カテゴリー: スクーデリア・アルファタウリ

  • 角田裕毅 「フランツ・トストのバックアックなくしてF1での成長はなかった」

    角田裕毅 「フランツ・トストのバックアックなくしてF1での成長はなかった」

    角田裕毅は、彼の最大の“サポーター”であるスクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表、フランツ・トストの支援と指導が、F1で彼を正しい軌道に乗せ、道を見失うことを防いでくれたと語った。

    ファエンツァに本拠を置くチームでの18年間の輝かしい在職期間を通じて、トストは抜け目ない人材スカウトとして、また新進気鋭のF1ドライバーに対する細心の注意を払う指導者として、当然の評判を獲得してきた。

    今年限りで退任する67歳のチーム代表は、セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、アレックス・アルボンなど、F1で最も有名なドライバーたちのキャリア形成に重要な役割を果たしてきた。

    トストの指導は、技術的な専門知識や戦略的なガイダンスを与えるだけにとどまらない。彼はドライバーの育成に総合的なアプローチをとり、トラックでのパフォーマンスと個人的な成長の両方を包括する。

    精神的な強さを養い、チーム内に仲間意識を育むことの重要性を理解しているトストは、若いドライバーたちが自分の限界に挑戦し、夢を追い求める力を感じられるような環境を作り出してきた。

    2021年、角田行きは過酷なF1の世界に身を投じ、新しいマシンの複雑さやエリートたちの激しい競争と格闘することになった。

    当時20歳だった角田裕毅にとってそれは大きなハードルであり、ルーキーらしい初歩的なミスや挫折を繰り返しながら、険しい学習曲線に直面することになった。

    先月、アブダビで角田は、良い日も悪い日も自分を支えてくれたフランツに心からの賛辞を送った。

    「明らかにフランツなしでは僕はここ(F1)にいません」と角田裕毅は語った

    「彼は間違いなく、毎レース多くのアドバイスをくれます。悪いときでも、いいときでも、お互いに喜びや悲しみを分かち合っています。彼は常にチームの最大のサポーターです」

    「彼はいつも、僕の才能、スピード、すべてを信頼してくれています。1年目の僕が苦しんでいたシーズン前半、でさえ、彼は僕ならできると信じてくれました」

    「そのような優れたバックアップがなければ、ドライバーとしてこれほど成長することはできなかったでしょう」

    「おそらくもっと焦って、進むべき道を失っていたでしょう。あのときの彼の接し方は本当に助かりました」

    角田裕毅

    トスト曰く、若い才能の育成は最低でも3年はかかるという。トストの見守る中、角田裕毅は順応と成長という困難な旅に出た。

    「1年目は、いろいろな理由があったのですが、特にシーズン前半は力を発揮できませんでした」と角田裕毅は語った。

    「でも、去年から調子が上がってきて、自信もついてきました。今はただ速いだけではなく、完全なドライバーになることにもっと集中しています」

    「また、成長のためのフィードバックや、困難な状況の中でどれだけ成熟できるかということも、僕の目標です」

    「毎年、自分の弱点を見つけることができます。それは良いことであり、それに取り組むだけです」

  • アルファタウリF1 育成哲学に変化「角田裕毅はリカルドに比べればジュニア」

    アルファタウリF1 育成哲学に変化「角田裕毅はリカルドに比べればジュニア」

    アルファタウリF1チームは長い間、レッドブルの有望な若手を育て、将来的に姉妹チームであるレッドブル・レーシングのシートに送り込むことを視野に入れてきた。しかし、ピーター・バイエルCEOがその哲学は変わったと語る。

    レッドブルが過去18年間にわたってF1で展開してきた2チーム体制は、若い才能にチャンスを与え、将来はF1の頂点に立つことを期待させてきた。

    セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルドなど、レッドブルの姉妹チームを経てトップチームでの成功を収めた名前のほんの一部だ。

    しかし近年その状況は変わり、レッドブルにはすぐに利用できるルーキーのオプションがほとんどなくなった。

    F1に即戦力のレッドブルジュニアドライバーが不足する中、近年はダニール・クビアト、ピエール・ガスリー、ダニエル・リカルドなどの経験豊富な選手がチーム内でポジションを保持している。

    アルファタウリのCEO、ピーター・バイエルはRacingNews365の取材に対し、チームは1シーズンに2人のルーキーを起用する必要のない新たな運営哲学に落ち着いたと説明した。

    「我々は決してBチームにはならないだろう」と彼は言った。「しかし、ジュニアの育成プログラムという戦略的目標のひとつを達成することに変わりはない。だが、それを少し異なる方法で行うつもりだ」

    「我々は2人のジュニアとはレースをしない。常に経験豊富なドライバーを1人置き、そのドライバーが1人の若手ドライバーを手取り足取り指導し、彼の成長を助ける」

    2023年のラインナップは経験の恩恵を示した
    ダニエル・リカルドは12シーズンのF1経験があるにもかかわらず、来年ファエンツァを拠点とするチームで戦うことになる。

    リカルドは今シーズン途中にニック・デ・フリースの後任として招集され、2025年にレッドブルに復帰することを目指してもう1年間残留することになる。

    リカルドは2024年に4年目のシーズンを迎える角田裕毅とコンビを組み、チーム18年の歴史の中で最も経験豊富なドライバーラインアップを形成することになる。

    「我々はそれが実際に機能することを見ている」とバイエルは語った。「裕毅は正直なところ、もうジュニアではない。でも、ダニエルに比べればジュニアだ」

    「我々はそれが両方にプラスの影響を与えていることを理解しているし、裕毅がダニエルからどれだけ学べるか、クルマのセットアップに関して、そして戦略に関してさえダニエルからどれだけ学べるかが分かる。 彼はクルマに乗っているときにアイデアを思いつくこともある」

    「僕たちにとっては、それが競争力を高める道なんだ」

    「これは、競争力に焦点を当ててほしいという株主からの要請だ。競争力を高めることが商業的なバランスにもつながるし、チームへの明らかな資金注入を減らすことにもなるからね」

    スクーデリア・アルファタウリ

    コンストラクターズ選手権5位を目指す
    2024年はチームにとって新たな時代を迎え、アルファタウリの名を捨て、新たな名前でシーズンに臨むことになる。

    フランツ・トストが日々の運営を取り仕切ることはなくなり、元フェラーリのレースディレクターであるローラン・メキースがF1チーム代表に就任し、バイエルCEOに直属する。

    「パーツに関してFIAから許可されているレッドブル・レーシングとの相乗効果を最大化するというのも株主から与えられた戦略的方向性だ。」とバイエルは語った。

    「すべてのパーツを使用することは、今年はできなかったが、チームのミスだと考えているので、それは来年に向けて間違いなく変更するつもりだ」

    今年、シーズン終盤に復活を遂げ、ランキング8位でシーズンを終えた後、バイエルは、チームが来年のコンストラクターズ選手権で5位を目指すことを明かした。

    「株主たちは僕たちにワールドチャンピオンになることを望んでいるわけではないし、現実的ではないと思う。彼らは5位を目指して戦うことを望んでいる」

    「レッドブル・レーシングは1位を目指して戦うことになるが、我々の目標は5位であり、それが我々が達成しようとしていることだ。これは競合他社を考慮すると重要なことだ」

    「そして、それを達成するには、我々は適切なF1チームになる必要がある。そのために設備投資を行っている」

  • ダニエル・リカルド “空手チョップ”骨折でF1仲間ランス・ストロールに連絡

    ダニエル・リカルド “空手チョップ”骨折でF1仲間ランス・ストロールに連絡

    ダニエル・リカルドは、F1オランダGPでのプラクティスのクラッシュで手を「空手チョップ」して骨折した後、ランス・ストロールに連絡を取ったと明らかにした。

    リカルドはザントフォールトのターン2で、同じコーナーでスタックしたオスカー・ピアストリを避けるためにクラッシュしてしまった。

    その衝撃でステアリングホイールがリカルドの左手に当たり、小指の下の中手骨を骨折した。

    「頭をぶつけなかったから、はっきりと覚えているよ」とリカルドはポッドキャスト『Beyond the Grid』でトム・クラークソンに語った。

    「ターン2を通過して、ある意味で頂点を越えていたんだけど、かなりタイトな状態をキープしていた。ターン3へのラインはバンクの上に乗るだけだから、従来のレーシングラインを取るわけじゃないんだ」

    「だからエイペックスを見るのではなく、コーナーの頂点を見ている」

    「ドライバーとしては、常に前方を見ていて、普通はエイペックスを見ているものだけど、ターン2を抜けるときはある意味でまっすぐ前を見て、ブレーキングポイントを選ぶんだ」

    「だからその時点で僕はターン2を抜けていた。イエローも何も見ていなかった。それで前を見てブレーキをかけたときに、曲がるべき場所を見たらオスカーがいた」

    「僕はすでにコミットしていたので、自分が走っているスピードはわかっていた。唯一の選択肢は高いラインを取ることだったけど、彼のクルマがトラックのトップにいるのが見えたので、パスするための十分なスペースがなかった」

    「低いラインを取るにはスピードが速すぎたから、おそらく本当にバカに見えて彼にクラッシュするか、クルマをできるだけ減速させてバリアにクラッシュするかのどちらかだった。それが起こったことだ」

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ

    そのとき、リカルドはステアリングから手を離すことを考える余裕はなかった。この衝撃でテックプロのバリアはスクーデリア・アルファタウリのフロントをつかみ、リカルドの手からステアリングを引き抜いた。

    「基本的にグリップを失い、ステリングホイールがあまりにも早く回転して、ステアリングホイールの底は純粋に硬いカーボンなんだけど、それが浮き上がってきて、僕の手を空手チョップしたんだ」

    「クラッシュしたショックでアドレナリンが出て、無線で『ああ、ごめん、クラッシュしてしまった』とか言ったと思う」

    「彼は『大丈夫か、続けられるか?』と言ったんだけど、『いや、マシンが損傷した』と答えたと思う。でも、手の感触が分かった」

    「痛みは…明らかに急速に増してきて、何か悪いことが起きたんじゃないかと心配になった。『グローブを外さないといけない』という感じだったけど、グローブを外しながら、もし皮膚から骨が突き抜けていたら、気絶するんじゃないかと思ったのを覚えているよ!」

    「グローブを外したとき、すでにかなり腫れているのがわかったけど、皮膚から骨は出ていなかった。『大丈夫だった』と思ったけど、その後、痛みがひどくなった」

    「メディカルカーに飛び乗ったとたん、違和感がひどくて、大きな声を出してしまった。だから、まずいと思ったね。ドクターに言われるまでもなく、すぐに週末のレースは無理だとわかったよ」

    サーキットの医療センターに運ばれ、医師らはリカルドの手を診断し、そこからさらなるスキャンのためアムステルダムの病院に搬送された。

    手術を勧められたリカルドと彼のチームは、すぐに業界関係者に連絡を取り、次の行動を決めることにした。

    そのなかには、MotoGPのパドックと強いつながりを持つアルパインスターズや、今年初めに手首を骨折したアストンマーティンのランス・ストロールも含まれていた。

    アルパインスターズとの接触について「彼はMotoGPの選手全員を知っているし、スペイン人でもある」とリカルドは語った。

    「だから彼が僕たちにザビエル・ミールと接触させてくれたんだと思う。そしてランスも彼のところへ行くように言った」

    「あらゆる兆候は、とにかく彼に会いに行けということだった。この男が何度も同じことをしているとね」

    「祝福と呪いだった。彼は人間じゃない多くのMotoGPライダーを相手にしているからね!実際、彼らは人間じゃない」

    「僕がそこに行くことを期待されていたと思う。医者は『ああ、F1もMotoGPも同じだ、人間ではない。痛みを感じない』って感じだったけど、『いや、先生。僕は痛みを感じます。この病院にいる間、僕は48時間泣き続けるでしょう』って感じだったね」

    「とにかくおかしかった。助けてくれたお医者さんや看護婦さんたちはみんな素晴らしかったけど、私が顔をしかめたり、うずくまったり、質問したりするから、彼らは大笑いしていたと思う」

    「彼らは僕がMotoGPライダーのようにタフだと思っていたんだと思う!」

    「骨折自体はかなり大きなもので、粉々になっていた。ただ真ん中できれいに折れているというようなものではなかった。8つくらいに分かれていたと思うし、単純な骨にしては、あまりきれいなものではなかったね」

    リカルドはアメリカで復帰を果たし、リアム・ローソンが代役を務めていた5レースの欠場を終えた。

  • FIA レッドブル/アルファタウリの協力関係のF1レギュレーション違反を否定

    FIA レッドブル/アルファタウリの協力関係のF1レギュレーション違反を否定

    FIA(国際自動車連盟)は、レッドブルとアルファタウリがF1技術規則で認められている以上の協力関係にあるとの懸念を否定した。

    FIAのこの動きは、アルファタウリが2023年シーズン後半にレッドブルとの緊密な連携によってパフォーマンスを大幅に向上させたことを受けたものだ。

    レッドブル傘下の2チームは来年、アルファタウリが姉妹チームのパーツをより多く使用することで、さらに緊密な協力関係を築く予定だ。

    F1のレギュレーションにはチーム間で使用できるパーツのリストがあるが、ボディワークのような重要な部分は外注できないが、一部のチームはレッドブルとアルファタウリの緊密な協力関係から生じる不公平なアドバンテージの可能性について懸念を表明している。

    FIAは、このようなコラボレーションに伴うリスク、特にチームが違法行為に及んだ場合のリスクを認めているが、FIAの厳格なチェック体制によって不正を発見することは可能だと主張している。

    公然と協力関係にあるチームに対する監視を強化することは、F1における公正な競争を維持するFIAの能力をさらに強化することになる。

    レッドブルとアルファタウリの関係についての質問に対し、FIAシングルシーター・テクニカルディレクターのニコラス・トンバジスは、両チームのマシンを分析した結果、懸念材料はないと断言。また、F1技術規則の完全性を維持するためのFIAのコミットメントを強調した。

    「我々は、そのようなことが起こらないようにするために、完全に独立したチームをチェックするよりも、互いに近接しているチームをより厳しくチェックしている」とトンバジスはコメント。

    「それは懸念事項だ。それは言及された2つのチームの間だけでなく、他のチームのペアの間でも懸念されている」

    「我々はアルファタウリは他社とはまったく異なる空力ソリューションを持っていると我々は考えており、直接的なコラボレーションの兆候はないと考えている」

    「明らかに、彼らは懸命に取り組んでいるし、一歩前進している。しかし、それがコラボレーションによるものだとは言えないと思う」

    国際自動車連盟 レッドブル・レーシング スクーデリア・アルファタウリ

    FIAはガイドラインを実施する
    トンバジスは、F1チームが合法的に活動していることをFIAに証明するためのガイドラインが発行されることを明らかにした。

    「とはいえ、コラボレーション、あるいはそのようなことが起こらないようにすることは、チームを取り締まる上で難しいことのひとつだ」

    「我々は監査し、これらすべてのチームが十分に分離されていることなどを確認する必要がある。そして、そのようなことが起きていないことを僕たちに納得させるにはどうすればいいか、チームに対してさらなる情報を提供するため、かなり近いうちにさらなるガイダンスを発行する予定だ」

    「我々はこの課題を過小評価しているわけではなく、それは我々が抱えている困難の一つだ」

    F1チームが協力して異なる開発アプローチを実験し、たとえば最適なソリューションに収束できることが示唆されている。

    しかし、トンバジスは、そのような活動はレギュレーションに違反し、FIAの設計検査によって容易に発見される可能性があると強調する。

    「これは明らかに違法行為だ。なぜなら、我々は過去にチーム間で同様のコンポーネントをチェックし、その後チームの開発プロセスに介入して、それらがどのように進化するかを確認したことがあった」とトンバジスは述べた。

    「現時点ではそのようなことは起きていないと思う。我々はチェックしたし、チェックするためのプロセスも持っている。簡単か?いや、簡単だとは言っているわけではない。それは常にある種の挑戦だ」

    興味深いことに、トンバジスはFIAが公然と協力するチーム間のやり取りを効果的に監視できると確信している一方で、違法行為の可能性がより大きいのは実際には独立して活動するチームだと断言する。

    「2つのチームが協力する主な動機は、コンポーネントを交換するかどうかでも、風洞を共有するかどうかでもない」とトンバジスは語った。

    「2 つのチームが協力し、1つは英国に、もう 1つはアルゼンチンに置くことができる。「もし2つのチームが規制に反して連絡を取り合ったり、Zoom通話をしたり、エンジニア同士がチャットしたりしたいのであれば、それは十分に可能だ」

    「我々は人々の日々の動きを監視しているわけではないし、そうするつもりもない。このようなペアのチームは、共通の所有権を持っているなどの理由だけで、コラボレーションを批判されることが多いが、コラボレーションできる唯一のチームではない。独立した2つのチームが、互いに助け合うことで利益を得ようと決めることもできる」

    「そんなことが起こっているとは思っていないが、私が言いたいのは、この事態を防ぐためのツールは、あるチームから別のチームに販売される物理的なコンポーネントに単にリンクする必要はないということだ」

  • アルファタウリ 2024年F1を見据えてレッドブルの強力な武器をコピー

    アルファタウリ 2024年F1を見据えてレッドブルの強力な武器をコピー

    スクーデリア・アルファタウリは、2024年シーズンを好調にスタートすることを目指し、最終戦のアブダビGPでメジャーアップデートパッケージを導入した。

    F1カレンダー最終戦アブダビGPは、メルセデスとフェラーリの2位争い、アルファタウリの7位争いなど、競技面で重要な順位が決定した。

    技術的な観点からは、通常、重要なのは現在よりも未来であり、レースウイークエンドは次のシーズンへの足がかりとなる。これは火曜日のポストシーズンテストからスタートが切れた。

    したがって、アブダビでいくつかのチームによる最新の進化したパッケージを目にしたのは驚きであり、最も印象的だったのはアルファタウリ AT04 の新しいフロアだった。

    シーズン当初から、アルファタウリのシングルシーターは競争力の低さによって特徴付けられてきたが、これは根本的に欠陥のある空力コンセプトの結果であり、チームはそのシーズン終盤に部分的にしか修正できなかった。

    そのため、バランスを改善し、何よりもフロアから発生するダウンフォースと車体下部の圧力中心の安定性を高めることを目的とした開発が導入された。

    この時期にこのような大規模な変更を行うことは、アルファタウリのエンジニアたちが、来年のマシンの空力コンセプトの詳細を決定する段階において、より確実にこの道を進むために開発の客観的な評価が不可欠だと考えたことを示している。

    それは、空力とツールの面で制限されたマシンを再び手にしないために重要な要素である。この2つは、シーズンを通して徐々に利用できるようになったが、シーズンを通してAT04の開発とミッドフィールドで戦う能力を事実上妨げていた。

    スクーデリア・アルファタウリ

    フロアだけではない
    しかし、フロアはともかく、一番外側のバージボードはどちらも新しいもので、オリジナルバージョンよりも進化し、断面も大きくなっている。どちらも、ベンチュリチャンネルを区切る床下のフローコンベアに関して導入されたものだ。

    実際、形状の点では、フェラーリが鈴鹿に導入したものに似ている。新しいモデルは、レッドブルRB19のモデルから強くインスピレーションを受けており、前方への延長と丸みを帯びたリーディングエッジが特徴となっている。

    また、ベンチュリチャネルの前部に大きなエアフロー拡張セクションが非常に顕著に存在していることも強調する価値がある。これは昨年のRB18にすでに存在し、2023年中にRB19で大幅に改良された機能だ。

    この要素がレッドブルのチャンピオンシップ成功の鍵であり、その正確で再現が難しいエアロバランスによって深刻なポーパシングの影響を受けにくくなっていることを改めて説明するのが適切だろう。

    アブダビのデータを分析することで、各チームはシングルシーターのさまざまなエリアに局在する気流の質の3次元マップを得ることができ、ダウンフォースポイントのレベルとその分布を評価することができる。

  • ダニエル・リカルド F1から離れた時間が「エネルギーを蘇らせた」

    ダニエル・リカルド F1から離れた時間が「エネルギーを蘇らせた」

    ダニエル・リカルドは、F1でのフルタイムドライブから離れて過ごした時間がエネルギーを蘇らせ、継続へのモチベーションを与えてくれたと信じている。

    成績不振のため2022年シーズン限りでマクラーレンのシートを追われたリカルドは、元チームであるレッドブルの公式サードドライバーとしてカムバック。

    6カ月間マシンを離れていたが、アルファタウリが不調のニック・デ・フリースに代わってリカルドの復帰することを決めた。だが、わずか2レース後のオランダGPのプラクティス中に不慮のアクシデントに見舞われ、手を負傷し、再びサイドラインに座らなければならなかった。

    5レースを欠場した後、アメリカGPで2度目のカムバックを果たし、メキシコGPでは最高位7位でフィニッシュした。

    「マシンを離れていたことがF1への評価や要求にどう影響したかを尋ねられたリカルドは「マシンを離れたことで、最終的にどれだけF1を愛しているかという答えが出た。F1が僕にとってどれだけ意味のあるものなのかをね」とメディアに語った。

    「今になって、2度目のチャンスを得て、エネルギーが蘇ったような気がしている。これが僕の唯一無二の優先事項であることを確認したい。これにすべてのエネルギーを注ぐつもりだ。いつか辞めたときに『もっとやれたのに』とか『あのキャリアはちょっと指から滑り落ちてしまった』なんてことになりたくないんだ。そんな思いはしたくない」

    「新しい視点を与えてくれた。みんなに勧めたいね!でも、シーズン後半をこんなに楽しめたなんて信じられないよ。半年で何ができるのかはかなりクレイジーだ」

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ

    リカルドは、マクラーレンからの移籍後、精神的に良い状態にあると明かし、マクラーレンで苦境に立たされたとき、最終的には成功の欠如が自問自答の多くにつながったと彼は感じていた。

    「勝っているときはある意味で簡単だけど、そうでないときは少しフラストレーションがたまるような困難な瞬間を経験することになる」とリカルドは語った。

    「そうすると、当然、競技面では自信を失う。そうすると、自分自身にさらに多くの質問をするようになる」

    「それはまたスポーツへの愛情に疑問を抱かせることになるし、そうなるとハングリー精神も失われるし、準備の面でもこのスポーツの他の側面が見えなくなってくる」

  • メルセデスF1代表 レッドブル/アルファタウリ論争に「F1の透明性を支持」

    メルセデスF1代表 レッドブル/アルファタウリ論争に「F1の透明性を支持」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブルとアルファタウリの親密度が増していることに一部のチームから懸念の声が上がっていることを受け、F1の「透明性」を支持するとコメントした。

    すでにレッドブルのジュニアチームとなっているアルファタウリは、長年チーム代表を務めたフランツ・トストが去ってローラン・メキースとピーター・バイエルが後任となり、2024年に新しい名前、カラーリング、タイトルスポンサーの変更など2024年に大きな変化を迎える。

    ピーター・バイエルは、チームが可能な限り多くの譲渡可能なコンポーネント/transferable components(以前のリストに掲載されていなかったパーツ/non-listed parts)を採用することを明言しており、シーズン後半のアップグレードにより、アウファタウリはコンストラクターズの最下位から、7位のウィリアムズをあと一歩追い抜くところまで追い上げた。

    これはパドックで多少の摩擦を引き起こしており、他のチームは現在同じ施設を使用しているレッドブルとアルファタウリに対し、すべてのチームが独自の風洞を使用することを保証するなど、潜在的な抜け穴を塞ぐことに熱心である。

    しかし、どちらのチームも悪いことをしたという示唆はなく、トト・ヴォルフはF1に信頼を置くことに熱心だ。

    「正直なところ、(アブダビ予選で)角田裕毅が6番手だったことだけは知っている。彼らは好調だったので、アルファタウリのファンが盛り上がってくれてうれしい」とヴォルフはメディアに語った。

    「しかし、ここは透明な世界だ」

    「たぶん他はそうしていると思うが、私はコンポーネントは見ていないし、そこから考えよう」

    「だが、正直なところ、それについてはあまり時間をかけて考えたことはない」

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    メルセデスのボスはまた、オーバーテイク不足の原因として指摘されている空力開発の速度についても言及したが、タイヤがより支配的な要因だと考えている。

    「11月のここアブダビではネガティブな見方はしていない。 来年バーレーンで何が起こるか、そしてシーズンがどうなるかを見守る必要がある」とヴォルフは語った。

    「ピレリタイヤが来年のマシンにどう対応するか見てみよう。だがオーバーテイクはさらに悪化している。、すべては熱管理の問題だ」

    「だからカタールのような、ただひたすら全力で走るレースがしたい」

  • 角田裕毅 F1での課題はやはり無線「もっと冷静に対応したい」

    角田裕毅 F1での課題はやはり無線「もっと冷静に対応したい」

    角田裕毅は、今後はチーム無線でもっと冷静に対応したいとの意向を強調した。

    2021年にF1デビューして以来、角田裕毅はプレッシャーのかかる場面で無線で暴言を吐くことが指摘されてきた。

    スクーデリア・アルファタウリでの3年目で好成績を収めてチームがコンストラクターズチャンピオンシップを8位で終えることに貢献した角田裕毅は、2024年シーズンも残留する。

    角田裕毅は今シーズン、チーム無線でのフラストレーションが改善されたと感じているが、23歳の彼はさらなる進歩を望んでいる。

    「無線での振る舞いやそういったものは、ここ数年に比べればずっと良くなったと思っています」と角田裕毅はメディアに語った。

    「でも、ある意味で我を忘れてしまったレースもあったし、物事をうまくまとめられなかったり、時には無線で大声を出してしまうこともありました。確実に改善していきたいです」

    メキシコのミスに不満
    角田裕毅の今季は力強いパフォーマンスが目立ったが、メキシコシティGPではオスカー・ピアストリへのオーバーテイク失敗が批判された。

    この接触により、角田裕毅はポイント獲得が見えていたレースから脱落。そのようなミスは起こるべきではなかったと主張している。

    他の改善したい分野について角田裕毅は「メキシコで起こったように、落ち着きと状況をコントロールできればば、簡単に8位でフィニッシュできたと思います」と答えた。

    「ドライバーとしては、もっと上を目指したかった。ペースは良かったし、スムーズにオーバーテイクできれば5位フィニッシュも可能だったと思います」

    「あれは僕にとってかなり大きなミスだったし、ある意味で絶対にやってはいけない大きなミスを減らさなければなりません」

  • ローラン・メキース ガーデニング休暇でF1シーズン中移籍の「激しさ」を回避

    ローラン・メキース ガーデニング休暇でF1シーズン中移籍の「激しさ」を回避

    スクーデリア・アルファタウリの新F1チーム代表に就任するローラン・メキースは、フェラーリのガーデニング休暇のおかげで、シーズン途中でその役割を担うという「激しさ」から救われたと語る。

    メキースは、間もなく改名されるファエンツァのチームに1月1日に正式に加わる予定だ。前チーム代表のフランツ・トストが引退に向かう中、彼はピーター・バイエルCEOと2人体制で働くことになる。

    元フェラーリのスポーティングディレクターであるメキースは、今月末までマラネロの従業員として残るが、ガーデニング休暇中で夏休み以降は働いていない。

    メキースは、ミナルディやトロロッソ時代にエンジニアとして働いていたチームに復帰する前に自分の考えをまとめることができたので、この休暇は実際に有益だったと信じている。

    「最初のころは、何カ月も待たなければならないことに気づいたとき、ちょっとフラストレーションが溜まった」とメキースは日曜日のオートスポーツ・アワードで語った。

    「というのも、すぐにでも飛びつきたかったし、自分がどう貢献し、サポートできるかを考えたかったからだ」

    「でも、実際のところ、仕事からすぐに別の仕事に就いたとしたら、レースカレンダーの激しさや日々の決断に、すぐに心を奪われてしまうだろう」

    「だから、一歩下がって全体像を見て、多くのことをどのようにしたいかを考える機会を得られたのは、実際には非常に幸運だった。そこには素晴らしい人材がいると見つけることができたことが重要だった」

    「それが今の私たちのスポーツなんだ。人と人、人と人。それこそが、私が再び始めたいと楽しみに思っていることだ」

    「素晴らしいレーシングファミリーから生まれ、また別の素晴らしいレーシングファミリーのもとに行くことができて、とてもとても幸運だ。とても感謝している」

    スクーデリア・アルファタウリ

    退任するトストはアブダビで、18年間率いてきたチームが良好な状態にあると確信していると語った。

    「まず第一に、ピーターは6月から我々と一緒にいるが、我々は非常に緊密に協力していると思う」とトストは語った。

    「彼は今ではチームのことをよりよく理解しており、多くの経験を積んでいる。彼はF1を知っています」

    「そして、ローラン・メキースは僕たちと一緒に働いていて、チームのことを昔からよく知っている。この2人がチームを引き継ぐのに絶対に適任だと思う」

    「そして、二人とも豊富な経験を持っているので、チームを新たなレベルに引き上げてくれることを期待している。二人ともF1をよく知っており、とても良い仕事をしてくれると確信している」

  • 角田裕毅 「トストさんがいなければ今F1にいられなかったと思う」

    角田裕毅 「トストさんがいなければ今F1にいられなかったと思う」

    角田裕毅は、ドライバーの形成期に「道を見失う」ことを止めてくれたアルファタウリF1のチーム代表を辞任する“最大のサポーター”であるフランツ・トストに敬意を表した。

    トストはかつてトロ・ロッソとして知られていたファエンツァの指揮官として18年間を過ごした。レッドブルのジュニアチームとして、トストはセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツ、アレックス・アルボンを育てた。

    また、2024年に同チームで4年目のシーズンを戦う角田裕毅の大きな支援者でもある。

    角田裕毅は、トストの“バックアップ”が彼が正しい道を歩むための鍵だったと考えている。

    「フランツがいなければ、僕はここ(F1)にいなかったと思います。彼は、毎レース多くのアドバイスをくれました」と角田裕毅は語った。

    「悪い時も、良い時も、僕たちは喜びや悲しみを分かち合ってきました。彼は常にチームの最大のサポーターです」

    「彼はいつも私の才能、スピード、すべてを信頼してくれています。1年目の苦しんでいたシーズン前半でも、彼は僕ならできると信じてくれまいた。そういった充実したバックアップがなかったら、ドライバーとしてこれほど成長することはできなかったと思います」

    「おそらくもっと焦って、進むべき道を見失っていたでしょう。その時の彼の対応は本当に助けになりました」

    角田裕毅 スクーデリア・アルファタウリ

    角田裕毅のF1での将来が不透明な時期があったとき、トストは割って入って、「F1ドライバーがトップレベルで競争できることを証明するには3シーズンが必要」だと語った。

    これが妥当なスケジュールだったのかとの質問に、角田裕毅は「1年目はいろいろな理由がありましたが、特にシーズン前半はパフォーマンスを発揮できませんでした」と語った。

    「でも、昨年から調子が上がってきて、自信がついてきました。今はただ速いだけではなく、完全なドライバーになることにもっと集中しています」

    「また、成長のためにフィードバックを与えることや、困難な状況でどれだけ成熟できるか、それが僕の目標です」

    「毎年、自分の弱点を見つけることができます。それは良いことであり、それに取り組むだけです」

    トスト在任中、チームは2008年イタリアGP(ベッテル)と2020年イタリアGP(ピエール・ガスリー)を制した。

    しかし、アルファタウリは2022年にグラウンドエフェクトレギュレーションが導入されると、コンストラクターズ選手権で6位から9位に転落。その後、積極的なアップグレードが功を奏し、シーズン終盤には8位まで順位を上げたものの、シーズン中盤は最下位に沈んだ。

    トストはエアロダイナミクス部門に変更を加えて低迷を食い止めたが、昨年レッドブルの共同オーナーであるディートリッヒ・マテシッツが死去し、経営陣が交代したことを受け、4月下旬に長年務めたボスの退任が発表された。後任にはフェラーリのスポーツディレクター、ローラン・メキースが就任する。