カテゴリー: トヨタ

  • トヨタ、WEC第4戦は中嶋一貴に代えてマイク・コンウェイを起用

    トヨタ、WEC第4戦は中嶋一貴に代えてマイク・コンウェイを起用

    トヨタ・レーシングのテスト兼リザーブドライバーであるマイク・コンウェイが、9月20日(土)に米国テキサス州オースティンで開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースではレースドライバーとして初参戦する。

    イギリス人のマイク・コンウェイは、WEC第4戦の前週、日本でスーパーフォーミュラ第5戦に出場する中嶋一貴の代役として、TS040 HYBRID #7をドライブする。コンウェイは、シリーズ参戦している米国インディカー・シリーズで今季2勝を挙げている。

    マイク・コンウェイは既に、冬季テストでTS040 HYBRIDでの走行経験を積んでおり、また、昨年のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レースにはLMP2クラスのドライバーとして出場。クラス優勝、総合5位に入っている。

    オースティンでマイク・コンウェイは、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共にTS040 HYBRID #7をドライブ。中嶋一貴はWEC第5戦として10月12日(日)に富士スピードウェイで行われる「富士6時間耐久レース」でTS040 HYBRID #7のドライバーとして復帰する。

    全8戦のWECシリーズ第4戦に、トヨタ・レーシングはマニュファクチャラーズ部門首位、ドライバーズ部門でもアンソニー・デビッドソン、ニコラス・ラピエールとセバスチャン・ブエミの3名がポイントリーダーとして臨む。

    マイク・コンウェイ TS040 HYBRID #7:
    TS040 HYBRIDで、サーキット・オブ・ジ・アメリカズのレースに出場出来るのは本当に嬉しい。スタートが待ち切れない。TS040 HYBRIDは素晴らしいレースカーであり、特に、四輪駆動で1000馬力を発揮するハイブリッドブーストは、オースティンでのレースを間違いなく楽しいものにしてくれるはずだ。この機会を与えてくれたチームに感謝したい。世界選手権を戦っているチームに貢献すべく全力を尽くす。この挑戦に対する準備は出来ており、どれだけの力が見せられるか、楽しみにしている。

  • トヨタ86ラリーカー、WRC第9戦ドイツにてデモ走行

    トヨタ86ラリーカー、WRC第9戦ドイツにてデモ走行

    トヨタモータースポーツ(TMG)が独自開発中の86ラリーカー “GT86 CS-R3”のプロトタイプ車が、ドイツで行われる世界ラリー選手権第9戦(8月21〜24日)でデモ走行する。

    このトヨタ86ラリーカーは、WRCのR3カテゴリーに適合するよう開発中のもので、今回、90年代後半にセリカGT-Fourに乗りWRCで活躍した女性ラリードライバー、イゾルデ・ホルデリートさんがドライブする予定。

    今回のラリーでは、このGT86 CS-R3は競技そのものには参加せず、コースの安全確認のために各ステージを先発走行する。また、プロトタイプ車としての評価とホモロゲーション(認証)取得前の最終仕様確定に向けた改良も目的としている。

    なお、このGT86 CS-R3は今後、ヨーロッパにてプライベーター向けに販売される予定となっている。

    GT86 CS-R3

  • トヨタ、ヤリスWRCをアスファルトでテスト

    トヨタ、ヤリスWRCをアスファルトでテスト

    トヨタは、来月、ヤリスWRCでアスファルトでの初テストを実施。だが、WRC参戦についての発表は今期中にはなされない模様だ。

    ケルンで造られたヤリスWRCは、今年テストを開始。トヨタのWRC復帰は目前だとの推測が広まった。

    それ以来、ヤリスWRCはフランスとサルデーニャでテストされており、来月にはイタリアでアスファルト上でのテストが行われる。

    しかし、WRC参戦の正式発表はまだ待たれている。

    トヨタの情報筋は「日本からは何もニュースはない。それはシーズン末まで変わることはないだろう」とコメント。

    トヨタの広報担当はアスファルトテストに関して「クルマにとってまさに次のステップです」とコメント。

    「(2017年のWRC参戦の可能性のために)我々は出来るだけうまく準備しようとしています」

    「つまり、可能な限り多くのセットアップ詳細を集め、あらゆる路面でクルマの挙動を見てみるということです。そして、来年はそれがアスファルトになります」

  • レクサス、新型SUV「NX」を発売

    レクサス、新型SUV「NX」を発売

    レクサスは、初のコンパクトクロスオーバーSUV「NX」を開発し、全国のレクサス店を通じて7月29日に発売した。

    レクサス NXは、「Premium Urban Sports Gear」をコンセプトに、都会を機敏に駆け抜ける高い走行性能と、SUVらしい力強さを兼ね備えている。レクサス初の新開発ターボエンジンを搭載したNX200tと、ハイブリッドシステム搭載のNX300hをラインアップし、アクティブな走りと優れた環境性能を両立した。

    なお、新型NXの価格は4,280,000円〜5,820,000円(消費税込み)となる。月販台数は700台を予定。

    「スポーツギア」を感じさせるデザイン
    エクステリアは、一目でレクサスとわかるスピンドルグリルを起点に、人が乗るキャビンの前後を大胆に絞り込んだ菱形のボディと力強く張り出したホイールフレアを融合させ、タイヤの存在を強調。SUVとしての力強さを表現している。インテリアは、「Premium Urban Sports Gear」を感じさせる構造美と素材感を、センタークラスターのフレームなど金属質感のダイナミックな骨格と革調素材の構成で具現化した。

    力強さと爽快さを両立した走り
    NXは、新世代レクサスが培ってきたエモーショナルな走りを継承するべく、SUVらしい力強さと爽快なスポーツドライビングの両方を追求。LEXUS初の新開発2.0ℓターボエンジンでは、ツインスクロールターボチャージャーと可変角を拡大したDual VVT-iWを組み合わせるとともに、最適な燃焼効率を実現するD-4STを採用することで、低回転域から強大なトルクを発生させ、滑らかで爽快な加速フィーリングを生み出している。さらに、ターボエンジンに合わせて6速オートマチックトランスミッションを新開発。マニュアル感覚のシフトチェンジを可能にするシーケンシャルシフトマチックやパドルシフト、コーナリングでの変速制御を最適化するG AI-SHIFT制御を採用した。また、レクサススポーツの走りを継承するスポーティバージョン”F SPORT”は、NAVI・AI-AVSやパフォーマンスダンパーを標準装備し、乗り心地や操縦安定性を向上。さらに、足回りに専用のチューニングを施している。

    アクティブな走りをサポートする先進装備と高い利便性
    ハイブリッドユニットは、熱効率を追求した2.5ℓアトキンソンサイクルエンジンと高トルクモーターを内蔵したハイブリッドトランスミッションを組み合わせ、クラストップレベルの低燃費(JC08モード走行燃費21.0km/ℓ)を実現した。全車速追従機能付レーダークルーズコントロールでは、アイドリングストップとの連携機能をレクサス初採用。レーダークルーズコントロール作動時に停車した場合、前車の発進を感知してエンジンが自動で再始動し、ドライバーによる発進操作をサポートするなど、利便性と環境性能を両立。安全面においては、レクサス初導入の左右確認サポート付パノラミックビューモニターや夜間にコーナーの先を広く照らすLEDコーナリングランプなどが、ドライバーの安全運転をサポートする。その他、タッチパッドを用いた新型リモートタッチ、レクサス初のワイヤレス充電「おくだけ充電」、および運転に必要な情報をウインドシールドガラスの視野内に投影するカラーヘッドアップディスプレイなどの利便性を高める機能を備えている。

    LEXUS NX 画像

  • トヨタ、燃料電池自動車を2014年度内に販売開始

    トヨタ、燃料電池自動車を2014年度内に販売開始

    トヨタは、セダンタイプの新型燃料電池自動車(FCV)を公開するとともに、発売時期、および日本での車両本体価格の目途と販売チャネルを公表した。

    日本では、2014年度内に販売を開始する。販売は、トヨタ店とトヨペット店が扱い、当面は、水素ステーションの整備が予定されている地域およびその周辺地域の販売店が中心となる見込み。価格は、700万円程度を予定している。米国・欧州では、2015年の夏頃の発売に向け準備を進めており、価格は、今後、決定する。

    トヨタは、燃費向上・エミッション低減を目指す「省エネルギー」、電気や水素をはじめとした代替燃料の利用を促進する「燃料多様化への対応」、さらには、「エコカーは、普及してこそ環境への貢献」を基本方針として環境技術開発を進めている。「燃料多様化への対応」では、燃料選択において、水素に注目している。

    水素には、様々な一次エネルギー、中でも太陽光や風力などの自然エネルギーを活用した製造が可能、電気に比べてエネルギー密度が高く貯蔵・輸送も容易、家庭用・自動車用燃料のみならず発電への活用も期待されるなど幅広い用途への利用が可能、といった特徴があり、トヨタは、水素を将来の有力なエネルギーと位置付けている。

    FCVの開発においては、トヨタは、20年以上にわたり取り組んでおり、水素と酸素の化学反応により発電をするFCスタックや燃料となる水素を貯蔵する高圧タンクを中心としたFCシステムを自社開発している。2002年以降は、日米でSUVタイプのFCVを導入してきた。

    トヨタが開発を進めているFCVは、航続距離は約700kmを確保するとともに、燃料の補給(水素の満充填)に要する時間は3分程度とガソリンエンジン車と同レベルである。また、FCVが走行中に排出するのは、水素と酸素の化学反応で発生した水だけである。

    このようにFCVは、「自動車用燃料の多様化に対応」、「走行中はCO2や環境負荷物質を排出しない」、「現状のガソリンエンジン車と同等の利便性」を兼ね備えており、サステイナブルなモビリティ社会の実現に貢献する究極のエコカーとして高いポテンシャルがあるとトヨタは考えている。

    なお、トヨタグループ各社においても、燃料電池バス、家庭用燃料電池、燃料電池フォークリフトなどの技術開発に取り組んでいる。

    新型車の詳細情報ならびに、日米欧それぞれの車両価格、販売計画台数等の詳細は、別途、公表される

    燃料電池車(FCV)とは
    水素と酸素を化学反応させて電気をつくる燃料電池を動力源とするクルマ。車両の開発には、トヨタが培ってきたハイブリッド技術をコアテクノロジーとして応用している。ガソリンに代わる燃料である水素は、環境にやさしく、さまざまな原料からつくることができるエネルギー。トヨタは、「サスティナブル・モビリティ」実現に向けての理想的なクルマとして、その早期普及を目指し、世界に先駆けて、2002年から燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」を日米で限定販売するなど、燃料電池車の開発で確固たる実績をつくってきた。

  • トヨタ、8号車が表彰台を獲得 (ル・マン24時間レース)

    トヨタ、8号車が表彰台を獲得 (ル・マン24時間レース)

    FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦 第82回ル・マン24時間レースが終了。6月15日(日)午後3時に長く、過酷な24時間レースのチェッカーが振られた。トヨタ・レーシングのTS040 HYBRID #8はサバイバル戦の様相を呈した終盤戦を戦い抜き、3位でフィニッシュ。トヨタ・レーシングは、2年連続の表彰台を獲得した。

    アレックス・ブルツとステファン・サラザン、中嶋一貴の3名がドライブしたTS040 HYBRID #7は、ポールポジションからスタートを切り、レースが折り返しを過ぎるまでは、2位に90秒以上の差をつけてレースをリードした。

    しかし、中嶋がドライブ中に予測不能な電気系トラブルに見舞われ、#7は夜明けを待たずにアルナージュコーナーの先で停止。ピットへと戻ることは出来ず、13時間53分を戦い正式にリタイア届けを済ませた。

    一方、3番手グリッドからスタートを切り、同じく勝利への期待がかかっていたTS040 HYBRID #8だったが、スタートから90分後に見舞われた突然の豪雨の中、スリックタイヤを装着していたニコラス・ラピエールがミュルサンヌ・ストレートでの多重クラッシュに巻き込まれ、事実上優勝争いからは脱落してしまった。

    このアクシデントにより、#8は大きなダメージを負うこととなったが、ピットへと自力で戻った#8は、チームの迅速な修復作業により、前後のボディカウルと左フロントのサスペンションを交換。およそ50分間のピット作業の後、#8は首位から8周遅れでコースへ復帰した。ほぼ最後尾近くまで後退していた#8だったが、少しでも多くのポイントを獲得すべく追撃を開始。

    レースが8時間を消化したところで、#8はクラッシュに起因する空力的なバランスの不調に見舞われ、修復するために8分間ほどのピット作業を余儀なくされた。

    しかし、アンソニー・デビッドソンとラピエール、そしてセバスチャン・ブエミの3名は、着実なペースで順位を上げて、レース終盤にはトップ4まで浮上。ゴール1時間40分前にライバルがテクニカルトラブルに見舞われたこともあり、3位表彰台をその視界に捕らえた。

    序盤戦の2時間の不運で、上位フィニッシュから大きく遠のいたように見えた#8であったが、チームの懸命な努力と、終盤戦の2時間で局面が大きく動いたことで、トヨタ・レーシングに3位表彰台をもたらすこととなった。

    3位でフィニッシュした#8のドライバー3名は、それぞれ30ポイントを獲得し、2位との差を20ポイントへと広げ、WECのポイントリーダーを堅守した。

    木下美明 チーム代表:
    ル・マンでの3位は大変喜ぶべき名誉だが、我々のTS040 HYBRIDは勝てるスピードを持っていただけに、今日は複雑な気持ちだ。予想外の出来事が多く、改めてこれがル・マンなんだと実感した。幸運は要らないが、もう少し、アクシデントが少なければ、と思う。しかし、それがモータースポーツであり、結果は厳粛に受け止めなければならない。この経験を糧に、我々はより強くなって帰って来る。加えて、世界選手権に照準を合わせ、次のアメリカ・オースティン戦から再び全力を尽くす。#8の酷いダメージを短時間で修復してくれたチームメンバー、またその車で諦める事無く走り続け、3位表彰台を獲得したドライバーに心から感謝したい。自分は、このチームを誇りに思う。最後に、アウディ、ポルシェの素晴らしいパフォーマンスを讃えたい。このレースに参加した全員が非常に激しく戦い、素晴らしいスピリットを見せてくれた。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴)
    決勝: リタイア、219周、ピットストップ17回、最速ラップ3分23秒112

    アレックス・ブルツ:
    本当に残念だという以外に言葉がない。我々はレースをリードしたが、トラフィックの回避などでも、過度のリスクは冒さないように心がけてきた。運に恵まれた部分もあるが、レースをコントロール下に置きながらリードを広げることが出来たし、それこそがル・マンでは必要なことだ。日中におけるタイヤの性能は抜群だったので、日の出を迎えるのを楽しみにしていた。しかし、それは叶わなかった。レースウィークの早い時期に話したが、我々がル・マンに勝つのではなく、ル・マンが我々を勝たせてくれるのであり、今回は勝たせてくれなかったと言うことだ。

    ステファン・サラザン:
    メカニック、エンジニアを始め、チームの仲間全員に本当に申し訳なく思う。誰もが皆、今日だけでなく、これまでのあらゆる準備過程で最大限の努力をしてくれた。我々はスタートからずっとレースをリードしていた。TS040 HYBRIDは本当に素晴らしい仕上がりだったので、必要以上の激しいプッシュもせず、リスクも冒さず、無理しない走りに努めた。しかし、今年のル・マンでは勝利の女神は報いてくれず、我々をコース上に止めてしまった。我々は最大限の努力と、レースに勝つため万全を尽くして来たのに非常に残念だ。しかし、ル・マンは長いレースで、何が起こっても不思議ではない。たまたま今日は不運が我々に起こってしまったということだ。

    中嶋一貴:
    こういうのを痛恨の極みというのだろうか。言葉が見つからない。我々を支えてくれた全ての人達に申し訳ない気持ちで一杯だ。あの瞬間までは素晴らしいレースをしていたと思っている。良いペースでレースをリードしていた。こういうことがあり得るとは思っていたが、今回実際に起こってしまった。しかし、これがル・マンであり、だからこそ挑戦し甲斐もあるのだと思う。また挑戦する。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    決勝:3位 374周、ピットストップ31回、最速ラップ3分23秒117

    アンソニー・デビッドソン:
    本当に波乱万丈のレースだった。我々のTS040 HYBRIDは全ての面においてスピードがあったが、トリッキーなコンディションに翻弄され、車体に大きなダメージを負ってしまった。そして後方からの追い上げを余儀なくされた。今回起きたことは誰にでも起こりえることの一つに過ぎない。こうして表彰台に立てたことに驚いている。アクシデントの直後にはほぼ最後尾近くまでポジションを落としたが、そこから表彰台を獲得出来たということで、速さは示せたと思う。今回のレースでは、勝利はつかむのではなく、やってくるものだった。

    ニコラス・ラピエール:
    ル・マンでの3位という結果は、序盤に起きたことを考えれば悪くない。#8のクルーのおかげで、我々は世界選手権でのポイントリードを広げることが出来た。しかし、とても残念だ。#7は週末を通して素晴らしい働きを見せてきて、それに見合うだけの結果が得られても良かった。我々は表彰台フィニッシュを果たしたが、それは決して望んでいた結果ではない。トヨタと我々は何年にもわたってル・マンで勝つために戦ってきて、今年は勝てる大きなチャンスだった。それだけに非常に残念な結果となってしまった。

    セバスチャン・ブエミ:
    ここル・マンには、優勝候補としてやって来たのに、それが勝ちにつながらなかったという点では、私は失望している。しかし一方では、多くの周回数を残してコースへ復帰し、それで3位が獲れたのでまだ救われた。アクシデントの直後は、とても表彰台など望めなかったからだ。我々は長い道のりを戻って来て、良い仕事をしたと思う。しかし、明らかにもっと行けたと思うので、今日は本当にタフな1日だった。我々はチャンピオンシップでは依然リードしており、少なくとも前向きにはなれる。

  • 中嶋一貴、無念のリタイアに「痛恨の極み」 (ル・マン24時間レース)

    中嶋一貴、無念のリタイアに「痛恨の極み」 (ル・マン24時間レース)

    中嶋一貴が、リタイアで終えることになったル・マン24時間レースについて語った。

    中嶋一貴は、日本人ドライバーとして初めてル・マン24時間レースでのポールポジションを獲得。レースでも、トヨタ 7号車は首位を走っていた。

    しかし、午前5時、中嶋一貴が走行してたときにマシンにトラブルが発生。電気系のトラブルを修復することができず、無念のリタイアとなった。

    中嶋一貴
    「こういうのを痛恨の極みというのだろうか。言葉が見つからない。我々を支えてくれた全ての人達に申し訳ない気持ちで一杯だ。あの瞬間までは素晴らしいレースをしていたと思っている。良いペースでレースをリードしていた。こういうことがあり得るとは思っていたが、今回実際に起こってしまった。しかし、これがル・マンであり、だからこそ挑戦し甲斐もあるのだと思う。また挑戦する」

    関連:トヨタ:首位走行中の7号車が無念のリタイア (ル・マン24時間)

  • トヨタ:首位走行中の7号車が無念のリタイア (ル・マン24時間)

    トヨタ:首位走行中の7号車が無念のリタイア (ル・マン24時間)

    ル・マン24時間レースの夜明けを前にした午前5時、アレックス・ブルツ、ステファン・サラザン、中嶋一貴と交代しながらレースをリードしていたTS040 HYBRID #7は、アルナージュ・コーナー付近のコース上で電気系のトラブルに見舞われ突然ストップ。

    チームは状況を分析した結果、正式に#7のリタイア届けを済ませた。

    #8はニコラス・ラピエールからセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンとステアリングを繋ぎ、着実に順位を上げて、16時間経過時点で4位まで浮上している。

    村田久武 (モータースポーツユニット開発部部長)
    「ハイブリッド系のシャットダウンによるリタイアとなってしまい、非常に残念だ。ドライバーも復帰すべく試みてくれたが、メイン電源が落ちた状態でそれもかなわなかった。これまでのテストでも経験のないトラブルなので、詳細は今後調べる。応援いただいている関係者をはじめ皆さんの期待も膨らんでいただけに、とにかく残念だ」

    中嶋一貴:
    「電気系統のトラブルで、アルナージュコーナーを過ぎたところで、何の予兆もなく突然止まってしまった。電源が落ちたので無線も使えない状態だった。止まった時には火も出ていたのでその対応でも忙しかった。皆で良いクルマを作ってくれて、全体に良い流れでここまで快調に走って来たので、TS040 HYBRIDのパフォーマンスは示せる良いレースが出来たと思うが、その分、期待も高まっていたので非常に残念だ。来年も頑張りたい」

    TS040 HYBRID #8:
    10時間経過時点(ニコラス・ラピエール):7位
    11時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):6位
    12時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):6位
    13時間経過時点(セバスチャン・ブエミ):5位
    14時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):6位
    15時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):4位
    16時間経過時点(アンソニー・デビッドソン):4位

  • トヨタ、中嶋一貴が“ル・マン”史上初の日本人ポールポジションを獲得

    トヨタ、中嶋一貴が“ル・マン”史上初の日本人ポールポジションを獲得

    6月12日(木)、FIA世界耐久選手権第3戦ル・マン24時間レースの予選第2回目と第3回目が行われ、トヨタ・レーシングのTS040 HYBRIDは中嶋一貴がタイムアタックした#7がトップタイムをマーク。日本人ドライバーとして初めてル・マン24時間レースでのポールポジションを獲得した。

    #8は3番手に付け、TS040 HYBRIDは1番手、3番手から決勝レースをスタートする。

    トヨタ・レーシングが第82回ル・マン24時間レースのポールポジションを獲得した。アレックス・ブルツ、ステファン・サラザンと共にTS040 HYBRID #7をドライブした中嶋一貴が、3分21秒789をマーク。トヨタにポールポジションをもたらした。

    アンソニー・デビッドソンとニコラス・ラピエール、セバスチャン・ブエミのTS040 HYBRID #8は、3番手グリッドから決勝レースをスタートする。

    25%の燃費削減を実現しながらも、トヨタ・ハイブリッド・システム・レーシング(THS-R)により1000馬力を発揮するTS040HYBRIDは、昨年のポールポジションタイムである3分22秒346から0.557秒もタイムを縮めた。

    WEC開幕2戦で連勝を飾ったTS040 HYBRIDのハイパフォーマンスは、新世代耐久レースにおいて既にスタンダードになりつつあり、その高い能力を再び示した。

    ル・マン24時間レース決勝のスターティンググリッドは、3回の予選セッションを通した、最も速い1周のラップタイムで決定される。

    夏のヨーロッパらしく、まだ明るい午後7時に2時間の予選第2回目が開始された。このセッションも前日に続き、2回に渡って赤旗中断となり、走行の機会が失われたが、予選2回目の残り15分でセッションが再開されると、各車タイムアタックを開始。#7は中嶋がステアリングを握ると、周回のたびにタイムを更新し、トップに浮上。暫定ポールポジションにつけた。

    2回の予選セッションで赤旗が多発したため、30分繰り上げられて開始された最後の予選第3回目、最初のタイムアタッカーとして中嶋とブエミがコースイン。まだ明るさの残るセッション序盤から果敢にアタックし、中嶋は4周目に3分21秒789という、ただ一人21秒台に入れる驚異の走りで更にタイムを縮めた。

    最終予選セッションの中盤には、全てのドライバーがステアリングを握り、タイヤの評価及びセットアップを継続。最後にポールポジションを獲得するために、中嶋とブエミが再びコクピットに収まった。しかし、セッション終盤はイエローフラッグによりコースの一部でスロー走行が強いられ、タイムアップはならず予選は終了。

    序盤にマークした中嶋のタイムは破られることなく、#7がポールポジション、#8が3番手となった。トヨタのル・マン24時間レースでのポールポジションは1999年のTS020以来2度目。日本人ドライバーとしては82回のル・マンの歴史で初めて、そしてもちろん日本メーカーの車両と日本人ドライバーという組み合わせでも初めてとなるポールポジション獲得となった。

    ポールポジションの喜びに酔いしれることなく、トヨタにとって16回目の挑戦で初勝利を飾るべく、チームは土曜日の決勝レースへ準備へ意識を切り替えている。

    決勝レースは14日(土)午後3時(日本時間午後10時)に24時間に向けたスタートが切られる。

    TS040 HYBRID #7:
    (アレックス・ブルツ/ステファン・サラザン/中嶋一貴)
    公式予選第1回目(水曜日): 3番手(3分25秒313) 12周
    公式予選第2回目(木曜日): 1番手(3分22秒589) 20周
    公式予選第3回目(木曜日): 1番手(3分21秒789) 37周
    スターティンググリッド:1番手

    アレックス・ブルツ:
    最高の結果となり、とても嬉しい。一貴は凄いアタックを見せてくれた。ポールポジションを獲得出来たというだけでなく、我々の今日の取り組みが上手くいったという点でもハッピーだ。決勝レースに向け、我々全員を勇気づけてくれる結果だ。素晴らしいチームワークで、セットアップや様々な作業をこなすことが出来た。チームを本当に誇りに思う。

    ステファン・サラザン:
    WEC第1戦に続き、再びポールポジションが獲得出来て夢のようだ。チームと一貴の素晴らしい働きのお蔭だ。昨日のTS040 HYBRIDも好調だったが、今日は更に良かった。最高のセットアップが出来たのはチームの努力の結果だ。決勝レースに、我々のTS040 HYBRIDが最高のレーシングカーだという自信と共に臨めるのは心強い。全てのコーナー、全てのラップでプッシュ出来るほど、全て順調だ。ただ、決勝レースは非常に長い。スプリントレースのようにアタックせずに落ち着いて戦わなくてはならないということは分かっている。

    中嶋一貴:
    24時間の長丁場のレースではあっても、やはりポールポジション獲得はとても嬉しい。TS040 HYBRIDの状態も良かったし、チームの皆には本当に感謝している。このレースに勝つために、全員で準備して来た。トラフィックの処理には苦労しつつもクリアラップを取れたことが、ポールポジション獲得に繋がったと思う。レースはタフなものになるだろうが、今夜は素直に喜びたい。我々はなすべきことに妥協はしなかったし、良いタイミングでラップタイムを刻めるようにも努めた。さあ、レースに向けて準備は万端整った。いよいよ挑戦が始まる。

    TS040 HYBRID #8:
    (アンソニー・デビッドソン/ニコラス・ラピエール/セバスチャン・ブエミ)
    公式予選第1回目(水曜日): 4番手(3分25秒410) 12周
    公式予選第2回目(木曜日): 5番手(3分23秒661) 19周
    公式予選第3回目(木曜日): 3番手(3分22秒523) 36周
    スターティンググリッド:3番手

    アンソニー・デビッドソン:
    一貴が記録した最高のラップタイムのお蔭でチーム全体が最高のムードだ。#7とチームを祝福したい。予選第3回目には私はあまり運転をしなかった。セバスチャンがタイムアタックして、新品タイヤをまさにベストなタイミングで使って良いタイムが記録出来た。彼は混雑したコースで走行を強いられたが、最後には3番手のタイムを記録することが出来た。2列目から決勝レースをスタート出来るというのはなかなか良いものだ。

    ニコラス・ラピエール:
    ライバルもポールポジションを狙っている中で、1番手と3番手からスタート出来るのは素晴らしい結果だ。ポールポジションだけが我々の目標ではなく、 ロングランでのパフォーマンス向上も大事だった。TS040 HYBRIDのバランスは昼も夜も良く、決勝レースが待ち遠しい。準備は万端だ。一貴のラップタイムはファンタスティックで、彼にはおめでとうと言いたい。

    セバスチャン・ブエミ:
    まずは#7の皆におめでとうと言いたい。彼らのパフォーマンスは素晴らしかった、特に一貴は、素晴らしいラップタイムでチーム全体にとっても非常に良い結果となった。もちろん、ドライバーとしては彼らの後に付くのは少々残念だが、それよりもチームが優先だ。レースは長丁場なので、まだまだこれからだ。

    トヨタ ポールポジション

    関連:ル・マン24時間レース 2014:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • 中嶋一貴、ル・マン24時間レースで日本人初ポールポジションを獲得!

    中嶋一貴、ル・マン24時間レースで日本人初ポールポジションを獲得!

    ル・マン24時間レースの予選グリッドが確定。トヨタの7号車を走らせた中嶋一貴がポールポジションを獲得した。

    中嶋一貴は、3分21秒789というタイムをマークし、2番手につけていた14号車ポルシェにコンマ3秒差をつけてポールポジションを獲得。ル・マン24時間レースの歴史で、日本人ドライバーで初となるポールポジションを獲得した。

    2番手にはポルシェ 14号車、3番手にはトヨタの8号車、4番手にポルシェと続き、アウディ勢は5〜6番手に沈んだ。

    中嶋一貴 ル・マン24時間レース

    関連:ル・マン24時間レース 2014:テレビ放送&ライブ配信スケジュール