられた。アルファタウリは、当時F2でレースをしていた角田裕毅がFP1セッションの走行に必要なF1スーパーライセンスを取得するための走行距離を達成できるようにテストを手配した。

    F1に到着することはルーキーにとって大きなステップとなるが、角田裕毅はウェットコンディションで初めてF1カーを走らせたときに間違いなくそれを感じた。

    角田裕毅はF1スーパーライセンス取得に必要な300キロを走破したが、特に気象条件を考えると、2018年仕様のアルファタウリに初めて乗り込んだときは少し緊張していたと語る。

    「少し怖かったですね」と角田裕毅はRacingNews365.comに語った。

    「最初のセッションは少しウェットコンディションでした。完全に濡れてはいませんしたが、少し濡れていました。イモラで初めてだたので、少し怖かったです」

    「1周目ですぐにセッションを失いたくなかったので、少し怖かったです」

    それでも、角田裕毅は数周で恐怖感はなくなり、F1カーのステアリングを握る体験をとにかく楽もうとしたと語る。

    「3周した後、恐怖感はなくなりました」と角田裕毅は語る。

    「F1カーを楽しむということの方が大きかったです。特に、F1カーのブレーキ性能と加速には本当に感銘を受けました。これはF2と比較しても信じられないほど素晴らしいものでした」

    「F1の初日のことは今でもはっきりと覚えています」

    テストの後、アルファタウリは2021年に角田裕毅をF1チームに昇格させることを決定。F1でのデビューシーズンに角田裕毅は32ポイントを獲得してドライバーズランキングを14位で終えた。

  • Honda Racing THANKS DAY 2021-2022、第4期ホンダF1マシンが集結

    Honda Racing THANKS DAY 2021-2022、第4期ホンダF1マシンが集結

    ホンダは「Honda Racing THANKS DAY 2021-2022」に出演予定のライダー・ドライバー、マシンの情報を公開。第4期ホンダF1マシンが集結する。

    今回で13回目の開催となるHonda Racing THANKS DAYは、さまざまなレースに参戦しているホンダが、モータースポーツファンの皆さまへの感謝を込めて贈るファン感謝祭。2年3か月ぶりの開催となる今回のイベントでは、国内外のレースで活躍中の選手が、カテゴリーを越えてコラボレーションする、Hondaならではの多彩なコンテンツが用意される。

    「Honda Racing THANKS DAY 2021-2022」では、2輪・4輪が走行・展示イベントが行われ、2輪ではMotoGPのRepsol Honda Team 93号車(マルク・マルケスのマシン)、LCR Honda IDEMITSU 30号車(中上貴晶のマシン)、4輪ではSUPER GT、スーパーフォーミュラのマシンがデモ走行を実施。現時点で参加するドライバー・ライダーは国内カテゴリーが中心となっている。

    また、昨年でF1から撤退した第4期ホンダF1のエンジンを搭載したマシンが展示される。明記はされていないが、リストに掲載されているRB16Bは、F1トルコGPを走った“日の丸”カラーのバージョンだ。

    <展示されるF1マシン>
    レッドブル・ホンダ RB16B(2021年)
    アルファタウリ・ホンダ AT02(2021年)
    レッドブル・ホンダ RB16ショーカー (2020年)
    トロロッソ・ホンダ STR14(2019年)
    トロロッソ・ホンダ STR13(2018年)
    マクラーレン・ホンダ MCL32(2017年)
    マクラーレン・ホンダ MP4-31(2016年)
    マクラーレン・ホンダ MP4-30(2015年)

    2年3か月ぶりの開催となる今回のイベントは、2022年2月6日に鈴鹿サーキットで開催される。

  • アルファタウリF1代表 「予算上限でAT03をアップデートできない可能性」

    アルファタウリF1代表 「予算上限でAT03をアップデートできない可能性」

    アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2022年シーズンは通常のようにレッドブル・テクノロジーズから型落ちのパーツを購入することに頼ることができないため、予算上限の制約に注意する必要があり、場合によっては2022年F1マシン『AT03』にアップグレードを投入できない可能性があると語る。

    F1は新しい財政規則の2年目に入り、F1チームの予算上限は1億4000万ドルに縮小する。

    支出の引き締めは、新しい技術規則の導入と一致している。つまり、次世代F1マシンに持ち越せる古いパーツはほとんどない。

    その結果、アルファタウリF1は、新車AT03で2022年以前にメインのレッドブル・レーシングが使用するために設計された古いパーツを購入することはできない。

    アルファタウリF1はその新しい追加のハードルにどのように対処しているかと質問されたフランツ・トストは「これは経済的なバランスだ」とフランツ・トストはRacingNews365.comに語った。

    「たとえば、昨年(2021年)は、レッドブルが2年前に使用していたギアボックスとリアサスペンションを使用していた」

    「2022年我々にとって、コスト上限に関して最も厳しい年になると思う」

    「これまではコスト上限をはるかに下回っていた。それは問題ではなかった。しかし、今年は1億4000万ドルで、レッドブル・レーシングから新しいパーチを購入することでリミットに達している」

    その結果、フランツ・トストは、シーズンの初めから予算を非常に注意深く監視する必要があると説明する。

    「したがって、この状況は我々にいくつかの困難をもたらす可能性があり、最初から非常にうまく計算する必要がある」とフランツ・トストは語った。

    「(今年は)新しい部品によってヘビーな年になるだろう。2023年は我々が見なければならないまた別の状況であり、それから我々は見てみるつもりだ」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、今シーズンのアルファタウリの最大の技術的課題は、レッドブル・テクノロジーズによって設計および製造された最新仕様のギアボックスを使用するようにマシンを調整することであると説明した。

    「彼らにとっての最大の変化は、同じギアボックスを採用することだ。なぜなら、通常、彼らは型落ちを使用しており、ロジスティクスの観点から非常に役立っているからだ」とクリスチャン・ホーナーは説明した。

    「今年は、同じ仕様のギアボックスが両方に提供される。通常、設計のリリース日は我々のチームよりも少し遅いため、チームにプレッシャーをかける」

    「それはホイールベースやそれらすべての側面を決定する。しかし、彼らはそれにうまく対処していると私は信じている。よく伝えられ、よく計画され、構造化されている。したがって、我々は大丈夫だと思っている」

    2022年以降、F1レギュレーションが成熟し、アルファタウリが再び古いデザインを使い始めることができるようになれば、通常のサービスが再開されることを期待しているとクリスチャン・ホーナーは語った。

    「正直言って、標準的な量になると思う。それ以上でも、それ以下の決定はない。基本的に、彼らはマシンの後部を採用することになるだろう」とクリスチャン・ホーナーは付け加えた。

    一方、アルファタウリF1が従業員を増やす意図があるか、もしくはそうする余地はあるかと質問されたフランツ・トストイは「ノー、ノー、ノー、我々は成長できない。これ以上成長することはできない。これまでのところ限界に達している」と語った。

    「2022年は我々にとって困難な年になるでしょう。したがって、マシン自体が非常に高価になるという理由で、コスト上限内にとどまるために可能な限りお金を節約することを考慮に入れる必要がありる」

    さらに、フランツ・トストは、2022年のパーツのコスト増加を考慮して、予算上限に合わせて支出を削減する必要があるため、シーズン中にいくつかのアップデートを導入できない可能性があると語った。

    「コスト上限を尊重するために、おそらくいくつかのアップグレードは入れられないかもしれれない」とフランツ・トストは認めた。

    「まだわからないがね。そうでないことを願っている。しかし、それは簡単なエクセサイズではない」

  • アルファタウリF1代表 「角田裕毅への忍耐が成果を挙げることを期待」

    アルファタウリF1代表 「角田裕毅への忍耐が成果を挙げることを期待」

    アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、角田裕毅がジェットコースターのようなルーキーシーズンから教訓を学び、レッドブルの角田への信頼がアルファタウリF1での2シーズン目に報われることを期待している。

    角田裕毅は、2021年にF2からアルファタウリF1へのステップアップをレッドブルに納得させたが、開幕戦でポイント獲得という力強いスタートを切った後、ミスとクラッシュが多発し、パフォーマンスと一貫性に苦労した。

    シーズン途中にアルファタウリの拠点があるイタリアへの転居は、角田裕毅が焦点を合わせることに役立ち、また、アレクサンダー・アルボンをコーチにつけるというレッドブルF1の決定もシーズン終盤に角田裕毅に落ち着きをもたらした。

    結果を見れば、アルファタウリは2021年にコンストラクターズチャンピオンシップでアルピーヌF1に13ポイント差をつけられて5位を逃したが、フランツ・トストは角田裕毅の経験不足を決定要因として指摘することを拒否した。

    「もちろん、経験で比較すれば、ピエールは110ポイント、裕毅は32ポイントだった」とフランツ・トストはRacingNews365.comに語った。

    「しかし、これはシーズンの初めに私には明らかだった。それはルーキードライバーに支払わなければならない代償だ」

    角田裕毅はアブダビで4位入賞を果たし、事故ベストリザルトでシーズンを締めくくった。フランツ・トスト、角田裕毅が2年目にレッドブルの期待に応えてくれることを期待している。

    「これは教育プロセスであり、アルファタウリとレッドブルにとって、その成果は来年(2022年)に得られると思う」とフランツ・トストは語った。

    「裕毅は、経験を積むにつれて、もちろん、より多くのポイントを獲得するだろう。だが、一度、酸っぱいリンゴを噛まなければならなかった。そして、それは仕方のないことだ」

    アルファタウリF1のガレージの反対側にいるピエールガスリーは、F1で5回目のフルシーズンであり、実質的にベテランだ。

    フランツ・トストは、2021年にアルファタウリのポイントの大部分を獲得したピエール・ガスリーが、与えられたマシンから一貫してパフォーマンスを最大化できることを示したと考え問えり、今年も強力なマシンを与えられることを期待していると語る。

    「彼にとても満足している。彼はとても素晴らしく劇的に改善した」とフランツ・トストは語った。

    「彼の学習曲線はまだ上がっている。それも重要だ」

    「ピエールは素晴らしい仕事をしていると言わざるを得ない。来年も彼に優れた競争力のあるパッケージを提供できることを願っている。そうしれば、彼が常にトップ6やトップ7以内にいるだろう」

  • アルファタウリF1、仮想通貨Fantom(ファントム)とパートナー契約

    アルファタウリF1、仮想通貨Fantom(ファントム)とパートナー契約

    アルファタウリF1は、仮想通貨Fantom(ファントム)とのグローバルパートナー契約を発表した。

    Fantomは、世界で最も速く、最も環境に優しいスマートコントラクトプラットフォームの1つ。このブロックチェーンテクノロジーは、低いトランザクションコスト、高いセキュリティプロトコル、スケーラビリティでユーザーエクスペリエンスに革命をもたらし、DeFiアプリケーションに理想的であり、現実の問題を解決する。

    Fantomのロゴは、アルファタウリF1の2022年F1マシン『AT03』のノーズとヘイローだけでなく、Fantomプロジェクトのブランドアンバサダーとして、ピエール・ガスリーと角田裕毅ののヘルメットとキャップにも表示される。

    ピエール・ガスリー
    「F1は、未来や現在の課題を決して避けていません。僕たちドライバーは、次の飛躍がどこから来るのかを常に予想しています。僕はしばらくの間、仮想通貨の熱心な支持者であり、Fantomテクノロジーによって提供される可能性は僕にとって非常にエキサイティングです。たとえば、昨年Fantomで行った最初のNFTドロップの成功に大喜びし、まったく新しいファンエンゲージメントの方法に目を向けました。私が魅力的だと思うこの新しいテクノロジーについてファンをもっと教育するのを手伝うのをとても楽しみにしています」

    角田裕毅
    「Fantomプロジェクトに参加する機会に感謝しています。昨年、ハリー・イェとFantomのチームと知り合い、彼らの創造性、革新的な精神、そしてたゆまぬ労働倫理が僕たちのチームにぴったりだとすぐに感じました。今シーズンに計画しているプロジェクトにとても興奮しています」

    フランツ・トスト(アルファタウリF1 チーム代表)
    「Fantomのようなパートナーと関わり、ハリー・イェのような先見の明のある人物と協力できることは大きな喜びです。我々は仮想通貨を無視できない世界に住んでおり、ブロックチェーンテクノロジーの影響は、金融からサプライチェーンアプリケーション、そして契約管理に至るまで、至る所にあります。モータースポーツは、スポーツを改善し、現実世界に影響を与える新しいテクノロジーを絶え間なく開発していることでよく知られています。ブロックチェーン運動の背後にある同じモチベーションを見ることができます。このテクノロジーは、もちろんF1の業界を含め、すべての人の生活を根本的に変える可能性があると信じています」

    ハリー・イェ(クアンタム・フィンテック・グループ マネージングディレクター)
    「昨年のモナコで始まったスクーデリア・アルファタウリとの旅を続けることに興奮しています。ピエールは初期の頃から我々のFantomプロジェクトをサポートしてきました。昨年、裕毅とチーム全体がFantom財団を推進してくれたことを嬉しく思います。彼らと一緒に、その機能を紹介することで、この新しいテクノロジーをファンに近づけたいと考えています。70年以上にわたり、F1はモータースポーツの頂点を代表しており、常にスピードとセキュリティに関連付けられ、世界中の最新テクノロジーを紹介するプラットフォームとして機能しています。これは我々の精神と非常に一致しているため、Fantomブロックチェーンテクノロジーを紹介するためのこれ以上良いプラットフォームを考えることはできません」

  • 角田裕毅、2年目の課題は「ピエール・ガスリーを倒せるようになること」

    角田裕毅、2年目の課題は「ピエール・ガスリーを倒せるようになること」

    アルファタウリF1の角田裕毅は、2022年にチームメイトのピエール・ガスリーを倒すために「何を改善しなければならないか」を知っていると主張する。

    F1バーレーンGPのデビュー戦でポイントを獲得した角田裕毅だが、その後は一連のミスとクラッシュによって自信を喪失。だが、夏休み後に復調し、最終戦F1アブダビGPでは予選・決勝で初めてチームメイトのピエール・ガスリーを上回った。

    角田裕毅は32ポイントを獲得してランキング14位でフィニッシュ。ピエール・ガスリーは、3倍以上の110ポイントを獲得してランキング9位で終えている。

    最終的に角田裕毅のポイント不足が、アルピーヌF1とのコンストラクターズチャンピオンシップ5位争いに影響し、アルファタウリF1は13ポイント差でランキング6位でシーズンを終えた。

    「2022年は僕にとって本当に重要な一年になります」と角田裕毅はGPFansに語った。

    「チームのクルマのペースがどうなるかはわかりませんが、自分はパフォーマンスは発揮する必要があります。もちろん、チームメイトを倒す必要があり、より安定したレースをしなければなりません」

    「でも、今は自分が改善しなければならないことの詳細を分かっています。これを改善すれば、彼を倒すことができると思いますし、チームメイトを倒し、一貫したレースができるはずです」

    「それがすべてですし、僕が前進するために見たすべての材料です。そういう意味では、本当にいい準備の年だったと思います」

    今年、F1は、先行マシンの乱気流によって失われるダウンフォースを低減することでレースの改善を目指したまったく新しいマシンコンセプトを導入する。

    「クルマが良ければ、一貫してポイントを獲得して、いい結果を出すという希望があります」と角田裕毅は付け加えた。

    「たとえ、マシンが悪かったり、ペースが悪い場合でも、まだマシンを開発することができます。それに自分自身のためにマシンをより速く開発する方法は分かっています」

  • アルファタウリF1代表 「2人のキッズとではミッドフィールドでチャンスはない」

    アルファタウリF1代表 「2人のキッズとではミッドフィールドでチャンスはない」

    アルファタウリF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、チームには若さと経験の融合が重要だと考えており、“2人のキッズ”がステアリングを握ってミッドフィールドを走っても“チャンスはない”と感じている。

    2021年、アルファタウリF1は、ルーキーの角田裕毅を経験豊富なピエール・ガスリーが快適に上回り、コンストラクターズ選手権で6位を獲得した。

    ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンの2人のルーキーを走らせたハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、その初年度はチームに「子供がいる」ような感じだったと認めている。

    フランツ・トストは、レッドブルの育成プログラムを通じてフレッシュな才能をスポーツにもたらすというアルファタウリのモデルを支持しているが、F1の経験をもつドライバーを最小することは重要な要素であり、そうでなければ、フィールド後方にいることになると語る。

    「再起のF1は、経験の浅い2人のドライバーを走らせるのは非常に大きなチャレンジがあり、コンストラクターズチャンピオンシップはすぐに後方にいってしまう」とフランツ・トストはGPFansに語った。

    「フィールドは非常に競争が激しく、強すぎるため、2人のキッズがミッドフィールド、またはフロントにいるチャンスはない」

    フランツ・トストは、ドライバー間の違いを予選を例に説明。特に角田裕毅は、ルーキーの年にサーキットの大部分をドライブしたことがなかった。これが、ピエール・ガスリーに対して1周のタイム差の理由である可能性があると語る。

    これらの詳細は小さいかもしれないが、フランツ・トストは、それによって経験の浅いドライバーが“コンマ数秒”遅くなり、ポジションを落とす要因だと考えている。

    「予選タイムを見れば100分の数秒だ」とフランツ・トストは説明した。

    「サウジアラビアでは、ピエールは(シャルル)ルクレールから0.087秒遅れていたと思う。これは78cmくらいだが、ポジションは2つ違う」

    「経験の浅い若いドライバーがいる場合、我々は1000分の1ではなく10分の1についての話になる」

    「経験豊富なドライバー1人の組み合わせで、非常に熟練した若いドライバーがいる場合、アルファタウリは常にポジションにいるし、若いドライバーを教育する準備ができていると思っている」

  • 角田裕毅、真価を問われる2年目 「言い訳は通じない。結果を求めていく」

    角田裕毅、真価を問われる2年目 「言い訳は通じない。結果を求めていく」

    アルファタウリF1の角田裕毅が、ルーキーシーズンを振り返るとともに、2年目となる2022年シーズンについての豊富を語った。

    昨年、7年ぶりの日本人F1ドライバーとしてアルファタウリF1でデビューを飾った角田裕毅は、開幕戦バーレーンGPで9位入賞という好スタートを切ったが、その後はクラッシュなどのミスが多発し、次第に自信を失っていく。

    だが、チームの拠点となるイタリアへの転居、チームメイトのピエール・ガスリーというお手本、そして、アレクサンダー・アルボンがコーチ役についたこともあり、後半戦は自信を取り戻し、最終戦F1アブダビGPでは自己ベストとなる4位入賞でシーズンを締めくくった。

    2021年シーズンを振り返り、角田裕毅は「一言で言うと学びのシーズンでした」と振り返る。

    「4歳からレースをやってきて、初めてこんなに苦戦するレースが続いたシーズンでした。葛藤しながらも学ぶことが多かったです」

    「プレシーズンからいい感じで、開幕戦バーレーンGPではポイントを獲り、ペースも良かったので、F1をやや甘く見るようになっていました」

    「ヘルムート・マルコ(レッドブル モータースポーツアドバイザー)さんいも表彰台を狙っていけと言われました。自信を持ちすぎていた部分もあって、第2戦の予選でクラッシュしてしまいました」

    「その結果、自信がどんどん失っていき、負のスパイラルにどんどん陥っていきました。クラッシュしないように言われていましたし、クラッシュするたびに自分が乗れる時間が削られていくので、将来的にも良くないので、少しペースダウンしながら、クラッシュしないことだけを心がけて走っていました。クラッシュはなくなったんですけど、そのぶんだけペースは遅いですし、チームにとって良い結果を出せないということが続いてしまった」

    「何かを変えなければいけないときに、トルコGPでシャシーを変えるということになり、そこから負のスパイラルを変えることができました。さらにアルボンをコーチ役に就けてもらじ、そこから少しずつですけどアプローチを変えて、F1やレースウィークに対する考え方も変わっていって結果も少しずつ良くなっていきました」

    「ハイライトだと思っているのはブラジルGP。結果的には良くなかったんですけど、フリー走行1回目の後すぐに予選という流れでしたが、最初から飛ばすことができて、惜しくも予選3回目には行けませんでしたが、今まで感じていた負のスパイラルが少しずつ消えていった感じがしました」

    「最後の2戦のサウジアラビアとアブダビでは良い結果を残すことができました。特にアブダビはホンダ最終年ということもあって結果を残したかった。ホンダさんへの感謝を胸に4位で終われたので、本当に良かったと思います」

    「アブダビでは、開幕戦で持っていた自信をさらに超えることができましたし、クルマへの理解を本当につかみ取ることができず苦戦したんですけど、負のスパイラルから抜け出したことで、今年に向けて良い感触で終えられた最終戦だったかと思います。アップダウンもあり、かなり厳しいかったですけど、逆にほとんどのシチュエーションを経験できたので良かったと思います」

    チームメイトのピエール・ガスリーは、110ポイントを獲得してランキング9位というチームのリードドライバーにふわさしい活躍をした。角田裕毅はガスリーが“良いお手本”になったと語る。

    「彼は昨シーズンで4シーズン目を迎えていて、経験があるドライバーです。開幕戦からレースウィークの過ごし方が違っていました。周りの人やチーム全員を巻き込んで競争力を向上させていました」

    「序盤は僕も分かっていなかったということもありますが、サーキットにいる時間は彼よりも短かった。そうしたこともあり、何かを変えないといけないと感じたときに彼を真似てみようと思いました。彼と自分のドライビングの違いもロガーで見ることができるし、彼がレースウィークをどう過ごしているのかなどを参考にしました」

    「自分自身として、負けず嫌いで頑固なところもあって、他人を真似ようとか思わなかったですが、結果を見ればそうせざるを得ない部分がありました。ガスリー選手は自分をレベルアップしてくれた存在です」

    2021年も新型コロナウイルスの影響でF1日本GPは2年連続で中止に。ホンダF1とともに鈴鹿サーキットで凱旋レースをすることは叶わなかった。

    「鈴鹿での日本GPは一番楽しみにしていたので本当に残念でした。日本のファンの前で走ることが夢でしたし、2012年に小林可夢偉選手が日本GPで表彰台を取ったときには自分もそこにいて憧れていました。そういうことをいつか自分も鈴鹿でしたいと思っていました」

    「また、鈴鹿サーキットは一番走ったコースだ。鈴鹿のレーシングスクールに入ったときも一年間ずっと走っていてました。自分の性格的には飽きやすいですがが、鈴鹿に関してはまったく飽きない。今年開催できればうれしいと思っているが、お客さまの安全も大事なので、いろいろ状況がよくなって今年は鈴鹿で走れることを願っています」

    2年目となる2022年シーズンは、レギュレーション変更によってF1マシンは大きく様変わりする。

    「2022年のマシンは、まだまったく分からないです。どれくらい競争力があるかは言えないですし、想像もできないです。ただ、18インチタイヤになって大きく変わったんじゃないかと思います」と角田裕毅は語る。

    「とにかく動きがシャープになって、リアクティブというかハンドルを曲げた瞬間に動くようになりました。オーバーテイクを増やすように設計されたクルマなので、ダウンフォースはどうしても去年よりは低いので、特に高速コーナーにかけて去年のクルマよりも滑りやすいというか、グリップが少ないなと感じました。ただ、リアはけっこう滑ったりするんですが、18インチタイヤはコントロールしやすいなと思いました」

    「タイム的には遅くなると思うんですが、ボクが乗っていたF2に近いんじゃないかなと感じました。今、イタリアでは24時間のシフト体制で毎日マシンを作っているので、競争力に関してはチームに任して、あとは自分のパフォーマンスを上げるように集中していきたいと思います」

    2022年の抱負について角田裕毅は「2022年は自分だけでなくチーム全体とってチャレンジの年になります」と語る。

    「今シーズンはルーキーイヤーではなく、言い訳も通じないので、結果を求めて毎戦、毎戦死に物狂いで戦っていきたいです」

    「マシンのパフォーマンスを最大限引き出してポイントを獲っていきたい。そして、今シーズンは日本GPで日本の皆さまの前で戦えることを祈っています」

  • ピエール・ガスリー 「F1ワールドチャンピオンになる目標は諦めていない」

    ピエール・ガスリー 「F1ワールドチャンピオンになる目標は諦めていない」

    ピエール・ガスリーは、F1ワールドチャンピオンになるという目標を決して諦めてはいないと語る。

    アルファタウリF1のピエール・ガスリーは、2021年の傑出したパフォーマーの一人であり、バクーでの表彰台を含めて複数回トップ6でフィニッシュした。

    ドライバーズチャンピオンシップで初めて100ポイント超えとなる110ポイントを獲得したピエール・ガスリーは、マクラーレンのダニエル・リカルドからわずか5ポイント差のランキング9位となり、ルキーのチームメイトである角田裕毅(32ポイント)を大きく上回りった。

    ピエール・ガスリーは、2019年シーズン途中にレッドブルから降格された後、ファエンツァのチームで着実に開花し、昨年にそれは最高潮に達した。2021年は、モンツァでF1初勝利を挙げた2020年に並ぶことはできなかったが、予選とレースの両方でより定期的にミッドフィールドの前を走った。

    ピエール・ガスリーは、F1でこれまでで最高レベルのパフォーマンスを発揮できていると語り、本当のパフォーマンスを示すことができたと振り返る。

    「今年(2021年)は明らかに非常に良かった。自分のポテンシャルを本当に発揮できる立場にあったと思うし、何度もそうすることができたと思う」とピエール・ガスリーは説明した。

    「ミッドフィールドの後ろにいるなら、年に2回、P9とP8を獲得すれば、それは2つの驚くべき結果だと言えるだろう。それでも信じられないほどだけど、誰もあなたに気付くことはないだろう」

    「2021年に僕はマシンがフェラーリとマクラーレンを打ち負かすことができる立場にあった。僕たちは、フェラーリが自分たちより2~3倍の予算を持っていることを知っている、彼らがより競争力のあるパッケージを持っていることを知っているし、マクラーレンも同様だ。それにもかかわらず、僕はまだいくつかの機会に彼らを打ち負かすことができた」

    「僕にとっては、自分のスキルやスピードを発揮できる立場にいることが重要だった。もちろん、常に取り組むべき分野はたくさんあるけど、F1キャリアでこれまでで最高の成績を収めたと言っても過言ではない」

    ピエール・ガスリーは、2021年の個人的な野心は、レース週末を通して一貫性を改善することだったとし、過去には劣っている部分を補うためにしばしばマシンをオーバードライブしていたことを認める。

    「一貫性に取り組みたかったのは、マシンが素晴らしいときのパフォーマンスは問題ないけど、マシンがそれほど良くないときも、自分が持っているマシンを最大限に活用したいと思ったからだ」とピエール・ガスリーは説明した。

    「過去に何度かトライしすぎたり、やり過ぎたことがあった。その側で良い一歩を踏み出したと思うし、より一貫性を保てるようになったと思う。それが個人的に主な目標だった」

    ピエール・ガスリーは、マックス・フェルスタッペンを中心に構築されたレッドブル・レーシングのプレッシャーによって、実際にシーズンの半分でチームを去った。

    ピエール・ガスリーは、経験の浅い角田裕毅がいることで、アルファタウリF1で事実上のチームリーダーを務め、チームの中心となることを直接経験することになった。

    ピエール・ガスリーはチームのリードドライバーであることがどれほど価値があるかを経験し、2021年のパフォーマンスの主要な要因としてアルファタウリが自分に焦点を合わせていたことを挙げた。

    「レッドブルでのマックスの状況は、チーム全体が彼の周りにいる。それが彼らがチャンピオンシップに勝つ立場にある理由だ」とピエール・ガスリーは指摘する。

    「ルイス(ハミルトン)はメルセデスチーム全体が彼を支えているので、彼はチャンピオンシップに勝つ立場にある。彼らはその立場にいなければ、一人でそのパフォーマンスを達成できない」

    「僕はルーキーの裕毅がいるアルファタウリで同じような立場にあった。チーム全体が自分に集中してたし、チームに最も多くのポイントをもたらすように努めた。それが僕たちが持っていたパッケージを上回る結果を達成できた理由だ。彼らは僕サイドに非常に多くの努力と注意を払ったので、僕たちはいくつかの機会に結果に届けることができた」

    「どのチームに所属していても、最高のレベルでパフォーマンスをしたいのであれば、それが必要なステータスだ」

    2022年はフィールドを平準化するために新しいレギュレーションとさらに厳しい予算制限を課すが、ピエール・ガスリーは、いつの日かワールドチャンピオンになるという夢について「現実的である必要がある」と認める。

    アルファタウリF1でワールドチャンピオンになるという野心を実現できると思うかと質問されたピエール・ガスリーは「現時点ではそれを言うのは時期尚早だと思う」と語る。

    「素晴らしいことを成し遂げることは可能だけど、現実的である必要もあると思う」

    「僕はF1でワールドチャンピオンになりたい。リソースがあり、過去数年間に築き上げてきた知識があるメルセデスのようなチームと戦うのは非常に難しいことだ」

    「前線での戦いを経験して、前線での戦いはよりプレッシャーがあり、特定のミスを犯す余裕がなく、すべてをうまく処理する必要があることがわかると思う。そういったチームはそのシチュエーションを管理する経験と知識を持っている」

    「もちろん、言うのは時期尚早だけど、当然ながら、僕の目標は、キャリアの中でワールドチャンピオンのために戦うことだ」

  • ニコ・ロズベルグ 「レッドブルF1がガスリーを呼び戻さないのは驚き」

    ニコ・ロズベルグ 「レッドブルF1がガスリーを呼び戻さないのは驚き」

    元F1ワールドチャンピオンのニコ・ロズベルグは、レッドブルF1が2022年のドライバーとしてピエール・ガスリーを呼び戻すことを真剣に検討することを期待していた。

    レッドブルのジュニアチームのメンバーであるピエール・ガスリーは、トロロッソでの印象的なスティントの後、2019年にレッドブル・レーシングのドライバーに抜擢された。

    しかし、チームメイトのマックス・フェルタッペンのパフォーマンスに匹敵することに苦労したピエール・ガスリーは、2019年シーズン途中にトロロッソに送り返された。

    それ以来、ピエール・ガスリーとレッドブルとの間の緊張感は長引いているが、彼はアルファタウリF1に名前を変えたチームのセットアップの重要な部分であり続けている。

    2021年はピエール・ガスリーにとってこれまでで最高のF1シーズンであり、初めて100ポイントの壁を破り、シーズン全体で110ポイントを獲得した。

    2021年にレッドブル・レーシングのドライバーに抜擢されたセルジオ・ペレスは、吹き沈みのあるパフォーマンスだったため、ピエール・ガスリーは2022年のドライバー候補として多方面から指示された。

    しかし、レッドブルはどの段階でもピエール・ガスリーを呼び戻すことを真剣に考えているようには見えず、代わりにセルジオ・ペレスとの契約を2022年まで延長。ガスリーは今季もアルファタウリF1に留まることになった。

    その決定にニコ・ロズベルグを驚かせた。ロズベルグは、その選択はガスリーの信頼がそこになることが言うことができると語る。

    「ピエールは本当に素晴らしい。驚いたことに彼らは彼をマザーチームであるレッドブルレーシングに連れ戻さなかった」とニコ・ロズベルグはSky F1に語った。

    「しかし、彼がレッドブルレーシングのプレッシャーの下でパフォーマンスを発揮できるかどうかは決してわからない。それが残された大きな疑問符であり、それが彼らが彼を戻さなかった理由だと思う」

    「しかし、アルファタウリで彼は本当に驚異的な仕事をしている」