カテゴリー: ヤルノ・トゥルーリ

  • トヨタ、トゥルーリが6位入賞

    トヨタ、トゥルーリが6位入賞

    トヨタは、2008年F1第3戦バーレーンGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが6位、ティモ・グロックが9位だった。

    昨日よりもさらに強い風に見舞われる中、午後2時半に決勝レースがスタート。7番手グリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、第1コーナーで2つ順位をあげた後、力強い走りを見せ6位でチェッカーを受け、2戦連続でポイントを獲得。

    一方、最初の2戦をリタイアで終えているティモ・グロックは13番手グリッドからスタート。その後順位を上げ、ポイント獲得はならなかったものの9位で初めてチェッカーを受けた。

    ヤルノ・トゥルーリ (6位)
    「前回に続いてポイント圏内の6位でフィニッシュできて、自分にとっても、頑張って良い仕事をしてくれたチームのみんなにとっても、とても嬉しいよ。トップ3のチームのすぐ後ろでフィニッシュできたのは、今週末の練習と予選の流れから我々が望みうる最も良い結果だ。優れたスタートを切れたから、第1コーナーで2つ順位をあげることができた。レース序盤、ニコ・ロズベルグから少しの間プレッシャーを受けたが、そこから私は自分らしいレースをすることが出来た。車はよくバランスが取れていて、自分が速いことも、戦略が優れていることも分かっていたから、ただ自分らしいドライビングをし続けたんだ。車のペースは非常に良く、自分もティモも完走できて、我々には競争力があることが分かった。この結果は我々のこれからを後押ししてくれるよ。我々は、次のレースに備えて、今回の結果を踏まえバルセロナのテストに向かう予定だ。」

    ティモ・グロック (9位)
    「今日は良いレースができたよ。また全体的に見て、車には満足している。自分のドライビングスタイルにとって大きな進歩を果たしたし、レース中に行ったいくつかの細かな調整も役に立った。レース序盤では、私の周りのすべての車がお互いに衝突していた。けれどそのおかげで、第1、第2セクターがオイルによって走りにくくなったんだ。また、ポイントを取ることが可能だったのに、レース中盤でニコ・ロズベルグを追いかけていたときにスピードが落ちてしまった。その後にフェルナンド・アロンソの追撃をかわすのはかなり大変だったけれど、かわしきってフィニッシュすることができて嬉しかった。車のセットアップは本当に良かったよ。今は、さらに車を改善するために頑張り続けなくてはならない。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日はチーム全員ミスなくレースを戦ったことでヤルノ、ティモ2台揃って完走することが出来た。ヤルノはスタートで上手くポジションを上げ、6位入賞、ポイント獲得に結び付けてくれた。ティモもスタートの混乱を上手く切り抜け、またストラテジーが上手く働いたことにより9位で完走できたこれはチームにもティモにも大きな自信を与えたと思う。次はヨーロッパに戻ってのスペインGPだが空力のアップデートも予定しており、是非2台揃ってポイント獲得を果たしたい。」

    山科忠 TMG会長兼チーム代表
    「今日は、両方のドライバーがともに良いレースをしてくれた。ヤルノが3ポイントを獲得し、ティモも力強くレースを完走してくれたのがとても嬉しい。今日の我々の目標は、少しでも順位をあげることだったので、ヤルノが第1コーナーで順位を上げるのを見るのは嬉しかった。そして、彼は強いレースをずっと続けてくれた。ピット作業も素晴らしかったし、両車のレース戦略もパーフェクトだった。ティモも、今日は大変良いレースをしてくれた。彼は非常に速かった。残念なことに、彼の1回目のピットストップでギアボックスに小さな問題があったため、やむを得ず予備の戦略に変更した。その問題は次のレースまでには修理できるものだが、今回獲得できるはずだったポイントを犠牲にしてしまった。それでも、我々はバルセロナでの次戦へ向けて自信を持っている。ヤルノは再びポイントを獲得してレースを終えてくれたし、ティモも今回のレースパフォーマンスから自信を得てくれるだろう。」

  • トヨタ:バーレーンGP予選 トゥルーリが7番手

    トヨタ:バーレーンGP予選 トゥルーリが7番手

    トヨタは、F1 バーレーンGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    コンディションは快晴ながら、強い風と埃に見舞われた。予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリが2番手、ティモ・グロックが
    6番手で第2セッションへと進出。しかし、続いて行われた第2セッションでは、ティモ・グロックが惜しくも第3セッション進出を逃し、13番手から明日の決勝レースでの巻き返しへ臨むことになった。

    一方、ヤルノ・トゥルーリは第2セッションで7番手につけ、最終第3セッションへ進出。第3セッションでは給油装置に問題が生じたが7番手タイムを刻み、3戦連続のトップ10グリッドから明日の決勝レースへと挑む。

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「我々はまさに望んでいたポジションを獲得した。7番グリッド獲得は、このコンディションで我々が達成できる最高のポジションだ。フェラーリ、マクラーレン、BMWが我々よりもまだ少し速いからね。再び問題なくトップ10入りできてとても嬉しいよ。第3セッションの前に給油装置に問題が生じて、装置を交換しなくてはならなかったんだけれど、最終的に解決できた。車はよくバランスが取れているし、満足はしているんだ。だけれど勿論、我々は車がもう少し良くなることを望んでいる。我々は先頭集団に追いついてきているし、より近づいていっているよ。レースが風の強いコンディションで厳しくても、レースでは予選のときより強いという自信があるので、確実にポイントを獲得できると思っている。」

    ティモ・グロック (13位)
    「今日は少々厳しい日だった。特に第2セッションのタイヤセットは厳しかった。第1セッションの時は、車に自信があったし、もっと速く行けると分かっていた。しかし、最終走行のアウトラップでは、車が同じように動いていないことを感じたんだ。強い風がさらに車の動きを難しいものにしたために、パーフェクトな走行ができずに、タイムを上げることができなかった。その結果、今回はトップ10に入ることが出来なかった。前の2レースの予選は、我々にとって良い結果だったのに、今回は明日の第1コーナーの争いが厳しくなるので残念だ。それでも、レースの間は、ライバルに追いつくためにどんどんプッシュしていくつもりだよ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「今週末はコースコンディションに完全に支配されてしまった。バーレーンで風が強い時は、コースは埃と砂だらけになってしまう。そして、それは練習の間を通したパフォーマンスを決定してしまう。この風と埃はタイヤの汚れがつくという問題を引き起こし、与えられたタイヤセットから時々グリップを取り戻せなくなる。我々にとっては、たとえ同じレベルの競争力で戦えていると思えていても、実際にはこの週末がセパンほどスムーズに行かなかったことを意味する。最終的に、ヤルノは上手くやってくれた。第3セッション前の給油装置の問題にも関わらず、我々が期待していたポジションを取った。また、ティモも、第3セッション進出のための速さはあったが、第2セッションで重要であった時に、最も良いラップタイムを出せなかった。そして、一番争いの厳しい中盤ポジションになり、トップ10に入れずに終わってしまった。しかし少なくともこれは、明日は我々が自由に彼の戦略を選ぶことができることを意味する。10位以内に入れなかったことを除けば、昨日はロングランで安定していたので、レースでは楽しみだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「朝から気まぐれな風に惑わされながらの公式練習第3回目、予選となったがヤルノは順調にタイムを刻んで予選7番手を確保してくれた。しかしティモはわずかなところで最終予選に届かず。本当に残念だ。しかしバセロンが語るように、ポジティブに考えれば明日のレースにおいては戦略の幅ももてる。ベストな作戦を通じてティモには是非完走、出来ればポイントを獲得してほしいと思っている。またヤルノについてはマレーシアに続いて上位でフィニッシュ、そしてポイントを上積みできるようにしたい。」

  • トヨタ:バーレーンGP初日 トゥルーリは14番手

    トヨタ:バーレーンGP初日 トゥルーリは14番手

    トヨタは、F1 バーレーンGPの初日のフリー走行を行い、ヤルノ・トゥルーリは14番手、ティモ・グロックは15番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 8番手 1分33秒539
    フリー走行2回目 14番手 1分33秒822
    「順調に行った公式練習初日だった。午前中のサーキット路面は予想通り埃っぽく滑りやすかったよ」

    「また、今日はとても風が強く、2回のセッションでは別の方向からの突風に見舞われた。風と格闘しながらの一日となったけれど、まだ全体的に見ると、若干改良を行う必要があるね。我々は2月にここバーレーンでテストを行っており、その甲斐あって今日は予想通り順調に準備を進めることが出来た。バーレーン・インターナショナル・サーキットは素晴らしくチャレンジングなサーキットで、私はここでは常に力強いレースを戦って来ている。それだけに今週末を楽しみにしているよ。マレーシアGPでの結果は、“TF108”の競争力が高いことを示している。だから、開発を継続することと、可能な限り多くのポイント獲得を狙っていくことが重要だろうね。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 11番手 1分33秒929
    フリー走行2回目 15番手 1分33秒856
    「有意義な一日だった。そして公式練習2回目は、1回目よりも更に上手く進んだよ。午前中はブレーキング時の安定性について若干の問題を抱えていたんだけれど、インターバルを経て、コース路面は良くなり、“TF108”の開発とセットアップをこなすことが出来た。スタッフが良い仕事をしてくれたおかげで、我々は正しい方向へと進み、ロングランにおいて更に好感触になったよ。2月にここで行ったテストは我々にとって有意義なものだった。この週末へ向けて心配なのは、強風の可能性が高いということだ。もし風が非常に強かったら、問題になるだろう。もっともそれは誰にとっても同じことだけれどね。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「全体的に今日こなした作業には満足している。唯一午後のセッション序盤に、ティモのクルマにマイナートラブルが発生したが、すぐに修復する事が出来た。それ以外は、予定されたプログラム通りに進行出来た。タイヤに関しては、冬季オフシーズン中のここバーレーンでのテストではオプションタイヤが供給されなかったけれども、何をやらなくてはいけないかについては良く分かっていた。全体的なコンディションもまた2月のテスト時とは異なっていた。風が問題になることは予測していたが、明日、そして日曜日も更に強くなる可能性があり、そうなれば影響はあるだろう。とはいえ、我々は更なる好結果を目指して、いつも通りハードにプッシュして行く。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「バーレーン特有の変わり易い風が吹き、路面にも砂が多く滑りやすいコンディションだったが、まずは順調にプログラムを消化することが出来た。特に昨年とは違うタイヤの組み合わせとなったことで、昨年使用しなかったオプション(ソフト)タイヤのデータを得ることが重要だったが、それも順調に進み、予選、レースに向けては作戦も立てやすくなった。タイムについては、今日はある程度割り切って進めたので気にはしていない。 明日のプラクティスでは予選に向けた準備も行い、良いグリッドポジションでレースに臨めるように進めて行く。」

  • トゥルーリ、「バーレーンはブレーキングが重要」

    トゥルーリ、「バーレーンはブレーキングが重要」

    マレーシアGPで4位入賞を果たしたヤルノ・トゥルーリが、次戦のバーレーンGPへの意気込みを語った。

    バーレーンでの主な問題は、ブレーキだね。なぜならば、このサーキットでは、ロングストレートが多く、ストレート最終ではハードブレーキを多用する。そのため、競争力がある車にするには、ブレーキの安定性が不可欠ということだ。また、高温によっても、ブレーキには相当な負担がかかるからね。このコースはストレートが長いため、最高速度も非常に重要だ。我々は金曜日に最高速度とコーナーに適したダウンフォースのためのセットアップを見つけなくてはならない。

    マレーシアでの結果は素晴らしかったから、チーム全体が非常に勇気づけられた。だから我々は次のレースを楽しみにしているよ。マレーシアでの結果を再現するのは簡単ではないだろう。もう一度、パーフェクトな週末が必要だが、新しい車が進歩していることは示せたから、トップ6を争うのは可能だよ。我々は2月にバーレーンで実りのあるテストを行っているため、少し優位性がある。だから、より多くのポイントを獲得できると思う。

  • ヤルノ・トゥルーリ、「トップ6は狙える」

    ヤルノ・トゥルーリ、「トップ6は狙える」

    ヤルノ、セパンでは4位でしたが、どの位満足していますか?
    「最高だよ。どうしても4位を獲りたいと思ったし、この成果は丸ごとチームのみんなに捧げたい。彼らは冬の間とてもいい仕事をしてくれて、しっかり戦えるクルマを私に用意してくれた。みんなが私を支えてくれているし、レースチームはマレーシアでの週末全体を通して素晴らしい仕事をしてくれた」

    今回の結果はTF108の速さを裏付けていると思いますか?
    「チームは週末の間ずっと素晴らしい仕事をしてくれたし、我々には最上位でバトルするのにふさわしい力があった。レースのほとんどで私はマクラーレンの2台とバトルしていたしね。恐らくある状況では彼らの方が私よりやや速かったはずだが、それでも私は決して諦めなかった。どうやら我々には本物の速さがあったみたいだ。最後の数周になると、私に厳しい状況を突きつけるのはルイス・ハミルトンの番になったけど、でも私はとにかく懸命に走った。最後の13周はまったく息つく暇もなくて、まるで予選アタックのようだったよ。暑くて湿度の高いマレーシアは、多分そんなバトルを繰り広げるのに最適な場所ではないんだろうけど、でもとにかくそういう状況だったんだ」

    スタート直後の1コーナーで順位をやや落としましたが、あの時は何が起こったのですか?
    「3番手でスタートしたものの、ターン1に進入するストレートの終わりですこし外側にふくらんでしまったんだ。でも背の高いヘッドプロテクションがあるため自分の横がよく見えず、外側にいたニック・ハイドフェルドのことはほとんど見えなかった。お互いと少し接触し、そしてクビサとウェバーとハミルトンに少し先行されることになった。ターン1を3位で抜けられれば良かったけれど、でも表彰台圏内を維持できたとは思わない。我々のペースは他の何台かほどではなかったからね。多分4位は望み得る最高の結果だったと思うし、実際そうなった。だからこの結果は最高だね」

    レース終盤、ハミルトンの存在は気になりましたか?
    「私はとにかくプッシュにプッシュを重ねていた。レース終盤はプライムタイヤを履いていたけど、硬い方のタイヤはやや厳しかった。オプションタイヤを履いた時の方がパフォーマンスが良かったんだ。私はとにかくあらゆる手を尽くしてがんばったし、最後まで戦い抜いた。多分あと2周くらいは耐えられたはずだ。ハミルトンは最後の周かその前の週に私に追いついていたが、ただし追い越すのはまた別の話だからね。素晴らしい仕事をし、クルマを適切な形で用意できれば、こういった結果も予測がつくものだ。今年は自分たちが上位で戦えるクルマを手にしていると信じているし、これはとても大きな励みになる。昨年のクルマではこんなことは無理だったからね」

    このクルマにはポイント圏内の上位でフィニッシュできる速さがある、と最初から自信を感じていたのでしょうか?
    「そう、今回はとても満足のいく週末だった。我々は最初から常にトップ6〜7のパフォーマンスを発揮できていたからね。金曜日のフリー走行では何度かいい感じでロングランができたし、予選に向けてかなり自信もあった。もちろん全車のタイムがかなり接近していて、どんなことでも起こり得る状況だったけどね。予選では10分の1秒が大きな違いに繋がることだってある。第3セッションではあと10分の1秒速かったら3番手になるところだったし、逆に10分の1秒遅かったら7番手だった。今のF1はそのくらい競争が激しいんだ。でもクルマはバランスがかなり良く、それに幾つかいいセットアップを見つけていたので、1回目のフリー走行と比べると大きく状況が改善していた。全体的に見て、我々は最後のバルセロナテストで予想していた通りの本来の位置に着けている。マクラーレンとフェラーリは明らかに我々より先行しているし、多分10分の2〜3秒くらいBMWから遅れを取っているはずだが、でもそれ以外のチームとは十分戦うことができる」

    予報では雨の可能性がありましたが実際には降りませんでした。これはうれしかったですか?
    「どんな状況になろうと我々はそれに対処しなければならないが、ただ自分としてはドライで安定した状況の方が良かった。マレーシアで雨が降るととにかく状況が悪くなるからね」

    ドライバーエイドがないことが不安材料の一つだったのでしょうか?
    「より難しくなるのは明らかだ。注意してドライブしなければならないが、ただしそれが危険だと言うつもりはない。どんな状況になろうと我々はドライブしなければならないし、F1では十分な安全対策が講じられている。それにドライバーエイドがないのはいいことだ。もっと楽しくなるからね」

    今回のような状況でのレースは、身体的な面から見るといかがでしたか?
    「それほどひどくはなかったけど、でも言うまでもなくレース終盤はあれだけ懸命にプッシュしたからとても暑かったよ。ただしレース中はハミルトンを自分の後ろに封じ込めておくべく全開でドライブするのに忙しかったから、それについて考えている余裕はなかった。我々が慣れているいつものマレーシアと比較すると今年は少し涼しかったけど、でもあの湿度はやはりかなり不快だった」

    ティモによると、彼はクアラルンプールへ移動する際、何度か飛行機の遅延に遭遇したそうですが、あなたはオーストラリアとマレーシアの間、何をしていたのですか? あの湿度に対応するため、何か特別なトレーニングをするものなのでしょうか?
    「通常、レースの間隔は2〜3週間あるが、今年は1週間しかなかったため、何をするにせよ時間はほとんどなかった。ティモが乗る予定のシドニーからの乗り継ぎ便がキャンセルされたと聞いた時は、かわいそうだなと思った。クアラルンプールに到着するまで40時間もかかって、しかもその日は彼の誕生日だったなんてね。私はいくつか仕事があってブリスベンに向かったから何も問題なく全てが順調に進んだ。私はとにかく少しリラックスするよう努めたんだ。マレーシアに到着した時にエクササイズをしたけど、でも実際のところ、トレーニングは既に終わっていて、準備すべきものは身につけている状態だからね。到着した時に身体の調子が良くないとしても、それはもうちょっと手遅れだ。トヨタは栄養に関していいアドバイスを与えてくれるドクターを帯同させているし、当然、体内の水分レベルを十分に保つためのアドバイスももらっている」

    冬の間、バーレーンでテストしましたよね。となると、次回のレースでもまた上位を狙えそうでしょうか?
    「冬の間、バーレーンではいいテストができたし、自分たちのクルマがどんな風になるのか、予測もついている。トップチームに挑むのであれば常にクルマのパフォーマンスを向上させていかなければならないが、次回もまたトップ6を狙った戦いができると思う。トップの何台かは手の届かない位置にいるが、でもマレーシアでは、クルマのあらゆる部分を適切に準備し、チームが完璧な仕事をしてくれれば、相当にいい結果を手にするポテンシャルが自分たちにあることを実証できたからね」

  • トヨタ、トゥルーリが4位入賞

    トヨタ、トゥルーリが4位入賞

    トヨタは、2008年F1第2戦 マレーシアGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが4位入賞。5ポイントを獲得した。ティモ・グロックはリタイアだった。

    マクラーレン勢が5グリッド降格処分となったため、3番手からのスタートとなったヤルノ・トゥルーリ。しかし、1コーナーでミスし順位を落としてしまう。その後、ピット戦略で他チームをかわし、4番手に浮上。

    最終ラップまで5番手を走るルイス・ハミルトン(マクラーレン)から猛追を受けたが、ポジションを守りきり、見事4位でチェッカーフラックを受けた。チームにとって貴重な4ポイントを獲得した。

    一方、ティモ・グロックは、1周目の接触でリアサスペンションが壊れ、無念の2戦連続リタイアとなった。

    ヤルノ・トゥルーリ (4位)
    「このような厳しいレースでポイントを獲得できて嬉しいよ。 特にマレーシアとケルンの両チームにとってとても喜ばしいね。 この結果は、冬の間に頑張って作業してくれたチームの皆に捧げたい。第1コーナーでグリップしきれずに広がってしまい、ニック・ハイドフェルドに触れてしまって、少し押し出されてしまったんだ。 けれど、その後マクラーレンについて行くことが出来た。そして、チームがピットストップで良い仕事をしてくれたので、マーク・ウェバーをかわすことができたよ。終盤で、ルイス・ハミルトンとはかなり熱い戦いをして、我々はお互いを強くプッシュしあったんだ。彼は、明らかに自分より速かったけれど、私は100パーセントの力を出し切った。そして、チームが良い仕事をしてくれて、問題のない週末を迎えられたおかげで4位を獲得できたんだ。冬季テストの終わりに言及したように、我々は強くなっている。だから今は、車の性能を向上させ続けることができることを願っているよ。トヨタの潜在能力で、我々は今年既に2005年のレベルに回復できている。」

    ティモ・グロック (リタイア)
    「残念ながら、とても短い午後のレースになってしまった。スタートはパーフェクトとは言えず、あまりにタイヤが空転しまい、誰かに接触してしまったんだ。けれどそのままレースを続けることができた。その後ターン14で、後ろからニコ・ロズベルグにヒットされてしまったんだ。ミラーを見たときは、彼はかなり後ろにいたから、彼がオーバーテイクをするとは予想しなかった。その後コーナーに入った時、後部右側をヒットされて、リアサスペンションが壊れてしまい、リタイアするはめになってしまった。予選がとても良かったから、とても残念でならない。今は、バーレーンで運が味方してくれることを願うしかないね。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日はいいレースが出来たと言える。ヤルノのレース運び は見事だったし、それを支えたチームのみんなの頑張りが結果につながった。ティモは1周目にターン14で後ろからヒットされリアサスペンションが壊れてリタイアせざるを得なかった。しかし強豪チームと対等に戦った結果のポイント獲得であり、車、チームの進歩に全員自信を深めることが出来た。次のバーレーンは冬のテストでレースシミュレーションを行った場所であり、今度こそ2台完走、ポイント獲得を達成する。」

    山科忠 TMG会長兼チーム代表
    「今日は、オーストラリアでの残念な結果を完全に埋め合わせた。 このような良いレースで良い結果を出せたことにチームの皆は喜んでいる。 ハミルトンとの最後の戦いは、まさに私が望んでいたものだ。ヤルノの素晴らしいパフォーマンスに感謝している。 彼は、第1コーナーで挟まれて押し出されてしまったけれど、その後、彼はとても速かったし、燃料戦略とピットストップ作業はパーフェクトだった。 残念なことに、ティモは1周目でヒットされ、リアサスペンションを壊されてしまった。 しかし、これがレースと言うものだ。次戦で、彼はまた良いポジションを獲得するだろう。今は、この勢いを維持してバーレーンに向かう。両方の車を第3セッションに進めて、再びトップチームと戦うことを目指している。」

  • トゥルーリ、「TF108には多くのポテンシャルがある」

    トゥルーリ、「TF108には多くのポテンシャルがある」

    トゥルーリの2008年のスタートは電気系のトラブルで幕を閉じたが、それまでTF108は非常に力強いペースを見せた。

    マレーシアでレースをするのは好きだけど、あそこの気候は、暑さや特に湿気が厄介だからあまり好ましくはないね。だから、このレースはシーズンを通して確実に最も困難なレースの内の1つになるだろう。オーストラリアの週末もかなり暑かったけど、マレーシアははるかに湿度が高くなるだろうね。

    セパンは近代的なF1サーキットで、我々はとても良い施設を備えているんだ。それに、セパンのサーキットは珍しくて技術的にもチャレンジングなサーキットだよ。何箇所か楽しいコーナーがあるけど、一番だと思うのは、10コーナーの、ヘアピン部分の二つ折の左コーナーだ。このコーナーはチャレンジングだし、運転するのも面白いから好きだね。

    オーストラリアでは、テストで既に分かっていたようにTF108には多くのポテンシャルが確かにあることが改めて分かった。けれど、セパンはアルバートパークとは違う種類のコースだから、このレースでの最も良いセットアップにするために、我々は金曜日に一生懸命に頑張らなくてはならない。オーストラリアでは、ポイントを獲得するつもりで頑張っていたから、2人共リタイアになってしまったのはとても残念だった。でも、今週末はもっと強いレースができるはずだから、ポイントを期待できるはずだよ。

  • ヤルノ・トゥルーリ、「ポイントを獲るチャンス」

    ヤルノ・トゥルーリ、「ポイントを獲るチャンス」

    パナソニック・トヨタ・レーシングのドライバー、ヤルノ・トゥルーリが、オーストラリアでのシーズン開幕を目前に控え、意気込みを語った。

    「新しいシーズンの始まりはいつも興奮する。そして、今年は、これまで以上にやる気が湧いている。テストは新車でとても上手く行ったし、我々は、取り組むべき正しい方向が分かっていたから素晴らしい進歩を遂げた。だから、楽観的に捉えている」

    「今年の車は大幅に良くなった。TF108は、TF107とは全然異なっていて、我々がテストで見た進歩を続けられる多くの可能性がある。私は、特にオーストラリアとメルボルンを訪問するのを本当に楽しんでいるから、いつものアルバート・パークがそうであるように、いい天気と熱心な観衆を楽しみにしている。このサーキットは最も挑戦的なコースではないけど、運転するにはとても良いサーキットだから、いい競争ができることを願っている。今週末に良い結果を出すために完全に焦点を合わせているし、我々にはポイントを獲得する十分なチャンスがあると思っている。」

  • トゥルーリ、「TF108は大きなポテンシャルを持っている」

    トゥルーリ、「TF108は大きなポテンシャルを持っている」

    シーズン開幕まで残すところあとわずか。トヨタのドライバー、ヤルノ・トゥルーリがTF108についてインタビューに答えた。

    ヤルノ、それぞれのマシンの本当のパフォーマンスがわかるメルボルンまで数日のテストを残すのみとなりました。TF108の状態はどうですか?
    我々はTF108でたくさんの周回を重ねたけど、とても信頼性があり、多くの情報を与えてくれる。より改善させるためにたくさんのセットアップ作業を行い、よい進歩を遂げたよ。でも、まだまだ良くなるよ。TF108は去年のマシンとは全く違って、ドライバーからみて、安定性が改善され、自信を持って攻めることができるんだ。まだするべきことはたくさんあるけど、TF108は大きなポテンシャルを持っている。どの部分を改善すればいいかわかっているし、みんなのモチベーションはとても高いんだ。

    あなたは最近、今シーズンの表彰台フィニッシュは無理だといっていましたね。トヨタチームのパドックでの順位はどのあたりですか?
    はっきりさせておこう。もし2台のフェラーリと2台のマクラーレンがレースを完走すれば、トヨタだけでなく他のチームも表彰台に上がるのは極めて難しいだろう。我々のマシンとトップチームとの間にはギャップがあるが、競争力はあると思うよ。どのレースでもポイントは獲得できると思っている。

    長く集中的な冬季テスト期間で、チームは確かに改善したようですね。TF108が昨年のマシンに比べて強化された部分を教えていただけますか?
    大きく違うのは空力学だ。新しいマシンは全く違うコンセプトなんだ。また、ホイールベースを長くしたことも異なる。このふたつの要素の組み合わせが、多くの安定性とマシンに乗ったときの自信を与えてくれる。運転もしやすいし、パッケージからもっと多くのものを引き出し、シーズンを通して継続的な改善ができると思っている。

    他のチームのほとんどがヘレスでテストをする間、フェラーリとトヨタはバーレーンのサヒールを選びました。4月のバーレーンGPでは他チームに対してアドバンテージを得ると思いましたか?
    バーレーンでレースをするときには小さなアドバンテージにはなるけど、それは主な理由ではない。我々がバーレーンでテストをしたのは、天候が主な理由だ。冬にヨーロッパでテストをすると、たいてい午前中のトラック・コンディションは完璧ではなく、いつでも雨のリスクがある。ちょうど今のバルセロナのようにね。このようなコンディションは、ドライバーとして多くの時間が無駄になるし、マシンを改善できるだけ多くトラックで走行たいものだ。バーレーンでは風が強いときもあったが、天候に特に問題はなかった。だから多くの作業を終えることができた。

    あなたは最近、プレシーズンテストにおけるフェラーリのスピードは憂鬱だと言っていました…
    他のマシンが自分のマシンより速いのは決して嬉しいことではないよ!バーレーンではフェラーリに挑戦するには、やらなければならないことがたくさんあり、彼らのパフォーマンスに対抗するのはとても厳しいことがわかったんだ。

    ティモ・グロックについてはどう思いますか?新しいチームメイトが事実上のルーキードライバーということ満足していますか?もっと経験豊富なドライバーの方がよかったですか?
    ティモはいい奴だし速いドライバーだ。プレシーズンテストでは一緒に集中して作業を行い、とても良い関係だ。彼はすでにF1でレースとテストをしているし、GP2やチャンプカーのような異なるチャンピオンシップを経験している。彼の年齢にしてはかなり経験があるよ。正直なところ、僕と同じようにマシンの開発という仕事に熱心なら、チームメイトは誰でもいいんだ。ティモはそうしているよ。

    世界で最も利益をあげている自動車メーカーのひとつとして、トヨタ自動車は成功に慣れています。日本からのプレッシャーを感じますか?
    F1では常にプレッシャーがある。我々はみな成功したいし、パッケージから最高の結果を得るために自分自身にプレッシャーをかけている。僕は自分がいつも全力を尽くし、チームの改善の役に立っているとわかっているから、余計なプレッシャーは感じていないよ。

    今シーズンに願い事ができるとしたら?
    ワールドチャンピオンになりたいね。でも今年は無理だと思う。

  • ヤルノ・トゥルーリ:インタビュー

    ヤルノ・トゥルーリ:インタビュー

    2007年シーズンの感想は?
    我々はもっと上を狙えたし、これからももっと上を狙いたい。期待した結果を残せず昨シーズンには誰も満足していない。しかし、来るシーズンへ向けて前向きに立ち向かっており、2008年は良いシーズンとなるよう努力する。

    2008年シーズンに対する期待は?
    私は、普段から前向きなので常に期待は高い。チームは望むべき位置に行けるような可能性、資源、人材がそろっていると思うし、来るシーズンに向けて良いF1カーを作り出すことが出来ると思う。これが私の期待だ。個人的に言えばもちろんポイントをより多く獲得し、昨年より高いグリッドを狙いたい。

    2008年、表彰台を狙うのは現実的ですか?
    表彰台フィニッシュは可能で、現実的な話だと思う。もちろん我々は注意深くなければならないし、非現実的な話をするべきではない。F1は過酷なスポーツであり、いきなり頂点を極められるようなものではない。トップチームに追いつくためにはまだ仕事が残っていると謙虚に言いたいところだが、冬のオフシーズンにきちんと仕事をこなせば、常にポイントが獲得出来るところまで戻れると思う。つまり、時々は表彰台を狙えるということだ。

    トヨタは成功する可能性があると思いますか?
    私は成功出来ると確信している。献身的で優れたスタッフを抱えた、可能性のあるチームだ。勿論まだやるべきことはあるが、このチームにはF1で成功するだけの可能性がある。私は将来に対して明るい見通しを持っている。

    2007年に学んだことは?
    F1では常に学ぶものである。昨シーズンは困難を極めたが、まだ改良する余地があると思っている。昨シーズン、時として我々は良いペースを保つことが出来たが、それに見合う結果を手に入れることが出来なかった。それこそが改善すべき重要な部分だ。例えば私は何回かスタート時のトラブルがあったが、このような小さなことでポジションを落としたことが良くあった。しかし、その後は前に進めるものであるし、似たようなトラブルは避けられると思っている。

    TF108の第一印象は?
    非常に期待出来そうだが、まだ運転していないので何とも言えない。私は前向きなので非常に高い期待を持っているが、サーキット上で、どのように力を発揮するか待つしかない。一つ確かに言えることは、TF107とは全く異なるということだ。

    TF108に対してはどのような作業をしてきましたか?
    2007年シーズン中盤からこのF1カーに対しての作業をして来た。トラクション・コントロールやエンジン・ブレーキを禁止する新しい規則に適合するよう手助けしてきた。私はエンジニアと話し合い、何か必要な改良があればそれを伝えている。今年は電子系システムを中心に多くの変更があり、チームと共に、その対応に時間を費やしてきた。私はチームが上に行けるよう、全力を尽くしている。

    ドライバー支援システム禁止という規則に対する意見は?
    トラクション・コントロールのようなドライバー支援システム無しでレースをするのを望んでいる。個人的には、この変更は自分に向いていると思うし、楽しみにしている。何故なら、F1カーがドライバーのコントロール下に戻り、F1カーのパフォーマンスを引き出すためには、ドライバーが多くの操作を必要とするからだ。昨年末、トラクション・コントロール無しでテスト走行をしたが、本当に楽しかった。

    これでチームとの4シーズン目になるが、この状態は優位となるか
    安定した状況は優位性を与えてくれる。チームと仕事をするのが楽しいし、居心地も良い。私はエンジニアやチームがどのように働くかを把握しており、このような安定した状況は私に優位性を与えてくれると思う。チーム一丸となり07年の問題を克服し、08年には、結果を残すことに鋭意努力を続けている。明らかに07年は結果やパフォーマンスを見ると厳しいシーズンだったが、我々は大きな進化を遂げることに専念している。

    今まで以上に高いモチベーションで臨んでいますか?
    今まで以上に良いシーズンを迎えようと気力に満ちている。ほんの数年前の2004年に、私はGP初優勝をし、初ポールポジションを獲得した。そして、2005年にトヨタチームに加わり、すぐに表彰台に上り、トップ争いに加わっていた。ここ2シーズンそのようなことが出来なかったのが残念だ。私はトヨタチームに参加した最初のシーズンのような状況に戻り、さらに前進したい。このチームは2007年に残した結果よりもっと高い可能性を秘めており、私はチームと共に邁進することに闘志を燃やしている。