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  • F1マイアミGP 全11チームのアップデート比較 フロア主導の開発競争が加速

    F1マイアミGP 全11チームのアップデート比較 フロア主導の開発競争が加速

    2026年F1第4戦マイアミGPでは、多くのチームが開発の主軸をフロアとリア周辺に置いたアップデートを投入した。特に今季のレギュレーション下では、エネルギーマネジメントと空力効率の両立が重要となっており、単純なダウンフォース増加ではなく“効率よく使える空力”へのシフトが明確になっている。

    今回のアップデート一覧を見ると、フロント側で気流を整え、フロアを通じてリアでダウンフォースに変換するという流れが各チームに共通している。

    一方で、投入規模やアプローチには大きな差があり、大規模改良で流れを変えにきたチームと、細部の最適化で効率を高めるチームに分かれている。

    ■ メルセデス
    メルセデスは2点のアップデートを投入。テールパイプの角度変更とブラケット追加によってドラッグ低減を図り、フロントコーナーの改良で後方への気流を改善している。パフォーマンス面では、直接的なダウンフォース増加というよりも、空力効率を高めてリアの安定性を引き出す構成となっている。

    メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    ■ フェラーリ
    フェラーリは11点のアップデートを投入。フロントウイングからフロア、ディフューザー、リアウイングに至るまで広範囲に及ぶが、パフォーマンスの中心はフロアとディフューザーの再設計にある。ここでダウンフォースを増やしつつ、リアウイングでドラッグ低減も狙い、空力効率の改善を強く意識したパッケージとなっている。

    スクーデリア・フェラーリ

    ■ マクラーレン
    マクラーレンは7点のアップデート。フロントコーナー、サイドポッド、フロア、リアウイングと広範囲に手を入れており、特に新フロアとボディワークの連動設計がパフォーマンスの核となる。フロアでダウンフォースを増やしつつ、気流を最適化して全体効率を引き上げる構成。

    マクラーレン

    ■ ハースF1チーム
    TGRハースF1チームは1点のアップデートのみ。ディフューザーに追加デバイスを投入し、局所的な空力負荷を増加させている。規模は小さいが、リアダウンフォースに直結する効率重視の変更。

    ハースF1チーム

    ■ アルピーヌ
    アルピーヌは6点のアップデートを投入。フロントコーナーやノーズ周辺でフローコンディショニングを行い、リアサスペンションやリアウイングで空力負荷を強化している。パフォーマンス面では、新リアウイングを軸にリアのダウンフォースを引き上げる構成となっている。

    アルピーヌF1チーム

    ■ レッドブル
    レッドブルは7点のアップデート。フロントウイング、サイドポッド、フロア、リアウイングまで細かく最適化されており、パフォーマンスの中心はフロアとサイドポッドの連動による空力効率の向上にある。リアウイングの機構改良も含め、ダウンフォースとドラッグ低減の両立を狙う内容。

    レッドブル・レーシング

    ■ レーシングブルズ
    レーシングブルズは6点のアップデート。リアコーナー、リアサスペンション、フロアエッジ、リアウイングなどが対象で、パフォーマンス面ではフロアエッジとリアウイングが重要。タイヤ周辺の気流を整えつつ、リアダウンフォースを増やしてマシンバランスの改善を狙っている。

    ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ■ アウディ
    アウディは2点のアップデート。フロントサスペンション周辺でフローを整えつつ、フロアエッジとディフューザーでリアダウンフォースを増加させている。パフォーマンスの主軸はディフューザー周辺で、リアの空力効率向上に集中した構成。

    アウディ

    ■ ウィリアムズ
    ウィリアムズは7点のアップデート。フロア、サイドポッド、エンジンカバー、リア構造に変更が加えられており、パフォーマンス面ではフロアと冷却系ボディワークが中心。安定したダウンフォース生成と冷却効率の両立によって、再現性の高い性能向上を狙っている。

    ウィリアムズ

    ■ キャデラック
    キャデラックは9点の大規模アップデート。フロントウイングからフロア、ディフューザー、リアサスペンションまで広範囲に手が入っており、特にフロア〜ディフューザー領域での変更がパフォーマンスの中心。リアダウンフォースの増加と車高変化への安定性向上を同時に狙っている。

    キャデラック

    ■ アストンマーティン
    アストンマーティンはアップデートなし。今回のイベントではパフォーマンスに関わる変更は行われていない。

    ■ フロア主導の空力競争がさらに加速
    今回のアップデート全体を俯瞰すると、焦点は明確にフロアとディフューザーに集中しており、そこへいかに質の高い気流を送り込むかが各チームの設計思想の分かれ目となっている。フロントで整えた空気をリアで効率よくダウンフォースに変換する構造が主流となる中、キャデラックやフェラーリのような大規模改良が一気に勢力図を動かす可能性もあれば、レッドブルやメルセデスのような効率改善型が安定した強さを維持する可能性もあり、マイアミでは各アプローチの優劣がはっきりと表れることになりそうだ。

  • 2026年F1レギュレーションは想定以上に自由度大 各チームで設計差

    2026年F1レギュレーションは想定以上に自由度大 各チームで設計差

    2026年F1レギュレーションは厳格な枠組みになると予想されていたが、実際には各チームの設計に大きな自由度が残されていることが明らかになってきた。

    マクラーレンのチーフデザイナーであるロブ・マーシャルは、当初の想定とは異なり、グリッド全体で多様な解釈と独自ソリューションが生まれている現状を明かし、新規則の本質が「制約」ではなく「創造性の幅」にあると示唆した。

    厳格と見られた規則 実際は設計の余地が拡大
    ロブ・マーシャルは2026年規則について、当初はより制約の強いものになると考えていたと語った。

    「我々はこのレギュレーションがかなり厳格になると予想していた」

    「これまでは大量の数値やデータが紙に書かれていて、それがある程度、従うべき枠組みを決めていた」

    「今は非常に複雑なCADモデルが大量にあり、一見するとそれに基づいて創造性を発揮するのは難しく見える。モデルがマシンを設計してしまうように感じるからだ」

    しかし実際には、その印象とは異なる状況が広がっているという。

    各チームで分かれる解釈 個性あるコンセプトが出現
    マーシャルは、他チームのマシンを見た際の印象について次のように語っている。

    「他チームのマシンを見ると、かなり異なる解決策を採用していたし、特に興味深いものもいくつかあった」

    具体的な例として、いくつかの特徴的な設計が挙げられた。

    アウディ・アストンマーティンの独自アプローチ
    まずマーシャルが言及したのは、アウディのサイドポッドだ。

    「アウディのサイドポッドはかなり興味深い。彼らは異なる解決策を採用していて、他に似たものがない。我々は一般的なものを流用してくると思っていたが、実際にはそうではなかった」

    さらにアストンマーティンのサスペンションにも注目している。

    「アストンマーティンのサスペンションジオメトリーも非常に興味深い。リアはかなり野心的で、非常に面白い。注目すべき理由がある」

    「フロントサスペンションも非常に興味深く、おそらく昨年我々が取り組んでいたものにインスパイアされた可能性がある」

    F1レギュレーション フォーミュラ1カー

    フェラーリの“マカレナ”リアウイングも注目対象
    フェラーリの設計についても、マーシャルは複数の要素を挙げている。

    「リアウイングについては、誰もが見て『なるほど、問題ない』と思った」

    マーシャルは、いわゆる“マカレナ”と呼ばれるソリューションについて、合法性を確認したことも明かした。

    「本当に合法なのか尋ねたが、『問題ない』と言われた」

    また、排気口周辺の設計にも独創性があると評価している。

    「排気口のベンチレーションにも巧妙な設計要素があり、誰もが『これは興味深い』と思った」

    フロントウイングも統一されず 多様性が顕在化
    フロントウイングについても、当初の予想とは異なる結果になっている。

    「フロントウイングも非常に特徴的で、チームごとに形状の違いが見られる」

    「すべて同じような形になると思われていたが、実際にはそうではない」

    “規則=均一化”の前提は崩壊 設計競争が再び主軸に
    2026年F1レギュレーションは、エネルギーマネジメントやパワーユニット規定と並び、空力面でも均一化が進むと見られていた。

    しかしマーシャルの証言からは、実際には各チームが異なる解釈を持ち込み、独自のコンセプトを構築している現状が浮かび上がる。

    結果として、新時代のF1は「制約による収束」ではなく、「制約の中での分岐」が進む構図となっており、設計競争の重要性が改めて強まっていることが示されている。

    Source: GMM

  • 【動画】 2026年F1マイアミGP スプリント予選 ハイライト

    【動画】 2026年F1マイアミGP スプリント予選 ハイライト

    2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選が5月1日(金)ににマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われ、ランド・ノリスがポールポジションを獲得した。

    マクラーレンはアップグレードを投入したMCL40で速さを示し、マイアミ・インターナショナル・オートドロームで今季初めてメルセデス以外のマシンが予選トップに立った。

    ノリスはSQ3で1分27秒869を記録し、チャンピオンシップ首位のキミ・アントネッリに0.2秒強の差をつけた。チームメイトのオスカー・ピアストリも3番手に入り、マクラーレンにとってスプリント本番へ向けて大きな意味を持つセッションとなった。

    ノリスがSQ3で決定打
    スプリント予選の最終局面となったSQ3で、ノリスは1分27秒869をマーク。これにより、2026年シーズンで初めてメルセデス以外のドライバーがポールポジションを獲得した。

    ここまで予選で主導権を握ってきたメルセデス勢に対し、マクラーレンはマイアミで投入したアップグレードとともに存在感を強めた。ノリスの一発は、単なる好タイムではなく、勢力図の変化を感じさせる内容でもあった。

    アントネッリ2番手、ピアストリ3番手
    2番手には、チャンピオンシップ首位のキミ・アントネッリが続いた。ノリスとの差は0.2秒強で、メルセデスとしてはトップこそ逃したものの、引き続き上位争いに踏みとどまった。

    3番手にはオスカー・ピアストリが入り、マクラーレンは2台揃ってトップ3を確保した。スプリントという短いレース形式では、スタート位置が大きな意味を持つだけに、マクラーレンにとっては攻守両面で有利な状況が整った。

    ルクレールとフェルスタッペンが続く
    4番手にはフェラーリのシャルル・ルクレール、5番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが入った。両者はトップ3に届かなかったものの、スプリントで表彰台圏内を狙える位置につけている。

    一方で、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンはそれぞれ6番手、7番手にとどまった。最終アタックは目立った伸びを欠き、メルセデスとフェラーリにとってはスプリント本番での巻き返しが課題となる。

    マクラーレンのアップグレードが示した手応え
    今回のマイアミグランプリのスプリント予選で最も大きな焦点となったのは、マクラーレンのアップグレードが実戦でどこまで機能するかだった。ノリスのポール、ピアストリの3番手という結果は、少なくとも一発の速さにおいて明確な前進を示している。

    スプリント本番では、タイヤの持続性、ストレートスピード、そして序盤のポジション争いが勝敗を左右する。ノリスが先頭を守れるか、アントネッリとピアストリがどう仕掛けるかが、マイアミの短期決戦における最大の見どころとなる。

    動画の公開は終了しました
  • リアム・ローソン F1マイアミGP アルボン裁定遅れに不満「理解できない」

    リアム・ローソン F1マイアミGP アルボン裁定遅れに不満「理解できない」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選で発生した混乱について強い不満を示した。トラックリミット違反があったとされるアレクサンダー・アルボンがSQ2に進出した一方で、自身はSQ1敗退となった状況に疑問を呈している。

    今回の一件は、スチュワードの対応タイミングやセッション進行の判断が複雑に絡み合ったことで発生した。ローソンにとっては自身の走行ミスも重なった結果ではあるが、納得しがたい形でセッションを終えることになった。

    アルボンの裁定遅れで生じた異例の展開
    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、スプリント予選後にターン6でのトラックリミット違反が認定され、スプリントのスタート位置を19番手に降格された。

    アルボンは当初、14番手でスプリント予選を終えていたが、SQ1で記録した自己ベストラップが違反により削除。さらに、本来はSQ2へ進出すべきではなかったと判断されたため、SQ2で記録したすべてのラップタイムも取り消された。

    問題となったのは、SQ1終盤の最終アタックだった。このラップでアルボンは1分30秒988を記録し、16番手でSQ2進出圏内に滑り込んでいたが、セッション後にこのラップが無効と判断された。

    スチュワードの文書によれば、この違反はSQ2開始まで報告されておらず、その時点でアルボンはすでに走行を開始していたという。

    「SQ1中、23号車はターン6で明確にトラックリミットを超えていた。しかし、これはSQ2が開始されるまでスチュワードに報告されなかった」

    「23号車がコース外に出ており、そのラップが削除される可能性があると伝えられた時点で、23号車はすでにSQ2の走行に入っていた」

    このためスチュワードは異例の対応として、国際スポーティングコード第11.7.1.a条に基づき、SQ1の該当ラップおよびSQ2の全ラップタイムを削除する措置を取った。

    その結果、アルボンは19番手スタートとなったが、SQ1で敗退したローソンが繰り上がることはなかった。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) マイアミグランプリ

    ローソン「理解できない」裁定のタイミング
    この状況についてローソンは、裁定の遅れに強い疑問を示した。

    「アレックスはトラックリミットを超えていた。でも彼ら(FIA)は気づくのが遅すぎたと思うし、すでに彼がコースに出ていたからそのままになった」

    「正直、どうしてそれが起き得るのか理解できない。でも僕たちの理解では、彼はトラックリミット違反をして、そのままSQ2に進んだということになる」

    小さなミスが重なったSQ1
    一方でローソンは、自身のSQ1での走行についても振り返っている。

    「正直に言って、SQ1では一連の悪い出来事が重なった」

    「ピット出口で少しポジション取りを間違えてしまって、コース上でかなり後ろになってしまったし、アウトラップも良くなかった」

    「ターン1で大きなフラットスポットを作ってしまって、タイヤを壊してしまった」

    「そのフラットスポットのあるタイヤで2周目をやろうとしたけど、振動がひどかった。結果的にそれで敗退してしまった」

    改善の兆しも結果に結びつかず
    それでもローソンは、マシン自体にはポジティブな変化があったと語る。

    「マシンは今朝より実際に良くなっていたと思う。だからこそ残念だ」

    改善の手応えを感じていただけに、混乱の中でチャンスを逃した形となった。

  • アレックス・アルボン トラックリミット違反でP19降格 F1マイアミGPスプリント

    アレックス・アルボン トラックリミット違反でP19降格 F1マイアミGPスプリント

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、2026年F1マイアミGPのスプリント予選後にトラックリミット違反が認定され、スプリントのスタート位置を19番手に降格された。

    アルボンは当初、スプリント予選を14番手で終えていたが、SQ1で記録した自己ベストラップがターン6でのトラックリミット違反により削除。さらに、本来SQ2へ進出すべきではなかったと判断されたため、SQ2で記録したすべてのラップタイムも取り消された。

    SQ1突破の決め手となった最終アタックが削除
    アルボンはSQ1終盤の最終アタックで1分30秒988を記録し、16番手でSQ2進出圏内に滑り込んでいた。このタイムにより、レーシングブルズのリアム・ローソンは0.1秒未満の差でSQ1敗退となった。

    しかし、セッション後にアルボンの最終アタックがターン6でトラックリミットを超えていたと判断された。これにより、SQ1の該当ラップが削除され、アルボンはSQ2進出資格を失う形となった。

    ローソンはSQ2開始直後までマシンに乗ったまま待機していたが、その後、スプリント予選終了後にアルボンのタイム違反が正式に確認された。

    SQ2開始後に報告された異例のケース
    スチュワードの文書には次のように記されている。

    「SQ1中、23号車はターン6で明確にトラックリミットを超えていた。しかし、これはSQ2が開始されるまでスチュワードに報告されなかった」

    「23号車がトラックリミットを超えたラップで記録したタイムは、SQ2進出に十分なものだった。したがって、23号車がコース外に出ており、そのラップが削除される可能性があるとスチュワードに伝えられた時点で、23号車はすでにSQ2の走行に入っていた」

    「これは異例の状況であるため、スチュワードは国際スポーティングコード第11.7.1.a条に基づく権限を行使し、SQ1における該当ラップタイムを削除することでこの問題を処理することを決定した」

    「23号車はSQ2に進出すべきではなかったため、SQ2で記録されたすべてのラップタイムも結果として削除される」

    ウィリアムズに痛手、ローソンは繰り上がらず
    この裁定により、アルボンはマイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われる土曜日のスプリントを19番手からスタートすることになった。

    一方で、SQ1で敗退したローソンがSQ2の結果に復帰する形にはならず、裁定はアルボンのタイム削除とスタート位置降格にとどまった。ウィリアムズにとっては、SQ2進出を果たしたかに見えた直後の大きな後退となった。

  • F1マイアミGPスプリント予選 ランド・ノリスがポール獲得 アントネッリ2番手

    F1マイアミGPスプリント予選 ランド・ノリスがポール獲得 アントネッリ2番手

    2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選でランド・ノリス(マクラーレン)が最速タイムを記録し、スプリントのポールポジションを獲得した。

    ノリスはSQ1、SQ2から安定した速さを見せ、最終セグメントのSQ3では1回のアタック勝負を制した。タイムは1分27秒869。ランキング首位のキミ・アントネッリ(メルセデス)を0.222秒上回り、マクラーレンに今季初のP1グリッドをもたらした。

    ノリスが一発勝負を制す
    SQ3は実質的に1ラップで決まる展開となり、ノリスがその勝負どころで完璧なアタックをまとめた。

    2番手にはアントネッリが入り、3番手にはもう1台のマクラーレンを駆るオスカー・ピアストリが続いた。ピアストリは1分28秒108を記録し、アントネッリとの差はわずか0.017秒だった。

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は4番手。セッションを通じて速さを見せていたが、最終的にはフロントローには届かなかった。5番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が入った。

    メルセデスとフェラーリは明暗
    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は6番手。チームメイトのアントネッリが2番手につけた一方で、ノリスからは約0.6秒差をつけられた。

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は7番手。フェラーリはルクレールが4番手、ハミルトンが7番手となり、上位争いには絡んだものの、ポール争いではマクラーレンに先行を許した。

    アルピーヌ勢はフランコ・コラピントが8番手、ピエール・ガスリーが10番手に入り、その間の9番手にはレッドブルのアイザック・ハジャーが入った。

    アウディとウィリアムズはSQ2敗退
    アウディ勢はガブリエル・ボルトレトが11番手、ニコ・ヒュルケンベルグが12番手でSQ2敗退となった。

    ハースF1チームのオリバー・ベアマンは13番手。ウィリアムズはアレックス・アルボンが14番手、カルロス・サインツが15番手で、ともにSQ3進出を逃した。サインツは無線で不満を示す場面もあった。

    レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドは16番手。チームメイトのリアム・ローソンはSQ1で敗退し、17番手に終わった。

    キャデラックとアストンマーティンは後方に沈む
    エステバン・オコン(ハースF1チーム)は18番手。キャデラックF1にとって初のホーム週末となったマイアミで、セルジオ・ペレスは19番手、バルテリ・ボッタスは20番手に終わった。

    アストンマーティン勢はさらに厳しい結果となり、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールが22番手。2台そろって最後尾に沈んだ。

    ノリスのポール獲得により、マクラーレンはマイアミGPのスプリントで絶好のスタート位置を手にした。アントネッリとピアストリが僅差で続く構図となり、短距離レースではスタートと序盤のポジション争いが大きな焦点になる。

    スプリント予選結果

    1.ランド・ノリス(マクラーレン)
    2.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    7.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    8.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    9.アイザック・ハジャー(レッドブル)
    10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    11.ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
    12.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
    13.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム)
    14.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    15.カルロス・サインツ(ウィリアムズ)
    16.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
    17.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    18.エステバン・オコン(ハースF1チーム)
    19.セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム)
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)
    21.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン)

    マイアミグランプリ

    SQ1 高温コンディションで波乱 ベテラン勢が脱落
    気温30度超、路面温度50度を超える過酷なコンディションの中で始まったSQ1は、タイヤのウォームアップとトラフィック処理が鍵となった。

    序盤は各車が慎重に周回を重ねる展開となったが、残り時間が少なくなるにつれて一斉にアタックへ。だが、このタイミングで混雑が発生し、クリアラップを確保できるかどうかで明暗が分かれた。

    その結果、リアム・ローソン、エステバン・オコン、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスが敗退。さらにフェルナンド・アロンソもタイムをまとめきれず脱落するなど、経験豊富なドライバーたちが相次いで姿を消す波乱の立ち上がりとなった。

    一方で上位勢は大きなミスなく通過し、マクラーレンとフェラーリが安定した速さを見せて主導権を握る形となった。

    SQ2 タイム更新合戦 アウディとウィリアムズが脱落
    SQ2では路面コンディションの向上とともにラップタイムが一気に短縮され、トップ10入りを巡る争いが激化した。

    ジョージ・ラッセルが序盤にトップタイムを記録し、フェルスタッペンが続く流れとなるが、その直後にフェラーリ勢が一気にタイムを更新。シャルル・ルクレールが大きくタイムを伸ばし、ルイス・ハミルトンも続いて上位に浮上した。

    さらに終盤にはオスカー・ピアストリがルクレールに迫るタイムを刻み、トップ争いは完全な僅差の様相に。マクラーレンがここでも高い一発の速さを示した。

    一方で中団ではアタックタイミングとトラフィックが勝負を分け、ガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグのアウディ勢はトップ10に届かず敗退。ウィリアムズのアレックス・アルボンとカルロス・サインツもここで姿を消した。

    また、ベアマンやリンドブラッドは十分なアタックをまとめきれず、わずかな差でSQ3進出を逃す結果となった。

    SQ3 一発勝負を制したノリス マクラーレンが最速
    SQ3は各車1回のアタックに近い“一発勝負”の展開となり、ドライバーの精度とタイヤのピークを引き出す能力が問われるセッションとなった。

    序盤はジョージ・ラッセルがトップタイムを記録するが、その直後にシャルル・ルクレールが約0.5秒上回るラップで首位に浮上。フェラーリが一時的に主導権を握る。

    しかしその流れを断ち切ったのがマクラーレンだった。オスカー・ピアストリがルクレールにわずか0.036秒差まで迫るタイムを記録し、トップ争いは三つ巴の展開に持ち込まれる。

    そして最後に登場したランド・ノリスが、セクターすべてをまとめた完璧なラップで1分27秒869を記録。アンドレア・キミ・アントネッリに0.222秒差をつけてトップに立ち、スプリントポールを獲得した。

    マクラーレンが一発の速さで他を上回る形となった一方、メルセデスとフェラーリも僅差で続き、スプリント本戦に向けてはスタートと序盤のポジション争いが勝負の分かれ目となる。

  • 【速報】 F1マイアミGP スプリント予選 結果・タイムシート

    【速報】 F1マイアミGP スプリント予選 結果・タイムシート

    2026年F1マイアミGP スプリント予選の結果・タイムシート。現地時間5月1日(金)にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで2026年のF1世界選手権 第4戦 マイアミグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。

    ポールポジションを獲得したのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。アストンマーティン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが21番手、ランス・ストロールは22番手だった。

    ノリスがスプリントポール獲得 マクラーレン最速
    ランド・ノリスが1分27秒869でトップタイムを記録し、スプリントポールを獲得。マクラーレンが一発の速さで抜け出した。

    アントネッリ2番手 メルセデス最前列確保
    アンドレア・キミ・アントネッリが2番手に入り、メルセデスはフロントロウを確保。序盤は苦戦気味も最終的に存在感を示した。

    ピアストリ3番手 マクラーレン2台トップ3
    オスカー・ピアストリが3番手に入り、マクラーレンは2台がトップ3入り。アップデートの効果が明確に表れた形となった。

    フェラーリはルクレール4番手 ハミルトン6番手
    FP1最速のシャルル・ルクレールは4番手止まり。ルイス・ハミルトンも6番手と、決定力ではマクラーレンに及ばなかった。

    フェルスタッペン5番手 レッドブルは一歩届かず
    マックス・フェルスタッペンは5番手。SQ2では上位にいたが、SQ3での伸びを欠きトップ争いには絡めなかった。

    アルピーヌが躍進 2台ともトップ10入り
    フランコ・コラピント7番手、ピエール・ガスリー10番手と、アルピーヌは両車がSQ3進出。中団トップの地位を確立した。

    ハジャー9番手 レッドブル2台目も上位進出
    アイザック・ハジャーが9番手に入り、レッドブルは2台ともトップ10入り。安定したパフォーマンスを示した。

    アウディ勢はSQ2敗退 決定打欠く
    ガブリエル・ボルトレト11番手、ニコ・ヒュルケンベルグ12番手と、アウディはトップ10に届かず。終盤のアタックでも順位を上げられなかった。

    ウィリアムズは伸び悩み サインツ15番手
    両車SQ2進出も、最終的にはサインツ15番手、アルボン14番手。改善の兆しはあるが上位争いには届かず。

    SQ1ではベテラン勢脱落 アロンソら早期敗退
    リアム・ローソン、エステバン・オコン、セルジオ・ペレス、バルテリ・ボッタスに加え、フェルナンド・アロンソもSQ1で姿を消す波乱の展開となった。

    F1マイアミグランプリ スプリント予選 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム SQ1 SQ2 SQ3
    1 1 ランド・ノリス マクラーレン 1分28秒723 1分29秒527 1分27秒869
    2 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分29秒312 1分29秒366 1分28秒091
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分29秒169 1分28秒506 1分28秒108
    4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分28秒733 1分28秒333 1分28秒239
    5 3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分29秒801 1分29秒209 1分28秒461
    6 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分29秒255 1分28秒841 1分28秒493
    7 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分30秒386 1分29秒750 1分28秒618
    8 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分29秒659 1分29秒093 1分28秒320
    9 6 アイザック・ハジャー レッドブル 1分30秒352 1分29秒973 1分28秒422
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分29秒984 1分29秒994 1分28秒474
    11 98 ガブリエル・ボルトレト アウディ 1分30秒561 1分30秒019  
    12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1分30秒270 1分30秒116  
    13 87 オリバー・ベアマン ハース 1分30秒614 1分30秒216  
    14 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分30秒988 1分30秒224  
    15 55 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分30秒987 1分30秒573  
    16 41 アービッド・リンドブラッド レーシングブルズ 1分30秒872    
    17 30 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分31秒043    
    18 31 エステバン・オコン ハース 1分31秒245    
    19 11 セルジオ・ペレス キャデラック 1分31秒255    
    20 77 バルテリ・ボッタス キャデラック 1分31秒826    
      14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分41秒311    
      18 ランス・ストロール アストンマーティン      
  • F1マイアミGP スプリント予選SQ2 アルピーヌが2台揃って突破

    F1マイアミGP スプリント予選SQ2 アルピーヌが2台揃って突破

    2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選はSQ2に突入し、気温30度超・路面温度50度超という過酷なコンディションのなかで激しいタイム争いが繰り広げられた。各車ともミディアムタイヤでの一発勝負となり、わずかなミスが順位を大きく左右する展開となった。

    序盤はジョージ・ラッセルがトップタイムを記録し主導権を握るかに見えたが、フェラーリ勢が圧倒的な速さを発揮。

    シャルル・ルクレールが一気にトップに立つと、ルイス・ハミルトンも続き、他を大きく引き離すパフォーマンスを見せた。

    フェラーリ主導 マクラーレンも食い下がる
    中盤にはオスカー・ピアストリがルクレールに0.036秒差まで迫る2番手に浮上し、マクラーレンも上位争いに加わった。一方でランド・ノリスは走行中の乱れもあり順位を落とし、セッションは各チームの明暗が分かれる展開となる。

    メルセデスはラッセルが一時トップに立ったものの、その後はフェラーリやマクラーレンに対してわずかに届かず、優位性は見られなかった。

    中団争いはアルピーヌ優勢 アウディ届かず
    トップ10争いではアルピーヌが2台揃って圏内に入り、中団トップの座を固める走りを披露。レッドブルのアイザック・ハジャーも上位に食い込み、存在感を示した。

    一方でアウディ勢は終盤のアタックにすべてを賭けたが、決定的なタイムを刻むことができずトップ10入りを逃した。

    最終局面で脱落続出 サインツら敗退
    チェッカーフラッグが振られると、脱落圏の攻防は一気に決着。オリー・ベアマンは13番手でフィニッシュし敗退、ハースはここで競争力不足を露呈した。

    さらにカルロス・サインツ、アービッド・リンドブラッドもタイムを伸ばせず脱落。アウディ勢も最後まで逆転ならず、SQ3進出を逃した。

    SQ2で敗退したのは以下の6台となった。

    ■ 11番手:ガブリエル・ボルトレト
    ■ 12番手:ニコ・ヒュルケンベルグ
    ■ 13番手:オリー・ベアマン
    ■ 14番手:アレクサンダー・アルボン
    ■ 15番手:カルロス・サインツ
    ■ 16番手:アービッド・リンドブラッド

    5チームによるSQ3争いへ
    最終セッションSQ3には、メルセデス、フェラーリ、マクラーレン、レッドブル、アルピーヌの5チームが進出。今季ここまで支配的だったメルセデスに対し、フェラーリとマクラーレンがどこまで迫れるかが焦点となる。

    柔らかいタイヤと高温条件の中で迎えるSQ3は、完全な一発勝負。スプリントポールを巡る戦いは、これまで以上に予測不能なものとなりそうだ。

  • F1マイアミGP スプリント予選SQ1 アストンマーティン・ホンダは最下位

    F1マイアミGP スプリント予選SQ1 アストンマーティン・ホンダは最下位

    2026年F1第4戦マイアミGPのスプリント予選が行われ、最初のセッションSQ1から混乱の展開となった。フリー走行で速さを見せていたフェラーリのシャルル・ルクレールが基準タイムを握る一方で、トラフィックやイエローフラッグの影響もあり、多くのドライバーがアタックを妨げられた。

    路面はストリート特有のダスティな状態からスタートし、ターン1ではロックアップが多発。さらにターン17でのランス・ストロールのオフがイエローフラッグを招き、終盤のタイム更新争いは大きく揺れ動いた。

    終盤の混戦で明暗 分かれたアタック
    セッション終盤、ランド・ノリスがルクレールを0.5秒以上上回るタイムでトップに浮上し、マクラーレン勢の速さを印象付けた。オスカー・ピアストリも2番手に入り、チームメイトに迫る走りを見せた。

    一方で、脱落圏では目まぐるしく順位が入れ替わる展開となる。アレクサンダー・アルボンが16番手に滑り込んだことでリアム・ローソンが押し出され、SQ1敗退が決定。さらにエステバン・オコンもタイムを更新できず脱落となった。

    ストロールのミスが波紋 イエローで展開一変
    残り7分、ストロールがターン17でコースオフ。再始動には成功したものの、この影響で後続の複数台がアタックを中断することになった。

    この混乱により、タイム未計測のまま終盤に突入するマシンも多く、1周にすべてを賭ける状況が生まれた。各車とも使用できるタイヤが限られるスプリントフォーマットの中で、リスクの高い一発勝負を強いられた形だ。

    6台がSQ1敗退 ローソンら姿消す
    最終的にSQ1で敗退したのは以下の6台となった。

    ■ 17番手:リアム・ローソン
    ■ 18番手:エステバン・オコン
    ■ 19番手:セルジオ・ペレス
    ■ 20番手:バルテリ・ボッタス
    ■ 21番手:フェルナンド・アロンソ
    ■ 22番手:ランス・ストロール

    特にウィリアムズ勢との争いに敗れたローソン、そしてトラブルとミスが重なったアストンマーティン勢の敗退は大きな痛手となった。

    アップデート勢が上位争いへ
    フェラーリ、レッドブル、マクラーレンといった大規模アップデートを投入したチームが上位に残る一方、メルセデスは十分な準備ができないまま難しいセッションを強いられた。

    路面コンディション、トラフィック、そして限られたタイヤ。この3要素が複雑に絡み合ったSQ1は、マイアミらしい予測不能な展開となり、続くSQ2以降の争いにも大きな影響を与える結果となった。

  • シャルル・ルクレール F1マイアミGP FP1最速 フェラーリ好発進 メルセデス苦戦

    シャルル・ルクレール F1マイアミGP FP1最速 フェラーリ好発進 メルセデス苦戦

    シャルル・ルクレール(フェラーリ)は、2026年F1マイアミGPのフリー走行1回目でトップタイムを記録した。マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われた唯一のプラクティスで、ルクレールは1分29秒310をマークし、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を上回った。

    一方で、チャンピオンシップ首位のキミ・アントネッリを擁するメルセデスは、セッション終盤にパワーユニット関連の問題に見舞われた。

    5週間の中断明け、スプリント形式、さらに規則変更と各チームのアップデートが重なったマイアミ初日は、勢力図の変化を探る重要な90分となった。

    5週間ぶりの実戦再開、FP1は90分に延長
    2026年F1シーズンは、長い4月の中断を経てマイアミGPで再開された。今回の週末はスプリント形式で行われるため、通常のフリー走行は1回のみとなるが、長期ブレイク、最近発表された規則調整、そして各チームのアップデート確認を考慮し、FP1は通常の60分から90分に延長された。

    マイアミ・インターナショナル・オートドロームは全長5.412km。現地時間正午にセッションが始まると、多くのドライバーがすぐにコースインし、ハードタイヤを中心に確認走行を開始した。15分経過時点では、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールを除く全車が走行し、ランド・ノリスが1分30秒台半ばでトップに立っていた。

    アストンマーティンはガレージ内でパワー系の問題が確認され、アロンソとストロールの走行開始は20分過ぎまで遅れた。ホンダはエンジン振動の低減と信頼性向上を目的とした追加対策を投入しており、その実効性にも注目が集まった。

    フェラーリとレッドブルが新パーツを確認
    各チームはマイアミに多くのアップデートを持ち込んだが、空力開発を申告しなかったのはアストンマーティンだけだった。フェラーリはFP1序盤に“フリップフロップ”型リアウイングの更新版を披露し、レッドブルも独自の回転コンセプトを投入。メルセデスを追う両チームにとって、マイアミは開発の方向性を確認する重要な場となった。

    セッション開始から30分の時点では、キミ・アントネッリが1分30秒079でトップ。ルクレール、ノリス、フェルスタッペン、ルイス・ハミルトンが続いた。一方、ジョージ・ラッセルは序盤から苦戦し、大きなダブルロックアップでフロントタイヤ2本をフラットスポットさせた。

    その後、ルクレールが1分29秒855を記録してトップに浮上。ハミルトンもフェラーリでタイムを伸ばし、アントネッリに続く3番手につけた。この時点で上位勢はまだハードタイヤからミディアムやソフトへ履き替えておらず、終盤のアタックに向けて余力を残していた。

    ルクレールが1分29秒310で最速
    終盤20分に入ると、多くのドライバーがソフトタイヤへ交換し、各所で自己ベストと全体ベストセクターが更新された。そのなかで最終的に最速タイムを記録したのがルクレールだった。1分29秒310をマークし、フェルスタッペンに0.297秒差をつけてトップでFP1を終えた。

    フェルスタッペンは2番手に入り、今季ここまでのレッドブルの状況を考えれば明るい材料となる内容だった。3番手にはピアストリが続き、フェラーリ、レッドブル、マクラーレンが上位を分け合った。

    ハミルトンは終盤に低速走行中のアウディに遭遇し、アタックを取りやめる場面があったものの4番手。フェラーリ勢は2台ともトップ4に入り、マイアミ初日の主役となった。

    メルセデスは終盤にPUトラブル
    メルセデスはセッション終盤にさらなる問題を抱えた。アントネッリはパワーユニット関連のトラブル対応により、ソフトタイヤでのアタックラップを完了できず5番手にとどまった。ラッセルもソフトタイヤで6番手に入ったが、序盤のロックアップを含め、スムーズなFP1とは言えなかった。

    ノリスはソフトタイヤでのアタック中、最終ヘアピンでアレックス・アルボンのウィリアムズに接近し、コース外へ膨らんだことでタイム更新を断念。現ワールドチャンピオンは7番手に終わった。

    8番手にはピエール・ガスリー、9番手にアイザック・ハジャー、10番手にカルロス・サインツが続いた。フランコ・コラピントとアルボンが11番手、12番手となり、その後ろにハースとアウディのオリバー・ベアマン、ガブリエル・ボルトレト、ニコ・ヒュルケンベルグ、エステバン・オコンが並んだ。

    フェラーリが好発進、メルセデスの信頼性に不安
    マイアミGPのFP1は、フェラーリがアップデートの初期確認で好スタートを切った一方、メルセデスには信頼性面の不安が残る内容となった。ルクレールのトップタイムとハミルトンの4番手は、フェラーリがスプリント週末の初日から競争力を示したことを意味する。

    ただし、唯一のプラクティスであるFP1は90分に延長されたとはいえ、各チームが燃料量、タイヤ、アップデート確認を同時に進めたセッションでもある。スプリント予選では、フェラーリの一発の速さ、レッドブルの改善幅、マクラーレンの実力、そしてメルセデスのトラブル対応が焦点となる。

    マイアミグランプリ

    2026年 F1 マイアミGP フリー走行 結果

    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分29秒310
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分29秒607
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分29秒758
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分29秒777
    5.キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分30秒079
    6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分30秒100
    7.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分30秒208
    8.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分30秒587
    9.アイザック・ハジャー(レッドブル) – 1分30秒873
    10.カルロス・サインツ(ウィリアムズ) – 1分30秒930
    11.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分31秒015
    12.アレックス・アルボン(ウィリアムズ) – 1分31秒024
    13.オリバー・ベアマン(ハースF1チーム) – 1分31秒091
    14.ガブリエル・ボルトレト(アウディ) – 1分31秒111
    15.ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) – 1分31秒595
    16.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分31秒635
    17.エステバン・オコン(ハースF1チーム) – 1分31秒648
    18.セルジオ・ペレス(キャデラックF1チーム) – 1分32秒047
    19.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分32秒593
    20.バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム) – 1分32秒762
    21.アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) – 1分32秒862
    22.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分32秒959