タグ: WRC

  • トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタ、2020年のWRCに参戦するヤリスWRCを公開 / 2020年参戦体制

    トヨタは、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦するヤリスWRCを東京オートサロンで公開。新たにチームに加わったセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンの3組6選手も参加し、日本のファンの前で来たる新シーズンのチーム体制を発表した。

    2010年以来となるWRCラリー・ジャパンが今年11月に中部地方で開催されることもあり、トヨタは初めて日本でシーズンの参戦体制発表を行うことを決めた。

    また、その会場となった東京オートサロンでは、トヨタがWRC参戦によって得た知見と技術を投じて開発した「GRヤリス」のワールドプレミアも行なわれた。

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは2017年にWRC復帰を果たし、2018年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得。昨年はドライバーズタイトルとコ・ドライバーズタイトルを獲得した。今年で4シーズン目を迎えるヤリスWRCは開発をさらに進め、軽量化とエンジンのアップグレードを含む改良が施された。

    また、新たに3人のドライバーがチームに加わり、速さと経験と若さがミックスされた理想的なラインナップで今シーズンも最高の結果を狙う。チームにとって2020年最初のWRCイベントは、1月23日から26日にかけて、モナコおよびフランスで開催される開幕戦「ラリー・モンテカルロ」となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    新加入の選手達と共に、日本でシーズンの参戦体制を発表できることを嬉しく思います。ラリー・ジャパンが今年WRCに復帰することが決まりとても楽しみですし、それだけに日本の多くのクルマファンの皆さんと一緒に、シーズンの始まりを迎えられるのは素晴らしいことです。2020年仕様のヤリスWRCの外観は昨年のクルマと似ており、コンディションが異なる多くのラリーで強さを示したパッケージの大部分を受け継いでいます。それでも、“もっといいクルマ”に鍛えるべく小さな改善を積み重ね、より軽量かつパワフルなクルマで新たなるシーズンに臨みます。才能豊かな我々の新ドライバー達はきっとすぐクルマに慣れてくれると思いますので、今シーズンもまた最高の結果を狙えると確信しています。

    2020年 トヨタ ヤリスWRC2020年 トヨタ ヤリスWRC2020年 トヨタ ヤリスWRC

  • WRC | トヨタ、セバスチャン・オジェの起用を発表…ラインナップを一新

    WRC | トヨタ、セバスチャン・オジェの起用を発表…ラインナップを一新

    トヨタは、2020年のFIA世界ラリー選手権(WRC)に参戦する、ドライバーおよびコ・ドライバーのラインナップを決定。新たにセバスチャン・オジエ、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラの3選手をドライバーとして迎え、3台のヤリスWRCで参戦する。

    35歳のオジエ(フランス)と、コ・ドライバーのジュリアン・イングラシア(フランス)は、2013年から2018年にかけて6年連続で世界王者に輝いた、WRCを代表するトップアスリート。

    これまでにWRCで47回の勝利を挙げているが、さらなる勝利と、今シーズンをもってTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamを離れるオィット・タナックが獲得したドライバーズタイトルの奪回を目指し、来たる2020年シーズンに臨む。

    イギリス、ウェールズ出身のエバンスは、地元開催のラリー・グレートブリテンで2017年にWRC初優勝を果たした。グレートブリテンのようなグラベル(未舗装路)ラリーだけでなく、ターマック(舗装路)ラリーでも速く、今季の第4戦ラリー・フランス/ツール・ド・コルスでは、2019年からペアを組むコ・ドライバーのスコット・マーティン(イギリス)と共に、最終ステージまで優勝を争った。いかなる条件でも安定した走りで結果を残すエバンスは、チームにとって頼りになる実力派のドライバーだ。

    ロバンペラ(フィンランド)は、WRCでの優勝経験があるハリ・ロバンペラを父に持つ、19歳の若手ドライバー。2017年初めてWRC 2にR5カーでスポット出場し、今年はWRCのサポートシリーズであるWRC 2 Proに、コ・ドライバーのヨンネ・ハルットゥネン(フィンランド)と共に参戦。11戦に出場し、5勝をあげチャンピオンに輝いた。ロバンペラは、既に16歳の時ヤリスWRCをテストしていたが、チームは来季からレギュラードライバーとして2シーズンを戦う契約を締結した。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    来シーズンを、彼らと一緒に戦えることをとても嬉しく思います。来年、そしてその先、より多くのチャンピオンシップトロフィーを獲得したいと思っている我々にとって、非常にバランスのとれたラインナップになったと信じています。セバスチャンは本当に強いドライバーですし、彼とジュリアンと一緒に働くことを楽しみにしています。ごく短い時間で我々のチームが結果を出したからこそ、彼ほどの素晴らしい実績を持つ選手が魅力を感じてくれたのだと思います。エルフィンは、以前から注目していたドライバーです。彼はほぼ全ての路面で優勝できる速さがあり、状況に応じて賢く戦い、多くのポイントを獲得できる能力を持ったドライバーでもあります。カッレについては、幼い頃から知っていましたし、その時から特別な才能を備えていることは明らかでした。これから学ぶべきことは少なくありませんが、ステップアップする準備はできていると思います。最後に、オィットとマルティン、ヤリ-マティとミーカ、そしてクリスとセブの、これまでの貢献に感謝の言葉を贈りたいと思います。彼らの今後の活躍を、心から願っています。

    セバスチャン・オジエ
    このチームの一員となり、興奮しています。私にとってはもう一つの新たなる挑戦であり、本当に楽しみです。実は、2016年の終わりにも、翌年一緒に仕事をすることについて話し合いましたが、その時は実現しませんでした。しかしこうして、アイコニックなブランドであるトヨタ、そして子供の頃のアイドルであるトミ・マキネンと一緒に仕事をできることになり、感無量です。成功するために力を合わせて戦い、世界タイトルを取り戻したいと思います。エルフィンは以前一緒に仕事をしたことがあるので良く知っていますし、とても良いチームメイトだと思います。カッレはすでに十分な力を持っていることを証明していますし、素晴らしい才能を備えているのは間違いないので、きっとすぐに成長するでしょう。我々3人ともこのチームで戦うのは初めてなので、クルマやその他のことについて学ぶのは簡単ではないと思います。それでも、できるだけ早くパフォーマンスを発揮できるようにベストを尽くします。

    エルフィン・エバンス
    TOYOTA GAZOO Racingへの加入は自分にとって素晴らしい機会であり、とても興奮しています。チームはWRC参戦を開始した3年前から見事な結果を残してきたので、自分がその一員となることを嬉しく思います。トミは、彼自身ドライバーとして大きな成功を収めたように、WRCの高いレベルで戦う術を熟知しています。ここまで、彼と素晴らしいやり取りを続けてきたので、来シーズンの開幕に向けて、チームとの関係がさらに深まることを期待しています。私たちにとって、2019年は複雑なシーズンでした。怪我によりシーズンの途中で3戦を欠場し、ポイントを獲得できませんでした。しかし、その一方でステージ優勝を飾り、表彰台に立つなど良い結果を残し、速さを示すこともできました。ですから、この新しいチームでさらに上を目指し、より多くの勝利を獲得し、成果を残したいと思います。セバスチャンと再び一緒に仕事をするのも楽しみです。多くの経験と実績がある彼は、チームメイトとして素晴らしい存在です。

    カッレ・ロバンペラ
    このチームへの加入が決まり、本当に嬉しく思います。若いラリードライバーにとっては、WRカーのシートを得ることが目標ですが、今、自分にそのチャンスが訪れたのです。数年前に初めてヤリスWRCをテストした時、トミが自分を信頼してくれたことを嬉しく思いましたが、今、こうして完全に彼のチームのメンバーとなることができて光栄です。来年は自分にとって間違いなく非常に難しいシーズンになるでしょう。最大の課題は、新しいクルマについて学び、新たにカレンダーに加わるラリーに対応することです。最初はクルマとスピード、そして、それらに関わる全てのことが学びの対象となるはずです。セブとエルフィンは経験豊かで、自分にとって本当に良いチームメイトになるでしょう。彼らから多くのことを学習できるので、同じチームに入れて良かったと思います。

    豊田 章男(チーム総代表)
    ヤリ-マティ、3年間ありがとう。僕が初めて、フィンランドに行った時、トヨタは、まだWRC復帰を決めていなかった。はじめてのWRCに興奮していた僕は、選手を直接見たくてホテルのロビーで出待ちをしていた。そこに現れたのがフォルクスワーゲンのヤリ-マティだった。ドキドキしながら声をかけると、君は実に気さくにこたえてくれた。話しながら、僕がトヨタの回し者だと気づいた君は、自分の乗っていたカローラやセリカの話を、とても嬉しそうにしてくれた。こんなにトヨタのことを覚えていてくれている選手がいる内にWRCに戻らなきゃ…と、復帰への決意ができたのは、あの時だった。トヨタファンの気さくなフォルクスワーゲンドライバーに出会えていなかったら、今、トヨタはWRCにいなかったかもしれない(笑)。その2年後、君がうちのエースドライバーになってもらえると聞いた時は、不思議な縁に本当に感動したよ。そして、今だから正直に言うと、最初のシーズンが始まる前、1年目から勝てるなんて思っていなかった。あの時は「1年かけて表彰台に上ろう」が我々の目標だった。でも、初戦のモンテカルロで君はすぐにトヨタを表彰台に導いてくれた。その翌月には、表彰台の一番高い所にまで連れて行ってくれた。本当に夢のようだった。昨年、やっとフィンランドで君と一緒に表彰台に上れたのはとても嬉しかった。あとから写真を見返したら、オィットに渡されたシャンパンを僕は真っ先に君の方に向けていた。そのくらい君と上れたことが嬉しかったってことだと思う。カローラやセリカをあんなに大切に乗ってくれている君だから、これからもトヨタのサポーターでいてくれると信じてます。よろしく。クリス、君にも、今だから正直に話さないといけないことがあります。君を迎え入れる時、ヤリスが転がったり、道を間違えたり、駐車場を走ってしまうんじゃないかと、すごく心配だった(笑)。でも、君は、トヨタのために、しっかり仕事をしてくれた。どんな時でも限界までアタックしてくれたし、元エンジニアだからこそのアドバイスでヤリスを強くしてくれた。1年間ありがとう。そして、オィット…。チャンピオンという夢を君が叶えられたこと、自分のことのように嬉しく思う。そして、その手伝いをさせてもらえたことをトヨタは誇りに思っている。僕は友山(GAZOO Racing Company プレジデント)と違って表彰台に上るのが苦手だったんだけど、昨年のフィンランドで君が初めて僕に高い所への上り方を教えてくれた。君のおかげで、やっとあの景色を見ることができたし、シャンパンがいかにベトベトするものなのかも知ることができた。本当にありがとう。「目標を達成した今、環境を変えて次の挑戦に臨みたい。」という君の決断は本当に素晴らしいと思う。来年からは君がトヨタのライバルになる。強いライバルがいることは、僕らにとっての大きなモチベーションになってくる。表彰台の上り方も、シャンパンの開け方も、しっかり教えてもらったから、次に表彰台で会う時は、上から君にシャンパンをかけることができると思う。また表彰台で会おう!

  • シトロエン、2019年限りでのWRC撤退を電撃発表

    シトロエン、2019年限りでのWRC撤退を電撃発表

    シトロエンは、2019年シーズン限りでWRC(世界ラリー選手権)から撤退することを電撃した。

    シトロエンは11月20日(水)に声明を発表。セバスチャン・オジェがチームを離れることを決断したことで、ワークス活動からの撤退の理由であると述べた。オジェとチームメイトのエサペッカ・ラッピは契約を1年残していた。

    シトロエンは「シトロエンは2020年シーズンに利用できる一流ドライバーがいないため、2020年にWRCプログラムから撤退することを決めた」と声明で述べた。

    シトロエンのCEOを務めるリンダ・ジャクソンは、「セバスチャン・オジエが2019年シーズン終了直後にシトロエン・レーシングを離れると決断したことを受けて、当社はWRCプログラムの終了を決定した」と説明

    「もちろん、我々はこのような状況は望んではいなかったが、セバスチャンなしに2020年シーズンを戦うことは想像できまなかった。これまで高い情熱と献身的な働きをしてくたシトロエン・レーシングには心から感謝している」

    「シトロエンのDNAはラリーと密接にリンクしている。また、通算102勝、8度のマニュファクチャラーズタイトル獲得を成し遂げ、WRCの歴史上もっとも多くの成功を収めたブランドとなったことを誇りに思う」

    セバスチャン・オジェは、トヨタへの移籍が濃厚とされており、来週月曜日にも発表されるのではないかと噂されている。

  • トヨタ 豊田章男社長 「WRCの全タイトル獲得は一年後に日本で叶えたい」

    トヨタ 豊田章男社長 「WRCの全タイトル獲得は一年後に日本で叶えたい」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、今季のWRC(世界ラリー選手権)でのTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの活躍を振り返るとともに、ラリー・ジャパンが開催される来季への意気込みを語った。

    今年、トヨタはドライバー/コ・ドライバータイトルを獲得し、最終戦ラリー・オーストラリアで18ポイント差となっているメーカータイトルに挑むはずだった。

    しかし、山火事の影響により、最終戦ラリー・オーストラリアが中止となり、その目標は来季に持ち越されることになった。

    「オーストラリア東部で発生中の森林火災の被害に遭われている皆さまにお見舞い申しあげます。また、この瞬間も、猛火と戦っている地元消防の方々に感謝すると共に、いち早い鎮火が実現できるよう祈念いたしております」と豊田章男社長はコメント。

    「スペインでのドライバー/コ・ドライバータイトル獲得後、もうひとつのタイトルをオーストラリアで獲得しようと、チームは最大限の努力を続けてくれていました。本当であれば、週末に、それを果たし、その喜びの中で、チームのみんなに感謝の気持ちを伝えたいと思っておりましたが、ラリー・オーストラリアがキャンセルとなり、それを実現することはできません」

    「この場を借りて、今年、一緒に戦ってくれたチーム全員に私からの感謝の気持ちを伝えたいと思います。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのみんな、一年間、ヤリスを強くし続けてくれて、ありがとう」

    「全タイトルを獲って喜ぶという目標は、一年後に日本で叶えたいと思いますので、気持ちを切り替えて、また次の一年もみんなで頑張っていきましょう」

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、WRCラリー・オーストラリアのサービスパークがあるコフスハーバーに留まり、他チームのドライバーと共に急遽開催したチャリティーイベントに参加。その後地元の消防署を激励に訪問した。

    「現地にいるチームのみんなは、オーストラリアの地でも、すぐに気持ちを切り替えてくれていました。このことについても、お礼を言いたいと思います。チームのみんなは、ラリー期間中のために用意していた食材を地元に提供したり、消防署に行って激励をしてくれたり、地元で困っている人たちのために、率先して動いてくれました」と豊田章男社長はコメント。

    「私もSNSで、その様子を知りました。現場の判断で、すぐに動いてくれたのだと思います。トヨタを代表するメンバーが、こうして率先して行動してくれたこと、本当に嬉しく、そして誇らしく思います。チームのみんなに、本当に感謝します。ありがとう」

    2020年には最終戦としてラリー・ジャパンが復活する。

    「この素晴らしいメンバーと来年も戦っていけること本当に楽しみです。来年、ラリージャパンでは、みんなのそばに居ながら、一緒に戦えると思います。今年味わえなかった喜びを、なんとしてもみんなで味わいましょう」と豊田章男社長はコメント。

    「最後になりましたが、応援いただいたファンの皆さま、熱い声援を1年間ありがとうございました。皆さまが、もっともっと応援したくなるようなチームになれるよう、我々も努力を続けてまいりますので、引き続き、応援いただければ嬉しく思います。皆さま、引き続き、よろしくお願いいたします」

  • WRC | ラリー・オーストラリアの中止を正式発表

    WRC | ラリー・オーストラリアの中止を正式発表

    WRC(世界ラリー選手権)は、深刻な山火事の影響により最終戦ラリー・オーストラリア(11月14日~17日)を中止することを正式発表した。

    主催者は、州政府、FIA(国際自動車連盟)、緊急サービスおよび地域社会との協議の後、火曜日の午後にキャンセルを発表した。

    ニューサウスウェールズ州は最悪の火災状態にあり、その結果、“破局的”と分類された一部の地域で非常事態宣言、完全な火災禁止、および状態が宣言されている。

    イベントの会長アンドリュー・パパドプロスは、オフィシャル、また他の役割に関与している1,000人以上の人々を必要性を考慮すれば、キャンセルは唯一の選択肢だったと述べた。

    「ラリーに参加する全員、そして、もちろんより広いコミュニティの最高の利益と安全性を考慮して、ラリーを実施することは適切ではない」とアンドリュー・パパドプロスは述べた。

    「我々の考えはNSWコミュニティ、特に北NSWでの火災の結果、愛する人、生活、家を失った人々とともにある。ラリーコミュニティへの皆さんのサポートと理解を感謝する」

    主催者は、4ステージにわたる複数の走行を含む約90kmの短縮ルートをカバーする改訂スケジュールを準備していた。

  • WRC | 山火事の影響でラリー・オーストラリアの中止を決定との報道

    WRC | 山火事の影響でラリー・オーストラリアの中止を決定との報道

    WRC(世界ラリー選手権)は、コフズ・ハーバーの山火事の影響により、最終戦ラリー・オーストラリアをキャンセルすることを決定したと Autosport が報じた。主催者からの公式発表はまだだが、間もなくリリースされるという。

    Autosport によると、ラリー関係者からのFIAおよびWRCプロモーターへのキャンセルを宣言する電子メールの確認を見ており、コースウェインケニーの事務員からのスポーツの決定に伴う公告が準備されているという。

    今年のWRCの最終ラウンドの主催者は、イベントを引き続き開催することを期待して、月曜日に修正され大幅に短縮されたルートの計画をまとめたが、キャンセルの決定は火曜日の朝に行われた。

    WRCの利害関係者は火曜日の午後にオプションについて議論する予定だったが、火災状況の悪化により決定は避けられなかった。

    どのチームからも正式なコメントはないが、Autosport は全チームから承認があったとしている。火事が地域の避難と旅行制限につながる火災にもかかわらず、火曜日にラリー続行が議論されたことでエントラントの間で怒りが高まっていた。

    キャンセルの決定によって、ヒュンダイがメーカーのチャンピオンシップを初めて獲得することを意味する。ラリー・スペイン終了後、ヒュンダイはトヨタに18ポイント差のリードを築いている。

  • WRC ラリー・スペイン | トヨタのタナックがドライバー王者に輝く

    WRC ラリー・スペイン | トヨタのタナックがドライバー王者に輝く

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・スペインの最終日デイ3が10月27日(日)にスペイン北東部のサロウを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合2位でフィニッシュ。ドライバーズおよびコ・ドライバーズ・タイトルを獲得した。

    また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は総合5位で完走し、チームに貴重なマニュファクチャラーポイントをもたらした。なお、デイ2でデイリタイアとなったクリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車) は、再出走を果たし総合29位でラリーを終えた。

    ラリー・スペインの競技最終日デイ3は、サービスパークが置かれるサロウの北側エリアで2本のターマック(舗装路)ステージを各2回走行。4本計74.14kmのSSで競われた。

    デイ2で総合2位のライバルと3.5秒差の総合3位につけたタナックは、3本のステージを走行した時点で差を5.8秒に広げられた。しかし、ボーナスの選手権ポイントがかかる最終SSの「パワーステージ」でベストタイムを記録。2番手タイムの選手に3.6秒差をつける圧巻の走りで総合2位に浮上すると共に、ボーナスの5ポイントを獲得し、最終戦ラリー・オーストラリアを待たずしてドライバーズタイトルを決定した。タナックとヤルヴェオヤにとっては初めてのWRCタイトルとなり、彼らはエストニア人初のWRCチャンピオンとなった。WRCのドライバーズタイトルは2004年から2012年にかけてセバスチャン・ローブが、2013年から2018年にかけてセバスチャン・オジエが獲得していたが、久々に新しいワールドチャンピオンが誕生した。また、トヨタのドライバーが世界王者となるのは、1994年以来で通算5回目となる。

    ラトバラは、総合4位の選手とのタイム差をステージごとに縮め、最終的には6.3秒差まで迫ったが逆転には至らず。それでもマニュファクチャラーポイントの獲得により、チームはマニュファクチャラーズタイトル防衛の望みを最終戦ラリー・オーストラリアに繋いだ。デイ2で総合3位につけながらもクラッシュでデイリタイアとなったミークは、ラリー2規定に基づきデイ3で再出走。総合29位でラリーを終えた。なお、今回がヤリスWRCでの2度目のWRC出場となる、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラムの勝田貴元/ダニエル・バリット組は、初めてWRカーで挑んだスペインの道で健闘。最終日も4本のターマックステージを堅実に走り切った。デイ2のメカニカルトラブルにより最終結果は総合39位に留まったが、結果以上に充実した内容のチャレンジとなりまった。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    歴史的な快挙です。我々のチームから新たなる世界チャンピオンが誕生したのです。チームの全員がオィットとマルティンと共に、シーズンを通してハードワークを続けてきましたが、素晴らしい結果によってその努力が報われました。この週末、オィットには大きなプレッシャーがかかっていました。それがどのようなものなのか、同じような経験をした私には分かりますが、一般的にはなかなか理解されないものです。タイトル獲得のためにパワーステージでオィットが見せた走りは、本当に素晴らしいものでした。また、彼が2位に入ったことはマニュファクチャラー選手権争いにおいても助けになります。オーストラリアではまだ逆転の可能性が残っていますので、全力で戦いに臨みます。

    オィット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    今の気持ちを言葉にすることは簡単ではありません。この週末に感じたプレッシャーは、これまでとは違うレベルでした。世界チャンピオンになることは、自分の人生の目標でした。ミスをすることは許されず、しかしタイトルを決めるためには良い結果が必要だったので、とても大きなプレッシャーを感じましたし、スタート直後はいつものように走れませんでした。しかし、最終的にはリラックスすることができましたし、普段通りに運転できるようになりました。今朝はクルマのフィーリングが良く、いいリズムで走れました。しかし、それでもダニ・ソルド選手の方が常に少しだけ速かったので、パワーステージで必要なポイントを獲得するのは難しいように思えました。それでも全力で攻めたことが、結果的に報われました。これまで、いくつもの試練を乗り越えてきたので、ついにタイトルを獲得できて本当に嬉しく思います。素晴らしい仕事で我々を支えてくれたチームに感謝します。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    この週末の自分の走りには満足しています。一貫性のある走りができましたし、ミスもしませんでした。また、パフォーマンスも全体的に見れば高いレベルにあったと思います。ラリー開始直後は少し自信を持てなかったので、この結果には満足するべきですし、チームにマニュファクチャラーポイントをもたらせて良かったと思います。今日は、もっとハードにプッシュすれば、総合4位も可能だったかもしれませんが、それはマニュファクチャラー選手権争いにおいてはあまり意味がないことでしたし、最終戦ラリー・オーストラリアまで逆転の可能性を繋ぐことが、今日は何よりも重要でした。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今日は、良いリズムを取り戻すことができました。ヤリスWRCはターマックで本当に速く、今朝は再び良いフィーリングで走れました。パワーステージでは、オィットのタイトル獲得を確実にするため、ペースを落とす必要がありました。彼のボーナスポイント獲得にとって、マイナスとなるようなことは避けなければなりませんでした。オーストラリアには、マニュファクチャラー選手権を勝ち取るために挑み、自分のベストを尽くして走ります。

    ラリー・スペインの結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) 3h07m39.6s
    2 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +17.2s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +17.6s
    4 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +53.9s
    5 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m00.2s
    6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m14.2s
    7 テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +1m47.6s
    8 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +4m20.5s
    9 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 R5) +8m24.6
    10 エリック・カミリ/ベンジャミン・ベイラス (シトロエン C3 R5) +8m47.2s
    29 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +42m20.0s

    トヨタのクルマでWRCドライバーズタイトルを獲得した選手
    1990: カルロス・サインツ (セリカ GT-Four ST165)
    1992: カルロス・サインツ (セリカ ターボ 4WD ST185)
    1993: ユハ・カンクネン (セリカ ターボ 4WD ST185)
    1994: ディディエ・オリオール (セリカ ターボ 4WD ST185)
    2019: オィット・タナック(ヤリス WRC)

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、11月14日(木)から17日(日)にかけて、オーストラリア東海岸のコフスハーバーを中心に開催される、シーズン最終戦ラリー・オーストラリア。オーストラリアのステージは、狭くツイスティな森林地帯の道と、高速で流れるような田舎道が混ざるバリエーション豊かなグラベルロードが特徴。ドライコンディションとなった場合、路面は滑りやすいルーズグラベルに覆われ早い出走順のドライバーが不利となる。また、木々に囲まれた森林ステージではクルマが巻き上げるダストがなかなか収まらないことも多く、特に太陽が低い位置にある時間帯は斜光がダストで乱反射し、十分な視界が得られない状態で走らなければならない。

  • WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・スペイン プレビュー

    WRC | トヨタ 第13戦 ラリー・スペイン プレビュー

    グラベルとターマック。二種類の路面を走行するミックスサーフェス・ラリーにタイトルをかけて挑む
    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、10月24日(木)から27日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第13戦ラリー・スペインに、オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。ドライバーおよびコ・ドライバー選手権の制覇と、マニュファクチャラー選手権での首位浮上を目標に戦う。

    2019年のWRCはいよいよシーズン終盤戦に突入し、タイトル争いは大詰めを迎える。ドライバーおよびコ・ドライバー選手権では、タナック/ヤルヴェオヤ組が、ライバルに28ポイントのリードを築いて首位に立っており、ラリー・スペインの結果次第では最終戦ラリー・オーストラリアを待つことなく初タイトルが決定する。一方、マニュファクチャラー選手権に関しては、1位のチームと8ポイント差の2位につけており、逆転の可能性を残している。

    ラリー・スペインは、初日のデイ1はグラベル(未舗装路)ラリーとして、デイ2とデイ3はターマック(舗装路)ラリーとして行なわれる、シーズン唯一の「ミックスサーフェス・ラリー」。デイ1の走行を終えたラリーカーは、その後サービスでクルマをグラベル仕様からターマック仕様へと変更。タイヤ、ホイール、サスペンション、駆動系など多くのパーツを交換して、2日間のターマックステージに臨む。

    ラリーの中心となるサービスパークは、今年もスペイン北東部カタルニア地方のサロウに置かれる。サロウは、コスタ・ドラダ(黄金海岸)と呼ばれる地中海沿岸エリアにあるリゾートタウンで、有名なテーマパーク「ポートアベンチュラ」の広大な駐車場内にサービスパークが設けられる。競技初日のデイ1はサロウの西側エリアで3本のグラベルステージを各2回走行。SS3/SS6「ラ・ファタレーヤ-ヴィラルバ」は全長38.85kmと長く、今大会最長のステージで、途中でターマックのセクションも含みます。デイ2はターマックステージのみで構成され、サロウの北東エリアで3本のステージを各2回走行。1日の最後にはサロウの海岸沿いで2.24kmのショートステージが行なわれる。最終日のデイ3はサロウの北東エリアで2本のターマックステージを各2回走行。最終ステージとなるSS17は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3日間で17本のSSを走り、その合計距離は325.56km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は1,288.85kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ここまで順調に進んでいますが、ドライバーズ/コ・ドライバーズとマニュファクチャラーズの全タイトルを獲得するためには、攻めの姿勢を続けスペインとオーストラリアで最高の結果を得なければなりません。スペインに向けては、グラベルとアスファルトの両路面でプレイベントテストを行ない、準備は予定通りに進んでいます。ミックスサーフェス・ラリーであるが故に正解を求めるのは簡単ではありませんが、我々のクルマはきっとどちらの路面でも高いパフォーマンスを発揮してくれるはずです。とはいえ、現時点で何かが保証されているわけではなく、ドライバーに最強のクルマを提供するために、全員が一生懸命働いています。

    オィット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリー・スペインを楽しみにしています。いつものようにベストを尽くして戦うつもりですが、賢く戦う必要もあります。初日のグラベルステージは出走順が1番のため、きっと苦労するでしょう。また、この時期スペインでは雨が降りやすいことを昨年体験したので、天気にも影響されると思います。それでも、グラベルとターマックの両路面で高いパフォーマンスを発揮できると信じています。昨年の速さを今年も再現することができれば、きっと我々が望む結果を得られるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    グラベルとターマックが組み合わさったスペインのステージは、昔から私のお気に入りです。グラベルの路面はとてもスムーズながら非常に滑りやすく、ターマックのステージは本当にスムーズかつ高速で、選手権の中でベストだと思います。先週、スペインのターマック路面でテストをしました。とても良い感覚で運転でき、モチベーションが高まっています。マニュファクチャラー選手権を再び制するという目標に向けて、チームのために最高の結果を目指して戦うことを楽しみにしています。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    スペインはWRC年間カレンダーの中で好きなイベントのひとつです。ミックスサーフェス・ラリーへの挑戦はいつも楽しく、2017年に出場した大会では優勝することができました。ここまでターマックではヤリスWRCにとても良いフィーリングを感じてきたので、特にターマックステージでの走行が楽しみです。一方、グラベルのステージでは何人かのドライバーが理想的な出走順で走行するため、彼らは非常に手強い存在となるでしょう。現在、マニュファクチャラーズタイトル争いは接戦状態にあるので、持てる力をフルに発揮して戦い、自分の役割を果たさなければなりません。

  • WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:タナックが完全制覇で今季6勝目

    WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:タナックが完全制覇で今季6勝目

    10月6日(日)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)の最終日デイ4がウェールズ北部で行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が優勝。今シーズン6勝目を飾り、ドライバーおよびコ・ドライバー選手権におけるリードをさらに広げた。また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)は総合4位でフィニッシュし、価値ある選手権ポイントを獲得した。

    ラリーGBのデイ4は、サービスパークの南側エリアで2本のステージを各2回走行。当初サービスパーク近くの岬で行なわれる予定だった「グレートオーム」のターマック(舗装路)ステージは、海洋コンデイションの悪化により選手の安全を確保できないという理由でキャンセルされた。

    デイ3で総合2位の選手に対し11秒のリードを築いたタナックは、デイ4オープニングのSS18でベストタイムを刻み、僅かながらリードを拡大。その後は安定した走りで2本のステージを走破し、9.5秒のリードを持って最終のパワーステージに臨んだ。そして、パワーステージでは2番手タイムを刻んだドライバー選手権のライバルに、0.4秒差のベストタイムを記録。今季6勝目を飾るとともに、最大ボーナスポイントを獲得し選手権のリードを28ポイントに拡大した。

    ヤリスWRCはデイ1のSS1でミークが首位に立ち、その後もリードを維持。デイ2の最終ステージではタナックがミークに代わって総合1位に浮上し、そのまま最後まで首位を守り続けた。最終的にミークは総合4位でフィニッシュし、チームは貴重なマニュファクチャラーポイントを獲得。選手権ではトップのチームとの差を8ポイントに縮めることに成功した。

    豊田 章男(チーム総代表)
    FIA世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)と、TOYOTA GAZOO Racingは1つの週末で2つの世界選手権に勝利することができました。2つ同時に勝つことに強い拘りは持っていませんでした。しかし、今年の6月、私は、目前でそれを逃す姿を目の当たりにしていました。ル・マン24時間レースをワンツー体制で走る中、WRCイタリアで最後までトップを走ってくれていたオット・タナック選手がストップしてしまった時のことです。タナック選手の走りには絶対の信頼を置いています。ですので、私も勝利を確信し、彼の走りを見守っていました。しかし、車両トラブルで、私たちは彼から勝利を奪ってしまいました。今回、そのことを思い出し、2つの世界選手権が同時に行われるこの週末は、いずれの戦いも、絶対に無事にゴールまで走り抜け、勝利してもらいたいと思っていました。#8号車のセバスチャン・ブエミ選手、中嶋 一貴選手、ブレンドン・ハートレー選手、#7号車のマイク・コンウェイ選手、小林 可夢偉選手、ホセ・マリア・ロペス選手、重たいハンデを背負い、決して簡単ではないワンツーフィニッシュを本当にありがとう。土曜日にみんなと会い、改めて6人をはじめとした皆のチームワークを感じました。今後、更に重たいハンデが課されますが、そのチーム力で乗り越えていきましょう。激しい風雨で難しさを極める路面の中、チームとクルマを信じて優勝してくれたオット・タナック選手、マルティン・ヤルヴェオヤ選手。前戦トルコでも車両トラブルで勝利を遠ざけてしまっていたので、今回、勝利してくれたこと、本当にうれしく思います。残り2戦、なんとしても君たちを勝たせたい。改めてもっと安心して乗れるクルマをチームみんなでつくっていきたいと思います。様々な世界戦が行われたこの週末に、我々の2つの世界戦も応援いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました。引き続き、ご支援よろしくお願いいたします。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    信じられないくらい素晴らしいラリーでした。ラリーGBは最も難しいラリーのひとつですが、オットは重圧に負けず終始ラリーを支配下に置き、自分の仕事を完遂しました。最後のパワーステージは本当に興奮し、まだ心臓がドキドキしているほどですが、オットは素晴らしい走りで最大ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権争いで有利な立場となりました。昔、自分が同じような状況に置かれた時は精神的に本当に辛く大変でしたが、彼は全てにおいて上手くやっています。クリスの仕事も素晴らしく、我々にマニュファクチャラーポイントをもたらしてくれました。今シーズンはまだ2戦ありますが、集中力を高め全力で臨まなくてはなりません。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    優勝できて最高の気分です。我々のために、多くの人が働き努力を続けてきたので、最大ポイント獲得でそれに報いることができて嬉しく思います。パワーステージではクルマに大きな自信を感じていたので、フルポイント獲得の好機を逃すわけには行きませんでした。我々のチームは“pushing the limits for better”というスローガンを掲げていますが、自分も常にベストを尽くそうと努力しています。今シーズンはまだ2戦残っており、何も決まってはいないので、これからも集中して攻め続ける必要があります。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    金曜日の大部分をリードしていたので、4位という結果は少々残念ではありますが、それでも満足しています。今週末は本当に難しいコンデイションでの戦いでした。大きく遅れたわけではなく、土曜日に少しペースが足らなかっただけですが、それでもチームに多くのポイントをもたらす事ができました。オットの優勝を嬉しく思いますし、マニュファクチャラー選手権でトップとの差を縮める事が出来たので、収穫の多い週末になったと思います。残る2戦、まずはスペインで力強く戦い、良い形でシーズンを終えられることを願っています。

    ラリー・グレートブリテン デイ4の結果
    1.オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ(トヨタ ヤリス WRC) 3h00m58.0s
    2.ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー(ヒュンダイ i20クーペ WRC) +10.9s
    3.セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +23.8s
    4.クリス・ミーク/セブ・マーシャル(トヨタ ヤリス WRC) +35.6s
    5.エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(フォード フィエスタ WRC) +48.6s
    6.アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +58.2s
    7.ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +5m23.8s
    8.クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル(ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +9m25.0s
    9.カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(シュコダ ファビア R5) +10m51.1s
    10.ペター・ソルベルグ/フィル・ミルズ(フォルクスワーゲン ポロ GTI R5) +11m36.1s

    次戦のWRC
    WRC次戦は、10月25日(金)から27日(日)にかけて開催される、第13戦「ラリー・スペイン」。スペインのサロウを中心に行なわれるこのラリーは、WRC唯一のミックスサーフェス・イベント。競技初日のデイ1はグラベル(未舗装路)ラリーとして行われ、1日の終わりには75分間のサービスでクルマをグラベル仕様からターマック(舗装路)仕様に変更。デイ2とデイ3はターマックラリーとして行なわれる。スペインのターマックは全体的に路面がスムーズで、流れるような中高速コーナーが連続する、サーキットのようなステージが特長だ。

  • WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:3日目を終えてタナックが首位

    WRC 第12戦 ラリー・グレートブリテン:3日目を終えてタナックが首位

    10月5日(土)、2019年FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリー・グレートブリテン(GB)のデイ3がウェールズ中部を中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位の座を堅持。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は、総合4位につけた。

    ラリーGBのデイ3は、サービスパークから南に100km以上離れた、ウェールズ中部の森林地帯を中心に行われた。

    ダイフィ、メイヘリン、スウィートラム・ハフレンという有名なグラベル(未舗装路)ステージを各2回走り、1日の最後にはサービスパーク近くのコルウィン・ベイでターマック(舗装路)ステージを走行。7本のSSの合計距離は151.24kmに達し、4日間で最長の1日だった。

    ウェールズ中部は朝から天気が安定せず、断続的な雨により路面は多くの部分が泥状になった。グリップが安定しない非常に難しい路面コンディションだったが、タナックはSS2番手タイムを5回記録するなど速いペースを維持。1日の最後を飾るコルウィン・ベイのステージではベストタイムを刻み、総合2位のライバルとの差を11秒に広げた。一方、総合2位と0.2秒差の総合3位でデイ3に臨んだミークは、SS12でひとつ順位を落としたが、少しでも多くのマニュファクチャラーポイントをチームにもたらすべく安定した走りを続け、総合3位の選手と9.2秒差の総合4位で1日を終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ふたりのドライバーは少しもミスをする事なく、素晴らしい仕事をしてくれました。予想よりも大変な1日だったと思いますが、良く戦ったと思います。明日のラリー最終日に向けて、2台とも良い位置につけています。ライバルとの差は決して大きくありませんが、きっと全てが計画通りに進むでしょう。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    とてもタフで困難な1日でした。ステージは長くコンディションはトリッキーで、最後のステージでは濃い霧が出始め、路面はかなり荒れていました。また、リヤバンパーを失ったことで車内が騒音に包まれ、ペースノートを読み上げる声が聞き辛く苦労しました。タイム差は小さくまったくリラックスできませんが、それでもこの週末において最大のマージンを手にしているのは確かです。ウェールズでは驚くような事が起こりますし、常にギリギリの状態で戦っているので自信を持つ事は難しいですが、マージンを持って最終日に臨めるのは有利だと思います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    総合4位で1日を終え満足しています。3位との差はそれほど大きくないので、明日はまだ十分チャンスがあると思います。今日は、少し苦戦しました。もちろん全力を尽くして走りましたが、全てのステージで数秒ずつ遅れ、差が開いてしまいました。ドライバーズ選手権を競っている自分の前の3人は、1歩抜け出したような感じがしますが、マニュファクチャラー選手権のために戦うことが、自分に与えられた使命です。

    ラリー・グレートブリテン デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 2h42m02.7s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +11.0s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア(シトロエン C3 WRC) +17.3s
    4 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +26.5s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +46.9s
    6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +51.4s
    7テーム・スニネン/ヤルモ・レーティネン (フォード フィエスタ WRC) +3m07.9s
    8 ポントゥス・ティディマンド/オーラ・フローネ(フォード フィエスタ WRC) +4m59.6s
    9 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +9m16.0s
    10 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +9m30.2s

    明日のステージ情報
    ラリー最終日となる10月6日(日)のデイ4は、サービスパークの周辺と南側エリアで5本のSSが行なわれる。2本のグラベルステージを、サービスパークすぐ近くの岬で行なわれる「グレート・オーム」のターマックステージをはさんで各2回走行。そのうち最終のSS22「ブレニグ2」は、トップ5タイムを記録したドライバーとコ・ドライバーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。5本のSSの合計距離は38.42kmと短く、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は269.39kmとなる。

    注目のステージ
    SS19/22ブレニグ 全長6.43km
    セブ・マーシャル(ヤリスWRC 5号車 コ・ドライバー)
    「ブレニグ」は全長こそ短いですが、トリッキーなステージです。所々かなり濡れていて滑りますが、パワーステージとしてボーナスポイントがかかりますし、このラリーでは最後まで僅差の戦いが続く事が多いので、ハードにプッシュするかもしれません。