カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP初日「アップグレードを仕上げていきたい」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP初日「アップグレードを仕上げていきたい」

    角田裕毅は、2025年F1エミリア・ロマーニャGP初日のフリー走行を8番手で終えた。

    今回のイモラでは、角田裕毅が初めてレッドブル・レーシングの新しいフロアを使用。このアップグレードは、フェルスタッペンが前戦マイアミGPで先行投入していたもので、角田にとっては初の実戦評価の場となった。

    FP1では16番手と苦戦したが、FP2では一時3番手に浮上する場面も見せ、最終的に8番手を記録。トップ10入りを果たしただけでなく、チームメイトのフェルスタッペンとの差も0.092秒にまで縮めるなど、明日の予選に向けて前向きな内容となった。

    「全体的にはいい1日になったと思います」と角田裕毅はコメント。

    「自分たちの限界は理解していますし、新しいアップグレードパッケージで今日初めてロングランができたのは良かったです。でも、明日はしっかり仕上げる必要があります」

    「チームとしてまだやるべきことはたくさんありますし、明日に向けてすべてをまとめていきたいと思っています」

    「マクラーレンとの差はまだありますが、自分たちは自分たちのやるべきことに集中して、予選に向けて一歩前進できるように頑張ります」

    角田裕毅 F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1のアップグレードに冷静評価「突然P1にはならない」

    角田裕毅 レッドブルF1のアップグレードに冷静評価「突然P1にはならない」

    角田裕毅は、今週末のF1エミリア・ロマーニャGPに向けて投入されるレッドブル・レーシングのアップグレードについて、「過度な期待はすべきではない」と冷静な姿勢を見せている。

    レッドブルF1は予選では依然として速さを見せているが、決勝レースではマクラーレンに対して明らかに劣勢だ。今季からマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして本家レッドブル・レーシングに昇格した角田裕毅は、イモラでのアップグレードによって劇的な改善が見込めるとは考えていない。

    「どれくらいパフォーマンスが上がるのか正確には分かりませんけど、そんなに大きな変化にはならないと思います。マイアミで見たマクラーレンとのギャップはかなり大きかったですし、今回のアップグレードで突然P1を狙えるようなクルマになるとは思っていません」と角田裕毅は語った。

    フェルスタッペンとの差を縮めたい角田裕毅
    さらに角田裕毅は、今週末に向けた自身の課題についても言及し、フェルスタッペンとの差を縮めたいという思いを語った。マイアミGPではスプリントで6位、本戦では10位とポイントを獲得したが、さらなる改善が必要だと認識している。

    「自分としては、マックスとの差を縮めるために、もっとやるべきことがあると思っています。まずはマシンを100%理解することに集中しなければいけませんし、今週末はそのあたりをしっかり掴む良い機会だと思っています。少しでもマックスに近づけるように頑張ります」と角田裕毅は話している。

    現在25歳の角田裕毅は、今季ここまで6戦で9ポイントを獲得しており、ドライバーズランキングでは11位につけている。開幕2戦目でリアム・ローソンに代わってレッドブルF1に昇格した角田裕毅には、トップチームの一員として確かな実力を示すことが求められている。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1 エミリア・ロマーニャGP

    アイザック・ハジャーの好調が角田裕毅に圧力をかける
    レッドブル・レーシングの「セカンドシート」は常に不安定さを伴っており、現在その座を務める角田裕毅の立場も決して安泰ではない。中国GP後にリアム・ローソンと交代し、レッドブルF1のシートを獲得したが、ジュニアチームで走るルーキーのアイザック・ハジャーが注目を集めている。

    レッドブルのチームアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ハジャーのパフォーマンスに好印象を持っており、ハジャー自身も「チャンスがあれば準備はできている」と語っている。今季ここまでハジャーは5ポイントを獲得しており、その速さは着実に評価を高めている。

    一方で角田裕毅は、直近4戦で目立った結果を残せておらず、ポイント獲得は今季わずか2レースにとどまっている。ジェッダでのピエール・ガスリーとの接触や、マイアミGPで旧型マシンを使用していた影響もあり、思うようなパフォーマンスが出せていない。

    レッドブル・レーシングの過去のセカンドドライバーたちが短期間で交代を強いられてきた歴史を踏まえると、角田裕毅には今後数戦で結果を出し、自身の価値を示すことが強く求められている。そうでなければ、F1シートを失う現実的なリスクに直面する可能性がある。

  • 角田裕毅 F1王者フェルスタッペンの偽名に反応「僕なら“ラスト・サムライ”」

    角田裕毅 F1王者フェルスタッペンの偽名に反応「僕なら“ラスト・サムライ”」

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンが先週フェラーリのGT3カーでニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを極秘テストしていた件について、自身の体験を交えて語った。

    F1エミリア・ロマーニャGPが開催されるイモラのパドックで、角田裕毅は「グリーン・ヘル」の異名を持つこの伝説のサーキットについて、すでに走行経験があることを明かした。

    「僕ももう走ったことがあるんです。NSX GT3で走りました。でも、あれはマックスが運転してたわけじゃないと思います」と話す角田裕毅。

    実際、マックス・フェルスタッペンはそのテストで本名ではなく、「フランツ・ヘルマン(Franz Hermann)」という偽名を使用していた。彼はその走行で、GT3カテゴリーのコースレコードを更新する走りを見せている。

    角田裕毅 レッドブル F1 エミリア・ロマーニャGP

    では、角田裕毅自身のラップタイムはどうだったのか。

    「まあ、ちょっと言い訳っぽくなっちゃうんですけど、前にセーフティカーがいて、安全のために全然プッシュできなかったんですよ。あれはレッドブルの“サンデー・ショーラン”の一部だったので、ちゃんとしたタイムは出していないです」

    「それに、あのサーキットってすぐに速く走れるような場所じゃないですから。マックス――フランツさんは、本当にすごい走りを見せていたと思います」と角田裕毅はフェルスタッペンの走りを称えた。

    そして、自分がもし本気でノルドシュライフェを走る機会があるとしたら、どんな偽名を使いたいかという質問には、角田裕毅らしいユーモアで応じた。

    「日本っぽい、カッコいい名前がいいですね。“ラスト・サムライ”にします。…まあ、それが人生最後の走りにならないといいですけどね」と笑いながら語った。

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP展望「ホームのような場所」

    角田裕毅が、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPへの展望を語った。

    長年暮らしてきたイタリアを舞台にした今週末のレースに向け、「ホームのような場所で走れるのを楽しみにしている」と語り、アップデートが投入されるマシンに自信をのぞかせた。レッドブル・レーシングにとって通算400戦目の節目となる特別なグランプリで、さらなる上位進出を目指す。

    「今週はヨーロッパに戻ってレースをするのを楽しみにしています」と角田裕毅はコメント。

    「イタリアは長い間、自分にとって“ホーム”のような場所で、今のようにシーズン全体でスケジュールがとても慌ただしい中では、ここで過ごせる時間をとても大切にしています。皆さんにも美味しいピザやパスタを楽しんでもらえたらうれしいですし、それがチームや自分にとって良い結果につながるエネルギーになればと思っています」

    「マイアミの後、クルマをもっと良い状態に持っていくためにやるべきことがあると分かっていました。競争力を持つには、もっとバランスの取れたマシンが必要ですし、自分がより上位を目指していくことの重要性も理解しています。イモラにはいくつかのアップデートを持ち込む予定で、それによってポジティブな変化が見られると思っています」

    「チームに加わってまだ日が浅い中ですが、マシンには全体的に自信を感じていますし、自分が何をすべきかもしっかり分かっています。そして今週末はチームにとってF1参戦400戦目という特別なレースでもあるので、自分としてもこの週末をとても楽しみにしています」

    角田裕毅 F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1での苦戦でセルジオ・ペレスの実力が再評価

    角田裕毅 レッドブルF1での苦戦でセルジオ・ペレスの実力が再評価

    角田裕毅がレッドブルF1で直面している苦戦が、かつて同じシートに座っていたセルジオ・ペレスの実力をあらためて際立たせている。2025年シーズン途中から昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして奮闘する角田裕毅だが、圧倒的な差を前に厳しい戦いが続いている。

    そんななか、ペレスの評価が“走らずして”上昇している。2度のF1ワールドチャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディは、ペレスがいかに過小評価されていたかを強調し、その価値が再び見直されつつあると語る。

    「チェコ・ペレスは我々ラテンアメリカ人の誇りだったのに、十分に理解されていなかった」と、フィッティパルディはスペイン紙『ASメキシコ』に語った。

    ペレスは2024年末でレッドブルF1を去り、2025年の開幕戦ではリアム・ローソンが起用された。しかしローソンも結果を残せず、数戦後に角田裕毅が昇格。だが、それでもフェルスタッペンとの差は埋まらず、チームの課題は解消されていない。

    「今年はフェルスタッペンのチームメイトたちが次々に試されているが、正直言ってチェコよりも悪い」とフィッティパルディは断言する。

    「モナコでも、バクーでもペレスは勝った。どちらも極めて難易度の高い市街地サーキットだ。今の状況を見ると、ペレスがいかに優れていたかがはっきりしてくる。レッドブルF1が次々とドライバーを試すのは、ペレスを超える存在を見つけられないからだ」

    セルジオ・ペレス レッドブル F1角田裕毅は現在も全力で結果を求めて戦っているが、経験値や安定性においてペレスとの差が指摘され始めている。

    一方で、セルジオ・ペレスには2026年のF1復帰という明るい話題も浮上している。キャデラックF1のアドバイザーであるマリオ・アンドレッティは、来季のドライバー候補のひとりとしてペレスの名を挙げた。

    「我々は今、ドライバー選定の真っ只中にいる。必要なのは高い経験値だが、チェコ・ペレスはその条件に合致している」とアンドレッティは語る。「まだこれ以上のことは言えないが、確かに候補のひとりだ」

    フィッティパルディも、ペレスとキャデラックのタッグを強く支持する。

    「ゼネラルモーターズはキャデラックブランドでF1に参戦する。その取り組みは極めて真剣で、ペレスはそのプロジェクトにふさわしい人物だ」

    そして、ペレスをレッドブルF1から外した張本人であるクリスチャン・ホーナーでさえ、彼の復帰を歓迎する姿勢を見せている。

    「昨年はチェコにとってタフなシーズンだったが、復帰の可能性があるのは嬉しいことだ。彼は経験豊富で勝てるドライバーだし、ファンにも非常に人気がある」とホーナーは語った。

    角田裕毅が厳しい状況に立たされる今、セルジオ・ペレスの存在感が再び脚光を浴びている。2026年、彼が再びグリッドに立つ日はそう遠くないかもしれない。

  • 角田裕毅はレッドブルF1の開発に貢献できるのか?ヴィルヌーヴが警鐘

    角田裕毅はレッドブルF1の開発に貢献できるのか?ヴィルヌーヴが警鐘

    角田裕毅は、リアム・ローソンに代わってレッドブルF1のシートを獲得したものの、その開発能力には疑問の声も上がっている。1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴは、角田がRB21の開発に貢献することは難しいとの見解を示している。

    今シーズン開幕から2戦で結果を残せなかったローソンに代わり、角田裕毅はレッドブル・レーシングに昇格。マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして出走し、前任者よりも良好な結果を出してはいるが、マシンのポテンシャルを引き出すという点では依然として課題を抱えている。

    フェルスタッペンが日本GPで勝利した以外、序盤のレッドブルはマクラーレンに対して劣勢を強いられており、今後のアップデートが焦点となっている。その中で、ヴィルヌーヴは角田裕毅に開発面での信頼を置いていない。

    「角田裕毅はリアム・ローソンよりも良い仕事をしているが、正直なところ、彼がマシンの開発に貢献できるとは思っていない」とヴィルヌーヴはVision4Sportに語った。

    「求められるメンタリティが異なるし、彼はそのレベルに達していない」

    角田裕毅 レッドブル F1

    さらにヴィルヌーヴは、フェルスタッペンがチームと長年かけて築いてきた関係性が、鈴鹿でのパフォーマンスにも表れていたと述べている。

    「マックス・フェルスタッペンは、負担を分担するタイプではない」と彼は指摘した。

    「鈴鹿でのセットアップを見れば明らかだ。片方は安全策を選び、それが裏目に出た。もう一方は、自分の持てるものを最大限に活かす方向で攻めて、それがうまくいった」

  • 角田裕毅 レッドブルF1で評価上昇「フェルスタッペンと同じ課題を共有」

    角田裕毅 レッドブルF1で評価上昇「フェルスタッペンと同じ課題を共有」

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングの2番手シートに昇格して以降、両者の間に大きなタイム差があるにもかかわらず、チーム上層部に強い印象を残している。

    日本人ドライバーの角田裕毅は、わずか2戦でRB21の扱いに苦戦したリアム・ローソンに代わって、ミルトンキーンズのトップチームであるレッドブル・レーシングに抜擢された。

    これまでに角田裕毅はレッドブル・レーシングで6ポイントを獲得しており、バーレーンGPで2点、直近のマイアミGPでは4点を加えた。まだ控えめな数字とはいえ、パフォーマンス面ではリアム・ローソンを明確に上回っている。

    実際、レッドブルF1での4戦のうち3戦で角田裕毅はQ3進出を果たしており、ローソンがQ3に進めなかった2戦とは対照的な結果を示している。

    とはいえ、マックス・フェルスタッペンとの間には依然として明確な差があり、平均でコンマ6秒(約0.6秒)遅れているのが実情だ。

    レッドブルF1のチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンがマシンに対して抱える問題意識は共通しているとしつつも、オランダ人王者の卓越した対応力が両者の差を生んでいると語った。

    「当然ながら、彼(角田裕毅)は自分の好みに合わせてセットアップを進めている」とホーナーはMotorsport Weekに語る。

    「デブリーフィングでは、マックスと同じような問題点について話している。ただ、マックスがそれらをどう処理するかという能力は、我々が知っての通り並外れている」

    「だからこそ、マシンが改善されれば、それは角田にとってもプラスになるはずだ」

    角田裕毅 レッドブル F1

    角田裕毅「自分のパフォーマンスに集中している」
    角田裕毅は、さらなる順応を図るためにRB19でのシルバーストン・テストが予定されていたが、悪天候の影響で計画は阻まれた。

    しかし、クリスチャン・ホーナーはその影響を懸念しておらず、むしろ角田裕毅の姿勢や貢献を高く評価している。

    「(今回のテストは)彼がマシンに乗る時間を増やし、チームのエンジニアリングや作業の進め方に慣れるためのものだった」とホーナーはSky F1に語る。

    「彼はいい仕事をしているし、非常に前向きなエネルギーをチームにもたらしている。彼は個性的で、フィードバックも非常に有益だ。それがチームにとって良い方向性をもたらしている」

    「彼はすでにF1で5年目を迎えていて、たくさんのレースを経験している。F1がどう動いているかをよく理解しているよ」

    「そして私が注目しているのは、彼がマックスが何をしているかに固執していないということだ」

    「彼は自分のエンジニアとセットアップに集中していて、ガレージの反対側で起きていることを真似しようとしていない。それが正しいアプローチだと思う」

  • 角田裕毅 レッドブルF1昇格は「チームにとっての成功」とVCARB代表

    角田裕毅 レッドブルF1昇格は「チームにとっての成功」とVCARB代表

    レーシングブルズのチーム代表ローラン・メキースは、2025年シーズンのF1はミッドフィールドの争いがかつてないほど激化している中、ドライバーの入れ替えによる不安定な体制がチームのパフォーマンス目標と衝突していることを認めつつ、角田裕毅のレッドブル・レーシング昇格を「チームにとっての成功」と語った。

    レーシングブルズには今季、F1のより競争の激しい中団上位で戦うという「非常に野心的な目標」が課せられており、ここまでの数戦では戦略面の判断ミスによりいくつかのポイントを逃す場面も見られた。

    しかしながら、マシン自体は着実に戦闘力を高めており、今季の中団争いにおいては、ウィリアムズ、ハース、アルピーヌ、アストンマーティンと接戦を演じている。

    その中で、チームの戦力維持におけるひとつの課題となっているのが、レッドブル・グループ全体のドライバー配置に伴う変動だ。開幕時にはリアム・ローソンが起用されたものの、シーズン開始からわずか2戦で角田裕毅と交代。角田は現在、レッドブル・レーシングのシートを掴み、トップチームの一員として戦っている。

    こうした背景について、メキース代表は「James Allen on F1」ポッドキャストに出演した際、チームとしては競争力の確保と同時に、レッドブルのドライバー育成プログラムの一翼を担うという二重の使命を抱えており、これらが時に相反する場合もあると語った。

    「我々の第一の目標は、競争力のあるチームであることだ。しかし、同時にレッドブル・グループのドライバー育成にも貢献しなければならないという目標がある」とメキースは説明した。「したがって、我々のドライバーが優れたパフォーマンスを発揮し、レッドブル本隊から注目を集めて昇格するに至れば、それは間違いなくチームとしての成功であると捉えている」

    「昨年は角田とローソンの2人のドライバーがその候補となり、昇格の可能性を示した。これは明らかに我々の取り組みが成果を上げたことを意味していた。そして今年、角田がそのチャンスを掴み、レッドブル・レーシングに移籍したこともまた、我々にとって非常に誇らしい瞬間だ」

    角田裕毅の成長についてもメキースは高く評価しており、「彼のこの1年半の成長は驚くべきものであり、我々がこれまで慣れ親しんできた『キャリア最初の2年間での成長』という常識を覆すほどだ」とコメント。「4年目、5年目にこれだけの進化を遂げた彼に、このような機会が与えられたことは素晴らしいことであり、それを支えたチーム全体にとっても大きな喜びだ」と述べた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    一方、角田裕毅に代わってチームに復帰したリアム・ローソンは、今回が3度目のフルタイムでの起用となったが、彼の前にはF2準優勝者で、非常に早い段階でF1の環境に適応してみせた若き才能、アイザック・ハジャーが立ちはだかっている。

    サウジアラビアGPでは予選でハジャーを上回る走りを見せたローソンだが、決勝レースでは依然として安定したパフォーマンスに課題がある。ハジャー自身もその週末の戦いぶりについて「ローソンに常にプレッシャーをかけられていた」と認めており、2人のライバル関係がチーム内のレベルを押し上げているのは確かだ。

    それでも、メキースはローソンのポテンシャルについて疑いはないと強調する。

    「彼は数週間前まで我々のマシンを操っていた、あの才能あるドライバーであることに変わりはない」としたうえで、「F1のトップレベルの世界がどれほど厳しいものかは我々も理解しており、彼のスピードが確かであることにも確信を持っている」と述べた。

    さらに、「彼は我々の全面的なサポートを受けており、共に課題を消化し、学び、進化してきた。そしてその成果はすでに日本、バーレーン、ジェッダといったレースごとに見られている。ジェッダではQ3進出まであと0.05秒という僅差だった」とし、「昨年彼が見せた本来のスピードを、彼は必ず取り戻してくれると確信している」と語った。

    メキースの言葉からは、チームとしての苦悩と誇り、そして将来への期待がにじんでいる。レーシングブルズは今後も、育成と結果の狭間でバランスを取りながら、F1という舞台での存在感を高めていくことになりそうだ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1加入で浮き彫りになった「マックス要因」

    角田裕毅 レッドブルF1加入で浮き彫りになった「マックス要因」

    角田裕毅は2025年、念願のレッドブル・レーシング昇格を果たし、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして開幕から6戦に出走してきた。しかし、その成績は厳しく、獲得ポイントはわずか9。一方でフェルスタッペンは、同じマシンを駆って99ポイントを積み上げている。

    この極端な差に注目したのが、元F1チーム代表のオトマー・サフナウアーだ。彼はこの現象を「マックス要因(Max factor)」と呼び、こう語っている。

    「角田は非常に有能なドライバーだ。だが、ポールポジションを取るフェルスタッペンに対し、角田は10番手、0.7秒の差がある。同じマシンに乗っているのに、これだけ差が出るのは“マックス要因”としか言いようがない」

    サフナウアーはまた、現在グリッド最強とされるマクラーレンを引き合いに出して比較する。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、常に予選で僅差の戦いを繰り広げており、両者の実力が極めて拮抗していることが明らかだ。

    角田裕毅 レッドブル F1マイアミGPでRB21を駆る角田裕毅 フェルスタッペンとの比較が注目された。

    マクラーレンの強さに見る「総合力」
    マクラーレンは予選での接戦だけでなく、決勝レースでの安定したペースによって、今季すでに5勝を挙げている。サフナウアーはその強さの理由を「ロングランペース」と「タイヤマネジメント」にあると分析している。

    「マクラーレンが本当に強いのは、一発の速さよりもレース全体のペースにある。これはクルマの設計、セットアップ、そしてタイヤの扱い方など、細部にわたる総合力の成果だ」

    自身がフォース・インディアやアルピーヌを率いていた当時の経験を振り返り、サフナウアーは「最良のタイヤエンジニアを集め、クルマの開発でもタイヤへの影響を常に重視していた」と述懐する。

    “マックス要因”は、フェルスタッペンの並外れた才能を象徴する言葉であると同時に、チーム内の構造的な偏りを示している可能性もある。

    角田裕毅のような力量あるドライバーが、これほどまでに差をつけられる状況は、果たして個人の問題なのか。それとも、マシンやチームの運用がフェルスタッペンに最適化されすぎているのか。

    角田裕毅がチームに加わったことで、その「差」はより鮮明に可視化された。“マックス要因”という言葉は、称賛であると同時に、F1界に投げかけられた疑問でもある。

  • 角田裕毅 レッドブルF1幹部が称賛「フェルスタッペンの隣でも物怖じしない」

    角田裕毅 レッドブルF1幹部が称賛「フェルスタッペンの隣でも物怖じしない」

    角田裕毅は、レッドブルF1チームでの最初の数戦を終えて、ポジティブな評価を受けている。チーフエンジニアのポール・モナハンは「素晴らしいチームメンバー」「とても順調に馴染んでいる」と語った。

    角田裕毅はこれまで何度か昇格を逃してきたが、先月のF1日本GPで念願のトップチーム昇格を果たし、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてリアム・ローソンに代わって起用された。ローソンは再びレーシングブルズに戻っている。

    RB21への適応に苦戦する場面もあるが、角田裕毅はバーレーン、サウジアラビア、マイアミでQ3進出を果たし、直近3戦のうち2戦でポイントを獲得するなど、期待を抱かせるパフォーマンスを見せている。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシングレッドブル・レーシングの中核を担うチーフエンジニア、ポール・モナハン

    マイアミGP週末を前に、同地のスプリントでもポイントを獲得した角田裕毅について、レッドブル・レーシングのモナハンは次のように語った。

    「彼は実際、とても順調に馴染んでいるようだ。決して簡単な状況ではないなかでチームに加わったが、率直なフィードバックをしてくれるし、礼儀正しく、良きチームメンバーだ。運に恵まれないこともあれば、逆にツキがあるときもあった。今は自分の居場所を見つけている段階だ」

    「自分の意見をしっかり伝えるし、好きなことと嫌いなことをはっきり言えるのは良いことだ。彼はチームの一員としてしっかり機能しているし、うまくやっていけるだろう」

    「彼は今のところ、マックスのチームメイトであるというプレッシャーに怯むことなくやれている。これは本当に素晴らしいことだ。彼には“芯”があると感じている」

    レッドブルF1は角田裕毅の適応を支援する一方で、2025年型マシンの理解と改善にも注力している。現在、マクラーレンがドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方で優位に立っており、レッドブル・レーシングは反撃の糸口を模索している。

    角田裕毅 レッドブル F1角田裕毅はレッドブルF1のトップチームで4戦を消化したばかりだ。

    RB21の理解度について問われたモナハンは、次のように答えている。

    「理解という意味では順調だ。デビュー以来、大きな進歩を遂げてきた」

    「たとえば日本GPはフェルスタッペンのポール・トゥ・ウィンでハイライトとなったが、バーレーンはポイント圏争いに留まり、やや低調だった。ただジェッダではしっかり立て直し、相対的にははるかに良くなった。あのレースは勝てた可能性すらあったと思う」

    「だから理解という面では順調で、改善は一歩ずつ。魔法のような大進歩があるわけではないが、着実に良くなってきている。そして我々がライバルよりも速く進化できるかが鍵になる」

    レッドブル・レーシングは現在、コンストラクターズランキングで3位。首位マクラーレンとは141ポイントの差があり、フェルスタッペンもドライバーズランキングで首位のオスカー・ピアストリに対して32ポイント差を追っている。