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  • WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 最終日レポート

    WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 最終日レポート

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインの競技最終日となるデイ4が10月28日(日)にスペインのサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合6位で、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合7位でフィニッシュ。ポイントを加算し、チームはマニュファクチャラー選手権首位の座を守った。また、首位を走行していたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)は、パンクで遅れをとり総合8位でラリーを終えた。

    ラリー・スペインの最終日デイ4は、サロウの西側で4本、計61.70kmのSSが行なわれた。デイ3と同様、ステージはすべてターマック(舗装路)で早朝こそ路面は一部湿っていたが、全体的にはドライコンディションだった。デイ3でトップに立ち、2位に4.7秒のリードを持ってデイ4をスタートしたラトバラは、最初のSS15で総合2位にダウン。続くSS16では順位を守ることができたが、SS15の再走ステージであるSS17でクルマがガードレールに接触し、ホイールにダメージを受けた事でタイヤがパンク。50秒近いタイムロスで総合6位までポジションを落とし、最終のSS18は完走最優先の走りに徹した結果、総合8位でラリーを終えた。

    デイ3で首位を走りながらもパンクで大きく遅れ、デイ4を8位でスタートしたタナックは、SS16で2番手タイムを記録するなど好調な滑り出しとなった。そして、トップ5のタイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」のSS18では、ベストタイムで5ポイントを獲得。総合6位でフィニッシュした結果、ドライバー選手権1位の選手との差は23ポイントに留まった。最終戦では最大30ポイントの獲得が可能なため、タナックのタイトル争いは次戦ラリー・オーストラリアでも続く。

    ラッピは目標である完走を果たし、総合7位でフィニッシュ。タナックと共に貴重なマニュファクチャラーズポイントをチームにもたらした。その結果、2位のチームに12ポイント差でマニュファクチャラー選手権1位のポジションを堅持。WRC復帰2年目でのタイトル獲得に向けてラリー・オーストラリアに臨む。

    WRC次戦は、11月15日(木)から18日(日)にかけて、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に開催される第13戦「ラリー・オーストラリア」。ラリー・オーストラリアはシーズンの最終戦となり、様々なグラベルステージを走行する。ドライコンディションになると路面は滑りやすいルーズグラベルに覆われ、早い出走順のドライバーが不利となる。しかし森の中のステージではクルマが巻き上げるダストがなかなか収まらないこともあり、その場合は先頭スタートのドライバーが有利となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    多くの浮き沈みがあり、そして最初から最後まで素晴らしい戦いが続いた、信じられないような週末でした。良い結果が得られそうでしたが、残念ながらそうはなりませんでした。とはいえ、3人のドライバーは最後までラリーを戦い抜き、マニュファクチャラー選手権にとって重要なポイントを獲得しました。そして、オットはパワーステージで最高の結果を残し、ドライバーズタイトルの望みを繋ぎました。我々には速いドライバー達と、速く、そして信頼性の高いクルマがあります。自信を持ってラリー・オーストラリアに臨みたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    今朝の最初のステージではタイヤもセットアップも軟らか過ぎましたが、2本目のステージでは状況が良くなり、勝利を目指して走りました。クルマのフィーリングはとても良く、すべてが順調でした。しかし、残念ながら3本目のステージのコーナーでガードレールの支柱に当たり、タイヤがパンク。そのままステージの半分を走らなければなりませんでした。自分のミスを心から悔やんでいますが、コンマ1秒の差を争う状況ではあり得る事です。決して望んでいた結果ではありませんが、今週末のパフォーマンスには満足しています。そして、次のラリー・オーストラリアがとても楽しみです。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今日は運転がとても楽しく感じられました。昨日はトリッキーなコンディションでしたが、今日は心待ちにしていた典型的なカタルニアのターマックロードを走る事ができました。パワーステージでは私に失うものはなく、もちろん最後まで走り切る必要はありましたが、ドライバーズ選手権争いに生き残るためには計算上唯一のチャンスでしたので、本当にハードに攻めました。全力を尽くしましたし、最後まで絶対に諦めません。そして、マニュファクチャラー選手権争いにおいて、我々は依然有利な立場にあります。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    とても大変な週末でしたが、初めてこのラリーを最後まで走り切れたのは良かったです。私にとって重要な意味を持ちますし、週末を通して多くのことを学びました。今日は総合順位を争うようなポジションになく、クルマをフィニッシュに導きマニュファクチャラー選手権に向けポイントを確実に獲得する必要がありました。その役割は果たせたと思います。

    ラリー・スペイン デイ4の結果
    1 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ(シトロエン C3 WRC)3h12m08.0s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(フォード フィエスタ WRC)+2.9s
    3 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット(フォード フィエスタ WRC)+16.5s
    4 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+17.0s
    5 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+18.6s
    6 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ ヤリス WRC)+1m03.9s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(トヨタ ヤリス WRC)+1m16.6s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ(トヨタ ヤリス WRC)+1m26.4s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン(シトロエン C3 WRC)+2m07.0s
    10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC)+2m48.2s

  • WRC ラリー・スペイン 3日目 | トヨタのラトバラが総合首位に浮上

    WRC ラリー・スペイン 3日目 | トヨタのラトバラが総合首位に浮上

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインの競技3日目デイ3が10月27日(土)にスペインのサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 7号車)が総合1位に立った。また、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)も総合7位に浮上したが、首位を走行していたオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (8号車)は、パンクにより総合8位に順位を下げた。

    ラリー・スペインのデイ3は、サロウの北東部を中心に7本、計121.80kmのSSが行なわれた。ステージはすべてターマック(舗装路)となり、クルマはデイ2の最終サービスでグラベル(未舗装路)仕様からターマック仕様に変更された。強い雨により路面は全体的にウェットコンディションだったが、少し湿っているだけの路面も混在し、タイヤ選択が重要な鍵を握る1日となった。

    チームは午前中のステージで路面にマッチしたフルウェットタイヤを選択。SS9ではそれが奏功し、ベストタイムを記録した首位タナックは、総合2位の選手に対するリードを32.9秒に拡げ、セカンドベストタイムのラトバラは総合4位に浮上した。しかし、続くSS10でタナックはパンクを喫し、タイヤ交換により多くのタイムを失い総合9位に後退。その後、滑りやすい路面に苦労しながらも攻めの走りで8位に順位を上げたが、優勝はかなり厳しい状況となってしまった。

    一方、ラトバラはSS10でベストタイムを記録して総合2位にポジションアップし、続くSS11でついにトップに立った。午後のステージでもラトバラは首位の座を堅持。今シーズン初優勝に向けて好位置で1日を終えた。また、ラッピはSS10で2番手タイムを、SS11と12では3番手タイムを記録し、デイ2よりも3つ順位を上げた。

    競技4日目、最終日となる10月28日(日)のデイ4は、サービスパークの西側で4本のSSが行われる。デイ4の路面はすべてターマックとなり、2本のステージを各2回走行。SS16の再走ステージとなるSS18「サンタ・マリーナ2」は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は61.70km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は245.15kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日は色々な事が起こり、とても複雑な気分です。オットは今日も非常に速く万事順調だったのですが、午前中にパンクをしてしまい本当に残念です。彼のドライバーズタイトル争いにとって、大きなマイナスとなってしまったのは明らかです。一方、昨日のパンクによる遅れを挽回してトップに立った、ヤリ-マティにとっては素晴らしい1日となりました。すぐ後ろには非常に強力なライバル達が迫っていますが、ヤリ-マティはクルマに大きな自信を持っていますし、いかなる気象条件でも素晴らしい走りをしているので、最後までリードを守ってくれると信じています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    昨日の遅れにも関わらず、ラリーをリードする立場となり素晴らしい気分です。決して諦めるべきではないと改めて思いました。降雨と路面に流れ込んだ大量の泥により、今日はとても難しいコンディションでした。しかしクルマの調子はとても良く、タイヤ選択に関しても正解だったと思います。最後の2本のSSは少し慎重になり過ぎてタイムを失いましたが、それでも我々は依然ラリーをリードしています。明日はきっと激しい戦いになると思います。私のすぐ後ろには5年連続王者と、9年連続王者が迫っていますが、リラックスして自分の走りを続ける事が勝負の鍵を握る事になるでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    本当にタフな1日でした。走り始めは良かったのですが、パンクでかなり多くのタイムを失ってしまいました。そして午後は路面が泥で覆われており出走順は最悪でした。また、私自身もロングステージのSS13でスピンをするなどミスをしてしまいましたが、それでもベストを尽くしたつもりです。もし明日も今日と同じような天気ならば、きっとチャレンジングな1日になるでしょう。ドライバーズタイトル争いにおいては自分達ができる事は少なくなってしまいましたが、マニュファクチャラーズタイトル争いに関しては良い方向に進んでいますので、ベストを尽くして貢献したいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    とても満足できる1日でした。午前中はタイヤ戦略が上手く行き、午後も悪いチョイスではなかったと思います。午後のロングステージ、SS13ではコーナーが多くの泥で覆われていたため、少しミスをして多くのタイムを失ってしまいました。しかし、速さは十分にあったと思います。全体的には、間違いなく昨日よりもポジティブな1日でした。タイム差が大きいため私よりも前の選手を捕える事は難しいかもしれませんが、明日は最後まで楽しんで走りフィニッシュを目指します。

    ラリー・スペイン デイ3の結果
    1 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) 2h35m01.8s
    2 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +4.7s
    3 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +8.0s
    4 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +9.8s
    5 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +12.7s
    6 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +16.5s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +46.5s
    8 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +1m00.7s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1m37.9s
    10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2m07.3s

  • WRC ラリー・スペイン 2日目 | トヨタのタナックが総合首位に浮上

    WRC ラリー・スペイン 2日目 | トヨタのタナックが総合首位に浮上

    2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインの競技2日目デイ2が10月26日(金)にスペインのサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が首位に立った。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合5位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)は総合10位につけ、ヤリスWRCは全車がデイ2を走破した。

    ラリー・スペインのデイ2は、サロウの西側で6本計144.88kmのSSが行なわれた。ステージは基本的にグラベルで、クルマもグラベル仕様だったが、ロングステージの途中にはターマック路面も含まれるなど、複雑な路面構成の1日だった。前日に行なわれたバルセロナ市街地でのSS1で総合3位につけたタナックは、デイ2オープニングのSS2でベストタイムを記録し総合2位に浮上。SS3では、ラトバラに続くセカンドベストタイムをマークし、首位に立った。以降、タナックは安定して上位のタイムを刻み続け、2位に26.8秒差をつけてトップでデイ2を終えた。

    ラトバラはSS3が終了した時点で総合2位につけていたが、SS4で左後輪のパンクにより約50秒をロス。総合10位まで順位を落としたが、その後SSベストタイムを2回マークするなどして総合5位まで順位を回復した。総合2位との差は11秒弱であり、表彰台を目指す戦いは明日も続く。

    ラッピにとっては困難な1日となり順位は総合10位に留まったが、デイ2最後のSS7では4番手タイムを記録。9位の選手とのタイム差は僅差であり、明日から始まるターマックステージに向けてラッピは気持を新たにした。

    競技3日目となる10月27日(土)のデイ3は、サービスパークの北東部を中心に7本のSSが行われる。デイ3の路面はすべてターマックとなるため、クルマはデイ2の最終サービスで普段よりも長い75分間の作業時間を使いグラベル仕様からターマック仕様へと変更される。SS8/11「サバイアー」、SS10/13「アル・ムンメイ」、SS14「サロウ」は2017年と基本的に同じステージを走行する。また、SS9/12「ケロール」は、2017年の「アル・ポン・ダルマンテーラ」を逆走するステージ。7本のSSの合計距離は121.80km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は465.80kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日もオットは強さを証明し、彼にとっては本当に素晴らしい1日になりました。ドライバーズタイトル争いは依然続いていますし、3人のドライバーによる戦いはとてもエキサイティングです。また、ヤリ-マティもとても良い走りをしていました。パンクはアンラッキーでしたが、それさえなければきっとラリーをリードしていたでしょう。彼は十分に自信を持っていますし、依然として良い位置につけています。エサペッカにとっては困難な1日となりましたが、彼は明日のターマックステージを楽しみにしています。明日は降雨の可能性がかなり高いようですが、事前のテストではウェットコンディションでも良いテストが出来ていますので、自信を持っています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    今日は初めからクルマとドライビングに良いフィーリングを感じていました。最初の2本のステージは上手く行き、3本目のステージも過去に苦労したターマック区間が途中にありながら、上手く走れました。それなのにパンクをしてしまいとてもフラストレーションが溜まりました。しかし、すぐに気持ちを切り替え、午後も同じスピードを維持することができました。あまり考え過ぎずに、思い通りに運転できるのことは良い事だと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    全体的には良い1日だったと言えるでしょう。特に、多くのドライバーが自分より後方の出走順で、良い路面コンディションで走っていた事を考えればなおさらです。朝のステージは良いリズムで走れ、特に最初の2本は流れるようにスムーズな走りをできました。そして午後も最初のステージは本当に良いフィーリングで、続くステージではその良い感覚が少し失われましたが、それでも攻め続ける事ができたので、十分なギャップを築けました。とはいえ、ラリーはまだ終わっていません。明日から新たなるラリーが始まるようなものです。しかも、どうやらウェットコンディションになりそうなので、気を引き締めて臨まなくてはなりません。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    正直に言うと、とても大変な1日でした。いくつか小さな問題が起こりましたが、それでも戦い続ける事ができているのが重要です。今日の最後のステージでは、すべてが正しい状態にあれば良いタイムが出せる事を証明できたと思いますが、まだまだ改善すべき点もあります。明日からはターマックのステージが始まりとても楽しみです。雨により条件がかなり難しくなると予想され、私はそのような路面コンディションでここスペインのステージを走った事がありません。しかし、とにかく頑張りたいと思います。

    ラリー・スペイン デイ2の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 1h34m27.4s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +26.8s
    3 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +29.7s
    4 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +30.2s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +37.6s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +39.1s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +39.4s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +44.7s
    9 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +59.7s
    10 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m07.4s

  • 小林可夢偉と中嶋一貴がトヨタのWRCマシンを体験

    小林可夢偉と中嶋一貴がトヨタのWRCマシンを体験

    トヨタは、小林可夢偉と中嶋一貴がWRC(世界ラリー選手権)に参戦するTOYOTA GAZOO Racing World Rally TeamのWRCマシン『ヤリス・WRC』をドライブする動画をTOYOTA GAZOO RacingのYouTubeチャンネルに公開した。

    元F1ドライバーの小林可夢偉と中嶋一貴は、現在、TOYOTA GAZOO RacingからWEC(FIA 世界耐久選手権)に参戦中。中嶋一貴のドライブするトヨタ TS050ハイブリッドは今年のル・マン24時間レースで優勝。今月の富士6時間レースでは小林可夢偉がドライブする7号車が優勝を飾っている。

    小林可夢偉と中嶋一貴は、今年7月に開催されたWRC 第8戦 ラリー・フィンランドを訪問。レース後にヤリスWRCをテストドライブする機会を得た。

    「WRC×WEC カテゴリーを超えるTGRスピリット 第二弾」と題された動画では、WECとWRCという異なるカテゴリーに参戦するトヨタのワークスドライバーが交流。グリップ走行のサーキットレースとドリフト走行のラリーというまったく異なる走りに戸惑う二人が印象的だ。

    小林可夢偉は「レースで正しいとされる運転がラリーではダメ。レースではダメな運転がラリーでは正しい。全てが正反対なんだ」とショックを受けた様子。

    中嶋可夢偉も「ヤリスWRCの運転を本当に楽しんだよ。信じられないような体験だった」とコメント。「次は彼らが僕らのレースカーを運転してもらわないと!」と同じトヨタファミリーとの交流を楽しんでいた。

  • WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 初日レポート

    WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン 初日レポート

    2018年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインが10月25日(木)にバルセロナで開幕。デイ1としてバルセロナ市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合11位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(9号車)が総合12位につけ、ヤリスWRCは全車が堅実なスタートをきった。

    ラリー・スペインは25日の午前中に、サロウのサービスパークすぐ近くでシェイクダウンが行なわれた。グラベル(未舗装路)とターマック(舗装路)の両方のサーフェス(路面)を走行する全長2kmのコースは、実際のSSとは大きく特徴が異なるため、選手達はセットアップよりも、クルマのシステムが正常に機能しているかのチェックに集中した。そのような状況でもラトバラは2番手タイムを記録し、ラッピは5番手、タナックは6番手タイムでシェイクダウンを終えた。その後、選手達はサービスパークから約110km離れた大都市バルセロナへと移動。モンジュイック地区の市街地特設コースで夜6時過ぎにSS1がスタートした。そして、グラベル仕様のクルマで全長3.2kmのターマック・ステージを走行し、タナックがチーム最上位となるSS3番手タイムを記録した。

    競技2日目となる10月26日(金)のデイ2は、サービスパークの西側で3本のステージを各2回走行する。SS2/5「ガンデーザ」とSS3/6「ペセルス」の路面はすべてグラベル(未舗装路)だが、SS4/7「ラ・ファタレラ-ヴィラルバ」はグラベル路面がメインながら途中でターマック路面も走行する。また、全長は38.85kmに達し今大会最長のステージとなる。6本のSSの合計距離は144.88km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は562.40kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    シェイクダウンではクルマのシステムチェックに集中し、全てが問題なく機能している事を確認しました。今晩の市街地ステージはターマック路面でしたが、明日からのグラベルステージに備えてクルマはグラベル仕様で、ドライバー達は確実性を重視した走りをしました。ミックスサーフェスである事は、日数が限られていた我々の事前のテストにおいても大きな挑戦でした。グラベルラリーでは最近満足できるパフォーマンスが得られていたので、テストではターマックに集中する事にしました。なぜなら、ここカタルニアのターマックはサーキットのような特殊な道で、我々のクルマは1年前に出場した時と比べると開発が大きく進んでいたからです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    シェイクダウンは満足のいく内容となり、クルマは最初からとても良いフィーリングでした。今晩のSS1ではハードタイヤ1本が暖まりにくく、望んでいた結果にはなりませんでした。しかし重要なのは明日のデイ2で、「ラ・ファタレラ-ヴィラルバ」はもっとも大きな鍵を握るステージのひとつだと思います。かつての「テラ・アルタ」のステージの一部を逆方向に走り、途中でターマック区間を通過し、新たなグラベル・セクションもあります。多くの異なる要素が含まれているため自分にとって大きな挑戦ですし、特にタイヤのマネージメント能力が問われるステージだと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンのコースは実際のステージと共通する部分が少なかったため、セットアップの確認はできませんでしたが、クルマは全てがきちんと機能していました。今晩のSS1は特に問題なく走り終え、明日からのグラベルステージに向けて集中力を高めています。明後日以降のターマックステージは流れるようなコーナーが続き速度域も高いため、ライバルに対して大きなタイム差を築くのが非常に難しい。だからこそ、明日のグラベルがとても大事なのです。特に距離の長いステージが重要なのですが、いつもと逆方向に走り、なおかつ新しいセクションもあるので、きっと面白いステージになるでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    シェイクダウンはとても上手く行き、クルマも良いフィーリングでした。最後の走行では、ターマックを重視したそれまでとは違うセットアップを試しました。グラベルではあまり良好な結果を得られなかったのですが、トライして良かったとは思います。スペインは常に楽しめるラリーですし、今晩のオープニングステージも素晴らしい雰囲気でした。これほど大きな都市をWRカーで走るのは自分にとって初めてでしたが、バルセロナの人々やファンの皆さんのすぐ近くで走る機会があるというのは、とても良い事だと思います。

    ラリー・スペイン デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3m35.3s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.7s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +4.2s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +5.6s
    5 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +6.0s
    6 エリック・カミリ/ベンジャミン・ヴァイラス(フォルクスワーゲン ポロGTI R5)+7.4s
    7 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +7.5s
    8 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +8.6s
    9 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +8.7s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +9.0s
    11 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +9.7s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +9.8s

  • WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン プレビュー

    WRC | トヨタ 第12戦 ラリー・スペイン プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、10月25日(木)から28日(日)にかけてスペインのサロウで開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・スペインに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。現在トップに立っているマニュファクチャラー選手権と、タナックが3位につけるドライバー選手権にとって重要な意味を持つ1戦で、最大ポイントの獲得を目指す。

    ラリー・スペインの中心となるサービスパークは、スペイン北東部カタルニア地方のサロウに置かれる。バルセロナの西南約100kmに位置するサロウは、コスタ・ドラダ(黄金海岸)と呼ばれるエリアの有名なシーサイドリゾートであり、大規模なテーマパークもあるため、1年を通して多くの観光客で賑わう。

    ラリー・スペイン最大の特徴は、グラベル(未舗装路)と、ターマック(舗装路)の両方のサーフェス(路面)を走行する「ミックスサーフェス・ラリー」であること。他にも両路面を走行するラリーはあるが、ラリー・スペインはデイ2までをグラベル仕様のクルマで、デイ3以降をターマック仕様のクルマで走るなど、線引きがされている。そのため、デイ2走行終了後にサービスパークで、クルマをグラベル仕様からターマック仕様へと変更する必要がある。通常よりも長い75分間の作業時間が与えられるが、大掛かりな変更作業となるため時間は十分とはいえず、メカニックやエンジニアの力が試される。また、選手はドライビングの感覚をグラベルからターマックへと、素早く切り替えなくてはならない。

    競技は10月25日(木)の夜、バルセロナのモンジュイック地区でスタート。デイ1として、市街地の特設ターマックコースで全長3.2kmのSS1が行われる。翌日のデイ2はサロウの西側で3本のステージを各2回走行。ステージはその大部分が中速のグラベルだが、SS4およびその再走ステージであるSS7は途中でターマック区間も走行する。そして、27日(土)からの2日間はターマック路面での戦いとなる。スペインのターマック・ステージは全体的に路面がフラットで、中~高速のリズミカルなコーナーが続く。デイ3はサロウの北東部を中心に7本のSSが、最終日のデイ4はサロウの西側で4本のSSが行なわれる。なお、デイ4最終のSS18は、トップ5タイムを記録した各選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4日間で18本のSSを走行し、その合計距離は331.58km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1495.73kmに達する。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    スペインは我々にとって、必ずやよいイベントになると信じています。ヤリスWRCは既にターマックで高い戦闘力を発揮していますし、滑りやすいグラベル路面でも競争力が得られるように改善作業を続けてきました。もちろん、改善に終わりはありませんので、事前のテストでは両路面でのさらなる性能向上に努めました。このラリーでは、土曜日以降のターマック・ステージでよい出走順を得るために、金曜日の結果がとても重要になります。これからの2戦はマニュファクチャラーと、ドライバーの両選手権において、非常にエキサイティングな展開となるでしょう。もちろんオットは全力で戦いに臨むと思いますが、それはライバルも同様です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #7号車)
    ラリー・スペインを前にとてもワクワクしていますし、マニュファクチャラーズタイトル獲得のためにベストな結果を残したいという気持ちが高まっています。スペインは本当に面白いラリーですし、特にターマックのステージは運転がとても楽しく感じられます。先週の事前テストでは、幸運にもドライと濡れた路面の両方を経験することができ、どちらのコンディションでもクルマはよいフィーリングでした。今のところ私は満足できる走りができていますので、シーズンの最後までそれを保ち続けたいと思います。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今年もスペインで走るのがとても楽しみです。ドライバーズタイトル獲得の可能性はまだ残っていますので、最後まで絶対に諦めません。ある意味状況はとてもシンプルです。これからの残る2戦で両方優勝しなければならず、その上でどうなるのかを待つだけです。最近はグラベルでもターマックでも我々には強さがありますので、パフォーマンスには自信があります。それでも常に改善を試みていますし、事前テストではいくつかの点について改善作業が進み、スペインに向けて可能な限りの準備ができたと思います。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    残り2戦、チームがマニュファクチャラー選手権争いを勝ち抜くために、全力でサポートする覚悟です。ここしばらくチームは良い結果を残していますので、スペインでも好調が続く事を願っています。ふたつの異なる路面を走るこのラリーをとても気に入っています。ドライバーとしては高い適応力が求められますが、我々全員、素早く適応できると思います。スペインの舗装路は特別で、走るのがとても楽しいステージです。残念ながら去年はミスをしてしまいましたが、今回はその経験を良い結果に繋げたいと思います。

  • WRC | トヨタ、2019年のドライバーを発表 … クリス・ミークが加入

    WRC | トヨタ、2019年のドライバーを発表 … クリス・ミークが加入

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するドライバー・ラインナップを決定。今シーズンに続き、2019年シーズンも3台のヤリスWRCで全イベントに参戦する。

    オット・タナックは、コ・ドライバーのマルティン・ヤルヴェオヤと共に、来シーズンもヤリスWRCのドライバーを務める。今シーズン、既に4勝を収めておりますが、ドライバー選手権でのタイトル獲得に向け、残り2戦も全力を尽くす。

    ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組も、来シーズンも引き続き、チームで共に戦う。経験豊富なラトバラ/アンティラ組は、トヨタが参戦復帰した初戦の、2017年ラリー・モンテカルロで表彰台を獲得し、数週間後に行われたラリー・スウェーデンでは、チームを初優勝に導くなど、チームにとって要となる存在。今シーズンは、これまで4度表彰台に上がり、直近4戦のうち表彰台に3回上がる活躍を見せている。

    2019年のドライバー・ラインナップには、タナックとラトバラに加え、クリス・ミークが新たに加わる。ミークは、北アイルランド出身で、WRCで最もスピードに定評があるドライバーの1人として、2015年以降5回WRC優勝を果たしている。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、このスピードと経験豊富なドライバーの布陣で、挑戦を続けます。なお、ミークのコ・ドライバーは、シーズン終了後に発表を予定している。

    なお、エサペッカ・ラッピとコ・ドライバーのヤンネ・フェルムは、2018年シーズン終了後、チームを離れる。ラッピ/フェルム組は、昨年のラリー・ポルトガルでトヨタからWRCのトップカテゴリーでデビューし、その後のラリー・フィンランドでは、WRC初優勝を果たした。今シーズンは、これまで3度表彰台に上がり、現在のマニュファクチャラー選手権で上位争いを展開しているチームに貢献している。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、彼らのこれまでの功績に深い感謝の意を表した。

    豊田章男(チーム総代表)
    「ラッピ選手、フェルム選手、我々のチームで2年間一緒に戦ってくれて、本当にありがとう。昨年のラリー・フィンランドで優勝という素晴らしい結果をもたらしてくれ、我々に感動を与えてくれました。若さに溢れるラッピ選手の活躍は、チームの大きな原動力であったと思います。また、今年のラリー・フィンランドでは、ラッピ選手がファンを大切にし、ファンに愛されている姿を私も現地で目の当たりにしました。TOYOTA GAZOO Racingのファンとの絆を更に強くしてくれたこと、感謝しています。コ・ドライバーのフェルム選手は、常に冗談を言って、チームを明るく盛上げてくれました。来年、私がWRCの現場に行った時、ライバルチームのテントから大きな笑い声が聞こえてきたら、仲間だったラッピ選手とフェルム選手が、元気に活躍しているのだと思うでしょう。来年は手強いライバルとして、我々を強くしてくれると思いますし、競争を通じて一緒にラリーを盛り上げていけることに、ワクワクしています。しかし、その前に、先ずは、今年の選手権を一緒に戦い抜きましょう!最高の走りを2人にしてもらえるよう最終戦、最後のステージまでもっといいクルマづくりを続けます。そして、来年から新しく仲間に加わってくれるミーク選手。様々な経験を持ったドライバーであるミーク選手が、ヤリスを一段と強くしてくれることを期待しています。ヤリスに乗ったら、その感想をぜひ教えてください。思いっきり走らせられるヤリスをトミ・マキネンと共につくっていくので、来シーズンの開幕を楽しみに待っていてください。」

    トミ・マキネン(チーム代表)
    「クリスがTOYOTA GAZOO Racingに加入してくれることを、我々全員がとても嬉しく思っています。彼は非常に速いだけでなく、豊富な経験を持っていますし、彼の高い技術的な理解力は、もっといいヤリスWRCをつくるための新しい知識やアイデアをもたらしてくれると思います。ヤリ-マティが来年もチームの一員としてシーズンを共に戦うことも、大変嬉しく思います。彼のこれまでの働きは素晴らしく、ここ最近は表彰台に連続して上がるなど、非常に重要な貢献をしてくれています。現時点で最速のドライバーの1人ともいえるオットと共に、スピード、経験、ラリーに勝つ力を備えた3人のドライバーのラインナップで来シーズンを迎えることができます。この強いチームでドライバー、マニュファクチャラーの両選手権獲得を狙いたいと思います。最後に、新しいチャレンジを求めてチームを去ることになったエサペッカには、これまでの活躍に感謝するとともに、これからの幸運を祈っています。」

    クリス・ミーク
    「トヨタのドライバーになることは、私にとって大変嬉しく、光栄なことです。豊田章男総代表、トミ・マキネンチーム代表、そしてチームの皆さんに心から感謝します。3年前、チーム加入の可能性について話し合ったことがあるのですが、今回、ついにチームの一員になることができ、とても嬉しく思っています。ヤリスWRCの実力は、クルマ自体が物語っていますが、敬意と礼儀を重んじる日本文化が受け継がれるトヨタのチームスピリットは信じられない程素晴らしいと感じています。来年のスタートが待ちきれません。私の最大の目標は、再び自分のドライビングを楽しみ、トヨタのチャンピオンシップ優勝に貢献することです。16歳の時に、地元のラリー選手権で、初めて兄のコ・ドライバーとして優勝した時のクルマが、トヨタのカローラでした。そんなエピソードや、これまでの色々な縁が重なり、ここにいることが信じられない程嬉しい気持ちです。自分にとってこれ以上のチームはありません。」

    クリス・ミークの経歴
    生年月日 1979年7月2日
    年齢 39歳
    国籍 英国
    主な戦歴
    2005年 FIA ジュニアWRC シリーズ3位
    2009年 インターナショナルラリーチャレンジ シリーズチャンピオン(4勝)
    2014年 WRC初表彰台 ラリー・モンテカルロ
    2015年 WRC初優勝 ラリー・アルゼンチン
    2016年 WRC優勝 ラリー・ポルトガル、ラリー・フィンランド
    2017年 WRC優勝 ラリー・メキシコ、ラリー・スペイン

    WRCでの実績
    WRC出場91回、WRCでの勝利5回、表彰台12回、獲得ポイント413、ステージ優勝77回

  • WEC | トヨタ、母国富士でTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ!

    WEC | トヨタ、母国富士でTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ!

    2018年-2019年スーパーシーズンのFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦富士6時間レースの決勝が10月14日(日)に静岡県の富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDがワン・ツー・フィニッシュ。完璧なレースで母国のファンと共に勝利を分かち合った

    予選で速さを見せながらも無念の失格により8番手からの追い上げを強いられた小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車が今季初勝利。中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソの8号車はレースを通して僅差の戦いを続け、11秒差の2位でチェッカーを受けた。

    この結果、トヨタは母国富士で開催された7回のWEC戦のうち、6戦を制覇。小林とコンウェイにとっては、彼らにとってのWEC初勝利となった2016年の富士戦以来、昨年からチームに加わったロペスにとっては、記念すべきWECでの初勝利となった。

    この勝利により、TOYOTA GAZOO Racingは首位につけるWECのチーム選手権で2位のレベリオンとの差を14ポイントへと拡げることとなった。また、ドライバーズ選手権でも首位の中嶋、ブエミ、アロンソの3名がライバルとの差を拡大。今大会勝利した7号車の小林、コンウェイ、ロペスは8号車クルーに13ポイント差のランキング2位に浮上した。

    前夜から降りだした雨は午前中に渡って降り続け、午前11時の決勝レーススタート時になっても水煙が上がるほどのウェットコンディション。このため、1周のセーフティカー先導ラップの後に本戦が開始された。2台のTS050 HYBRIDはフロントに電動モーターを搭載する四輪駆動の特性も活かして、スタートダッシュを決めた8番手スタートの7号車小林は、僅か2周でトップを走るチームメイトに続く2位へと浮上して見せた。

    7号車は早めのタイヤ交換で一旦ポジションを落とし、差が広がったものの、30分過ぎに他カテゴリー車両のクラッシュにより導入されたセーフティカーにより、幸運にも上位勢とのマージンを詰めることが出来た。レースが始まると共に雨は上がり、30分ほどのセーフティカーランの間に路面はどんどん乾き出した。レースが再開されると、各車は次々とドライタイヤへと交換。タイヤ交換後、7号車の小林は、8号車中嶋の前に出ることになり、2台は僅差のまま、3位以下のライバルとの差を拡げていった。

    スタートから1時間半が過ぎ、8号車は3回目のピットで、中嶋からブエミへとドライバーチェンジ。10秒ほどあった首位7号車との差は1秒を切るまでに縮ったが、小林は首位を死守。2時間半にわたる力走を終えてコンウェイへと交代した。

    その後、2台のTS050 HYBRIDはピットインのタイミングの違いにより、その差を広げたり詰めたりしながらハイペースで周回を重ねた。残り2時間ほどの時点でコース上に車両がストップしたことによって出されたフルコースイエローのタイミングで2台はピットイン。2位アロンソが猛追もコンウェイとロペスが20秒の差をしっかり守りきる力走を見せた。

    残り1時間20分ほどで8号車は中嶋へ、残り30分ほどで7号車も小林へとドライバーチェンジ。2台は20秒ほどの差を保ったままレースを支配し、午後5時、7号車がトップ、8号車が2位でチェッカーフラッグを受け、チームにとって完璧なワン・ツー・フィニッシュを成し遂げた。

    チームはこの勢いを止めることなく、2018年最後のWEC戦として11月18日(日)に決勝レースが行われる次戦上海6時間レースでも今回の富士と同様の好結果を目指す。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝: 1位、 230周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:8番手、最速ラップ(1分25秒603)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    決勝: 2位(トップと11秒440差)、 230周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(1分26秒043)

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    “地元”富士スピードウェイでファンの皆様に最高のレースをご覧いただくことが出来、そして素晴らしい結果を挙げることが出来、本当に嬉しく思っています。この週末を通し、多くの暖かいご応援を頂きましたので、見応えのあるレースをお楽しみ頂きたいと願っていました。“地元”富士でのレースは、我々にとって、とても重要で、目指す目標は、ファンの皆様や関係者の方々の前でワン・ツー・フィニッシュを果たすことでした。めまぐるしく変化する天候や路面状況に苦戦しながらもチーム全員の頑張りによって目的を果たすことが出来ました。今日のチームの働きをとても心強く思っています。

    小林可夢偉(7号車):
    母国でのレースで、2度目の優勝を果たせて最高の気分です。週末を通して本当に頑張ってくれたスタッフのおかげです。残念な結果となった昨日の予選失格から、全力で追い上げての勝利です。我々7号車がずっと待ち望んできた、表彰台の頂点に再び立つことが出来ました。これが残りのシーズンに向けての転換点になることを祈りますが、今はただ、ただ今日の勝利を喜びたいです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    この結果は本当に嬉しいですし、トヨタのホームコースでワン・ツー・フィニッシュを果たせたことも素晴らしい気分です。簡単なレースではありませんでした。我々は8番手からのスタートを強いられましたが、いつもと同様TS050 HYBRIDの素晴らしいパフォーマンスと、可夢偉、ホセと全力を尽くし最高の結果を得ることが出来ました。今日のような着実で安定したレース運びこそ我々が目指していたものです。この2年間、勝てそうで勝てなかっただけに、2年ぶりのホームコースでの勝利は格別です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    自身のミスから失った失意の予選の後だけに、トヨタと共に挙げた自身のWEC初勝利は、最高の気分です。この勝利はマイクと可夢偉、チームスタッフ、そしてトヨタの東富士研究所の関係者やTMGのみんなのチームワークによるものです。チームにとってとても重要なこの一戦で勝つことが出来、この喜びは言葉には表せません。

    中嶋一貴(8号車):
    富士スピードウェイでワン・ツー・フィニッシュを飾れたというのは最高の結果で、心に残るレースになりました。ドライコンディションでは7号車のペースが良かったので、我々8号車にとっては難しいレースになったのと、セーフティカーの導入タイミングが不運でした。しかし、それもレースですし、気にしていません。今日は2位に終わりましたが、チームが選手権を戦う上で良いレースが出来たと思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    7号車のクルーに祝福を送ります。充分に勝利に値する素晴らしい戦いぶりでした。我々の8号車も頑張りましたが、7号車はレースを通して僅かに我々よりも上回っていました。ホームでの完勝は、チームにとっても素晴らしいレースでしたし、ワン・ツー・フィニッシュの一翼を担えたことを喜んでいます。ファンの皆様も楽しんでくれていれば幸いです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    良いレースでした。我々8号車はセーフティカー導入のタイミングが悪く、レース序盤に築いた1分20秒のアドバンテージを失ってしまいました。でもこれもレースです。今日の我々には7号車とバトルするのに十分な速さがなかったということだと思います。彼らを祝福します。彼らは週末を通して速かったですし、勝者に値します。チャンピオンシップを争う上では、ドライバー、マニュファクチャラ―いずれのチャンピオンシップもリードを広げることができましたし、全体的に見ればパーフェクトな週末だったと思います。

    豊田章男 トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長:
    FIA世界耐久選手権富士6時間耐久レースをワン・ツー・フィニッシュでゴールすることができました。応援いただいた皆さま、ありがとうございました。ル・マン24時間の凱旋レース…、失格の悔しさを晴らすレース…、そして、多くの仲間が見守る地元でのレース…、そんな富士の6時間には沢山のファンの方々や我々の活動を支えるパートナーの皆さまが応援に来てくださいます。そうした皆さまへの感謝の気持ちを伝えるためになんとしても地元富士には行きたいと考えていましたが残念ながら叶いませんでした。TOYOTA GAZOO Racingとして感謝の気持ちを皆さまに示すのは素晴らしいレースをすることが一番です。そして、なにより今回はル・マンの時のようなワン・ツー・フィニッシュの感動をホームコースで見ていただきたいと思っていました。今回、そのために私ができたことは、レース前のドライバー達に「富士の道を思いっきり駆け抜けてもらいたい」、「最後まで楽しんでバトルをしてほしい」とメッセージを送ることでした。決勝前、ドライバー達からも「思いっきりレースをしてきます!」と返信をもらい、彼らは、本当に、そんな6時間にしてくれました。応援くださった方々にもTOYOTA GAZOO Racingの想いが伝わったレースだったと思います。ドライバーのみんな、今回も「思いっきり走ってくれて、ありがとう。」 現地に行くことはできませんでしたが、チームのみんなの想いは画面で見るクルマからも十分に伝わり、離れていても心ひとつに戦うことができました。チームのみんな、ワン・ツー・フィニッシュをありがとう。7号車のみんな、待望の優勝おめでとう。そしてファンの皆さまいつもご声援を本当にありがとうございます。引き続き、応援よろしくお願いいたします。

  • WEC | トヨタ、8号車が2014年以来“地元富士”でポールポジションを獲得

    WEC | トヨタ、8号車が2014年以来“地元富士”でポールポジションを獲得

    2018年-2019年スーパーシーズン FIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士6時間レースの予選が10月13日(土)に静岡県の富士スピードウェイで行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が2014年以来となる“地元富士”のレースでポールポジションを獲得。7号車は実質、トップタイムをマークしながらも、ピットロードスピード違反によりLMP1クラス最後尾からのスタートとなった。

    13日(土)、前日の赤旗中断による走行時間短縮を受け、朝からの公式練習3回目は30分間延長して実施された。雨は降らなかったものの、終日空は雲に覆われ、気温15度、路面温度21度とやや肌寒いコンディションの下、午後2時30分よりLMPクラスの予選が開始。

    ル・マン24時間レース以外のWECシリーズ戦では、決勝のスターティンググリッドは予選でドライバー2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均値で決定される。TS050 HYBRID 7号車はホセ・マリア・ロペスと小林可夢偉がアタックした。

    8号車はフェルナンド・アロンソに続き、セバスチャン・ブエミがアタック。2名の走行直後、平均タイムが出た時点では、僅か1000分の6秒8号車が7号車を上回っていたが、ブエミのアタックラップ中にコース外に4輪がはみ出したとして該当ラップタイムが抹消に。再度アタックに向かったが、タイムをのばすことは出来ず、7号車の0.091秒遅れで2番手になった。

    しかし、セッション終了直前に、7号車のホセ・マリア・ロペスがピットロードで8.7km/h超過のスピード違反をしていたことが発覚。ロペスのタイムは抹消され、7号車はLMP1クラス最後尾の8番手グリッドから明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    この結果、8号車がポールポジションに立ち、TOYOTA GAZOO Racingにとって、“地元富士”のレースで2014年以来となる最上位グリッドから明日の決勝レースのスタートを切ることとなった。今大会、TS050 HYBRIDには、26kgの重量増加を課されたことによって、2番手のレベリオンとの差は縮まりながらも、0.711秒差でポールポジションを獲得。

    様々なドラマのあった予選が終わり、TOYOTA GAZOO Racingは、今季4戦連続となるポールから、母国のファンの前で、1-2フィニッシュを目指し、6時間の決勝レースへ挑みます。決勝レースは、14日(日)午前11時にスタートが切られる。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分24秒589), 56周
    公式予選 : タイム無し(グリッドは8番手)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習3回目 : 2番手 (1分25秒180), 48周
    公式予選 : 1番手 (平均1分23秒648)

    小林可夢偉(7号車):
    “地元富士”でポールポジションが獲得出来たと思っていただけに、それを失うことになり本当に残念です。チームはこのレースウィーク、素晴らしい仕事でTS050 HYBRIDを仕上げてくれて、今日は昨日よりも格段に良い感触で走れました。決勝レースでは、頑張ってくれているチーム、そしてファンの皆様の声援に報いるためにも最後まで諦めずに全力で戦います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    今回の件は私のミスです。二度とこの様なことが起こらないよう、今日の反省を心に刻みます。最大のミスは、ラップタイムには影響はないだろうと思い込み、すぐに状況を報告しなかったことです。それは完全な間違いでした。もしこうなることが分かっていてすぐに報告していれば、新たにアタックしてタイムを出すことが出来ていたはずです。しかし、今回の件は勉強になりました。残念な結果ですが、まだ長い決勝レースが待っていますので、必ず追い上げます。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    7号車の皆は素晴らしい仕事をしていただけに残念です。こんな形でポールポジションを獲得するのは本意ではありませんでした。唯一の救いは、四輪コースオフのミスが払拭されたことくらいでしょうか。チームの目標が達成できるよう、明日はいつものようにレースに集中するだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    マイク、可夢偉、ホセにとって、気の毒な結果となってしまいました。予選ワンツーが幻となってしまい、とても残念です。一時はポールポジションを掴みながらも、四輪コースオフでそれを失い、最終的にはポールポジションとなる、我々にとっては激動の予選でした。ノンハイブリッドのLMP1とのタイム差が縮まり、明日の決勝は厳しいレースになるでしょう。何があっても明日はベストを尽くして、地元のファンの皆様へ勝利をお見せできるよう全力でレースに臨みます。

  • WEC | トヨタ、富士6時間初日は着実に1-2発進

    WEC | トヨタ、富士6時間初日は着実に1-2発進

    FIA 世界耐久選手権(WEC)第4戦 富士の公式練習初日が10月12日(金)、静岡県の富士スピードウェイでが行われた。

    シリーズポイントのリーダーとして「ホーム」富士に凱旋したTOYOTA GAZOO Racingは、2台のTS050 HYBRIDが2度のセッション両方で1、2番手タイムをマークする順調な滑り出しとなった。

    1時間半ずつ2回予定されていた公式練習走行は、コース外走行で車速を低下させるために路肩に設置された突起が早期に破損するアクシデントにより、両セッションで赤旗中断が発生したため、公式練習1回目は30分、2回目は10分間予定よりも終了時間が延長された。

    中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車が両セッション共にトップタイムを刻み、2回目のセッション開始直後には、この日の最速タイム1分23秒973をマークした。

    小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブするTS050 HYBRID 7号車はどちらも2番手で続いた。ベストタイムは8号車に1秒095差の1分25秒068で「ホームレース」の富士での初日を終えた。

    今回、チームメンバーの有志20人ほどは、ル・マン優勝の御礼とWEC富士レースの優勝を祈願し、長年夢に描いていた富士山への登頂に、細心の計画と万全な準備を整えて挑戦。7日(日)の午前中に無事、標高3776mの富士山頂を成し遂げた。標高540mの富士スピードウェイへと戻ったチームは、厳かな気持ちで初日の公式練習走行へ向けての準備に取りかかった。

    今大会では、TS050 HYBRIDと、ノン・ハイブリッドのライバルとのパフォーマンス差を再調整するために、新たに26kgの重量追加が課された。

    この日は朝方まで降っていた雨により、午前11時からの公式練習1回目は、半乾きの路面状況でスタート。2台のTS050 HYBRIDは、軽雨量用のインターミディエイトタイヤでコースインした。開始から15分程が経過したところで、路肩の破損によりセッションは赤旗中断。この中断は33分間にわたったが、セッション終了時間が30分延長されたため、チームが予定していたセットアップ及びタイヤの評価作業への影響は最小限で済んだ。

    午後3時半から行われた公式練習2回目は、ドライコンディションとなったが、1回目と同じアクシデントで、合計40分間にわたる赤旗中断に見舞われた。10分間延長して日没ぎりぎりまで行われたセッションで、2台のTS050 HYBRIDは様々なメカニカル及び空力、そしてハイブリッドシステムの調整作業を進めた。

    午後5時10分、2台のTS050 HYBRIDは、合計で146周をトラブル無く走破し、ベストタイムでは3番手のライバルに1.724秒差をつけてこの日の走行を終えた。今日の合計666kmの走行で得られた様々なデータを解析し、明日の予選、日曜日の決勝へ向けてベストセッティングを仕上げていく。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習1回目 : 2番手 (1分26秒381), 44周
    公式練習2回目 : 2番手 (1分25秒068), 29周

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    公式練習1回目 : 1番手 (1分25秒847), 43周
    公式練習2回目 : 1番手 (1分23秒973), 30周

    小林可夢偉(7号車):
    今日は午前、午後いずれのセッションでも長い時間の赤旗が出たので、自分自身の予定していた周回数を走ることが出来ませんでした。その中で、最適なバランスに仕上げるため、全力を尽くしましたが、まだやるべきことはあります。今日は限られた時間の中で最善を尽くし、多くのデータを取ることもできました。明日はさらにクルマを向上させるつもりです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    なんとか予定の評価項目をこなし、様々なセッティングを試すことができました。富士の前半、第1セクターと中盤、第2セクターはかなり高速なのに対し、最終セクターはコース幅も狭くテクニカルなコースなので、最適なセットアップを見つけるのが難しく、コース全体でのバランスをとるのにとても苦心します。毎回、チャレンジングですが、予選と決勝に向けてよい流れを作れるように頑張ります。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ドライ路面の富士を走ったことがなかったので、もう少しドライで走りたかったです。全体的には良い一日だったと思います。渋滞があったにも関わらず、まずまずの自分自身の最速ラップを出すことが出来ました。クルマのバランスに100パーセント満足はしていないので、引き続き改善していく必要があります。今のところ、8号車より少し後ろにいますが、明日は、このギャップを近づけるべく努力します。

    中嶋一貴(8号車):
    今年も富士に戻ってくることが出来てとても嬉しく思っています。特に今回は念願のル・マンでの勝利の後だけに格別です。今日は、長い赤旗中断がありましたが、それ以外は全てがとても順調で、概ね満足しています。走行時間は短くなりましたが、TS050 HYBRIDは本当に力強く、好調です。まだやるべきことはありますが、全体的に感触は良く、決勝レースへ向けて順調に仕上がっています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    前戦から、長いインターバルでしたが、再びTS050 HYBRIDを運転できるのは、とても良い気分ですし、まずまず順調な一日でした。私自身はあまり多くの周回は走れませんでしたが、見ている限りここまでの状況には満足していますし、更に良くなることを期待しています。7号車との僅差での争いになると思いますので、予選、そして決勝レースが楽しみです。明日もドライコンディションで走れれば最高です。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    良い一日でした。黄旗や赤旗が多かったため、期待していたほどの周回は出来ませんでした。特に、私にとっては初めてWECでの富士を走る機会なので、もう少し走りたかったです。クルマのバランスに関しては上々に仕上りつつあり、もう少し細部を詰める必要はあるものの、全般的には良い感触で、満足しています。明日もトラブルの無い一日であることを祈ります。

    WEC第4戦 富士6時間 公式練習1回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    43 1:25.847
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    44 1:26.381
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    23 1:26.890
    4 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    44 1:27.151
    5 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    36 1:27.635
    6 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    37 1:27.916
    7 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    40 1:29.088
    8 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    26 1:29.250

    WEC第4戦 富士6時間 公式練習2回目結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    30 1:23.973
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    29 1:25.068
    3 3 トーマス・ローレン
    マティアス・ベシェ
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    22 1:25.697
    4 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:25.801
    5 1 アンドレ・ロッテラー
    ニール・ジャニ
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    29 1:25.931
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    27 1:27.664
    7 4 オリバー・ウェッブ
    トム・ディルマン
    ジェームス・ロシター
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    26 1:28.209
    8 10 ベン・ハンリー
    ジェームス・アレン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    16 1:28.914