カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に怒り「危険すぎる」2戦連続トラブル

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に怒り「危険すぎる」2戦連続トラブル

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第9戦イギリスGPでリタイアを喫した後、レッドブルのマシンに対して強い不満をあらわにした。高速コーナーで再び発生したリアウイングのトラブルについて「非常に危険だ」と警鐘を鳴らし、チームの信頼性にも厳しい評価を下している。

    フェルスタッペンは終盤まで表彰台争いを続けていたが、残り4周のストウ・コーナーでスピンを喫してグラベルにストップ。

    オーストリアGP予選に続いて高速域で同様の症状が発生したことから、安全性への懸念と2026年型RB22への失望を隠さなかった。

    高速コーナーで再び発生したリアウイングの異常
    フェルスタッペンは48周目、ルイス・ハミルトンを追う中で高速右コーナーのストウに進入した際、突然リアを失ってクラッシュ。無線では怒りを爆発させた。

    「動けないよ」

    「このクルマは最悪だ! 信じられない!」

    レース後、フェルスタッペンは原因がリアウイング機構の不具合だったと説明した。

    「オーストリアと同じだ。リアウイングが完全に閉じない」

    「データを見ると閉じているように見えるけど、実際には少し開いたままになっている。そのせいでリアのダウンフォースを大きく失って、マシンがスピンしてしまう」

    一方で、オーストリアGPとまったく同じ故障ではないことも明かした。

    「故障そのものは違う。でも結果は同じだ。コーナーへ向きを変えた瞬間、リアウイングが完全に閉じず、ダウンフォースを失ってスピンする」

    「非常に危険だ」安全面への強い懸念
    フェルスタッペンは2戦連続で高速コーナーにおいて同様のトラブルが起きたことを深刻に受け止めている。

    「1回なら故障は起こり得る。でも2回目となると、僕にとっては本当に危険だ」

    「こんな高速コーナーでは本当に大きなケガをする可能性がある」

    さらにBBCの取材では次のように語った。

    「本当に危険だ。2回続けてこんなことが起きれば、大ケガをする可能性もある」

    「オーストリアでも運が良かったし、今回も運が良かった。だからこそ、本当にうんざりしている」

    フェルスタッペンは2026年シーズンここまで9戦で3度のマシントラブルによるリタイアを喫しており、信頼性への不満は一層強まっている。


    「表彰台でも実力ではなかった」RB22の競争力にも失望
    クラッシュ前は3番手争いを展開していたフェルスタッペンだが、そのポジションは実力以上の結果だったと認めた。

    「運が良かっただけだ。ルイスには5秒ペナルティがあったし、バーチャル・セーフティカーにも助けられた。ジョージにはスローパンクチャーがあったし、キミにもトラブルがあった」

    「仮に表彰台で終えていても、ペースで勝ち取った表彰台ではなかった」

    特にハードタイヤでは競争力不足を痛感していたという。

    「ハードタイヤではまったくダメだった。グリップが本当になかった」

    「ジョージとルイスが争ってくれたおかげで助かった。ミラー越しに見ながら『ありがとう』と思っていたよ」

    「ミディアムでは少し良かったけど、それでも週末を通してバランスがひどすぎた。まったく攻められなかった」

    さらに、完走すらできない現状に落胆を隠さなかった。

    「バランスに苦しむ週末でも、せめて完走くらいはしたい。でもそれすらできない。痛い週末がまたひとつ増えただけだ」

    メキース代表「ドライバーを高速コーナーで裏切ってはいけない」
    レッドブルのローラン・メキース代表も、フェルスタッペンの怒りは当然だと認めた。

    「彼が不満を抱くのは当然だ。2戦連続で、高速コーナーでマシンがドライバーを裏切るようなことが起きたのは非常に不快な出来事だ」

    「我々チームにとっても、ドライバーをグラベルトラップへ送り込んでしまうことは極めて受け入れがたい」

    「今日それを防げなかったのは事実だが、二度と起こさないために必要なことはすべて行う」

    レッドブルは2026年から独自設計の可変リアウイング機構を採用しており、一般的なDRSとは異なる開閉方式によって大きな抗力低減を狙っている。しかし今回の2件のトラブルを受け、機構の継続使用を含めて見直しを迫られる可能性もある。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    苦戦が続く2026年 王者の焦りも隠せず
    フェルスタッペンはイギリスGP終了時点でランキング7位。首位アンドレア・キミ・アントネッリとは103ポイント差まで開いている。

    来季以降の去就を巡る憶測も続くなか、現在の心境について率直に語った。

    「今の状況で楽観的になれるとしたら、よほど悟りを開いた人間だろうね」

    「誰か一人を責めているわけではない。みんな全力を尽くしている。でも、まずはレースを最後まで走り切りたい。それすら簡単ではない状況なんだ」

    「少し時間を置いて気持ちをリセットし、また次に向かいたい」

    2戦連続で高速域のリアウイングトラブルに見舞われたことで、レッドブルはパフォーマンスだけでなく信頼性と安全性の両面で厳しい課題を突き付けられた。シーズン後半へ向け、チームがどのような対策を講じるかが大きな焦点となる。

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  • マックス・フェルスタッペン F1のレゴパレードを酷評「子供や道化師に見える」

    マックス・フェルスタッペン F1のレゴパレードを酷評「子供や道化師に見える」

    マックス・フェルスタッペンが、F1イギリスGP決勝前に実施されるレゴカーによるドライバーズパレードを厳しく批判した。従来のトラックによるパレードの方が「プロフェッショナルに見える」と主張し、F1が目指すべき方向性ではないとの考えを示した。

    シルバーストンでは、各ドライバーが約2万8000個のレゴブロックで製作されたミニカーを運転してパレードラップを行う予定だ。

    前年のマイアミGPで初めて導入され、ドライバー同士が低速で接触し合うなど話題を呼んだ演出だが、フェルスタッペンはその内容に否定的な見解を示している。

    レゴカー演出に「F1に必要なものではない」
    フェルスタッペンはオランダメディア『Viaplay』の取材で、レゴカーによるパレードはF1にふさわしい演出ではないと語った。

    「レゴで遊ぶなら家で子供たちと遊びたい。正直、ここでゴーカートのようなものに乗りたいとは思わない」

    「みんなでトラックの上に立っている方が好きだし、その方が楽しい。それに、もっとプロフェッショナルに見えると思う」

    さらに、F1ドライバーとしての立場から次のように続けた。

    「結局のところ、僕たちはF1ドライバーだ。お互いにぶつかろうとしている子供や道化師のように見えるべきではない」

    「それがF1に必要なものだとは思わない。でも、そういうものなんだろう」

    F1 レゴ

    ハミルトンも当初は参加に消極的
    今回のレゴパレードを巡っては、ルイス・ハミルトンも当初は参加に消極的な姿勢を示していた。

    その後、スポンサー契約や追加のメディア対応に関する舞台裏の調整が背景にあったと報じられたが、最終的にはパレードへ参加する予定となっている。一方で、ランド・ノリスをはじめ、この企画を歓迎するドライバーもおり、評価は分かれている。

    「ファンには手を振るが騒ぐつもりはない」
    フェルスタッペンは、イベント自体を妨げるつもりはないとしつつ、自身は従来どおりファンへのサービスに徹する考えを明かした。

    「僕は自分のラップを走って、ファンに手を振るだけだ。彼らには僕たちを見る権利があるからね」

    「でも個人的には、もう少し違う形だったら良かったと思う」

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  • フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    フェルスタッペン バッテリー消費の悪循環「こんな状態でレースをする意味がない」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選を7番手で終えた後、レッドブル・レーシングの深刻なパフォーマンス不足に強い不満を示した。特にストレートでのパワー不足を問題視し、「こんな状態でレースをする意味がない」とまで語り、決勝への悲観的な見方を明かした。

    前日のスプリントでも苦戦を強いられたフェルスタッペンは、予選でも状況は改善しなかったという。今季ここまで何度もマシン性能への不満を口にしてきたが、今回はこれまで以上に厳しい表現でチームの現状を語った。

    ストレートで深刻なパワー不足を訴える
    フェルスタッペンは、予選を通じてさまざまなセッティング変更を試したものの、問題は解決しなかったと説明した。

    「まったく前に進まない。以前のような加速をしてくれないんだ」

    「こういうサーキットでは、それが決定的に重要になる。できるだけ大きなパワーが欲しいコースだから、本当に痛い」

    「予選ではいろいろ試したけど、結果はいつも同じだった。明らかな問題があるし、それは明日のレースについても心配している理由だ。正直、こんな状態でレースをしても意味がない」

    この発言は、レッドブル・フォードの内燃機関(ICE)がFIAからグリッド最強と評価された直後というタイミングだけに、実際の走行との大きなギャップを改めて浮き彫りにした。

    バッテリー消費の悪循環も発生
    フェルスタッペンによれば、単純な最高速不足だけではなく、ストレートで失う時間がエネルギーマネジメントにも悪影響を及ぼしているという。

    「昨日のマシンも良くなかったし、今日もその面では改善できなかった。ほとんど同じだった」

    「それに加えて、理由は分からないけど、僕のガレージ側だけストレートでとても遅かった。最初のラップからずっとパワーが足りなかった」

    「ここではストレートを走る時間が長いから、パワーが足りないとバッテリーを余計に消費してしまう。その結果、最終セクターでは15コーナーを立ち上がると、ほとんどパワーが残っていない」

    「だからストレートでどんどんタイムを失っていた。それに加えてマシンバランスも悪く、本当にひどい状態だった」

    フェルスタッペンは、パワー不足が単なる最高速低下ではなく、バッテリー消費を加速させることでラップ全体のパフォーマンス低下につながる悪循環を生んでいると説明した。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    高速コーナーでも競争力不足
    フェルスタッペンは、6位で終えたスプリントでもマシンの弱点が明確だったと振り返った。

    「スプリントでは高速コーナーで完全にやられていた」

    「ジョージ(ラッセル)が後ろにいたけど、高速コーナーではダーティエアの中でも追いつかれていた。それがすべてを物語っている」

    「それだけじゃなく、低速コーナーでも今週末を通してマシンの挙動には満足していない。明らかに何かが噛み合っていない」

    高速域、低速域の両方で競争力を欠いていることに加え、ストレートでのパワー不足まで重なったことで、フェルスタッペンは決勝でも厳しい戦いを覚悟している。レッドブル・レーシングは、FIAのエンジン評価とは対照的な実戦での苦戦という難題に直面しており、その原因究明が急務となっている。

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  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に危機感「P6やP7でもおかしくなかった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1に危機感「P6やP7でもおかしくなかった」

    マックス・フェルスタッペンは、F1イギリスGPのスプリント予選で3番手を獲得したものの、その結果は「P6やP7でもおかしくなかった」と振り返り、レッドブル・レーシングには依然として改善すべき課題が残っていると認めた。

    フェルスタッペンはFP1をトップのルイス・ハミルトンから約1秒遅れの6番手で終えたが、スプリント予選ではギャップを縮め、ハミルトンとアンドレア・キミ・アントネッリに続く3番手を獲得した。

    僅差で3番手獲得「P6でもP7でもおかしくなかった」
    FP1での苦戦からトップ3入りできたことについて問われたフェルスタッペンは、予選結果はわずかな差で決まったものだったと説明した。

    「そう思うよ。僕たちにとってSQ3の結果は本当に僅差だった」

    「3番手にもなれたし、逆にP6やP7でもおかしくなかった。でも今回はいい側に転んだから、トップに少し近づくことができた」

    一方で、マシンには依然として課題が残っていると認めた。

    「まだ理想の状態には届いていない。コーナリングも少しだけど、エネルギーデプロイメントなども含めて改善すべき点がある。ラップタイムを見つけるために解決しなければならないことがいくつかあるし、もちろんスプリント後も取り組んでいく」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) イギリスグランプリ

    「まだ望むレベルではない」 RB22の改善途上を認める
    スプリント予選ではRB22のフィーリングが改善したかと問われると、「少しは良くなった」としながらも満足には程遠いと語った。

    「少しは良くなった。でもまだ僕が望むレベルではない」

    「今のコースレイアウトではストレートでいくつか制限もあるし、マシンバランスを適切なウインドウに入れることも重要なんだと思う」

    スプリントは守りの戦いを予想
    3番グリッドからスタートするものの、フェルスタッペンは先頭2台との勝負には慎重な見方を示した。

    「彼らはかなり速そうだ」

    「チームメイト同士を見ても、レースになって状況が落ち着けば前の2チームはどちらのマシンも速いはずだ。だから僕としては、前ではなく後ろのドライバーたちとの戦いになると思う」

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  • マックス・フェルスタッペン F1移籍報道に苦言「変化があれば僕から話す」

    マックス・フェルスタッペン F1移籍報道に苦言「変化があれば僕から話す」

    マックス・フェルスタッペンが、自身の将来を巡る移籍報道について改めて口を開いた。マクラーレンF1移籍説をはじめとする憶測が過熱する中、「何か変化があれば僕自身が伝える」と明言し、報道に振り回されるつもりはないとの姿勢を示した。

    2026年F1第9戦イギリスGPを前にシルバーストンで取材に応じたフェルスタッペンは、ここ数週間続く移籍報道について質問を受けると、これ以上コメントする考えはないと強調。今後新たな動きがあれば、自ら発表すると語った。

    移籍報道の過熱に本人が終止符
    フェルスタッペンの将来を巡っては、レッドブルとの契約に成績連動型の契約解除条項が存在すると報じられている。

    現在の契約は2028年末まで残っているものの、夏休み前の時点でドライバーズランキング2位以内を逃した場合、今季限りで離脱できる可能性があると伝えられており、その去就がパドック最大の話題となっている。

    先週末のオーストリアGPでは、メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフがジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリへの信頼を強調し、フェルスタッペン獲得の可能性を否定した。

    一方で、最近ではマクラーレン移籍説が急浮上。長年レースエンジニアを務めるジャンピエロ・ランビアーゼが今後18か月以内にマクラーレンへ加わると報じられたこともあり、フェルスタッペン陣営がマクラーレンと接触したとの噂が広がっている。

    「変化があれば僕から話す」
    しかしフェルスタッペン本人は、そうした憶測に付き合うつもりはないと明言した。

    「その件について僕は関わるつもりはない。前にも言いたいことは全部話した」

    そう語ったフェルスタッペンは、報道ではなく自身の言葉だけを信じてほしいと呼びかけた。

    「もし何か新しいことや状況の変化があれば、誰かが記事を書く前に、僕自身から聞くことになるよ」

  • ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリス フェルスタッペンのマクラーレンF1移籍説に「誰でも歓迎」

    ランド・ノリスは、マックス・フェルスタッペンに浮上しているマクラーレン移籍説について、「チームメイトになってほしい」と歓迎する姿勢を示した。一方で、自身とオスカー・ピアストリの長期契約を踏まえ、実現性については疑問も口にしている。

    フェルスタッペンはレッドブルとの契約にパフォーマンス条項が含まれているとされ、オーストリアGPでは極秘にマクラーレン首脳陣と接触したとの報道もあり、移籍の可能性が取り沙汰されている。

    マクラーレン移籍説にも冷静な見方
    マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、フェルスタッペン獲得の可能性を明確には否定していないものの、ドライバー市場には参入していないとの立場を維持している。しかし、ノリスは自身とピアストリが長期契約を結んでいることから、現実的には簡単な話ではないと語った。

    「噂はいつだってある。いろいろな話が飛び交うものだ」

    BBCの取材に対し、ノリスはそう切り出した。

    「でも僕たちは2人とも、マクラーレンとの契約がまだかなり残っている。だから『どうやって実現するんだろう?』と思うような話が出てくるのは面白いよ」

    「最高の相手と戦うにはチームメイトになるのが一番」
    それでもノリスは、フェルスタッペンの加入そのものには前向きな考えを示した。

    「誰がチームメイトでも歓迎するよ」

    「もちろんマックスは、ルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)と並ぶ世界チャンピオンであり、最高のドライバーの一人だ」

    「最高の相手と自分を比べたいと思うものだし、それを証明する一番の方法は同じマシンでチームメイトになることだ。だから誰がチームメイトになっても歓迎する。本当にそう思っている」

    さらにノリスは、フェルスタッペンだけでなく、ハミルトンやアロンソとも組んでみたいと続けた。

    「マックスがチームメイトになってくれたらうれしいし、ルイスでもいいし、フェルナンドでもいい。でも同時に、オスカーというチームメイトにも満足している」

    「彼は本当に信じられないほど優れたドライバーだし、僕を常に高いレベルへ押し上げてくれる、とても強力なチームメイトなんだ」

    ランド・ノリス

    フェルスタッペンには異なる環境になる
    ノリスは、レッドブルで長年チームの中心として戦ってきたフェルスタッペンにとって、マクラーレンは大きく異なる環境になるとの見方も示した。

    「レッドブルと僕たちでは、チームの哲学も考え方も確実に違う」

    「レッドブルでは許されているようなことでも、マクラーレンでは同じようにはできないことがある。それは彼にとって違う雰囲気になるだろう」

  • マックス・フェルスタッペン F1イギリスGPで“バッテリー問題”の再燃を警告

    マックス・フェルスタッペン F1イギリスGPで“バッテリー問題”の再燃を警告

    マックス・フェルスタッペンは、F1イギリスGPの舞台となるシルバーストンで、2026年マシンが抱えるバッテリー運用の問題が改めて浮き彫りになるとの見方を示した。

    レッドブル・レーシングはオーストリアGPで投入した大規模アップデートによって競争力を取り戻し、フェルスタッペンは2位を獲得。しかし、高速コーナーが連続するシルバーストンでは、2026年レギュレーションの課題が再び露呈すると警告している。

    シルバーストンでは「1周分のバッテリーもない」
    フェルスタッペンはシミュレーターでシルバーストンを走行した際の印象について、次のように語った。

    「シルバーストンは大好きだ。でもシミュレーターで数周走ったあと、思わず笑ってしまった」

    「正直、新しいマシンで走るシルバーストンはまったく別のサーキットに感じる」

    「1周を走り切るだけのバッテリー残量すらほとんどない」

    2026年のF1マシンは電動出力の比率が大きく引き上げられた一方、回生によって蓄えられるエネルギーには限界がある。そのため、シルバーストンのような高速コーナー主体のレイアウトでは十分な充電ができず、ストレートで使用する電力が不足しやすいという。

    高速レイアウトが2026年レギュレーションの課題を露呈
    フェルスタッペンは、レッドブルリンクとの違いについて次のように説明した。

    「サーキットのレイアウトによって、僕たちが知っているシルバーストンとはまったく違う感覚になる」

    「ここ(レッドブルリンク)は長いストレートと大きなブレーキングゾーンがあるから、その間にバッテリーを充電できる」

    「でもシルバーストンは長いストレートはあるものの、高速コーナーばかりだから充電できない。次のストレートではほとんどエネルギーが残っていない」

    「かなり厳しいレースになると思う」

    フェルスタッペンは2026年レギュレーションについて以前から批判的な立場を取っており、エネルギーマネジメント中心のレース展開を「マリオカートのようだ」と表現したことでも注目を集めていた。

    ハミルトンも懸念「充電できる場所が少ない」
    ホームレースを迎えるルイス・ハミルトンも、シルバーストンでは新世代パワーユニットの特性が厳しく試されるとの見方を示した。

    「シルバーストンには長いストレートがたくさんある」

    「ストレートではバッテリーへの要求が非常に大きい一方で、バッテリーを充電できる場所はあまり多くない」

    シルバーストンは高速コーナーが連続する伝統的なレイアウトで知られる一方、2026年マシンにとってはエネルギー回生が難しいサーキットでもある。各チームが限られたバッテリーをどう運用するかが、F1イギリスGPの重要な勝負のポイントとなりそうだ。

  • マクラーレンF1 フェルスタッペン獲得説を否定も「3台目があれば契約する」

    マクラーレンF1 フェルスタッペン獲得説を否定も「3台目があれば契約する」

    マクラーレンは、マックス・フェルスタッペン獲得の噂を改めて否定した。一方で、チーム首脳陣は「F1に3台目のマシンが認められれば契約したい」と冗談を交えながら、その実力を高く評価している。

    最近ではフェルスタッペンとマクラーレンを結び付ける報道が相次いでいるが、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリという現行ラインアップへの信頼は揺らいでいないことを、チーム側は繰り返し強調している。

    マクラーレン首脳は「3台目があれば契約」と冗談
    オーストリアGPで、CEOのザク・ブラウンは「誰かがお風呂から出るときにバナナの皮で滑るような、とても奇妙なことが起きれば契約する」と冗談を飛ばし、フェルスタッペン加入の可能性を笑い飛ばした。

    これに続き、チーム代表のアンドレア・ステラもイタリア紙『Corriere della Sera』の取材で、フェルスタッペンから加入を打診されたらどうするかと問われると笑顔でこう答えた。

    「FIAが3台目のマシンを認めるまで待ってほしいと言います」

    さらにステラは、フェルスタッペンのようなドライバーから関心を持たれること自体がチームの価値を示していると語った。

    「もし4度のワールドチャンピオンが本当に私たちのドアを叩いたなら、それは私たちの信頼性や魅力の証しだ。それはジャンピエロ・ランビアーゼのときも同じだった」

    「しかし今はノリスとピアストリがいる。この組み合わせに満足している」

    ザク・ブラウン「ラインアップ変更の考えはない」
    ブラウンも、母国GPとなるイギリスGPを前に複数のメディアで同様の見解を示している。

    『Up to Speed』ポッドキャストでは、次のように語った。

    「素晴らしいドライバーが2人いる。もし3台目のマシンがあれば、すぐにでも契約するだろう」

    「でも3台目はない。だからランドとオスカーにはこれ以上ないほど満足している」

    さらにラジオ番組では、「現在の2人のうち誰をフェルスタッペンと入れ替えるか」と質問されると、冗談交じりにインタビューを途中で切り上げてみせた。

    その後もブラウンは、現行ラインアップを維持する方針を改めて強調している。

    「電話はよく鳴るし、マックスは非常に才能あるドライバーだ」

    「私たちにはランドとオスカーという素晴らしいドライバーがいるので、ラインアップを変更するつもりはない」

    「それでも、そう評価されるのは光栄なことだ」

    ノリスも長期残留を強調
    一方、ランド・ノリスも『Beyond the Grid』で、自身の将来について語った。

    「契約はまだかなり残っているので、すぐにチームを離れることはないと分かっている」

    「僕の目標はマクラーレンでキャリアを終えることだ。でも、勝つことも大好きだ。だから、その時が来るまでは何が起こるか分からない」

    長期的なマクラーレン残留への意欲を示しつつも、勝利を最優先する姿勢も率直に認めた。

    現在のマクラーレン首脳陣の発言を見る限り、フェルスタッペンへの評価は極めて高いものの、現時点でドライバー交代を検討している様子はない。一方で、フェルスタッペン自身はレッドブルのオーストリアGPアップデートを前向きに受け止めており、ドイツ『Sport Bild』によると、2027年の去就についてはシルバーストン、スパ、ハンガリーの3連戦を終えてから最終判断を下すとみられている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1株主に?異例契約案が浮上

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1株主に?異例契約案が浮上

    レッドブルが、マックス・フェルスタッペンの残留を確実なものとするため、チームの株式を付与するという前例のない契約条件を検討しているとの噂がパドックで浮上している。

    フェルスタッペンは2028年末までレッドブルと契約を結んでいるが、その契約には成績に応じた解除条項が含まれているとされる。

    残留へ異例のインセンティブを用意か
    現在、フェルスタッペンの移籍先候補としてはマクラーレンとの接触も報じられているが、同チームはランド・ノリスとオスカー・ピアストリのラインアップを維持する姿勢とみられており、2027年に空席が生まれる可能性は高くない。

    それにもかかわらず、フェルスタッペンがレッドブルへの長期的なコミットメントを公言していないことについて、オランダ版Motorsportはパドック内で「より有利な契約条件を引き出すためにレッドブルへ圧力をかけているのではないか」との見方があると伝えている。

    その一環として浮上しているのが、レッドブルがフェルスタッペンにチームの株式を提供するという案だ。

    実現すれば、現代F1では前例のない契約となる可能性がある。単なる金銭的なインセンティブにとどまるのか、それともチーム運営に対する正式な拒否権など、一定の権限を伴うものになるのかは現時点では明らかになっていない。

    ホーナー氏やニューウェイの事例も
    こうした話が浮上する背景には、かつてクリスチャン・ホーナー元代表が長年にわたりレッドブルの株式取得を望んでいたと報じられていたことがある。一方、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンへ加入した際には、株式を含む条件が提示されたとも伝えられている。

    以前にはフェルスタッペンがレーシングブルズの株式を取得するとの噂もあったが、それでは姉妹チームとの利益相反が問題となるため、レッドブル本体の株式付与の方が現実的との見方もある。

    現時点では、この話はあくまで「否定できない噂」の段階に過ぎず、具体的な交渉が行われていることを裏付ける証拠はない。

    それでも、レッドブルがフェルスタッペンを長期的につなぎ留めるため、これまでにない条件を提示する可能性があることを示す興味深い観測といえそうだ。フェルスタッペン自身も、マシンの競争力が維持される限り、レッドブルでキャリアを終えたいとの考えをこれまでたびたび示している。

  • メルセデスF1 フェルスタッペンに巧妙なピット戦術? クルサードが指摘

    メルセデスF1 フェルスタッペンに巧妙なピット戦術? クルサードが指摘

    オーストリアGP決勝でマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルが優勝を争うなか、メルセデスがピットレーンで巧妙な駆け引きを仕掛けていた可能性が浮上した。

    F1TVの解説を務めた元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、実況席から見えたメルセデスの動きについて「意図的だった」との見方を示し、フェルスタッペンのピットストップにわずかな影響を与えたと指摘している。

    クルサードが目撃したメルセデスの駆け引き
    レッドブルは50周目にフェルスタッペンを2回目のピットストップへ投入し、新しいタイヤでジョージ・ラッセルを追いかける戦略を選択した。

    その直前、3番手を走るアンドレア・キミ・アントネッリも同時にピットへ向かうように見えたため、メルセデスのクルーは作業位置に並んでいた。しかし実際にはアントネッリはステイアウトし、フェルスタッペンだけがピットへ入った。

    クルサードは、この際にメルセデスのクルーがフェルスタッペンの進入ラインを狭くする位置に残っていたと説明した。

    「ピットレーンで興味深いことを見た。通常、隣のガレージがピットインしない場合は、礼儀としてエアライン(ホース類)を引き下げ、クルーもスペースを空けるものだ」

    「だがメルセデスはクルーをピットボックスへ送り出した。アントネッリは結局ピットインしなかったが、フェルスタッペンはメルセデスのクルーを避けるように回り込んで自分たちのボックスへ入らなければならなかった」

    「完全にルールの範囲内だ。ただ、ほんのわずかだが遅くなった」

    パーマーも「タイムロスはあった」と分析
    同じくF1TVで解説を務めたジョリオン・パーマーも、フェルスタッペンが通常より大きく旋回する必要があったと分析した。

    「メルセデスのクルーを避けるために余計なコーナリングを強いられ、わずかなタイムロスが生じた。もちろん彼らにはそこに立つ権利がある」

    さらにパーマーは、もしレッドブルがフェルスタッペンをピットへ入れなければ、メルセデスはアントネッリをピットへ呼び込んでいた可能性が高いとの見解も示している。

    勝敗を左右したのは予選と戦略
    フェルスタッペンはラッセルより遅らせて2回目のピットストップを行い、タイヤの優位性を築いて終盤に猛追した。しかしチェッカー時点で差は1.6秒までしか縮められず、逆転には届かなかった。

    今回のオーストリアGPでは、レッドブルが投入した軽量化を中心とするアップグレードの効果が確認され、決勝ペースではフェルスタッペンが優勝に最も近い速さを見せていたとの評価もある。

    一方で、予選でのクラッシュによる不利なスタート位置や物議を醸したラッセルのポールポジション、そして決勝での戦略やピットレーンでの細かな駆け引きが重なり、今季初の2位に終わった形となった。