カテゴリー: 角田裕毅

  • F1 角田裕毅への誹謗中傷を受けSNSプラットフォームに対策強化を要請

    F1 角田裕毅への誹謗中傷を受けSNSプラットフォームに対策強化を要請

    F1は、角田裕毅とジャック・ドゥーハンが有害なコメントの標的となったことを受け、ソーシャルメディア・プラットフォームに対し、オンラインでの誹謗中傷を抑制するための更なる措置を講じるよう強く求めている。

    アルピーヌF1チームからフランコ・コラピントがF1に復帰したことで、母国アルゼンチンからの情熱的な支持が再燃。しかし過去数か月にわたり、一部のファンがその一線を越え、最終的にコラピントと交代となったドゥーハンに対して執拗な嫌がらせを続けてきた。

    問題が大きく表面化したのは、先週末のエミリア・ロマーニャGPだった。あるパロディアカウントが、ドゥーハンの父親がコラピントの予選クラッシュを揶揄するような内容のInstagramストーリーを投稿したかのように捏造。この偽情報がアルゼンチンのメディアによって本物と報じられ、さらなる誹謗中傷の嵐が巻き起こった。

    また角田裕毅も、金曜プラクティスで起きた何の問題もない通常の走行妨害の場面でコラピントと関わった際、彼に対してジェスチャーを見せたことを理由に、アルゼンチンのSNSアカウントから攻撃の的となった。

    この事態を受けて、アルピーヌF1チームとFIAはすべての競技者に敬意を持って接するようファンに呼びかけた。さらに、コラピント自身もファンに冷静になるよう訴えた。

    「彼らは非常に情熱的だが、他人に対してとても攻撃的にもなりがちだ。もっと敬意を持つべきだ」とコラピントは語った。

    一方で、角田裕毅のInstagram投稿には、他のアルゼンチン人ファンから日本人ドライバーに対する支持や、他のファンの行動に対する謝罪の言葉も多数寄せられている。

    角田裕毅 F1

    F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、オンラインでの誹謗中傷に立ち向かうためのキャンペーンを最近立ち上げ、F1や各チームもSNSアカウント上のコメント管理に取り組んでいる。

    だが、オートスポーツ誌の取材に対してF1は、プラットフォーム側にもより踏み込んだ対応を求めている。

    「誰もが、オンライン上であれ現実世界であれ、誹謗中傷の対象になるべきではない」とF1はオートスポーツに寄せた声明の中で述べた。

    「ジャック・ドゥーハンと角田裕毅は素晴らしい人物であり、才能あるドライバーであり、我々のスポーツのアンバサダーだ。彼らやその家族は、ソーシャルメディアの陰に隠れた人々からの誹謗中傷ではなく、敬意を持って接されるべきだ」

    「F1は一体感のあるコミュニティであり、我々全員がこうした行為を非難する。我々は今後もスポーツ界全体で協力し、誹謗中傷を見つけては報告し、SNSプラットフォームに通報していくが、それ以上に、プラットフォーム側が悪質なコメントの拡散を防止するためにもっと積極的な対応をとる必要がある」

    なお、X(旧Twitter)やInstagram・Facebookを運営するMetaといった主要SNS企業は、ここ最近、世界的なコンテンツ管理の取り組みを縮小している。

    イモラで語ったマクラーレンのランド・ノリスは、近年SNSの使用を控えるようになったと語る。

    「以前ほど携帯を見なくなって、楽になった」とノリスは言う。「僕にとってSNSは、時間とエネルギーの無駄に感じるようになったんだ。もう必要ないと思ってる」

  • 角田裕毅に忍び寄るハジャーの影 元F1王者「今こそ危機感を持つべき」

    角田裕毅に忍び寄るハジャーの影 元F1王者「今こそ危機感を持つべき」

    ジャック・ヴィルヌーヴは、アイザック・ハジャーがルーキーシーズンで印象的な走りを続けていることを踏まえ、「もし自分が角田裕毅の立場だったら、将来について“心配になるだろう”」と語った。

    角田裕毅は、2025年シーズン開幕からわずか3戦目でマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングに昇格。開幕戦から不調が続いていたリアム・ローソンとシートを交代する形で昇格を果たした。

    25歳の角田は、バーレーンとマイアミでポイントを獲得し、Q3進出も果たすなどローソンよりは好成績を収めているが、それでも依然としてフェルスタッペンには大きく後れを取っている。

    一方、F1初戦となったオーストラリアGPのフォーメーションラップでクラッシュを喫したアイザック・ハジャーは、その後のレースで素晴らしいパフォーマンスを披露。レッドブルの姉妹チームであるレーシングブルズの一員として、すでに7ポイントを獲得し、より経験豊富なローソンを上回る走りでチームをけん引している。

    角田裕毅 F1 レッドブル

    ハジャーがレッドブル本隊のドアを叩く日は近いのか?
    1997年F1ワールドチャンピオンのヴィルヌーヴは、スカイスポーツF1に次のように語った。

    「とても感心しているよ。メルボルンでの出来事は、精神的にかなりきついものになってもおかしくなかった。でも彼は動じず、立ち上がって前に進んだ」

    「次のレースでも引きずることはなく、チームとしっかりやれているように見える。マシンのことを理解していて、自分が良い走りをできるような状態に持っていけている」

    「彼はあのマシンの実力以上の走りをしているように見える。なぜかって? 彼にとってちょっとだけ快適になるようなセットアップに持ち込めているからだ。だからこそ、アグレッシブな走りができる。もし私が角田だったら、今ごろ心配になっていると思う」

    レッドブルのシートを意味しているのかと問われたヴィルヌーヴは、こう続けた。

    「角田がそこにいるのはホンダのおかげだということを思い出すべきだよ」

    「昨年、レッドブルは彼を本隊に昇格させなかった。なぜなら、彼を望んでいなかったからだ。ローソンが力不足だったから仕方なくそうした」

    「彼らはハジャーのことを“若すぎる”、“まだ準備ができていない”、“潰してしまうかもしれない”と心配していた。でも、今の彼を見れば、もう準備ができていることを証明しているように見える」

    エミリア・ロマーニャGP決勝では、角田裕毅が10位でフィニッシュして1ポイントを獲得した一方、ハジャーはさらに上回る9位入賞を果たし、再び評価を高める結果となった。

  • F1 角田裕毅への人種差別的中傷の実態「目を開けろ」「爆弾」など悪質投稿

    F1 角田裕毅への人種差別的中傷の実態「目を開けろ」「爆弾」など悪質投稿

    角田裕毅がF1エミリア・ロマーニャGP後、SNS上で激しい人種差別的中傷の標的となった。Instagramには「目を開けろ」「もう一発爆弾を落としてやる」といったアジア人差別や日本を侮辱する投稿が相次ぎ、コメント欄が荒らされる事態に発展。

    この記事では、実際にどのような表現が書き込まれたのか、その差別の実態を詳しく検証する。

    2025年F1エミリア・ロマーニャGPの週末、レッドブルF1の角田裕毅が一部ファンによるSNS上の人種差別的中傷の標的となった。問題は、金曜フリー走行1回目でのフランコ・コラピント(アルピーヌ)との接触未遂をきっかけに拡大。角田裕毅がアタックラップ中にコラピントに進路を妨害されたことに激昂し、抗議のジェスチャーを見せた場面が注目を集めた。

    この出来事に対し、主にコラピントの出身国アルゼンチンの一部ファンが、角田のInstagram(@yukitsunoda0511)の過去投稿に殺到。コメント欄には数千件に及ぶ中傷が殺到し、その多くが人種差別的な内容を含んでいた。

    Instagramに書き込まれた差別的表現の実態
    実際に確認されたコメントの中には、アジア人差別や文化的侮辱を含むものが多数あった。スペイン語で書き込まれた投稿には、以下のような表現が含まれていた:

    「Chino de mierda(クソ中国人)」:角田裕毅が日本人であるにもかかわらず、アジア系への侮蔑語として“chino”と誤って呼ばれた。

    「Abrí los ojos(目を開けろ)」:アジア人の外見的特徴を揶揄する典型的な差別表現。

    「Pokémon」「Pikachu」:日本文化に絡めたからかいの文言が差別的意図で使われた。

    「Te vamos a meter otro bombazo(もう一発爆弾を落としてやる)」:原爆を暗示する極めて悪質な脅迫的表現。

    「Mogólico」「Puto」:障がい者や同性愛者に対する侮蔑語。人種差別とともにヘイトスピーチの要素も強い。

    コメントは主に、5月9日投稿の「More Miami fun bits」や、5月18日投稿の「pit lane to P10, good recovery…」といった投稿に集中。特に前者は通常の数倍の6,000件超のコメントがつき、Instagramが“荒らされた状態”となった。

    F1界とファンの反応、そして今後
    この事態に対し、F1関係者も声を上げている。FIA会長モハメド・ビン・スライエムは「情熱が憎しみに変わってはならない」と明確に非難し、オンライン虐待防止に取り組む姿勢を表明。アルピーヌF1も「いかなる嫌がらせも容認しない」との声明を出した。

    角田本人は「これは自分だけの問題ではない。他のドライバーにも起きていること。不必要で不愉快だ」とメディアに語り、ファンの節度ある応援を求めた。

    一方で、Instagram上には「#RespectYuki」などのハッシュタグをつけて角田を擁護する投稿も増加。多くの良識あるファンが差別的コメントに反論し、角田への応援メッセージを送る動きも広がった。

    SNSという場で繰り広げられた今回の差別的誹謗中傷は、F1が直面する深刻な課題を浮き彫りにした。F1の多様性推進が叫ばれる中、こうした言動にどう向き合うかが今後問われる。

  • 角田裕毅 誹謗中傷問題にFIA会長が声明「F1はすべての人の安全を守る」

    角田裕毅 誹謗中傷問題にFIA会長が声明「F1はすべての人の安全を守る」

    FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、角田裕毅やジャック・ドゥーハンらがSNS上で受けた誹謗中傷に対し、FIAとしての対応を表明した。

    背景には、アルゼンチン出身のルーキー、フランコ・コラピントを支持する一部ファンによる過激な言動があり、角田裕毅とジャック・ドゥーハンの双方が公に問題提起している。

    イモラでの誤解と中傷の拡大
    F1エミリア・ロマーニャGPのプラクティス中、角田裕毅はアタックラップ中にフランコ・コラピントの直後に追いつき、接触を避けるために減速せざるを得なかった。この際、角田裕毅がコラピントに対して手でジェスチャーを示したことが「中指を立てた」と一部で誤解され、SNSでは角田に対する激しい誹謗中傷が巻き起こった。

    多くの投稿は角田裕毅のSNSアカウントに殺到し、その中には人種差別的とされる内容も含まれていた。

    イモラでこの件について問われた角田裕毅は、次のように語った。

    「そういう話は聞いていますけど、正直、自分だけに向けられているわけじゃないと思います。話を聞く限り、いろんな人に向けてるみたいで、ジャック(・ドゥーハン)にも向かっているみたいです。彼は何も悪いことしていないのに、攻撃されていて、それはちょっと必要ないなと思います」

    「トラフィックに引っかかると誰でもフラストレーションを感じますし、自分も何度もそういう状況がありました。だから何かを示す権利はあると思いますし、悪いことやひどいことを言ったわけではないです。ただ少し感情を出しただけで、それ以上のことはしていません」

    「もちろん、自分の国のドライバーを応援したいという気持ちは理解できますけど、何を言っていいかには線引きがあると思います」

    「今回こうして話しているのは、自分に対して言われたことよりも、ジャックに対する発言がひどすぎると感じたからです。彼は快適に走れる状況ではなかったと思います」

    「情熱を持っているのは素晴らしいことだと思います。でも、そのエネルギーはもっと正しい方向で、もっと良い形で使えるはずです」

    「もしこの状況がさらに悪化していくようなら、F1としても何かしらの発信をすべきだと思います」

    コラピントもファンの過激さを認識
    フランコ・コラピント本人も、自身のファンが過激化していることについて認識を示し、こう語った。

    「彼らはすごく情熱的だけど、いつもかなり厳しいところがある。リスペクトを持つことが大事で、それが僕たち全員の望みなんだ」

    「SNSにはたくさんのヘイトがあるし、それが現実だと思う。だから、僕たちみんなが望んでいるのは、リスペクトと冷静さを保つことなんだ」

    コラピントのマネジメントに関わるジェイミー・キャンベル=ウォルターも、アルピーヌのSNSアカウントに対する嫌がらせをやめるよう呼びかけ、「いじめたり、しつこくしたりするのはやめてください」と訴えた。

    角田裕毅 F1

    ドゥーハンの家族も標的に 偽造画像が拡散
    角田裕毅だけでなく、ジャック・ドゥーハンも中傷の被害を受けていた。彼はInstagramのストーリーズで、「自分の家族を攻撃するのはやめてほしい」と訴えた。

    ドゥーハンは2枚のスクリーンショットを共有。1枚目は父親のミック・ドゥーハンが投稿した実際の内容で、@romanianF1というアカウントの投稿をシェアしたものだった。そこにはジャック・ドゥーハンの今季のリザルトが記載されていた。

    2枚目の画像は改ざんされたもので、元の画像がフランコ・コラピントのクラッシュ場面に差し替えられ、「Very impressive(笑)」というコメントと絵文字が添えられていた。

    ジャック・ドゥーハンはこう記した。

    「ご覧のとおり、上にあるストーリーは完全に偽造されたものだ。これは僕と家族を悪く見せようとするアルゼンチン人ファンによって作られたものだ」

    「彼らは元の投稿を編集して、まるで父がそれを投稿したかのように見せかけている。でもそれはまったくの事実無根だ」

    「どうか、僕の家族を中傷するのはやめてほしい。こんなことになるとは思ってもみなかった」

    角田裕毅 F1 国際自動車連盟 FIA

    FIA会長が声明「憎しみではなく団結を」
    事態を重く見たFIA会長モハメド・ビン・スライエムは、自身のInstagramで以下のように声明を発表した。

    「モータースポーツは、競争、情熱、そして献身によって支えられている。ドライバーたちはこれらの価値を背負い、誇りを持ってレースに臨んでいる」

    「私たちがこのスポーツに注ぐ情熱と興奮は、人々を結びつけるものでなければならず、それが中傷や憎悪へと歪められるようなことがあってはならない」

    「私は角田裕毅、そしてフランコ・コラピントの両名を全面的に支持する。彼らがネット上の誹謗中傷という深刻な問題に対して声を上げた勇気を、心から称えたい」

    「いかなる者も、脅迫や差別、ヘイトの標的となるべきではない。このスポーツにおいて、そして我々のコミュニティにおいて、そうした有害な言動に居場所はない」

    「『United Against Online Abuse(ネット中傷撲滅連合)』キャンペーンを通じ、我々は意識を高め、支援を提供し、変化を生み出すために行動を起こしている」

    「FIAはこのスポーツに関わるすべての人の尊厳と安全を守ることに尽力し、より敬意ある環境を共につくり上げていく」

    モータースポーツ界で繰り返される問題
    今回の一件は初めてではない。インディカーでは、アルゼンチン人ドライバーのアグスティン・カナピーノを支持するファンが、チームメイトやライバルを攻撃し、元F1候補だったテオ・プルシェールやカラム・アイロットがその標的となった。

    カナピーノ本人は「脅迫は見たことがない」と主張していたが、フランコ・コラピントは「中傷が行われているのは確か」と認めており、ファンに対する自制の必要性が改めて問われている。

  • F1で角田裕毅に差別的中傷 コラピントが自制呼びかけ「敬意を持って」

    F1で角田裕毅に差別的中傷 コラピントが自制呼びかけ「敬意を持って」

    レッドブルF1のドライバーである角田裕毅は、金曜のプラクティス中に起きた出来事を受け、いわゆる「フランコ・コラピントのファン」から酷いオンライン上の中傷を受けた。

    金曜のエミリア・ロマーニャGP初回プラクティス中、角田裕毅はアルピーヌから出場していたフランコ・コラピントに走行を妨げられた後、彼に向かって手を振って抗議する場面が見られた。これに反応する形で、一部のファンからは深刻な人種差別的発言も含む悪質な投稿が相次いだ。

    角田裕毅はこの件について、「もし今後さらに悪化するようであれば、F1が介入すべきだ」と語り、その内容がすでに非難に値するものであると強調した。

    一方で角田は、コラピントのファンが「エネルギーに満ちていること」自体には理解を示しており、「それをもっと良い方向に使ってほしい」と呼びかけた。

    問題となった当事者のコラピントは、角田裕毅が不満を抱いたことについて理解を示しており、次のように語った。

    「何が起きたかは見ていないけど、裕毅が手を挙げてジェスチャーをしたと聞いたよ。僕がブロックしてしまったんだ。正直なところ、昨日はけっこういろんな人を妨害してしまった。チームでの初日だったから、少しコミュニケーションミスもあって難しかったんだ。でも確かに、彼の走行を邪魔してしまった」

    「彼が不満に思ったのは当然だし、それは理解している。問題ない。アルゼンチンのファンが何をしたかについては知らないけれど」

    角田裕毅 F1 フランコ・コラピント(

    そして、その後ファンによる悪質な行為について知らされると、コラピントは次のように自制を促した。

    「彼ら(アルゼンチンのファン)はすごく情熱的で、時に他人に対して厳しくなりすぎることがある。けれど、他者に敬意を払うことは大切だ。それは僕たち全員が望んでいることだよ」

    「今のSNS上では、ヘイト(中傷)がとても多い。でもそれは僕たちが望んでいることじゃない。僕たちはドライバー全員が敬意を持って接し合うことを願っているし、オンライン上でも落ち着いた態度を保ってほしいと思っている」

  • 角田裕毅 コラピントファンからの誹謗中傷に「このままならF1が介入すべき」

    角田裕毅 コラピントファンからの誹謗中傷に「このままならF1が介入すべき」

    角田裕毅は、フランコ・コラピントのファンからSNS上で差別的な中傷を受けたことについてコメントした。

    F1エミリア・ロマーニャGPの金曜日のフリー走行1回目で、角田裕毅はアルピーヌから出場していたフランコ・コラピントに走行を妨げられた後、彼に向かって手を振って抗議する場面が見られた。これに反応する形で、一部のファンからは深刻な人種差別的発言も含む悪質な投稿が相次いだ。

    「正直なところ、僕だけに向けられたものじゃないって聞いてます。あちこちに向けてるみたいで、ジャック(ドゥーハン)にも向かってるんです。彼は何も悪いことしてないのに。だからちょっと必要ないことだなと思います」

    金曜のFP1でコラピントとの間に起きた出来事について角田裕毅はこう説明した。

    「トラフィックに引っかかったら誰でもイライラしますし、僕も何度も引っかかってたんです。だからフラストレーションが溜まってたのは確かです」

    「でも、自分の意見を言う権利はあると思ってます。別に間違ったことやひどいことを言ったつもりはなくて、ただフラストレーションを表しただけなんです」

    角田裕毅 F1 フランコ・コラピント 人種差別的中傷

    SNSでの一部コラピント支持者からの反応についても、角田裕毅は冷静に語った。

    「自国のドライバーを応援する気持ちは分かります。でも、どこかで一線を越えてしまってると思うんです」

    「こうやって話すのは、自分にだけじゃなくてドゥーハンにも向けられてるからです。応援のエネルギーがあるのは良いことなんですけど、もっと良い方向に使ってもらえたらって思います」

    今後さらに状況が悪化するようなら、F1が対応すべきだと強調した。

    「このままひどくなっていくようなら、F1が何かしら発言するべきだと思います」

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP「Q1のヒーローになろうとした」背景を語る

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP「Q1のヒーローになろうとした」背景を語る

    角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝でピットレーンスタートから10位入賞を果たし、徹夜でマシンを修復したメカニック陣の「大きな」働きに対して感謝の意を表した。

    土曜の予選Q1序盤、角田裕毅は大クラッシュを喫し、赤旗の原因となった。レッドブルのマシンはグラベルに飛び込み、バレルロールするほどの激しいアクシデントで、4輪すべてに深刻なダメージを負った。

    幸いにも角田裕毅本人は無傷でレース出走に支障はなかったが、メカニックたちはマシンの修復に夜通し取り組むこととなり、その結果、日曜の決勝はピットレーンからのスタートとなった。

    レースでは、バーチャル・セーフティカー(VSC)とセーフティカー(SC)のタイミングにも助けられながら、角田裕毅は着実に順位を上げていった。そして、終盤にキミ・アントネッリがリタイアしたことで10位に浮上し、1ポイントを獲得した。

    「少なくともチームに何か返せたのは嬉しいです。特にあれだけの作業を夜通しやってくれたメカニックたちのことを思うと、本当に大きな仕事だったと思います」

    「何かを返せたことには満足していますが、それでも昨日の予選のことはすごくフラストレーションが残っています。あまり眠れませんでした。でも、切り替えるしかありません。とにかく、チームに何かを返せたという点ではまだ納得しています」

    角田裕毅 レッドブル F1 エミリア・ロマーニャGP

    角田裕毅「Q1のヒーローになろうとした」予選クラッシュの背景を語る
    角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの予選で喫した大クラッシュについて、自身が「Q1のヒーローになろうとした」ことが原因だったと振り返った。週末序盤の好調なパフォーマンスにより、過度な期待を自分に抱いていたという。

    金曜のフリー走行では、角田裕毅はチームメイトのマックス・フェルスタッペンに0.1秒差以内で迫るなど、上々の滑り出しを見せていた。その手応えが、逆に焦りや無理な攻めにつながったと語る。

    「正直、ワンラップのペースはすごく良かったです。特にFP2まではマックスとかなり近いタイムを出せていましたし、FP3ではあまりラップのチャンスがなかったんです。だからこそ予選には自信を持って臨んでいましたが、期待しすぎてしまった。Q1の最初のラップでヒーローになろうとしてしまって、それは本当に必要のないことでした」

    角田裕毅は、今後の予選に向けては「一度立ち止まって見直す必要がある」と述べ、冷静な判断と着実なアプローチの重要性を強調した。

    「そういった部分を一度立ち止まって見直して、次はもっと良くしていきたいと思っています」

  • 角田裕毅の貢献をレッドブルF1代表が評価「数字以上に価値がある」

    角田裕毅の貢献をレッドブルF1代表が評価「数字以上に価値がある」

    角田裕毅のF1エミリア・ロマーニャGPでの粘り強い走りに対し、レッドブル・レーシング代表のクリスチャン・ホーナーが高く評価した。

    予選Q1での激しいクラッシュにより角田裕毅はタイム計測を行えず、ピットレーンからのスタートとなったが、そこから10位まで順位を上げて貴重な1ポイントを獲得。レッドブル・レーシングにとって通算400戦目という節目のレースで、確かな存在感を示した。

    ホーナーは、角田裕毅が果たした役割について次のように語った。

    「我々のメカニックたちは、昨夜の午前2時過ぎまで角田のクルマの修復作業に取り組んでいた。彼らの努力が実を結び、今日こうして角田がポイントを持ち帰ってくれたことは非常に大きい」

    「チーム全体として非常に結束しており、特に今週末はその強さが際立っていた。角田のように最後尾からでも諦めずに戦ってくれるドライバーがいることは、我々にとって心強い」

    「我々には明確なナンバーワンがいて、チームの焦点はドライバーズ選手権にある。ただ、裕毅のように堅実に走ってくれるセカンドカーがあることは、チャンピオンシップ争いにおいて非常に心強い」

    角田裕毅 レッドブルF1 エミリア・ロマーニャGP

    さらにホーナーは、レース中に角田裕毅がオスカー・ピアストリを数周抑えたことにも触れ、タイトル争いにおける“影の貢献”を強調した。

    「我々はドライバーズ選手権に全力で集中している。その中で両方のクルマがポイントを稼ぐことが不可欠だ。角田が順位を上げていけば、それだけ我々の戦いに厚みが出る」

    「今日も彼は、オスカー(ピアストリ)を1~2周後ろに抑えるという小さな役割を果たしてくれた。だが、そうした小さな積み重ねがシーズンを通して見れば非常に大きな意味を持つ」

    そして、400戦目という記念すべき一戦を勝利で飾ったことにも言及しつつ、角田の貢献をあらためて称えた。

    「この勝利はチーム全体の努力の賜物だ。裕毅もその一部として素晴らしい働きをしてくれた。彼がチームに与えた影響は、数字以上に価値がある」

  • 角田裕毅が10位入賞 レッドブルF1マルコ「大幅な修復作業に応える走り」

    角田裕毅が10位入賞 レッドブルF1マルコ「大幅な修復作業に応える走り」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、F1エミリア・ロマーニャGPでのマックス・フェルスタッペンの完勝について、「新しいアップグレードの効果がはっきりと示された」と語る一方で、終盤のセーフティカー導入時には「少しナーバスになった」と明かした。

    フェルスタッペンは決勝スタート直後、ターン1でポールシッターのオスカー・ピアストリをアウト側から豪快に抜き去り、そのままレースを完全にコントロール。

    ピット戦略とタイヤマネジメントでもマクラーレン勢を圧倒し、一時は18秒近いリードを築いていた。しかし、終盤にセーフティカーが導入されたことで状況は一変。マクラーレン勢に再接近される形となり、チームも一時は緊張を強いられたという。

    「アップデートの効果はようやく本格的に現れた。タイヤの摩耗に関しても、我々はマクラーレンと同等か、それ以上だった」とマルコはSky Deutschlandに語った。

    「マックスは淡々とラップを刻んでいたが、終盤にセーフティカーが出て、それまで築いていた18秒のリードが消えてしまった。その瞬間は少しナーバスになったが、リスタート後も見事に引き離してくれた」

    この勝利でフェルスタッペンは今季2勝目、そしてイモラでの4年連続優勝を達成。レッドブルにとってもF1参戦400戦目を飾るにふさわしい結果となった。

    角田裕毅 レッドブル F1 エミリア・ロマーニャGP

    角田裕毅も貢献「素晴らしい走りだった」

    またマルコは、角田裕毅の力走にも言及。予選Q1での激しいクラッシュによりスペアシャシーでの出走を強いられた角田だったが、最後尾のピットレーンスタートから挽回し、10位入賞を果たした。

    「角田も素晴らしいレースをした。最後尾スタートからポイントを持ち帰ってくれた」

    「クルマを一から組み直す必要があったが、彼はしっかり応えてくれた。総合的に見て、とても満足している」とマルコは語った。

    レッドブルはこのレースで今季初のダブル入賞を記録。マクラーレンやメルセデスを追う立場ではあるが、アップグレードの効果が確認されたことで、今後の巻き返しに期待がかかる。

  • 角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP「自分を見つめ直すきっかけになった」

    角田裕毅 F1エミリア・ロマーニャGP「自分を見つめ直すきっかけになった」

    角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの決勝で10位入賞を果たした一方で、予選Q1での激しいクラッシュが週末の流れを大きく左右し、精神的にも肉体的にも試練のグランプリとなった。

    決勝を迎えるまでの24時間は過酷だった。金曜フリー走行では好調なペースを示したものの、予選Q1の1周目でヴィルヌーヴシケインに飛び込み大クラッシュ。車体は宙を舞い、RB21は事実上の全損に。緊急でスペアシャシーが組み上げられ、角田裕毅は3基目のパワーユニットを投入してレースに臨んだ。

    そこからの再起には、精神的な強さも求められた。苦しい展開ながらも粘り強く走り抜き、フェルナンド・アロンソを0.8秒差で抑えて貴重な1ポイントを獲得した。

    「正直なところ、どこまでいけたかは分かりませんが、FP2まではペースがかなり良くて、マックスとも近い位置にいました。FP3は少し混乱してしまって、それで予選Q1の1周目で大きなクラッシュをしてしまいました。あの動きは本当に予想外で、人生で初めてF1マシンが宙を舞うような感覚を経験しました」と角田裕毅は語った。

    「今でもあの瞬間のひとつひとつを覚えています。ターンインから始まって、クルマがどう動いたか……まったく予期していなかった動きで、ああいうのは初めてでした。あのクラッシュを通して、自分がまだこのマシンのことを完全には理解しきれていないと感じました」

    「だからこそ、一度立ち止まって、自分を見つめ直しながら少しずつ自信を取り戻すことが大事だと思っています。今日はレースの中でその自信を取り戻せたのが嬉しかったですし、少しずつですが前進できていると感じています。ただ、まだまだ改善の余地は大きいです」

    角田裕毅 F1 エミリア・ロマーニャGP角田裕毅はフェルナンド・アロンソを0.8秒差で抑えて貴重な1ポイントを獲得した

    予選でのクラッシュによりスペアシャシーでの出走となった角田裕毅は、ハードタイヤでロングランを展開。セーフティカー明けのリスタートでは11番手につけ、最終的にフェルナンド・アロンソを0.8秒差で抑えて10位フィニッシュを果たした。

    「昨日のクラッシュについては、まだ少しフラストレーションが残っていますが、メカニックたちが夜通しでマシンを直してくれましたし、こうしてレースに出られたことに本当に感謝しています。1ポイントという結果は小さいかもしれませんが、それでもチームに少しでも恩返しできたのは良かったです」

    「今回は予選に向けてセットアップを大きく変えたのですが、レースではあまり大きくは変えずに臨みました。そのおかげで、より多くのことを学べましたし、クルマについての理解も深められたと思います。マクラーレンをもう少し長く抑えたかったのですが、彼らのほうがタイヤが新しくてグリップが良かったですし、セーフティカーの影響もあって難しい展開になりました」

    「今の自分にはまだまだ適応すべき点がたくさんありますが、この週末を通して確実に前進できたと感じています。次のモナコでは予選が非常に重要になるので、そこに向けてしっかり準備していきたいです」

    「そしてもちろん、マックスの優勝とチーム全体の素晴らしい結果にも心からお祝いを伝えたいと思います。素晴らしい仕事だったと思います」