カテゴリー: 角田裕毅

  • F1特集:角田裕毅がアルファタウリ・ホンダF1から称賛されている理由

    F1特集:角田裕毅がアルファタウリ・ホンダF1から称賛されている理由

    角田裕毅は、日本だけでなく、世界中からF1ファンから注目を集めている。今年、アルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす角田裕毅は、FIA-F3とFIA-F2でそれぞれわずか1年を費やしただけでF1へとステップアップ。そして、デビュー前からすでにスクーデリア・アルファタウリのチームメンバーに感銘を与えている。

    角田裕毅は、ジュニアランクからF1へと非常に迅速にステップアップしてため、通常のFP1セッションやグランプリ週末にチームに帯同するなどの見習い期間がなかった。

    したがって、角田裕毅は、急な学習曲線に直面している。2021年F1マシンでの走行機会は、同じようにFIA-F2からステップアップするミック・シューマッハとニキータ・マゼピンと同じように、バーレーンでの開幕戦までの1日半のテストと少しのフィルミングデーしかない。

    さらに厄介なことに、今年は角田裕毅にとってヨーロッパでのわずか3年目であるため、まだ学ばなければならないコースがたくさんある。だが、角田裕毅のアルファタウリ・ホンダF1との短い時間は、彼の周りの人々に大きな印象を与えた。

    すでに角田裕毅は、アルファタウリ・ホンダF1の全員に大きな印象を与えており、チームの信頼を勝ち取っている。

    「彼の年齢を考れば、彼は自分のしていることに非常に集中していると思う」とアルファタウリ・ホンダF1のチームマネージャーを務めるグラハム・ワトソンは語る。

    「そして、彼は自分に多くの自信を持っている。それは良いことだ。最初に彼に会ったとき、彼は小さな男の子だと思っていたが、実際には彼は本当に自分にそれなりの自信を持っている。傲慢ではなく、彼を信じるには十分だ。彼がそれをやり遂げるにつれて、彼を信じるようになる」

    「先日、彼はジャーナリストから『2021年のあなたの計画は?』と聞かれ、 『ガスリーを倒すこと!』と言っていたのを知っている。それが彼の態度なら、彼を批判することはできない。最終的に、みんなが言うように、ドライバーはチームメイトで判断される。彼は仕事をしなければならない。確かに、途中でいくつか楽しいことがあると思う。若手は常に最初の大きな事故などを起こしていまうものだ。しかし、彼には確かに才能がある。それは間違いない」

    「フランツ・トストは彼の大ファンであり、ドライバーに関して言えば、彼は彼が何について話しているかを知っている。彼は裕毅が仕事をする能力を持っていることをすぐに見抜いた。我々は、彼がマシンの乗るたびにグッドでポジティブな兆候を目にしている」

    2021年のプレシーズンテストが3日間に制限されていることで、ルーキーにとっては厳しいシーズンとなる。新車での走行不足を補うために、アルファタウリ・ホンダF1は、複数回のプライベートテストを実施して、角田裕毅がマシンとチームに素早く順応する手助けをしている。

    それは、アルファタウリ・ホンダF1が2年前のマシンを出動させ、FIA規則が許可する無制限のテストマイレージを利用できるようになったことで実現した。現行マシンでのテストが厳しく制限されている近年、旧型車でのテストは、チームが若手ドライバーに走行時間を与えるための日常的な方法となっている。

    ルノーとフェラーリは、アカデミードライバーのミック・シューマッハを含め、それぞれの若手ドライバーとともにこの分野で非常に活発に活動している。一方、ニキータ・マゼピンは、古いメルセデスのF1マシンを使って世界中で大希望なプライベートテストを実施。その手法は以前にウィリアムズでランス・ストロールも行ってきた。

    近年、スクーデリア・アルファタウリは、エンジンサプラヤーを定期的に変更していたため、若手ドライバーにそのような走行機会を与えることができていなかった。

    2013年から2017年までの5シーズンで、当時のトロロッソは、フェラーリ、ルノー、フェラーリ、ルノーにエンジンの変更を繰り返したが、、2018年からホンダのワークスパートナとなった。その時点でチームは2年前の車を走らせることができなかった。適切なパワーユニットにアクセスできないためだ。

    それは2020年にようやく変わり、2018年に最初のホンダを搭載したトロロッソ STR13が対象になった。トロロッソ STR13は、昨シーズンの開幕が遅れている間に、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトがスピードを上げるのを助けるために最初に使用され、その後、角田裕毅によって定期的に使用されている。

    「チームとして、我々は初めて以前のマシンを使う機会を得た」とグラハム・ワトソンは説明する。

    「通常、パワーユニットは隔年で交換している。ホンダとの安定性のおかげで、実際に2年前のPUを搭載したマシンを走らせることができた。我々にとってそれは非常にうまくいった。そして、それはサーキットを本気で攻めることができるマシンに裕毅を乗せる機会を与えてくれた」

    「我々は明らかに裕毅の成功を望んでいる。彼は非常に才能があると感じている。彼はヨーロッパでのレースをあまり行っていないが、それでも彼はF3でかなり強く、昨年のF2でシューマッハとマゼピンに対して本領を発揮する。だから、彼はチャンスに値すると思う」

    角田裕毅は、昨年のF1エミリア・ロマーニャGPの翌週に、イモラで塗り替えられたトロロッソで最初のF1走行を故なった。その後、12月のアブダビテストで2020年のAT01で公式セッションに参加した後、今月初めに古いマシン(現在は2019年仕様のトロロッソにアップグレード)で4日間にわたってさらにマイルを記録した。

    2018年と2019年仕様のパワーユニットの準備と走行にはホンダF1の多大な努力が必要であり、それが行われたという事実は、角田裕毅に対するホンダF1の期待と信頼の表れでもある。

    「我々はイモラで2日間、次にミサノで2日間過ごした」とグラハム・ワトソンは語る。

    「幸いなことに、我々は青い空と少しの風で4日間の走行を行うことができた。我々は弾丸をかわしたようだ! 彼は最初のグランプリに到達したときに準備が整っていると思う。2月23~25日にイモラでさらに3日間のテスト開催する。しかし、ピエール(ガスリー)にもチャンスを与えるために、裕毅とピエールとで分割することになる」

    アルファタウリ・ホンダF1は、各走行で角田裕毅の着実な進歩を目にしてきた。

    「本当に、ステアリングホイールのすべての複雑さとエンジニアリング側の他のすべてを理解するチャンスはほんの数マイルだけだった」とグラハム・ワトソンは続ける。

    「彼は本当に成長しており、アブダビ以来、彼に大きな変化を見てきた。アブダビで彼は良い仕事をしたが、マシンに戻るたびに、彼はますます成熟し、理解が深まっている。ご想像のとおり、彼はまだ20歳の若い男だ。実際、彼は我々のために非常に良い仕事をしてくれた。そして、バーレーンでのテストに参加したとき、彼はおそらく多くのシーズンで最大のマイレージを稼いだルーキーになるだろう」

    貸し切りのトラックでの丸一日のテストにより、アルファタウリ・ホンダF1は、通常は不可能な走行プランを角田裕毅に経験させることができた。

    「人々がこれらのことを行っているスピードを十分に理解できるとは思わない」とグラハム・ワトソンは語る。

    「エンジニアがあなたの耳に、スイッチを変更しろ、これをデフォルトにしろ、それをデフォルトにしろと叫んでいる。基本的に、我々は彼に多くの不必要な変更を浴びせた。必要になったときに、それに対処する機会を与えるトレーニングとしてね」

    「それに加えて、いくつかの異なるスプリングとバー、車高とダウンフォースのレベルを試す機会を彼に与えたことで、彼は実際のマシンの良い感触を得ることができた。感じるべきではない方法ではなく、どのように感じるべきかを知ることができた。この以前のマシンでそれができるのは贅沢なことだだ。なぜなら、多くの若手が最初のレースでおそらくシューマッハのような状態で現れるからだ。彼は先日フェラーリで走ったが、彼の経験は裕毅に比べてかなり小さい」

    「それは裕毅にとってはメリットであるだけでなく、我々にとっても大きなメリットだ。彼に良い経験を与え、彼が我々に話すことへの信頼のラインを作り出すだらだ。逆に、我々が彼に話していることも同様だ」

    F1タイヤに慣れることは、ルーキーにとっての主な課題の1つだ。2年前のマシンでの走行では、本格的なピレリのレース用タイヤを使用することはできないが、それでも教育には役立つ。

    「最大のパフォーマンス上の利点の1つは、タイヤを理解することだ」とグラハム・ワトソンは語る。

    「若手たちがF1にやってくると、通常、最初の数周でタイヤを燃やしてしまい、新しいセットを求めて叫んでいるのを目にする。だから、その部分でも非常に価値がある」

    「タイヤはレース用タイヤではないが、それでもピレリ製品であり、タイヤを生かす方法、タイヤを破壊せずに最大限に活用する方法について理解する機会を彼に与えてくれる。したがって、それは良いトレーニングの場でもある。昨年のF2で気付いたのは、おそらく彼は予選でラップタイムを見つけることができた数少ないドライバーの一人だったということだ。彼の直接のライバルは常にそれができるとは限らなかったと思う」

    「私は間違っているかもしれないが、彼は0.2秒を見つけなければならなかった場合にそれができていたように感じた。チャンピオンシップを争っていた男たちは決してそのレベルにはいなかった。そしてそれは我々がF1カーでも彼に見えているものだ。彼はタイムを見つける場所を知っている。これは良い兆候だ」

    角田裕毅は、イタリア・ファエンツァのアルファタウリ・ホンダF1のファクトリー近くに恒久的な家を探しているわけではないが、ここ数週間イタリアで多くの時間を過ごきた。また彼は新しい理学療法との仲も深めている。

    「ファエンツァにはホテルのあるゴルフコースがあり、そこに彼を止めている」とグラハム・ワトソンは語った。

    「とても素敵なホテルだが、彼は退屈していると思う。彼は理学療法は彼と一緒にいる。昨年、ダニール(クビアト)と一緒だったノエル・キャロルだ。これは新しい関係だが、とてもうまくいっているようだ」

    「裕毅がジムの大ファンではないことは知っている、自分でそう言っていたしね! 残念ながら、それは仕事の一部であり、彼はそれに対処している。彼は一生懸命にプッシュしているし、頑張っている。そして、彼らは基本的に、ファクトリーの敷地内にあるジムを使用して、1日3~4時間のトレーニングを行い、ホテルに滞在している」

    「彼にとっての長期的な計画は、(レッドブル・レーシングのファクトリーがある)ミルトンキーンズに住み、シミュレーターの近くにいて、それを使用できるようにすることだと思う。そうすれば、彼は英国に出入りすることができる。最近はシミュレーター以外でドライバーがファクトリーで過ごす必要はほとんどないので、できるだけ近くにいるのは理にかなっている」

  • 角田裕毅、最年少は意識せず 「フェルスタッペンは17歳でF1デビューした」

    角田裕毅、最年少は意識せず 「フェルスタッペンは17歳でF1デビューした」

    角田裕毅は、2021年のF1グリッドで最年少ドライバーとなることにほとんど関心を持っていない。アルファタウリ・ホンダF1でピエール・ガスリーとチームを組む角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンが17歳でF1デビューを果たしたことを指摘し、「まった問題はない」と語る。

    今年のF1グリッドで最年少ドライバーとなることについて質問された角田裕毅は「マックス・フェルスタッペンがスタートしたときは17歳だったので、年齢をあまり重視する価値はないと思いますが、グリッドで2000年に生まれた最初のドライバーになれたことは光栄に思います」 と角田裕毅は笑う。

    2021年に角田裕毅のチームメイトとなるピエール・ガスリーは25歳だが、すでに多くの経験を積んでいる。

    「ピエールは本当に速いですし、F1ですでに勝利を収めています。すべてのドライバーの最初の目標はチームメイトを倒すことですが、彼を倒すのは難しいでしょう」

    数年前、ピエール・ガスリーがスーパーフォーミュラに参戦し、角田裕毅が全日本F4に出場していたとき、二人は日本で出会っている。

    「彼は日本での初年度にタイトル獲得まであとわずかでした。それは特にヨーロッパのドライバーにとっては非常に難しいことです。彼には素晴らしい才能がありますし、今シーズン彼から限りすべてを学ぶことに興奮しています」と角田裕毅は彼の新しいチームメイトのピエール・ガスリーを称賛した。

  • F1公式SNS、角田裕毅のF1デビューを漫画風イラストで祝福

    F1公式SNS、角田裕毅のF1デビューを漫画風イラストで祝福

    F1公式サイトは、角田裕毅のアルファタウリ・ホンダF1でのF1デビューを漫画風イラストで祝福した。

    角田裕毅がF1デビューを果たすアルファタウリ・ホンダF1は、2月19日(金)に2021年F1マシン『AT02』を発表。発表会はオーストリア・ザルツブルクにあるアルファタウリのショールームで行われ、ピエール・ガスリーと角田裕毅がチームメイトとして顔をそろえた。

    角田裕毅は、日本人ドライバーとしては2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりのF1ドライバーとなる。日本人ドライバーとしては21人目、20歳でのF1デビューは日本人最年少となる。

    F1公式SNSは、角田裕毅のF1デビューを漫画風イラストで祝福。Twitterでは「豊かなレースの歴史、明るい未来。角田裕毅は日本の次のF1ヒーローだ」、Instagramでは「裕毅は日本のF1レガシーを新しい時代に引き継ぐ」とのキャプションを添え、中嶋悟、佐藤琢磨、小林可夢偉、中嶋一貴という過去に活躍した先輩ドライバーとともに角田裕毅を描いた。

  • 角田裕毅とガスリーがアルファタウリ・ホンダF1 『AT02』を披露

    角田裕毅とガスリーがアルファタウリ・ホンダF1 『AT02』を披露

    発表会はオーストリアのザルツブルクにあるアルファタウリの新しいショールームをステージにデジタル形式で行われ、この場で初めてフランス人ドライバーのピエール・ガスリーと日本人ドライバーの角田裕毅がチームメイトとして顔をそろえた。

    イタリアを拠点とするスクーデリア・アルファタウリは、2021年シーズンでF1の激戦区である中団グループでトップに立つことを目指しており、2人の若いドライバーたちには明確な役目が割り当てられている。

    2021年のアルファタウリ・ホンダF1のチームリーダーを務めるのはピエール・ガスリー。2017年にチームの前身であるスクーデリア・トロ・ロッソでF1デビューした25歳はこれまで2回のF1表彰台を獲得している。2020年のモンツァでのキャリア初勝利は、新たな名前の下で戦うチームにとって決定的な瞬間だった。

    20歳の角田裕毅は2014年以降初めてF1の舞台で戦う日本人ドライバーとなる。2018年に日本でFIA F4選手権のシリーズチャンピオンに輝いてから、2020年のFIA F2選手権をランキング3位で終えて昇格を決めるまで、4シーズンを一気に駆け抜けてきた角田裕毅が今シーズンより最高峰の世界に飛び込む。ガスリーの持つ経験に、学習速度に定評のある角田のスタイルが加わることで、チームが完全なものになると大いに期待されている。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表のフランツ・トストは「2021年にピエールと裕毅をドライバーに選んだのは、スクーデリア・アルファタウリのチーム哲学が今もレッドブル・ジュニア・プログラムの有望な若手ドライバーにF1へステップアップする機会を与え、彼らを育成することを基本にしているからです。それゆえに、裕毅がチャンスを手にしたのです」と説明しています。「裕毅のそばにピエールがいるということは、日本人ルーキーの早期成長を助けられる経験豊富なドライバーがいるということであり、それと同時に我々が良い結果を狙うことも可能になるのです。このペアは我々が両方の目標を達成するためのベストなシナリオだと考えており、必ず成功するという自信もあります」と語った。

    2020年、スクーデリア・アルファタウリはカラーリングにおいて圧倒的な高評価を獲得し、今季は一新されたマットブルーとホワイトのデザインを採用した。大きな期待が寄せられている2021年型マシンは3月12日(金)にバーレーンのプレシーズンテストでデビューする予定。今回のテストは、前例のない全23戦のレーススケジュールに先駆けて実施される。両ドライバーは過酷なカレンダーを戦い抜くための準備としてレッドブルのアスリート・パフォーマンス・センターで集中的なフィットネステストを受けてきた。

    チームの歴代最多ポイントを獲得しているピエール・ガスリーは「チームリーダーの役目を引き受ける準備はできているよ。裕毅はすごく速いドライバーだから、チームを前進させるのに貢献してくれるはずだ。僕たちはその目標を達成するために力を合わせて仕事に取り組んでいく。昨年は開発面、パフォーマンス、そしてレース週末のチーム運営、全てにおいて今までで最も機能した年だったと思っている。僕はより良い結果に対して常にハングリーで、2021年に僕たちが素晴らしいことをいくつも達成できると確信しているよ」とコメント。

    また、2020年のF2でベストルーキーに輝き、アントワーヌ・ユベール賞を受賞した角田裕毅は「シーズン前にスクーデリア・アルファタウリと一緒に過ごす時間を与えてもらえたのはとてもラッキーでした。非常に優秀なドライバーであるピエールを含めたみんなとすでに強い関係を築きつつあり、多くのことを学んでいます。僕の一番のゴールは、素早く学び、できるだけ早く結果を残すことです。開幕がとても楽しみです」と語った。

    ピエール・ガスリーと角田裕毅は、アルファタウリ・ショールームでの発表会でアルファタウリの2021年秋/冬ファッションコレクションの鑑賞だけでなく、彼らがグリッド外で身につけるウエアも選んだ。

    アルファタウリのCEOアフメト・メルカンは次のように総括している。

    「本日は、ファッションとF1が出会う場所である新しいアルファタウリ・ショールームに加え、アルファタウリAW21コレクションの初披露、そしてスクーデリア・アルファタウリの新しいF1マシンカラーリングと2人のドライバー紹介という3つを同時に公開する特別な機会となりました」

    スクーデリア・アルファタウリのファンが心待ちにするレース開幕は間も無く。FIA F1シーズンは3月12日(金)から14日(日)にかけて行われるバーレーンテストで始動し、3月28日(日)に決勝レースが予定される開幕戦バーレーンGPに向けて準備が進められる。

  • アルファタウリF1代表 「角田裕毅とガスリーのペアは必ず成功する」

    アルファタウリF1代表 「角田裕毅とガスリーのペアは必ず成功する」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストが、2021年F1マシン『AT02』の発表に際し、ルーキーの角田裕毅とピエール・ガスリーというペアの自信を語った。

    AT02の発表会はオーストリアのザルツブルクにあるアルファタウリの新しいショールームをステージにデジタル形式で行われ、この場で初めてフランス人ドライバーのピエール・ガスリーと日本人ドライバーの角田裕毅がチームメイトとして顔をそろえた。

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表のフランツ・トストは「2021年にピエールと裕毅をドライバーに選んだのは、スクーデリア・アルファタウリのチーム哲学が今もレッドブル・ジュニア・プログラムの有望な若手ドライバーにF1へステップアップする機会を与え、彼らを育成することを基本にしているからだ。それゆえに、裕毅がチャンスを手にした」と説明。

    「裕毅のそばにピエールがいるということは、日本人ルーキーの早期成長を助けられる経験豊富なドライバーがいるということであり、それと同時に我々が良い結果を狙うことも可能になるの。このペアは我々が両方の目標を達成するためのベストなシナリオだと考えており、必ず成功するという自信もある」

  • 角田裕毅 「できるだけ早く結果を残すことが一番のゴール」

    角田裕毅 「できるだけ早く結果を残すことが一番のゴール」

    角田裕毅が、アルファタウリ・ホンダ AT02の発表会でチームの2021年のドライバーとして登場。「ゴールはできるだけ早く結果を残すこと」と語った。

    20歳の角田裕毅は2014年以降初めてF1の舞台で戦う日本人ドライバーとなる。2018年に日本でFIA F4選手権のシリーズチャンピオンに輝いてから、2020年のFIA F2選手権をランキング3位で終えて昇格を決めるまで、4シーズンを一気に駆け抜けてきた角田裕毅が今シーズンより最高峰の世界に飛び込む。

    ガスリーの持つ経験に、学習速度に定評のある角田のスタイルが加わることで、チームが完全なものになると大いに期待されている。

    また、2020年のF2でベストルーキーに輝き、アントワーヌ・ユベール賞を受賞した角田裕毅は「シーズン前にスクーデリア・アルファタウリと一緒に過ごす時間を与えてもらえたのはとてもラッキーでした。非常に優秀なドライバーであるピエールを含めたみんなとすでに強い関係を築きつつあり、多くのことを学んでいます。僕の一番のゴールは、素早く学び、できるだけ早く結果を残すことです。開幕がとても楽しみです」と語った。

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  • アルファタウリF1代表 「角田裕毅は2021年にサプライズを起こす」

    アルファタウリF1代表 「角田裕毅は2021年にサプライズを起こす」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トストは、2021年にF1デビューを果たす角田裕毅が“数レース”で競争力を発揮し始めるはずだと太鼓判を押す。

    角田裕毅は、F1に昇格する最新のレッドブル・ジュニアであり、2021年にホンダのF1エンジンを搭載するアルファタウリでF1デビューを果たす。チームで最後にレースをしたルーキーのアレクサンダー・アルボンはわずか11戦後にレッドブル・レーシングへと昇格を果たしている。

    だが、厳しい評価で知られるレッドブルは、結果を出せなかったアレクサンダー・アルボンをリザーブドライバーに役割に降格させている。過去にレッドブルは結果を出せなかったドライバーはジュニアチームへと降格させていたが、今年はピエール・ガスリーのチームメイトとしてすでに角田裕毅と契約していたため、そのような異動を実現することはできなかった。

    7年ぶりの日本人ドライバーとなる角田裕毅は、昨年のFIA-F2をランキング3位でフィニッシュしてF1グリッドに到着する。

    2月19日(金)に発表されるアルファタウリ・ホンダ AT02の準備時間は、プレシーズンテストが3日間に短縮されたことで、ピエール・ガスリーと分担することで1日間しか得ることができないが、チームは旧型車で角田裕毅に走行時間を与えている。

    それにより、フランツ・トストは、角田裕毅がデビューシーズンですぐにスピードアップすると感じている。

    「彼は数レース以内に非常に競争力を発揮できると思う」とフランツ・トストは Gazzetta dello Sportに語った。

    「彼はマシンの技術面を理解しており、バトルに非常に強い。彼はすでにF2でそれを示している」

    「新しいルールのせいで、角田が新しいマシンに乗る時間がほとんどないのは事実だ。その結果、彼は新車で1日半しかテストできない。それが我々が彼のためにプログラム全体を設定した理由だ」

    「それに昨年11月に彼はすでに我々の古型マシンを運転している。その後、アブダビでのルーキーテスト、イモラでのテスト、ミサノ・サーキットでのテストが行われた」

    「したがって、バーレーンでの最初のレースまで、彼はF1カーで約3500~4000キロを運転していることになり。ドライバーはF1カーのスピード、ブレーキ、ステアリング、空力に慣れなければならないので、それが必要だ」

    「彼には驚きの連続だよ。F1のルーキーにとって重要な要素は、エンジニアの情報をいかにマシンコントロールへつなげることができるかだ。裕毅は早くも素晴らしい仕事ぶりを見せているね」

    「テストではスピンもクラッシュもせず、優れたラップを刻んでいる。トラック内でのバトルも得意としているし、彼はレースにおけるテクニックもある」

    「彼はすでに競争力を備えていることを示している。我々が昨季よりも戦えるマシンを手にすることができれば、彼はサプライズを起こすだろう」

  • 角田裕毅とガスリー、アルファタウリ・ホンダF1 『AT02』と初対面

    角田裕毅とガスリー、アルファタウリ・ホンダF1 『AT02』と初対面

    アルファタウリ・ホンダF1は、2021年のドライバーを務める角田裕毅とピエール・ガスリーが、発表を目前に控えた2021年F1マシン『AT02』と一足先に初対面する動画を公開した。

    アルファタウリ・ホンダF1は、2月19日(金)の日本時間17時に2021年F1マシン『AT02』の発表会を実施。発表会の模様はYotubeなどでライブ配信される。

    トロロッソ時代から数えてホンダF1と4年目のパートナーシップとなる今年、アルファタウリ・ホンダF1はピエール・ガスリーのチームメイトとして日本人ドライバーの角田裕毅をデビューさせる。

    アルファタウリ・ホンダF1は、AT02の新車発表会に先駆けて、角田裕毅とピエール・ガスリーが2021年のカラーリングを施されたAT02の実車と初対面する動画を公開。移り込んだAT02のフロントウイングは、昨年同様にホワイトとネイビーのカラーリングが施されている。

    2021年シーズン限りでF1から撤退するホンダは、当初2022年に導入を予定していた新設計のF1エンジンを前倒しで導入する。ホンダF1にとって最後のシーズンとなる2021年だが、レッドブルは2022年もホンダのF1パワーユニットを継続して使用することでホンダと合意。この『AT02』に搭載されるF1エンジンを2024年まで使用することが決定している。

  • 【動画】 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダF1 ミサノ・テスト

    【動画】 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダF1 ミサノ・テスト

    角田裕毅は、アルファタウリ・ホンダF1とミサノ・サーキットで2月3日(水)・4日(木)に2日間のテストを実施。チームがダイジェスト動画を公開した。

    今年1月のイモラ・サーキットで2日間のテストに続き、アルファタウリ・ホンダF1は角田裕毅に走行経験を積ませるためにイモラ・サーキットで今季2回目となる2日間のテストを実施した。

    テストには2019年マシン『トロロッソ STR14』が使用され、初日は119周を走破。初日の走行を終えた角田裕毅は「今日はミサノサーキットで119ラップを走行しました。課題をひとつひとつクリアしながら、シーズン開幕に向けて全ての要素を整えていきたいと思っています!明日も頑張ります」と語っていた。

    2日目の周回数は公表されていないが、1周4.064kmのコースで2日間合計で1000km以上を走破したことをアルファタウリ・ホンダF1は明らかにしており、トラブルなく初日よりも多くの周回数を重ねた。

    今年はプレシーズンテストが3日間に削減されており、ルーキーの角田裕毅にとって、走行距離を重ねることは重要となる。F1レギュレーションでは、チームは2年以上前のF1マシンであれば、無制限の走行距離を走行することができる。

    アルファタウリ・ホンダF1は、2月19日に2021年F1マシン『AT02』を公開することを発表。チームは2月23日~25日にイモラ・サーキットでプライベートテストを計画しており、フィルミングデーを利用して新車AT02のシェイクダウンを実施すると考えられている。

    その後、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開催される3日間のプレシーズンテストを実施、3月28日にF1バーレーンGPでシーズン開幕を迎える。角田裕毅は、日本人ドライバーとしては2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶりにF1グリッドに並ぶ。

  • 「角田裕毅は過去の日本人F1ドライバーとは一味違う」海外メディアも注目

    「角田裕毅は過去の日本人F1ドライバーとは一味違う」海外メディアも注目

    2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たす角田裕毅には、日本だけでなく海外からも大きな注目が集まっている。「角田裕毅はこれまでの日本人ドライバーとは違う」。スペインの El Confidencial は特集記事で分析する。

    ホンダとレッドブルのサポートを受ける20歳の角田裕毅は、今年アルファタウリ・ホンダからF1デビュー。2021年のF1グリッドでは最年少であり、2000年代生まれの最初のF1ドライバーになる。

    日本人ドライバーとしては2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり、ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりのF1ドライバーとなる。

    「世界最大な自動車メーカーがいくるかある。その中でトヨタとホンダは、1960年代から何億もの投資を行ってきた。日本のメーカーはF1に対しても並外れた情熱を注いできたが、ここまでF1のカテゴリーで戦った日本人20人のうち、表彰台に上がったのは3人だけ(そのうち2人は鈴鹿)であり、ポイントを獲得できたのは7人だけだ。大部分が栄光も痛みもなしに去っていった」

    「だが、その流れは角田裕毅によっていつの日か全てが変わるかもしれない。ヘルムート・マルコ(レッドブルF1 モータースポーツアドバイザー)によってレッドブル・ジュニアチームに見出された日本人は大きく注目を集めることになった。2021年に彼はアルファタウリでデビューする。流星のようなバックグラウンドを持った彼は、今後どのような未来が待っているのだろうか」

    「80年代、特に過去10年間で数名が定期的にグリッドに並んだが、様々な理由で日本人ドライバーはF1で成功していない。しかし、角田裕毅は2年前にマルコの命令でヨーロッパに到着して以来、その固定観念を打ち破ってきた。マルコは、英語を話さず、もしくは競争のために日本を離れてた18歳に高い基準を設定した。角田裕毅は結果を出した。これまでのようにレッドブルの期待を維持すれば、いつの日かマックス・フェルスタッペンのチームメイトになる可能性がある」

    特集では、これまでなぜF1で日本人ドライバーが成功しなかったかについても考察している。

    「なぜ日本人はF1で成功しないのか? 日本のモーターレースは常にある種の近親交配で生きてきた。数多くのサーキット、プロフェッショナルなチャンピオンシップがあり、大手メーカーの公式チームは、国内の素晴らしい契約と忠実なファンがいるプロのドライバーの移住を奨励していない。逆に多くの西洋人でさえ、日本でのプロフェッショナルな継続性を達成している」

    「そのような近親交配は、国際選手権やサーキットで競争するリスクを冒すように彼らを鼓舞することはない。そのため、日本のドライバーは、ヨーロッパや南アメリカの下位カテゴリーから鍛えられた同世代のドライバーのような経験を欠いている。カルチャーショックと西洋のマシンの考え方も飛び込むことを妨げている」

    「だが、角田裕毅はそうではない。若い日本人ドライバーの独自性を支持するいくつかの要因があった。その一方で、日本人の育成ドライバーをF1に連れて行くというホンダの意図だった」

    「角田裕毅は、彼の流星のようなキャリア以前、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクトの一部だった。近年のレッドブル・ジュニアチームの弱さは、フェルスタッペンのチームメイトを固めることができず、マルコに角田に目を向けさせた。オーストリア人は若い日本人を彼の伝統的な“グリーンベレー”プログラムにかけた。彼はヨーロッパに移住し、2年でF1に到達するためにスーパーライセンスを達成しなければならなかった」