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  • 【MotoGP】ホンダ:第5戦 フランスGP プレビュー

    【MotoGP】ホンダ:第5戦 フランスGP プレビュー

    MotoGP 第5戦 フランスGPが、5月18日(金)~20(日)の3日間、ル・マン・サーキットで開催される。フランスGPは、1951年に第1回大会が行われ、今年で55回目を迎えます。ル・マンでは、1969年に初めてグランプリが開催された。その後、ポール・リカール、ノガロ、マニクールなどを経て、2000年に再びグランプリの舞台となり、今年で19年連続、ル・マンでは通算31度目の開催となる。

    ル・マンは、自動車の24時間耐久レースの舞台としても知られている。このレースは、一部に一般道路を利用するサルテ・サーキットで行われる。一方、グランプリや2輪の24時間耐久レースは、一周4.185kmのブガッティ・サーキットで行われる。

    ブガッティは、全体的にストレートが短く、典型的なストップ&ゴーのレイアウト。パッシングポイントが少なく、シケインやヘアピンが勝負どころとなり、激しいブレーキング競争が見ものとなる。俊敏な旋回性とエンジンの鋭い加速性能が問われるル・マン。こうした特徴を持つサーキットだけに、決勝レースではグリッドが非常に重要となり、予選では激しいアタック合戦が繰り広げられることになる。

    またこの時期のル・マンは雨が多く、過去11年を振り返れば、2007~09年の3年間と、2012年と13年は雨のレースとなり、レース中にマシンを乗り換えることができる“フラッグ・トゥ・フラッグ”が適用された。過去4年はドライコンディションで行われたが、昨年も土曜日の予選はウエット/ドライとなり、今年も不安定な天候になる可能性は高く、選手やチームは集中力が要求される。

    過去2戦、アメリカズGPとスペインGPで2連勝を達成したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、3戦連続の表彰台と今季3勝目に挑む。ル・マンでは、MotoGPクラスにデビューした13年にポールポジション(PP)を獲得し、雨となった決勝では3位でフィニッシュした。14年には2年連続のPP(Moto2クラスから数えると3年連続)を獲得。オープニングラップでは、他車との接触を避けるために10番手までポジションを落としたが、そこからすばらしい追い上げをみせて優勝を果たした。15年はMotoGPクラスで3年連続(通算4年連続)となるPPを獲得するも、決勝ではタイヤの消耗に苦しんで4位。その雪辱に燃えた16年は予選で2番手、決勝では転倒再スタートという厳しい戦いとなり13位。昨年はタイヤとマシンのマッチングに苦しんで予選5番手、決勝は転倒リタイアに終わった。

    今年は大会制覇を成し遂げた14年以来、4年ぶりの優勝と表彰台獲得に挑む。前戦スペインGPでは、14年以来4年ぶりの優勝を達成し、2018年型RC213Vの仕上がりのよさを証明した。開幕戦から4戦、どのサーキットでも大きな進化を感じさせるRC213Vと、そのパフォーマンスをしっかり引き出すマルケスの走りは、ファンを魅了している。さらに、スペインGPの舞台となったヘレス、イタリアGPの舞台となるムジェロでテストを実施して、新型カウルのテストを中心にセットアップを進めた。今大会は、ニューパーツの投入にも注目が集まる。

    第2戦アルゼンチンGPで2年ぶりの優勝を果たしたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季2回目の表彰台と優勝に挑む。前戦スペインGPでは今季初のPPを獲得し、今季2勝目への期待が膨んだが、転倒リタイアと残念な結果に終わった。昨年のフランスGPでは予選4番手から決勝5位。今年は、マルケス同様、ウインターテストから好調で、転倒リタイアに終わったスペインGPの雪辱に燃えている。

    前戦スペインGPで今季2度目の転倒リタイアを喫したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)。ホームグランプリでは残念な結果に終わったが、得意とするル・マンで、今季初の表彰台と優勝を目指す。昨年は、不安定な路面コンディションとなった予選で、タイヤの温度を上げることに苦労して13番グリッドという厳しい位置からのレースとなったが、すばらしい追い上げを見せて3位表彰台を獲得した。

    これまでル・マンでは、125ccクラスで1勝、250ccクラスで2勝、MotoGPクラスでは13年に優勝している。今年は今季初の表彰台と5年ぶりの大会制覇(通算5勝目)を目指す。

    MotoGPクラスに参戦するルーキー勢も調子を上げている。4戦を終えて3回のポイント獲得を果たし、前戦スペインGPでは今季ベストの9位でフィニッシュしたフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、さらに上位を目指す。Moto2クラスに参戦していた昨年はル・マン初制覇を成し遂げた。同地では、MotoGPクラスで初となるレースに挑むモルビデリの2戦連続シングルフィニッシュに期待だ。

    第2戦アルゼンチンGPからアメリカズGP、スペインGPと3戦連続でポイントを獲得している中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、4戦連続ポイント獲得と初のシングルフィニッシュに挑む。フリー走行、予選では、セッションをこなすごとにRC213Vのパフォーマンスを引き出しているが、決勝では序盤にペースを上げられないというのが大きな課題となっている。それを克服できればシングルフィニッシュが確実なだけに、今大会はその対策に挑む。

    トーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、4戦を終えてノーポイントが続いているが、この数戦は確実にRC213Vの攻略が進んでいることを感じさせている。前戦スペインGPは転倒リタイアだったが、随所で好走を見せた。昨年、Moto2クラスでは、PP獲得から3位表彰台を獲得している。今大会は初ポイント獲得を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ル・マンでは一生懸命取り組んでベストを尽くし、この数戦のいい勢いを維持しなければなりません。過去の戦いでは、優勝したり、表彰台に立つことができました。その一方で、ペースをつかむのに苦戦したこともあります。しかし、いつも言っているように、シーズンは毎年、違う戦いになります。もちろん天気もタイヤもセットアップもどうなるか分かりませんが、メンタルもアプローチもいつもと同じようにポジティブです。今年はいいレベルでフランスへ向かうことができるので、どのような週末になるか様子を見たいです。金曜日からいいスタートを切って、日曜日に表彰台争いをしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合7位)
    「今年のHondaのエンジンはとても強いので、決勝に向けていい状態が続いています。そして、毎戦、いいスピードがあることを証明してきましたが、前戦スペインGPでは転倒リタイアでした。チャンピオンシップの戦いに戻るためには、あとは少しの運が必要なだけです。昨年のル・マンではまずまずの走りができましたが、今年は上位の戦いに加わって、トップ3争いをしたいです。以前、表彰台に上がったことがあるので、またできると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合11位)
    「ヘレスのあとに行ったテストではチームといい仕事ができたのでうれしいです。自信がつき、次のレースが楽しみになりました。フランスGPはいつもチャレンジがあります。それは予測不可能な天候から始まります。今年は気温が低いかもしれないので、タイヤにとってもチャレンジになります。集中力を維持していいレースをしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合13位)
    「ヘレスのポジティブなレースと、それと同じようにポジティブなテストを行い、ル・マンへ向かいます。ル・マンはヘレスとかなり違うサーキットです。ストップ&ゴーが多いレイアウトなので、フリー走行で取り組む仕事がいくつもあります。ストップの部分は問題ではありません。ここはこれまでも強い部分だからです。でもゴーの部分、つまりコーナー出口はレースウイーク中に改善していかなければならないところです。今週末は、ヘレスで達成したことをさらに積み上げていきたいです。楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 総合17位)
    「今週末は、レース序盤のパフォーマンスを改善できるように取り組みたいです。なぜならヘレスで苦戦したところだからです。レースを追うごとにマシンのセットアップがよくなっているので、ルマンではトップ10に入れると信じています。チームとHRCのサポートに感謝しています。私たちはいい関係を築いており、お互いを理解しています。ル・マンはヘレスよりタイトなサーキットで、天気も難しいので、かなり厳しい週末になると思います。でもとにかくベストを尽くして前進できるようにがんばります」

    トーマス・ルティ(MotoGP ノーポイント)
    「ヘレスは転倒に終わり残念でした。しかし、月曜日に一日テストを行えたことは重要でした。マシンのセットアップで一歩前進できました。そして、どの方向にセットアップを進むるべきなのかということが分かりました。特にユーズドタイヤで、その前の日よりペースを上げることができました。このおかげで、ポジティブな気持ちでル・マンに向かえます。ル・マンの最初のプラクティスセッションは、MotoGPマシンで初めて走ることになるので忙しくなると思います。ラインを学び、ブレーキングポイントを見つけなければなりません。でもヘレスのテストでつかんだ勢いで週末のル・マンへ進めることを願っています」

  • 【MotoGP】 2位争いの三つ巴クラッシュリタイア:各ライダーの見解

    【MotoGP】 2位争いの三つ巴クラッシュリタイア:各ライダーの見解

    MotoGP 第4戦 スペインGPでは、2番手争いをしていたアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ(ともにドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)の3台がクラッシュしてリタイアを喫するというインシデントがあった。

    残り8周。3番手を走行していたホルヘ・ロレンソが6コーナーで膨らみ、ダニ・ペドロサがインを突いたが、戻ってきたロレンソと接触。その勢いでロレンソがアウトサイドを走っていた2番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾと激突。3台は揃ってリタイアとなった。

    巻き添えを喰らったかたちで今季初転倒・初リタイアを強いられ、総合1位から24ポイント差の総合5位に後退したアンドレア・ドヴィツィオーゾは、レーシングインシデントだと言い聞かせながらも、20ポイントを失った悔しさをにじませる。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ
    「最終的にはレースインシデントだけど、僕は獲得可能だった20ポイントを失ってしまった。僕の視点から見れば、両方に責任がある。ダニはインを突いた。状況を上手くマネージメントができ、進入するか、しないかを判断することができただろう。ホルヘは走行ラインを外した。戻ろうとしたときは、他車に注意しなければならない。2人ともミスを犯したと思う。必然的にあのようなことが起こってしまい、僕にぶつかった。ホルヘは、3人目の存在を知らなかったと僕に説明した。僕のことだけが表示されていたと言うけど、ピットボードの表示はライダーが決めることだ。僕は3人で走っていることが分かっていたし、もし、僕が彼の立場だったら、気づいていただろう。彼はそのような情報に興味がないけど、それが転倒につながった。レースには満足している。0ポイントに終わってしまったけど、僕たちは本当に強かった。ヘレスはいつも苦しみ、今週末も苦しかったけど、冷静さを保ち、適した決断を下した。マルクとバトルするペースがあった。これはポイントを挽回するモチベーションとなる」

    ホルヘ・ロレンソは、事故は不運だったとし、タイトル争いから大きく後退することになったチームメイトに謝罪した。

    ホルヘ・ロレンソ
    「不運だったから、転倒のことは話したくない。僕たち3人は、チャンピオンシップの中で最もクリーンなライダーなんだ。このような終わり方は相応しくない。アンドレアが膨らんだ。僕はイン側から抜いて、ダニとの接触を感じた。まるで、ドミノのような転倒だった。タイトル争っているドビに申し訳なく思う。あの転倒がなければ、ポイントリーダーの座を維持していただろう。アグレッシブなロレンソを見た。ストロングに走れることを証明したけど、違いを生み出すことができなかった。昨年は14秒差だったけど、今年は4秒差でフィニッシュすることができたはずだ。8ラップをトップで走ることができれば、誰もが知っている僕の高い集中力と一貫性を発揮して、全周回をトップで走れ、優勝することができるだろう。これからお気に入りのサーキットを迎え、今回のような前進を果たし、ドゥカティがニューパーツを投入し、バイクが曲がれるようになれば、トップに行ける。これほど楽しく走れたのは、久しぶりだ」

    ダニ・ペドロサも事故は不運だったとしながらも、自分に優先権があったとし、レースインシデントと判断したスチュワードから明白な説明がなかったことに苦言を呈した。

    ダニ・ペドロサ
    「かろうじて、立ち上がることができ、トラックから出たけど、タイヤバリアーのところで休まなければいけなかった。頭と腰に強烈な激突を受けたけど、ヘルメットが守ってくれたのは幸運だった。手にダメージを受けなかったのも幸運だった。全てはレースの結果。僕は良いペースで走れていたけど、何らかの理由で加速が良くなかったので、ストレートでドゥカティ勢に抜かれてしまった。スリップストリームで抜き返すことができず、バイクを止めることも苦労していた。ペースだけが良かったけど、彼らにブロックされてていたので、レース終盤に向けて、タイヤをマネージメントするか、ミスが起きるのを待つしかなかった。そこで、2台がコーナーでは大きくはらんだところを見て、ミスを利用した。良い走行ラインで突っ込んだ。コーナーから立ち上がるところで、ホルヘが戻って来て、僕たちはぶつかった。僕の身体はバイクの右側に位置していたから、彼が戻って来たのが見えなかった。不運にも3人が転んでしまった。良い位レースをしていた2人には申し訳なく思う。タイトルのオプションが難しくなってしまったドビには申し訳ないと思う。最もネガティブなことは、このような状況に入り込んでしまうプロファイルの持ち主でない3人に起こってしまったことだ。スチュワートパネルの判断は、間違いだと考える。同意しない。なぜ、レースインシデントだと決断した理由を聞きに行った。話し合い、レースインシデントであることはハッキリしたけど、僕は自分の走行ラインを走っていた。2人は走行ラインから外れていて、僕はイン側を通過していた。走行ラインを外したら、確認しなければいけない。僕には優先権があった。ホルヘに制裁を与えるつもりはない。その反対で、このようなことは避けなければいけないから、説明したかった。レースインシデントだと決めてしまうと、他のライダーたちが、ノーマルなことだと思ってしまうかもしれない。単純なインシデントではない」

  • 【MotoGP】 スズキ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    【MotoGP】 スズキ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    2018年 MotoGP シーズン4戦目、ヨーロッパラウンドのオープニングレースとなったスペインGPは、アンドレア・イアンノーネが前戦アメリカズGPに続き3位表彰台を獲得し、チャンピオンシップでは4位に浮上。トップグループ走行中のレース序盤に痛恨の転倒を喫したアレックス・リンスは、シーズン最初の母国GPを悔しいリタイヤで終えた。

    朝のウォームアップでは、イアンノーネがトップから僅か0.201秒差で2番手につけ、決勝に向けての確実な手応えを得た一方、リンスはこのセッションでは、25周で行われる決勝に向けて最後のマシン調整を行い、共に決勝に備えた準備を完了。

    決勝ではイアンノーネ、リンス共に好スタートを切り、どちらもトップグループに滑り込み、それぞれ予選順位と同ポジションを維持。序盤、イアンノーネはペースアップに苦しむも、リンスは徐々にペースを上げ、前をオーバーテイク。さらなるポジションアップを狙って虎視眈々と走行中の6周目に転倒を喫し、再スタートが切れないままリタイヤとなった。

    レース18周目に3位争いグループの3人のライダーが揃って転倒し、新たな3位争いは、それまで6番手を走行していたイアンノーネの走る4人のグループに。路面温度が上がり、ペース維持が難しい中、4人の3位争いを制したのは、最後までペトルッチ(ドゥカティ)との激しいバトルをみせたイアンノーネで、前戦アメリカズGPに続き、2戦連続の3位表彰台獲得となった。

    スズキにとって3連続表彰台は10年ぶり。イアンノーネのシーズンランキングも6位から4位へとジャンプアップした。

    アンドレア・イアンノーネ (3位)
    「マシンのフィーリングも良かったし、なんと言っても2戦連続で表彰台を獲得できたことは最高に嬉しいね。チームにとっては3戦連続表彰台だし、僕らに良い流れが来ているのを感じるよ。チームの皆が本当に一生懸命仕事してくれているし、それが結果に繋がっているわけだから、この流れを切らないようにしないとね。ひとつだけ後悔しているのは、グリッドでタイヤをミディアムからハードに変えたことかな。この週末ミディアムでずっと良いペースで走れていたから、もしミディアムで決勝を走っていたら、さらに良いペースで走れたんじゃないかと思うんだ。でも、これも勉強だと思うことにするよ。表彰台を獲得できたのは確かに運もあったけど、決勝は路面温度が上がって滑りやすい状態だったし、ミスを犯さずにグループのトップでゴールするのにはそれなりに頭も使ったよ。だから今日の表彰台は素直に嬉しいし、誇りに思うよ」

    アレックス・リンス (リタイア)
    「何が起こったのかよく分からないというのが正直なところなんだ。マシンのフィーリングは良かったし、転倒するまでは良いリズムで乗れていたしね。ただスタート直後からフロントのフィーリングが昨日のFP4の時とはちょっと違っていたのは事実だった。データ上でも、走行ライン、ブレーキングポイント、コーナースピード共にすべて他の周と一緒なのに、いきなりフロントが切れ込んで、どうすることもできなかったよ。今後に向けて原因をしっかり追求しないとね。次戦ル・マンは僕の大好きなサーキットだし、その前に2日間ムジェロでテストがあるから、テストで走り込んで、ル・マンに向けてしっかり準備するよ」

    河内健 (テクニカルマネージャー)
    「今週末ふたりのライダーが共に安定してずっと速かったので、レースペースとしてはもっと良い内容を期待していたのですが、期待ほど良い内容ではありませんでした。そのあたりはよく調査して、研究していく必要があると思っています。非常に難しいレースで転倒もたくさんあり、アレックスもそのひとりとなってしまい、非常に残念でなりません。しかしアンドレアは最後まで頑張ってくれて、今シーズン3 度目となる表彰台をチームにもたらせてくれました。彼の頑張りに感謝します。運が味方してくれた表彰台ではありましたが、これもレースのひとつだと思うので、今日は素直にこの結果を喜びたいと思います」

    ダビデ・ブリビオ (チームマネージャー)
    「今日は運に味方されて獲得できた表彰台ではありましたが、我々チームにとっては、どんな状況であれ、3戦連続で表彰台を獲得できたことは素晴らしいことだと思っています。アンドレアは多重クラッシュのあと表彰台獲得の可能性を知り、最後までアグレッシブに攻めて自ら表彰台を獲りに行きましたし、彼の見せたその強さを誇りに思っています。チャンピオンシップのランキングも上がり、今後さらにチームのモチベーションも上がるでしょう。アレックスはフロントに問題を抱え、レース序盤に転倒・リタイヤという残念な結果となってしまいましたが、転倒まではトップグループでバトルできていましたし、彼とマシンのポテンシャルをきっちり見せることができたと思っています。今日のトラブルの原因をきっちりと調査し、次戦に向け、しっかり対策していきます。アレックスは今シーズン安定した好調なパフォーマンスを見せていますし、さらなる成長も続けているので、今後に期待しています」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    2018年のMotoGPのヨーロッパラウンド初戦となった第4戦スペインGP決勝は、予選5番手から好スタートを切ってトップグループに加わり、8周目にトップに浮上したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、前戦アメリカズGPからの連勝を達成、総合でも首位に浮上した。

    今大会はライダー同士のタイム差が接近。フリー走行では、トップから1秒差以内に15台という厳しい戦いとなった。

    決勝では、前半はホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)らとマルケスの4人がトップグループを形成。そのあと、マルケスが首位に浮上するが、4台の接近戦は続いた。

    しかし、後半に入るとマルケスがペースアップ。後方の3台をジリジリと引き離し、独走態勢に持ち込むことに成功する。そして18周目には、2位争いの3台がバックストレートへの進入でクロス状態になり、3台とも転倒リタイアするというハプニングが発生。これで勝利を確信したマルケスは、ややペースを落として悠々のクルージングを見せ、25周のレースで、最終的に2位のヨハン・ザルコ(ヤマハ)に約5秒の大量リードを築いて勝利を決めた。

    これでマルケスは、スペインGPでは14年大会以来、4年ぶり2回目の優勝。最高峰クラスにスイッチした13年から6年連続で表彰台に立ち、地元ファンの期待に応えた。Hondaは、今回の結果を入れてヘレスでは通算22勝目。Repsol Honda Teamとしては、ホームであるスペインGPで、06年から13年連続で表彰台を獲得した。

    予選2番手からトップグループに加わり、後半、ドヴィツィオーゾとロレンソのドゥカティ勢と2位争いを繰り広げたペドロサは、18周目の6コーナーで転倒リタイアに終わった。その原因は、先行するロレンソをブレーキングで抜こうとしたドヴィツィオーゾがミスし、そのドヴィツィオーゾをクロスラインでパスしたロレンソが後方から通常ラインで走ってきたペドロサに接触したことで、結果、ペドロサはハイサイド状態になり、マシンから大きく放り出されるという危険なアクシデントが発生してしまった。

    今季初ポールポジションから挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、オープニングラップを5番手で通過。そのあと4番手に浮上したが、8周目の1コーナーでスリップダウン。マシンを起こし再スタートを切るが、17周目に2度目の転倒を喫し、リタイアとなった。

    ルーキー勢は、15番グリッドから決勝に挑んだフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がオープニングラップ12番手から快調にラップを刻み、今季ベストリザルトの9位でフィニッシュした。予選14番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、オープニングラップ16番手から4台による11位争いを繰り広げて12位でフィニッシュ。3戦連続のポイント獲得を果たした。

    予選18番手のトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、17番手を走行していた12周目に転倒、リタイアに終わった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「地元ファンの前で優勝することができて、本当に幸せです。ヘレスは優勝するのがとても難しいサーキットなので、今日の結果にはとても満足しています。今大会はスタート前に優勝争いができると確信していました。転倒も多く、厳しい週末でした。予選では最速ライダーにもなれませんでしたが、決勝に向けていい仕事ができたと思います。そして、ベストを尽くせました。今日の優勝のカギはリアタイヤの選択にあります。ウォームアップのあと、今日はミディアムで行こうと決めたのですが、正しい判断でした。今日はトップに出てレースの主導権を握り、いいタイミングでプッシュすることができました。トラック上に大きな泥があり、それに気づいたときにはすでに遅かったのでアクセルを戻すしかなく、大きくスライドしました。今日はマルケススタイルのレースができました。アンヘル・ニエト・サーキットになり、初めてのウイナーになれたこともうれしいです。そしてチャンピオンシップでも首位に立つことができてうれしいです。明日はここでテストをします。これからも長いシーズンになるのでしっかりテストしたいと思います」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 9位)
    「ポジティブなレースでした。力強いスタートを切ることができました。グリップもあり、速さもあり、ポジションを上げることができました。レース後半はタイヤを温存していましたが、終盤に向けて速度を落とさなければなりませんでしたが、なんとかトップ10でフィニッシュすることができました。この結果はチームにとっても、今後のレースへ向けてもすばらしいものになりました」

    中上貴晶(MotoGP 12位)
    「スタートはよかったのですが、序盤、リアのグリップがほかのライダーに比べてよくなかったようで、立ち上がりで少しずつ遅れてしまいました。今回もレースペースは悪くなかったので、前戦アメリカズGPに続き、序盤のペースの遅さが課題になりました。今回は3戦連続でポイントを獲得することができました。ベストリザルトの12位でフィニッシュしましたが、正直、あまりうれしくありません。序盤のペースの遅さをしっかり克服すればトップ10もすぐに可能だと思うし、明日のテストで、課題の解消に取り組みたいです」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP リタイア)
    「右のお尻がとても痛く、とても腫れています。明日、どうなっているか様子を見て、テストを走れるかどうか判断したいです。今日の結果はとても残念です。とても気持ちよく乗れていたし、いいペースをキープすることができました。しかし、今日はアクセレーションが完ぺきではなく、前のライダーを抜くのが簡単ではありませんでした。そのため、ドビとホルヘについていってタイヤを温存し、相手のミスなど、終盤に向けて勝負するチャンスを待っていたのですが、前を走る2人がミスをしてワイドラインになりました。自分は通常のラインを走っていましたが、次の瞬間、突然接触して大きくマシンから放り出されました。3人ともに転倒しました。とても悲しく、残念でした。我々3人はすばらしいレースをしていました。3人ともにいいライディングをしていたし、こんな結果に終わるとは思いませんでした。しかし、もっとも悲しく、そして自分を失望させたのは、レースディレクションが今回の事故の状況をきちんと理解していないことです。そのため、レースディレクションに行って、今回のようなケースでは、どうジャッジするのか聞いてみました。通常のラインを走っている選手も、ミスをして通常のラインに戻ってきた選手も、どっちも正しいと言われましたが、このようなケースではどっちが悪いのですか?という質問には、なにも答えてくれませんでした。今回の判定に納得できなければ、自分はホルヘに対してアピールするしかないのですが、自分はホルヘにペナルティーを与えたいわけではありません。ただ、なにが正しいのかということ。そして今日起きたことを彼らに正しく理解してもらいたいと思っただけのことです」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「今大会はいいペースで走れていたので、今日のレースはフラストレーションが溜まりました。残念ながらレースセットが完全ではありませんでした。フロントタイヤがオーバーヒートして、リアグリップにも苦戦しました。そのためペースが安定せず、ブレーキングをがんばらなくてはいけなくなり、結果としてフロントタイヤのオーバーヒートにつながりました。今日はスリップストリームをたくさん使わなければなりませんでした。原因はまだ分かりませんが、転倒したのはおそらく白線に乗ったからではないかと思います。前戦アメリカズGPと全く同じ状況でした。本当に残念です。今日は、優勝は難しいかもしれないが、表彰台には立てると思っていました。今日は私たちの日ではありませんでした」

    トーマス・ルティ(MotoGP リタイア)
    「レース序盤、満タンのときはフロントのフィーリングに苦しみましたが、その後ペースをつかみ、ティト・ラバトといいバトルができました。でもレースが進むにつれて、ペースを維持することが難しくなり、11コーナーでフロントから転倒しました。残念なことに、これで僕のレースは終わってしまいました」

  • 【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    2018 MotoGP 第4戦のスペインGPが、5月6日にヘレス・サーキットで開催され、Movistar Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは厳しい状況のなかで奮闘し、バレンティーノ・ロッシが5位、マーベリック・ビニャーレスが7位でチェッカーを受けた。

    バレンティーノ・ロッシは10番グリッドからスタートすると、ポジションをひとつ上げ序盤はアンドレア・イアンノーネ(スズキ)とバトルとなる。

    しかし追い上げてきたダニ・ペドロサ(ホンダ)に先行を許すが、この間に前方で転倒があり8番手へポジションを上げる。中盤は後方から迫るジャック・ミラー(ドゥカティ)を抑えながら、ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)にしかけるも前に出ることはできない。しかしこのあと2番手争いを繰り広げる3台がクラッシュでリタイア。これで5番手に上がると3位争いの後方について表彰台を目指した。残り5ラップではミラーに先行を許し6番手とするが、2ラップ後には抜き返しペースを上げて前との差を詰めてゆく。しかしわずかに届かず、そのまま5位でチェッカーを受けた。トップとの差は8.743秒だった。

    マーベリック・ビニャーレスは、スタートでバレンティーノ・ロッシに続き10番手でオープニングラップを終えたが、4ラップ目には13番手に後退。そのあと前方での転倒でふたつ順位を上げたが、7ラップ目にはアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)を抑えきれずに先行を許してしまう。しかし18ラップ目に前方で多重クラッシュがあり9番手に浮上すると、この勢いで2ラップ後にはフランコ・モルビデリ(ホンダ)をパスし、さらに21ラップ目には自身のファステストラップをマーク。これでバウティスタとの距離を詰め、残り2ラップとなったところで抜き返して7番手へ浮上すると、トップから13.543秒差の7位でチェッカーを受けた。

    この結果、マーベリック・ビニャーレスは50ポイントとしてランキング3位、バレンティーノ・ロッシは40ポイントでランキング6位。コンストラクターズランキングは76ポイントで2位をキープ。チームランキングはトータル90ポイントでトップを守っている。

    月曜日はここへレスサーキットでIRTAオフィシャルテストに参加し、来週はイタリアでチームのプライベートテストを行う。

    Monster Yamaha Tech3は、ヨハン・ザルコが見事なレース展開でヤマハ勢トップの2位とし、今季2度目の表彰台に上った。2週間後にチームと自身のホームレースを控え、ランキング2位に浮上した。チームメイトのハフィス・シャーリンは痛みに耐えながら過酷なレースを走り切って16位でゴール。ポイント獲得には届かなかったが、今回もまたMotoGPの経験を積み重ねた。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (5位)
    「前方で3台が転倒したとはいえ、今週のペースを考えれば5位という結果は上出来です。全力を尽くして戦いましたし、いいレースだったとは思いますが、残念ながらこれが現状のポテンシャルだと思います。昨年に比べれば速くなっているのですが、表彰台や優勝を目指すには改善のスピードを上げていくことが必要であり、それが早く叶うよう努力を続ける必要があります」

    マーベリック・ビニャーレス (7位)
    「何人かのライダーがミスをしてポジションが上がったことは幸運でした。序盤はペースが上がらず、モルビデリやバウティスタとのバトルに苦戦しました。終盤になるとグリップが上がりプッシュできるようになったのでバウティスタを抜き返すことができたのです。それでも7位という順位には満足できません。これまではセッティングに集中し問題を解決しようとしてきましたが、思うような前進はできませんでした。マシン自体はよく走ってくれているけれど、まだ作業が必要なのです。次回こそベストリザルトを目指せるよう、努力を続けます」

    マッシモ・メレガリ (チームディレクター)
    「スペインGPはいつも非常に見応えがあります。しかし今日のようなドラマティックな出来事は誰にも予想できませんでした。私たちに厳しい展開が待ち受けていることは十分に承知していましたが、この暑さのなかで多くの転倒があり、それが順位にも大きく影響することとなったのです。ロッシ選手とビニャーレス選手は中盤まで苦しみましたが、終盤にかけて少しずつペースが上がっていきました。ロッシ選手は表彰台にも手が届くかというところまで迫りましたし、ビニャーレス選手も苦しいなかで貴重なポイントを獲得しランキング3位をキープしました。明日はここでもう一度テストを行い、問題解決のために役立てたいと思います。へレスでのテストは非常に重要で、この結果を基準にパフォーマンス向上を目指して今後も作業を続け、本来の場所へ戻りたいと思います」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (2位)
    「ときには運も必要です。今日はそれが味方してくれました。3番グリッドからのスタートも助けになって序盤はペドロサよりも速いペースで走ることができたのですが、加速で彼のほうが優っていましたし、ブレーキングで抜くだけのマージンが見つかりませんでした。マルケスが逃げてしまったとしても、なんとかトップグループについて行きたいと考えていました。そうすれば表彰台争いができるからです。3人の転倒を見たときには信じられない気持ちでしたが、アドバンテージは十分、残りは7ラップと自分自身に言い聞かせ、集中して残りの周回を走りました。20ポイントを獲得できたことは本当にうれしいです」

    ハフィス・シャーリン (16位)
    「怪我の影響があり、正直なところ昨日よりもさらにきつい状態でした。そのなかでも中盤まではなんとか持ちこたえていたのですが、最後には痛みでマシンに普通に乗るだけの力も残っていませんでした。おそらく序盤でエネルギーを使い果たしてしまったのだと思います。このような状況のなかでも全力を尽くしてくれたチームに感謝し、また同時にとても申し訳なく思っています。今回は完走を目指し、そのなかでできるだけ多くを学ぶことを目標としてきました。それが達成できたことはよかったと思います。これから怪我の回復に努め、次回、チームのホームGPでいい走りをお見せできるようがんばります」

    エルベ・ポンシャラル (チームマネジャー)
    「信じられないようなレースになりましたがこれがMotoGPなのです。チェッカーフラッグが振られるまでは何が起こるかわかりません。ザルコ選手は見事なレース運びで5番手をキープしていましたが、その時点でできることはほとんどなかったと思います。前を行く4台が速かったからです。それでも懸命に攻め続け、後続との差を広げることを考えていたわけです。だから5位も十分にすばらしい順位でしたがハプニングが起こりました。これはレースのなかで常に起こり得るアクシデントで、ドビツィオーゾ選手、ロレンソ選手、ペドロサ選手にとっては不運でしたが、これもレースの一部なのです。ザルコ選手は安定感と諦めない走りで今季2度目の2位を勝ち取りました。そしてランキング2位に上がったことも、私たちにとっては非常にハッピーなことです。これは、ライダーとマシンとチームの力が重要であることを証明してくれました。そしてチームスタッフとザルコ選手の努力、そしてヤマハとミシュランが与えてくれたすばらしいマシンに感謝します。一方、シャーリン選手は非常に苦しい展開でした。金曜日の夜の時点で私は、決勝出場は賢明な選択ではないと彼に話していたのです。十分に休み、次のレースに備えるべきだと考えましたが、彼は出場を望みました。結果は16位でノーポイントとなりましたが、彼の決意を見せることはできました。痛みは相当なものだったはずですが見事なレースをしてくれました。だからこそ、次のル・マンには万全の状態で帰ってきてくれることをチーム全員が望んでいます」

  • 【MotoGP】 ドゥカティ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    【MotoGP】 ドゥカティ:第4戦 スペインGP 決勝レポート

    2018 MotoGP 第4戦のスペインGPが、5月6日にヘレス・サーキットで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとホルヘ・ロレンソは、ともにクラッシュしてリタイアとなった。

    予選4番手のロレンソは、ロケットスタートを切って第1コーナーでトップに躍り出ると、7周目にマルク・マルケス(ホンダ)にパスされるまでトップの座をキープ。

    その後、17周目まで2番手を走行するが、翌周のターン6でダニ・ペドロサ(ホンダ)に衝突され、アウト側にいたチームメイトのドヴィツィオーゾも巻き込んでクラッシュ、そのまま両ライダーともにリタイアとなった。

    3列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、素晴らしい追い上げを見せ、9周目には3番手に浮上。ロレンソを射程圏内に捉えて18周目でオーバーテイクを試みるが、ターン6でワイドに膨らんだところで、ロレンソとペドロサのクラッシュに巻き込まれた。

    第5戦のフランスGPは、5月18日~20日にルマン・サーキットで開催される。

    アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04) リタイア
    「本当に残念だ!良い面に目を向ければ、今日はマシンのフィーリングも良く、スピードもあったし、レース・マネージメントもうまく行っていた。後方からのスタートとなったが、うまく追い上げてペースを掴み、このレースで優勝したマルケスとほぼ同じペースで周回できていた。この点に関しては、本当に満足すべきだろう。しかし、最終的にノーポイントで終わってしまったことは、厳しい結果と言わざるを得ない。僕たちは手ごわいライバルとマシンを相手に戦っているので、そのままフィニッシュしていれば獲得できていた20ポイントを失ったことは大きい。アクシデントに関しては、その前の数ラップでホルヘをパスするために、限界ぎりぎりまでブレーキングを遅らせていたため、ターン6でワイドに膨らんで、ホルヘも少しアウトに膨らんだ。そこを、ダニが見逃さずにインを突いて入ってきた。結果としてダニがホルヘに衝突して、僕のマシンにヒットする形になってしまった」

    ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99) リタイア
    「クラッシュに関しては本当に残念だ。なによりチャンピオンシップでフェアに戦っている3人のライダーが巻き込まれてしまった。このアクシデントに関しては、これ以上詳しく追及したいとは思っていない。これはレーシング・アクシデントで、不運としか言いようがない。ペドロサがハードにアタックしてきたことは確かだが、この件に関して誰かを非難するつもりはない。アンドレアとドゥカティにとっては、本当に残念な結果となってしまった。今日はロケットスタートを切って、素晴らしいレースをすることができたので、満足感はある。週末を通しての流れも非常に良かったと思う。このレースで、マシンの開発をさらに進めることができた。トップのマシンとは、まだ0.2~0.3秒程度の開きがあるが、僕たちは正しい道を歩んでいる」

  • 【MotoGP】 第4戦 スペインGP 結果:マルク・マルケスが今季2勝目

    【MotoGP】 第4戦 スペインGP 結果:マルク・マルケスが今季2勝目

    MotoGP 第4戦 スペインGPの決勝が6日(日)にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が優勝した。

    快晴の下、気温2.49℃、路面温度39.5℃のコンディションで25周のレースはスタート。ホールショットを奪ったのは4番グリッドのホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)。ポールポジションスタートのカル・クラッチロー(LCR・ホンダ)は5番手まで順位を落とす。

    7周目には5番グリッドスタートのマルク・マルケスが首位に浮上。カル・クラッチローは残念ながら転倒リタイアとなる。翌周には8番グリッドスタートのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が3番手に浮上。マルケス、ロレンソ、ドヴィツィオーゾ、ダニ・ペドロサとホンダとドゥカティの4台が上位グループを成形する。

    残り10周の時点でマルク・マルケスがひとつ抜け出し、2番手のホルヘ・ロレンスに2秒近く差をつける。

    そして、残り8周で大波乱。2番手を争っていたアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ、ダニ・ペドロサの3台がクラッシュして揃ってリタイア。これでマルク・マルケスは2番手に7秒近くのセーフティリードを築くことになる。

    2番手にはヨハン・ザルコ(ヤマハ・テック3)、3番手にはダニロ・ペトルッチ(アルマ・プラマック)が浮上。アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、ジャック・ミラー(アルマ・プラマック)、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が3位争いを展開。残り2周でイアンノーネが3番手に浮上する。

    優勝はマルク・マルケス。アメリカズGPに続く連勝で今シーズン2勝目。2位にはヨハン・ザルコ、3位にはアンドレア・イアンノーネが逃げ切って3位表彰台を獲得。イアンノーネは自身初となる2戦連続の表彰台となった。

    以下、ダニロ・ペトルッチ、バレンティーノ・ロッシ、ジャック・ミラー、マーベリック・ビニャーレス、フランコ・モルビデリ、ミカ・カリオがトップ10入り。中上貴晶は12位でフィニッシュ、3戦連続でポイント獲得した。

    キャリア通算369戦目となったバレンティーノ・ロッシは、15ラップ(キャリア通算8,730ラップ)を周回した時点で赤道面で地球を一周した距離となる40,075キロメートルに相当する走行距離に到達した。

    第4戦を終えてマルク・マルケスが70ポイントで首位に浮上。2位にヨハン・ザルコ(58ポイント)、3位にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(50ポイント)で続いている。

    2018年 MotoGP 第4戦 スペインGP 決勝 結果

    順位 No. Rider Team
    1 93 マルク・マルケス レプソル・ホンダ・チーム
    2 5 ヨハン・ザルコ モンスター・ヤマハ・テック3
    3 29 アンドレア・イアンノーネ チーム・スズキ・エクスター
    4 9 ダニロ・ペトルッチ アルマ・プラマック・レーシング
    5 46 バレンティーノ・ロッシ モビスター・ヤマハ MotoGP
    6 43 ジャック・ミラー アルマ・プラマック・レーシング
    7 25 マーベリック・ビニャーレス モビスター・ヤマハ MotoGP
    8 19 アルバロ・バウティスタ アンヘル・ニエト・チーム
    9 21 フランコ・モルビデリ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    10 38 ミカ・カリオ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    11 44 ポル・エスパルガロ レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    12 30 中上貴晶 LCR・ホンダ・イデミツ
    13 38 ブラッドリー・スミス レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシング
    14 53 ティト・ラバット レアーレ・アビンティア・レーシング
    15 45 スコット・レディング アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
    16 55 ハフィス・シャリン モンスター・ヤマハ・テック3
    17 10 ザビエル・シメオン レアーレ・アビンティア・レーシング
    18 17 カレル・アブラハム アンヘル・ニエト・チーム
    RT 99 ホルヘ・ロレンソ ドゥカティ・チーム
    RT 4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ ドゥカティ・チーム
    RT 26 ダニ・ペドロサ レプソル・ホンダ・チーム
    RT 35 カル・クラッチロー LCR・ホンダ・カストロール
    RT 12 トーマス・ルティ エストレージャ・ガルシア・0,0・マーク・VDS
    RT 42 アレックス・リンス チーム・スズキ・エクスター
    RT 41 アレイシ・エスパルガロ アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ
  • 【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    【MotoGP】 ヤマハ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP 第4戦 スペインGPの2日目はFP3・4と予選が行われ、バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスは、予選でそれぞれ10番手と11番手を獲得。決勝はふたりが並んで4列目からスタートする。

    Q2をやや遅れてスタートしたバレンティーノ・ロッシだったが、なかなかクリアラップを見つけることができずペースをあげられない。ようやく前方が開けたときにはタイヤのグリップが落ち始めており、2ラップのアタックのあとタイヤ交換のためにピットインを行った。

    残り6分弱でコースに戻った時点でポジションは12番手。そこから激しく攻めて1分38秒267へと更新すると一気に8番手まで浮上した。このままの勢いで、さらにタイムを短縮しようと次のラップもアタックを続けて最初のふたつのセクションで自己ベストを記録したが、終盤で詰めることができず、トップと0.614秒差の10番手で予選を終えた。

    一方のマーベリック・ビニャーレスは、FP3でトップ10入りを逃してQ1に出場。スタートから3ラップ目にアタックに挑み3番手につけたが、このときライバルがすぐ後ろについていることに気づいて一旦ピットイン。再びコースに戻ると、このアタックで1分38秒349を記録して2番手に浮上しQ2へ。

    しかしQ1でソフトタイヤをほとんど使っていたマーベリック・ビニャーレスは、前後にミディアムタイヤを履いてQ2に臨んだ。このコンビネーションが功を奏して順調にペースが上がり、3ラップ目までに7番手へ浮上。残り7分でピットに戻り、リアに最後のソフトタイヤを履いてアタック。そしてラップタイムを1分38秒281へ更新したものの、ライバルのペースも上がっていたため順位を上げることはできず、トップから0.628秒差の11番手でセッションを終了した。

    Monster Yamaha Tech3のヨハン・ザルコが予選も好調をキープし、セッション終盤のアタックで1分37秒956をマークして3番手とし、フロントローを獲得した。一方、チームメイトのハフィス・シャーリンは、Q1に出場し懸命の走りを見せ22番手として決勝は8列目からスタートする。

    Movistar Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ (予選10番手/1分38秒267)
    「フィーリングは昨日とほとんど同じでした。午前中の涼しい時間帯はそれほど悪くはなかったのですが、午後になると暑くなって苦労することになってしまいました。セッティングを変更したにもかかわらず改善できなかったことが残念です。この結果、10番グリッドからのスタートということになってしまい、ペース自体もあまり良くないので決勝も難しい状況です。明日までに細かい様々な部分を修正しなければなりません」

    マーベリック・ビニャーレス (予選11番手/1分38秒281)
    「難しい予選になりました。リアがスライドしてしまうのです。これから明日までにできることはすべてやって、少しでも多くのポイントを獲ることを目指します。集中を切らさず、最後まで懸命に仕事を続けることが重要でしょう。もちろん、今日よりも明日が良くなることを期待しています。そして好スタートを切って序盤から上位争いに加わっていけるようベストを尽くします。簡単ではありませんが、あきらめずにトライします」

    マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)
    「4回のフリープラクティスはすべて厳しい結果でした。予選も同じ状況になることは覚悟していましたが、全体的にレベルが高く、多くのライバルがひしめきあっており、我々はフロントローから0.3秒差で終えることとなりました。明日はこの差を埋めるために全力を尽くします。そのためにはウォームアップでのチャレンジが重要です。これが修正のための最後のチャンスになるわけですが、気温やコースコンディションには十分に注意しなければなりません。決勝ではまた、状況がすっかり変わってしまうからです。セッティング変更においても大きなリスクをおかすようなことはせずに、今日のデータを見ながら、おもに加速性能の向上を目指して調整を行っていくつもりです」

    Monster Yamaha Tech3
    ヨハン・ザルコ (予選3番手/1分37秒956)
    「FP4ではタイヤに少し苦戦しましたが、プラクティスで問題が起こればそれを逆に利用し、決勝に向けて準備することができるので良いことだと思います。暑さのなかでは十分なスピードに到達することができず、これが課題となっています。今日も午前中は好調でしたが、午後になって気温が上がると状況が一変してしまうのです。でもここまでフィーリングはとてもよく、その結果、フロントローを獲得できました。明日の決勝ではこのポジションをエンジョイし、勝利を目指して戦います」

    ハフィス・シャーリン (予選22番手/1分39秒146)
    「痛みに耐えながら予選に臨み、非常に難しい状況でした。なかなかラップタイムが上がらず苦しかったのですが、最後にはすべての力を振り絞って少しだけ前との差を詰めることができました。グリッドは後方になってしまいましたが、25ラップの最後までベストを尽くせば、きっとよい展開になると信じて戦います。私のためにいろいろなことを試して、しっかりとした方向性を示してくれたチームのみなさんに感謝しています。それだけに、自分のコンディションが万全でないことを申し訳なく思います」

  • 【MotoGP】 スズキ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    【MotoGP】 スズキ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    熱狂的スペイン人ファンがスタンドを埋めたサーキット・デ・へレス−アンヘル・ニエトで行われたMotoGP スペインGP予選は、各メーカーのMotoGPライダー達が僅差で予選順位を争い、決勝さながらの興奮に包まれた。

    ストレートトップ10入りを賭けて走行する午前のFP3では、アンドレア・イアンノーネがマシンセットアップに終始セッションを費やしつつも、ハイペースを維持し、1’37.989の3番手タイムをマークして、アメリカズGPに続く好調ぶりをアピール。

    初日の走行ではあまりタイムアップを図れず、苦戦気味だったアレックス・リンスも、FP3で大きくジャンプアップし、1分38秒台に入れトップ10入りして揃ってストレートQ2入りを果たした。

    FP4ではイアンノーネが1’38.444、リンスが1’38.820で、セッションのトップ2をチームスズキエクスターライダーがマーク。チームメイト同士で1番手、2番手を記録するのは、2015年カタルニアGP以来となった。

    決勝グリッドを決めるQ2では、イアンノーネがフロントミディアム、リアソフト、リンスはフロントハード、リアミディアムというコンビネーションでコースイン。イアンノーネはセッション開始早々に1’37.987を叩き出してトップにつけ、その後間もなくリンスも3番手にジャンプアップ。2度目のピットアウトで最後のタイムアタックを終え、リンス6番手、イアンノーネ7番手で、それぞれ決勝グリッド3列目、4列目という結果でセッションを終了した。どちらのライダーもトップからわずかコンマ3秒遅れという僅差だった。

    アレックス・リンス
    「昨日は色々とセットアップを試し、今日はベストのセットアップでタイムアタックすることができ、チーム皆でとても良い仕事ができたと思っているよ。ラップタイムは皆ほぼ同じようなものだから、明日のレースは大接戦になって、きっと面白くなるだろうね。チームも僕も良いコンディションだし、マシンのセットアップもまとまっているから、あとは決勝で全てを出し切るのみさ。」

    アンドレア・イアンノーネ
    「昨日からものすごく大きく進展したというわけじゃないけど、確実にステップアップはできているし、マシンのフィーリングも悪くない。残念ながら予選は思っていた位置には届かなかったけど、本当に皆僅差で、すごい予選結果だったね。僕らはペースもいいし、とてもポジティブな状態だと思うから、とにかく決勝ではベストを尽くすよ。明日のレースはどのメーカーも入り混じっての大混戦となって、きっと最高にエキサイティングな1戦になるのではないかな。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「今日はアンドレアが常に攻めの走りをみせてくれましたし、FP4ではトップタイムを刻むこともでき、全体的にポジティブな1日だったと言えるでしょう。アンドレアの予選ポジションは3列目7番手でしたが、トップとは本当に僅差ですし、ペースもかなり安定しているので、明日の決勝も前戦同様、強いパフォーマンスをみせてくれると期待しています。アレックスは初日に少し苦戦気味だったのですが、FP3でセットアップがうまくまとまってきてトップ10入りし、予選もうまく運ぶことができました。予選ポジションがもう少し上だったら文句なしでしたが、ふたりとも決勝では予選以上の結果を残してくれると思っています。」

  • 【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    【MotoGP】 ホンダ:第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP 第4戦スペインGPの予選は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季初のポールポジション(PP)を獲得した。初日のフリー走行でトップタイムをマークしたカル・クラッチローは、2日目3回目のフリー走行で総合2番手につけてQ2進出を決めると、上位12台で行われたQ2では、2回目のアタックでベストタイムをマークし、おととしのイギリスGP以来、2年28戦ぶりのPP獲得となった。通算4回目のPPを獲得したクラッチローは、第2戦アルゼンチンGP以来となる今季2勝目にチャレンジする。

    初日2番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目の予選でもクラッチローに続き2番手タイムをマーク。2年連続のPP獲得は果たせなかったが、2年連続フロントローから2年連続大会制覇と表彰台獲得を目指す。ペドロサは第2戦アルゼンチンGPで後続車にぶつけられて転倒し、右手首を負傷。前戦アメリカズGPでは、完全にはほど遠い状態でありながらも予選9番手、決勝7位と熱走を見せた。今大会も右手の状態は完全ではないが、地元ファンの声援の中で、08年、13年、そして17年に続く4度目の大会制覇に挑む。

    初日5番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行で総合首位に浮上。トップタイムでQ2進出を果たしたが、予選直前のFP4で今大会2度目の転倒を喫し、その影響もあり、予選では5番手に終わった。決勝に向けて完ぺきな状態ではないが、アベレージではクラッチロー、ペドロサとともに優勝争いの筆頭。決勝では、Honda勢の優勝争いと今季初の表彰台独占も期待される。

    3戦連続ポイント獲得とトップ10フィニッシュを目指す中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フリー走行で総合17番手。総合11番手以下で競うQ1では、4番手につけて14番グリッドを獲得した。今大会、わずかの差でQ2進出を逃した中上だが、Q2進出を逃した悔しさを本番にぶつける意気込みだ。

    フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、セッションをこなすたびに確実にタイムを上げ、フリー走行で総合21番手。Q1では5番手タイムをマークして15番グリッドを獲得した。チームメートのトーマス・ルティも着実にセットアップを進め、フリー走行では総合23番手。Q1では8番手タイムをマークして18番グリッドを獲得している。

    決勝レースでは、中上、モルビデリ、ルティらMotoGPクラスのルーキー3選手の追い上げにも注目が集まる。

    カル・クラッチロー(MotoGP ポールポジション)
    「ポールポジションを獲得できてうれしいです。しかし、大事なのは明日の決勝なので、引き続き、気持ちを引き締めなくてはいけません。過去2戦の予選がひどかったので、今日のPP獲得は、チームとHondaのおかげです。今週のコンディションはマシンにとって厳しいものでした。特にフロントタイヤには神経を使わなくてはいけません。予選では3本のリアタイヤを使い、賭けをしました。1本目は必要以上にプッシュしませんでした。2本目は思っていたよりもグリップがあったので、こうしてポールポジションを獲得することができました。ウインターテストとシーズン序盤の努力が証明されたのでうれしいです。僕はもちろんのこと、みんなにとって楽しくていいレースになることを願っています。今大会は、いいペースで走っているライダーがたくさんいるので、きっとバトルが見られると思います」

    ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
    「フロントローを獲得できて驚いています。そして、うれしいです。このサーキットでフロントローを獲得することはとても重要です。今週末のチームのすべての努力に感謝したいです。体調が100%ではないときは、マシンの完ぺきなフィーリングを見つけることも簡単ではありません。でもチームがよく助けてくれました。感謝しています。まだ、決勝に向けてタイヤを決めていないので、正しいタイヤの選択をしなければなりません。何人かのライダーはいいペースがあるので、自分の走りに集中して、いいスタートを切れるようにがんばらなければなりません。今年のレースは例年より2周短くなるので、それも重要です。コンディションがどうなるのか様子を見て、なにができるかを見極めなければなりません」

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
    「正直、予選の自分の走りには満足していません。今日はパーフェクトなラップを見つけられなかったので、自分自身、注意しながらの走行でした。最初のスティントでスムーズに落ち着いて走ったときが今日の自己ベストでした。そのあとは、たくさんミスをしてしまい、タイムを更新できませんでした。でも2列目なので、それほど悪くありません。いいペースもあります。しかし、チームメートだけではなく、ミディアムやハードリアタイヤでいいペースをキープできるライダーがほかにもいるので、楽なレースにはならないし、長く厳しい戦いになると思います。今日はかなり暑い一日でしたが、明日はさらに気温が上がりそうです。路面がかなり滑りやすくなり、どのクラスも転倒がたくさんあったので、セットアップが重要になります。コンディションに合わせて調整し、正しいリアタイヤを選び、ベストを尽くさなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「昨日課題だったソフトタイヤのパフォーマンスをうまく引き出すことができました。昨日はリアにソフトの新品を入れると、グリップがよすぎてフロントをプッシュしてしまい、タイムにつなげることができませんでした。ヘレスはそのバランスがすごく難しく、今日は前後新品のタイヤでアタックすることにしました。その結果、バランスがよくなり、いい走りができました。しかし、あとコンマ1秒ちょっとでQ2にいけたと思うと、フィーリングがよくなってうれしい反面、すごく悔しいです。今日は、全体的にペースは上がったのですが、セクター3が遅く、その区間だけでかなりロスしているので、その部分を明日は攻略したいです。今日は電子制御のセッティングをカルやダニ、マルクと同じにしてすごく乗りやすくなり、タイムも安定しました。明日は前戦アメリカズGPで課題になった1周目の走りをしっかり克服して、いいレースにしたいです」

    フランコ・モルビデリ(MotoGP 15番手)
    「残念ながら予選では8コーナーでミスをしてしまい、マシンのポテンシャルを完全に引き出すことができませんでした。今大会は、コーナー出口の安定性を上げようとがんばりました。その結果、速さはあるし、レースでポイント争いができるような気がします。フリーの最後の走行では、中古タイヤでいいバランスを見つけることができました。レースに向けてはポジティブです」

    トーマス・ルティ(MotoGP 18番手)
    「ようやくいい予選セッションになりました。マシンのフィーリングがぴったり合い、タイムも上がりましたが、引き続き、レースのリズムを改善する必要があります。新品の状態ではいいのですが、数周してタイヤが消耗していくと、タイムが落ちます。明日の午前中のウォームアップで解決策を見つけられることを願っています。力強いレースにしたいです」