カテゴリー: F1アブダビGP

  • F1最終2戦にも暗雲 WECが中東ラウンド中止で代替開催を決定

    F1最終2戦にも暗雲 WECが中東ラウンド中止で代替開催を決定

    2026年FIA世界耐久選手権(WEC)がシーズン終盤に予定していたカタールとバーレーンでの開催を断念したことで、F1でも今季最終戦の開催を巡る不透明感が一段と高まっている。

    WECは安全面や物流への影響を理由に欧州での代替開催を決定した。一方、F1は依然としてカタールGPとアブダビGPをカレンダーに残しているものの、情勢次第では代替開催地への変更も視野に入れた検討を続けているとみられる。

    WECがカタールとバーレーン開催を正式中止
    FIAは29日、WECの終盤2戦について開催地を変更すると発表した。

    当初、ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催予定だったカタール戦は10月18日にスペイン・バルセロナで6時間レースとして実施。さらにシーズン最終戦として予定されていたバーレーン戦は、11月8日にイタリア・モンツァへ移される。

    この決定は、中東地域で続く紛争が安全性や貨物輸送、国際移動に及ぼす影響を慎重に検討した結果だ。

    WECのフレデリック・ルキアンCEOは、チームやマニュファクチャラーに十分な準備期間を確保する必要があったと説明した。

    「ここ数か月、中東情勢を注意深く見守ってきた」

    「数週間前まではカタールとバーレーンで開催できると楽観視していた。しかし現在の状況では代替案へ切り替えざるを得ない」

    「メーカーやチーム、そしてWEC運営が必要な準備を進められるよう、このタイミングで決断することが物流面で不可欠だった」

    また、FIA会長モハメド・ビン・スライエムも最後まで開催継続を模索したことを明らかにした。

    「ここ数か月、カタールとバーレーンのパートナーと協力し、開催維持に向けあらゆる選択肢を検討してきた」

    「しかし地域情勢を考えれば、チームや関係者、そしてモータースポーツファンの安全を最優先しなければならない」

    「容易な決断ではないが、モータースポーツコミュニティの安全確保が最優先だ」

    F1も最終2戦の代替開催を検討
    WECの決定により、F1が11月29日に予定するカタールGP、12月6日に予定するアブダビGPにも改めて注目が集まっている。

    現時点で両レースとも2026年カレンダーに残されており、正式な変更は発表されていない。しかし、現地情勢が改善しない場合に備え、F1は複数の代替開催案を検討しているとされる。

    有力候補の一つがイモラ・サーキットだ。2025年までF1を開催していた実績があり、短期間でグランプリ開催に対応できるインフラを備えている。

    ただし、12月のイモラは低温によってタイヤのウォームアップが難しくなるほか、悪天候のリスクも大きな課題となる。

    もう一つの候補として挙がるポルティマオは、近年F1開催実績があり冬場の気候も比較的温暖だ。しかし、2027年からのF1復帰に向けた施設改修工事が予定されているため、開催可能性は以前より低下しているという。

    このほか、トルコのイスタンブール・パークや、すでに2026年カレンダーへ組み込まれているサーキットでダブルヘッダーを実施する案も検討対象となっている。

    2026年カレンダーはすでに大幅変更
    F1は2026年シーズン序盤にも中東情勢の影響を受け、大幅な日程変更を余儀なくされた。

    バーレーンGPとサウジアラビアGPはシーズン途中で中止となり、当初24戦だったカレンダーは22戦へ縮小。その後、マレーシアGP復活という異例の措置により、セパンで10月2日から4日に「バーレーンGP」として開催されることが決定した。

    このレースは「フォーミュラ1 ガルフ・エア・バーレーンGP・イン・マレーシア」の名称で実施され、アゼルバイジャンGP、シンガポールGPと合わせたアジア3連戦を構成する。

    この追加によって2026年シーズンは23戦へ戻ったものの、WECが中東ラウンドの中止を正式決定したことで、F1もシーズン最終盤の開催について慎重な判断を迫られる状況となっている。

    現時点でF1から変更は発表されていないが、今後の地域情勢次第では、シーズン最終2戦の開催地が変更される可能性も残されている。

  • F1バーレーンGP復活開催は白紙に カタールとアブダビGPにも影響か

    F1バーレーンGP復活開催は白紙に カタールとアブダビGPにも影響か

    中東情勢の急速な悪化を受け、F1が検討していた2026年バーレーンGPの復活開催計画は事実上白紙となった。今後はシーズン終盤に予定されているカタールGPとアブダビGPの開催可否にも注目が集まっており、2026年カレンダー全体の見直しが避けられない状況となっている。

    先週までは10月初旬の開催が有力視されていたが、この週末の軍事的緊張の高まりを受け、F1は暫定カレンダーからバーレーンGPを再び除外したと報じられている。

    バーレーンGP復活計画は断念へ
    2026年シーズンは、1月下旬に中東情勢が急激に悪化したことを受け、バーレーンGPとサウジアラビアGPが中止となった。

    その後、F1は24戦体制を維持するため、バーレーンGPをアゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間に組み込む案を有力候補として検討。正式発表も近いとみられていた。

    しかし、この週末に情勢が再び悪化。報道によると、アメリカ軍がイランへの軍事作戦を強化し、イラン側もヨルダン、バーレーン、クウェートにある米軍基地への攻撃を実施したことで、安全面への懸念が一気に高まった。

    このためF1は、サヒールでの開催案を暫定カレンダーから取り下げたという。

    代替開催地の検討も難航
    F1と各チームは現在も代替案を模索しているが、現実的な選択肢は限られている。

    代替候補として再び名前が挙がっているのがトルコのイスタンブール・パークだ。

    ただし、同サーキットはFIAが求める縁石やバリアなどの改修工事が必要とされており、開催にはトルコ政府による支援が不可欠とみられている。

    一方で、ポルトガルのポルティマオやイモラも内部では候補として議論されているものの、いずれも欧州ラウンド終了後に再びヨーロッパへ戻る必要があり、物流面で大きな課題を抱える。

    F1はマドリードGP終了後、各チームが海外ラウンド向けに機材やホスピタリティ設備を輸送するため、その後に欧州で追加開催を行うことは極めて困難と考えられている。

    最低22戦維持が重要課題
    チームとF1は、可能な限り22戦以上のカレンダーを維持したい考えだ。

    チームはスポンサーとの契約上、一定数のグランプリ開催が前提となっているほか、F1を運営するリバティ・メディアも放映権契約で最低開催数を確保する必要がある。

    そのため、仮に同一サーキットで2度開催する案に消極的だったチーム側も、現在は現実的な選択肢として受け入れざるを得ない状況になりつつあるという。

    カタールGPとアブダビGPも予断許さず
    懸念はバーレーンだけにとどまらない。

    11月29日に予定されるカタールGPと、12月6日の最終戦アブダビGPについても、今後の中東情勢次第では開催可否が影響を受ける可能性がある。

    関係者は外交努力によって事態が改善することを期待しているものの、現時点では両大会とも慎重な監視対象となっている。

    また、F1だけでなくF2やF3も最高峰カテゴリーの日程に依存しているため、2026年シーズン全体のスケジュール確定を待つ状況が続いている。

    夏休み明けまでに最終判断へ
    パドック関係者によると、2026年シーズン終盤の日程については、夏休み明け最初のレースとなるオランダGP(ザントフォールト)までには最終決定が下される見通しだ。

    それ以上判断を先送りすると、チームの物流計画やチケット販売、放送スケジュールなどへの影響が大きくなるためだ。

    中東情勢の先行きが見通せないなか、F1は2026年カレンダーの維持と安全確保という難しい課題への対応を迫られている。現時点ではバーレーンGP復活の可能性は大きく後退しており、今後はカタールGPとアブダビGPを含めたシーズン終盤の開催可否が最大の焦点となりそうだ。

  • F1、2026年カレンダーに代替案 ドメニカリ「緊急対応計画がある」と明言

    F1、2026年カレンダーに代替案 ドメニカリ「緊急対応計画がある」と明言

    F1のステファノ・ドメニカリCEOは、2026年F1カレンダー終盤に予定されているカタールGPとアブダビGPが開催できない場合に備え、「緊急対応計画」が用意されていることを明らかにした。

    RacingNews365によると、中東情勢の不安定化により、F1はすでに4月開催予定だったバーレーンGPとサウジアラビアGPを中止しており、11月29日のカタールGP、12月6日のアブダビGPにも不透明感が広がっている。

    中東2連戦に広がる不確実性
    F1は2月末に始まったイランとアメリカ/イスラエルの戦争を受け、3月にバーレーンGPとサウジアラビアGPの中止を決定した。4月上旬から停戦は続いているものの、地域情勢は依然として流動的で、大規模スポーツイベントの開催には慎重な判断が求められている。

    バーレーンとサウジアラビアの主催者、とりわけサウジアラビア側はカレンダー復帰を模索しており、アゼルバイジャンGPとシンガポールGPの間にある10月4日の枠が候補として見られている。

    ドメニカリ「我々は現実的でなければならない」
    ドメニカリはL’Equipeの取材に対し、新型コロナウイルス禍での対応と同じように、F1は現実的な判断を下す必要があると語った。

    「コロナの時と同じように、我々はできる限り現実的でなければならない」とドメニカリは語った。

    「これまでバーレーンとジェッダのレースを取りやめたのは、その時点でそこへ行くことが不可能だと分かっていたからだ。特に我々はエンターテインメントであり、喜びと楽しみをもたらすスポーツだからだ」

    「本当にそうした雰囲気がある場所に行かなければならない。我々はF1のために、そして何より世界のために、状況ができるだけ早く改善することを願っている」

    チケット販売は好調も、判断期限は迫る
    カタールとアブダビではすでにチケット販売が始まっており、ドメニカリによれば販売状況は非常に好調だという。ただし、F1はサッカーの試合のように簡単に場所を移せる競技ではなく、物流、コスト、チーム移動を含む複雑な運営が判断を難しくしている。

    「カタールとアブダビのプロモーターはすでにチケットを販売しており、販売は非常に、非常に好調だ」

    「だが、我々が決断しなければならない時が来る。これはサッカーの試合のように、2チーム、22人の選手だけで、代替が簡単にできるものではない。我々には物流の複雑さ、コストがある」

    RacingNews365は、ドメニカリが少なくとも10月4日の開催可否について、8月のサマーブレイクまでに判断する必要があると理解している。

    2戦の再日程化は不可能 1戦でも容易ではない
    ドメニカリは、カタールGPとアブダビGPの両方を別日程に移すことは「不可能」だと述べた。さらに、どちらか1戦だけを再日程化する場合でも「簡単ではない」とし、空いている枠がほとんどないことを認めている。

    一方で、10月4日の枠は現実的な選択肢として残されている。これはバーレーン、あるいはサウジアラビアの復帰に使われる可能性がある。

    「緊急対応計画があることは確認できる」とドメニカリは述べた。

    「そして、戦争が終わらず、年末の2レースが開催できない場合には、我々には他の代替案がある」

    ラスベガスGPが最終戦になる可能性は否定
    ひとつ明確になっているのは、11月22日に予定されているラスベガスGPが2026年F1シーズンの最終戦にはならないという点だ。

    ドメニカリは、ラスベガスGPがカレンダーの締めくくりになる可能性を否定した。

    「いや、カレンダーの最後のレースにはならない」とドメニカリは語った。

    「それは確認できる」

    F1は中東情勢の推移を見極めながら、カタールとアブダビの開催可否、そしてバーレーンやサウジアラビアを含む代替案を並行して検討している。終盤戦の構成は、夏までに大きな判断を迫られることになりそうだ。

  • 角田裕毅のF1アブダビGPペナルティにシュタイナーが異議「これはレースだ」

    角田裕毅のF1アブダビGPペナルティにシュタイナーが異議「これはレースだ」

    2025年F1最終戦アブダビGPで科された角田裕毅への5秒ペナルティについて、元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーが異論を唱えた。

    角田裕毅はヤス・マリーナ・サーキットで行われた2025年F1シーズン最終戦において、ランド・ノリスとのポジション争いの中で5秒のタイムペナルティを受けた。

    角田裕毅は防御の際に複数回ラインを変え、結果としてノリスをコース外へ押し出す形となった。ノリスはコース外に出た状態で角田裕毅を追い越したが、「コース外での追い越しおよびアドバンテージ取得」については調査のみでお咎めなしとなった。

    スチュワードは、ノリスには角田裕毅の走行によって他に選択肢がなかったと判断し、ノリスを不問とする一方で、角田裕毅にペナルティを科した。

    シュタイナー「何も起きるべきではなかった」
    この裁定について、ギュンター・シュタイナーはノリスが無罪放免となった点には同意しつつも、角田裕毅への処分には納得していない。

    「本当なら、もうひとつペナルティを出すべきだろう。あのブレーキング中の動きが、アブダビでは急に流行り始めたんだから」と、シュタイナーは『The Red Flags Podcast』で皮肉を込めて語った。

    そのうえで、次のように本音を明かしている。

    「いや、実際には何も起きるべきではなかった。これはレーシングだ。これこそ我々が見たいものだし、観客やファンが望んでいるものだ。スチュワードが目立とうとしてペナルティを出し、注目を集める必要なんてない。これはフェアだったし、これはレーシングだ」

    「角田裕毅は限界ギリギリで走っていたと思うが、ランド・ノリスも同じく限界だった。すべてはうまく収まり、素晴らしいバトルを見せてくれた」

    ペナルティ乱発への強い不満
    シュタイナーは、近年のF1におけるペナルティの多さそのものにも不満を示している。

    「私はずっと言っているが、もしこういうことをすべて禁止してしまったら、一体誰がレースを見に行くんだ?」と疑問を投げかけた。

    「彼らにはそれが分かっていない。なぜなら、スチュワードとして自分たちがスポットライトを浴びたいだけだからだ」

  • F1パワーランキング:2025年F1アブダビGPで評価を高めたドライバーは?

    F1パワーランキング:2025年F1アブダビGPで評価を高めたドライバーは?

    2025年シーズンを締めくくるアブダビGPは、忘れがたい結末となった。ランド・ノリスは3位でチェッカーを受け、初のワールドチャンピオンを決めた一方、マックス・フェルスタッペンは今季8勝目を挙げながらも、タイトルにはわずかに届かなかった。

    では、ヤス・マリーナ・サーキットで他に誰が審査員の印象に残ったのか。最終戦のパワーランキングのスコアと、総合ランキングを以下でチェックしてほしい。

    F1パワーランキングは、F1.comの5人の審査員がグランプリ終了後に各ドライバーを評価し、週末を通してのパフォーマンスに応じて10点満点で採点。専門家のスコアを平均してレーススコアを作成し、そのスコアは総合パワーランキングのリーダーボードでシーズンを通して集計される。

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
    アブダビで1,457日間続いたワールドチャンピオンとしての支配が終わりを迎えたとはいえ、フェルスタッペンはこれ以上ない形でシーズンを締めくくったと言えるだろう。レッドブル・レーシングのドライバーは圧巻の走りを見せ、ポールポジションを獲得すると、そのまま今季8勝目となる圧倒的な勝利を収めた。最終的にノリスとの差はわずか2ポイントだった。

    2.シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
    フェラーリがここ最近厳しい状況に置かれていることは周知の事実だが、シャルル・ルクレールは困難なシーズンを前向きに締めくくろうと全力を尽くした。スタートで1つ順位を上げて4番手に浮上すると、SF-25が息を吹き返したことで一時は表彰台争いに加わる場面もあった。終盤にかけてこの勢いは失われたものの、シーズン最終戦で全力を出し切ったことは間違いない。

    3.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)
    フェルナンド・アロンソはアブダビGPのスタートで素晴らしい蹴り出しを見せ、メルセデスのジョージ・ラッセルをオーバーテイクし、ルクレールの背後につけた。ラッセルを抑え切ることはできなかったものの、アストンマーティンのドライバーはミッドフィールド勢の先頭を維持し、貴重な6位でフィニッシュ。これによりチームはコンストラクターズランキング7位でシーズンを終えた。

    4.ランド・ノリス(マクラーレン)
    週末を迎えた時点で12ポイントのリードを持っていたにもかかわらず、ノリスにとってアブダビでの数日間は緊張感に満ちたものだった。タイトル獲得には表彰台フィニッシュが必要であり、最終的にその条件を満たして2025年ワールドチャンピオンに輝いた。ルクレールらからのプレッシャーを受けながらも、重要なトップ3の座を守り切った。

    5.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    マクラーレンの反対側のガレージでは、オスカー・ピアストリのタイトルの可能性は小さかったが、それでもヤス・マリーナ・サーキットで果敢な走りを披露した。1周目にノリスを抜き去って2位に浮上。フェルスタッペンを追うだけのペースはなかったものの、後半戦に苦しんだシーズンを、良い形で締めくくる週末となった。

    6.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    エステバン・オコンは、ハースF1チームで迎えた初シーズンを、近年でも屈指の好走で締めくくった。レースを通してポイント争いに加わり続け、終盤にはフェラーリのルイス・ハミルトンを抑え切って7位を獲得した。

    7.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバーF1チーム)
    予選では振るわず、キック・ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは18番手に沈んだ。しかし日曜の決勝ではそこから着実にポジションを上げ、ドイツ人ドライバーは「とても、とても満足している」と語り、最終的に9位で2ポイントを手にした。

    8.ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)
    予選ではタイトル争いの2人に最も迫る存在となり、4番手グリッドを獲得したラッセルだったが、決勝では厳しいレースとなった。スタートでルクレールとアロンソに先行を許し、メルセデスはペースに苦しんだものの、比較的単独走行となりながら5位でチェッカーを受けた。

    9.ガブリエル・ボルトレト(ザウバーF1チーム)
    2026年にアウディへ移行する前、ザウバーとして迎える最後の週末となったアブダビで、ガブリエル・ボルトレトは惜しくもチームのダブルポイント獲得を逃した。序盤はトップ10圏内を走行していたが、ピットストップで順位を落とし、ルーキーシーズン最終戦は11位に終わった。

    10.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    オリバー・ベアマンにとっては、シーズン最終戦で悔しさの残る結果となった。ランス・ストロールを防御する際に進路変更を複数回行ったとして5秒のタイムペナルティを科され、最終結果は12位となった。それでも、ハースのドライバーとしては堅実な内容で、後半戦を通じた好調ぶりを示す走りだった。

    惜しくも圏外
    ルイス・ハミルトンは、今週のパワーランキングでトップハーフ入りをわずかに逃した。7度のワールドチャンピオンは16番手スタートから追い上げ、8位でフィニッシュしている。

    2025年のF1世界選手権 アブダビグランプリ

  • 角田裕毅は“敗者”選出:2025年F1アブダビGP WINNERS & LOSERS

    角田裕毅は“敗者”選出:2025年F1アブダビGP WINNERS & LOSERS

    2025年F1最終戦アブダビGPは、ランド・ノリス(マクラーレン)が悲願の初タイトルを獲得し、激動のシーズンに幕を下ろした。

    最終戦はノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリによる三つ巴のタイトル争いが注目を集め、チェッカーまで緊迫感に満ちた戦いとなった。ノリスは冷静なレース運びで3位を確保し、F1史上35人目のワールドチャンピオンに輝いた。

    一方で、王座奪還を狙ったフェルスタッペンは優勝こそ飾ったものの、わずか2ポイント届かずタイトルを逃した。ピアストリも復調した速さを見せながら3位に甘んじ、角田裕毅はレッドブルでのラストレースをポイント外で終えることに。多くのドライバーとチームが歓喜と苦渋を味わうなか、最終戦は2025年シーズンの象徴ともいえるドラマに満ちていた。

    勝者:ランド・ノリス
    ランド・ノリスは予選前、そして決勝前にも少しナーバスになっていたと認めたが、どちらの場面でもそうした様子をほとんど見せなかった。

    マクラーレンのドライバーは予選を通じてリズムを築き、最終的に最も近いライバルであるマックス・フェルスタッペンの隣、フロントロウを確保し、そして第1コーナーを無傷で通過するという最初の目標を達成した。

    その後はミディアムタイヤをうまくマネジメントし、ジョージ・ラッセルやシャルル・ルクレールが仕掛けたアンダーカットにも即座に反応。そして1回目のピットストップ後にトラフィックの中へ戻ったときにはミッドフィールドを自信を持って効率的に切り抜けていき、タイトル獲得に必要な3番手へと戻っていった。

    それはまさにチャンピオンらしい走りであり、彼はこれによりF1史上35人目のワールドチャンピオン、そしてイギリス人として11人目の王者となった。アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ルイス・ハミルトンを含む、マクラーレンでタイトルを獲得した輝かしいリストに新たに名を連ねた。

    敗者:マックス・フェルスタッペン
    グランプリの勝者がこの「敗者」欄に入るのは珍しいことだ。しかしフェルスタッペンのレースでの究極の目標は、5度目のワールドチャンピオンとしてチェッカーフラッグを見ることであり、彼はそれを達成できなかった。

    レッドブルのドライバーは最終的にノリスにわずか2ポイント届かなかった。とはいえ、8月のオランダGP終了時点でチャンピオンシップ首位から104ポイント遅れていたことを考えれば、これは悪くない。

    これにより、フェルスタッペンは1,457日間保持していたタイトルを失うことになり、来季は2021年以来となるカーナンバー33へ戻すことになる。

    勝者:同じくマックス・フェルスタッペン
    しかしフェルスタッペンのアブダビでの見事なパフォーマンスを強調しないわけにはいかない。したがって彼は「勝者」欄にも登場する。

    オランダ人ドライバーは見事なポールポジションを獲得し、それをシーズン9戦中6勝目へと結びつけ、年間通算では8勝目を記録した。

    後者は今季の最多勝記録であり(ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはともに7勝)、これでフェルスタッペンは5年連続でシーズン最多勝ドライバーとなった。

    多くの点で、これは彼自身のパフォーマンスという観点ではキャリア最高のシーズンとも言え、彼がこのスポーツ史上の偉大な存在であることをより強固にする結果となった。

    敗者:オスカー・ピアストリ
    オスカー・ピアストリはドライバーズ選手権の3人目の候補者だったが、16ポイント差であり、オーストラリア人ドライバーはアウトサイダーだった。

    彼はハードタイヤでランド・ノリスの外側からターン9を回り込むという見事なオーバーテイクを決めた(ノリスはミディアムで、チーム戦略上、タイヤを温存する計画だった)が、フェルスタッペンからリードを奪うことはできなかった。

    その結果、彼は選手権3位のままシーズンを終えた。これは、シーズンの前2/3で最速であり、オランダGPで勝利した後には選手権を34ポイントリードしていたことを考えると残念な結果だ。

    勝者:同じくオスカー・ピアストリ
    フェルスタッペンと同様、ピアストリも「勝者」欄に入るべきだ。これは、彼が奇妙な7レースのスランプを経て、2戦連続で本来の速さを取り戻したことによる。

    オーストラリア人ドライバーは、F1わずか3年目にしてタイトル候補となった理由を示すようなペースを披露し、今季16回目の表彰台を完全に手にするにふさわしい走りを見せた。シーズン前半の圧倒的な強さを思えば、彼の時代が来るのは時間の問題だと感じさせる。

    角田裕毅 アブダビグランプリ

    敗者:角田裕毅
    これは角田裕毅にとって、そして恐らくレッドブルでの最後のレース、さらにはF1での最後のレースになる可能性があるレースの終わり方として望んだものではなかった。

    日本人ドライバーは、予選で6戦連続Q3進出なしの状況を断ち切り、フェルスタッペンのポール獲得を助けるためにスリップストリームを提供する役目を果たした。

    しかし、ピットストップ後にノリスがフィールドを切り抜けてくる中で、彼を長く抑え続けることはできず、さらに戦略上引っ張ったことでブロッカーとしての位置を確保したものの、一連のアンダーカットを受けて順位を落とし、最終的にはポイント圏外でフィニッシュした。

    勝者:フェラーリ
    フェラーリはアブダビで何が起きてもコンストラクターズ選手権4位が確定していた。しかし、今週末も表彰台こそ逃したものの、最近圧倒的に精彩を欠いていたチームとしては明確な前進だった。

    シャルル・ルクレールは序盤にノリスへプレッシャーをかけ、最終的に4位でフィニッシュ(ただしフェラーリで7年中4回目の無勝シーズンとなった)。一方でルイス・ハミルトンは再びQ1敗退となったが、そこから8位まで挽回した。

    敗者:アイザック・ハジャー
    アイザック・ハジャーは9番手という予選結果に「たった9位」と不満を抱いたが、それでもこれがフランス人ルーキーにとって5戦連続のQ3進出だった。

    しかしレース後、彼はさらに苛立ちを募らせた。というのもレーシングブルズのマシンにまったくペースがなく、後続に次々と抜かれていったからだ。

    それでも、彼とチームメイトのリアム・ローソンがノーポイントに終わったにもかかわらず、レーシングブルズはコンストラクターズ選手権6位を守り切った。彼は2026年からレッドブルのドライバーとなることが決まっており、卓越したルーキーシーズンを終えて明るい未来が待っている。

    勝者:エステバン・オコン
    エステバン・オコンはハースF1チームでのデビューシーズンが振るわなかったが、シーズン最終戦でなお実力を示す力強い走りを披露した。

    オコンはモナコ以来となるQ3進出を果たし、その後レースではマシンの強力なレースペースを生かして1つ順位を上げ7位に入り、終盤に猛追したルイス・ハミルトンを抑え切った。

    敗者:アルピーヌ
    アルピーヌは2025年マシンとの決別を惜しまないだろう。悲惨なシーズンの締めくくりとして、ピエール・ガスリーとフランコ・コラピントがアブダビで最後尾2台という苦しい終わりを迎えた。

    彼ら2人にはまったくペースがなく、この日はシーズンを通して最も接戦だったミッドフィールドからさらに後退した形となった。これには、チームが2026年の新レギュレーションに集中するため、年初早々に開発を止めたことが一因となっている。

    これはワークスとして最後のルノーPUで挑むレースでもあり、来季からはメルセデス製PUのカスタマーとなる。

    勝者:フェルナンド・アロンソ
    フェルナンド・アロンソはアブダビで2012年以来となる6番グリッドを獲得し、彼らしい魔法を見せた。

    ダブルワールドチャンピオンはグランプリを通じて素晴らしいペースを発揮し、これまでアストンマーティンがレースペースで苦戦し、予選の方が強い傾向を覆した。

    その結果、彼は6位でチェッカーを受けた。チームメイトのランス・ストロールもポイントを獲得したものの、レーシングブルズを逆転してコンストラクターズ6位へ浮上するには至らず、しかしハースF1チームからの追撃はかわして7位を守った。

  • 角田裕毅 F1アブダビGP防衛走行にブランドルが厳評「酔っ払いの船乗り」

    角田裕毅 F1アブダビGP防衛走行にブランドルが厳評「酔っ払いの船乗り」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1アブダビGP決勝でタイトル争いに影響を及ぼした防衛走行について、マーティン・ブランドルから「酔っ払いの船乗りのように」と表現される辛辣な評価を受けた。

    レース中、マックス・フェルスタッペンとランド・ノリスのタイトル決戦に関わる場面で角田裕毅が見せた動きが、大きな議論を呼んでいる。

    ハードタイヤでのロングラン戦略と“分かっている”無線
    角田裕毅はハードタイヤでスタートし、ノリスのレースに影響を与える目的で第1スティントを長く引っ張る戦略を担当した。

    無線では「分かっている」と意思を示しながら走行したが、ノリスは比較的容易に角田裕毅をオーバーテイクした。さらに角田裕毅は最終セクターでバックアップを行わず、ロングストレートでの防衛に出た。

    ここで角田裕毅は激しく方向転換し、ノリスをコース外に押し出す形となった。この結果、スチュワードは角田裕毅に5秒ペナルティを科し、ノリスがコース外に出てオーバーテイクした件は「角田裕毅の動きが原因」と判断して不問となった。

    ブランドル「無線は威圧的で、動きは規則違反」
    Sky Sports のレース後コラムでブランドルは、角田裕毅の防衛行為に強い不快感を示した。

    ブランドルはまず、角田裕毅が与えられた役割が明確だったと述べた。

    「2台目のレッドブルである角田裕毅は、ノリスがピットストップを終えた後に必ず追い抜かなければならない状況を利用するため、非常に長いハードタイヤのスティントを任されていた」

    さらにブランドルは、チーム無線の内容が問題だったと指摘した。

    「多少のチーム戦略プレーなら構わないが、『分かっているだろう』という無線は威圧的で、さらにノリスとルクレールの差1.4秒を伝えるのも同様だった」

    ブランドルはバックアップすべきだった具体的なセクションまで提示した。

    「角田は次の周のターン12からターン5まででノリスをバックアップするべきだった。それは容易かつ非常に効果的だったはずだ」

    しかし実際にはその選択は取られなかった。

    「代わりに彼はバックストレートで“酔っ払いの船乗りのように”ふらつく動きを選び、規則に違反した。結果としてノリスはダーティなエリア、つまりコース外を通ってオーバーテイクすることになった」

    ノリスの“オフトラック”は不問に ブランドルは裁定を評価
    角田裕毅は5秒ペナルティを受けたが、ノリスは順位を維持したままレースを続けた。

    ブランドルはその裁定を評価している。

    「ノリスはポジションを返すことはできなかった。ルクレールがすでに角田を抜いていたからだ。スチュワードは理性的な判断を下したと思う」

  • フェルスタッペン、F1タイトル喪失後のアントネッリの謝罪に「気にするな」

    フェルスタッペン、F1タイトル喪失後のアントネッリの謝罪に「気にするな」

    マックス・フェルスタッペンとキミ・アントネッリはアブダビグランプリ後、メディアペンで抱擁を交わし、メルセデスのドライバーは2025年F1ドライバーズ選手権の結果について謝罪した。

    フェルスタッペンは、自分がランド・ノリスに2ポイント差でF1ドライバーズ選手権を失った後、アブダビグランプリ後にメディアペンでキミ・アントネッリが謝罪したことに対して、寛大に反応した。

    レッドブルのドライバーはヤス・マリーナ・サーキットでポールポジションを獲得し、圧倒的な勝利を収めたが、3位でフィニッシュしたイギリス人ドライバーによって、自身が2021年から保持してきた王座を維持することはできなかった。

    アントネッリの謝罪の根拠となっているのは、シーズンの最終前戦であるカタールグランプリでの失策で、彼がマクラーレンに対して守りながら遅いミスを犯したことにある。

    その結果ノリスが4位に入ることを許し、その2ポイントの上積みが最終的な差となった。もしポイントが並んでいれば、フェルスタッペンは勝利数の差(フェルスタッペンが8勝、ノリスが7勝)によりタイトルを獲得していた。

    (重要な点として、アブダビではマクラーレンが2位でフィニッシュしたオスカー・ピアストリをノリスに譲らせていたはずであり、したがってアントネッリのミスは選手権結果に決定的なものとは見なせない。)

    ルサイル・インターナショナル・サーキットで起きた出来事の後には、大きな論争が巻き起こった。フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼは、チームラジオでノリスがメルセデスを追い抜いたことについて公然と疑問を呈し、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコもチェッカーフラッグ後にパドックでその主張を強めた。

    それが明らかに意図的なものではなく単なるミスであり、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフがカメラが明確に映し出した通りの事実を確認していたにもかかわらず、アントネッリはソーシャルメディア上で中傷の波にさらされ、死の脅迫までも受けた。

    これを受けて、ミルトンキーンズを拠点とするチームは非難声明を出し、FIAも1,100件以上のオンラインでの憎悪行為が報告されたことを受けて声明を発表した。

    それでも、アントネッリは状況とフェルスタッペンとの関係を修復したいと考え、アブダビでの58周の後に「本当にごめん」と言っている姿が見られた。

    「気にするなよ。大丈夫だ。わだかまりはない」と、4回のF1ドライバーズチャンピオンであるフェルスタッペンは若きイタリア人に返した。

  • レッドブルF1代表 角田裕毅のランド・ノリスへの“不正行為”を否定

    レッドブルF1代表 角田裕毅のランド・ノリスへの“不正行為”を否定

    レッドブルのローラン・メキース代表は、F1アブダビGPで発生した角田裕毅とランド・ノリスの激しいバトルについて「不正行為は一切なかった」と述べ、角田やチームの行動を擁護した。

    タイトル決定戦となったアブダビGPで、ノリスは3位フィニッシュによりマックス・フェルスタッペンに2ポイント差で初のワールドチャンピオンを獲得。レース中盤、1回目のピットストップを終えたノリスがまだピットに入っていない角田裕毅に迫り、フェルスタッペンのために角田が全力で防戦する場面があった。

    角田裕毅は「僕に任せて」と応じ、激しい攻防へ
    角田裕毅はハードタイヤでスタートし未ピットの状態。チームからは「ノリスを抑える」指示が出され、角田自身も「任せてくれ」と応じた。

    ノリスがDRSを開いて6〜7コーナーへ飛び込んだ際、角田裕毅は可能な限り外側へと押し出し、バリアぎりぎりまでノリスを追い込む激しいディフェンスを展開。ノリスは踏みとどまってポジションを奪取し、これが最終的にはタイトルを決定づける重要なオーバーテイクとなった。

    角田にはこの動きで5秒加算ペナルティが科されたが、メキース代表は「不正は一切なかった」と主張した。

    メキース「限界ギリギリだがクリーン。我々は競争を尊重している」
    メキース代表はレース後、次のように語った。

    「それを“ギリギリ”と呼ぶかどうかは分からないが、激しくもフェアでクリーンな戦いだった。これが我々のレースのやり方だ」

    「すべてを限界までプッシュするが、競争相手へのリスペクトは失わない。限界、時にはその一歩先まで攻めることはあるが、スポーツとしての公平性は常に守っている」

    「スポーツは巨人たちの戦いだ。我々はその戦いの中に強い誇りを持っているし、ライバルたちを尊敬している」

    角田裕毅について語ったローラン・メキース(レッドブルF1チーム代表)

    ノリスの“コース外オーバーテイク”無罰にメキースは驚き
    ノリスは角田裕毅に押し出される形でコース外のペイント上を走りながらオーバーテイクを完了したため、審議対象となった。しかしスチュワードは「角田の動きによってやむを得なかった」と判断し、罰則なしとした。

    この裁定について、メキース代表は率直に驚きを示した。

    「ノリスにペナルティが出なかったのは驚きだった。こういう状況での判断はスチュワードにとって世界で最も難しい仕事だが、我々としては意外だった」

    「ただし、最終的にチャンピオンシップの結果には影響しなかった。だからこそ我々は勝利を喜び、ランドにはタイトル獲得の祝福を送る」

  • F1アブダビGP 決勝 統計まとめ:ノリスが初戴冠、2点差の歴史的決着

    F1アブダビGP 決勝 統計まとめ:ノリスが初戴冠、2点差の歴史的決着

    2025年シーズン最終戦となったアブダビGPは、わずか2ポイント差でタイトルの行方が分かれる歴史的な決着となった。3位を確保したランド・ノリスが初のF1ワールドチャンピオンに輝き、優勝したマックス・フェルスタッペン、2位のオスカー・ピアストリとともに、三者がシーズンを通じて築き上げた激しいタイトル争いはドラマティックな結末を迎えた。

    最終戦ではフェルスタッペンの1,457日ぶりの王座陥落、ノリスの152戦目での初タイトル、ピアストリの長期リード記録など、注目すべき数字が並んだ。各ドライバーのシーズン最終成績やチームのハイライトも含め、アブダビGPは2025年を象徴する多くの統計が生まれる舞台となった。

    ■ フェルスタッペンはレースに勝利したが、1,457日を経てワールドチャンピオンの座を明け渡した。

    ■ フェルスタッペンの勝利は、ワールドチャンピオンとして通算51勝目となった。

    ■ これはフェルスタッペンにとって今季10戦連続となる表彰台であり(今季最初の14戦ではわずか5回の表彰台だった)、シーズンを締めくくった。

    ■ フェルスタッペンは2025年のチャンピオンシップでわずか2ポイント差のランキング2位となり、これは2010年に現在のポイント形式が採用されて以来もっとも僅差だった。

    ■ 今回のアブダビグランプリは、ポールポジションからの優勝が続く11年連続目であり、これはいかなる開催地においてもF1新記録となった。

    ■ これはフェルスタッペンにとって2025年シーズン8勝目であり、5年連続で最多勝利ドライバーとなった。

    アブダビグランプリ

    ■ オスカー・ピアストリはレースで2位となり、最終ランキングでも3位となった ― 今季15戦にわたりどのドライバーよりも長くチャンピオンシップをリードした。

    ■ ノリスがアブダビで3位を獲得したことで、彼はF1ワールドチャンピオンとなった35人目のドライバーとなる。

    ■ ノリスはマクラーレンの歴代7人のチャンピオン(エマーソン・フィッティパルディ〔1974年〕、ジェームス・ハント〔1976年〕、ニキ・ラウダ〔1984年〕、アラン・プロスト〔1985〜86年、1989年〕、アイルトン・セナ〔1988年、1990〜91年〕、ミカ・ハッキネン〔1998〜99年〕、ルイス・ハミルトン〔2008年〕)に加わることになる。

    ■ ノリスはイギリス人として11人目のワールドチャンピオンとなり、イギリス人ドライバーによるタイトル獲得として通算21回目となる。

    ■ ノリスはF1で152戦目にしてワールドチャンピオンとなり、これはジェンソン・バトン(160戦)、ナイジェル・マンセル(176戦)、ニコ・ロズベルグ(206戦)に次いで史上4番目に長いキャリアでの初タイトルとなる。

    ■ シャルル・ルクレールの4位という結果は、フェラーリでの7シーズンのうち4度目の未勝利シーズンとなったことを意味する。

    ■ メルセデスのジョージ・ラッセルは、昨年に続き2年連続でアブダビで5位フィニッシュとなった。

    ■ ラッセルは2025年のF1シーズン全レースを完走した。

    2025年のF1世界選手権 アブダビグランプリ

    ■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソが6位となり、これは2013年以来となるヤス・マリーナでのベストフィニッシュだった。

    ■ ハースのエステバン・オコンの7位は、モナコ以来16戦ぶりとなる自己最高のグランプリ結果だった。

    ■ これはまた、ハースチームにとってヤス・マリーナでの史上最高成績でもあった。

    ■ フェラーリのルイス・ハミルトンは8位となり、自身のF1キャリアで初めて表彰台のないシーズンを終えた。

    ■ アストンマーティンのランス・ストロールの10位フィニッシュは、8月のオランダグランプリ以来となる初ポイントだった。

    ■ これはリタイアなく完走扱いとなった24回目のグランプリであり、今季4度目となる。

    ■ チームが2026年シーズン開幕戦オーストラリアに向けて準備できる日数は、わずか91日しかない。