カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の前進を実感「中団で戦えている」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1の前進を実感「中団で戦えている」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンF1が投入した大規模アップグレードによって「もう中団グループで戦えている」と手応えを示した。一方で、その戦いを継続するにはホンダの新型パワーユニットによるさらなるパフォーマンス向上が不可欠だとの見方を示した。

    アストンマーティンはF1ハンガリーGPで16項目に及ぶ“Bスペック”アップグレードを投入。アロンソは今季初のQ2進出を果たし、決勝では14位でフィニッシュした。

    チームメイトのランス・ストロールも13位となり、今季最高成績を記録したことで、新パッケージの効果が明確に表れた。

    アロンソ「ようやく中団グループと戦えるようになった」
    アロンソはレース後のテレビインタビューで、新型マシンによって久しぶりに競争力を感じられたと振り返った。

    「また競争力を感じられたのは良かった」

    「特にレース序盤は、中団グループについていけるくらいのペースがあった」

    「この新しいクルマで仕事を進めていくための、いいベースラインになったと思う」

    その一方で、次戦オランダGPで投入予定のホンダ新型パワーユニットに大きな期待を寄せている。

    「特にエンジンについては、ザントフォールトを楽しみにしている。ストレートスピードの面でもう少し競争力を高めたい」

    「レースではもう中団グループの争いに加われている。だからこそ、ストレートでのもうひと押しの速さが必要なんだ」

    「後半戦に向けて、新たなスタートになればいいと思っている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ホンダ新型PUはフィルミングデーで初走行
    ホンダはハンガロリンクで実施されるフィルミングデーで、新仕様パワーユニットをAMR26に搭載して初走行させる予定だ。その後、夏休み明け最初のレースとなるF1オランダGPで実戦投入される。

    ホンダF1プロジェクトリーダーの折原慎太郎は、投入計画について次のように説明した。

    「次の重要なステップとして、オランダで新仕様のパワーユニットを投入します」

    「その前に、水曜日のフィルミングデーでAMR26に新しいエンジンを搭載し、夏季休暇前に初走行を行います」

    今回のアップデートで車体側の課題が大きく改善されたことで、ホンダ製パワーユニットの性能向上が実現すれば、中団争いでさらに存在感を高める可能性がある。

    ストロールもアップグレードの効果を実感
    チームメイトのランス・ストロールも、アップグレードによってようやく中団グループと互角に戦えたと評価した。

    「今年初めて中団グループの争いに加われた。それは本当に良かった」

    「今後も開発を続けていかなければならない。今週末は大きな前進だったけれど、さらにプッシュし続ける必要がある」

    レース前にはチームオーナーのローレンス・ストロールも、新パッケージの出来栄えに高い満足感を示していた。

    「間違いなく大きな前進を遂げた。これは数ある前進の第一歩に過ぎない。非常に満足している」

    「実現してくれたファクトリーのスタッフ全員の努力に感謝したい」

    アストンマーティンはハンガリーで車体性能の改善を証明し、後半戦はホンダの新型パワーユニット投入によってさらなる飛躍を目指す。ザントフォールトで予定される新仕様PUが期待どおりの性能を発揮できれば、チームは本格的に中団争いの常連へと返り咲く可能性が高まる。

  • フェルナンド・アロンソ 「今度はホンダF1にプレッシャーがかかるね!」

    フェルナンド・アロンソ 「今度はホンダF1にプレッシャーがかかるね!」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1第11戦ハンガリーGPを14位で終えたものの、大幅アップデート版「AMR26B」の初戦を高く評価した。ポイント獲得には届かなかったが、マシンの進歩を実感しており、今後はホンダのパワーユニット(PU)アップグレードがさらなる前進の鍵になるとの見方を示した。

    アストンマーティンはハンガロリンクで投入したAMR26Bによって競争力を向上させ、アロンソはハースやアルピーヌ、ウィリアムズと互角に戦えるまでに改善したと実感している。レース後には、この進歩を土台に後半戦へ挑む考えを語った。

    AMR26Bは期待どおりの進歩
    アロンソは14位という結果以上に、マシンの進歩に手応えを感じていた。

    「後半戦へ向けて取り組むための基準ができた」

    バーチャル・セーフティカー中のピットストップで順位を落としたものの、アップデートの効果は十分に確認できたという。

    「ハンガリーで見たものは、おおむね予想どおりだった。シミュレーションとの相関も良く、パフォーマンスは向上している」

    「もちろん、この新しいクルマは投入されたばかりだし、コンセプトもこれまでとは違う。セットアップや最適化でも、まだ改善できる部分がある」

    「今度はホンダF1にプレッシャーがかかるね!」
    アロンソはシャシーの進歩を評価する一方で、次の課題はホンダのPUアップグレードにあるとの考えを示した。

    「これからエンジンのアップグレードも入る。それが僕たちをどの位置まで押し上げてくれるのかを見るのは、とても興味深いテストになる」

    ホンダにも期待が集まる状況について問われると、アロンソは笑顔でこう応じた。

    「今度はホンダF1にプレッシャーがかかるね!」

    冗談を交えた一言ではあったが、「シャシーは改善した。次はPUの番だ」という率直な思いが込められていた。

    フェルナンド・アロンソが語るホンダとアストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「ホンダとアストンマーティンは一つのチーム」
    アロンソは、ホンダとの協力体制についても強調した。

    「僕たちは一つのチームだ。一緒に仕事をして、お互いの弱点を理解し、それを補おうとしている」

    「シーズン序盤にはホンダがクルマの弱点を改善してくれた。そして新しいシャシーでは、僕たちも安定性やエネルギーデプロイメントの面でできる限り貢献しようとしている」

    さらに、PUだけでなくソフトウェア部門も含めて開発を続けていく考えを示した。

    「アストンマーティンのソフトウェア部門も含めて、まだ長い道のりがある。これが最初の一歩になり、両者が自分たちの取り組みに自信を深められればいい。それが今後数か月で最も重要なことだ」

    振動問題はPU交換で解決
    週末序盤に発生したPUの振動についても、アロンソは問題は解消されたと説明した。

    「土曜日の朝には完全に解決していた。より新しいパワーユニットに交換したんだ」

    「おそらく寿命が近づいていた古いエンジンで問題が出ていたのだと思う。土曜日も日曜日も問題なく走れた」

    アストンマーティンはAMR26Bの投入によって確かな前進を示し、アロンソもその成果に満足感を示した。今回のアップデートでシャシーの進歩が確認された今、次に注目されるのはホンダのPUアップグレードだ。アロンソが「今度はホンダF1にプレッシャーがかかるね!」と語ったように、後半戦ではシャシーとPUの両面が揃ったときの真の競争力が試されることになる。

    【関連】
    ・ホンダF1 アストンマーティンの前進に自信「今度はPUが上積みをもたらす番」

  • ニコラ・ツォロフ アロンソとの“過酷な契約”巡り多額の負債報道

    ニコラ・ツォロフ アロンソとの“過酷な契約”巡り多額の負債報道

    レッドブルF1ジュニアのニコラ・ツォロフが、かつてマネジメント契約を結んでいたフェルナンド・アロンソの「A14マネジメント」との契約を巡り、現在も多額の支払いを続けているとの衝撃的な主張が浮上した。

    この情報はドイツ人F1ジャーナリストのラルフ・バッハが明かしたものであり、現時点で契約内容を裏付ける公的な資料はなく、アロンソ側もコメントしていない。F1 OversteerはA14マネジメントに取材を申し込んだものの、記事掲載時点で回答は得られていないとしている。

    ラルフ・バッハ氏が「過酷な契約」と主張
    フェルナンド・アロンソは2022年に若手ドライバー育成会社「A14マネジメント」を設立し、ニコラ・ツォロフは初期メンバーの一人としてサポートを受けていた。

    ツォロフは2025年にアルピーヌ・アカデミーからレッドブル・ジュニアへ移籍した際、A14マネジメントとの関係を解消したとされる。

    ハンガリーGPを前に配信された『F1-Insider』ポッドキャストで、ラルフ・バッハは当時の契約について次のように語った。

    「ヘルムート・マルコは当時、実質的にアロンソから彼を買い取ったようなものだ」

    「聞いている話では、フェルナンド・アロンソは彼と非常に過酷な契約を結んでいて、ツォロフはいまでもその負債を返済し続けている」

    さらにバッハは、A14マネジメントがツォロフとの契約によって多額の利益を得たとも主張した。

    「レッドブルは彼を引き受け、あらゆる面で支援している。しかしツォロフは、その契約による負債をいまも返済しなければならない」

    「アロンソは彼から何百万ドルも稼いだ。そのためツォロフは自由に使える資金がほとんどない。レッドブルがいなければ、ほぼ破産状態だっただろう」

    フェルナンド・アロンソ

    F2ランキング首位でF1昇格候補に浮上
    こうした主張の真偽は確認されていないが、ツォロフはコース上では着実に評価を高めている。

    現在19歳のブルガリア人ドライバーは2026年のFIA F2選手権で8大会終了時点でランキング首位に立ち、2位に27ポイント差を築いている。

    レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインも、ツォロフについて「次に昇格する候補」と高く評価しており、2027年以降のF1シート候補として名前が挙がる存在となっている。

    また、元F1ドライバーのデビッド・クルサードもツォロフの才能を高く評価している。

    一方で今回の報道は、あくまでラルフ・バッハ個人による証言に基づくものであり、契約内容を裏付ける客観的な証拠は示されていない。アロンソやA14マネジメントから正式な反論や説明が出れば、状況が変わる可能性もある。

    現時点では、一人のジャーナリストによる告発として受け止める必要があり、今後の当事者側の対応が注目される。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1復調宣言「新たな選手権が始まる」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1復調宣言「新たな選手権が始まる」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1ハンガリーGPで14位に終わったものの、アストンマーティンF1が投入した新型マシン「AMR26B」に確かな進歩を感じていると語り、「ここから新たな選手権が始まる」と後半戦への期待を口にした。

    今季ここまで最後尾争いを強いられてきたアストンマーティンF1だが、ハンガリーでは新パッケージの効果によって中団グループと互角に戦えるパフォーマンスを披露。ポイント獲得には届かなかったものの、アロンソは今後の飛躍に向けた確かな土台が築けたと評価している。

    「ここから新たな選手権が始まる」
    「今週末は僕たちにとって大きな前進だった。夏休み明けに向けて積み上げていくための、しっかりとしたベースラインになったと思う」

    アロンソはレース後、そう振り返った。

    「レースではマシンのフィーリングが良く、周囲のライバルたちと戦うことができた。厳しい週末が続いていただけに、それは本当に良かった」

    さらにスペインメディアの取材では、このアップデートによってチームの戦い方が大きく変わったと強調した。

    「僕たちは再び競争力を取り戻した。今、僕たちにとって新たな選手権が始まる」

    ハンガリーではキャデラック、ハース、ウィリアムズを上回り、アルピーヌやアウディとも互角の戦いを展開。トップ10には約13秒届かなかったものの、数週間前までは想像できなかった位置で戦えたことを前向きに受け止めている。

    さらなるアップグレードとホンダPUに期待
    アロンソはAMR26Bにはまだ引き出せるポテンシャルが残されており、今後のセットアップ最適化や追加アップデートによってさらに戦闘力が向上すると見ている。

    「まだセットアップや最適化の面でも改善できる余地があると思う」

    そして、チームが最も期待しているのが、第13戦オランダGP(ザントフォールト)で投入予定のホンダ製パワーユニットアップデートだ。

    レース後のインタビューでも、その効果に大きな期待を寄せた。

    「特にエンジンだね。ザントフォールトではホンダのアップデートを楽しみにしている。ストレートスピードの面でもう少し競争力を高めたい。今の僕たちは中団グループで戦える位置まで来たから、その戦いではストレートでの速さが必要になる」

    さらにスペインメディアに対しても、「今はストレートでさらに速くなることを期待している」と語り、シャシーと空力面の改善に続いて、パワーユニットの進化が次の課題であるとの認識を示した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    AMR26Bは「新たなスタート」の第一歩
    レース序盤には中団勢のペースについていくことができたことも、アロンソにとっては大きな収穫だった。

    「またライバルたちと戦える感覚を味わえたのは良かった。特に序盤は中団グループについていけるペースがあったし、この新しいマシンで作業を進めていくための良いベースラインになった」

    そして今季後半へ向けて、今回のアップグレードはあくまでも第一歩にすぎないと強調する。

    「これは最初の一歩でしかない。今年はさらに多くの改善が予定されている。ホンダのアップデートも控えているし、後半戦は僕たちにとって新しいシーズンのスタートになることを期待している」

    ハンガリーGPは14位という結果に終わったが、AMR26BはアストンマーティンF1に今季初めて明確な希望をもたらした。シャシーと空力パフォーマンスの改善に続き、ザントフォールトで予定されるホンダのパワーユニットアップデートが加われば、中団争いでさらに存在感を高める可能性は十分にありそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ AMR26Bに手応え「まだ引き出せるポテンシャルがある」

    フェルナンド・アロンソ AMR26Bに手応え「まだ引き出せるポテンシャルがある」

    フェルナンド・アロンソは2026年F1第11戦ハンガリーGP予選で16番手となり、アストンマーティンが投入した新型AMR26Bで今季初のQ2進出を果たした。アロンソは「まだ引き出せるポテンシャルがある」と語り、大規模アップグレードを施したマシンにはさらなる改善の余地が残されているとの見方を示した。

    開幕から苦戦が続いてきたアストンマーティンだが、ハンガロリンクで投入した16項目に及ぶアップグレードは、予選で確かな前進を示した。

    アロンソは結果だけでなく、チームが進むべき開発の方向性を確信できたことが最大の収穫だったと語っている。

    「まだ引き出せるポテンシャルがある」
    アロンソは予選後、新型AMR26Bはまだ理解を深めている段階であり、本来のポテンシャルを発揮し切れていないと説明した。

    「マシンにはまだ引き出せるポテンシャルがある。新しいクルマを投入したときには普通のことだ」

    「セットアップの最適なウインドウを理解していく必要がある。もしフリー走行がもう1回あれば、セットアップを変更していたと思う」

    今回の予選ではキャデラック勢、ウィリアムズ勢、そしてハースのオリバー・ベアマンを上回る16番手を記録。順位そのものよりも、アップグレードが実際のパフォーマンス向上につながったことを高く評価した。

    さらに、ここ数年アストンマーティンを悩ませてきた風洞データと実走性能の相関についても、改善への確信を得たという。

    「順位はそれほど大きく変わらないかもしれない。でもファクトリーの雰囲気は変わる。僕たちは何を目指しているのかを正確に理解している」

    「次のアップグレードパッケージ、そして来年のマシンで何を目指すべきかも完全に分かっている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP予選

    久々に予選で戦える感覚を取り戻した
    予選後のインタビューでは、久しぶりに「戦えるマシン」で予選に臨めたことへの喜びも口にした。

    「間違いなくこれまでとは違う週末だった。予選ではもっと戦える感触があったし、完璧なラップや完璧なセットアップができれば結果を左右できると思えた」

    「ヘルメットのバイザーを下ろしてアタックに入るときのアドレナリンは、ここ数戦では失われていた。最後尾付近では、マシンに何をしても順位は変わらなかったからね」

    「またあの感覚を取り戻せたのは良かった。この先の数戦では、さらに良くなることを期待している」

    一方で、決勝については慎重な姿勢も崩さなかった。

    「ポイント争いはまだ少し遠いと思う。でもマシンにはまだ引き出せる性能がある」

    「このパッケージで6~7周以上走るのは初めてになる。信頼性を確認する意味でも重要なテストになるし、このクルマについてさらに多くを学べるはずだ」

    アップグレードは正しい方向へ
    チームのプレスリリースでもアロンソは、新型AMR26Bの改善を実感していると語った。

    「今週末はこれまでより競争力があり、Q2進出は正しい方向への一歩だった」

    「僕たちはまだこのパッケージを最適化している段階で、マシンにはさらに引き出せるポテンシャルがある。クルマは以前より一貫性があり、挙動も予測しやすくなったので運転しやすい」

    「明日のレースでも引き続きこのクルマについて学び、何ができるか見ていきたい」

    アストンマーティンは今回のAMR26Bを開発計画の第一段階と位置付けており、オランダGP以降も追加アップグレードを投入する予定だ。今季初のQ2進出は順位以上の価値を持つ結果であり、アロンソが語る「まだ引き出せるポテンシャル」が今後どこまで実際の速さにつながるのか注目される。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに好感触「路面に吸い付く」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに好感触「路面に吸い付く」

    アストンマーティンF1はF1ハンガリーGPで16項目に及ぶ大規模アップグレードを施したAMR26Bを初投入し、フェルナンド・アロンソは「クルマは格段に良くなった」と手応えを語った。新パッケージは狙いどおりの効果を発揮していると評価する一方で、「まだ第一歩に過ぎない」と慎重な姿勢も崩さなかった。

    FP1ではランス・ストロールが左リアサスペンションのトラブルで走行を終えたものの、アロンソは13番手を記録。FP2では赤旗やトラフィックの影響で十分なアタックはできなかったが、新仕様マシンの進化を強く実感している。

    「クルマは路面に吸い付くようになった」
    11戦を経て実戦投入されたAMR26Bについて、アロンソは第一印象を非常に前向きに語った。

    「間違いなく格段に良くなった。クルマは路面に吸い付くような感覚があって、コーナーでグリップをコントロールしやすい。以前よりはるかに予測しやすく、運転しやすいクルマになっている」

    ただし、それで満足しているわけではない。

    「これはまだ最初の一歩だ。シャシーだけでなくエンジンでも、まだパフォーマンスを見つけていかなければならない。でも、間違いなく正しい方向へ進んでいる」

    セットアップにもまだ伸びしろ
    FP2ではフランコ・コラピントのクラッシュによる赤旗やトラフィックの影響で十分な周回を重ねることができず、アロンソのアタックラップもトラックリミット違反で抹消された。

    それでもアロンソは、まだ速さを引き出せる余地があると見ている。

    「赤旗やトラフィックで周回を最大限に生かすことができなかった。今日は新しいパーツをテストし、これまでとは大きく異なるセットアップの方向性を理解することに集中した。今夜さらに分析すれば、予選までにもっとパフォーマンスを引き出せるはずだ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    開発の相関関係を確認「来年にも重要」
    アロンソが今回のアップグレードで最も評価したのは、シミュレーションどおりの成果が実車でも確認できたことだった。

    「確実に良くなっているし、おおむね僕たちの予想どおりだ。新しいパッケージがクルマにもたらすと考えていた変化が、実際にサーキットでも確認できた。こうした相関関係は来年のプロジェクトにとっても非常に重要なんだ」

    さらに、夏休み明けのオランダGPで投入が予定されているホンダの新型パワーユニットにも期待を寄せた。

    「ザントフォールトは新しいエンジンを試す良い機会になる。僕たちは一歩ずつ前進している」

    今回のアップグレードによってAMR26Bは空力性能やドライバビリティの改善を示し、チームが開発段階で予測していた効果も実車で裏付けられた。アロンソは「チームには前向きな雰囲気が生まれている」とも語っており、大規模アップデートは競争力の向上だけでなく、2027年マシン開発へ向けた重要な自信にもつながっているようだ。

  • フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    フェルナンド・アロンソ ニューウェイとホンダF1を信頼「疑いはまったくない」

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソは、チームの現状が厳しい状況にあるにもかかわらず、エイドリアン・ニューウェイと2027年からパワーユニットを供給するホンダに対して揺るぎない信頼を示した。

    ハンガリーGPのFIA公式記者会見でアロンソは、AMR26Bのアップグレードだけでなく、チームの将来について問われると、「疑いはまったくない」と断言。ニューウェイが最高のマシンを完成させ、ホンダも現在の課題を必ず克服すると語った。

    「ニューウェイが最高のマシンを作ることに疑いはない」
    アロンソは、今回投入されたAMR26Bを開発の第一歩と位置づける一方で、本格的な飛躍にはさらなる時間が必要だと説明した。

    それでも、チームの将来には強い確信を持っているという。

    「答えが欲しいとは思っていない。チームについては、とても明確なイメージを持っている。すべての問題は解決できると信じている」

    そして、チームの技術部門を率いるエイドリアン・ニューウェイへの絶対的な信頼を口にした。

    「疑いはまったくない。本当にまったく疑っていない。エイドリアンが遅かれ早かれグリッドで最高のマシンを作り上げると信じている」

    さらに、今回のアップグレードを評価する上で重要なのは、単純な結果ではなく、開発の方向性を確認することだと強調した。

    「このパッケージが最初の一歩になることを期待している。最初の数戦で得られる理解が重要だし、来年以降もさらなる進化があることは間違いない」

    ホンダF1にも絶大な信頼「40年間そうしてきた」
    アロンソは、現在のパワーユニットが抱える課題についても悲観していない。

    アストンマーティンは2027年からホンダ製パワーユニットを搭載する予定だが、その開発についても確信を持っていると語った。

    「パワーユニットについても疑いはない」

    その理由として、ホンダが長年にわたり困難を乗り越えてきた実績を挙げた。

    「ホンダが問題を解決するのは時間の問題だと思っている。彼らは40年間のレース活動で、それをずっとやってきたからだ」

    一方で、現時点では開発の遅れを取り戻す過程にあり、その苦しみを受け入れながら前進していると説明した。

    「僕たちは出遅れた状態からスタートした。そのプロセスと週末の苦しみを今は経験している。でも全員が力を合わせて問題を解決しようとしている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    焦点は「いつ競争力を手にするか」
    アロンソは、チームが成功すること自体には何の疑いもないとしながらも、唯一の不確定要素は、その時期だと語る。

    「問題は、いつ競争力を持つようになるかということだけだ。それが唯一の疑問だ」

    その答えは、ハンガリーGPとオランダGPで得られるデータから見えてくる可能性があるという。

    「次の2戦で、その手応えを少しつかめるかもしれない」

    短期的な結果には一喜一憂せず、ニューウェイとホンダという強力なパートナーへの信頼を改めて示したアロンソ。アストンマーティンの再建プロジェクトは始まったばかりだが、2度のF1ワールドチャンピオンは、その未来に「疑いはまったくない」と言い切った。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに慎重「数字より方向性」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1 AMR26Bに慎重「数字より方向性」

    アストンマーティンF1がハンガリーGPで投入する大規模アップデート「AMR26B」に注目が集まる中、フェルナンド・アロンソは過度な期待を戒めた。

    チーム内では新パッケージへの期待が高まっているが、アロンソは「スパでこのマシンを使っていても順位は変わらなかっただろう」と語り、重要なのは即効性ではなく開発の方向性を見極めることだと強調した。

    アロンソ「結果よりも正しい開発の方向性が重要」
    ハンガリーGPのFIA公式記者会見に出席したアロンソは、4か月をかけて開発されたAMR26Bについて問われると、チームの努力を評価しながらも、すぐに劇的な成果が出るとは考えていないと語った。

    「今年ここまで取り組んできたアプローチは何も変わらない。僕たちは毎週末、持っているパッケージから最大限を引き出そうとしている」

    「僕たちはレースに勝ち、チャンピオンシップを争うためにここにいる。でも今季はそういうスタートではなかったし、今も2026年レギュレーションを理解し、正しい方向へ開発を進めている途中なんだ」

    また、アストンマーティンが他チームとは異なる開発戦略を選択したことにも言及した。

    「最初の10戦で、多くのチームは2~3戦ごとにコンマ2~3秒ずつ改善を積み重ねる一般的な開発を選んだ」

    「一方で僕たちはそうしなかった。その結果、他チームに後れを取ったけれど、今はその遅れを一気に取り戻そうとしている」

    そのため、新パッケージが投入されても勢力図が一変するとは考えていないという。

    「だからといって、日曜日の僕たちの本来のポジションが変わるとは思っていない」

    それでもアロンソは、チームの取り組みそのものには高い評価を与えている。

    「もちろん僕は楽観的だ。バーレーンテストで問題を理解して以来、チームが取り組んできた仕事を誇りに思っている。このアップデートは、その修正に向けた第一歩だ。でも、まだやるべきことは残っている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) ハンガリーGP

    「スパでも順位は変わらなかった」と冷静な評価
    AMR26Bについては、一部で1周あたり2秒以上の改善が見込まれるとの憶測も流れている。しかし、アロンソは数字や順位には関心がないと断言した。

    「数字や順位にはあまり興味がない。直近5戦を見ても、中団との差はサーキットごとにかなり違っていた」

    「ポールポジションとの差は比較的一定だったけれど、シルバーストンやスパのように特に厳しいサーキットもあった」

    その上で、スパ・フランコルシャンでは前方のライバルとの差が大きすぎたと振り返る。

    「スパでは前を走るドライバーまで2.1秒離されていた。世界中のどんなアップデートでも、それだけの差を一気に埋めることはできない」

    そして、新型マシンがスパで投入されていたとしても結果は変わらなかったとの見方を示した。

    「もし1週間前のスパでこのアップデートを使っていても、おそらく順位は変わらなかっただろう。そういう考え方で向き合うべきなんだ」

    一方で、ハンガロリンクはスパとは性格が異なるため、状況は変わる可能性があるとも語っている。

    「サーキットによって状況は変わる。ブダペストが僕たちに有利なコースであることを願っている。ここではパワーの重要性は比較的小さい。ただ、今回はマシンは更新されるけれど、パワーユニットはまだ新仕様ではない。だから克服すべき課題はまだ残っている」

    AMR26Bは“第一歩” 開発成功の判断は今後
    アロンソが繰り返し強調したのは、今回のアップデートを単なるラップタイム改善ではなく、将来へ向けた開発の指標として捉えている点だ。

    「僕が一番知りたいのは、マシンがどの方向へ進んでいるのかということだ。正しい道を進み、最終的にこのマシンの性能を最大限に引き出せるようになるかどうか。それが何より重要なんだ」

    AMR26Bはアストンマーティンにとって今季最大のアップグレードとなるが、アロンソは短期的な結果ではなく、今後の開発の土台として評価すべきだとの姿勢を貫いている。ハンガリーGPでは順位以上に、新コンセプトが期待どおりの方向性を示せるかが最大の焦点となりそうだ。

  • アロンソ アストンマーティンF1再起へ「ニューウェイとホンダへの期待は高かった」

    アロンソ アストンマーティンF1再起へ「ニューウェイとホンダへの期待は高かった」

    フェルナンド・アロンソはF1ベルギーGPを19位で終えた後、アストンマーティンF1の2026年シーズン前半を振り返り、「エイドリアン・ニューウェイの加入やホンダ製パワーユニットに大きな期待を寄せていた」と率直な思いを語った。

    一方で、次戦ハンガリーGPで投入される大規模アップデートには期待を示しながらも、自身の現役続行については「ハンガリーの改善とは無関係」と強調。去就はレギュレーションや現在のF1マシンに対する考え方が判断材料になると説明している。

    期待を下回った前半戦を率直に総括
    ベルギーGPを19位で終えたアロンソは、ここまでのシーズンを振り返り、アストンマーティンが目指していた結果には届いていないと認めた。

    「このレギュレーション、エイドリアン・ニューウェイの加入、そしてホンダのエンジンに大きな期待を寄せていた。期待は非常に高かったけれど、それには応えられていない」

    それでも残りシーズンはチームのために全力を尽くす姿勢を強調し、ハンガリーGPで投入される新パッケージ、さらにザントフォールトで予定されるホンダ製パワーユニットのアップデートに期待を寄せた。

    「ブダペストが再び前進するための第一歩になることを願っている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    去就はアップデートではなく新規則が判断材料
    アストンマーティンはベルギーGPをもってAMR26初期仕様での戦いを終え、次戦ハンガリーGPから大規模アップデートを投入する予定となっている。

    しかし、アロンソはアップデートの成否が自身の将来を左右することはないと明言した。

    「僕の決断はハンガリーのアップデートには左右されない。それはレギュレーションと、こういうマシンを運転することに関係している」

    チームの競争力向上には期待を寄せる一方、自身の現役続行については2027年以降のレギュレーションや現在のF1マシンに対する考え方が最大の判断材料になるとの見解を示した。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に憤慨 ウェバー「狂ったようだった」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1に憤慨 ウェバー「狂ったようだった」

    フェルナンド・アロンソの2026年F1ベルギーGPでの苛立ちは、チェッカーフラッグ後の走りにも表れていたようだ。元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、アストンマーティンF1の苦戦を強いられるアロンソが、インラップで「マシンの中で狂ったようだった」と振り返った。

    アストンマーティンF1は今季ここまで深刻な戦闘力不足に苦しんでおり、ベルギーGPではアロンソが2周遅れの最下位でフィニッシュ。

    チームは今週末のハンガリーGPで大規模アップグレード「AMR26B」を投入する予定で、現状最後のレースとなったスパでフラストレーションは頂点に達していたようだ。

    ウェバー「マシンの中で狂ったようだった」
    ベルギーGPでアロンソは孤独なレースを強いられ、2度の周回遅れとなり最下位でチェッカーを受けた。最後尾を走っていたチームメイトのランス・ストロールもリタイアしたため、アストンマーティンF1にとっては厳しい週末となった。

    チャンネル4のベルギーGPハイライト番組で、「F1で最下位を走ることと、F1にいないことのどちらがいいか」と問われたウェバーは、アロンソの心境について次のように語った。

    「彼は間違いなくそんなことを考えている。疑いようがない」

    さらにウェバーは、チェッカー後のインラップで見せたアロンソの挙動が、彼の精神状態を物語っていたと明かした。

    「彼のインラップを見ていた。チェッカーを受けてラ・ソースまで行き、そこからピットレーンへ戻る。実際には200メートルほどしか走らない」

    「それなのに彼はアクセルを踏みつけ、マシンを横滑りさせていた。マシンの中で狂ったようだった」

    「彼にとって8月の夏休みは、いろいろ考える時間になるだろう」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    AMR26B投入がアストンマーティンF1の転機となるか
    アストンマーティンF1はハンガリーGPで、エイドリアン・ニューウェイが「Bスペックカーに匹敵する」と表現した大規模アップグレードを投入する予定だ。2026年シーズン最大級とも言われる刷新であり、チームはここから巻き返しを狙っている。

    ただしアロンソ自身は、今回のアップグレードだけで自身の将来を判断することはないと明言している。契約は2026年末で満了となるが、判断材料はマシン性能ではなく、「自分がF1を楽しめているかどうか」だという。

    近年はアルピーヌ復帰説も報じられている一方で、45歳を迎えるアロンソには引退という選択肢もある。さらに、2026年の新レギュレーションについて最も厳しい批判を続けるドライバーの一人でもあり、今後の去就は依然として不透明な状況だ。

    ベルギーGPで露わになったアロンソの苛立ちは、アストンマーティンF1が置かれている苦境を象徴する場面だった。ハンガリーGPで投入されるAMR26Bが期待通りの効果を発揮できるかは、チームの巻き返しだけでなく、アロンソの将来を占う意味でも重要な週末となりそうだ。