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  • レッドブル、メルセデス・エンジンを検討

    レッドブル、メルセデス・エンジンを検討

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、来シーズンのためにメルセデス・ベンツとのエンジン契約を評価しているため、2010年に向けてルノーとのパートナーシップ延長に関する決定を急いではない。

    中国GPでワン・ツー・フィニッシュを飾ったレッドブルは、ルノーとの継続を否定はしないものの、メルセデスとの交渉を進めているとされている。

    「来年のエンジンについて語るにはまだ早過ぎる」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「できればルノーエンジン継続がいいだろう。エンジンはよく機能しているし、昨年の終わりに性能を調整することが許可されて、F1の他のエンジンに匹敵していると思う」

    「最も強いエンジンとしておそらくメルセデスがあるが、ルノーがライバルから離れているとは思わない。」

    メルセデスは、3つ以上のチームにエンジンを提供することは否定している。マクラーレンとフォース・インディアには強い結びつきがあるため、レッドブルは、メルセデスエンジンを獲得するためには、ブラウンGPに取って代わる必要がある。

    「ロスが証明したように、土壇場でもエンジンは変更できる」

  • ブリヂストン、幅の狭いフロントタイヤの導入を計画

    ブリヂストン、幅の狭いフロントタイヤの導入を計画

    ブリヂストンは、現在のF1マシンのハンドリング特性に合わせるために、来シーズン、より幅が狭く。薄いフロントタイヤの導入を計画している。

    2009年シーズン、F1にスリックタイヤが復活したが、フロントタイアとリアタイヤの寸法は変えられなかった。そのため、フロントタイヤの方がグリップが強く、オーバーステアが多くなっている。

    KERSが導入されたことで、ロバート・クビサのような体重のあるドライバーには困難な状況になっており、チームはマシンの重量配分を2008年より前に持ってくることを強いられている。

    来年は、燃料補給の禁止が予定されており、ブリヂストンは、コンパウンドの変更と並行して、このタイヤスペックを開発している。

    「現在、我々はFIAとこれについて議論しています」とブリヂストンの浜島裕英は語る。

    「現時点では決定していないが、より狭いフロンになるでしょう」

    「チームは、マシンのバランスをブリヂストンに求めています。2008年、我々は2009年のためにより小さなフロントタイヤを提案しましたが、彼らはすでにマシンを開発していて、オーバーステア傾向について言及しましたが、みんながそれを拒否しました」

    「冬に、若干幅の狭い2010年のプロトタイプのタイヤをテストしまいたが、現在のタイヤよりマシンのバランスは良かったです。しかし、KERSを使わなければならないので、2010年のためには十分に細くはありませんでした。そのため、彼らはそれについて考えるよう頼んできました」

    「現在、我々はより幅の狭いフロントタイヤを提案しています」

    浜島裕英 は、コスト面を考えて、同じフロントタイヤを継続し、リアタイヤを広げるという可能性は否定した。

    「広いリアタイヤは、機械類などを修正しなけれなならないのでずっと高価です。我々は1997年に幅の狭いフロントタイヤを持っていたので、すでに機械を持っています」

  • ジェンソン・バトン (F1バーレーンGPプレビュー)

    ジェンソン・バトン (F1バーレーンGPプレビュー)

    ジェンソン・バトンが、F1第4戦 バーレーンGPへ向けての抱負を語った。

    ジェンソン・バトン (ブラウンGP)
    バーレーンは、好きな国なので、常にカレンダーで好きなレースの1つだ。サーキットは、速くて流れるような素晴らしいセクションがあって、僕のドライビングスタイルに本当に合っているし、マシンを限界までプッシュすることができる。特に300キロ以上から激しくブレーキして7速から1速にシフトダウンするロングストレートのあとのターン1など、オーバーテイクにもいいサーキットだね。

    ここではみんな驚くほど早くブレーキする傾向にあるので、勇気があれば、かなり順位を上げられるんだ。ブレーキング時の自信が速いラップの鍵になる。マシンのパフォーマンスを信じなければならないし、効果的に止めれるという完全な確信がなければならない。

    開催日程:2009年 F1 バーレーンGP

  • ルーベンス・バリチェロ (F1バーレーンGPプレビュー)

    ルーベンス・バリチェロ (F1バーレーンGPプレビュー)

    ルーベンス・バリチェロが、F1第4戦 バーレーンGPへ向けての抱負を語った。

    ルーベンス・バリチェロ (ブラウンGP)
    バーレーンは、特に速いサーキットではないけど、ドライバーの立場からすると面白いサーキットだね。テクニカル的には、ブレーキとトラクションが重要だし、ロングストレートを最大限に生かすために優れたストレートスピードが必要だ。メルセデス・ベンツのエンジンの強さの真の利点を証明できるだろうね。

    特に午後はとても風が強くなることがあって、トラックへ吹きつける砂が原因で、グリップレベルに影響を与える。みんなサーキットが最も綺麗なときにギリギリでトラックに出て行こうとするので、予選では特にチャレンジングになる。

    マレーシアと中国でのここ2レースの週末は、天候が、本当に結果を波乱に富んだものにすることがわかったけど、今週末のバーレーンはドライでのレースが期待できそうだね。

    開催日程:2009年 F1 バーレーンGP

  • フェルナンド・アロンソ (F1バーレーンGPプレビュー)

    フェルナンド・アロンソ (F1バーレーンGPプレビュー)

    フェルナンド・アロンソが、F1第4戦 バーレーンGPへ向けての意気込みを語った。

    フェルナンド、中国でチームは大きく前進しましたが、日曜の午後はツキがありませんでしたね。
    その通りだ。多くのポテンシャルを示して本当にポジティブな週末だったので、ノーポイントにはがっかりしたよ。新しいパーツはマシンに大きな前進をもたらしたし、チームは中国にそれらを持ち込んで、予選に間に合うようにマシンに取り付けるために素晴らしい仕事をした。

    予選でのフロントローは僕たちが進歩を遂げたことを証明したし、チーム全体の後押しになった。残念なことに、僕は軽い燃料でスタートして、セーフティカー中にピットインしなければならなかった。フロントローから集団の後ろに言ってしまって、僕のレースはほぼ終わってしまった。決定が狙い通りにならない日だったね。

    今週末は、過去に勝ったサーキットであるバーレーンです。バーレーンでのレースは楽しみですか?
    そうだね。チャレンジングなサーキットだし、2005年と2006年にルノーで勝っているので良い思い出がある。サーキットの場所柄、かなり埃っぽいし、ラップ毎にコンディションが変わるので、慎重になる必要がある。でも、いくつか良いオーバーテイクのチャンスがある。特にターン1の進入とターン4はそうだね。

    大きなブレーキングゾーンがあって、ブレーキに最も厳しいサーキットのひとつなので、レースで問題を起こさないように金曜日に消耗度合をみてみるつもりだ。

    今週末はどんな可能性があると思いますか?

    Q3に到達して、レースでポイントのために戦えるように、中国で示したパフォーマンスを繰り返すことができると期待してる。まだ1年の序盤だけど、チームはすでに驚くべき進歩を遂げているし、まだチャンピオンシップを争うえると確信している。

    ヨーロッパに戻るときにもっとアップデートが施される予定だけど、1年のこの段階では、シーズンの後半に戦いの中にいれるように、それぞれのレースでできる限り多くのポイントを獲ることが重要だ。

    開催日程:2009年 F1 バーレーンGP

  • ジャンカルロ・フィジケラ (F1バーレーンGPプレビュー)

    ジャンカルロ・フィジケラ (F1バーレーンGPプレビュー)

    ジャンカルロ・フィジケラが、F1第4戦 バーレーンGPへの意気込みを語った。

    最初の3レースをどう振り返りますか?
    メカニカル的にVJM02は素晴らしいと思う。かなりパランスはいいし、一貫性があって、昨年から多く改善されている。新しいチームパートナーであるメルセデスとマクラーレンともうまく取り組んでいるし、ポジティブな面がたくさんあると思う。

    改善しなければならない場所はわかっている。僕たちは多くのダウンフォースを掴み損ねているし、それは証明されている。でも、これから僕たちは新しいアップグレードを導入し始めるので、この問題は」解決され始めることを期待している。

    バーレーンの狙いはなんですか?
    バーレーンについてはかなりポジティブに感じているよ。ファクトリーからいくつか新しいパーツが届くし、全体的なペースを改善できると期待している。

    またレースでポイントを獲るにはやるべきことがいくつかあるけど、少なくとも競争力は維持できるだろう。中国のように完走することに集中して、どこにいるか様子を見てみるよ。

    開催日程:2009年 F1 バーレーンGP

  • ティモ・グロック、F1中国GPを振り返る

    ティモ・グロック、F1中国GPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1中国GPとこれまでのシーズンを振り返った。中国GPではピットレーンスタートから7位入賞。ティモ・グロックは、これまでの3戦で1回の表彰台を含めすべてのレースでポイントを獲得している。

    今シーズンの自分の滑り出しをどう評価していますか?
    僕とチームにとって、今シーズンは良いスタートが切れたね。個人的な観点から言えば、わずか2戦目にして表彰台に上がれたのは本当にポジティブなことだったし、オーストラリアでのヤルノの3位に続いて、チームは2戦連続で表彰台を獲れたんだからね。中国では全体的にちょっと期待外れだったけれど、でも表彰台を狙える競争力のあるクルマでシーズンをスタートできたのは素晴らしいことだ。自分のパフォーマンスには満足している。何度か難しい状況に置かれたにも関わらず、既にかなりのポイントを獲得できたわけだけど、これに関しては本当に一生懸命仕事をしてくれたチームのみんなにお礼を言わなければならない。

    今年のスリックタイヤには簡単に適応できましたか?
    間違いなく、スリックタイヤの方が遥かに感触がいい。昨年、僕が取り組まなければならなかった大きな課題の1つは、グルーブド(溝付き)タイヤを理解することだったんだ。スリックタイヤと比べてかなり挙動が異なっていたし、僕にはグルーブドタイヤの経験がそれほど多くなかったからね。僕にとって、スリックタイヤに戻るのは全く問題なかったよ。自分のキャリアのほぼ全体を通じてスリックタイヤを使ってきたから、今シーズンは走るのが楽になった。もちろん、レース毎にコンパウンドが違うから、タイヤの性能を最大限に引き出すのは今でも大きな挑戦だけど、でもスリックの方が安心できるね。

    中国GPでの7位には満足していますか?
    もっと良い結果を期待していたから、もしあの週末の前にそう質問されていたら、“ノー”と答えていただろう。でも土曜日のトラブルとピットレーンからのスタートだったことを考えれば、2ポイントで満足しなければならないね。今年はここまでの3戦でいずれもポイントを獲得しているのはポジティブだよ。

    レース序盤のコースの状態はどんな感じでしたか?
    最初の数周はかなり危なっかしかった。僕はギヤボックスを交換したために、集団の後方にいたわけだけど、水煙が凄くてその位置からはほとんど何も見えなかった。まるで目隠しされたまま走っているような感じだった。自分がどこに向かって走っているのかも良くわからなかったし、とにかくクルマをコース上にとどめておくことすら非常に困難だった。ブレーキングの場所の判断を誤った際、ニック(ハイドフェルド)とあわやという場面があり、残念なことに彼のマシンの後部にぶつかって、僕のフロントウイングが損傷してしまったんだ。

    その損傷は問題になりましたか?
    壊れていない方が良いのは間違いないね。クルマの感触が完璧ではなかったので、予定よりも早めにピットストップを行った。その際にフロントウイングを交換したんだけど、チームは本当に短時間で素晴らしい仕事をしてくれた。今年のフロントウイングは昨年までのものより遥かに大きいため、ピットクルーがそれを交換するのは大変なんだ。でも彼らが冬の間に練習を重ねていたことは僕も知っていた。本当にあっという間に彼らは交換してくれたんだ。新しいフロントウイングになった途端、クルマの感触が遥かに良くなり、ポイント獲得目指して攻めることができた。

    あのような状況では、他車が前後にいない方が運転が楽でしたか?
    目の前にクルマがいない時の方が視界が遥かに良好だった。水煙があると本当に運転が難しくなる。僕は5〜6周にわたって良好な視界で走ることができた。良いペースで走れていたし、かなり速いように思えたんだけど、その後にキミ(ライコネン)に行く手を阻まれてしまった。しばらくの間、彼に前を抑えられてしまい、どこに水たまりがあるのか良く見えなかったから、やや引き下がらざるを得なかった。最終的には彼を抜くことができたけど、簡単じゃなかった。一番の問題は視界だったね。他車の後ろを走っている時は、とにかくどこを走っているのか正確にわからなかったよ。

    バーレーンGPではどんな展開を予想していますか?
    レースに関しては楽観的に考えている。冬の間にバーレーンでテストをしたし、できれば今回のレースでも引き続き正しい方向に向かって進み、更に多くのポイントが獲得できるといいね。基本的にコンスタントに性能アップするためには、ハードにプッシュしていく必要がある。他のチームがクルマを改善すべく頑張っているのはわかっているし、僕たちも集中して可能な限りハードに仕事をしていかなければならない。少なくとも、他チームと同じくらいの速さで開発していく必要がある。

  • セバスチャン・ブルデー 「STR4は僕のスタイルに合っていない」

    セバスチャン・ブルデー 「STR4は僕のスタイルに合っていない」

    セバスチャン・ブルデーは、今年のトロ・ロッソ STR4でグリップを得るのに苦労していることを認めている。ブルデーは、コーナーの出口での問題が彼を遅くさせていると主張する。

    トロ・ロッソで2年目のシーズンを迎えたセバスチャン・ブルデーだが、これまでチームメイトでルーキーのセバスチャン・ブエミにパフォーマンスで上回られている。

    ブルデーは、マシンのハンドリングへの適応に問題を抱えていることを認めた。

    「フロントの方がグリップが20%高いので、より厳しいね。少し扱いにくいし、それを隠すことはできない」

    「これは僕が必要とするものとは正反対だ。つまり、それが僕の弱点だし、それは分かっている。事実と受け止めるよ」

    「でも、このマシンで速く走れないというわけではない。正しく操縦できる余地はまだある。マレーシアでは若干快適だったし、マシンのポテンシャルはかなり上がっている」

    「レッドブルの場所を見ればわかる。そして、僕たちがQ3に到達したのは、かなり大きなステップだ。基本的にトラックの大部分でマシンに満足しているけど、タイムを失うコーナーが2つある。でも、残りは問題ないし、予定通りに進んでいる」

    ブルデーは、姉妹チームであるレッドブルが使っていた新しいアップデートをトロ・ロッソが得ることができれば、進歩を遂げることができると期待してる。

    「僕たちにとっては2つ目のステップになるだろう。バルセロナで僕たちはレッドブルが持っているものを得ることができるし、大きなウイングを身につけるというメジャーなものだから重要だ」

  • リカルド・チェカレッリ博士 (トヨタF1 チームドクター)

    リカルド・チェカレッリ博士 (トヨタF1 チームドクター)

    トヨタF1チームのチームドクターとしてグランプリに帯同するリカルド・チェカレッリ博士が、チームドクターの仕事、F1というスポーツ、そしてF1ドライバーの体調管理などを医学的に解説する。

    あなたのチームでの役割は?
    私はいわばチームと一緒に旅をするファミリードクターのようなもので、現場で起こるあらゆる問題に対処している。小さな“薬局”を現場に持ち込んで、チームの面々の手当をしている。彼らができるだけ早く回復して、最高の仕事をできるようにね。

    症状がもっと酷い場合には、メディカルセンターあるいは(現地の)病院に行った方が良いのかどうかを私が判断している。メディカルセンターや病院には私も帯同し、適切な治療を受けているかどうかを確認している。また、彼らが日常的に自分自身の健康をちゃんと気遣っているかどうかをチェックするため、私はチームメンバーと一緒に仕事をこなしている。例えば、レース中にチームメンバーが適切に水分補給できるよう、私は特性のミネラル飲料を用意して、ガレージでそれを配っている。それは、チームの全員が自分たちの仕事をできるだけ健康な状態でこなせるようにするのが目的だ。日曜日の午後に体力を回復させようと思っても、ドライバーはもちろんのこと、チームメンバーは誰であれホテルでゆっくり過ごすことなんて不可能だからね。

    あなたはドライバーに近い場所で仕事をしていますよね。F1ドライバーにはどのくらいの体力が必要なのでしょう?
    F1ほど心臓に大きな負荷がかかるスポーツは、世界中のどこ探してもない。トップドライバーの心拍数は、90分間あるいはそれ以上のレースの全般にわたり、平均して180回/分を超える。これはとても大きな数字だし、これほど長時間にわたり心拍数がここまで高くなるスポーツはほかにない。更には、身体全体の筋肉もかなりの仕事をしている。Gに耐えるために首の筋肉はキツい仕事をこなさなければならないし、脚と腕にもかなりの負荷がかかり、また、身体を安定させるためには腰が強靭でなければならない。普通の人がそうした負荷の下、F1カーに乗って走ったら、2〜3周走っただけで身体が音を上げてしまうだろう。

    ドライビングにおけるメンタル面については如何ですか?
    筋肉への要求は重要な要素だが、脳への負荷は信じられないレベルになる。F1は、レースの最初から最後まで脳を必死で使わなければならないスポーツだ。テニスでは数秒毎に休憩があるし、ボクシングでは3分おきに休憩がある。また、射撃では常に休憩の時間がある。つまり、F1ドライバーの脳は、そういったスポーツ選手とは違う形で機能しているんだ。F1ドライバーの脳を平均的な一般人のそれと比較すると、その働き方が全く異なっている。

    レースと比べて、予選ではドライバーの反応が異なるのでしょうか?
    その通り。レース中のドライバーは、予選のアタックとは違う走り方をしている。予選では身体への負荷がより激しくなる。予選ではドライバーは本当に限界ぎりぎりで走っており、常に簡単にミスしてしまう状況にいる。また通常のレース中の周回よりも心拍数が50回/分も速くなる場合がある。これは、ドライバーの身体がとてつもない量の仕事をこなしていることを示しており、この状態を維持するのは数分が限度で、レース全体を通じてこれを続けるのは無理だ。

    酷暑の日は、チームメンバーとドライバーにどんな影響が及ぶのでしょうか?
    簡単に言えば、人は誰でも熱があるときは身体が弱まっているように感じる。これは身体が適切に機能していないためだ。クルマのエンジンがオーバーヒートすると、パフォーマンスが下がるのと同じようにね。バーレーンのように酷暑の中でドライビングあるいは仕事していて、しかも(冷房のある部屋などで)クールダウンできない場合、体温が上昇して熱があるときと同じような反応が表れる。体温が上昇するとすぐに、脳と筋肉、そして(刺激に対する)反応に影響が及ぶ。発汗というのは、身体の冷却機能であり、発汗することによって体内の水分を失う。従って過度の暑さにさらされているときは、その熱および体内の水分を失うことによって、身体が弱くなったように感じるんだ。

    水分を失うとどのような状態になるのでしょう?
    体重の2パーセントの水分を失うと、心理面と身体面の能力の重要な部分を失い始める。体重が60キロだとしたら、わずか1キロとすこしの汗でそうなるわけだ。ドライバーは時にはレース中に最大3キロを失うが、体重の4パーセントを失った場合、心理/身体能力の約40パーセントを失うことになる。従って、熱に対し何の対処もしないとしたら、暑い日のレースでドライバーのパフォーマンスが低下するのは普通のことなんだ。

    では、それを補うために何ができるのでしょう?
    いろいろと細かなことをやることだ。そういったことを全部合わせれば、かなり効果が高まる。まずは水分をたくさん補給すること、そして常に飲み物が入ったボトルを自分の側に置いておくことだ。飲み物は基本的に水だが、それに多少ミネラルを加えてもいい。2つ目は、栄養に十分気を配ること。消化しやすいシンプルな食べ物が一番いいね。最後に、ドライバーについて言えば、レース前はできる限り彼らを涼しい状態に保つことだ。たとえばヘルメットの中に氷を入れるとか、シューズを冷蔵庫に入れておくといったことなど。そうやっておけば、クルマに乗り込んだ瞬間にすでに身体がオーバーヒート気味になっている、といった状況を回避できる。

    ドライバーが完全に健康な場合、そういったやり方がどのくらいドライバーのパフォーマンスに影響するのでしょう?
    ドライバーへの影響はかなり微妙だし、それを確認するのは難しい。私はトヨタに加入する以前に、レース前の4日間にわたり酷い感染症にかかっていたドライバーを診たことがある。彼は体内の水分をかなり失ってしまい、日曜日にサーキットに来たときはかなり悪い状態だったが、それでも彼はレースに参加しなければならなかった。レース後、彼は“レース中はずっと酷い状態で、すぐにでも倒れそうだったけど、いいクルマだったからトップ6でフィニッシュできた”と私に話してくれた。普段から身体の状態が最高のドライバーが病気になった場合、レースではいつもよりコンマ4秒から最大でコンマ5秒くらい遅くなる可能性がある。

  • ルイス・ハミルトン (F1バーレーンGPプレビュー)

    ルイス・ハミルトン (F1バーレーンGPプレビュー)

    ルイス・ハミルトンが、F1第4戦 バーレーンGPへの意気込みを語った。

    ルイス・ハミルトン (マクラーレン)
    バーレーンを楽しみにしている。楽しいサーキットだし、僕たちに適していると思う。ロングストレートとヘビーブレーキングゾーンというサーキット特性は、理論的にKERSが強さを発揮する場所だ。実際、シーズンのこれまでで最も高いブレーキ装着するし、KERSがラップでどれくらいうまく利用できるか興味深いね。

    最も重要なのは、チーム内でしっかりした方向性を持つことだと思う。全てのアップグレードが常にラップタイムの改善をもたらして、セットアップの方向性と戦略が僕たちがまだ強いグループにいることを示すことだ。本当にコンペティティブになるにはまだ何レースかかかると思うけど、バーレーンでのレースは、僕たちがタイバルに対してどこにいるかを判断する非常に良い機会になるだろう。

    開催日程:2009年 F1 バーレーンGP