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  • WRC | ラリー・フィンランド:トヨタのタナックが2年連続優勝

    WRC | ラリー・フィンランド:トヨタのタナックが2年連続優勝

    2019年 FI A世界ラリー選手権(WRC) 第9戦ラリー・フィンランドの競技最終日デイ4が8月4日(日)にユバスキュラの東側エリアで行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝。2年連続でラリー・フィンランドを制した。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合3位でフィニッシュ。3年連続で2台のヤリスWRCが表彰台フィニッシュを果たした。なお、前日のデイリタイア後、ラリー2規定に基づき再出走したクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、リタイアでラリーを終えた。

    ラリー・フィンランドの最終日デイ4は、サービスパークの東側で2本のステージを各2回走行。4本、計45.74kmのSSが行なわれた。デイ3で首位に立ったタナックは、デイ4最初のSS21でベストタイムを記録。総合2位のライバルとの差を22秒に拡げた。タナックにとってはWRC通算200回目のステージ優勝となり、ヤリスWRCでは今季50回目、通算120回目だった。その後もタナックは速いペースを保ち、最終的には2位に25.6秒差をつけ、第7戦ラリー・ポルトガル以来となるシーズン4勝目を記録した。また、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終SSのパワーステージでもベストタイムを刻み5ポイントを追加獲得。今回の1戦で最大となる合計30ポイントを加算し、ドライバー選手権およびコ・ドライバー選手権におけるリードを、前戦終了時点での4ポイントから、22ポイントに拡大した。

    総合2位のライバルと12.4秒差でデイ4をスタートしたラトバラは、2本目のSS21で今大会8本目のベストタイムを記録。ライバルとのタイム差を7.3秒に縮めた。その後逆転には至らず総合3位でラリーを終えたが、今シーズン初となるポディウムフィニッシュを果たした。その結果、チームはマニュファクチャラーズ選手権ポイントを伸ばし、首位との差は縮小した。なお、デイ4で再出走を果たしたミークは、SS22でコーナー内側の石に当たり、クルマの左前にダメージを負い完走を逃した。

    豊田 章男(チーム総代表)
    TOYOTA GAZOO Racing WRTは、もう1つの母国”フィンランド”で大勢の温かい地元応援団の声援を受け、3シーズン連続となる勝利をあげることができました。開催地ユバスキュラの街は、今年も「Welcome to My Home Roads」の言葉で我々を迎え、「Hometown Hero」と我々のことを呼んでくれていたそうです。 地元の方々をはじめ、声援をいただいた皆さま、ありがとうございました。前戦のイタリアでは本当に悔しい思いをしました。そこから6週間、WRCは夏休みの日々でしたが、チームは「次のホームラリーで雪辱を果たそう」、「応援してくれる地元に恩返しをしよう」と、ヤリスを”もっといいクルマ”にする努力を続けてくれていました。表彰台の頂点に立ったオットとマルティン、3位で続いたヤリ-マティとミーカ、そしてチームのみんなへも祝福と感謝の言葉を贈りたいと思います。おめでとう!ありがとう! 今年も君たちと一緒にポディウムに立ち、シャンパンでベトベトになりながら直接言葉を伝えたかったと心の底から思います。今回のラリーは表彰台に立った2台に加え、途中で戦線を離脱してしまったクリス、セブ組も含めた3台すべてが序盤からトップ争いを繰り広げる展開でした。一時は3台が1秒以内で総合首位を争うなど、それぞれのドライバーがヤリスWRCに乗ることを本当に楽しんでいるように思えました。3組6人の選手達が楽しみながら、そして、思いっきりクルマを走らせられることがヤリスを、さらに強くしていってくれると信じています。シーズンは後半戦に入りました。2年連続でのチームタイトルの獲得、そしてTOYOTA GAZOO Racing WRTからのチャンピオンドライバー輩出に向け、チームは戦いを続けます。皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    チームにとってのホームラリーで、今年も素晴らしい結果を残すことができました。このラリーでの3連勝は格別です。オットは本当に強く、我々のクルマと彼の組み合わせは抜群だったと思います。パワーステージの走りを見ても分かるように、物事はすべて彼の思い通りに進み、全開で走らずともフルポイントを獲得できるほど余裕がありました。また、ヤリ-マティが表彰台に上がったことも良かったと思います。それによってマニュファクチャラー選手権1位のチームとの差を縮めることができましたし、オットのドライバー選手権争いにとっても助けになりました。この良い流れを、この後のラリーでも維持できることを期待しています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    優勝を飾り最高の気分です。フィンランドで好結果を残すことは、両選手権にとって非常に重要でした。シーズン後半戦の初戦であるこのラリーの結果は、完璧だといえます。チーム全体が勢いに乗ったので、この後も攻め続けなければなりません。今日の最初の3本のステージではクリーンな走りを心がけましたが、最後のパワーステージではプッシュしました。ミスをすることなくクリーンな走りで良いタイムを狙い、最大ポイントを獲得できました。次のドイツも、今回と同じアプローチで戦うつもりです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    ラリー・フィンランドで表彰台に復帰することができて、とても嬉しく思います。最後に表彰台に立ったのは約9ヶ月前だったので、本当に長く感じました。2位フィニッシュの可能性もあったと思いますが、今回はリスクを冒さないほうが賢明だと判断しました。この後のことを考えると、自分にとってだけでなく、チームにとってもポイント獲得が非常に重要でした。今日は、昨日の午後よりもリラックスして走れましたし、速さもありました。今日の結果により、この後のラリーでも表彰台争いができるという自信を持つことができました。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    再出走を果たし、今日は出走順が良くなかったので、無理な走りをするつもりはありませんでした。しかし、最終ステージのひとつ前でミスを冒し、自分に腹が立ちました。長い左コーナーでクルマがドリフトした際、少しためらいがありアクセルペダルを少し戻したところ、クルマが予想以上にイン側に巻き込んでしまいました。そして、草の中にあった大きな石に当たってしまったのです。このような厳しい週末は望んでいませんでしたし、次のドイツまでに立ち直らなければなりません。

    ラリー・フィンランド デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h30m40.3s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +25.6s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +33.2s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +53.4s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +56.1s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1m32.4s
    7 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m38.2s
    8 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +2m33.8s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m54.1s
    10 ニコライ・グリアジン/ヤロスラフ・フェデロフ (シュコダ ファビア R5) +10m28.7s
    R クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、8月22日(木)から25日(日)にかけてドイツ西部のボスタルジーを中心に開催される、第10戦「ラリー・ドイチェランド」。第4戦ラリー・フランス ツール・ド・コルス以来のターマック(舗装路)ラリーとなるドイチェランドは、ステージごとにコースの特徴が大きく異なる。軍事演習場「バウムホールダー」内のスリッパリーなコンクリート路面、モーゼル河畔に広がるブドウ畑の狭くツイスティな農道、流れるようなコーナーが続くザールラント州の田舎道など、様々なターマックステージを走行する。また、天気が変わることも多いため、クルマのセットアップとタイヤ選択が重要な鍵を握る。チームは昨年のこのラリーでタナックが優勝しており、大会2連覇を目標に戦う。なお、今年のラリー・ドイチェランドには、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、4台目のヤリスWRCで出場。WRCイベントに初めてWRカーで挑む。

  • WRC | ラリー・フィンランド 2日目:トヨタのラトバラが首位に浮上

    WRC | ラリー・フィンランド 2日目:トヨタのラトバラが首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC) 第9戦 ラリー・フィンランドの競技2日目デイ2が8月2日(金)にユバスキュラを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC 10号車)が総合1位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合2位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合4位につけた。

    ラリー・フィンランドのデイ2は、SS2「オイッティラ」でスタートした。その後、4本のステージを日中のサービスを挟んで各2回走行し、ユバスキュラ市街地の「ハルユ2」でフィニッシュ。10本、計126.55kmのSSが行なわれた。前夜のSS1で総合2位につけたタナックは、SS2で総合1位に浮上。SS5では不利な1番手スタートながらベストタイムを記録し、SS6まで首位の座を守り続け、2位のラトバラに5.4秒差を築いた。しかし、午後の再走ステージでは多くのラリーカーが走ったことにより路面に深い轍(わだち)が刻まれ、その影響もあって思うようにタイムが伸びず。SS7で首位の座をラトバラに明け渡し、2.6秒差の総合4位で1日を終えた。

    デイ1を総合8位で終えたラトバラは、デイ2の10本のSSのうち6本でベストタイムを刻むなど、1日を通して好調を維持。再走ステージ1本目のSS7で総合1位に立つと、最後まで首位の座を守りきった。また、ミークもSS2でベストタイムを記録するなど安定して上位のタイムを刻み、SS5まで総合2位の座を守り続けた。その後総合3位に順位を落としたが、SS10で総合2位に復帰。首位ラトバラと1.2秒差でデイ2を締めくくった。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    本当に素晴らしい戦いでした。ラリー・フィンランドではしばしば僅差のバトルが繰り広げられますが、今日ほど接近した戦いは記憶にありません。我々の3人のドライバーのタイム差は僅かで、彼らの戦いをわくわくしながら見ていました。皆、とても良い仕事をしたと思います。とはいえ我々のチーム内だけで戦っているわけではなく、エサペッカ・ラッピも非常に速いので、明日も攻め続けなくてはなりません。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    非常に良いフィーリングで1日を終えることができました。今日は出走順が1番だったのでかなり難しい路面コンディションでしたが、午前中は走り始めから良い流れを掴み、クルマの調子も良かったので運転に集中できました。午後はコンディションがかなり悪くなり、全力で攻めたにも関わらず順位が少し落ちたので、フラストレーションが溜まりました。それでも差はまだ小さく、明日は今日よりも良い出走順となるので、チャンスは十分にあると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    本当に良い1日でした。いくつかのステージでは少し遅れましたが、全体的には力強く走ることができました。タイム差は本当に小さく、大きなプレッシャーを感じましたが、そのような状況でも高いスピードを維持し、大きなミスをすることなく、差を築けたことに満足しています。明日はいくつか新しいセクションを走行します。道幅が広く、ジャンプやクレストも増えるなどステージの構成が全体的に少し変わっているので、午前中のステージが特に重要になるでしょう。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    良い1日となり満足しています。フィンランドではスタートダッシュを決め、上位グループに入ることがとても重要ですが、午前中はそれを実践できました。1回目のループはステージもペースノートも自分にとって新たに経験するものでしたが、再走ステージではその経験を活かし、より冷静に走ることができました。再走ステージは1回目よりも滑りやすい路面コンディションになっていましたが、自分の出走順を最大限に活用することができました。トップ4のタイム差は非常に小さいので、明日どのような展開になるのか楽しみです。

    ラリー・フィンランド デイ2の結果
    1 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) 1h04m01.1s
    2 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
    3 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2.4s
    4 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +2.6s
    5 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +14.2s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +14.6s
    7 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +15.3s
    8 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +30.9s
    9 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +52.6s
    10 ガス・グリーンスミス/エリオット・エドモンドソン (フォード フィエスタWRC) +1m38.3s

    明日のステージ情報
    競技3日目となる8月3日(土)のデイ3は、サービスパークの南側エリアで4本のグラベルステージを、日中のサービスをはさんで各2回走行。そのうちSS15/19「レウスト」は、今年唯一新たに加わったステージで、2014年大会以来の走行となる。8本のSSの合計距離は132.98kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は578.52kmとなる。

    注目のステージ:SS14/18カカリスト 全長18.70km
    ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
    「カカリスト」は、ラリー・フィンランドを象徴するステージです。今年は序盤のセクションが新しくなり、1997年以降使われていなかった道を走ります。その後、道幅が非常にワイドなオウニンポウヤの有名な道に出ますが、今年はジャンプがまったくなく、例年と大きく異なるステージ構成です。大勢の観客が集まるカカリストのジャンクションを曲がった後は、砂利が多い小道に入りフィニッシュを迎えます。

  • WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド デイ1 レポート

    WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド デイ1 レポート

    ラリー・フィンランドが開幕
    タナックが総合2位に、ミークが総合3位につける

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドが8月1日(木)に開幕。フィンランド中部ユバスキュラの市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合3位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合8位につけた。

    第8戦ラリー・イタリア サルディニアから約6週間のインターバルを経て、第9戦ラリー・フィンランドが開幕した。1日は、午前9時からサービスパークが置かれるユバスキュラの西側でシェイクダウンが行なわれ、全長4.26kmのコース「ヴェサラ」でタナックがベストタイムを記録。ミークとラトバラは、他のドライバーと6番手タイムを分け合った。

    その後、午後7時からSS1「ハルユ1」が行なわれ、ユバスキュラ市街地のターマック(舗装路)と、公園内のグラベル(未舗装路)の両路面を走行する全長2.31kmのステージで、タナックがトップと0.7秒差の2番手タイムを、ミークが1.2秒差の3番手タイムを記録した。また、ラトバラはふたりのライバルと6番手タイムを分け合い、首位と2.4秒差の総合8位で競技初日を走り終えた。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    朝のシェイクダウンでは、クルマが正常に機能しているかどうかを確認しました。オットは非常に速いタイムを記録し、ヤリ-マティとクリスも良いタイムでした。しかし、フィンランドではごく当たり前のことですが、各トップドライバーのタイムは非常に接近していました。技術的な問題は何もなくポジティブなスタートを切り、ラリー前のテストで決めたセットアップを確認しました。過去2年間、我々はこのラリーで強さを発揮しましたが、ライバルもまた改善に取り組んでいるので前進を続けなくてはならないと理解しています。過去に上手く行っていた場合、自信を持って何かを変えるのは簡単ではありません。我々にはこのラリーで実績があるので、昨年のセットアップに微調整を加えたものを採用することにしました。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    「ハルユ」はラリーの開幕にふさわしい特別なSSであり、実際は非常に難しいステージですが、ミスのない走りをできました。シェイクダウンは全く問題なく、順調に終わりました。ラリー前のプレイベントテストはとても上手く行き、ラリー・エストニアにも出場したので、このラリーに向けて可能な限りの準備を行うことができたと思います。現在までのところ全て順調ですが、きっと激しい戦いになるでしょう。特に、明日は出走順が1番なので難しい1日になると思われるので、集中して臨まなくてはなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    ここユバスキュラで、多くのフィンランドの人々に見守られてラリーをスタートするのは最高の気分です。多くの応援が、私にモチベーションと自信を与えてくれます。シェイクダウンでは、1回目の走行からすぐに良いフィーリングを感じ、2回目は非常に上手く走れたので満足しました。その後クルマのセッティングに変更を加えましたが、良い結果は得られず、路面もどんどん荒れていきました。それでも最初の2回の走行こそが最も重要であり、そう考えれば良い週末を期待できそうです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    ラリーが始まり、素晴らしい気分です。最初のステージでは良い走りができました。また、朝のシェイクダウンも概ね順調でした。最初の走行では、ジャンプの着地で右側の土手に少し当たりパンクをしてしまいました。シェイクダウンのステージは実際のラリーのステージとは異なりますが、その後は良いフィーリングで走れました。チームにとってのホームイベントに、一員として参戦できるのは特別なことですし、日曜日に完璧な結果でフィニッシュするのが今回の目標です。明日はできるだけすぐに良いリズムを掴み、この週末を楽しみたいと思います。

    ラリー・フィンランド デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 1m47.3s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +0.7s
    3 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
    4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +1.3s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.2s
    6 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.4s
    7 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +2.4s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.4s
    9 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +3.1s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +4.8s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる8月2日(金)のデイ2は、サービスパークを中心に10本のSSを走行する。SS2「オイッティラ」とSS11「ハルユ2」以外の4本のステージ「モクシ」「ウリア」「アサーマキ」「アーネコスキ」は、日中のサービスをはさんで各2回走行。10本のSSの合計距離は126.55km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は592.76kmとなる。

    注目のステージ
    SS3/7 モクシ 全長20.04km

    ミーカ・アンティラ(ヤリスWRC 10号車 コ・ドライバー)
    「モクシ」は素晴らしいステージです。序盤は昨年新たに加わったセクションで、皆にとって新しい道でした。リズムが頻繁に変わるのがこのステージの難しい部分で、幅が狭くテクニカルな道と、広い道の両方を走り、非常に高速な区間もあります。なお、狭い道に関しては、出走順が後方の方が有利だと思います。

  • WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、8月1日(木)から4日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドに、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。ラリー・フィンランド3年連続優勝を目標として戦いに臨む。

    2019年のWRCは、第8戦ラリー・イタリア サルディニア終了後、6週間のインターバルを経て、ラリー・フィンランドでシーズン後半戦がスタートする。ラリーの中心となるサービスパークは、フィンランド中部のユバスキュラに置かれ、その周辺の森林地帯が戦いの舞台となる。サービスパークの近くにはチームの本部があり、ラリー・フィンランドはホームイベントといえる1戦。フィンランドの路面は非常にスムーズで、流れるようなコーナーが続き、クレスト(丘)やジャンプも多くある。SS(スペシャルステージ)の平均速度はWRC全戦の中でもっとも高く、低速な他のイベントと比べるとタイム差がつきにくいため、僅かなミスが大きく響く。また、非常に高速なラリーでありながら、道のすぐ近くには木々が迫るため、精度の高いドライビングと正確なペースノート作成が求められる。

    3人のドライバーはいずれもフィンランドで優勝経験があり、ラトバラは3回(2010、2014、2015年)、ミークは2016年に優勝。タナックは昨年、ヤリスWRCで勝利を挙げまた。なお、ヤリスWRCはエサペッカ・ラッピのドライブによりWRC復帰初年度の2017年大会でも優勝しており、現時点でラリー・フィンランドでの勝率は10割となっている。

    今年のラリー・フィンランドは、全体の約65%が更新された昨年のステージと、多くの部分が重なる。競技は8月1日(木)の夜、ユバスキュラの市街地でスタート。ターマック(舗装路)とグラベルの両路面を走行する「ハルユ1」が最初のSSとなる。森林地帯での本格的なグラベルステージは2日(金)から始まり、10本のSSを走る。3日(土)は8本、最終日の4日(日)は4本のSSを走行。4日間で23本のSSを行ない、その合計距離は307.58km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,373.67kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    言うまでもなく、ラリー・フィンランドは我々チームにとって特別な一戦です。過去2年間優勝していますし、3戦3勝も充分可能であると考えています。我々はステージと道の特徴を熟知していますし、クルマもフィンランドの道にとても合っていると思います。3人のドライバーはこのラリーを気に入っており、全員優勝経験があるので、勝つチャンスは十分にあります。とはいえ、ライバルもまたこのラリーに向けて一生懸命改善に取り組んでいますし、油断できません。最高の結果を得るためには、集中し全力でラリーに臨む必要があります。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリー・フィンランドでシーズン後半戦がスタートするのがとても楽しみです。スムーズでハイスピードな道を走るのは本当に楽しく、昨年このラリーで優勝した時は最高の気分でした。もちろん、今年も同じ結果を望んでいますが、金曜日はSSの出走順が1番手なので、より困難な戦いになると思います。2週間前、我々はラリー・エストニアに出場しました。大勢のファンの前で再び勝つことができてとても嬉しかったのですが、それだけではなく、ラリー・フィンランドに向けての良いテストにもなりました。多くのことを学習できたので、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    素晴らしい夏休みを過ごし、ラリー・フィンランドでのシーズン再開に向けて準備はできています。しばらくラリーから離れて生活していましたが、フィンランドのためのテストを数日行ないました。ハイスピードなグラベルロードを走ると、いつも本当に楽しい気分になります。自分にとってフィンランドの道はホームのようなものですし、ラリー期間中は沢山の応援に励まされます。昨年はフィンランドで表彰台に立ち、シーズンの流れが良い方向に向かったので、今年もそうなることを期待しています。ここ数戦のグラベルラリーで自分達に速さがあることは分かっていますので、それを良い結果に繋げるために全力を尽くします。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    ラリー・フィンランドには多くの特別な思い出があり、お気に入りのイベントのひとつなので、今年ヤリスWRCで出場するのが本当に楽しみです。私が初めてヤリスWRCを運転したのはフィンランドでしたし、先週もテストを行ないました。フィンランドの道でのヤリスWRCは、いつも信じられないくらい素晴らしいフィーリングです。フィンランドで開発されたクルマが、このラリーでいかに強力であるかを過去2年間見てきました。チームの皆がシーズンの後半戦に自信を持っていると感じていますし、私自身も良い結果で後半戦の幕を開けたいと思います。今年のコースに初めて走る道が多く含まれているのは自分にとって少し不利ですが、チャレンジをする準備はできています。

  • WRC | ラリー・イタリア 結果:トヨタのタナックがランキング首位に浮上

    WRC | ラリー・イタリア 結果:トヨタのタナックがランキング首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4が6月16日(日)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合5位でフィニッシュ。ドライバーおよびコ・ドライバー選手権で首位に立ちた。また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合8位に入りポイントを獲得。ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合19位で完走した。

    サルディニアの最終日デイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行。その合計距離は41.90kmだった。デイ3が終了した時点で総合2位のライバルに25.9秒のリードを築いていたタナックは、確実な運転でオープニングから3本のステージを走破した。しかし、最終のパワーステージでステアリング系に問題が発生。2分以上の遅れを喫し、総合5位でラリーを終えた。残念ながら優勝は逃したが、タナックはドライバー選手権で首位に立ち、8月第1週の第9戦ラリー・フィンランドに、選手権リーダーとして臨む。

    デイ3の最終ステージでタイヤ交換により総合8位に順位を下げたミークは、順位を堅守。総合8位でラリーを終えた。デイ2でデイリタイアとなったラトバラは、デイ3で再出走を果たし、デイ4でも安定した走りで順位を上げ総合19位で完走した。また、ラトバラはボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージで4番手タイムを記録し、貴重なポイントを獲得した。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、デイ4でもクルマの開発を目的とする走りを続け、3本のステージを走行して有益なデータを収集した後、サービスに戻りラリーを終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日はチームにとって、もっとも厳しい1日でした。ラリーウィークを通してクルマにはパフォーマンスと信頼性がありましたが、悲しいことに最後のステージで問題が起きてしまいました。もちろん、何が原因なのか現在調査を進めています。チームにとっては本当に残念な結果ですが、我々以上にオットとマルティンは大きな失望を味わったはずです。彼らは選手権のトップに立ちはしましたが、本当ならば3連勝でさらに良い夏休みを過ごせたはずです。数日は気持ちが晴れないかもしれませんが、我々は必ず復活してみせます

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    最終ステージをスタートしてすぐ、ステリングに違和感を覚え、動きが硬くなる感じがしました。そして走っている最中に固まり、ステアリング操作が難しくなりました。それでも何とか走り続けたのですが、大きくタイムを失い勝利も逃してしまいました。とてもフラストレーションを感じましたが、悲しい気持ちはチームのメンバーと変わりません。全員がこのイベントのために努力をしていたので、このような結果になってしまったのは本当に残念です。チームは必ず問題を解決してくれると確信していますし、これからも戦い続けます。ここまでタフなシーズンが続いていますが、昨年のこの時期と比べると選手権争いに関してはずっと良いポジションにつけています。この後は少しだけラリーから離れて休みをとり、そしてまた戦いの世界に戻ります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今日は、パワーステージでのポイント獲得が目標でした。朝はまず良いリズムを掴み、スピードを上げていきました。そして、3本目のステージでは少しタイヤを温存しました。パワーステージは出走順が早かったため簡単ではなく、轍(わだち)にも少々苦労しました。それでも、まずまずの走りができ、少しポイントを獲得できました。ラリーの序盤はとても良かったのですが、全体的にはかなり厳しい週末となり、望んでいたようなラリーにはなりませんでした。しかし、しっかりと前を見据え、これからも戦い続けます。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    昨日の午後は走りのリズムが良くなり、スピードも上がり本当に気持ちよく走れました。しかし最終ステージで問題が起きて遅れ、そのため今日は順位を争えるような状況ではなかったので、完走してチームに少しでもポイントをもたらすことに集中しました。今回のサルディニアは自分にとって厳しい1戦になるだろうと予想していましたが、多くのポジティブな発見がありました。今はもう、次のラリー・フィンランド、そして残りのラリーが楽しみで仕方ありません。ここ数戦、チームはとても強かったので、後半戦に関しても全力で戦いに臨むでしょう。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ4の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h32m27.2s
    2 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +13.7s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +32.6s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +33.5s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1m30.1s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m16.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m59.6s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4m40.1s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +8m24.6s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +8m49.2s
    19 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m36.0s

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、約7週間後の8月1日(木)から4日(日)にかけて開催される、第9戦ラリー・フィンランド。「フィンランド・グランプリ」とも呼ばれるこのイベントは、WRCでもっとも平均速度が高い超高速グラベル(未舗装路)ラリー。路面は全体的にスムーズで流れるようなコーナーが連続し、多くのビッグジャンプが現れる。ラリーのサービスパークが置かれる、ユバスキュラの近郊にヘッドクゥオーターを構えるチームにとってはホームイベントであり、2017年にはエサペッカ・ラッピが、2018年にはオット・タナックが、それぞれヤリスWRCで優勝を飾っている。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権 (WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3が6月15日(土)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に順位を上げた。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合6位につけていたが、最終ステージで総合8位に後退。デイ2の最終ステージでデイリタイアしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、ラリー2規定に基づき再出走を果たし、総合22位につけている。

    サルディニアのデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行。その合計距離は142.42kmと、今大会最長の1日だった。好天に恵まれたことで朝から気温が上がり、路面は前日に続きドライ。非常に滑りやすい路面コンディションでの戦いとなった。デイ2で首位と11.2秒差の総合3位につけたタナックは、デイ2よりも後方の9番手スタートとなり、早い出走順から開放され本来のスピードを取り戻した。また、午前中のステージでは上位2選手がハードタイヤ5本を選んだのに対し、タナックはハード2本とミディアム3本を選択。その戦略は当たり、タナックは午前中の3本のSS全てでベストタイムを記録。SS10で総合2位に、SS12で首位に立った。午後の再走ステージは路面が荒れ、気温もさらに高くなったことで、WRカーをドライブする全選手がハードタイヤ5本を選んだが、タナックは午後も全ステージを制覇。デイ3の全てのSSでベストタイムを記録し、総合2位のライバルに対し25.9秒の差を築いてデイ3を締めくくった。

    デイ3開始時点で総合6位につけていたミークは、午後のステージに入るとペースを上げ、総合4位および5位のライバルとの差を縮めた。しかし、デイ3最終のSS15でタイヤの空気が抜け、タイヤ交換により約2分をロス。総合8位に後退してしまった。また、デイ2の最終SSでステアリング系のトラブルによりコースアウトしデイリタイアとなったラトバラは、メカニックによって修理されたクルマで再出走。デイ2終了時点では総合49位まで順位を落としていたが、デイ3では不利な前方のスタート順ながら安定した走りを続け、総合22位まで挽回した。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、クルマの開発を目的に堅実な走りを続け、総合9位につけていたが、最終サービスを前にデイリタイアとなった。ただし、ラリー2規定に基づき明日のデイ4での再出走を予定している。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットの今日の走りは本当に素晴らしいものでした。全てのステージを制し十分なリードを築くなど、非常に印象的な戦いをしました。このような困難な状況でライバルもとても速く安定していましたが、オットは大きな自信を持ち、リラックスしてクルマの性能を引き出していると思います。明日は最後まで問題なく走り切るだけですが、必ず彼はやってくれるでしょう。クリスは、今日の難しいステージで自信を深め、スピードも上がっていただけに、最後のステージであのような事が起きてしまいとても残念です。ヤリ-マティは今日再出走できた事が何よりも重要で、出走順がトップだったことを考えれば、タイムは良かったと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    力強く戦えたと思いますが、本当に大変な1日でした。トップに立ち、リードを築くためハードに攻めなくてはなりませんでした。午前中のタイヤ選択は成功し、それもあって有利に戦いを進められました。クルマの調子は良く、自信を持って攻めることができました。午後は路面が荒れ、クルマの中も非常に暑くなりました。タイヤのコンディションを気にしながらプッシュするのは難しく、簡単にパンクをしてしまうような路面でしたが、良いリズムを掴みクリーンな走りができたと思います。有利な順位につけているとは思いますが、明日は4本の難しいステージが残っているので、最後まで全力で戦い続けなければなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今日の目標は運転を楽しむことでしたが、出走順が1番だったのでそう簡単ではありませんでした。今朝は、出走順を考えるとタイムは良く、満足な走りができました。午後は、何か新しいことを試そうと足まわりのセッティングを硬めにしたのですが、自分のドライビングスタイルに合わず、午前中と同じようなグリップを感じられずタイムも良くありませんでした。十分な自信を感じられない時は、ミスをしないように冷静さを保つべきだと理解しています。明日は、今朝のセットアップに戻した上でファインチューニングを施してステージに臨み、パワーステージでのポイント獲得を狙います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝は、そこそこ良いリズムで走れていたのですが、自分が最後にこのエリアのステージを走ってから4年経っていたので、所々思い切り攻められませんでした。それでも、自分の前の有利な出走順のふたりとの差を、何とかキープすることができました。午後は走りのリズムが良くなり、最初の2本のステージは本当に上手く走れました。しかし、最後のステージの高速セクションで、道の真ん中あたりで何かに当たって衝撃を受け、ホイールのリムが曲がり空気が抜けてしまいました。このラリーは自分にとってもっとも難しいラリーになるだろうと覚悟していましたが、本当ならば明日は総合4位争いに加わっていたはずなので、とても残念に思います。こうなった以上は、明日はポイント獲得を目標に戦います。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h04m10.3s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +25.9s
    3 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +42.9s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m25.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m33.3s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m32.4s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m58.3s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +3m53.3s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m24.5s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +7m50.6s
    22 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m23.0s

    明日のステージ情報
    競技最終日となる6月16日(日)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行する。そのうち、SS17の再走ステージとなるSS19「サッサリ-アルジェンティエラ 2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は41.90km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.29kmとなる。

    注目のステージ:SS17/19 サッサリ-アルジェンティエラ 全長6.89km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    明日のパワーステージは全長6.89kmと、スーパーSSを除くと最も走行距離が短いステージですが、非常にトリッキーなステージなので十分な注意が必要です。大部分が下り坂で、道幅がとても狭くテクニカルですが、最後の海岸沿いの道はかなりハイスピードです。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 2日目…タナックが総合3位

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 2日目…タナックが総合3位

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの競技2日目デイ2が6月14日(金)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合6位につけた。なお、一時首位に立ったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、デイリタイアとなった。

    本格的なグラベルステージの幕開けとなったデイ2は、サービスパークの東北エリアで4本のステージを各2回走行。ただし、午後2本目のSS7は、タナックを含む3選手が走行した時点でステージがキャンセルとなった。日中、気温は40度程度まで上昇し、路面はドライ。出走順が早いドライバーにとっては、かなり不利なコンディションでの走行となった。

    前戦ラリー・ポルトガルと同様、2番手の出走順で金曜日のステージをスタートしたタナックは、SS4でベストタイムを、SS5でセカンドベストタイムを刻むなど、早い出走順の不利を感じさせない力走でステージを重ね、首位と11.2秒差の総合3位で長い1日を走り切った。デイ2のステージの走行経験がないミークは、午前中こそ苦戦を強いられたが、午後のステージではペースを上げ、総合6位で1日を終えた。ラトバラは、オープニングステージから連続で2、3番手タイムを刻み、SS4で首位に立った。しかしSS6で横転により8分程度遅れ、さらにデイ2最終のSS9ではステアリング系の不具合によりコースアウト。残念ながらデイリタイアとなった。チームは明日の再出走に向けて、サービスでクルマの修理作業の準備を進める。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    全体的にはとても力強く1日を戦えたと思います。ヤリ-マティは午前中非常に調子が良く、一時ラリーをリードするほどでした。それだけに、午後のステージで横転したのは本当に残念です。その時点でクルマはまだちゃんと走れる状態だったのですが、その後ステアリング系に何か問題が起こり、最終ステージでコースアウトしてしまいました。一方、オットは前戦に続き早い出走順での不利な戦いを強いられました。さらに、午後のSS7では彼が走った後にステージがキャンセルとなり、結果的に多くのライバルよりも1本多くステージを走ることになってしまいタイヤの摩耗が厳しい状況でしたが、非常に良くやってくれました。明日は出走順が良くなるので、期待しています。クリスは、今日のステージに関しては知識がなく、簡単には行かないだろうと予想していましたが、上手くまとめました。明日はきっと、順位を上げることができるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    困難な1日でしたが、持てる力を全て出し尽くせたと思います。先頭走者のリタイアにより、午後のステージは1番手で出走することになり、さらに難しい状況になりました。問題のないセクションもありましたが、道幅が狭いところでは轍(わだち)がルーズグラベルで埋まり、まったくトラクションがかかりませんでした。また、午後は多くのライバルより1本多くステージを走ることになり、摩耗が進んだタイヤで彼らと渡り合うのは大変でした。とはいえ良いリズムで1日を走れましたし、全てのステージを攻め切りました。明日はきっと激戦になると思いますが、出走順が今日よりも良くなるので、状況が大きく変わることを期待しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    朝は本当に好調でした。とても気温が高くタイヤの摩耗に関して厳しいコンディションになると考え、ハードタイヤを5本選びましたが、それは正しい選択だったと思います。午後の最初のステージでは、ヘアピンコーナーでハンドブレーキを早く引きすぎ、その結果コーナーのインに深く切り込んでしまい横転しました。本当に愚かなミスでした。横転したクルマを元の状態に戻すために、自分とミーカは相当な力を使いました。幸いにも次のステージでもクルマは調子が良くタイムも良かったのですが、最後のステージのヘアピンコーナーの立上がりでステアリングが左側にロックし、コースアウトしてしまいました。非常に厳しい状況ですが、明日競技に復帰し、再び走れるようになることを楽しみにしています。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    自分にとって、今日は初めて走るステージばかりでした。そのため朝は少し苦戦しました。また、昼前の時点で気温がかなり上がり、自分が選んだミディアムタイヤには厳しいコンディションでした。きっとベストなタイヤ選択ではなかったと思います。午後は状況が好転し、走りのリズムも良くなりました。クルマはほぼパーフェクトで、全体的にとても満足できる仕上がりでした。明日はこのラリーの伝統的なステージが続き、過去の経験と知識があるので、より良いフィーリングで走れるのではないかと期待しています。少しでも順位を上げられるように、頑張ります。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ2の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h36m01.5s
    2 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +10.8s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +11.2s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +20.2s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +20.3s
    6 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +29.5s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +57.7s
    8 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +1m03.5s
    9 ユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン (トヨタ ヤリス WRC) +2m38.0s
    10 ピエール-ルイ・ルーべ/ビンセント・ランド (シュコダ ファビア R5) +2m50.3s
    TBC ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC)

    明日のステージ情報
    競技3日目となる6月15日(土)のデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行する。6本のSSの合計距離は142.42kmと3日間で最も長く、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は627.14kmとなる。

    注目のステージ:SS12/15 モンテ・レルノ 全長28.03km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    「モンテ・レルノ」は、おそらくサルディニアでもっとも有名なステージだと思いますし、その中でも「ミッキージャンプ」はこのラリーの名物です。ステージは全体的にとても高速で、流れるようなコーナーが続きますが、非常にテクニカルなセクションもあります。また、連続する長いループの最後を飾るステージですので、タイヤの摩耗コントロールが重要な鍵を握ります。

  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 1日目…タナックが総合3位

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 1日目…タナックが総合3位

    2019年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアが6月13日(木)に開幕。サルディニア島西北部、アルゲーロ近郊のイティリでスーパーSSが行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合3位に、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)が総合4位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)が総合10位につけた。

    オット・タナックがシーズン3勝目を飾った第7戦ラリー・ポルトガルから1週間のインターバルを経て、第8戦ラリー・イタリア サルディニアのラリーウィークがスタート。13日は、朝9時からサービスパークが置かれるアルゲーロの東北エリアでシェイクダウンが行なわれた。全長3.92kmのシェイクダウンステージでは、タナックが2番手タイムを、ミークが5番手タイムを、ラトバラが7番手タイムを記録。クルマの最終確認と、ラリー本番に向けての足慣らしを終了した。

    その後、夕方5時よりサービスパークの東側にあるモトクロス・サーキットで2台同時スタートのスーパーSSが行なわれ、競技がスタート。全長2kmのステージを走り、タナックが3番手タイムを、ミークが4番手タイムを、ラトバラが10番手タイムを記録した。なお、トミ・マキネン・レーシングからヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、総合14位でデイ1を終了。WRC出場は2017年10月のラリーGB以来だったが、ハンニネンは安定した走りで初日を終えた。

    トム・フォウラー(テクニカル・ディレクター)
    チーム全体として、朝のシェイクダウンは上手く行ったと思います。内容はいつもと変わらず、システムをチェックし、準備してきたセットアップを再確認する程度で全て計画通りに進みました。3回目の走行時にはラリー本番を想定し、タイヤの状態を考慮してペースを少し緩めて走りました。そして、今晩の最初のステージでは、明日に向けて問題なく走り終えることが重要でした。サルディニアのステージは、前戦ポルトガルと少し違う特徴もありますが、路面の荒れ具合や高い気温という点においては同じように厳しく、注力すべきポイントは変わりません。最後まで安定して走り、信頼性を確保することが我々の目標ですが、それさえ実現できれば、パフォーマンスも十分に得られると考えています。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    シェイクダウンは上手く行きました。クルマはポルトガルに近い仕様なので、このラリーでも高い戦闘力を期待しています。今晩のステージは特に問題なく走り終えましたが、明日以降は厳しく、暑い週末になりそうです。サルディニアは好きなラリーですし、どれだけステージが難しくとも、良いリズムさえ掴めれば運転を楽しむことができます。明日の金曜日は、ルーズグラベルに覆われた道を走るため特に難しい1日になると思いますが、今回もまた、土曜日以降のステージを良い出走順で走るため頑張って明日のデイ2を戦い、土曜日と日曜日は表彰台争いに加わりたいと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    シェイクダウン最初の走行はとても上手く行きました。2回目の走行時は路面がかなりクリーンになり路面温度が上昇しましたが、ミディアムタイヤではあまり良いフィーリングを得られませんでした。しかしその結果、明日どのようにするべきかはっきりしました。タイヤの摩耗に関しては、きっとポルトガル以上に厳しいラリーになると思います。今晩のアルゲーロ港でのラリースタートは、いつもながらとても素晴らしいものでした。スーパーSSではウォータースプラッシュを通過した後、ブレーキに少し問題が生じ良い内容とはいえませんでしたが、ラリーは明日からが本番です。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    シェイクダウンでは全てが良いフィーリングでした。走り始めの路面は非常に滑りやすく、何人かの選手がクルマにダメージを負いましたが、我々は問題なく走り切りました。気温が非常に高いため、きっと大変なラリーになるでしょう。自分の出走順は中団ですが、午前中のタイヤ選択は、午後の2回目のループよりも難しくなると思います。過去数年、自分はこのラリーでの経験が乏しく、ステージは幅がとても狭くテクニカルですので、スタートからフィニッシュまで、ミスなくクリーンに走ることが重要です。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ1の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) 2m00.7s
    2 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +0.1s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +0.3s
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +0.4s
    5 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +1.6s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +1.8s
    7 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1.8s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.0s
    9 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.1s
    10 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +4.0s
    14 ユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン (トヨタ ヤリス WRC) +5.9s

    明日のステージ情報
    競技2日目となる6月14日(金)のデイ2は、サービスパークの東北エリアで4本のステージを各2回走行する。ステージの全体的な構成は2018年大会と大きく変らないが、一部リニューアルされている。8本のSSの合計距離は124.20km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は517.86kmとなる。

    注目のステージ:SS2/6 トゥーラ 全長22.25km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    今回のラリー最初の本格的なグラベルステージ「トゥーラ」は、全長22.25kmと金曜日最長のステージです。平均速度は非常に低く、最後の10kmはヘアピンコーナーが連続するため特に低速です。かなり難しいセクションが多く、今回のラリーで最も用心しなければならないステージだと思います。

  • フェルナンド・アロンソ、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦?

    フェルナンド・アロンソ、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦?

    元F1ドライバーのフェルナンド・アロンソが、トヨタからWRC ラリー・スペインに参戦すると噂されている。

    昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソは、今年トヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦。しかし、今月のル・マン24時間レースを最後にWECから離れることが決定している。

    SNSではフェルナンド・アロンソがラリー・スペインでトヨタから参戦するとの噂が広まっているが、その一方で4台のトヨタ・ヤリスWRCには勝田貴元が乗るとも言われている。

    フェルナンド・アロンソは、トヨタにリンクされた最初のF1ドライバーではない。昨年、キミ・ライコネンがトヨタからWECに参戦すると噂された。

    チームのスポーティングディレクターを務めるカイ・リンドストロームは「アロンソのストーリーは以前のキミライコネンのような噂に過ぎないと思う」と Autosport にコメント。

    「貴元に関してはトルコ以外にも数戦の選択肢があり、それは論理的にかなりトリッキーだ」

    「だが、スペインで4台を走らせる場合、それは彼のためであり、アロンソではないと思う」

  • WRC | 第7戦 ラリー・ポルトガル:トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    WRC | 第7戦 ラリー・ポルトガル:トヨタのオット・タナックが今季3勝目

    2019年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第7戦 ラリー・ポルトガルの競技最終日となるデイ3が6月2日(日)に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が優勝した。前日のデイリタイアから、ラリー2規定に基づき再出走を果たしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合7位で完走した。なお、総合2位につけていたクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、最終ステージでリタイアとなり、完走を逃した。

    ラリー・ポルトガルの最終日デイ3は、サービスパークが置かれるマトジニョスの東北エリアで5本、計51.77kmのステージがドライコンディションのグラベル(未舗装路)路面で行なわれた。タナックは、総合2位のミークに対し4.3秒のリードを持ってデイ3をスタートしたが、オープニングのSS16でミークがベストタイムを記録したことにより、差は2.4秒に縮まった。しかし、続くSS17、SS18で連続ベストタイムを刻み、リードを8.1秒に拡大。その後2本の3番手タイムでリードを最後まで守り抜き、今シーズン3勝目を飾った。また、ボーナスポイントがかかる最終のパワーステージで3番手タイムとなったことで、ボーナスの3ポイントを獲得。その結果、ドライバー/コ・ドライバー選手権における首位との差は、僅か2ポイントに縮まった。

    デイ2でのサスペンショントラブルによるデイリタイア後、ラリー2規定により総合11位で再出走を果たしたラトバラは、落ち着いた走りで順位を上げ、総合7位でフィニッシュ。貴重な選手権ポイントを獲得した。なお、ミークはSS16でベストタイムを記録し、続く2本のSSではタナックに次ぐ2番手タイムで、総合3位の選手に対するリードを10秒に広げた。しかし、SS19でスピンを喫して総合3位に順位を下げ、さらに最終ステージのSS20ではスタート後すぐ、コーナーのイン側にあった切り株に当たってクルマにダメージを負い、残念ながら完走を果たすことができなかった。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オィットとチームにとって、今回もまた素晴らしい勝利となりました。金曜日は不利な2番手スタートだったにも関わらずトップに立ち、難しいコンディションを上手く切り抜けるなど、ラリーを力強く戦い抜きました。オィットとマルティンは、本当に良くやってくれたと思います。また、他の2台も速く、週末を通して我々のパフォーマンスは十分高かったと思います。残念ながらヤリ-マティは昨日トラブルに見舞われ、クリスは今日小さなミスで大きな代償を払うことになりました。とはいえ、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権、そしてマニュファクチャラー選手権に関しては、依然良い方向に向かっていますので、この後のラリーも自信を持って戦い続けます。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    表彰台の1番高い場所に立ち、とても良い気分でした。今週末は本当に長くタフな戦いが続き、これまででもっとも苦労して手に入れた勝利だと断言できます。金曜日は、不利な出走順であったにも関わらず、高いパフォーマンスを発揮しました。土曜日はかなり厳しい戦いを強いられましたが、今日は速さが十分あり、全てが上手く行きました。最初のステージは大量のダストで視界が非常に悪かったため、少し慎重に走りました。しかし、その後はマージンをとりながらも攻め、差を大きく拡げることができました。選手権争いはかなり接戦ですが、次戦サルディニアでは、良い出走順でラリーに臨めると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今朝は再出走することができたので、トップ10に入りポイントを獲得することを目標に走りました。パワーステージでは、前を走っていたクルマが道を塞ぎレッドフラッグが出たので、ベストタイムを狙えませんでした。しかし、総合7位に順位が上がり、貴重なポイントを獲得できたのは、特にチームにとって良かったと思います。昨日は本当に速く、良い走りができていたので、個人的には満足できない結果ですが、自分達にスピードがあり、クルマも速かったという事実が何よりも重要です。次のラリーでは、ポジティブに戦えると信じていますので、とても楽しみです。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝は総合3位の選手との差を拡げることに成功し、良いスタートを切りました。その差を保ち続けようとしたのですが、最後から2番目のステージでスピンをして遅れてしまいました。最終のパワーステージで得られるボーナスポイントは、自分にとってそれほど重要ではなかったので、無理をしてまで狙うつもりはありませんでした。しかし、右コーナー内側の草の中に木の切り株が隠れていたのを見落とし、自分のペースノートに記していなかったため、それに当たってタイヤが外側に開いてしまいました。完全に自分のミスですし、それまでは非常に力強くラリーを戦えていたので、チームに申し訳なく思います。ただし、自分にとっては今までで1番、クルマのポテンシャルを引き出せたラリーでしたので、気持ちを切り替え、今週末の戦いをポジティブに捉えたいと思います。

    ラリー・ポルトガル デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h20m22.8s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +15.9s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +57.1 s
    4 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +2m41.5s
    5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +7m08.3s
    6 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +10m34.2s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +11m28.2s
    8 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +11m41.9s
    9 ピエール-ルイ・ルーベ/ヴィンセント・ランデ (シュコダ ファビア R5) +12m46.3s
    10 エミル・ベルグヴィスト/パトリック・バース (フォード フィエスタ R5) +14m28.4s
    R クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、6月13日(木)から16日(日)にかけて開催される、第8戦ラリー・イタリア サルディニアです。地中海に浮かぶサルディニア島の北部を舞台とするこのイベントは、中高速のステージが続くグラベルラリー。全体的に道幅が狭く、すぐ近くに木々や大きな岩が迫る非常にトリッキーなステージが多いため、精度の高いハンドリングとドライビングが求められる。路面は目が細かい砂に覆われているが、多くのラリーカーが走ると下から硬質な路面や石が露出し、パンクの危険性が高くなる。また、気温もかなり上昇するため、ラリーカー、タイヤ、そして選手にとって非常に過酷なラリーだといえる。