カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ 9億円のランボルギーニでモナコを走行 世界63台限定

    フェルナンド・アロンソ 9億円のランボルギーニでモナコを走行 世界63台限定

    フェルナンド・アロンソが、約590万ドル(約9億円)とされる希少なランボルギーニ「シアン FKP 37」を運転してモナコの街を走る姿が目撃された。

    F1は現在サマーブレイクに入っており、各チームとドライバーはシーズン後半戦に向けて束の間の休暇を過ごしている。45歳のアロンソもそのひとりだが、モナコでの休日を彩ったのは、世界でもわずか63台しか生産されていない特別なランボルギーニだった。

    ナンバープレートには「14」 アロンソ所有車と判明
    SNSに投稿された映像には、ランボルギーニ・シアン FKP 37がモナコ公国の道路を走行する様子が収められている。

    映像だけでは運転席に座っている人物を明確に確認することは難しい。しかし、ナンバープレートにはアロンソがF1で使用しているカーナンバーと同じ「14」が掲げられており、アロンソが所有する車両であることを示す大きな手掛かりとなっている。

    シアン FKP 37はランボルギーニが2019年9月に発表した限定モデルだ。クーペはわずか63台、ロードスターも19台しか生産されず、いずれもすでに完売している。

    「シアン」という名称はボローニャ地方の方言で「稲妻」を意味し、ランボルギーニにとって電動化時代への第一歩を象徴するモデルでもある。

    807馬力を発揮 0-100km/h加速は2.8秒
    シアン FKP 37は、ランボルギーニのV12エンジンに電動システムを組み合わせたハイブリッド・スーパーカーだ。

    最高出力は602kW(807馬力)に達し、登場当時はランボルギーニ史上最もパワフルな市販モデルだった。0-100km/h加速はわずか2.8秒、最高速度は355km/hに達する。

    「FKP 37」という名称は、長年フォルクスワーゲン・グループを率い、ランボルギーニの発展にも大きな影響を与えたフェルディナント・カール・ピエヒのイニシャルと、生誕年である1937年に由来している。


    アロンソが所有する数億円規模のスーパーカーコレクション
    2度のF1ワールドチャンピオンであるアロンソは、熱心な自動車コレクターとしても知られている。

    シアン FKP 37は、アロンソが所有する数百万ドル規模のカーコレクションの一台にすぎない。

    コレクションには、現在所属するアストンマーティンが開発したハイパーカー「ヴァルキリー」をはじめ、フェラーリ・エンツォ、マクラーレン・エルヴァなど、希少価値の高いモデルが含まれている。

    F1でルノー、フェラーリ、マクラーレン、アルピーヌ、アストンマーティンなど複数のメーカー系チームを渡り歩いてきたアロンソだけに、そのガレージもF1キャリアを思わせる多彩な顔ぶれとなっている。

    45歳アロンソ F1での将来にも注目
    一方、アロンソを巡っては、スーパーカーだけでなくF1での将来も大きな注目を集めている。

    アストンマーティンは2026年、エイドリアン・ニューウェイの加入とホンダとの新たなワークスパートナーシップによって大きな期待を集めた。しかし、シーズン前半は期待された競争力を発揮できず、厳しい戦いを強いられている。

    グリッド最年長のアロンソについては、2026年限りでF1を離れる可能性も取り沙汰されてきた。ただし最近では、アストンマーティンとの関係を継続する可能性が高まっている。

    ハンガリーGPでは、アストンマーティンのチーム首脳がアロンソの重要性について語った。

    「もちろん、フェルナンドは素晴らしいドライバーだ。フィードバックという面でも、ドライバーとしての能力という面でも、チームにもたらしてくれるものは非常に大きい」

    「だから、もちろん我々にとって彼は重要な存在だ。フェルナンドは我々と過ごす時間を楽しんでいると思っているし、この関係を今後も続けていけるとかなり自信を持っている」

    2026年シーズン後半、アロンソにはアストンマーティンとホンダの新プロジェクトをどこまで前進させられるかという重要な仕事が待っている。その前に、モナコで世界63台限定のV12ランボルギーニを走らせる時間は、45歳のベテランにとって貴重なサマーブレイクのひとときとなった。

  • フェルナンド・アロンソ ニューウェイとの意見対立を告白「データが議論に勝った」

    フェルナンド・アロンソ ニューウェイとの意見対立を告白「データが議論に勝った」

    アストンマーティンF1のフェルナンド・アロンソが、エイドリアン・ニューウェイとマシンの問題点をめぐって意見が食い違っていたことを明かした。ドライバーが感じていたAMR26の弱点と、ファクトリーで示されるデータとの間にはズレがあり、シーズン序盤にはチーム内部で議論が交わされていたという。

    ニューウェイは以前、アロンソとランス・ストロールに対して十分な時間を割き、開発方針を説明できていなかったとして公に謝罪していた。

    しかしアロンソによれば、問題は単純なコミュニケーション不足ではなく、マシンの問題をどのように捉えるかという、より技術的な部分にあった。

    ニューウェイが認めたドライバーとのコミュニケーション不足
    ニューウェイは数週間前、AMR26の開発を進める過程で、ドライバーへの情報共有が十分ではなかったと認めていた。

    「人は自分の話を聞いてもらえていないと感じれば、大きなフラストレーションを抱く。それは人間として自然な反応だ。だから、フェルナンドとランスに十分な時間を割き、アップグレードで何を達成しようとしているのか、そして来季に向けて何をしようとしているのかを説明してこなかったことについては、私に全面的に責任がある」

    一方、アロンソはその後、ストロールとともに開幕戦オーストラリアGPの時点からチームの開発計画を把握していたと説明。シミュレーターを使用するため何度もファクトリーを訪れており、チームの計画やパフォーマンスについて「常に情報を共有してもらっていた」と語っている。

    では、ニューウェイはなぜ公の場で謝罪する必要があると感じたのか。アロンソの今回の説明から、その背景がより明確になった。

    AMR26の弱点をめぐり「異なる意見があった」
    アロンソによると、シーズン序盤にはAMR26の問題点をめぐり、ドライバーの感覚とデータが必ずしも一致していなかったという。

    「エイドリアンのコメントは、どちらかというと過去のことを指していたんだと思う。実際、以前はレース週末にマシンのフィーリングや弱点について、時々違う意見を持っていた」

    アロンソとストロールは、実際にコース上でライバルと戦うなかでAMR26の問題を感じ取っていた。しかし、ファクトリーに戻ってデータを分析すると、別の結論が示されることもあったという。

    「他のマシンと戦っているときに僕たちがステアリングを握って感じていたことと、ファクトリーに戻ってデータを確認したときに見えてくるものが違うことがあった。空力に問題が見つかって、それがマシンを僕たちが感じていたものとは違う方向へ導いていたのかもしれない」

    「そうした議論では、データの方が勝ったのかもしれない」

    ドライバーの体感よりもシミュレーションや解析結果が優先される場面があり、それがニューウェイの後の謝罪につながった可能性をアロンソは示唆している。

    エイドリアン・ニューウェイ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ニューウェイもAMR26の問題を見誤った
    AMR26をめぐっては、シーズン序盤にニューウェイ自身も問題の所在について現在とは異なる見方を示していた。

    当初、ニューウェイはアストンマーティンのシャシーと空力にはグリッドのトップ5を狙えるポテンシャルがあると考え、パフォーマンス不足の大きな要因としてホンダのパワーユニットを挙げていた。

    しかし、その後に分析と開発が進むにつれて、AMR26には空力面を含めた車体側にも改善すべき領域が存在することが明らかになった。アロンソの今回の発言は、ドライバーが実際のコース上で感じ取っていた問題と、当初チーム側がデータから導き出していた評価との間にギャップが存在していたことを示すものでもある。

    それでもアロンソは、ニューウェイがデータだけを絶対視するエンジニアではないと強調する。

    「データは絶対的な真実ではない」
    アロンソは、F1マシンの挙動を理解するには、データとドライバーのフィードバックを組み合わせることが重要だと語った。

    「エイドリアンは両方の意見を聞くタイプのデザイナーだと思う。もちろんデータも見るけど、ドライバーのフィーリングにも耳を傾ける」

    「F1はものすごく複雑で、ダイナミックなスポーツだ。状況は毎周変わる。同じ燃料搭載量で走ることはないし、タイヤのデグラデーションも同じではない。風の状況も違うし、他のマシンを追っているのか、それとも単独で走っているのかによっても変わる」

    こうした条件の変化がマシンバランスに大きな影響を与える以上、数値だけですべてを判断することはできないというのがアロンソの考えだ。

    「マシンのバランスに影響を与える要素はたくさんある。だから、データは絶対的な真実ではない。両方を組み合わせる必要があると思う」

    「ニューウェイには世界最高の経験がある」
    意見の食い違いがあったことを認めながらも、アロンソはニューウェイへの信頼が揺らいでいないことを強調した。

    「エイドリアンには、マシンの設計と開発において世界最高の経験がある。僕たちは正しい方向に進んでいると思う」

    2026年からホンダのワークスパワーユニットを搭載し、新たな体制でシーズンを迎えたアストンマーティンだが、序盤は期待した競争力を発揮できず、AMR26の問題究明には時間を要した。

    その過程では、ドライバーの感覚とファクトリーのデータが異なる答えを示し、アロンソとニューウェイの間にも意見の相違が生まれた。しかし、その議論を経たことで問題への理解は深まりつつある。アロンソはデータとドライバー双方の声を取り入れるニューウェイの姿勢を評価し、アストンマーティンが現在は「正しい方向」に進んでいるとの手応えを示している。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1との契約延長に年俸73億円要求報道

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1との契約延長に年俸73億円要求報道

    フェルナンド・アロンソが、アストンマーティンF1との契約延長に向け、年間4000万ユーロ(約72億8000万円)の年俸を求めていると報じられた。現在の年俸とされる3000万ユーロ(約54億6000万円)から約33%の増額となる。

    アロンソの現在の契約は2026年末がひとつの区切りとなっているが、現役を続ける場合には2027年だけでなく2028年までアストンマーティンで走る可能性が浮上している。

    一方、本人が将来を決断するうえでは、金銭面以上にマシンの競争力が重要になるとみられている。

    年俸4000万ユーロを要求か
    F1のビジネス事情を扱う『Business Book GP』の著者マルク・リマッハー氏は、アロンソがアストンマーティンとの契約を2027年と2028年まで延長するため、年間4000万ユーロを求めているとの情報を伝えた。

    リマッハー氏によれば、アロンソの現在の年俸は年間3000万ユーロ。要求通りなら1000万ユーロの増額となり、約33%の昇給に相当する。

    アロンソは2023年にアルピーヌからアストンマーティンへ移籍。当時締結された契約を経て現在もチームに所属しており、45歳となった現在もF1でトップレベルのパフォーマンスを維持している。

    『MARCA』によれば、年間4000万ユーロという金額はトップドライバーの市場価値から大きく外れたものではない。アロンソが持つ知名度やマーケティング面での価値、スポンサーへの訴求力などを考えれば、アストンマーティンにとって十分に正当化できる金額だとの見方もある。

    2028年まで現役続行の可能性
    今回の情報が事実であれば、注目されるのは年俸だけではない。アロンソが新契約を結べば、2027年だけでなく2028年シーズンまでF1で現役を続ける可能性がある。

    アロンソは2026年ハンガリーGPで、レースを続ける意思があれば2027年もアストンマーティンに残ることのできる契約が存在することを明かしている。一方で、2026年限りでF1から引退する可能性も完全には否定していない。

    さらに、アロンソには古巣アルピーヌへの復帰説も浮上しており、2027年のドライバー市場における重要人物のひとりとなっている。

    ただし、『MARCA』が得た情報では、アロンソが今後の進退を決めるうえで、現時点で金銭面が最大の問題になっているわけではないという。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    最大の判断材料はマシンの競争力
    アロンソが重視しているのは、2027年に競争力のあるマシンで戦えるかどうかだとされる。

    年間24戦という長いF1シーズンを戦ううえで、勝利や表彰台を狙えない状況が続けば、現役を継続するモチベーションにも影響する。アロンソは自身が競争を楽しめる環境にあるかどうかを含め、複数の要素を検討しているという。

    アストンマーティンは2026年シーズン序盤に大きく苦戦したが、エイドリアン・ニューウェイの指揮のもとでAMR26の改良を進めている。ハンガリーGPでは大規模なアップデートを投入し、シーズン序盤と比較して改善の兆しを見せた。

    さらに、ワークスパートナーであるホンダもパワーユニットの改善を進めており、夏休み明けのオランダGPでは改良版パワーユニットの投入が予定されている。アロンソにとって、こうしたプロジェクトの進展も将来を判断する重要な材料になる。

    オランダGPで進退表明の可能性
    『MARCA』によると、アロンソは夏休み明けに自身の将来について結論を出す可能性があり、8月21~23日に開催されるオランダGPの週に進退を明らかにする可能性もあるという。ただし、本人は決断を急いでいるわけではないとされる。

    パドックでは、アロンソとアストンマーティンの間ですでに条件面の合意が成立しており、正式発表のタイミングを待っているだけとの見方さえある。ただし、発表されるまでは契約延長が決まったと断定することはできない。

    アストンマーティンのマネージングテクニカルパートナーを務めるニューウェイも、アロンソの将来について継続を期待する姿勢を示している。

    「彼が残ってくれることを強く期待している」

    アロンソが年間4000万ユーロの条件で契約を延長すれば、F1でも最高額クラスの報酬を受け取るドライバーとなる。

    しかし、45歳のアロンソにとって最終的な焦点は年俸そのものではなく、アストンマーティンとホンダのプロジェクトで再びF1のトップを争えるかどうかにある。契約延長が実現すれば、アロンソは2028年までアストンマーティンのF1プロジェクトを牽引することになる。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1に全幅の信頼「問題解決は時間の問題」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1に全幅の信頼「問題解決は時間の問題」

    アストンマーティンとホンダは、2026年シーズン序盤の苦戦によって厳しい状況に置かれている。それでもフェルナンド・アロンソは、両者が問題を解決し、競争力を高めていくことに「何の疑いもない」と強調した。

    アストンマーティンはF1ハンガリーGPで大幅改良型「AMR26B」を投入し、マシンの競争力を大きく向上させた。

    そして次戦オランダGPでは、ホンダが改良型パワーユニットを投入する予定となっている。アロンソは、その成果が今後のプロジェクトを占う重要な材料になると考えている。

    アストンマーティンへの揺るぎない信頼
    2023年にアストンマーティンへ加入したアロンソは、移籍初年度に表彰台を重ねたものの、その後はチームの競争力低下に直面してきた。2026年も新レギュレーションへの対応に苦戦し、シーズン序盤は期待された結果を残せなかった。

    それでも、45歳となったアロンソがチームに対する忍耐を失っている様子はない。むしろ、現在の体制が最終的には成功につながるという確信を示している。

    Motor.esによると、ハンガリーGPを前に、アストンマーティンからどのような「答え」を得たいかと質問されたアロンソは、そもそも答えを必要としていないと語った。

    「僕は答えが必要だとは思っていない。チームについてはかなり明確な考えを持っているし、すべての問題を解決できると確信している」

    「時間はかかる。でも、エイドリアン(ニューウェイ)が遅かれ早かれ僕たちにグリッドで最高のマシンを与えてくれることに、何の疑いもない」

    アロンソがこの発言をしたのは、AMR26Bを実際にドライブする前だった。その後、ハンガリーGPでは新型マシンが従来より明確な進歩を示し、チームが進めてきた開発の方向性に一定の手応えをもたらした。

    「このマシンで最初の一歩を確認したい。最初の数レースを通じて得られる理解も見たいと思っている。そして来年にはさらに多くのものが出てくると思う。それは間違いないし、その先の数年間も同じだ」

    ホンダにも「何の疑いもない」
    アロンソの信頼は、アストンマーティンのシャシー部門だけに向けられたものではない。2026年からワークスパートナーとなったホンダについても、その技術力に強い信頼を示している。

    アストンマーティン・ホンダは今季、新世代パワーユニットの信頼性や性能面でいくつかの問題に直面してきた。しかし、アロンソはホンダが最終的に問題を解決することを疑っていない。

    「パワーユニットについても、僕は何の疑いも持っていない」

    「ホンダが問題を解決するのは時間の問題だと思っている。なぜなら、それが彼らが過去40年間のレース活動でやってきたことだからだ」

    ホンダとアロンソといえば、マクラーレン・ホンダ時代の厳しい関係が知られている。当時は競争力と信頼性の不足に対してアロンソが公然と不満を表明する場面もあったが、現在の関係は大きく異なる。アストンマーティンとホンダは問題を共有しながら改善を進めており、アロンソもその取り組みを支持している。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム / ホンダF1)

    「いつ競争力を持つか」が最大の未知数
    一方で、アロンソは現状を楽観視しているわけではない。アストンマーティン・ホンダがライバルに対して出遅れていることも認めている。

    「僕たちが不利な状態からスタートしたのは事実だ。今はそのプロセスに取り組んでいて、レース週末ではその痛みも経験している。でも、問題を解決するために全員が一緒になって取り組んでいる」

    そのうえで、アロンソが最大の焦点として挙げたのが、マシンが本格的な競争力を手にする時期だ。

    「問題は、いつマシンが競争力を持つようになるのかということだ。そこが未知数だ。おそらく次の2レースで、ある程度の答えが見えてくると思う」

    その最初の舞台となったハンガリーGPでは、AMR26Bによってシャシーと空力面で明確な前進が確認された。アロンソ自身も改良後のマシンについて、従来より予測しやすくなったと評価している。

    そして次の焦点はホンダだ。8月末のF1オランダGPでは改良型パワーユニットの投入が予定されており、ザントフォールトはアストンマーティン・ホンダの現在地を測る重要な週末となる。

    アロンソが繰り返すのは、問題の存在そのものではなく、それを解決できる体制があるという確信だ。ハンガリーでAMR26Bが示した前進に続き、ザントフォールトでホンダの改良型パワーユニットがどこまで差を縮められるか。アストンマーティン・ホンダの2026年後半戦を占う次の焦点となる。

  • フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1復帰説 グッチが年俸支援か

    フェルナンド・アロンソ アルピーヌF1復帰説 グッチが年俸支援か

    フェルナンド・アロンソの去就が2027年F1移籍市場を左右する可能性が浮上した。

    フランスメディアは、アロンソのアルピーヌ復帰が実現すれば、カルロス・サインツJr.のアストンマーティン移籍、フランコ・コラピントのウィリアムズ復帰へと連鎖する「ドミノ移籍」が起こる可能性を報じている。

    さらに、リアム・ローソンやエステバン・オコンの去就も不透明で、2027年シーズンに向けたドライバー市場は夏休み期間中に大きく動き出す可能性がある。

    アロンソのアルピーヌ復帰説が再燃
    最も注目を集めているのはフェルナンド・アロンソの去就だ。

    複数の日本メディアによると、アロンソは2027年からアルピーヌへ復帰する可能性があり、同チームの将来のタイトルスポンサーになるとされる高級ブランド「グッチ」が、2度のF1ワールドチャンピオンの年俸負担を支援する可能性もあるという。

    一方で、アロンソ本人は「F1を続けるならアストンマーティンに残る」と繰り返し語っている。ただし契約には成績に関する解除条項が含まれているとされ、一定の条件を満たさなければ離脱できる可能性も報じられている。

    アルピーヌへ移籍すれば、長年の盟友であるフラビオ・ブリアトーレとの再タッグが実現し、ワールドタイトルを獲得したチームで4度目の挑戦となる。

    スイス紙『Blick』のベテラン記者ロジャー・ブノワは、次のように断言している。

    「ピエール・ガスリーのチームメイトとなる新ドライバーはフェルナンド・アロンソになるはずだ」

    さらに「これ以上ないほど完璧な締めくくりになる」と付け加えた。

    もっとも、アストンマーティンはハンガリーGPで投入したAMR26Bによって大きく競争力を改善し、さらにザントフォールトではホンダの新型パワーユニット投入も予定されている。プロジェクトが好転し始めたタイミングで離脱するのかという疑問も残る。

    フェルナンド・アロンソとフランコ・コラピント

    サインツJr.とコラピントにも影響
    アロンソがアルピーヌへ移籍した場合、影響を受けるのがカルロス・サインツJr.とフランコ・コラピントだ。

    アルピーヌはコラピント側に対し、他チームの可能性も探るよう伝えたとされ、マネジメントはウィリアムズ復帰に向けた協議を再開したという。

    ただし、そのシナリオはサインツJr.の決断に左右される。

    サインツJr.は夏休み中にウィリアムズ首脳陣と将来について話し合う予定であり、チームの中長期的なビジョンを確認した上で去就を決める考えを明かしている。

    「夏まで待って、チームと腰を据えて話し合いたい」

    「ジェイムス(・ボウルズ)やチーム全体と、チームの将来、そして僕自身の将来について話したい」

    元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、サインツJr.が競争力の低い状況に長く留まるべきではないとの見方を示した。

    「彼のキャリアは停滞している。まだ若いとはいえ、このタイミングで理想的な状況とは到底言えない」

    3チームを巻き込むドミノ移籍の可能性
    もしアロンソがアストンマーティンを離れれば、その後任候補の筆頭はサインツJr.とみられている。

    その場合、

    アロンソがアルピーヌへ移籍
    サインツJr.がアストンマーティンへ移籍
    コラピントがウィリアムズへ復帰

    という3チームを巻き込む大型のドミノ移籍が実現する可能性がある。

    2027年のドライバー市場を左右するシナリオとして、今後の夏休み期間中の動向が注目される。

    ローソンやオコンの去就も不透明
    移籍市場では、他にも複数のシートが動く可能性がある。

    レーシングブルズのリアム・ローソンは、自身の将来について「何も分からない」と認め、夏休み中にチームと話し合いが行われる見通しだ。

    一方、ロジャー・ブノワはハースが今季限りでエステバン・オコンと決別するとも報じている。

    オコンはチームメイトのオリバー・ベアマンに大きく後れを取っており、この結果を受けてフェラーリ育成のラファエル・カマラが2027年にハース昇格を果たす可能性があるという。

    なお、フェラーリはFIA F2王者レオナルド・フォルナローリではなくカマラを推しているとされる。ハースの最終判断次第ではあるものの、ブラジルからのスポンサー資金もチームにとって大きな後押しになるとみられている。

  • アストンマーティンF1 ニューウェイがアロンソ残留に自信「関係は続いていく」

    アストンマーティンF1 ニューウェイがアロンソ残留に自信「関係は続いていく」

    アストンマーティンF1のエイドリアン・ニューウェイ代表は、今季限りで契約満了を迎えるフェルナンド・アロンソについて、2027年以降もチームとの関係は続くとの見方を示した。

    ただし、その発言は必ずしもF1ドライバーとしての残留を意味するものではない。アロンソ自身は夏休み中に将来を決断すると明かしており、F1以外のカテゴリーへの参戦や、アストンマーティンで別の役割を担う可能性も排除していない。

    ニューウェイ「アロンソとの関係は続いていく」
    2023年には表彰台争いを繰り広げたアストンマーティンだったが、その後は競争力が低下。2026年シーズンも苦戦が続き、アロンソはサマーブレイク時点で獲得ポイントはわずか1点にとどまっている。

    さらに、2026年導入の新パワーユニット規則についても繰り返し不満を口にしており、その去就が注目を集めている。

    ハンガリーGPでアロンソの将来について問われたニューウェイは、引き続きチームにとって欠かせない存在だと強調した。

    「もちろん、フェルナンドは素晴らしいドライバーだ」

    「彼はフィードバックとドライビング能力の両面でチームに非常に大きなものをもたらしてくれる」

    「だから我々にとって彼は非常に重要な存在だ。フェルナンドはこのチームでの時間を楽しんでいると確信しているし、我々の関係も今後も続いていくと思っている」

    F1継続とは限らないニューウェイの発言
    もっとも、「関係は続いていく」というニューウェイの言葉は、アロンソが2027年もF1ドライバーとして残留することを明言したものではない。

    実際、アロンソはオーストリアGPの週末、自身の将来について夏休み中に決断する考えを示す一方で、F1以外のカテゴリーでレースを続ける可能性にも言及していた。

    「まだ何も決めていない。おそらく8月の夏休み中に考えて、休み明けのザントフォールトかモンツァあたりで来年どうするか決めると思う」

    「レースは続けるつもりだ。自分はまだ速いと感じているし、モチベーションもある。この仕事が大好きだから、競争力がないとも、レースを楽しめなくなったとも感じていない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    F1を離れてもアストンマーティンへの献身は変わらない
    アロンソは一方で、F1に残るかどうかとアストンマーティンへのコミットメントは別問題だと説明している。

    「F1でレースをするかどうかは別の話だ」

    「カテゴリーそのものを楽しめること、パワーユニットや今のレギュレーションで走る感覚を楽しめることが必要なんだ」

    「考えなければならない要素はたくさんあるし、モータースポーツには多くの選択肢がある」

    それでも、アストンマーティンとのプロジェクトへの思いは変わらないという。

    「それでも僕はF1が大好きだ。このチームにも強くコミットしている。たとえレースをしなくても、このチームやプロジェクトへの献身は何も変わらない」

    「2023年にある程度の成功を収め、シルバーストンの新ファクトリーや組織改革、ホンダとのパートナーシップ、アラムコとの新燃料開発など、多くのことを一緒に築いてきた」

    「このチームはいずれ必ず成功し、世界選手権を争うようになると確信している」

    「それが来年なのか、3年後なのか、8年後なのかは分からない。それがドライバーとしての僕の時間的な限界かもしれない。でも、僕はドライバーとしてであれ、そうでなくても、アストンマーティンとともに世界王者になりたい。その思いは変わらない」

    WEC転向という現実的なシナリオも
    ニューウェイの発言とアロンソ本人のコメントを合わせて考えると、2027年以降もアストンマーティンとの関係を維持しながら、F1以外のカテゴリーへ活動の軸足を移す可能性も現実味を帯びている。

    アストンマーティンは2025年から「ヴァルキリー」でFIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスと北米IMSAシリーズ最高峰クラスに参戦しており、アロンソは2018年、2019年にトヨタでル・マン24時間レースを制した実績を持つ。

    F1での現役続行だけが選択肢ではない今、アロンソが夏休み中に下す決断は、アストンマーティンの将来構想にも大きな影響を与えることになりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ マクラーレンF1時代にハミルトンへのデータ共有停止を要求

    フェルナンド・アロンソ マクラーレンF1時代にハミルトンへのデータ共有停止を要求

    2007年にマクラーレンでチームメイトとなったフェルナンド・アロンソが、当時新人だったルイス・ハミルトンへのデータ共有を停止するようチームに要求していたことが明らかになった。

    当時アロンソのレースエンジニアを務めたマーク・スレイドが振り返り、この要求は却下されたものの、アロンソがチーム内で不公平な扱いを受けていると強く感じていたことの表れだったと証言している。

    スレイドが明かしたアロンソの要求
    2007年シーズン、前年まで2年連続でワールドチャンピオンを獲得していたフェルナンド・アロンソは、マクラーレンへ移籍。一方、チームメイトにはF1デビューを果たした新人ルイス・ハミルトンが起用された。

    しかし、シーズンが進むにつれて両者の関係は急速に悪化。アロンソはチームが新人のハミルトンを優遇していると感じ、不満を募らせていった。

    当時アロンソのレースエンジニアだったマーク・スレイドは、ピーター・ウィンザーのインタビューで次のように明かした。

    「2007年、フェルナンドとルイスの関係が最悪だった頃、シルバーストンあたりの時期にフェルナンドはルイスに自分のデータを見せないよう要求した」

    「彼は、自分もルイスのデータを見なくて構わないと言っていた。両方のマシンのデータにアクセスできることは、ルイスにとって有利になるだけだと確信していたんだ」

    この要求は最終的にマクラーレンに却下された。

    マクラーレンが要求を拒否した理由
    スレイドは、チームが要求を受け入れなかった理由について、チーム全体の競争力を優先したためだと説明した。

    「もちろん認められなかった。しかしフェルナンドは本気だった」

    「彼もルイスのデータを見ることはできた。その情報をもっと有効に使って自分のパフォーマンス向上につなげるべきだったと思う」

    さらにエンジニアの立場から、データ共有はチーム全体の利益につながると強調した。

    「エンジニアとして言えば、情報は多いほど判断の質が高まり、チームは速くなる。戦っている相手はチームメイトだけではなく、グリッド上のすべてのライバルだからだ」

    「もし両ガレージで扱える情報を制限すれば、結果としてチーム全体のパフォーマンスも制限してしまう」

    要求の背景にあった不信感
    スレイドによれば、アロンソは要求が拒否されたことにも強い不満を抱いていたという。

    「最終的には拒否されたが、彼は非常に真剣だった。そして自分の望みがかなわなかったことに非常に不満を抱いていた」

    一方で、この要求そのものが問題の本質ではなく、チームとの関係悪化が生んだ結果だったと振り返る。

    「この要求は、彼がさまざまな面で不公平な扱いを受けていると感じていたことの表れだった」

    「これは多くの要因の一つに過ぎない。彼なりに、不公平だと感じていた状況を正そうとした行動だったのだろう」

    2007年のマクラーレンは、アロンソとハミルトンの激しいタイトル争いに加え、チーム内対立やスパイゲート問題などで混乱したシーズンとして知られる。アロンソは3年契約で加入したものの、わずか1年でチームを離脱しており、今回の証言は当時の緊張関係の一端を改めて示すものとなった。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1との契約詳細 2027年去就は本人次第

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1との契約詳細 2027年去就は本人次第

    フェルナンド・アロンソとアストンマーティンF1の契約に隠されていた詳細が明らかになった。Sky SportsのF1コメンテーターであるデビッド・クロフトによると、アロンソは5年契約を結んでおり、そのうち2年間がレースドライバー、残る3年間がブランドアンバサダーとしての契約になっているという。

    これにより、2027年に現役を続行するか、アンバサダーへ移行するかの選択権はアロンソ本人が握っていることが判明した。

    契約は5年 アロンソに2027年の決定権
    2024年にフェルナンド・アロンソがアストンマーティンと契約を更新した際、公表されたのは2025年と2026年の2シーズンを現役ドライバーとして戦う契約だった。

    一方で、実際にはそれより長期の契約が結ばれており、2027年以降はチームの幹部やアドバイザー、あるいはブランドアンバサダーとして組織に残ることが想定されていた。

    しかし、アロンソは現在も高いパフォーマンスを維持しており、さらにハンガリーGPで投入されたBスペック仕様「AMR26B」によってチームの競争力も向上。マックス・フェルスタッペン獲得を軸としていた将来構想にも変化が生じている。

    そのため、2027年もレギュラードライバーとして現役を続ける可能性が現実味を帯びている。

    ハンガリーGPのFIA公式記者会見でアロンソは「2027年もアストンマーティンとの契約がある」と発言していたが、その意味についてデビッド・クロフトが詳細を明かした。

    「フェルナンド・アロンソは『契約がある』と言っていた。その通りで、私の理解では5年契約だ。そのうち2年間はドライバーとして、残る3年間はアストンマーティンのアンバサダーを務める契約になっている」

    さらにクロフトは、現役続行か役割変更かを決める権利はアロンソ自身にあると説明した。

    「アンバサダーになるのか、それともレースを続けるのか。その選択権はフェルナンドにある。決定権は彼自身が握っている」

    この内容は、アロンソが他チームへ移籍するという最近の憶測を否定する材料にもなっている。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    後任候補にはサインツやベアマンの名前
    アロンソが2026年限りで引退する可能性は低いとみられている。

    本人は競争力のあるマシンでF1キャリアを締めくくることを望んでおり、AMR26Bの進歩によってその希望は現実味を増しているためだ。

    それでもアストンマーティンは将来を見据え、複数の候補をリストアップしているという。

    クロフトは次のように語った。

    「カルロス・サインツJr.は、アストンマーティンが獲得を望むドライバーのリストに入っているはずだ。シャルル・ルクレールも以前は候補だったが、現在はフェラーリと契約している」

    さらに、オスカー・ピアストリについても高く評価している。

    「ピアストリは間違いなく彼らが非常に高く評価するドライバーだ。もしマックス・フェルスタッペンがマクラーレンへ移籍し、ピアストリがシートを失えば、おそらくレッドブルへ向かうだろう。アストンマーティンは彼にとって第二候補になると思う」

    また、オリバー・ベアマンについても名前を挙げた。

    「オリー・ベアマンはマーケットに出る可能性があると思う。ハースに残れないかもしれないからだ。もしハースが十分な資金を確保できず、彼やエステバン・オコンに一貫性のある競争力の高いマシンを与えられなければ、ドライバーにとっても良い状況ではない」

    最後にクロフトは有力候補をまとめている。

    「ピアストリ、ベアマン、フェルナンド本人、そしてカルロス・サインツJr.。この4人の中から誰かが候補になると思う。ベアマンについては周囲から情報を得ているわけではないがね。アレックス・アルボンもウィリアムズを離れたいと思えば候補になるかもしれないが、彼は残留すると考えている」

    2027年もアロンソ残留が最有力
    現時点で最も現実的なシナリオは、フェルナンド・アロンソが2027年もアストンマーティンで現役を続けることだ。

    契約上はアンバサダーへ移行する道も用意されているが、その判断はアロンソ本人に委ねられている。チームの競争力が向上し続ければ、2027年もグリーンのマシンを駆る姿を見る可能性は十分に高そうだ。

  • ホンダF1 折原慎太郎が明かすアロンソとの信頼関係「勝てるマシンを届けたい」

    ホンダF1 折原慎太郎が明かすアロンソとの信頼関係「勝てるマシンを届けたい」

    フェルナンド・アロンソとホンダF1の関係は、2026年シーズン前半の苦戦にもかかわらず強い信頼関係で結ばれている。ホンダF1のチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、アロンソがホンダを深く信頼していると明かし、その期待に応えるマシンを提供することが最大の目標だと語った。

    2026年からアストンマーティンF1とのワークスパートナーシップを開始したホンダだが、新レギュレーション初年度は苦戦が続いた。しかし、ハンガリーGPではアストンマーティンF1がBスペック仕様のAMR26を投入して大きく前進。

    2人のドライバーから得られる貴重なフィードバック
    折原慎太郎は、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールという異なるタイプのドライバーを擁することが開発面で大きなメリットになっていると説明した。

    「ガレージには2人のドライバーがいます。そのため、我々にとって良い点は、それぞれ異なるフィードバックをもらえることです」

    「そのおかげで、ドライバビリティやエネルギーマネジメントの改善に向けた知見を2倍得ることができます」

    一方で、アロンソの経験は特別な価値を持つと強調する。

    「フェルナンドは非常に豊富な経験を持っていて、彼のフィードバックは常に非常に厳しいものです。20年にわたる経験があります」

    「もしフェルナンドが『コーナー進入前にこのデプロイメントが必要だ』と言うのであれば、我々はその意見を尊重すべきです」

    アロンソはこれまでも、マシン特性だけでなくエネルギーマネジメントやデプロイメント戦略について詳細なフィードバックを行うことで知られており、その知見がホンダの開発にも生かされている。

    ホンダF1 本田技研工業

    苦戦の中でも衰えないアロンソの情熱
    2026年シーズン前半はアストンマーティンF1とホンダの双方にとって厳しい戦いとなったが、折原慎太郎によればアロンソの姿勢に変化はないという。

    「毎セッション後には必ずブリーフィングを行いますが、フェルナンドは常にマシン性能を改善したいという強いモチベーションと情熱を持っています」

    「彼は我々に多くの要望を伝えてくれますし、我々は常にその意見を尊重しています。彼のフィードバックを聞くことを非常に大切にしています」

    「それがフェルナンドと仕事をする大きなメリットです。彼にはマシンを改善したいという非常に強い情熱があります」

    2027年以降の現役続行については、アロンソ自身が夏休み期間中に判断すると明かしているが、ホンダはそうした状況でも開発への姿勢が変わることはないとしている。

    「ホンダを信頼している」期待に応えることが使命
    アロンソは2006年に2度目のF1ワールドチャンピオンを獲得して以来、タイトル争いができるマシンには恵まれていない。それでもホンダは、再び勝利を狙えるパッケージを提供することを目標に掲げている。

    「それが間違いなく我々の目標です」

    折原慎太郎はそう断言した上で、アロンソへの強い信頼と責任を口にした。

    「我々は緊密に協力していますし、彼が素晴らしいドライバーであることも分かっています」

    「彼は非常に大きな情熱を持っていますし、ホンダを信頼してくれています。だからこそ、彼が望むものを提供したい。それが間違いなく我々の目標です」

    アストンマーティンF1はハンガリーGPで空力アップデートによる大幅な進歩を示した。オランダGPではホンダの新仕様PUが加わることで、2026年シーズン後半の巻き返しを目指す。空力とパワーユニットの両面で改善が揃えば、アロンソが求める「戦えるマシン」へ一歩近づくことになりそうだ。

  • アロンソのアルピーヌF1復帰説にブリアトーレ「彼はアストンマーティンで満足」

    アロンソのアルピーヌF1復帰説にブリアトーレ「彼はアストンマーティンで満足」

    フェルナンド・アロンソのマネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレが、2027年にアルピーヌF1へ復帰するとの噂についてコメントした。

    アストンマーティンF1との契約が2026年末で満了を迎えるアロンソは、現役続行か引退かを検討している最中だ。そんな中、一部では古巣アルピーヌへの“電撃復帰”の可能性が報じられているが、ブリアトーレは現時点でその可能性を否定し、アロンソは現在のチームに満足しているとの認識を示した。

    アロンソの去就に注目が集まる理由
    2026年限りでアストンマーティンF1との契約が満了するフェルナンド・アロンソは、2027年以降も現役を続けるか、それともF1から引退して家族との時間を優先するかを検討している。

    2026年シーズン序盤のアストンマーティンF1は、AMR26の競争力不足と信頼性問題に苦しみ、ハンガリーGPまで大規模アップデートを投入しない厳しい戦いが続いた。しかし、ハンガリーGPで投入されたBスペック仕様により大きく前進し、さらに夏休み明けのオランダGPではホンダの新型パワーユニット投入も予定されている。

    アロンソにとって重要な要素のひとつは、エイドリアン・ニューウェイが一から設計したマシンで戦うことだとみられている。2025年春にニューウェイがマネージング・テクニカル・パートナーとして加入して以来、本格的な成果が現れるのは2027年型マシンになると考えられている。

    アルピーヌ復帰説が浮上
    そうした状況の中、一部ではアロンソが2027年にアルピーヌF1へ復帰する可能性も取り沙汰されている。

    アロンソは2003年から2006年までルノーで戦い、2度のF1ワールドチャンピオンを獲得。2008年から2009年にもルノーへ復帰し、さらに2021年にはアルピーヌとして再編されたチームでF1復帰を果たした。

    もし実現すれば、2027年はエンストンを拠点とするチームで4度目の所属となる。

    復帰説が注目される背景には、現在アルピーヌF1を率いるフラビオ・ブリアトーレの存在がある。ブリアトーレは若き日のアロンソを抜擢して世界王者へと育て上げた人物であり、現在もアロンソのマネージャーを務めている。

    ブリアトーレ「現時点では何も言うことはない」
    アルピーヌ復帰の可能性について質問されたブリアトーレは、現時点ではアロンソがアストンマーティンF1に満足していると説明した。

    「フェルナンドはアストンマーティンで走っている」

    「アストンマーティンは(ハンガリーGPでのアップデートによって)以前と比べて良い前進を果たしたように見えるし、彼はアストンマーティンで満足している」

    「現時点では、その件について言うことは何もない」

    「彼はアストンマーティンのドライバーであり、少なくとも今シーズン終了まではアストンマーティンのドライバーだ」

    もっとも、ブリアトーレは将来的な可能性を完全に否定したわけではなく、「今のところ」と前置きしたうえで現状を説明するにとどめた。アロンソ本人が2027年以降の去就について最終決断を下すまで、さまざまな憶測は続きそうだ。