カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1アゼルバイジャンGPでの飛躍は「夏休み返上で掴んだ突破口」

    角田裕毅 F1アゼルバイジャンGPでの飛躍は「夏休み返上で掴んだ突破口」

    角田裕毅のアゼルバイジャンGPでのレースペースの飛躍は、夏休みを放棄し、レッドブルを窮地から救うために下した決断にさかのぼることができる。

    ハンガリーGP後、8月にF1の他のメンバーが休暇モードに入ったとき、角田裕毅は自分のチームがハンガロリンクで厳しい週末を過ごし、自身が17位、マックス・フェルスタッペンが9位で終えたことを考えると、仕事を放り出す時ではないと感じた。

    彼は日曜の夜にローラン・メキース代表へ、夏休みのために日本へ帰る便をキャンセルすると伝えた。

    代わりに、イギリスへ戻り、レッドブルのシミュレーターに乗ってチームメンバーと共に何がうまくいっていないのか、そしてそれをどう修正できるのかを探ろうと決めた。

    その週に彼が行った作業はいくつかの答えをもたらし、RB21のハンドリング上の癖による苦戦を克服し、自身の改善につなげる唯一の方法は、腰を据えて作業を続けることだと角田裕毅に確信させた。

    ここから角田裕毅が追加のシミュレーターセッションを求める流れが始まり、そのひとつがイタリアGP後に行われたセッションで、先週末の走行感覚を変える助けとなる何かを解き明かした。

    角田裕毅はThe Raceに「今までにこんなペースを持ったことはありません。僕が抱えていたデグラデーションに関しても、今ではすべてがより理にかなって理解できるようになりました」と語った。

    レッドブルに加入して以来、角田裕毅はコース上で困難な時期を過ごしてきたが、チームの視点からすれば、彼の労働倫理が疑問視されたことは一度もなかった。

    メキースはレーシングブルズ時代から角田裕毅を知っている立場で「彼は耳を傾けているし、いいことだ。彼のことをとても嬉しく思っている。彼は非常に一生懸命働いている。彼が懸命に働くことをやめたことはない。ブダペストで厳しい時間を過ごした後、彼は休暇に行かずにシミュレーターへ直行した。レースをしていない週末は、常にエンジニアと一緒に作業しているか、ドライビングについて作業している。彼が進歩を示していることを私はとても嬉しく思っている」と語った。

    角田裕毅(レッドブル) F1 アゼルバイジャンGP

    バクーでの突破口
    そのすべての努力の成果は、バクーで角田裕毅が「大きな」改善だと表現した走りで大きく現れた。

    何を変えたのかについて角田裕毅は口を閉ざしており、チームも詳細を明らかにしていないが、それが効果を発揮したことは疑いようがない。

    角田裕毅はThe Raceに「マシンに何かを変えたのが非常にうまくいっているようで、さらに自分のドライビングについてもかなり努力して改善した微調整がありました。なぜ自分があれほど遅れていたのか理由を見つけたかったので、複数のシミュレーターセッションを試しました。そしてある発見をして、それをこのサーキットに適用したところ非常にうまくいっているようです」と語った。

    その突破口が何であれ、アゼルバイジャンでは6番グリッドからの攻撃的な走りにつながり、メキースが「非常に真剣なレースペース」と評した走りを引き出した。

    ローソンをオーバーカットして5位に届くことはできず、さらに前方の表彰台を争う集団に挑むこともできなかったが、ランド・ノリスやルイス・ハミルトンを抑え込んだ事実は上層部に強く印象づけられた。

    角田裕毅はまだフェルスタッペンの直後を追える段階にはないが、進歩の兆しは明らかで、過去とはまったく異なる状況にいる。

    メキースは「彼にとって我々と一緒にやった中で最高のレースだったと思う。予選でも強かったし、レースでも非常に強かった。時にはマックスから0.2秒、時には0.3秒、4分の1秒以上離れることはほとんどなかった。そしてマックスはあのペースで全員を突き放していた」と語った。

    レッドブル・レーシング チーム代表 ローラン・メキース

    2026年のドライバー選択
    イタリアGPでメキースが「2026年にレッドブルに残留するための角田裕毅の希望は、より良いレースペースを示すことにかかっている」と語っていたことを考えると、バクーでの日本人ドライバーのパフォーマンスは、自身の実力を示す希望をもたらすものとなった。

    レッドブルは角田裕毅の可能性が完全に発揮されたレースの「クリーンサンプル」を望んでいたが、バクーがこれまでで最も良いサンプルとなった。

    冷えたタイヤでピットアウトした直後に飛ぶように速いローソンに抜かれ、DRSトレインに捕まった結末には不満も残ったが、ピットストップ前には十分にクリーンエアで走る区間もあった。

    メキースは「これは単なる彼の最高の結果ではなく、我々と一緒での最高のレースペースでもあった。そしてそれは、我々にとって最も重要だった“クリーンサンプル”を得られたということだ」と語った。

    角田裕毅も、チームがバクーでのパフォーマンスに満足していたとしても、さらに多くを求められていることを理解している。

    さらに、彼はローソンの後ろでフィニッシュした事実を無視するほど天真爛漫ではないだろう。実際、来年のレッドブル・ファミリー内の1つの枠をめぐって、彼が直接対決している相手がローソンなのだ。

    現在どちらを選ぶかは非常に難しく、状況はさらに複雑になっている。というのも、2026年の角田裕毅のレッドブルシート獲得の最有力候補とされているアイザック・ハジャーがバクーで苦戦したからだ。

    F2のアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズのシート候補としてレッドブルに推されていると信じられており、最も可能性の高いシナリオは、ローソンと角田裕毅がもう1つの枠を争っているというものだ。

    メキースにとって、この2026年のレッドブルのラインアップをめぐる複雑な状況には、ドライバーたちが自らを高めるという利点がある。

    ローラン・メキースは「それは我々にとって良いニュースだ。それこそが我々の望みだ ― ドライバーが結果を出すことだ」と語った。

    「ユウキが調子を上げてきているのは良い知らせだし、彼はそれに値する。だから我々がリラックスしていられる理由もそこにある。時間はあるのだ。なぜ急ぐ必要がある? ドライバーのスピードは消えない。ドライバーは進歩する。そしてこれは大きな自信の世界だ。今週末のユウキの自信は間違いなく高かったし、彼は非常に、非常に、非常に力強く走った」と語った。

    ローラン・メキースは「だから我々にはまだ時間がある。アブダビまで待つつもりはないが、間違いなくあと数戦はある」と語った。

    角田裕毅は、その決断が迫る中で、努力に代わるものはないことを十分に理解している。

  • 角田裕毅 ホンダが2026年レーシングブルズF1契約を個人スポンサー支援?

    角田裕毅 ホンダが2026年レーシングブルズF1契約を個人スポンサー支援?

    角田裕毅のF1残留を巡って、ホンダの動向が最大の焦点となっている。Motorsportは、ホンダが今季末でレッドブルとの提携を終了し、来季からアストンマーティンにエンジンを供給することになっても、角田裕毅を「個人スポンサー」として支援し続ける可能性があると報じた。この支援はレーシングブルズ残留を後押しする要素になるとされており、角田裕毅のF1キャリアの行方に直接的な影響を及ぼす見通しだ。

    レッドブルはまだ2026年のドライバーラインナップを最終決定していないが、方向性は明確だとされる。アイザック・ハジャーがマックス・フェルスタッペンのチームメイトに昇格することが「よほどの異常事態が起きない限り」確実視されており、角田裕毅は長年追い続けてきたシートを失う可能性が濃厚になっている。ここまでの9戦でわずか1度しかポイントを獲得できていない角田裕毅が状況を覆すには、「卓越した」成績を重ねることが必要と報じられている。

    同時に、アービッド・リンドブラッドがF2からステップアップしてレーシングブルズに加入することが見込まれており、残された1つのシートを巡って角田裕毅とリアム・ローソンが直接競う形になっている。今週の報道では、角田裕毅には「わずかな優位性」があるとされ、ローラン・メキースの継続的な支持も後押しとなっている。

    ただし、ホンダが来季からレッドブルではなくアストンマーティンにパワーユニットを供給することに伴い、角田裕毅の立場は複雑になっている。アルピーヌ移籍の可能性も取り沙汰されているが「望み薄」とされ、むしろフランコ・コラピントにとって脅威となるのはリザーブドライバーのポール・アーロンだとされる。アストンマーティンではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが契約下にあるため、レースシート獲得の余地はないものの、バックアップ的な役割を担う可能性は「現実的」と見られている。

    それでも、ホンダが角田裕毅の「個人スポンサー」として支援を継続すれば、レーシングブルズ残留の可能性は大きく高まることになる。角田裕毅自身もファエンツァのチーム復帰に前向きであり、F1に留まるための最も現実的な道と考えている。

    さらに、元チームメイトのピエール・ガスリーが角田裕毅のアルピーヌ加入を望んでいるとの報道もある。2021年と2022年にアルファタウリで共に走った両者は良好な関係を築いており、ガスリーは角田裕毅に「外部の雑音を遮断し、トラック上でのパフォーマンスに集中するように」と助言している。

    比較的静かな今季のドライバー市場の中で、レッドブルの来季体制は最大の話題となっている。マックス・フェルスタッペンがチームを支えている一方で、角田裕毅の不振がコンストラクターズ選手権4位にチームを留めており、その影響でスタッフのボーナスにも響く可能性があると指摘されている。こうした厳しい状況の中でも、ホンダの後押しが角田裕毅のキャリア継続における決定的な要素になり得る。

  • リアム・ローソン F1アゼルバイジャンGP「角田裕毅がすぐ迫ると覚悟してた」

    リアム・ローソン F1アゼルバイジャンGP「角田裕毅がすぐ迫ると覚悟してた」

    リアム・ローソンは日曜日のアゼルバイジャンGP終盤、角田裕毅がより強く攻めてくると予想していたことを明かした。ローソンはバクーでキャリアベストとなる5位を獲得。2列目からのスタートを生かし、レッドブルに昇格した後任の角田裕毅を抑えてフィニッシュした。

    レース中、角田裕毅がピットアウトした直後にはレッドブルと危うい場面もあったが、ローソンは温まったタイヤを活かしてターン3でオーバーテイク。

    その後はアドバンテージを手放すことなく、角田裕毅、ランド・ノリス、ルイス・ハミルトンがDRS圏内に入る中でも全員を寄せ付けなかった。

    さらにローソンは、メルセデスのキミ・アントネッリに抜かれた経験を踏まえ、ピットストレートでバッテリーを使って防御することを学んだと語った。

    角田裕毅もまた、レッドブル昇格後ベストの結果を手にしたが、同じレッドブル傘下のローソンの後ろでチェッカーを受けることになった。ミディアムタイヤでのアタックに対し、ローソンはハードタイヤを選んでいた。

    「彼(角田)は新品のミディアムタイヤで、グリップの高いタイヤだったから、正直もっと早く追いついてくると思っていたし、彼らが速いだろうと予想していた」とローソンはレース後に語った。

    「マックス(フェルスタッペン)の今日の走りを見ても、彼らは素晴らしいレースをしていたし、クルマも良さそうだった。だから彼がより良いタイヤで出てきたのを見た時、もっと速く追いついてくると思っていたんだ。でも今週末の我々のセクター3は本当に強くて、必要なところで力を発揮できた。キミに対してやったようなミスは二度としないように、エネルギーを使い果たさないようにしたんだ」

    リアム・ローソン 角田裕毅 F1 アゼルバイジャンGP

    一方、角田裕毅はピットアウト時のわずかな差が大きな分かれ目になったと振り返る。もし出口でわずかに速く加速できていれば、ローソンの前に出られた可能性があると語った。

    「第2スティントでは、残念ながらピットアウトであと2メートル速く走り出せていれば、ローソンを後ろに抑えられていたと思います」

    「それでも満足しています。チームは戦略で素晴らしい仕事をしてくれましたし、今回のレース週末で改善できたこと、特にロングランは大きな成果でした。チームからの内部的なサポートもあってクルマに変更を加えられ、それが今日のロングランに大きな影響を与えました。本当に良かったです」

  • ランド・ノリス F1アゼルバイジャンGP決勝「角田裕毅に太刀打ちできなかった」

    ランド・ノリス F1アゼルバイジャンGP決勝「角田裕毅に太刀打ちできなかった」

    ランド・ノリス(マクラーレン)はアゼルバイジャンGP決勝を7位で終え、レース終盤に角田裕毅(レッドブル)を攻めきれなかった展開を振り返り、「太刀打ちできなかった」と語った。

    フェルスタッペンの圧倒的な勝利と対照的に、マクラーレンは予選から週末を通して苦戦。ノリスは予選と同じ7位フィニッシュにとどまり、角田裕毅を前に見ながらチェッカーフラッグを受ける形となった。

    フェルスタッペンの勝利は2戦連続で、昨年6月以来の連勝となった。これにより、ノリスとの差を44点、首位オスカー・ピアストリとの差を69点に縮め、残り7戦でタイトル争いに絡む位置まで迫っている。

    ノリスは「DRSトレインに捕まった影響なのか」という質問に対し、マクラーレンの問題もあるがレッドブルの速さが決定的だったと語った。

    「悪くはなかったと思うけど、角田にほとんどついていけなかった。コースの一部ではレッドブルが信じられないほど速くて、太刀打ちできなかった」

    「週末を通して僕たちは少し苦しんでいた。クルマはドライブしづらくて、ナイフの刃の上を走っている感じだった。遅すぎることもあれば、そこにいると思った瞬間にロックアップして全てが台無しになることもあった。自信を与えてくれるクルマではなかった」

    レッドブルは今季、5月のイモラからモンツァまで勝利がなかったが、ノリスはその低迷は過大評価されていると主張した。

    「レッドブルが遅いことなんてほとんどない。だから彼らが速いことに驚くのはやめるべきだ」

    「マックスはシーズン序盤からすでに勝っていた。シーズンを通して彼らは速く、クルマも良かった。モンツァでアップグレードを持ち込み、それがさらに彼らを助けた」

    「僕は驚いていない。彼らは信じられないほど強いチームで、F1史上最高のドライバーの一人を擁している。だからそれ以上でも以下でもない。我々にとってシーズン終盤は厳しい戦いになるだろう」

    「僕らも改善してきているけど、レッドブルが過去に優れてきた部分は今もなお彼らが持っていて、僕らにはない。今日レッドブルを追っていて、明らかに彼らが別のレベルにいる部分があった。なぜなのか理解する必要がある」

    ランド・ノリス 角田裕毅 F1 アゼルバイジャンGP

    今大会のマクラーレンの苦戦が一過性かどうかについて、ノリスはこう答えた。

    「大きな問題があったとは思っていない。最終的な速さでは悪くなかった。FP1、FP2、FP3では速かったし、もし普通の予選なら違った結果になったと思う。難しいコンディション、雨、最初にコースインしたことなど、いろいろな要因が重なって悪い週末になった」

    「仮に2番手からスタートしていたら、2位で終えられたと思う。レッドブルの速さには及ばなかったのは明らかだ」

    「ローダウンフォースのサーキットではまだ苦しんでいる。自信を持てないんだ。速く走れることはあるけど、レッドブルのように毎回それを再現することができない」

    「素晴らしいシーズンを送っているのは間違いない。でも十分ではない部分があり、それに取り組み続けなければならない」

  • 角田裕毅 レッドブルF1マルコが復調助力「経験不足ゆえコーチングが必要」

    角田裕毅 レッドブルF1マルコが復調助力「経験不足ゆえコーチングが必要」

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅が経験不足のため「より多くのコーチングを必要としている」と明かし、その取り組みが成果を見せ始めていると語った。

    角田裕毅はアゼルバイジャンGPで6位に入り、ランド・ノリスを抑えてマックス・フェルスタッペンのタイトル争いを後押しした。これを受け、ローラン・メキースは「昇格後ベストレース」と称賛している。

    マルコはSkyドイツに対し「モンツァの後に話し合った。角田は時にマックスより1秒遅かった。そこで別のアプローチを取ることにした。要するに、彼は経験が少ない分、より多くのコーチングが必要なのだ。今はマックスが特定の状況でどうするかを伝えている。そしてクルマも彼の好みに合わせて調整したので、限界でそれほどシビアではなくなった」と説明した。

    角田裕毅自身も、フェルスタッペンの走りを学びながら改善を進めていると語った。「マックスが違うやり方をしているのに気づきました。それをすぐにシミュレーターで実行してみたら感触は良かったです。トラックで応用するのは別ですが、進歩はできました。当然マックスのレベルのクオリティには及びませんが、ステップごとに進めました。ここ数週間の努力が報われていると思いますし、この週末は将来に向けて自信が持てる結果になりました」

    バクーでのレースについても「簡単ではなかったです。予選で使ったタイヤしかなくて、すぐにオーバーヒートしました。アグレッシブに仕掛けてポジションを失うわけにはいきませんでした。それはチームにとって大きなダメージになるからです」と振り返り、「最も重要なのはマクラーレンの前にいることです。僕たちは諦めていません。特にマックスのチャンスについては。彼をサポートできたら素晴らしいです」と意気込みを示した。

    2026年にはアイザック・ハジャーの昇格が噂されるなど将来は不透明だが、メキースは「彼はレッドブルに加入して以来、ここで最高のレースをした」と強調した。

    角田裕毅 レッドブル F1

  • 角田裕毅6位をレッドブルF1代表称賛「マクラーレンやフェラーリを抑えた」

    角田裕毅6位をレッドブルF1代表称賛「マクラーレンやフェラーリを抑えた」

    角田裕毅(レッドブル)は、アゼルバイジャンGP決勝で今季最高位となる6位入賞を果たした。

    序盤から安定したペースを維持し、終盤にはマクラーレン勢やフェラーリを背後に従えたまま走り切り、チームに貴重なポイントをもたらした。自身の今季ベストリザルトとなるこの結果は、これまでの努力と改善が実を結んだ証とも言える。

    レッドブルF1代表のローラン・メキースは「裕毅は非常に力強いレースをして、マクラーレンやフェラーリを抑えた」と称賛。

    彼にはクリーンな週末が必要だったが、見事にやり遂げ、今季最高の結果でチームに貴重なポイントをもたらした」とし、角田裕毅が予選から決勝まで通して安定したパフォーマンスを示し、求められていた課題を克服した点を高く評価した。

    一方で、マックス・フェルスタッペンはポールポジションからスタートし、全周回をリードしてファステストラップも記録。今季4勝目となるグランドスラムを達成し、圧倒的な強さを見せた。

    メキースも「この勝利は昨日の予選でのマスターピースから始まった。周回を重ねるごとに差を広げていった」と振り返り、王者の走りを称えた。

    角田裕毅 レッドブル F1 アゼルバイジャンGP

    さらにメキースは、今季の戦いが確実に成果を生み始めていると語る。

    「この勝利はミルトンキーンズで懸命に努力している全員のおかげだ。シーズン序盤から思うようなレベルに届かなかった理由を理解するために誰一人諦めず、マックスと裕毅と共に少しずつ積み重ねてきた。その努力が、モンツァとここバクーで実を結んだ」

    そして2026年の新レギュレーションを見据えながらも、2025年残りシーズンに向けて全力を尽くす姿勢を示した。

    「我々はこのシーズンの中で石を一つも残さず、より多くを学び、より多くを理解しようとしている。2026年のレギュレーションは全く異なるものになるが、それでも今季から持ち越せることはたくさんある」

    角田裕毅の健闘とフェルスタッペンの完勝。二人がそろって結果を残したアゼルバイジャンGPは、レッドブルにとって勢いを取り戻す節目の一戦となった。

  • 角田裕毅 F1アゼルバイジャンGP決勝「努力が報われた最高の結果」

    角田裕毅 F1アゼルバイジャンGP決勝「努力が報われた最高の結果」

    角田裕毅(レッドブル)は、F1アゼルバイジャンGP決勝で6位入賞を果たし、レッドブル加入後自己最高位を記録した。混乱の多いバクーで安定感を発揮し、ローソンの後方を守り切りつつマクラーレン勢の猛追を抑えるなど、確かな存在感を示した。

    予選から好調を維持して臨んだ決勝で、角田裕毅は6番グリッドから序盤からクリーンなスタートを切り、確実にポイント圏内を走行。前を行くローソンには迫りながらも無理をせず、確実にチームにポイントをもたらした。

    これまでの苦戦を払拭するかのような走りで、角田裕毅はチームの信頼に応えた。

    「僕たちはここアゼルバイジャンで、長い間求めてきたパフォーマンスを見せられました」と角田裕毅はコメント。

    「チームでの自己最高のリザルトを記録できて、本当に報われた気持ちです。予選で良いポジションを得て、ロングランでも競争力を確認できていたので、それを活かすことを目指しました。ミディアムでもハードでもデグラデーションは少なく、誰も大きく落ちなかったのでオーバーテイクは難しかったですが、それでもP6には満足しています」

    「チームから大きなサポートを受けてきましたし、それに応えられたのがうれしいです。マシンの変更が今週末は本当に効果を発揮して、以前よりも競争力を持って戦えました」

    「バクー入りする前からハードワークを続けてきて、その成果を今日示せたことは前向きな一歩だと思います。何かを掴んだ感覚があり、今後のレースにも持ち込めると思います」

    「マックスの素晴らしい勝利を心から祝福しますし、チームは非常に高いレベルで戦っているので、この勢いを続けていきたいです。シーズン最後まで諦めません」

    角田裕毅にとって今季を象徴する「前進の一戦」となったバクー。次戦以降に向け、つかんだ手応えをどう活かすかが注目される。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アゼルバイジャンGP

  • 角田裕毅 「マックスのF1タイトル争いを考え無理にローソンを攻めなかった」

    角田裕毅 「マックスのF1タイトル争いを考え無理にローソンを攻めなかった」

    角田裕毅(レッドブル)は、アゼルバイジャンGP決勝で6位入賞を果たした。レース中は前を走るリアム・ローソン(レーシングブルズ)に仕掛ける場面もあったが、後方のマクラーレン勢やチームメイトのマックス・フェルスタッペンのF1タイトル争いを考慮し、無理な攻撃を控える判断を下した。

    レース後、角田裕毅はショーに出演し、戦略判断やマシンの改善について詳しく語った。チームと自らの取り組みが結実し、予選・決勝ともに力強いパフォーマンスを見せられたことに満足感を示している。

    ローソンの後方、ノリスの前で走行しました。ローソンは「ストレスの多いレースだった」と語っていましたが、あなたは楽しめたようですね?

    はい、楽しめました。ただ同時にとても厳しいレースでした。特に後ろにマクラーレンがいて、チャンピオンシップのことも考えていました。マックスのタイトル争いもありますし、僕が無理にローソンを攻めれば、逆にマクラーレンが2台まとめて抜いてくるリスクがありました。だから挑戦しない判断は正しかったと思いますし、実際にオーバーテイクする十分なペースもありませんでした。

    昨日は荒れた予選でしたが、今日は比較的落ち着いた展開でした。コクピットの中ではどう感じましたか?

    昨日とは全然違いましたね。特に序盤は自分の戦略的にセーフティカーが出ないことを願っていましたし、終盤は逆に出てもいいかなと思いましたが、結局出ませんでした。去年もそうでしたが、ここは意外とセーフティカーが少ないです。みんなが慣れてきたのだと思いますし、F1グリッドのレベルが本当に高いことを示していると思います。そういう意味でも楽しめました。

    予選と決勝を通じて強い結果を出せたのは大きな収穫だと思います。どれほど自信になりましたか?

    今後に向けてすごく自信になります。チームがマシンにいくつか変更を加えてくれて、それが僕のドライビングスタイルにも合いましたし、自分自身もロングランで工夫をしました。先週、マックスとの違いに気付いてシミュレーターで試したところ、いい感触を得られました。それを今回の実走に活かしていくことができました。まだ理想のレベルには達していませんが、確実に前進できたと思います。この方向性を続けてもっと成長していきたいです。

    角田裕毅 F1 アゼルバイジャンGP
    6位入賞を果たした今回は、レッドブル・レーシングの祝賀写真の中央におさまった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で直面の問題は「チームでも説明できない」

    角田裕毅 レッドブルF1で直面の問題は「チームでも説明できない」

    角田裕毅はレッドブル・レーシング昇格後、わずか9ポイントの獲得にとどまり苦戦している。

    角田裕毅は現在プレッシャーにさらされており、ヘルムート・マルコは10月末のメキシコGPを基準点とする考えを示しており、角田裕毅自身も「次の3戦が重要になる」と語った。2026年の昇格候補筆頭と目されるアイザック・ハジャーの存在もあるが、角田裕毅はレーシングブルズへの復帰の可能性は否定している。

    改善すべき主な課題はレースペースにある。モンツァではQ3進出を果たすなど土曜のパフォーマンスでは進歩を見せているが、決勝での走りに懸念が残る。これはマックス・フェルスタッペンのこれまでのチームメイトと逆の傾向だ。セルジオ・ペレスは予選で苦しんだが決勝では差がやや縮まったのに対し、角田裕毅の場合は予選での差が小さくても決勝で大きく離されてしまう。

    「今はロングランに集中する必要があります。モンツァではマシンに少しダメージがありましたが、チームとしても決勝でのペース不足の原因を理解するために努力しています。僕たちが経験していることは、チームですら説明できない部分があるんです。それが最大の課題です」と角田裕毅はバクーで語った。

    「ショートランに関してはとても満足していますし、チームも同じように評価してくれています。レースごとにマックスとの差が縮まってきているのは明らかです。パッケージの違いはありますが、予選では一貫してマックスの0.2秒後ろにつけていました。これは十分に評価されていて、チーム内でも気づかれていると思います」

    しかし日曜の結果はまったく異なることが多い。モンツァではダメージの影響も含め、フェルスタッペンから80秒遅れてのゴールとなった。

    「聞いた話ではダメージの影響は1周あたり0.3秒未満でしたが、それでも苦戦していました。自分自身、チームでも説明できないことがあって、その問題を解決しようとしていました」と角田裕毅は明かした。

    これらの問題により、角田裕毅は理想以上にセットアップを試さざるを得なかった。

    「バランスには満足していたのですが、その問題をバランスで補わなければなりませんでした。結果的に理想ではありませんし、タイヤの摩耗が異常に早かったんです。FP3までに試したのはタイヤ摩耗の原因を突き止めることでしたが、見つからなかったのでバランスを調整するしかありませんでした。正直それは好みではなかったし、マシンから多くのパフォーマンスを奪ってしまいました」

    これが、1周のアタックでは十分に競争力を発揮できる一方で、スティント全体を通じてタイヤを持たせることが難しい理由だ。

    「決勝でのロングランに課題があります。自分自身もチームも全力で取り組んでいて、長いスティントをまとめるために試行錯誤しています。もしかすると説明のつかないこともあるかもしれませんが、色々と試して、それを楽しもうとしています」

  • 角田裕毅 レッドブルF1予選最高位6番手を代表称賛「非常に良くマネージ」

    角田裕毅 レッドブルF1予選最高位6番手を代表称賛「非常に良くマネージ」

    角田裕毅は、F1アゼルバイジャンGP予選でレッドブル・レーシング加入後自己最高位となる6番手を獲得した。赤旗や天候の変化に翻弄される難しいセッションをまとめ上げ、見事トップ10入りを果たした。

    チーム代表のローラン・メキースは「非常に良くマネージ」と角田の走りを高く評価。混乱の中で冷静に対処し、安定感を見せた点を称賛している。

    予選は強風や小雨、さらには度重なる赤旗に見舞われる難しい展開となったが、フェルスタッペンは冷静さを保ち、シーズン6回目のポールポジションを獲得。角田裕毅も今季自己最高となる6番手につけ、チームにとって大きな成果をもたらした。

    メキースは、混乱に満ちたF1アゼルバイジャンGPの予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンと、6番手に入った角田裕毅を称賛した。

    「正直言って、マックスの走りは素晴らしかった。とても難しい予選セッションだったが、一切ミスをせずに走りを積み重ね、完璧に順応してみせた」とメキースは語った。

    角田裕毅 レッドブル F1

    また、角田裕毅についても「ユウキもよくやった。これは彼にとって我々と共に臨んだ中で最高の予選結果であり、非常に良くセッションをマネージしていた」と高く評価した。

    さらに、現場のチームだけでなく、ミルトンキーンズのファクトリーのメンバーにも労いの言葉を送った。「マシンは非常に高いレベルでパフォーマンスを発揮している。これは現場とファクトリーの全員による努力の証だ。チーム全体のコミュニケーションも素晴らしく、数多くの予測不可能な要素があった中で、正しいリスクを取り続けた。最後の走行で我々はリスクを負ってピットレーン最後尾から送り出したが、それが功を奏した」

    一方で、決勝に向けては慎重な姿勢を見せる。「金曜には多くのチームがロングランを十分に行えていなかったため、通常よりも不確実性が高い。さらに、このコースではセーフティカーのリスクも常にある。だから明日は状況に応じて柔軟に対応していく」とメキースは冷静に語り、日曜の決勝に向けて気を引き締めた。