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  • マルク・マルケス 「ハミルトンと2輪と4輪の両方で対決してみたい」

    マルク・マルケス 「ハミルトンと2輪と4輪の両方で対決してみたい」

    MotoGP王者のマルク・マルケスは、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンと2輪と4輪の両方で対決してみたいと語る。

    ルイス・ハミルトンと同様にマルク・マルケスは2輪の世界で5回のワールドチャンピオンを獲得。ルイス・ハミルトンがF1界を支配しているように、マルケスはMotoGP界を支配している。

    マルク・マルケスは、現代のモータースポーツ界の2つの支配的な力として、ルイス・ハミルトンと対決して自分自身を試してみたいと語る。

    「もちろん、そう思っているよ! 面白いだろうね。彼がバイクに乗れることはわかっているので、まずはF1マシン、そして、バイクで対決してみたい」とマルク・マルケスは Sporstmail にコメント。

    「彼らは時々ソーシャルメディアで話をしている。そして、彼がバイクに乗っていて、本当によく乗りこなしているのを知っている」

    「だから、少なくとも彼と会えるのを楽しみにしている。昨年はとても近づいたけど、妥協しなければならなかったし、うまくいかなかった」

    昨年、ルイス・ハミルトンはスーパーバイクのマシンをテストするなど、2輪での経験を積んでいる。今年後半にはMotoGPのもう一人のスターであるバレンティーノ・ロッシとマシンを交換してMotoGPマシンをテストをする可能性があるとも報じられている。

    マルク・マルケスも、昨年6月にレッドブル・リングで2012年のトロロッソのF1マシンをテストしている。

    「トロロッソのクルマのレッドブル・リングでテストした。本当にいい経験だった」とマルク・マルケスは語る。

    「40周を走った。それはリアルなテストでした。スピードは出せていたけど、経験が不足していた」

    「トラックのレイアウトは知っていたけど、ブレーキングポイントとダウンフォースを理解するのが最も難しいことだった。通常のサーキットでは慣れることができましたけど、モナコではそうはいかないだろうね!」

    「F1カーを通常のサーキットで運転するのは問題ない。限界を見つけることはできる。でも、モナコのように市街地の中心部ではより困難だ」

  • MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    イギリスGP決勝はアレックス・リンスがスリリングな優勝を決める
    2019年シーズン12戦目となるイギリスGPは、最高のコンディションの下、5万人の熱狂的ファンに見守られて幕を開けた。

    決勝日のシルバーストンサーキットは晴天に恵まれ気温も上昇、路面温度は45℃を超え、ほとんどのライダーがフロント、リア共にハードタイヤのコンビネーションを選択。

    5番手グリッドからスタートを切ったアレックス・リンスは1コーナーを3番手で通過。その直後、リンスのすぐ後ろで2台が大転倒を喫したがレースは中断されることなくそのまま進行。リンスはオープニングラップを3番手で通過した後、2周目に前を走るロッシ(ヤマハ)をオーバーテイクし、何度かファステストラップを刻みながら安定した速いペースで周回を重ねる。

    リンスは残り12周でトップを走行するマルケス(ホンダ)にアタックを開始。リンスとマルケスは何度か順位を入れ替え、その後マルケスはリンスを引き離そうとペースを上げるが、リンスもまたペースを上げ、ふたりの距離は広がることなくレースは終盤に差し掛かる。残り4周でリンスがミスをし、勝負が決まるかに見えたものの、リンスは最後までオーバーテイクのチャンスを諦めず、迎えた最終ラップの最終コーナーでマルケスのインを差し、ゴールラインでは僅差でマルケスの前でチェッカー。リンスの優勝はアメリカズGPに続く2勝目となり、チャンピオンシップランキングでは3位に浮上した。

    ジョアン・ミルの代役参戦となったシルバン・ギントーリもまた素晴らしいパフォーマンスを見せ、数人のレギュラーライダーを押さえて12位でゴールして4ポイントを獲得した。

    河内 健 テクニカルマネージャー
    「本当に素晴らしいレースでした。シルバーストンは、やはり我々のマシンと相性が良いのだとは思いますが、今日はライダーの頑張りとチームの頑張りにより、真っ向勝負で勝てたことが大きな価値だったと思います。シルバンも代役参戦でしっかりポイント圏内で完走してくれましたし、何より彼とテストチームの仕事の成果が今日の優勝だと思うので、彼らにも心から感謝の気持ちを伝えたいです。ライダー、チーム、そして日本で開発をしてくれているエンジニア、さらにこのプロジェクトに関わっていただいている全ての皆で勝ち取った勝利だと思いますので、今後も皆で努力を続けて上を目指したいと思います。早くジョアンにも復帰してもらい、ふたり揃って上位でバトルできるよう頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします。」

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスがマルケスと今日のようなバトルをしてくれる日が来ることをずっと願っていましたが、今日はそれがとうとう実現しました。本当に素晴らしい勝利だったと思います。アレックスは序盤からマルケスの後ろにつき、冷静に彼の走りを見ながらオーバーテイクのチャンスを狙うという非常に賢明なレースを行いました。完璧なレースだったと言っても過言ではないでしょう。マルケスに勝つことは決して容易ではないので、まさに最高の気分です。そして今日はテストライダーとして常に我々のマシン開発に尽力してくれているシルバンも素晴らしいパフォーマンスでポイントを獲得できました。全てはチームスタッフと日本で開発に尽力してくれている皆の努力のお陰です。」

    アレックス・リンス
    「最高な気分だよ。アメリカではバレンティーノを抑えて優勝して、今日はマルクを抑えて優勝できたなんて自分でも本当に信じられないくらいさ。 どっちもGP界の真のレジェンドだからね。マルクに勝つのが簡単じゃないことは覚悟していたけど、今日はとにかく全力でトライした。だからこの優勝は自分にとっても大きな自信になったよ。マルクの後ろを走っていて、いくつかのセクターは彼の方が速かったけど、違うセクションでは追いつくことができた。終盤は自分の方が少しだけペースが速かったから、このチャンスを逃すな!行くしかない!って自分に言い聞かせてタイミングを狙っていて、最後にそのチャンスが訪れたんだ。素晴らしい仕事をしてくれたチームの皆に心から感謝するよ。」

    シルバン・ギントーリ
    「今日は良いレースができたと思う。レースを通してペースも悪くなかったし、終盤もペースを落とすことなく走れたしね。ポイント圏内で完走することが目標だったから、12位なんて目標以上の結果さ。アレックスの優勝は本当に素晴らしかった。チームの努力が報われる瞬間を自分もシェアすることができて、僕にとっても最高の週末になったよ。」

  • MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    マルケス悔しい2位も、チャンピオンシップで大きなリードを築く
    MotoGP 第12戦イギリスGPは、4戦連続8回目のポールポジション(PP)から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が今季7勝目に挑んだが、最終ラップの攻防でアレックス・リンス(スズキ)に惜敗し、今季7勝目と5年ぶりのイギリスGP制覇を逃した。

    20周で行われた決勝レース。オープニングラップから首位に立ったマルケスはレースのほとんどをリードしたが、最終ラップの最終コーナーでリンスの先行を許した。その差、0.013秒。最終コーナーでフロントがスライド。転倒を避けるためにアクセルを戻さなければならず、悔しい2位となった。前戦オーストリアGPも最終ラップの攻防で惜敗し、わずかの差で2位。2戦連続の2位に終わったことで、さすがに悔しさをにじませた。

    しかし、チャンピオンシップでは、総合2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がスタート直後のアクシデントで転倒リタイアとなったことで、58点差を78点差とした。これでマルケスは、12戦を終えて、6勝を含む11回の表彰台を獲得。安定した速さと強さを存分に発揮し、4年連続6回目のタイトル獲得に向けて大きく前進した。

    ホームGPに闘志を燃やしたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、予選9番手からオープニングラップに6番手につけると、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)らとバトルを繰り広げた。終盤は7番手へとポジションを落としたが、地元ファンの声援を受けて最後は6位でフィニッシュした。予選ではPPを目指したが転倒を喫し、決勝ではタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず苦戦。シルバーストンで3年ぶりの表彰台獲得は果たせなかったが、最後まで熱い走りを見せて地元ファンを喜ばせた。

    4戦ぶりに復帰のホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、ハフィス・シャーリン(KTM)と13位争いを繰り広げて14位でフィニッシュ。復帰戦で2ポイントを獲得した。今大会は体調が十分ではなかったが、2分02秒台から03秒台のペースで着実にフィーリングを取り戻すことに成功し、貴重な2ポイントを獲得した。

    予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、序盤、7台に膨れあがった8位争いの集団をリードしたが、7周目の16コーナーでスリップダウン、再スタートを切ったが17位でチェッカーを受けノーポイントに終わった。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「チャンピオンシップを考えたらうれしいリザルトですが、レースのほとんどをリードしながら、最後の最後に負けてしまったので、あまり喜べませんでした。シルバーストンは、ずっとトップを走行することが難しいサーキットです。1周ゆっくり走ってリンスを前に出し、様子を見ましたが、彼も前を走りたがりませんでした。そのうちビニャーレスがうしろにいることが分かったので、プッシュすることにしました。目標はレースに勝つことではなく、チャンピオンシップでした。もしヤマハ勢が追いついてきていたら、結果はもっと悪かったと思います。最終ラップの最終コーナーは、フロントが流れそうになったのでアクセルを戻したら、リンスが前に出てしまいました。勝てなかったのは残念ですが、チャンピオンシップで総合2位との差が78ポイントになったことはうれしいです。でもドヴィツィオーゾが大きな転倒をしたので、ケガがないことを願っています。避けられない転倒だったしとても残念でした」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6位)
    「スタートではベストを尽くしプッシュしましたが、タイヤの状態が十分ではありませんでした。グリップが足りないことがすぐに分かり、ほかのライダーとバトルすることは不可能でした。ムジェロのレースとよく似ていました。トップから19秒も遅れてフィニッシュしたことは、僕もチームも受け入れがたいことです。私たちはベストを尽くしました。昨日まではいいペースもありました。今日のレース終盤より1.5秒速いペースで走行できていました。タイヤによって、うまくいったり、いかなかったりすることが不思議です。今日はグリップがよかったとしても優勝は難しかったと思いますが、もっといい結果は残せたと思います」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 14位)
    「今日は思ったよりうまく行きました。今大会は難しいレースになることがわかっていたし、トップとの差が1分以上になると思っていました。なぜなら、ウイークを通して、トップタイムから3秒遅れていたからです。そういう状態でしたが、1分以内の差でフィニッシュし、2ポイント獲得できたことはよかったです。タイヤをセーブすることについてたくさんのことを学ぶことができました。自分の体力を試すこともできたので満足しています。今は痛みがありますが、ミサノのテストに向けてもっとよくなると思います。そしてミサノのレースに向けてもっと体力を付けなければなりません」

    中上貴晶(MotoGP 17位)
    「スタートはよくて、序盤は想定内のペースでした。もっと早めに2分00秒台に入れたかったのですが、ポル(エスパルガロ)とバトルになり、2分00秒台に入れるのが1、2周遅れてしまいました。その後、ポルを抜いて00秒台に入れたのですが、その次周、16コーナーでスロットルを開けた途端、フロントが切れ込んでしまいました。転倒を回避しようと最後まで粘ったのですが、リアがスピンしてこらえられませんでした。ウイークを通して、フロントが切れ込む症状はなかったので、どうしてそうなったのかはわかりません。タイヤの選択は間違っていなかったと思うし、ちょっとプッシュしすぎたのかも知れません。今日は、ペース的には7位、8位でゴールできたと思うし、こういう結果に終わり本当に残念です。しかし、次のサンマリノGPに向けて今週はミサノでテストがあります。2日間しっかり走って、次のサンマリノGPに向けて準備をしたいです。がんばってくれたチーム、スタッフには本当に申し訳ない気持ちです」

  • MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 決勝レポート

    Monster Energy Yamaha MotoGP、表彰台獲得の活躍
    Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが終始、好調を維持して3位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシも上位を目指したが、表彰台争いに追いつくことができず4位でチェッカーを受けた。

    グリッド2列目から好スタートを切ったビニャーレスは、混戦の第1コーナー進入で4番手。5番手で追うフランコ・モルビデリとしばらく競り合ったあと少しずつ引き離し、前を行くチームメイトに追いついて7ラップ目には3位に浮上した。

    この時点で2番手との差は2.888秒。アレックス・リンスとマルク・マルケスのトップ2台が互いに激しく競り合う間にビニャーレスは着々と差を詰め、残り2ラップではコンマ5秒差まで追いついた。さらにポジションアップを狙って全力で攻めたものの仕掛けることができず、そのまま3位でチェッカー。トップとの差は0.620秒だった。

    一方のロッシも絶好のスタートを切り、グリッド・ポジションの2番手を維持して第1コーナーへ。しかしまもなくリンスに先行を許し、その後はグリップ不足もありトップグループのペースについて行くことができなかった。

    7ラップ目でビニャーレスに抜かれたあとも離されまいと懸命に追っていったが、すでにリア・タイヤのグリップが落ち始めており、後半は5番手で追うモルビデリを抑えることに集中。トップからは11.439秒離され、4番手を守り切ってチェッカーを受けた。

    この結果、シリーズポイントではビニャーレスがロッシを抜いてランキング5位に浮上。ロッシは2ポイント差の6位となっている。ヤマハはコンストラクターズ・ランキング3位をキープ。Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位を守っている。

    来週の水曜日と木曜日にはミサノ・サーキットでテストを行い、9月13日~15日の日程で行われる第13戦サンマリノGPに備える。

    PETRONAS Yamaha SRTのふたりは明暗を分ける結果
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing TeamのF・モルビデリは、自己ベストタイの5位獲得と健闘。チームメイトのファビロ・クアルタラロはオープニングラップで転倒リタイアとなった。

    モルビデリは絶好のスタートからポジションを上げて5番手争いを展開。バトルを繰り広げる間にトップグループからは離されてしまったが、最後まで5番手を維持してチェッカーを受けた。

    一方のクアルタラロは1ラップ目、他のライダーのミスを見てスロットルを戻し、これが原因となって転倒を喫した。マシンが激しく振られたことで脳震盪を起こしており、コベントリーにある医療施設に搬送されて検査を受けた。

    次回、第13戦サンマリノGPはミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催。9月13日にフリープラクティスがスタートし、15日に決勝を迎える。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    マーベリック・ビニャーレス(3位)
    「トップ2台にもっと近づいていたら彼らをパスすることができたのかどうか。それは私にもわかりません。ラップごとにコンマ1~2秒を詰めて着々と近づいていきましたが、決して、1ラップだけで一気に大きな差を埋めることはできないのです。私自身はベストを尽くしましたし、マシンもいつも以上の力を出してくれましたが、長いストレートもありここまでが精一杯でした。トラクションとトップスピードでわずかに及ばず、多くのコーナーでは速さを引き出すことができたものの、他のいくつかの場面では限界ぎりぎりというところもありました。だからこの3位にはとても満足しています。このウイーク中にマシンが大幅に進化しており、そのことが最も重要だと考えます。来週のミサノ・テストではグリップ向上が課題のひとつ。気持ちを集中し、良いテストを行い、レースのなかで成果を発揮できるよう頑張ります」

    バレンティーノ・ロッシ(4位)
    「また4位。今回はもっと上を目指していたので残念です。プラクティスもずっと順調でしたし、予選でフロントローを獲得し、そこから好スタートを切ることもできました。ところが今日はリア・タイヤに手間取ることとなってしまいました。初めからグリップ不足を感じていて、それでも前半はなんとかペースを維持していたのですが、後半はペースダウンを強いられました。表彰台争いを狙っていたのでとても残念。マーベリックのほうは非常に素晴らしく、私も彼のように走りたかったのですが、どうしてもついて行くことができませんでした」

    マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)
    「もう少しトップとの差を縮めたい、トップふたりのバトルに加わりたいと考えていましたが、レース序盤からそれとは異なる展開になりました。つまり私たちは進化しており、着実に前進し続けているのです。そしてマーベリックの3位はまさに、これまでのハードワークの賜物と言えるでしょう。バレンティーノも同様にずっと順調でしたが、今日の午後はグリップの問題が出てしまいました。とくにタイヤを消耗したレース終盤は厳しい状況になりましたが、それでも4位を維持することができたのです。いずれにしても今回は総合的に満足のゆく結果ですし、何よりもふたりが、全セッションでマシンに好感触を持てたことが重要です。来週のミサノ・テストでの課題もはっきりしており、さらなるステップアップを目指していきます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    フランコ・モルビデリ(5位)
    「私にとっては非常に素晴らしいレースでした。と言うのも、昨日まではこのような成績を獲得できるとは考えていませんでしたから。好スタートを切って、おもしろいポジションにつくことができました。そして周回を重ねるごとに調子が上がっていったのです。クラッチローとしばらく競り合ったあと引き離し、5位という好成績を獲得することができました。次回につながるいいレースができたと思います。今回、学んだことをさらに伸ばしていけるよう頑張ります」

    ファビロ・クアルタラロ(DNF)
    「リンスが目の前でわずかにスライドしたので、彼を避けるためにスロットルを急に戻したらハイサイドを起こしてしまいました。非常に悔しい結果です。でもそれ以上に、アンドレア(ドビツィオーゾ)のことを心配しています。これはレースのなかでのアクシデントであり、私たちふたりにとってはバッドラックでした。今週はずっと好調で、全セッションのなかの最低が4位。トップライダーたちと同等のペースで走れていたのですから、ここまでの進化にはとても満足しています。チームとともに大きく成長しており、ここからまた着実に成果を積み重ねていきたいと思っています」

    ウィルコ・ズィーレンベルグ(チーム・マネジャー)
    「今週は非常に好調でしたが、最後は明暗を分ける結果になってしまいました。ファビオ(クアルタラロ)は不運なリタイア。一方のフランコ(モルビデリ)は素晴らしいレースをして成長を見せてくれました。ペースも戦略も非常に良かったので、最後にバレンティーノを追い詰められなかったことだけが少し残念です。ファビオのほうは、本来なら優勝争いに加わっていたはずですが、これがレースというもの。ときにこのようなことが起こり得るのです」

    ラズラン・ラザリ(チーム代表)
    「ハイペースの走りと見事なチームワークを見せてもらいました。フランコが自己ベストタイを獲得したことはとてもうれしく、これからもっと上を目指せると確信しています。その一方で、ウイークを通じて好調を維持していたファビオにとっては、不運なアクシデントが起きてしまい残念です」

    鷲見崇宏(MS開発部モトGPグループリーダー)
    「イギリスシルバーストンサーキットは高速コーナーが多く、過去からM1との相性良いサーキットです。昨年は路面の水はけの問題でレースキャンセルとなりましたが、今年は路面が全面リニューアルされ、さらにグリップが向上しました。金曜日の走り出しから全ヤマハライダーは良いペースをつかみ、ほとんどのセッションで上位につけることができており、勝利にむけた力強いレースを期待して臨みましたが、残念ながら一歩及びませんでした。ビニャーレス選手は、タイヤグリップの注意を払いながら、終盤でのペースアップをうまくマネージし、最後にトップに肉薄しましたが、ライバル達のスピードにわずかに及ばず3位。今週非常に好調だったロッシ選手は、スタート直後からリヤタイヤのグリップが足りない問題に直面し思うような攻めの走りができず、悔しい4位。モルビデリ選手はタイヤグリップ低下に苦慮しながらも粘り強く攻めて、本人ベストタイの5位を獲得。トップ争いを大いに期待していたクアルタラロ選手は、スタート直後で前走ライダーの挙動に反応した際に転倒、リタイヤと非常に残念結果。次のチャンスに期待をつなげたいと思います。結果を見れば、前戦レッドブルリンク同様の3/4/5位入賞とはなりましたが、ここは勝利への手応えを感じられていただけに、ライダー/チームともに悔しい気持ちが強いです。ライバルに敵わなかったポイントをきちんと分析し、今後の戦闘力アップへの糧にしていきます。引き続きご声援よろしくお願いします」

  • MotoGP | イギリスGP:アレックス・リンスが最終ラップで逆転勝利!

    MotoGP | イギリスGP:アレックス・リンスが最終ラップで逆転勝利!

    MotoGP 第12戦イギリスGPの決勝レースが8月25日(日)にシルバーストンで行われ、アレックス・リンス(スズキ)が優勝した。

    気温31度、路面温度44度のドライコンディションでスタートしたレースはオープニングラップから波乱。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハSRT)が転倒し、そこにアンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)が乗り上げるカタチでクラッシュ。ドビツィオーゾのマシンは炎上し、担架で運ばれたが、右腕を挙げてOKだと観客に示した。

    ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートしたマルク・マルケス(ホンダ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が2番手に続く。アレックス・リンスが好スタートを切ってオープニングラップを3番手で終え、その後ロッシを抜いて2番手に浮上する。

    その後、レースはマルク・マルケスとアレックス・リンスが後続を引き離してトップ争いを展開。何度かリンクが前に出るが、マルケスが抜き返す。しかし、最終ラップの最終コーナーでアレックス・リンスがマルク・マルケスのインを突き、わずか0.013秒前でチェッカーを受け、今季2勝目を挙げた。2位にはマルケス、3位にはマーベリック・ビニャーレスが続いた。

    順位 ライダー チーム マシン
    1 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki
    2 M・マルケス Repsol Honda Team Honda
    3 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha
    4 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha
    5 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha
    6 C・クラッチロー LCR Honda Honda
    7 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati
    8 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati
    9 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM
    10 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia
    11 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati
    12 S・ギュントーリ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki
    13 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM
    14 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda
    15 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati
    16 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati
    17 中上貴晶 LCR Honda Honda
      A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia
      M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM
      J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM
      F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha
      A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati
  • ホンダF1 田辺豊治、MotoGPイギリスGPを表敬訪問

    ホンダF1 田辺豊治、MotoGPイギリスGPを表敬訪問

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、MotoGPイギリスGPが開催されているシルバーストンを表敬訪問した。

    ホンダの英国拠点であるミルトンキーンズは、シルバーストンまでクルマで約20分の距離にあり、田辺豊治はレッドブルのスポーティング・ディレクターを務めるジェナサン・ウィートリーとともにレプロス・ホンダのガレージを訪問。MotoGPマシンを興味深そうに観察している画像が公開された。

    F1の夏休みも終了し、今週からは後半戦の初戦となるF1ベルギーGPへ向けての準備が本格化する。

    「もちろん、我々は休みの間も仕事をしていました」と田辺豊治は RACER に語った。

    「全部ではないですけどね。数日休みはとりますが、我々は続けていますし、そこからは他のチームと同じ状況になります。彼らも改善していますし、分析し、残りのシーズンも改善します。我々も同じことをしていきますし、それはいつもと同じ状況です」

    ホンダは、後半戦に3回目のエンジンアップグレードとなる“スペック4”エンジンの導入を予定している。一部報道ではスペック4は25馬力アップを果たし、予選モードでメルセデスやフェラーリと匹敵するものになると伝えられている。

    だが、すでにレッドブル・ホンダのドライバーはパワーユニットコンポーネントの年間使用数が上限に達しており、次のアップグレード投入のタイミングでグリッド降格ペナルティを受けることになる。

    「ご存知のように、我々は既に3つ目のユニット(フランスGPで)を適用しています。つまり、次のステップではペナルティを受ける必要があります」と田辺豊治はコメント。

    「そのため、我々は常にチームとタイミングについて話し合っています。我々は段階的にゲインを見出しています。そのステップが大きいか小さいかを判断することは困難ですが、我々は常に前進を果たしたいと考えており、それが我々が計画していることです」

    F1 ホンダF1 田辺豊治ホンダF1 田辺豊治 MotoGP

  • MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    マルケスが4戦連続今季8回目のPPで今季7勝目に挑む
    2019年 MotoGP イギリスGPの予選は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、フリー走行でタイヤテストに集中したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、4戦連続今季8回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    初日のフリー走行で2番手につけたマルク・マルケスは、2日目のFP3でも決勝に向けてタイヤテストに集中して3番手だった。

    そして迎えた予選Q2では、1回目のアタックで1分58秒667の自己ベストをマークすると、2回目のアタックでは、さらにタイムを短縮して1分58秒168をマークしてライバルを圧倒した。

    シルバーストンのこれまでのベストタイムは、2017年にマルケスがマークした1分59秒941だった。今年は大幅な路面改修を受けたことで初日から好タイムが続出したが、自身のタイムを1.773秒短縮する走りでマルケスは、サーキットに集まったファンを魅了した。

    これでマルケスは、最多PP記録を「88」へと伸ばし、最高峰クラスの最多PP記録も「60」とした。最高峰クラスで120戦目を迎えるマルケス。決勝では今季7勝目、最高峰クラス「51」勝目に挑む。

    ホームGPに気合満点のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、着実にタイムを短縮し、フリー走行では大接戦の中で総合6番手。そして予選では、地元ファンの声援の中でPP獲得を狙ったが、痛恨の転倒を喫し、9番手だった。クラッチローは、1回目のアタックで1分59秒243をマーク。さらにタイムを短縮しようと挑んだ2回目のアタックでは、7コーナーでフロントからスリップダウン。3年ぶりのPP獲得を期待した地元ファンの期待には応えられなかったが、その熱い走りに大きな拍手が送られた。

    初日11番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、フリー走行で9番手に浮上してダイレクトでQ2進出を果たした。しかし、予選では単独走行となり、思うようにタイムを更新することができず、10番グリッドから決勝に挑むことになった。決勝はさらに気温が上がりタイヤに厳しいレースになることが予想される。今大会の予選目標は6番手以内。それを達成することはできなかったが、決勝では、トップ6を目標に挑む。

    ケガから4戦ぶりに復帰のホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、セッションを追う毎に確実にタイムを上げたが、21番手だった。今大会は、思っていた以上に体調が完全ではなく、苦しい走りを強いられた。しかし、次戦に向けてフィーリングを取り戻すことに集中し、決勝では完走を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「1本目のタイヤは、すごくフィーリングが良かったので、ひとりでアタックすることにしました。2本目はさらにタイムを更新できると思っていましたが、コース上が混雑していたので、少し待つことにしました。いろいろ戦略を考えましたが、最初にアタックする必要はないと思い、最後のラップまで待つことにしました。最後のラップは、タイヤもアタックする状態になっていたし、本当に良いタイムをマークすることができました。バレンティーノが前を走っていましたが、スリップを使うにはちょっと遠すぎました。明日はいいレースができると思いますが、ライバルも多いので厳しいレースになると思います。明日は優勝争いに加われると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 9番手)
    「今日は可能な限り、ベストを尽くしました。転倒は完全に自分のミスですが、今日はPPを狙っていたので仕方ありません。今日はちょっと向かい風だったので通常よりブレーキングを遅らせることができると思ったのですが、コーナーリングスピードが速すぎました。ルーキーが犯すような初歩的なミスでした。ここはスタートから1コーナーで抜くことが難しいのでできる限り前のポジションを獲得しようと思いました。思ったようにはいきませんでしたが、できる限りのことはしました。明日はスタートを決めて、なるべく早くトップグループにおいつきたいです。そうしないとトップグループにおいていかれるからです」

    中上貴晶(10番手)
    「FP3は厳しい戦いとなりましたが、なんとか1分59秒台に入れて、9番手でQ2に進出することができました。Q2は、FP3より気温が5℃上がり、路面温度も10℃以上あがりましたが、ラップタイムは全体的に上がりました。自分もタイムを上げようと思ったのですが、今日はうまくまとめきれず、フリー走行のタイムをわずかに更新しただけでした。今日は完全に自分のミス。コースに出るタイミングが悪かっただけでなく、アタックしているときも、欲張りすぎてブレーキングでミスをしてしまいました。ラップタイムを含めて、納得のいかない予選となりました。それでもなんとか10番手に入れたし、最低限の目標は達成できたと思います。明日は厳しい戦いになると思いますが、得意のサーキットなのでいいレースにしたいです。目標は大会前に言ったトップ5~6を目指すという気持ちに変わりはありません。ベストを尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 21番手)
    「まだ体調が完全ではないので、明日の決勝レースは厳しい戦いになると思いますが、自分の回復状態を探りながらレースをしたいと思います。自分のキャリアで今回のようなケガは初めてなので、明日のレースは不必要なリスクは避けようと思います。次のレースやテストに向けて、心身ともに準備ができるように全力でがんばります」

  • MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP | ヤマハ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    ロッシとビニャーレスが2位と6位
    Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスはウイーク2日目に見事な走り。フリープラクティス第3セッションの終盤でともにQ2進出を決定し、予選セッションでは1分59秒台の壁を破って、それぞれ2番手と6番手を獲得した。

    ロッシは早々にピットを離れてタイムアタックを開始。最初のアタックで暫定5番手につけたが、次のラップはラインを越えたためキャンセルとされて11番手に後退した。

    残り6分でピットに戻るとリアタイヤを交換。すぐさまコースに復帰し、理論上はあと2回のアタックが可能だったが、前方が開けるのを待って最後のチャンスに賭けることにした。この時点で未だ12番手。プレッシャーがかかるなかで輝きを見せたロッシは、1分58秒596を記録して一気に2番手に浮上。トップとの差は0.428秒だった。

    一方のビニャーレスは、ほとんどのライダーを見送ったあと十分に準備を整えてからコースイン。最初のトライでいきなり3番手につけたが、すぐさまピットに戻ってきた。

    コースに復帰した時点で5番手。そこからフロントローを目指してペースを上げてゆくと、3つのセクションでベストラップをたたき出して1分58秒762を記録。最後のアタックではタイム更新ならず、トップから0.594秒差の6番手となった。

    クアルタラロとモルビデリ、予選で好調
    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロとF・モルビデリは、それぞれ4番手と8番手を獲得して好調をアピール。

    クアルタラロは1台目のマシンに小さな技術的問題が発生したためスペアマシンに乗り換えてアタックを続行。多くの時間帯でトップをキープしていたが、最後の瞬間に4番手に後退してフロントローを逃すこととなった。プラクティス・セッションでは速さと安定性を維持しており、明日は優勝争いの候補のひとりとして決勝に臨む。

    チームメイトのモルビデリも好調をキープ。1ラップのアタックでも決勝ペースでもスピードを見せつけて上位との差を縮めている。午前中に行われたフリープラクティス・セッションでは決勝用セッティングで好感触をつかんでおり、明日はクアルタラロ同様、トップ争いを狙う。

    決勝は現地時間13:00にスタート。全20ラップで競われる。

    Monster Energy Yamaha MotoGP
    バレンティーノ・ロッシ(予選2番手/1分58秒596)
    「フロントローからのスタートが非常に重要なので、とてもハッピーです! 作業が順調に進み、マシンのフィーリングが良くなり、ペースも上々でした。何度か前に阻まれて待たなければならない時間がありましたが、そのようなときには”後ろからスタートするわけにはいかない、1ラップにすべてを賭けなければならない”と自分自身に言い聞かせていました。そしてそれを自らエンジョイし、最高のラップを走ることができました。シーズン後半戦に備えてマシンについていくつか変更し、フィーリングが良くなっています。そしてレースのたびに競争力も上がってきているのです。ペースが良く、マシンのフィーリングも上々なので、あとはタイヤ・チョイスだけ。明日の好天を期待します」

    マーベリック・ビニャーレス(予選6番手/1分58秒762)
    「今週はずっと順調に来ています。決勝に向けて十分に準備を整えているので、明日は1ラップ目から全力で攻めていきます。決勝の終盤で好タイムを出せるところが私たちの最大の強みになると思うので、最後に最大限のプッシュを試みるつもりです。序盤については、まだ改善の余地が残っているところなので、そこでもやはり同レベルで攻めていかなければなりません。優勝を目指すなら、午前中のウォームアップ・セッションでもう一歩、前へ進む必要があると考えています。表彰台は多くのライダーに開かれているので、なんとしてもそこに上るべく、序盤から上位を狙っていきます」

    PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team
    ファビオ・クアルタラロ(予選4番手/1分58秒612)
    「1ラップ目の初めから、計器にエラーのサインが出ていました。そのため残念ながら、ピットに戻ってスペアマシンに交換しなければならなかったのです。しかもフロント・タイヤを交換する時間がなかったので、私のファースト・オプションではないソフト・コンパウンドを使用しました。それでも何とか、このような好タイムを記録することができて良かったです。フロントロウに並ぶことはできませんでしたが、今週はずっと好調だったので明日の決勝を楽しみにしています。大勢がハイペースを発揮してくると思いますが、その集団についていってタイヤの消耗を抑えながら展開を見守るつもりです」

    フランコ・モルビデリ(予選8番手/1分59秒096)
    「今日はタイムを更新することができましたが、他のみんなも同様だったので順位は以前と変わりませんでした! それでもトップとのギャップはかなり縮まってきています。そしてフリープラクティス第4セッションでは非常にフィーリングが良く、ペースも上々でした。やるべきことはまだいくつかありますが、プラクティスの状況を見れば、それほど大きく離されているわけではないと感じています。多くのライダーが同じようなレベルにいるので、決勝は大きな集団ができる大混戦になるでしょう。そのなかでの戦いをエンジョイできると思います」

  • MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    MotoGP | スズキ 第12戦 イギリスGP 予選レポート

    イギリスGP予選はリンスがセカンドロー5番手
    予選に向けての最大の鍵となるイギリスGP2日目のFP3は、新しく舗装された路面のコンディションと理想的な路面温度によりラップタイムが上昇。チームスズキエクスターのアレックス・リンスはセッション終了15分前には4番手タイムを記録していたが、終盤急激にポジションが入れ替わり、チェッカーフラッグが振られる直前にトップ10圏外に弾き出される。

    予選を見据えた最後のセットアップ調整となるFP4では、リンスが強いパフォーマンスを見せてQ1のタイムアタックに向けての期待を高める。またジョアン・ミルの代役参戦となったシルバン・ギントーリも自己ベストタイムを詰め、好調ぶりをアピール。

    迎えたQ1ではリンスが激しいタイムアタックを繰り返し、セッションを通して常にトップ2ポジションをキープしてQ2行きを果たす。一方のギントーリも前日の自己ベストタイムから1秒上げ、このセッションを9番手で終えてスターティンググリッド19番手を獲得した。

    15分の短い時間で行われるQ2では、セッション開始と同時に全ライダーが猛アタック。リンスは集中した走りで順調にポジションを上げ、終盤まで3番手に名を刻んでいたものの、ラストラップでポジションをふたつ落としてポールポジションからわずか0.502秒差の5番手でセッションを終了。明日の20 周の決勝はセカンドローからのスタートとなる。

    ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
    「アレックスはQ1で2番手タイムを記録してQ2に上がり、Q2でも力強いパフォーマンスを見せてくれました。ペースも悪くないので5番手グリッドからのスタートは充分表彰台を狙えるチャンスがあると思っています。スタートをうまく決めて、ぜひ良いレースを見せてもらいたいですね。シルバンもこの2日間、素晴らしい仕事をしてくれているので、決勝での活躍にも期待しています。」

    アレックス・リンス
    「フロントローを獲得できなかったことは残念だったけど、ペースも良いし安定して走れているから自分自身はポジティブな気持ちだよ。FP4では中古タイヤでかなり良いフィーリングだったしね。僕らのマシンは旋回性が良いからシルバーストンとは相性がいいし、明日の決勝では絶対に表彰台を獲得したいね。」

    シルバン・ギントーリ
    「FP4はレースタイヤで走行して、セッションの最終ラップでベストタイムを出すことができたから、今日の結果はまずまずだったんじゃないかな。Q1ではさらにタイムを上げることができたし、新しくなったアスファルトでプッシュすることができて自分自身も楽しめたしね。決勝ではとにかく現状のベストを尽くすよ。」

  • MotoGP | イギリスGP:マルク・マルケスが今季8度目のPP奪取

    MotoGP | イギリスGP:マルク・マルケスが今季8度目のPP奪取

    MotoGP 第12戦イギリスGPの公式予選が8月24日(土)にシルバーストンで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)がポールポジションを獲得した。

    気温28度、路面温度42度のドライコンディションの中、マルク・マルケスは、コースレコードを更新して、第9戦ドイツGPから4戦連続、今季8度目となるポールポジションを奪取。当地で2年ぶり5度目のトップグリッドとなった。

    2番手には0.428秒差でバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が続き、2番グリッドから2位を獲得した第3戦アメリカズGP以来9戦ぶり今季2度目の1列目に進出すれば、3番手には0.434秒差がジャック・ミラーに入り、2戦ぶり3度目の1列目を獲得した。

    今季2度目となるフリー走行総合1番手に進出したファビオ・クアルタラロは、0.444秒差の4番手。フリー走行総合11番手のアレックス・リンスは、今季5度目の公式予選1で2番手、公式予選2で5番手まで挽回。フリー走行総合7番手のマーベック・ビニャーレスは6番手。

    フリー走行総合14番手のアンドレア・ドビツィオーゾは、今季3度目の公式予選1で1番手、公式予選2で7番手。フリー走行総合8番手のフランコ・モルビデッリは8番手。フリー走行総合6番手のカル・クラッチローは、今季8度目の転倒を喫して9番手。

    フリー走行総合9番手の中上貴晶は、1.259秒差の10番手。フリー走行総合5番手のダニロ・ペトルッチは11番手。フリー走行総合10番手のアレイシ・エスパルガロは12番手。フリー走行総合22番手のホルヘ・ロレンソは、今季4度目の公式予選1で11番手だった。

    順位 ライダー チーム マシン タイム
    1 M・マルケス Repsol Honda Team Honda 1’58.168
    2 V・ロッシ Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’58.596
    3 J・ミラー Alma Pramac Racing Ducati 1’58.602
    4 F・クアルタラロ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’58.612
    5 A・リンス Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 1’58.670
    6 M・ビニャーレス Monster Energy Yamaha MotoGP Yamaha 1’58.762
    7 A・ドビツィオーゾ Mission Winnow Ducati Ducati 1’58.762
    8 F・モルビデリ Petronas Yamaha SRT Yamaha 1’59.096
    9 C・クラッチロー LCR Honda Honda 1’59.243
    10 中上貴晶 LCR Honda Honda 1’59.427
    11 D・ペトルッチ Mission Winnow Ducati Ducati 1’59.487
    12 A・エスパルガロ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 1’59.620
    13 P・エスパルガロ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’59.549
    14 J・ザルコ Red Bull KTM Factory Racing KTM 1’59.648
    15 M・オリベイラ Red Bull KTM Tech 3 KTM 1’59.758
    16 T・ラバト Reale Avintia Racing Ducati 1’59.916
    17 A・イアンノーネ Aprilia Racing Team Gresini Aprilia 2’00.240
    18 F・バニャイア Alma Pramac Racing Ducati 2’00.362
    19 S・ギュントーリ Team SUZUKI ECSTAR Suzuki 2’00.660
    20 H・シャーリン Red Bull KTM Tech 3 KTM 2’00.700
    21 J・ロレンソ Repsol Honda Team Honda 2’01.562
    22 K・アブラハム Reale Avintia Racing Ducati 2’04.845