カテゴリー: WRC (世界ラリー選手権)

  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    【WRC】 トヨタ:WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、5月18日(木)から21日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)と、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(#11号車)と、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#12号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。グラベル(未舗装路)ラリーで、できるだけ多くの実戦データを収集しクルマの開発を加速するため、初の3台体制でラリー・ポルトガルに挑む。

    第6戦ラリー・ポルトガルは、今年初めてヨーロッパで開催されるグラベルラリーとなる。ラリー・ポルトガルは1973年のWRC開始初年度からシリーズの1戦に含まれていた伝統あるイベントで、非常に多くの観客が集まる人気の高いラリーである。ラリーの中心となるサービスパークは、ポルトガル北部の大都市であるポルトの北側、マトジニョスに置かれ、そこを中心に5月18日から21日にかけて4日間競技が行われる。

    ラリー・ポルトガルのコースは、砂状の軟らかい路面と、岩盤が露出した硬い路面が合わさった未舗装路が多くを占める。軟らかい砂地ではタイヤのグリップが得にくく、硬い岩盤の上ではタイヤの摩耗が急激に進む。そのためラリー・ポルトガルでは、硬軟どちらのコンパウンドのタイヤを装着するべきか判断が難しく、ドライバーがいかにうまくタイヤを使うかが重要なテーマとなる。また、ドライの未舗装路では「ルーズグラベル」と呼ばれる、細かな砂利や粉塵が道の表面を覆っており、それがタイヤのグリップ力を著しく低下させる。ルーズグラベルは数台のクルマが走行すると弾き飛ばされ、グリップを得やすいしっかりとした未舗装路面が徐々に露出する。そのため、ルーズグラベルに覆われたコースでは、早い出走順の選手は不利な条件で走行することになる。さらに、路面が軟らかいコースでは、2回目の走行時には深い轍が刻まれていることが多く、ラリーカーは車体の下面が地面に当たらないように、1回目の走行時よりも車高をかなり上げて走行する必要がある。

    ラリーは18日(木)の夜に、マトジニョスの東側に位置するロウサダの町でのスーパーSSで競技開始。19日(金)の朝から本格的なグラベルコースでの戦いが始まり、デイ2としてマトジニョスの北~北東エリアで8本のSSが行われる。20日(土)のデイ3は、マトジニョスの東~東北エリアで6本のSSが実施され、21日(日)の競技最終日デイ4は、デイ3に近い地域で4本のSSが予定されている。そして、最終SSとなるSS19、ファフェ2はSSで上位のタイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが付与される、パワーステージに設定されている。ラリー全体でのSSの数は全部で19本、計349.17km。移動区間(リエゾン)を含めた総走行距離は、1529.01kmとなる。

    現在ドライバーズランキング2位につけるラトバラは、ラリー・ポルトガルでの実戦経験が十分にあり、2015年には総合優勝を果たしている。また、ハンニネンは2014年大会で8位に入っているが、同年はポルトガル南部のファロを中心に行われたため、北部のSSはハンニネンにとって初めての経験となる。そして、今回初めて3台目のヤリスWRCのステアリングを握るラッピにとって、ポルトガルは2013年にWRC2カテゴリーで初優勝を遂げたラリーであり、2016年大会ではWRC2で2位を得ている。3名のドライバーはラリー・ポルトガルに向けたプレイベントテストを行ない、グラベルラリーでのヤリスWRCのパフォーマンスを、さらに高めるための改善作業を進めた。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    ポルトガルに向けて、サスペンションやその他いくつかの部品について新しいことを試しました。しかし、天気がとても悪かったため、テストの結果がどれほど現実的なのかは分かりません。また、ラリーではその時々の走行条件に大きく左右されることが多いため、どうなるか予想するのは難しいですね。ポルトガルは、高い運転技術が求められるタフな由緒あるイベントです。我々にとっては未知なる部分が多いラリーですが、これまでやってきたように、未舗装路におけるクルマの性能を着実に高めていきたいと思っています。今回はテストを目的に3台目のヤリスWRCを走らせますが、エサペッカとヤンネによってさらに多くの情報を得られると期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)

    前戦アルゼンチンで、グラベルラリーではその初日の結果がとても重要であるということを学びました。頑張ってトップ5で初日を終えることができれば、翌日は有利な遅い出走順で走ることができるからです。ですから、ポルトガルでは初日に上位につけることが目標です。もしも雨等で初日の路面状態が悪い場合は、選手権ランキング順により初日2番手スタートとなる自分たちは、道が荒れる前に走れるため、有利になるかもしれません。ラリーを前に、我々はダンパーと車高のセッティングに注力し、ラフな路面コンディションでも最大の性能を発揮できるようにクルマを改善しました。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)

    私は、天気が良い時にテストを行なうことができました。テスト時はとても暖かく、サスペンションやデファレンシャルに関していくつか新しいことを試しました。ラリー・ポルトガルには以前出場したことがありますが、北部のステージを走るのは今回が初めてです。道はきっとルーズグラベルに覆われていると思うので、初日は私の遅いSS出走順が有利に働くことを期待しています。ポルトガルのコースは、道がそれほどラフではないことを除けばアルゼンチンに少し似ているので、学んだことを活かし進化に役立てたいと思っています。同じコースを2回目に走る際は、きっと路面条件が少し難しくなっていると思うので、注意して走行する必要があるでしょう。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)

    これまでテストを重ねてきましたが、実戦の場は全く違うものになると思います。このような機会を長い間待っていたので、ヤリスWRCで初めてラリーに出場することになり、本当に心が躍っています。しかし、あくまでもチームの仕事として走るわけですから、私がすべきはクルマの開発をさらに進めるため、できるだけ多くのデータを収集すること。そのためには、完走が何よりも重要です。もっとも、ポルトガルのような難しいラリーで完走するのは決して簡単ではありませんが。自分の経験を増やすためにも、すべてのステージを走る必要があると胸に刻んでいます。とにかく冷静な気持ちを保ち、集中してラリーに臨みたいと思っています。

  • トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 最終日レポート

    トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 最終日レポート

    4月30日(日)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技最終日、デイ4がアルゼンチンのビジャ・カルロス・パスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合5位で、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合7位でフィニッシュ。苛酷なグラベルラリーで2台揃っての完走という目標を達成し、ポイントを獲得した。

    ラリー・アルゼンティーナの競技4日目デイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西側エリアで3本のSSが行われた。SSの合計距離は55.28kmと短いが、SS16とそのリピートステージであるSS18「エル・コンドル – コピナ」は、全体的に路面が荒れており、しかも外気温もかなり上昇。前日に続き、クルマと選手にとって厳しい走行条件となった。しかしヤリスWRCは終始安定したパフォーマンスを発揮し、ラトバラ、ハンニネンの両ドライバーは大きな問題に遭遇する事なく3本のSSを走行。デイ3での順位を堅持してラリーをフィニッシュし、2台揃っての完走とポイント獲得に成功した。なお、ラトバラはボーナスの選手権ポイントがかかる「パワーステージ」に指定された、最終のSS18で5番手タイムを記録。1点を獲得し、ドライバーズランキング2位の座をしっかりと守った。

    FIA世界ラリー選手権(WRC)次戦は、5月18日から21日にかけてポルトガルの北部で開催されるシリーズ第6戦「ラリー・ポルトガル」。WRCを代表する由緒正しきイベントであり、多くの有名なステージによって構成されるグラベルラリーである。5月のポルトガル北部は気温が高くなる事も多く、チームは今回のラリー・アルゼンティーナで得た経験と知識を活かし、万全の状態でラリーを戦うべく準備を進める。なお、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは更なる改善のための、より多くのデータ収集を目的とし、ラリー・ポルトガルで3台目のヤリスWRCを走らせ、エサペッカ・ラッピにステアリングを委ねる。

    トミ・マキネン(チーム代表)

    非常に困難な条件下で行われた今回のラリー・アルゼンティーナは、我々に厳しい課題を突きつけましたが、そこから多くを学習しました。ですので、この数日間のチャレンジはとても有益でした。ふたりのドライバーは、いくつかのトラブルに直面しアンラッキーな面もありましたが、素晴らしい仕事をしました。もしトラブルがなければさらに上の順位でフィニッシュしていたかもしれませんが、手にした結果を喜ぶべきでしょう。今回のラリーでは柔らかいグラベルと荒れた路面という、ここでしか経験できないようなコンディションを体験し、情報と知識の量をさらに増やす事ができて満足しています。そして、ヤリスWRCが基本的にとても強いクルマであることが、分かりました。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)

    ラリー最終日は安定した1日でした。スーパーヒーローになろうとは思わず、ただ安全にラリーを走り終えることを優先しました。我々のヤリスWRCはとても頑強で、前回のグラベルイベントであるラリー・メキシコを走った時と比べると、パフォーマンスも上がっていました。今日は総合5位でフィニッシュし、パワーステージでは1ポイントを獲得しました。しかし、大切なのは開幕戦のラリー・モンテカルロから安定した走りを続け、選手権で良い位置につけているという事です。自分のキャリアにおいて、開幕から5戦が終了した時点で選手権リーダーにこれほど近い位置にいた記憶はありません。次のテスト、次のラリーが今からとても楽しみですし、クルマをさらに改善したいと思っています。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)

    どうしても完走したかったので、ノートラブルで最終日を戦えて良かったです。私の前と後ろの選手とはタイム差が大きく開いていたので、リスクを冒さずとにかく注意して走りました。エル・コンドルのステージは自分の予想よりも荒れていたので、クルマを無傷でゴールに運ぶ事だけを考えて走りました。全体的に今回のラリー・アルゼンティーナは荒れた道が多く、非常にタフで厳しいラリーでした。しかし、我々は完走という目標を達成し、数ポイントを獲得し、そして多くを学べたので、とても満足しています。

    WRC – YPF Rally Argentina 2017: Highlights Power Stage SS18

  • 【WRC】 ラリー・アルゼンチン 結果:ティエリー・ヌービルが逆転優勝

    【WRC】 ラリー・アルゼンチン 結果:ティエリー・ヌービルが逆転優勝

    WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチンが30日(日)に最終日を迎え、のティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が今季2勝目を飾った。

    競技最終日は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西側エリアで3本のSSが行われた。SS16とそのリピートステージであるSS18「エル・コンドル-コピナ」はラリー・アルゼンティーナを代表する名物ステージであり、SS18はSSトップ5を記録した選手にボーナスポイントが付与されるパワーステージに設定された。

    優勝はヒュンダイのティエリー・ヌービル。バトルは最終SSまでもつれ込み、2位のエルフィン・エバンス(Mスポーツ)に0.7秒差をつけて、前戦ラリー・フランスに続いて2連勝を成し遂げた。3位にはMスポーツのオット・タナクが続いた。

    トヨタは、ヤリ-マティ・ラトバラが5位、ユホ・ハンニネンが7位でラリーを終えた。

    2017 WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC M 3:38:10.6
    2 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC M +0.7
    3 オット・タナク フォード フィエスタWRC M +29.9
    4 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC M +1:24.7
    5 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC M +1:48.1
    6 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC M +7:42.7
    7 ユホ・ハンニネン フォード フィエスタWRC M +11:16.9
    8 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC M +14:44.1
    9 マッズ・オストベルグ フォード フィエスタWRC   +14:44.1
    10 ポンタス・ティデマンド シュコダ ファビアR5 WRC2 +14:44.1
  • トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 3日目レポート

    トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 3日目レポート

    4月29日(土)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技3日目デイ3がアルゼンチンのビジャ・カルロス・パスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)は前日よりも順位をひとつ上げ、総合5位に浮上した。また、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)も総合7位にポジションアップ。例年にも 増して耐久色の濃くなった本ラリーで、2台揃って完走という目標に向けて、大きく前進した。

    ラリー・アルゼンティーナ、デイ3はサービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西北エリアで6本計160kmのSSが行われた。コースは前日のデイ2と比べるとフラットだが、それでも依然荒れた路面も多く、前日に続き多くの選手がクルマに大きなダメージを負った。ラトバラはラフな路面を堅実に走り切り、デイ2よりも順位をひとつ上げることに成功。午後のステージではダンパーの破損や、ウォータースプラッシュを通過した際に水底のコンクリートにクルマが当たった衝撃でフロントウインドウが割れるなど、トラブルがなかったわけではなかったが、それでも大きな問題とはならなかった。一方、ハンニネンは午前中のSSでパワーダウンに遭遇。前日にも同様の問題が起こりチームは対策を施していたが、それでもこの厳しいラリーでは十分ではなかった。原因は既に突き止めているため、チームは次戦以降に向けて根本的な対策を練り、再発防止を誓った。なお、ハンニネンは、トラブルにも関わらず前向きな気持ちで走り続け、前日よりも順位をふたつ上げ、総合7位でデイ3を締めくくった。

    競技最終日となる4月30日(日)のデイ4は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西側エリアで3本のSSが行われる。SS16とそのリピートステージであるSS18「エル・コンドル-コピナ」はラリー・アルゼンティーナを代表する名物ステージであり、SS18はSSトップ5を記録した選手にボーナスポイントが付与されるパワーステージに設定されている。また、SS17「ミナ・クラベロ-ジュリオ・チェザーレ」は、巨石が点在する不思議な景色の中を走るコースで、こちらも非常に人気の高いステージだ。3本のSSの合計距離は55.28km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は285.39kmとなっている。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    いろいろな事が起きた昨日と比べると、今日は2台とも比較的順調で、過酷なアルゼンチンの道から多くを学ぶ事ができました。コースは依然として荒れている所が多く、我々のクルマにとっては良いテストの1日となりました。まだまだ改善すべき点は少なくありませんが、このようなラフなコンディションのラリーを戦うのは初めである事を考えると、ここまでのところ良いパフォーマンスを発揮できていると思います。また、選手たちは今日も良い仕事をしてくれました。ヤリ-マティは5位に順位を上げ、ユホ は着実に進化するという計画をきちんと遂行しました。明日の最終日も難しいステージが続きますが、我々の目標は2台揃って完走しポイントを獲得する事です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    朝の最初のステージは朝日が目に入りとても眩しかったのですが、良いスタートとなりました。2本目のSSは去年アクシデントに遭遇したコースだったので、少し用心深く走り過ぎたかもしれません。全体的に今日のペースは悪くなかったと思いますが、少しタイムを失っているような感じがしました。それが一体何故なのかはハッキリとは分かりませんが、もしかしたらコーナーで少しアグレッシブに走り過ぎているのかもしれません。とはいえ、依然としてライバルにプレッシャーをかけ続けていますし、まだ勝負は終っていません。明日はもっとも短い1日ですが、ラリー全体の中でも特に難しいコースを走るので、気を引き締めて臨みます。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    クルマの信頼性は総じて高かったと思いますが、今日はハンドリングが少し神経質に感じられ、コントロールに少し苦労しました。とにかく注意して走行し、問題なく最後まで走り切ろうと心に決めていたのですが、それはうまくいき、順位を少し上げる事ができました。走行終了後、明日の最終日に向けてクルマをより良くしようとエンジニアと話しをしました。クリーンに走るという目標は明日も変わりませんが、できるだけ多くのポイントを獲得したいと思っています。

  • 【WRC】 ラリー・アルゼンチン 3日目:エルフィン・エバンスが首位キープ

    【WRC】 ラリー・アルゼンチン 3日目:エルフィン・エバンスが首位キープ

    WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチンが29日(金)に3日目を迎えた。

    デイ3は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西北エリアに展開する3本のステージを各2回走行する全6SS。SS11とその再走ステージとなるSS14「ロス・ヒガンテス-カンテラ・エル・コンドル」は、雄大な景色が広がるとても美しいステージ。6本のSSの合計距離は160km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は425.16kmとなっている。

    3日目を終え、エルフィン・エバンス(Mスポーツ)が首位をキープ。2番手には11.5秒差でティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)、3番手にはオット・タナク(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタは、ヤリ-マティ・ラトバラが5番手、ユホ・ハンニネンが7番手につけている。

    2017 WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 3日目 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC M 2:53:45.7
    3 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC M +11.5
    5 オット・タナク フォード フィエスタWRC M +26.8
    4 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC M +49.9
    6 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC M +1:24.6
    7 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC M +4:26.7
    9 ユホ・ハンニネン フォード フィエスタWRC M +9:34.3
    8 ロレンツォ・ベルテッリ フォード フィエスタWRC   +12:10.0
    2 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC M +13:26.8
    10 ポンタス・ティデマンド シュコダ ファビアR5 WRC2 +13:57.5
  • トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 2日目レポート

    トヨタ:WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチン 2日目レポート

    4月28日(金)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナの競技2日目デイ2がアルゼンチンのビジャ・カルロス・パスを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合6位で、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)が総合9位で、荒れたグラベル(未舗装)ロードが連続したハードな1日を走り切った。

    ラリー・アルゼンティーナ、デイ2は今シーズンここまでで最もラフな(荒れた)ステージが選手たちの前に立ちはだかった。近年WRCのグラベルラリーは全体的に路面がフラットで、かつてアクロポリス・ラリー(ギリシア)や、キプロス・ラリーで多く見られた、荒れ果てた道はあまり使われなくなった。しかし、今年のラリー・アルゼンティーナのデイ2は、アクロポリス・ラリーを思い出させるほどラフで、大きな石が転がるハードな道が続いた。そのため多くのクルマがトラブルやアクシデントに見舞われ、耐久色の強い1日となった。ラトバラは、グラベルラリーでは不利となる早い出走順ながら、午前中の4本のSSが終了した時点で総合2位につけていた。しかし、午後の再走ステージでエンジン温度の上昇とパンクに見舞われタイムロス。それでも粘り強く走り続け、総合6位で困難な1日を走り切った。一方、ハンニネンは午前中にエンジンパワーが上がらないトラブルで遅れをとったが、日中のサービスでメカニックとエンジニアが問題を解決。午後は問題なく走行し、明日に繋がる9位でデイ2を終えた。

    競技3日目となる4月29日(土)のデイ3は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの西北エリアに展開する3本のステージを各2回走行する全6SS。SS11とその再走ステージとなるSS14「ロス・ヒガンテス-カンテラ・エル・コンドル」は、雄大な景色が広がるとても美しいステージだ。6本のSSの合計距離は160km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は425.16kmとなっている。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    多くの人が言うように、今日のステージはWRCよりも、同じくアルゼンチンの大地を舞台とするダカールラリーに近いラフな路面コンディションでした。しかし、ヤリスWRCは2台揃って1日を走り切り、その強さを証明しました。いくつか小さなトラブルが起こったのは事実ですが、いずれも既に解決できており、多くの事を学びました。このようなラリーではクレバーに戦う事がとても大切なのですが、両クルーはいくつかのアンラッキーな出来事にも関わらず、困難なコンディションにうまく対処し、持てる力を最大限に発揮しました。また、レッキの時とは路面の状態が大きく異なったため、難しい条件下での走行になりましたが、彼らは良く対応したと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    今日は、最初のステージをスタートしてすぐに、道がとても荒れている事に驚きました。クルマの下まわりを保護するサンプガードが5回ほど路面に強く当たり、大変な1日になるだろうと覚悟しました。午後のリピートステージは道がさらに悪くなるだろうと予想し、下まわりを打たないように車高を高めたのですが、ハンドリングに関しては自信を持てなくなってしまいました。SS8のスタート後しばらくして、岩を避けようとラインが膨らんで右リヤがバンクに当たり、タイヤがリムから外れてしまいましたが、そのままフィニッシュまで15kmぐらいタイヤ交換をせずに走り切りました。ツキがなかったとも言えますが、それでもきちんと1日を走り切ったので、クルマにいくつか改善を施し、残る2日間の戦いに臨みたいと思います。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    コースは1日を通してラフだったので、ただひたすらステージを走り抜く事に集中しました。午前中にはパワーが落ちるトラブルが発生し遅れをとりましたが、幸運にも日中のサービスで問題点を見つけ解決したので、午後はトラブルなく走る事ができました。また、午前中には路面のバンプ(出っ張り)に当たって空力パーツの一部が破損し、その結果ハンドリングが少し神経質になりましたが、それほど大きな問題ではなかったのは幸いです。明日は、少しでも順位を上げられるように頑張ります。

  • 【WRC】 ラリー・アルゼンチン 2日目:エルフィン・エバンスが首位に浮上

    【WRC】 ラリー・アルゼンチン 2日目:エルフィン・エバンスが首位に浮上

    WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチンが28日(金)に2日目を迎えた。

    デイ2は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの南側エリアで6本のSSが行われ、日中と1日の最後にはビジャ・カルロス・パスの近くで2本のスーパーSSが実施された。

    全部で8本のSSの合計距離は140.56km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は606.70kmとなっている。

    2日目を終えて首位に立ったのはエルフィン・エバンス(Mスポーツ)。2番手には55.7秒差でマッズ・オストベルグ、3番手にはティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が続いた。

    トヨタは、ヤリ-マティ・ラトバラが6番手、ユホ・ハンニネンが9番手で2日目を終えた。

    2017 WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 2日目 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC M 1:24:55.4
    2 マッズ・オストベルグ フォード フィエスタWRC   +55.7
    3 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC M +1:00.7
    4 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC M +1:06.7
    5 オット・タナク フォード フィエスタWRC M +1:11.3
    6 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC M +1:29.9
    7 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC M +3:41.8
    8 ロレンツォ・ベルテッリ フォード フィエスタWRC   +4:13.9
    9 ユホ・ハンニネン フォード フィエスタWRC M +4:48.6
    10 ポンタス・ティデマンド シュコダ ファビアR5 WRC2 +6:32.3
  • トヨタ:ラトバラが総合5位 /WRCアルゼンチン デイ1レポート

    トヨタ:ラトバラが総合5位 /WRCアルゼンチン デイ1レポート

    4月27日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンティーナが開幕。競技初日デイ1としてスーパーSS1本がアルゼンチンのコルドバ市街地の特設コースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合5位につけた。一方、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC#11号車)は、総合10位で初日のショートステージを走り終えた。

    今季2回目のグラベルイベントとなるラリー・アルゼンティーナ は、27日(木)の午前中に、サービスパークが置かれるレイクサイドタウン、ビジャ・カルロス・パス近郊でのシェイクダウンで始まった 。全長約6kmのグラベル(未舗装路)コースはかなり荒れていたが、ラトバラはセッティングをいくつか試し、4回目の走行で全体のトップタイムをマーク。ハンニネンは10番手タイムを記録し、ラリー本番に向けてヤリスWRCの最終調整を行なった。そして、夜7時過ぎから始まったコルドバ市街地でのスーパーSSでは、グラベルとターマック(舗装路)が混ざる全長1.75kmのコースで、ラトバラが5番手タイムを、ハンニネンが10番手タイムを記録。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのクルーは堅実なラリースタートを切った。

    競技2日目となる4月28日(金)のデイ2は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの南側エリアで6本のSSが行われ、日中と1日の最後にはビジャ・カルロス・パスの近くで2本のスーパーSSが実施される。ビジャ・カルロス・パス南側エリアのSSは路面が荒れているところも多く、絶対的なスピードだけでなく、タイヤやサスペンションの耐久性も重要な要素となる。全部で8本のSSの合計距離は140.56km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は606.70kmとなっている。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    アルゼンチンは、これまで常にチャレンジングなイベントでした。恐らく、今シーズンもっとも難しいラリーのひとつだと思います。ですから、ここまでの状況を見ただけでは、この後 どういった展開になるのか予想するのは簡単ではありません。シェイクダウンで最速だったのは素晴らしい事ですが、タイムそれ自体にはあまり意味がありません。しかし、シェイクダウンで試したかったことをすべて試すことができたのは、このラリーを戦う上でとても大きな意味があります。明日からのチャレンジに向けて、準備は万端です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC#10号車)
    とても良いフィーリングでラリーをスタートする事ができました。もう少しだけ速く走れた所もいくつかありましたが、パフォーマンスに関しては十分です。ここまで何も問題はありませんので、明日からの数日間がどのような展開となるのか、とても楽しみです。

    ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC#11号車)
    スーパーSSはとても良いステージで、注意深く走りながらも、少しですが楽しむ事もできました 。他のSSと今晩のスーパーSSが大きく異なるのは確かですが、良いスタートとなり満足しています。明日から始まる本格的なグラベルコースでどうなるのか様子を見たいと思いますが、ミスなく走る事が自分の目標です。

  • 【WRC】 ラリー・アルゼンチン:セバスチャン・オジェが初日のトップ

    【WRC】 ラリー・アルゼンチン:セバスチャン・オジェが初日のトップ

    WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチンが27日(木)に開幕した。

    夜7時過ぎから始まったコルドバ市街地でのスーパーSSでは、グラベルとターマック(舗装路)が混ざる全長1.75kmのコース行われ、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)がトップタイムを記録。2番手には0.9秒差でダニ・ソルド(ヒュンダイ)、3番手には同タイムデエルフィン・エバンス(Mスポーツ)が続いた。

    トヨタはヤリ-マティ・ラトバラが5番手タイム、ユホ・ハンニネンが10番手タイムだった。

    競技2日目となる4月28日(金)のデイ2は、サービスパークが置かれるビジャ・カルロス・パスの南側エリアで6本のSSが行われ、日中と1日の最後にはビジャ・カルロス・パスの近くで2本のスーパーSSが実施される。ビジャ・カルロス・パス南側エリアのSSは路面が荒れているところも多く、絶対的なスピードだけでなく、タイヤやサスペンションの耐久性も重要な要素となる。全部で8本のSSの合計距離は140.56km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は606.70kmとなっている。

    2017 WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ 初日 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC M 1分53秒0
    2 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC M 0.9
    3 エルフィン・エバンス フォード フィエスタWRC M 0.9
    4 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC M 1.6
    5 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC M 2.1
    6 マッズ・オストベルグ フォード フィエスタWRC M 2.4
    7 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC M 2.5
    8 クリス・ミーク シトロエン C3 WRC M 2.7
    9 オット・タナク フォード フィエスタWRC M 3.1
    10 ユホ・ハンニネン フォード フィエスタWRC M 3.8
  • 【WRC】 ラリー・アルゼンチン:トヨタのラトバラがシェイクダウン首位

    【WRC】 ラリー・アルゼンチン:トヨタのラトバラがシェイクダウン首位

    WRC 第5戦 ラリー・アルゼンチンのシェイクダウンテストが27日(木)に行われ、トヨタのヤリ・マティ・ラトバラがトップタイムを記録した。

    初秋の南半球、アルゼンチンで開催されるラリー・アルゼンティーナは、グラベルラリーの魅力と難しさが凝縮した1戦。SSの途中には川渡りやジャンピングスポットも多く現れ、選手だけではなく、ファンにとっても非常に魅力的なラリーである。

    シェイクダウンはサービスパークの置かれるカルロス・パス近郊の山間部の6.01kmのステージが舞台。トップタイムを記録したのはトヨタのヤリ・マティ・ラトバラ。2014年にラリー・アルゼンチンで優勝しているラトバラは、2番手のヘイデン・パッドン(ヒュンダイ)に0.1秒差でトップに立った。

    3番手にはダニ・ソルド、4番手にはティエリー・ヌービルとヒュンダイ勢が続き、ランキングトップのセバスチャン・オジエ(Mスポーツ)は5番手タイムだった。

    トヨタのユホ・ハンニネンは10番手タイムを記録した。

    2017 WRC 第5戦 ラリー・アルゼンティーナ シェイクダウンステージ

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ ヤリスWRC M 4分02秒0
    2 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC M 4分02秒1
    3 ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC M 4分02秒2
    4 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC M 4分02秒6
    5 セバスチャン・オジェ フォード フィエスタWRC M 4分03秒0
    6 マッズ・オストベルグ フォード フィエスタWRC M 4分03秒4
    7 クリス・ミーク シトロエン C3 WRC M 4分03秒5
    8 クレイブ・ブリーン シトロエン C3 WRC M 4分04秒4
    9 オット・タナク フォード フィエスタWRC M 4分05秒3
    10 ユホ・ハンニネン フォード フィエスタWRC M 4分06秒4