カテゴリー: F1アブダビGP

  • F1アブダビGP FP3:ラッセル僅差首位、角田は接触被害で20番手

    F1アブダビGP FP3:ラッセル僅差首位、角田は接触被害で20番手

    ジョージ・ラッセルがアブダビGPの最終プラクティスセッションでタイミングシートのトップに立ち、ランド・ノリスとマックス・フェルスタッペンを僅差でリードし、重要な予選を前にした。

    メルセデスのドライバーは、FP3終了間際にノリスに対して0.004秒のわずかなアドバンテージを見つけ、ソフトタイヤで1分23秒334のタイムを記録してセッションを終えた。今回も非常に競争力の高いセッションをリードする形となった。

    多くのドライバーがガレージで時間を過ごし、コースインを遅らせたため静かなスタートとなったが、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールのペアが最初に短い走行を行い、タイヤをスクラブする通常のプラクティスルーティンを繰り返した。

    アルピーヌにとってふるわない初日を経て、ピエール・ガスリーとフランコ・コラピントは金曜日にルノーがエンジンサプライヤーとして迎える最後のラウンドで後方に沈んだ問題を洗い出すべく、早い段階で走行を重ねることを選択した。

    ノリスの最初のアタックは1分24秒728を記録してトップに躍り出たが、前のプラクティスセッションでのベストラップには遠く及ばず、1時間の中で路面の進化によってタイムが大きく更新されることが予想されていた。

    チームメイトのオスカー・ピアストリは、FP1をパト・オワードに譲った影響もあり、ノリスがタイムを更新する前は0.4秒遅れに位置し、最終セクターでオーバーステアと戦っていた。ノリスはその後、マシンを避けようとした際に角田裕毅と接触しそうになり、レッドブルを離れる角田は手を挙げて謝意を示したが、走行妨害として後に調査対象となった。

    コース上が徐々に賑わい始めると、オリー・ベアマンはFP2での速さが偶然でないことをすぐに証明し、最初のラップでノリスよりわずか0.008秒遅いタイムを記録した。その後、ハーフウェイ直前にはフェルスタッペンが力強くP1に浮上した。ハースだけがサプライズではなく、ストロールもレッドウォール(ソフトタイヤ)での速いラップでベアマンを2番手に押し下げた。

    予選に向けた最後の準備となるこのセッションで、各車が走行を重ねるにつれてタイムは続々と更新されたが、ルイス・ハミルトンはターン9で限界を超え、ハイスピードでスピンしてバリアに激突した。幸い怪我はなかったが、彼は「フロントのどこかが歪んでリアがスナップした」と報告した。

    残るドライバーたちは、ダメージを負ったフェラーリが回収される間にピットへ戻らざるを得ず、ピット出口が再びオープンしたセッション終盤に走行時間を最大限活用しようとした。

    最初にコースへ戻ったのはピアストリで、フレッシュタイヤで一気にP18からP1へジャンプアップし、フェルスタッペンに対して0.5秒の差をつけた。しかしその首位の座は長くは続かず、ノリスも新品タイヤで1分23秒338を叩き出してトップを奪還した。最終セクターだけでチームメイトより0.3秒も速かった。

    チームメイトのラッセルは、その後FP3の最後の数分でP1に飛び込み、アロンソがノリスとフェルスタッペンの後ろにつけて4番手に入った。レッドブルのエースであるフェルスタッペンはラッセルのベストラップからわずか0.1秒強の差だった。

    ピアストリは最終的に5番手でセッションを終え、印象的なハースの2台(エステバン・オコンとベアマン)がこれに続いた。シャルル・ルクレール、アントネッリ、アレックス・アルボンがトップ10を締めくくった。上位10台を0.388秒以内に収めたイベントフルなセッションだった。

    角田裕毅はセッション終盤にピットレーンでアンドレア・キミ・アントネッリのマシンに接触されてサイドポッド〜フロアにかけて損傷。その影響で最後のアタックラップを行えず、20番手でセッションを終えた。

    ドライバーとチームには、現地時間18時に始まる予選まで、わずか数時間しか残されていない。各チームのガレージは、この後さらに慌ただしさを増しそうだ。気温の高い中で長いシーズンの最終戦を迎えるメカニックたちにとって、厳しい作業が続くことになる。

    フェラーリは、クラッシュを喫したルイス・ハミルトンのマシンの再組み立てに追われているほか、レッドブルも角田裕毅のマシン修理が必要となった。マクラーレンは、ランド・ノリスがセッション序盤にコースオフした影響でフロアのチェックを行う必要があり、メルセデスもアンドレア・キミ・アントネッリのマシンの状態を再点検する見通しだ。

    その一方で、これらすべての状況を精査するスチュワードたちは、メカニック以上に多忙な時間を過ごすことになりそうだ。

    アブダビグランプリ

    F1 アブダビGP フリー走行3回目 結果

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分23秒334
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分23秒338
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分23秒458
    4.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分23秒585
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分23秒593
    6.エステバン・オコン(ハース) – 1分23秒605
    7.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分23秒609
    8.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分23秒675
    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分23秒707
    10.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分23秒722
    11.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分23秒791
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分23秒811
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分23秒870
    14.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分23秒895
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分23秒947
    16.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分23秒979
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分24秒072
    18.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分24秒470
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分24秒501
    20.角田裕毅(レッドブル) – 1分24秒693

  • 角田裕毅 ピットレーンでアントネッリに接触でマシン損傷 アタック断念の不運

    角田裕毅 ピットレーンでアントネッリに接触でマシン損傷 アタック断念の不運

    角田裕毅のF1アブダビGP フリー走行3回目は、不運が連続する厳しいセッションとなった。

    序盤にはランド・ノリスのアタックと交錯する形となってスチュワードの調査対象となり、続く中盤にはピットレーンでアンドレア・キミ・アントネッリと接触。車体右側面にダメージ疑惑が生じ、走行計画は大きく乱れた。

    レッドブルは安全確認を優先してマシンを詳細チェックする判断を下し、角田裕毅はマシンを降りたままセッション終了。計10周でFP3を終えることとなり、アタック機会を失ったまま19番手という結果にとどまった。予選前にダメージ評価とセットアップ再構築が急務となる。

    序盤:アタック開始早々に“ノリスと接近” スチュワードが調査対象に
    角田裕毅はセッション序盤、アタック中のランド・ノリスが背後から急接近する場面に遭遇。角田裕毅はすぐに手を挙げて謝意を示したが、レーシングライン上で速度差が生じたことで、スチュワードは「インピーディング」として事後調査対象に指定。角田裕毅本人は大事を避けたものの、走行リズムを乱される立ち上がりとなった。

    中盤:ピットレーンでアントネッリと接触、車体側面にダメージ懸念
    セッション最大の不運は中盤に発生。メルセデスがアンドレア・キミ・アントネッリを送り出した瞬間、角田裕毅の横腹へと接触。アントネッリはフロントウイングを破損し、角田裕毅のマシンもサイドポッド〜フロアにかけてダメージの可能性が生じた。

    このインシデントは「アンセーフリリース」として正式に調査対象となり、角田裕毅は走行計画の再編を余儀なくされる。

    終盤:マシンチェックのために走行を中止、そのままセッション終了
    ピットレーンでの接触後、レッドブルは角田裕毅のマシン右側面――特にサイドポッドおよびフロア周辺――にダメージの可能性を確認。角田裕毅はマシンを降り、詳細チェックのためガレージで待機する判断となった。

    その結果、角田裕毅はセッションに復帰することができず、計10周のみでFP3を終了。最終順位は1分24秒693の19番手(+1.359秒)となり、アタック機会を完全に失ったまま予選へ向かう厳しい状況となった。

    角田裕毅 アブダビグランプリ

    FP3総括:不運が重なり“走行そのものが成立しなかった”セッションに
    角田裕毅のFP3は、
    ・ノリスとの接近による調査対象化
    ・ピットレーンでアントネッリと接触し、車体側面にダメージ疑い
    ・その後の詳細チェックのため走行を中止し復帰できず
    という不運が連続し、本来のパフォーマンスを発揮する以前にセッションが事実上終了してしまった。

    計10周でFP3を切り上げたことでデータ収集は極めて限定的。レッドブルにとっては、予選までに車体状態を完全に把握し、セットアップを整えられるかが最優先課題となる。

    角田裕毅にとっても、「ダメージを残さず予選で本来の位置に戻れるか」が勝負の分岐点となる。

  • 角田裕毅は20番手 … F1アブダビGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    角田裕毅は20番手 … F1アブダビGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    2025年F1アブダビGP フリー走行3回目の結果・タイムシート。12月6日(土)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第24戦 アブダビグランプリのフリープラティスが行われた。

    トップタイムを記録したのはジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は20番手タイムでセッションを終えた。

    ■ ラッセルがFP3最速、トップ10はわずか0.3秒差の接戦
    メルセデスのジョージ・ラッセルが1分23秒334で最速。ランド・ノリスとはわずか0.004秒差、3番手フェルスタッペンまで0.124秒と、上位勢は極めて僅差。FP3から予選への流れを占う上で、トップ10が3 tenths 以内という異例の大接戦となった。

    ■ ノリスとピアストリ、マクラーレン勢は依然強力も小さな乱れも
    ノリスはFP3でも高い競争力を示したが、ターン出口で角田裕毅と危うい場面があり、動揺を誘う瞬間も。またピアストリはセクター1・2で強さを見せつつも細かなミスが響き5番手。とはいえ予選に向けて「倒すべきはノリス」の構図は不変。

    ■ 角田裕毅とアントネッリがピットレーンで接触、双方に調査
    ピットレーンでの同時リリースが重なり、アントネッリが角田裕毅の車体側面に接触。アントネッリはフロントウイングを失い、角田の側もサイドポッドやフロアに潜在的ダメージの可能性。セッション後にスチュワード調査対象となっており、予選に影響が出る可能性もある。

    ■ ハミルトンがターン9でクラッシュ、フェラーリは予選前に修復作業へ
    ルイス・ハミルトンはターン9でスピンし、フロント右サスペンションを破損して赤旗の原因に。マシンは挙動が不安定で、路面温度・空力乱流・縁石の踏み方など複合要因が影響した模様。フェラーリは短時間での修復作業を強いられる。

    ■ ベアマンとキック・ザウバー勢が引き続き好調、上位を脅かす存在に
    ハースのオリバー・ベアマンは「insane」と表現した好フィーリングを維持し7番手。ザウバー勢もボルトレト11番手、ヒュルケンベルグ13番手と、ミディアム主体の走行でも上位圏内を確保。中団勢が予選でトップ10争いに食い込む気配が濃厚。

    ■ 王者争い3名がそろって上位、予選は“全員に勝機”の展開へ
    ノリス(2番手)、フェルスタッペン(3番手)、ピアストリ(5番手)と、タイトルを争う3名はいずれも0.26秒以内に収まった。FP3時点での勢力図は読みづらく、セッションごとに変動する流れ。タイトル決戦の予選は、誰がポールを奪っても不思議ではない状況となっている。

    2025年F1 アブダビGP フリー走行3回目 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分23秒334   14
    2 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分23秒338 0.004 20
    3 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分23秒458 0.124 15
    4 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分23秒585 0.251 17
    5 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分23秒593 0.259 17
    6 31 エステバン・オコン ハース 1分23秒605 0.271 19
    7 87 オリバー・ベアマン ハース 1分23秒609 0.275 16
    8 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分23秒675 0.341 28
    9 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分23秒707 0.373 14
    10 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分23秒722 0.388 18
    11 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分23秒791 0.457 16
    12 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分23秒811 0.477 18
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分23秒870 0.536 17
    14 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分23秒895 0.561 19
    15 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分23秒947 0.613 16
    16 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分23秒979 0.645 17
    17 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分24秒072 0.738 19
    18 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分24秒470 1.136 8
    19 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分24秒501 1.667 18
    20 22 角田裕毅 レッドブル 1分24秒693 1.359 10
  • F1アブダビGP FP3展開:上位5台0.259秒の接戦 ハミルトンがクラッシュ

    F1アブダビGP FP3展開:上位5台0.259秒の接戦 ハミルトンがクラッシュ

    2025年F1アブダビGPの最終プラクティスはメルセデスのジョージ・ラッセルが1分23秒334でトップ。ランド・ノリスはわずか0.004秒差の2番手につけ、フェルスタッペンも0.124秒差の3番手と、三つ巴のタイトル争いがそのままFP3上位に並ぶ結果となった。

    上位5台が0.259秒以内という異例の接近戦で、予選は完全に“紙一重”の戦いへ。

    序盤:ノリスが序盤から飛ばす一方、各車が異なるタイヤで探り合い
    開始直後からノリスがソフトで積極的にアタック。ターン出口でやや不安定な挙動を見せつつもトップに立ち、昨日同様の強い仕上がりを示した。マクラーレン勢は早めにソフトを投入したのに対し、アストンマーティンやレーシングブルズは中盤までミディアムを中心に評価ランを実施。路面温度が週末最も高い状況で、予選に向けた方向性を各チームが慎重に見極める展開となった。

    角田裕毅とノリスが接近、インシデントとして調査へ
    ノリスはアタック中に角田裕毅の背後へ急接近。角田は即座に手を挙げて謝意を示したものの、出口で動きが重なったことでスチュワードは調査対象とした。ノリスは不満げな様子ながら回避に成功し、マクラーレンの流れに大きな影響はなし。

    “ルーキー”ピアストリはセクター1・2で最速級も最終セクターで失速
    ピアストリは初回のアタックでセクター1・2を紫表示に塗る勢いを見せたが、最終セクターでわずかなミスが出て首位争いから後退。それでも5番手(0.259秒差)と十分に予選上位が射程圏内で、決勝に向けたロングランでの安定性も含め総合的に良好。

    中盤:アントネッリが角田裕毅に接触、メルセデスに痛恨の判断ミス
    ピットレーンでメルセデスがアントネッリをリリースした瞬間、すでにファストレーンにいた角田の横腹へアントネッリが接触。アントネッリはフロントウイングを破損し、角田の車体側面にもダメージの可能性が発生。いずれもセッション後に調査対象となり、特に新人アントネッリには厳しい判断が下る可能性も。

    ベアマンがまたも“速さ”を証明、ハースは2台揃って上位
    FP2で衝撃的な速さを見せたオリバー・ベアマンは、FP3でも7番手に入る上位安定性を見せた。オコンも6番手につけ、ハースは“2台揃ってトップ7”という抜群の仕上がり。マシンバランスの良好さは本物で、予選Q3進出は現実的な目標となった。

    ザウバーも堅実な好パフォーマンス、ボルトレト11番手・ヒュルケンベルグ13番手
    ザウバー勢は中団上位をキープ。ボルトレトは11番手、ヒュルケンベルグは13番手とFP2からの流れを維持し、特にミディアムでの競争力が高い点は決勝戦略に向けて大きな強みとなる。

    ルクレールはロングラン重視、28周の最多周回で8番手
    フェラーリのシャルル・ルクレールはFP3最多となる28周を走行。セットアップ確認を重視した内容で、8番手というタイム以上にレースペースの向上が見られた。昨日の不安を払拭できている可能性が高い。

    終盤:ラッセルとノリスが最終決戦の火蓋を切る
    残り15分、ラッセルが新品ソフトでノリスのタイムを0.004秒更新。フェルスタッペンも7周使用したソフトで乗じる形で3番手に浮上。ノリスは最終セクターでミスが出る場面もあり、最終結果こそ2番手だが“トップ争い三つ巴”の構図がより鮮明になった。

    ハミルトンがターン9でクラッシュ、赤旗に
    路面温度が高い中でマシンの挙動が乱れ、ターン9でスピンしてバリアに接触。フロント右サスペンションを損傷し、セッション再開後も走行できず18番手で終了。フェラーリは予選までに大規模な修復作業に追われる。

    ローソンとハジャーは中団で競り合い、レーシングブルズは15・16番手
    レーシングブルズ勢はローソン15番手、ハジャー16番手。両者とも序盤はミディアム中心の評価ランを実施し、終盤のソフト投入で中団グループの中に滑り込んだ。セットアップ調整次第でQ2進出の可能性は十分に残る。

    角田裕毅は20番手、ペースとリズムが噛み合わず厳しい内容
    角田は中盤の接触によりマシン確認が必要となり、再度のアタックでも最適な温度域に入らず19番手。トップから1.359秒差と苦しい位置だが、予選までに車体のダメージ評価とセットアップ再構築が急務となる。

    いざ予選へ──三つ巴タイトル戦がクライマックスに
    ノリスは安定した速さ、フェルスタッペンは着実な改善、ピアストリは一発の鋭さをそれぞれ披露し、三者三様の“武器”を持ったまま予選へ突入する。トップ10が0.388秒差以内という超接戦の中、誰がポールを取ってもおかしくない状況だ。

    F1 アブダビGP FP3 結果・ラップタイム

    1.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分23秒334
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分23秒338
    3.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分23秒458
    4.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分23秒585
    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分23秒593
    6.エステバン・オコン(ハース) – 1分23秒605
    7.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分23秒609
    8.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分23秒675
    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分23秒707
    10.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分23秒722
    11.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分23秒791
    12.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分23秒811
    13.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分23秒870
    14.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分23秒895
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分23秒947
    16.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分23秒979
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分24秒072
    18.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分24秒470
    19.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分24秒501
    20.角田裕毅(レッドブル) – 1分24秒693

  • F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト動画:角田裕毅は17番手

    F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト動画:角田裕毅は17番手

    2025年F1 アブダビGP フリー走行2回目のハイライト動画。12月5日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第24戦 アブダビグランプリのフリープラクティスが行われた。

    タイトル争いが佳境を迎える2025年F1アブダビGPのフリー走行2回目(FP2)は、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムを記録し、初日の支配的な流れを維持した。FP1ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.008秒差で競り勝ったノリスだったが、FP2ではその差を0.363秒に広げ、予選に最も近いコンディションで強さを示した。

    3番手にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、上位陣はおおむね順当な顔ぶれとなった。一方で、ハースF1チームのルーキー、オリバー・ベアマンが4番手につけ「どうしてこんなに良いのかわからない」と無線で驚きを示すなど、中団勢でも明暗が分かれた。

    中団勢でベアマンが躍進、サウバー勢が続く
    ハースのベアマンはソフトタイヤで安定したスピードを見せ、4番手という上位に割って入る結果を残した。キック・サウバーも上位に食い込み、ニコ・ヒュルケンベルグが5番手、ガブリエル・ボルトレトが6番手とチーム最終戦に向けて上々の滑り出しとなった。

    一方、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はFP1を欠場した影響もあり、ソフトタイヤでのアタックラップをまとめ切れずロックアップも発生。トップ10入りを逃し11番手にとどまり、チームメイトのノリスとは対照的な初日となった。

    角田裕毅はペースに苦戦、上位進出へ課題も
    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、FP2を通して十分なグリップを感じ取れず、決勝と予選に向けてペース改善の必要性が残る一日となった。終盤はロングランに切り替わったこともあり順位変動はほとんどなく、角田裕毅にとってはデータ収集の比重が大きいセッションとなった。

    トラフィックが各車のアタックを妨げる
    FP2では終始多くのマシンがトラック上に出ており、ソフトタイヤでのアタック時には激しいトラフィックが発生。そのため、理想的なラップを組み立てられない場面が多く見られた。各車がロングランへ移行した終盤は順位がほぼ固定され、初日の勢力図が確認できる内容となった。

    動画の公開は終了しました
  • レッドブルF1 フェルスタッペンの“壊れている”発言は「良いニュース」

    レッドブルF1 フェルスタッペンの“壊れている”発言は「良いニュース」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、アブダビGPのFP1でマックス・フェルスタッペンが「壊れている」と訴えたRB21について、「すべて問題ない」と明言した。走行中は一時的に懸念が広がったものの、最終的には懸念材料は解消されたという。

    フェルスタッペンはFP1序盤からパッケージに満足できず、ロングラン中に「何かがおかしい」と無線で報告。トップタイムを記録したランド・ノリスからわずか0.008秒差の2番手だったが、マシンの挙動への不満を隠さなかった。

    「壊れているわけではない」とレッドブル
    メキースはセッション後、Viaplayに対し「すべて大丈夫だ。我々がセッション中に一時恐れたような“マシンが壊れている”という状況ではない」と語り、問題の本質を説明した。

    「このトラックは良いバランスを得るのが非常に難しい。特にタイヤが使われ始めると顕著だ」

    FP2でもフェルスタッペンは2番手につけたものの、ノリスには0.35秒差をつけられており、依然として課題は残る。終盤にはターン3での激しいバウンシングを訴え、さらにその前にはノリスとの接触寸前のシーンもあった。

    レッドブル・レーシング

    早期の“不満”がプラス材料に
    メキースは、フェルスタッペンがロングラン中に強い不満を示したことが、むしろ改善点を明確にする“良いニュース”だと強調した。

    「ロングランの中盤、マックスはマシンの挙動に非常に不満を感じて無線を入れた。しかし、それは我々に改善の可能性を示してくれている。何かが壊れているわけではない」

    「まだバランスが非常にサブオプティマルな状態にあり、それは競合の多くにも当てはまるだろう」

    タイトル争いで12ポイント差を追うフェルスタッペンにとって、アブダビでの細かな改善は決定的な意味を持つ。レッドブルはFP1・FP2で露呈した“粗さ”を武器に変え、土曜日以降の巻き返しを狙う構えだ。

  • F1ドライバーが恒例のシーズン末ディナー開催 ドレスコードは白シャツ?

    F1ドライバーが恒例のシーズン末ディナー開催 ドレスコードは白シャツ?

    2025年F1シーズン最終戦アブダビGPを前に、F1ドライバーたちが恒例となった「シーズン末のドライバーディナー」を開催した。今年は20名のうち17名が参加し、アブダビのレストランで束の間のリラックスした時間を過ごした。

    ただし、フェルナンド・アロンソ、ニコ・ヒュルケンベルグ、ランス・ストロールの3名は欠席しており、その点もファンの注目を集めた。

    SNS投稿から伝わる和やかな雰囲気
    参加したドライバーたちはSNSに多数の写真やコメントを投稿した。

    ルイス・ハミルトンは「Class of 2025」と題した写真とともに、「僕たちは世界で唯一、この仕事をしている。競争相手であっても互いに尊敬し合っているし、この仲間たちとレースできるのは光栄だ」と綴り、「シーズン最後のレースを楽しんでほしい」とファンにメッセージを送った。

    ランド・ノリスは「traditions(今年は誰も食べ物を投げませんでした)」と冗談交じりに投稿。ジョージ・ラッセルも「yearly dinner with the boys」と記すなど、普段の戦いを忘れた和やかな空気が伝わってくる。

    角田裕毅も「白いシャツのドレスコードだったらしい、全員が気付いてたわけじゃないけどね」とユーモアを交えて投稿し、注目を集めた。


    気になる“支払い係”は今年も議論の的
    毎年話題になるのが「誰が会計を持つのか」という点だ。

    過去には“ワールドチャンピオンが払う”説があり、2016年にはニコ・ロズベルグが18等分を提案したものの、ルイス・ハミルトンが「ばかばかしい」と否定した逸話も残っている。

    昨年はバルテリ・ボッタスが約20,000ディルハム(約5,000ユーロ)を支払ったことを自ら明かし、「喜んで払った」と語っていた。

    今回の会計役は正式には明かされていないが、エステバン・オコンはSNSでハミルトンに感謝の言葉を述べており、今年の“ホスト役”はフェラーリのハミルトンだった可能性が高いと見られている。

    席順に“微妙な空気”?フェルスタッペンとラッセルの距離感が話題に
    集合写真では、ここ最近の話題となっていたマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの微妙な関係を反映するような席順も注目を集めた。

    一部SNSユーザーは、「ラッセルの席がフェルスタッペンの隣に空けられていた」「ラッセルが椅子を動かした」と推測。メルセデスの動画では、ラッセルが「今年はルイスが注文係で、メニューのもの全部頼んでたよ」と笑いながらコメントする場面も映っており、終始リラックスした雰囲気でイベントが進んだ様子がうかがえる。

  • F1アブダビGP 初日:トップ10 ドライバーコメント

    F1アブダビGP 初日:トップ10 ドライバーコメント

    2025年F1アブダビGPのフリー走行2回目でトップ10入りしたドライバーのコメント。12月5日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 アブダビグランプリのフリープラクティスが行われた。

    ランド・ノリスが連続トップで初日を支配し、フェルスタッペンとラッセルが僅差で追う展開となったアブダビ初日。トップ10にはハースのベアマン、ザウバーのヒュルケンベルグ&ボルトレト、さらにはレーシングブルズのハジャーなど、“伏兵”勢がしっかり食い込む結果となり、最終戦らしい緊張感のある順位構図が浮かび上がった。

    一方で、フェラーリのシャルル・ルクレールやアストンマーティンのアロンソ、メルセデスのアントネッリなど、上位勢の中でも改善点を見いだすドライバーは多く、予選への伸びしろを残している状況だ。全体のタイム差が極端に小さいだけに、わずかなセットアップ調整が明暗を分ける可能性が高まっている。

    1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「アブダビでの初日は悪くないけど、まだクルマにもう少し欲しいところがある。まだ完全には満足できていなくて、自信も完璧ではない。タイム的には良さそうに見えるけど、週末が進むにつれて接戦になるのは分かっているから、まだ笑っていられる状況じゃない。とはいえ良いスタートではある」

    2番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「今日のプラクティスはまずまずだった。クルマにはそこそこ満足しているけど、もう少し速さが必要だ。まだ十分に速くないし、僕らとしては悪くないウインドウにいるとは思うが、埋めないといけない差がある。レースペースにもまだ取り組む必要があるし、どれだけ改善できるか見てみる。乗り心地は難しく、シングルラップもロングランももう少し良くする必要がある。明日どうできるか見てみよう」

    3番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「FP1ではあまり良い状態で始められなかったけど、FP2で改善できた。日中の暑い状態ではクルマのフィーリングがあまり良くないが、日が沈んで気温が下がると改善する。そこに加えて、セッション間で行った変更も良かった。明日の予選はフロント争いが接戦になりそうだが、ハースのベアマンやザウバー勢など驚きがあるかもしれない。良いグリッドを取るにはうまくまとめる必要があるし、レースペースにも課題があるので今夜改善点を見ていくつもりだ」

    4番手:オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    「FP1では良いクルマがあってフィーリングもとても良かった。最初のランでは少しアンダーステアがあったけど、クルマが速く走りたがっているのは分かった。FP1は小さなトラブルであまり走れなかったが、ミディアムでの1周は競争力があり、その良い流れが午後にも続いた。フィールド全体が非常にタイトで、4〜5分の1秒でトップ10の外に落ちる状況だから、明日はすべてを最適化することが大事だ」

    5番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日はクリーンな金曜日で、こちら側には中断もトラブルもなかった。フィーリングは良く、この感触を週末に持ち込めるのはいいことだ。あとは微調整で細かい部分を仕上げて、週末の残り2日間でもこの勢いを維持していきたい」

    アブダビグランプリ

    6番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「全体としてポジティブな一日だった。明日に向けて細かい調整は必要だけど、ハイフューエルもローフューエルもバランスの理解に集中できて、とても有意義な内容だった。こうした位置にクルマがいるのは励みになるが、まだ金曜日だから気を抜かず、明日の予選に向けて最大限パフォーマンスを引き出すようプッシュし続ける」

    7番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「全体的にアブダビでの良い一日だった。正直、もっと良くなると思っていたけど、サウバー勢もオリーもすごく速くて僕たちの前にいる。もっと速さを見つける必要があるので、今夜取り組んでいく。明日の予選は本当に戦いになると思う」

    8番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「FP1は特別だった。弟がスクーデリアのF1マシンを走らせて、同じセッションでコースを共有できたのは、子どもの頃からの夢で、それだけで笑顔になった。走行面では全体的に難しい金曜日で、何かが足りない。どこを改善できるか探して、明日の予選で前に行けるようプッシュしている」

    9番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は1回のセッションだけだったので、クルマのフィーリングをすぐにつかむ必要があったが、すべて予想通りだった。バランスを取るのが難しいサーキットなので、週末を通して作業を続けてポイントを狙いたい。午前に走ったジャックとシアンを見るのも良かった」

    10番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「今日は本来のポテンシャルを十分に示せなかったと思う。FP2に向けて改善したけど、ソフトでのベストラップの終盤で少しミスをしてP10になった。予選では前方争いに加われると思うが、マクラーレンが今日の感じでは最も速そうだ。フィールド全体のギャップは非常にタイトだから、良いグリッドを取るには完璧に近いパフォーマンスが必要だ。ロングランはFP1より良かったけど、さらに改善してレースに自信を持って臨みたい」

  • F1アブダビGP 初日:11番手以下 ドライバーコメント

    F1アブダビGP 初日:11番手以下 ドライバーコメント

    2025年F1アブダビGPのフリー走行2回目で11番手以下だったドライバーのコメント。12月5日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第23戦 アブダビグランプリのフリープラクティスが行われた。

    11番手以降は、気温差やセットアップの難しさに苦しんだドライバーが軒並み後方に沈む結果となった。特に、ピアストリやストロール、サインツ、ハミルトンといった常連組が中団に埋もれ、ウィリアムズやフェラーリ勢はクルマのフィーリング改善を最優先課題として夜の作業に臨むことになった。

    さらに後方では、角田裕毅が「シーズンでも最悪の走行」と語るほどマシンに苦戦し、レーシングブルズのローソンもFP1欠場の影響で苦しい滑り出し。アルピーヌ勢も揃ってグリップ不足に悩まされ、予選Q1突破がまず最初の関門となる。下位勢はセットアップの方向性を見極められるかが明日の生き残りの鍵となりそうだ。

    11番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「今日は走行時間が短かったけど、FP2で多くを学べた。クルマは良いウインドウに入っていて、今夜いくつか微調整が必要なだけだ。終盤にはフィーリングをつかみつつあったので、今夜見直して明日の予選日を良い形で迎えたい」

    12番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はヤス・マリーナでリズムをつかんで、自信をつけることが中心だった。FP2ではクルマのフィーリングは悪くなかったが、今夜取り組むべき点がいくつかある。改善できる部分を見て、明日どれほど戦えるか確認する」

    13番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「今日は本当にタイトなセッションだった。僕たちは戦えていると思うけど、現状ではハースとザウバーがミッドフィールドをリードしているように見える。ロングランで高いデグラデーションに驚いたので、そこを見直す必要がある。明日は前進してQ3争いをしたい。最終的には誰がラップをまとめられるかだから、最大限の集中が必要だ」

    14番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「FP1でアーサーの走りを見るのは良かったし、FP2に向けて良い気分だった。でもクルマはドライブが難しく、改善すべき点がいくつかある。今夜データを確認して、明日に向けて一歩前進できる部分に取り組むつもりだ」

    15番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「正直、悪い一日ではなかったけど、小さな問題があちこちにあった。今日は1セッションだけだったが、クルマ自体は悪くない。デグラデーションが想定よりかなり高く、日曜は面白い展開になりそうだ。グリップはあるけどフロントが滑りやすく、みんながフロントタイヤに苦しんでいる。明日はスムーズなFP3を迎えて、その後どうなるか見ていきたい。フィールド全体が0.5秒以内に収まっているような状況なので、とてもタイトだ」

    角田裕毅 アブダビグランプリ

    16番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    「今日はうまくいっていない。クルマで1周をまとめることができない。どのラップでも0.5秒遅れてしまい、見直すことがたくさんある。クルマが自分の望む動きをしてくれない」

    17番手:角田裕毅(レッドブル)
    「正直、ここまで厳しいとは思っていませんでした。まだクルマとの距離が大きくて、何が起きているのか正確には分かっていません。今日はシーズンでも最悪のプラクティスのひとつだったと感じています。今夜しっかり原因を調べて、どこで問題が起きているのか突き止める必要があります。今のままでは良くありませんし、明日に向けて少しでも良い状態に持っていけるようにしたいと思います」

    18番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「FP1を走らなかったのでFP2は少し難しかった。自然と追いつく部分があり、期待していたよりやるべきことが多い。今夜取り組んで、明日はもっと強いクルマで戻ってきたい。FP3は気温の関係で予選の参考にはあまりならないだろうから、今日は得られた学びに集中することが重要だ。チームとしてはかなり速そうなので、自分のクルマをしっかり仕上げるだけだ」

    19番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日のFP2は厳しい内容だった。明日トップ10を争うにはもっと多くのパフォーマンスを見つける必要がある。どこが不足しているか示す証拠はいくつかあり、改善できると信じている。いくつかうまく機能しなかった部分があり、バランスは一貫性を欠き、2台ともグリップ不足だった。何ができるか見て、シーズン最後の週末に全力を尽くしたい」

    20番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日は簡単ではなく、完全には理解しきれない一日だった。午後から夜にかけて後退したように感じた。FP1では良い感触で、周りのチームと比較しても悪くない位置にいたが、FP2はもっと難しかった。なぜそうなったのか理解する必要があるし、予選に向けて改善したい。これまでのレース同様、週末を通して改善していけるチームなので、今夜エンジニアとデータを見て、FP3でいくつか試せるようにしたい」

  • F1アブダビGP初日 ピレリ総括:ソフトは予選向き、決勝は1ストップ濃厚

    F1アブダビGP初日 ピレリ総括:ソフトは予選向き、決勝は1ストップ濃厚

    マクラーレンのランド・ノリスがタイトル決戦のフリープラクティスで早くも優位に立ち、ソフトタイヤで両セッションを最速で終えた。セッションはそれぞれ異なる時間帯に行われ、FP2のほうが予選と決勝により近いコンディションとなった。

    ほとんどのドライバーはローカル時間17時に始まったFP2をミディアムタイヤでスタートし、路面温度は28度だったが、序盤の最速タイムの一部は、レーシングブルズのアイザック・ハジャーやハースのオリバー・ベアマンが記録したソフトタイヤによるものだった。

    日没とともに残り30分となったところで、フェルスタッペンがトップ集団の中で最初にソフトへ交換し、すぐにミディアムでのロングランに移ってレースシミュレーションを行った。その後、全車がセッション終盤にソフトを選択し、ノリスが0.3秒差で優位を確保した。

    特筆すべきパフォーマンスのひとつはベアマンで、セッションを4番手で終えた。一方、3人のタイトルコンテンダーの一角であるピアストリは11番手となった。

    THE DAY ON TRACK
    13時30分に始まったFP1はより温暖なコンディションで行われ、ノリスが再び最速となり、フェルスタッペンが僅差で続いた。

    ピアストリはFP1を欠場し、パト・オワードが彼のマクラーレンをドライブした。今年は9人のルーキードライバーがセッションに参加しており(ルーキーは正式にはグランプリを2戦以下しかスタートしていないドライバーと定義される)、今年は全ドライバーが2回のプラクティスセッションでルーキーに自らのマシンを提供することが義務付けられている。FP1セッションでは3種類すべてのコンパウンドが使用された。

    アブダビグランプリ

    シモーネ・ベッラ(ピレリ チーフエンジニア)
    「アブダビ初日のタイムはシミュレーションと一致しており、昨年と比べておよそ0.5秒速くなっています。両セッションで、主にフロント右にいくつかのグレイニングが見られ、これがデグラデーションをやや早める効果を持っています。この状況では、最も一貫性のあるレースタイヤはミディアムとハードのようで、ソフトは単発のフライングラップにより適しているように見えます。

    しかし考慮すべき要素として、トラックエボリューションがあります。サポートレースが、当初かなりダーティだった路面にラバーを載せていくことでグリップが向上します。これは今後数日でグレイニングが減少し、C5ソフトが再び有効になる可能性を意味します。

    現時点で見た限りでは、1ストップ戦略が最も有力に思えます。それでも週末が進むにつれて、2ストッパーの可能性も出てくるでしょう。マクラーレンの両ドライバーとアロンソのアストンマーティンがFP2でハードをまったく走らず、新品セットを温存したのも偶然ではありません。

    レース中にハードC3の追加セットがあることで、特にセーフティカーが出た場合に戦略面でより多くの選択肢が生まれ、パフォーマンスはミディアムC4と非常に近いものになります。C3とC4のパフォーマンス差は現在およそ0.2秒で、一方でミディアムとソフトの差は約0.7〜0.8秒とより大きくなっています。」